JP2746324B2 - 物流設備 - Google Patents

物流設備

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JP2746324B2
JP2746324B2 JP6575196A JP6575196A JP2746324B2 JP 2746324 B2 JP2746324 B2 JP 2746324B2 JP 6575196 A JP6575196 A JP 6575196A JP 6575196 A JP6575196 A JP 6575196A JP 2746324 B2 JP2746324 B2 JP 2746324B2
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恵一郎 上田
善朗 入江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品の搬送および入
出庫にともなって物品に関する情報を記憶するための物
流設備に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に倉庫に搬送されてきた製品や商品
を保管する方法としては商品や製品を自動的に所定の格
納棚に搬送する自動立体倉庫を用いる方法、操作者が搬
送器具を用いて空き場所へ格納する方法、倉庫の床に単
に積み上げる、いわゆる野積みといわれる方法等が知ら
れている。
【0003】自動立体倉庫は空間の有効利用を図る点で
優れ,かつ、格納棚に対して割り当てられた番地に対応
させて、格納内容や格納個数などの関連する在庫情報も
コンピュータシステムに記憶することができ,入出庫に
応じて記憶内容を自動的に変更する在庫管理情報処理を
行うことができる点で優れている。一方、自動立体倉庫
はその性質上広い建造スペースを必要とし、倉庫全体が
固定的な構造物となるという点がある。具体的には、格
納棚の配置や、スペース、また搬送装置の搬送経路が予
め定めれらてしまう。このため、物流変化により格納す
る商品の大きさや形状が変化した場合などでも、格納す
る商品に応じて自動立体倉庫を改造することは難しい。
このように、従来の自動立体倉庫では、物流変化に対す
る弾力性や柔軟性に欠け、建設に長い期間がかかるとい
う欠点があった。
【0004】また、人手を介する固定棚や野積みによる
商品の格納方法は、建設コストが廉価であり、格納位置
も比較的自由であるという利点を有するが、入出庫の管
理や在庫情報を管理するという点に欠点がある。すなわ
ち、この場合は一般に管理台帳と棚カードが採用されて
おり、在庫情報を台帳に日付情報と共に記入すると共に
各棚に商品の種類、個数を記入した棚カードを格納棚等
に取付けておき、入出庫の際に棚カードに記録するとい
うものである。この格納方法では、商品の入出庫の都度
棚カードに記録しなければならず、管理台帳が帳簿であ
る点で在庫情報を確実に記録しておくための記録性に乏
しく、特に棚卸し時に管理台帳と棚カードとの整合に多
くの時間を費やすという欠点がある。
【0005】また、物品の搬送はフォークリフト等の搬
送器具により操作者が行ない、その際、搬送器具にコン
ピュータシステムから格納棚の番地の情報が無線等によ
り伝送されて操作者がその情報に基づいて格納棚への物
品の格納および取り出しを行う方法も用いられている。
しかしながら、この方法においても搬送器具に操作ガイ
ダンスが示されるのみであり、誤操作により格納棚の異
なる棚番地への格納または取り出しが行われたとしても
コンピュータシステムは動作しつづけるのでコンピュー
タシステムの記憶内容と実際の倉庫内の在庫状態が一致
しなくなる。従って、コンピュータシステムの記憶内容
をプリントアウトして格納棚との照合を行わねばならな
いという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の物
流設備においては、在庫情報の更新、製造コスト、操作
性等に対して全体的にバランスの取れた物流設備がなか
った。そこで、本発明の目的は、上述の欠点を除去し、
物流設備における入出庫情報および在庫情報を精度が高
く確実に情報処理装置に記憶させることができ、かつ物
流変化に対して弾力性や柔軟性に優れ製造コストが廉価
で、かつ情報の保存性に優れた物流設備を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、物品を格納する1以上の格納棚(3
0)と、該格納棚(30)に物品を搬入および搬出するための
物品搬送装置(50)に配置された端末装置(10)と、該物品
搬送装置(50)の端末装置(10)から物品に関係する情報お
よび格納棚(30)の棚番地情報を非接触で読取りおよび書
込み可能であり、前記物品または当該物品を載置する搬
送台(40)および前記格納棚(30)に取付けられる記憶装置
(20-2) と、前記物品搬送装置(50)の端末装置(10)との
間で前記物品の入出庫に関係する情報の交信および処理
を行う情報処理装置(1) と、を備え、前記物品搬送装置
(50)の端末装置(10)は、搬送中に物品を載置する搬送台
(40)に取付けられた記憶装置 (20-2) から物品に関係す
る情報を読出して情報処理装置(1) に送信し、物品を前
記格納棚(30)に格納する際には、該格納棚(30)に取り付
けられた記憶装置(20-2)から棚番地情報を読出して前記
情報処理装置(1) から指示された棚番地情報と比較し、
操作者が一致しているかを確認したのち該格納棚(30)に
物品を格納できるように比較結果を表示し、物品を前記
格納棚(30)から搬出する際には、該格納棚(30)に取り付
けられた記憶装置(20-2)から棚番地情報を読出して前記
情報処理装置(1) から指示された棚番地情報と比較し、
操作者が一致しているかを確認したのち該格納棚(30)か
ら物品を搬出できるように比較結果を表示することを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、物品を載置する搬送台
および物品を格納する格納棚に例えばRAMを用いた記
憶装置が配置され、搬送台に配置された記憶装置には物
品に関係する情報を倉庫に入庫する以前に書き込まれて
おり、物品搬送装置により倉庫内を搬送中に該物品搬送
装置に配置された端末装置から搬送台に配置された記憶
装置の情報を読み出して情報処理装置に送信される。こ
の情報を受信した情報処理装置は入庫情報として所定の
記憶手段に記憶すると同時に前記搬送台の格納棚への棚
番地情報を物品搬送装置の端末装置に送信する。この棚
番地情報に基づいて物品搬送装置を該当する格納棚の棚
番地に移送させて搬送台を棚に搬入する。このとき物品
搬送装置の端末装置から格納棚に配置した記憶装置の棚
番地情報を読み出し該端末装置において情報処理装置か
ら指示された棚番地情報と前記読み出された棚番地情報
とを比較して一致しているか否かを確認させる。これに
より情報処理装置の記憶手段の所定のアドレスに記憶さ
れた物品に関係する情報と実際に倉庫の格納棚の所定の
棚番地に搬入された物品とが一致するので、管理台帳と
しての情報処理装置における記憶手段に記憶された内容
と格納棚に搬入された物品との一致精度が高くなる。
【0009】倉庫から物品を搬出する際には、物品搬送
装置の端末装置から情報処理装置を呼び出して出庫に関
する情報を前記端末装置で受信する。出庫に関する情報
には物品の種類,個数等と格納棚から搬出すべき棚番地
情報が含まれており、これに基づいて物品搬送装置を指
示された棚番地まで移送させる。ここで再び物品搬送装
置の端末装置から格納棚に配置した記憶装置の棚番地情
報を読み出して端末装置において棚番地情報を比較する
ことにより出庫に関する情報と搬出された物品との一致
性が確認され、一致が確認されると物品の搬出が行われ
る。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明実施例における物流設備の具体
的な構成を示す。図1において、1は在庫情報を利用し
て商品の入出庫や在庫に関する統計処理や、その他、利
用者が所望する演算処理を行い、情報処理装置としての
機能を果たす中央装置である。中央装置1において、1
−1は無線により情報を送信する送受信回路である。送
受信回路1−1は後述の端末装置10と通信を行い、パ
レットおよび格納棚に設けられた応答器20から送られ
てくる在庫情報等を端末装置10を中継して受信すると
共に、中央装置1から端末装置10に対して、情報を送
信する。
【0011】1−2はコンピュータであり、送受信回路
1−1から受信した情報を外部記憶装置(不図示)に記
憶すると共に、表示装置に表示させる。1−3はコンピ
ュータ1−2に対して情報を入力するキーボードであ
る。このような中央装置1は倉庫や事務所内の一室に設
置されている。10は中央装置1と無線により情報の授
受を行う端末装置であり、フォークリフトなどの物品搬
送装置に設置されている。
【0012】端末装置10において、10−1は中央装
置1の送受信回路1−1と無線により情報の授受を行う
送受信回路である。10−2は本発明に係り、物品情報
の書き込みおよび読み出しを後述の応答器20に対して
行う質問器であり、キーボード10−3からの指示入力
に応じて、応答器20に対して動作指示を行い、例え
ば、応答器20から電波により送信される物品情報を受
信する。
【0013】この受信された入出庫情報や物品情報は送
受信回路10−1を介して中央装置1に上記情報を転送
する。端末装置10と中央装置1とを無線により情報を
授受することおよびその装置構成は公知なので詳細な説
明を省略する。また、質問器10−2はキーボード10
−3の操作又は中央装置1からの指示に従って応答器2
0に呼び掛けを行ない、応答器20に記憶された情報を
受信及び更新を行う。
【0014】このような端末装置10は図2に示すよう
にフォークリフトなどの物品搬送装置50に設置されて
いる。本例においては送受信回路10−1をフォークリ
フトの天井に設置し、運転席の操作パネル近くに、キー
ボード10−3および表示器10−4を配置している。
また、質問器10−2は応答器20と交信可能な位置に
配置している。
【0015】図1に戻り、応答器20の説明を行う。応
答器20はそれぞれ質問器10−2との間で電波により
情報の授受が可能な記憶装置である。応答器20の中で
応答器20Aは図3に示すようにその上に物品を載荷し
て搬出するパレット40に設置される。応答器20Bは
格納棚30に配置されている。応答器20Aには入出庫
時にそのパレット40上に載荷された物品の種類,個
数,製造年月日,入庫年月日等の物品情報を記憶すると
ともに応答器20A自身を識別するためのID情報(識
別情報)を予め記憶させている。応答器20Bは、パレ
ット40を収納する格納棚30に対して割り当てた棚番
地および応答器20Bの識別のためのID情報を予め記
憶する。
【0016】本実施例の動作説明に先立って、質問器1
0−2を有する端末装置10および応答器20の構成お
よび動作について説明する。図4は図1示の質問器10
−2を有する端末装置10の構成を示す。図4におい
て、10−2Aは全体の動作制御を司る中央演算処理装
置(CPU)であり、リードオンメモリ(ROM)10
−2Bに格納された制御手順を実行する。
【0017】10−2CはCPU10−2Aに対する入
出力情報および入出庫情報や在庫情報を記憶するランダ
ムアクセスメモリ(RAM)である。10−2DはCP
U10−2Aの指示の基に、応答器20に対して各種情
報を送信する第1送信回路である。第1送信回路10−
2Dには公知の無線による送信回路を用いればよく、そ
の詳細な説明を省略する。
【0018】なお特定の応答器からの送信情報のみ受信
したい場合は、第1送信回路の交信可能な範囲を応答器
20の配置間隔以内に設定したり、受信方向を限定する
とよい。後述するように、複数の応答器と交信する場合
には所望に応じて第1送信回路の交信範囲を定めればよ
い。第1送信回路10−2Dは送信情報として特定の応
答器20に対するID情報や記憶内容の読み出し指示,
送信した情報の記憶指示等の呼び掛け信号を送信する。
【0019】10−2Eは応答器20から送信されてく
る情報を受信し、CPU10−2Aに対して出力する第
1受信回路である。上述の各機器は共通バスに接続さ
れ、さらに、この共通バスに送受信回路10−1,キー
ボード10−3,表示装置10−4が接続され、応答器
20および中央装置1からの受信情報やキーボード10
−3からの入力情報が表示装置10−4に表示可能とな
っている。
【0020】図5は図1に図示の応答器20の回路構成
を示す。図5において、20−1はCPUであり、RO
M20−3に格納された制御手順を実行して質問器10
−2と情報の授受を行う。20−2はCPU20−1に
より記憶内容が読み書きされるRAMであり、このメモ
リ20−2にはバッテリーによりその記憶内容がバック
アップされている。本例においてはRAMを用いている
が、不揮発性で、かつ記憶内容が書き換え可能なメモリ
であれば用いることができる。
【0021】RAM20−2は一般情報を記憶する第1
領域と応答器20Aと応答器20Bを識別するID情報
を記憶する第2領域が割り当てられている。一般情報
は、応答器20Aの場合には格納商品もしくは入出庫,
物品に関する情報、例えば、種類,個数その他の入出庫
情報であり、応答器20Bの場合には棚番地情報であ
る。
【0022】20−4はRAM20−2から読み出され
た一般情報,ID情報を電波により送信する送信回路で
ある。20−5は二つの周波数帯を有する受信回路であ
り、その一つは、質問器10−2との一般情報交信用に
用い、また他の周波数帯は、ID情報の更新時に新規I
D情報の交信用に用いる。新規のID情報の伝送に際し
て、一般情報用の周波数とは異なる周波数を用いること
によって操作者からの誤指示や混信に基づく応答器20
のID情報の消失や変更を防止している。
【0023】図6は図2に図示の質問器10−2が実行
する制御手順を示し、図7,図8は応答器20A,Bが
実行する制御手順を示す。これらの制御手順は、応答器
20Aが設置されたパレット40に載置された物品をフ
ォークリフトにより倉庫に入庫する場合を示す。ここ
で、フォークリフトにより搬送されるパレット40に設
置された応答器20Aには、パレット40上に載置され
た物品の一般情報が無線により非接触状態で書き込まれ
ているものであり、応答器20Aには予めID情報が登
録されている。
【0024】第6図、図7図および図8に示す制御手順
を参照しながら本実施例の動作を説明する。倉庫内に格
納棚30やパレット40に設置された応答器20A,B
は質問器10−2からの作業指示がないときは、図7,
図8のステップS31,51において質問器10−2か
らの呼びかけを待つ。
【0025】操作者がフォークリフトにより物品を載置
したパレット40を倉庫内に搬送してきた後、操作者が
端末装置10のキーボード10−3(図1参照)の所定
のキーを操作すると質問器10−2はステップS1にお
いて入庫作業指示ありと判断し、そしてステップS2に
よりフォークリフトに載置されたパレット40の応答器
20Aに対する呼び掛け命令を出力して図4の第1の送
信回路10−2Dから呼び掛け信号を送信する。応答器
20Aは図5に示す受信回路20−5により呼び掛け信
号を受信すると図7に示すステップ31,32の閉ルー
プから抜け出してステップS33に進む。ステップS3
3では呼び掛け信号の中のID情報と応答器20AのR
AM20−2(図5参照)に登録されたID情報とを比
較して自己への呼び掛けであることを確認する。応答器
20Aは次にステップS34に進んで呼び掛け信号の中
の読み出し命令によりステップS36で入庫物品の種
類,個数,入庫年月日製造年月日等の一般情報とID情
報を読み出して送信回路(図5参照)から送信する。こ
のようにして応答器20Aから送信された情報は質問器
10−2の第1の受信回路10−2E(図4参照)によ
り受信され、質問器10−2ではステップS3の閉ルー
プを抜け出してステップS4において前記情報を読み込
み次いでステップS5において送受信回路10−1(図
4参照)を介して中央装置1に転送する。これにより中
央装置1はパレット40の格納棚30への格納位置を判
断して中央装置1から端末装置10に入庫物品の格納棚
30の棚番地を送信する。すなわち、中央装置1のコン
ピュータ本体1−2→送受信回路1−1→端末装置10
の送受信回路10−1→質問器10−2の経路で中央装
置1側からの棚番地情報が伝送される。質問器10−2
は棚番地情報を受信するとステップS6を抜け出してス
テップS7においてこの棚番地を質問器10−2内のR
AM10−2Cに一時記憶し(ステップS7)、そして
この棚番地をステップS8において表示装置10−4に
図9に示すように表示する。
【0026】次に、端末装置10の表示10−4に図9
に示すように表示された内容に従って操作者がフォーク
リフトにより、パレット40および入庫物品を指定され
た格納棚30まで搬送して所定の棚番地にパレット40
を移送させる。このとき操作者は端末装置10のキーボ
ード10−3の所定のキーを操作して格納棚30に配置
された応答器20Bに呼び掛け命令を出力する(ステッ
プS9)。これにより応答器20Bでは図8のステップ
S51,52の閉ループを抜け出してステップS53で
ID情報の確認を行う。応答器20Bにおいてステップ
S53によりID情報が確認されるとステップS54に
進んでRAM20−2に記憶された棚番地情報を読み出
して送信する。この応答器20Bから送信された棚番地
情報は端末装置10の質問器10−2により受信され
る。質問器10−2は棚番地情報を受信するとステップ
S10から抜け出してステップS11にて質問器10−
2のRAM10−2Cに一時記憶されている棚番地と比
較する。ステップS11の一致・不一致状態はステップ
12,13によりそれぞれ表示装置10−4(図5参
照)に表示して操作者に確認させ、不一致の場合はステ
ップS9へ戻り、一致している場合には終了する。
【0027】なお、応答器20Bからの棚番地情報と中
央装置1から指示された棚番地とが不一致の場合に操作
者の判断によりキーボード10−3を操作して応答器2
0Bの棚番地情報を中央装置1に送信して中央装置1の
棚番地を修正することもできる。上述のような手順でパ
レット40上に載置された物品は格納棚30に収納さ
れ、中央装置1には格納棚30の各棚番地とその棚番地
に収納した物品に関する入出庫情報が書き込まれる。
【0028】なお、図7において、ステップS35,3
7は応答器20Aへの一般情報の書き込みであるが、こ
れはパレット40に物品が載置されて倉庫へ搬入される
以前に他の書き込み手段により書き込まれる手順であ
る。次に、格納棚30からの物品を出庫するときにはフ
ォークリフト上の端末装置10のキーボード10−3を
操作して中央装置1を呼び出して出庫情報の要求を行
う。これに基づき中央装置1からフォークリフト上の端
末装置10へ図10に示すように出庫すべき物品コー
ド、格納棚番地、個数、出庫日等の出庫情報が送信され
表示装置10−4に表示される。
【0029】また、図11に示すように、フォークリフ
トが出庫すべき物品の種類や、フォークリフトが回らな
ければならない棚を示す残棚数を表示すると、作業効率
が向上する。操作者はこの表示に基き、フォークリフト
を指定された格納棚30の棚番地へ移動させる。ここで
再び端末装置10の質問器10−2から格納棚30に配
置した応答器20Bに呼び掛け信号を送信して応答器2
0Bからの棚番地情報を読み込み、端末装置10内にお
いて前記棚番号情報が出庫情報として指定された棚番地
と一致するか否かを判定する。この判定結果が「一致」
の場合には端末装置10の表示装置10−4で確認して
パレット40と共に指定物品をフォークリフトで搬出す
る。「不一致」の場合には操作者の誤操作であるのでフ
ォークリフトを移動させて前述と同様な操作を行う。フ
ォークリフトによる運び出しが終了すると端末装置10
から中央装置1に出庫実績として出庫情報が送信され、
これにより中央装置1は在庫を確認する。
【0030】そして次に棚卸しの際には、フォークリフ
トを移動させて質問器10−2を格納棚30の1つの棚
に対峙させた後、端末装置10のキーボード10−4の
所定のキーを操作して質問器10−2から応答器20B
に呼び掛け信号を送信し応答器20Bより発信される棚
番地情報を質問器10−2に読み込む。質問器10−2
に読み込まれる棚番地情報は端末装置10から中央装置
1に送信される。中央装置1ではその棚番地情報に基づ
いて該当する棚番地の一般情報を検索してその一般情報
を端末装置10に送信する。この一般情報を受信した端
末装置10は表示装置10−4に一般情報を表示する。
この表示装置10−4の表示内容に基づいて操作者は前
記棚番地に収納されているパレット40上に物品を調べ
て帳簿としての中央装置1に記憶された一般情報と現物
とを調査する。調査結果は端末装置10から中央装置1
に送信され中央装置1においてプリントアウトすること
により棚卸し状況を調査することができる。
【0031】本実施例においては、入出庫情報、在庫情
報が中央装置1側の記憶装置にのみ記憶されているの
で、従来の台帳などに記録された入出庫情報、在庫情報
が、汚れ、しみ、湿気などで判読できないということも
なくなり入出庫、在庫情報の保存性が高まる。さらに
は、質問器10−2を介さないと入出庫、在庫情報を知
ることができないという点で、入出庫、在庫情報を機密
にしておくことも可能であり、かつ応答器20A,Bの
記憶情報に対する不正修正をも防止することができる。
【0032】また、端末器10をフォークリフトなどの
物品搬送装置に搭載し、中央装置1と応答器20の間で
の交信情報を中継する機能を端末器10に持たせている
ので、操作者は従来のように、中央装置1と格納棚との
間を往復する必要がない。次に本実施例の応用形態や利
用形態には以下のことが考えられる。 (1)本実施例においては、端末装置10を物品搬送装
置に搭載しているが、端末器10を携帯可能な大きさに
一体構成し、操作者が端末装置10を保持するようにし
てもよい。 (2)本発明実施例においては端末装置10と応答器2
0との間を無線により交信しているが、脱着可能な接続
コネクタを介して交信情報を伝送するようにしてもよ
い。 (3)本実施例において応答器20AのCPU20−1
はRAM10−2Cに対する情報の書き込みおよび読み
出しを行い記憶制御装置として機能しているが、CPU
の演算機能を用いて、格納棚30に対して入出庫された
物品個数に基いて、現在格納棚に保管されている物品の
個数を計算し、計算結果をも上述の在庫情報と併せ記憶
することもできる。 (4)本実施例においては、搬出商品に帯同させる搬出
具としてパレットを説明したが物品の形態に応じて、容
器,箱,コンテナーなど格納容器を用いることができ
る。
【0033】さらに、格納棚に応答器を設置する代わり
に搬送台に設置した応答器を用い、物品を格納棚に格納
後搬送台の応答器に棚番地を書き込むことにより搬送台
の応答器に格納棚に設置した応答器と同一の機能を持た
せることができる。また逆に、格納棚に応答器20を設
け、格納容器には応答器に設置しなくともよく、保管物
品の種類数や格納方法により応答器20の配置を所望に
定めることができる。 (5)本実施例においては端末器10は1台のみの記載
を行っているが複数台の物品搬送装置のそれぞれに設け
てもよいことは言うまでもない。 (6)本実施例では、中央装置1、端末装置10により
情報処理の分散処理を行っているが、倉庫規模が小さい
場合など、中央装置1と端末装置10を一体化して物品
搬送装置に搭載してもよい。 (7)物品搬送装置による商品の搬送が自動化されてい
る場合は、本例において操作者が端末装置10に対して
行った入力操作を中央装置1において自動入力すればよ
い。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、情報処理装置から搬入
すべき棚番地情報を端末装置に伝送し、この棚番地情報
に基づいて物品搬送装置を該当する棚番地に移動させて
搬送台を棚に対時させたとき端末装置が格納棚に配置さ
れた記憶装置の棚番地情報を読み出して情報処理装置か
らの棚番地情報と比較して情報処理装置の記憶内容と格
納棚に搬入される物品の一致性を確認するようにしてい
るので、情報処理装置の記憶内容と格納棚に搬入された
物品の一致精度が向上する。また出庫の際には棚番地情
報を含む出庫情報が情報処理装置から端末装置に伝送さ
れ、格納棚から搬送台を搬出するときにも端末装置によ
り格納棚の棚番地情報を読み出して比較するようにして
いるので、情報処理装置の記憶内容と格納棚に収納され
ている物品とが完全に一致し、物品搬送装置を操作する
操作者の誤操作をなくすことができる。
【0035】また、物品搬送装置と記憶装置との間でア
クセスする情報は物品搬送装置を介して情報処理装置に
送受信されるので、情報処理装置による物品全体に対す
る情報の把握も可能となる。さらに、棚卸しの際、現物
を把握することができる格納棚の位置で格納棚の番地を
情報処理装置に入力する際、物品搬送装置の端末装置に
より棚に取り付けた記憶装置からそこに記憶されている
棚番地を読み取って、そのまま情報処理装置に伝送する
ようにされているので、操作者による棚番地への入力操
作(キーボードによるデータ入力操作)が不要となるの
で、入力エラーの発生をほぼ皆無にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシステム構成を示すブロック図
【図2】本発明実施例の端末装置10の配置を示す外観
【図3】本発明実施例の応答器20の配置を示す側面図
【図4】本発明実施例の質問器10−2の回路構成を示
すブロック図
【図5】本発明実施例の応答器20の回路構成を示すブ
ロック図
【図6】本発明実施例の質問器10−2が実行する制御
手順を示すフローチャート
【図7】本発明実施例の応答器20Aが実行する制御手
順を示すフローチャート
【図8】本発明実施例の応答器20Bが実行する制御手
順を示すフローチャート
【図9】本発明実施例における入庫時に関連する表示例
を示す説明図
【図10】本発明実施例における出庫に関連する表示例
を示す説明図
【図11】本発明実施例における出庫に関連する表示例
を示す説明図
【符号の説明】
1 中央装置 10 端末装置 10−2 質問器 20 応答器 20−2 ランダムアクセスメモリ 30 格納棚 40 搬送台 50 物品搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 19/00 G06F 15/40 500K (72)発明者 保志 東洋一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 川上 元造 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−247457(JP,A) 特開 昭62−186624(JP,A) 特開 昭63−8103(JP,A) 特開 昭63−22408(JP,A) 特開 平1−214504(JP,A) 実開 昭60−140151(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を格納する1以上の格納棚(30)と、 該格納棚(30)に物品を搬入および搬出するための物品搬
    送装置(50)に配置された端末装置(10)と、 該物品搬送装置(50)の端末装置(10)から物品に関係する
    情報および格納棚(30)の棚番地情報を非接触で読取りお
    よび書込み可能であり、前記物品または当該物品を載置
    する搬送台(40)および前記格納棚(30)に取付けられる記
    憶装置 (20-2)と、 前記物品搬送装置(50)の端末装置(10)との間で前記物品
    の入出庫に関係する情報の交信および処理を行う情報処
    理装置(1) と、 を備え、 前記物品搬送装置(50)の端末装置(10)は、 搬送中に物品を載置する搬送台(40)に取付けられた記憶
    装置 (20-2) から物品に関係する情報を読出して情報処
    理装置(1) に送信し、 物品を前記格納棚(30)に格納する際には、該格納棚(30)
    に取り付けられた記憶装置(20-2)から棚番地情報を読出
    して前記情報処理装置(1) から指示された棚番地情報と
    比較し、操作者が一致しているかを確認したのち該格納
    棚(30)に物品を格納できるように比較結果を表示し、 物品を前記格納棚(30)から搬出する際には、該格納棚(3
    0)に取り付けられた記憶装置(20-2)から棚番地情報を読
    出して前記情報処理装置(1) から指示された棚番地情報
    と比較し、操作者が一致しているかを確認したのち該格
    納棚(30)から物品を搬出できるように比較結果を表示す
    ることを特徴とする物流設備。
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