JP2580179B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2580179B2
JP2580179B2 JP62146131A JP14613187A JP2580179B2 JP 2580179 B2 JP2580179 B2 JP 2580179B2 JP 62146131 A JP62146131 A JP 62146131A JP 14613187 A JP14613187 A JP 14613187A JP 2580179 B2 JP2580179 B2 JP 2580179B2
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吉平 新山
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は遊技領域内に遊技球を弾発して遊技を行う遊
技機に関する。
(従来の技術) 従来、この種の遊技機、例えば、パチンコ球を用いた
遊技機等にあっては、その遊技領域に配されるチューリ
ップ型入賞具やチャッカ等の入賞装置が、略一定個数の
打球を受け入れるだけのものが多く、一つの入賞装置か
ら他の入賞装置への連動に関しては工夫が十分ではなか
った。
例えば、実開昭62−45077号の願書に添付された明細
書や図面等には、チューリップ型入賞具が縦に三配設さ
れ、その一つに入賞すると他の一つが入賞しやすいよう
に開いたり、或いは、更に他の一つに入賞すると、折
角、開いた一つが閉じてしまう等、相互に関連させるも
のがあるにはある。
しかし、従来のこれは、相互に関連させる動きが、入
賞した遊技球の自重を利用した機械的な連動機構である
ため、入賞等によって起こる一方の動作が、即、他方の
動作として直ちに現れてしまい、比較的、単純な、一対
一の動作で終って、興趣性に欠ける欠点があった。
本発明は、かかる問題の解決を目的とし、新規で豊富
な遊技内容を組み込むことができる遊技機の提供を目的
とする。
(問題解決の手段) 本発明は、上記目的を達成する手段として、 遊技領域内に遊技球を弾発して遊技を行う遊技機に於
いて、 前記遊技領域内には、遊技者にとって不利な第1状態
と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な可動部
材を有するとともに、通常入賞領域(27)と特別賞態様
の権利を発生させる特別入賞領域(28)とを有する遊技
装置(3)と、前記遊技装置の特別入賞領域に入賞した
遊技球を検出する遊技球検出手段(SW2)と、前記遊技
球検出手段からの検出信号に基づいて、遊技者にとって
不利な第1状態から遊技者にとって有利な第2状態に変
換動作する第1変動入賞装置(5)と、前記第1変動入
賞装置に入賞した遊技球を検出する入賞球検出手段(SW
3)と、前記入賞球検出手段の検出信号を記憶する入賞
記憶手段(SW3カウンタ)と、前記入賞記憶手段の記憶
値に基づいて、遊技者にとって不利な第1状態から遊技
者にとって有利な第2状態に変換動作する第2変動入賞
装置(10)とを備えた構成とした。
(実施例) 以下、本発の遊技機を図示のパチンコ遊技機の実施例
に基づいて説明する。
第1図に於て、遊技盤1のガイドレール2により区画
された遊技領域1Aのほぼ中央には、権利発生手段として
の主変動入賞装置4が配設されている。
この主変動入賞装置4は、詳しくは後述するが、遊技
者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2
状態とに変換可能な可動部材16を有するとともに、可動
部材16によって導入された遊技球を単なる通常入賞とし
て受け入れる通常入賞領域27と、いわゆる、大当たりと
しての特別賞態様の権利を発生させる特別入賞領域28と
を有している。
図中の符号3は遊技装置としての変動入賞装置ユニッ
トであり、このユニット3は、上記の主変動入賞装置4
と、この主変動入賞装置4の特別入賞領域28に入賞して
権利が発生したことに基づいて、遊技者にとって不利な
第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換動作
する第1変動入賞装置5とで構成されている。
遊技領域1Aの下方の左右には、チューリップ型入賞器
6、7が配置され、前者のチューリップ型入賞器6を、
この実施例では、主変動入賞装置4を始動させる特定入
賞口として機能させている。
更に、この遊技装置としての変動入賞装置ユニット3
の左側には、閉じている特定入賞口としてのチューリッ
プ型入賞器6や、通常のチューリップ型入賞器7を開く
ことが可能な変換入賞口8が配設され、右側には入賞口
9が配設されている。
又、変動入賞装置ユニット3とチューリップ型入賞器
6、7との間には、上記の第1変動入賞装置5への入賞
に基づいて、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者に
とって有利な第2状態とに変換動作する第2変動入賞装
置10が配設されている。
特定入賞口たるチューリップ型入賞器6には、第1図
に示唆するように、作動検出器SW1が所属している。
又、主変動入賞装置4内の特別入賞領域としての特別
入賞口28(第3図、第6図)には、当該特別入賞口28へ
入賞した遊技球を検出する遊技球検出手段としての特別
入賞検出器SW2が所属している。上記の第1変動入賞装
置5は、この特別入賞領域28に遊技球が入賞した旨を出
力する遊技球検出手段からの検出信号に基づいて、遊技
者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2
状態へとに変換動作する。
そして、この第1変動入賞装置5には、これへの入賞
球を検出する入賞球検出手段としてのカウント検出器SW
3が所属している。
尚、図中の符号のSOL1は主変動入賞装置4の可動部材
16を作動させるソレノイド(第1ソレノイド)、SOL2は
主変動入賞装置4の背景モデルの足部分35A(第6図、
第7図)を作動させるソレノイド(第2ソレノイド)、
SOL3は第1変動入賞装置5を作動させるソレノイド(第
3ソレノイド)、SOL4は第2変動入賞装置10を作動させ
るソレノイド(第4ソレノイド)である。
主変動入賞装置 第1図〜第3図に於て、実施例の遊技装置としての主
変動入賞装置4は、第1変動入賞装置5と共通の取付基
板11と、該取付基板11に大きく設けた開口窓11Aを閉鎖
する透明板12と、その取付基板11及び透明板12にかけて
設けた長方形の開口13と、この長方形の開口13をコ字状
に囲む流下案内棚14及び鎧部15と、長方形の開口13の残
りの一辺を囲むように配置した可動部材としての可動片
16とを有している。
又、この基板11の裏面には、開口窓11Aより連続的に
後方に凹室17(第3図)を形成する凹室ケース18を有し
ている。
(イ)可動部材(可動片) 可動部材としての可動片16の軸16Aは、凹室ケース18
内を延在する軸受16Bに支承されており、この軸16Aの後
端には操作レバー19が固定してあり、該操作レバー19の
先端のピン19Aは、駆動板20に設けた孔に緩く嵌装して
ある。
この駆動板20は第1ソレノイドSOL1のプランジャ21に
固定されている。
従って、駆動板20を、第1ソレノイドSOL1の力によ
り、バネ21Aに抗して引き下げると、操作レバー19が内
側から外側に回動して軸16Aが回転し、可動片16は第4
図の閉状態から第5図の斜め開状態に変換する。
前者は遊技者にとって不利な凹室17内に打球を受け入
れない第1状態、後者は遊技者にとって有利な打球の受
け入れ易い第2状態である。
尚、第1ソレノイドSOL1は、ボス23により凹室ケース
18の裏面に設けた駆動装置枠22に取り付けてある。
第1図に戻り、遊技盤1には、可動片16が第5図のよ
うに開いた第2状態となったとき、可動片16の先端の近
傍に釘24が設けてある。
この実施例では、この釘24の存在によって、可動片16
の全長よりも、釘24と可動片16の先端分だけ、打球の入
賞可能領域が長くなる効果が得られている。勿論、釘24
の釘調整によって、有効な打球入賞可能領域を調整する
こともできる。
又、第1図に於ては、可動片16が第2状態に変換した
際に形成される入賞領域の上方に、障害釘25(実施例で
は3本)を植設してあり、これにより、主変動入賞装置
4への入賞確率が調整可能となると共に、可動片16に対
する打球の勢いを軽減して、衝撃による破損防止等に役
立たせている。
可動部材16として、この実施例では開閉翼形式のもの
を示してあるが、スライド式のものや、所謂アタッカ式
のものでもよい。
(ロ)通常入賞口(通常入賞領域)と特別入賞口(特別
入賞領域) 第6図に於いて、主変動入賞装置4は、その装置内
に、通常の利益を与える通常入賞領域27とこれとは異な
って特別賞態様の権利を発生させる特別入賞領域28とが
設けられている。
実施例の通常入賞領域として通常入賞口27と特別入賞
領域としての特別入賞口28は、凹室ケース18の底部であ
るU字状の下部受枠29と、透明板12とで形成される空間
を、下部受枠29の底面に起立させた2つの仕切壁29Aに
より区画して形成されている。両側が通常入賞口27、中
央が特別入賞口28である。
図に示す通り、凹室17内の流下案内棚14より下方に配
置されている凹室底面板26が、凹室17内の前面下方部に
並置した上記の通常入賞口27及び特別入賞口28に、前傾
姿態で臨ませてある。
主変動入賞装置4の可動部材たる可動片16が開いた
際、タイミングよく入賞した遊技球即ち打球は、先ず、
流下案内棚14上を転がって凹室17内に入る。
凹室17に入賞した打球は、凹室底面板26上を転動して
前面側に逆戻りし、通常入賞口27又は特別入賞口28に入
賞する。
通常入賞口27と特別入賞口28からの入賞球は、球排出
案内板53C上を後方へ流下し、その下端より下方に流下
する。
その際、特別入賞口28からの入賞球については、流下
途中に設けた遊技球検出手段としての特別入賞検出器SW
2(第3図には図示せず)によって検出される。
又、その入賞した個数が積算され、第1変動入賞装置
5を作動させるべき記憶球(第1入賞部記憶球)として
記憶させることもできる。
尚、この第1入賞部記憶球は、記憶球表示器44の点灯
個数で、最大4個まで表示するように構成することもで
きる。
幸に特別入賞口28に入賞した場合には、特別賞態様即
ち特別遊技状態の権利発生となり、第1変動入賞装置5
の可動部材としての開閉扉51が一定時間だけ開かれる。
これにより第1入賞部記憶球の個数が1だけ減算さ
れ、開閉扉51の1回の開成動作の終了後に於て、記憶球
があれば、再度開閉扉51が開かれる。
(ハ)背景モデル 第3図、第6図に於て、凹室17内の後部には背景モデ
ル30が配設してある。背景モデル30は歌手を模してあ
り、口を開閉することが可能な顎32(第2可動体)を有
する頭部31と、胴部33と、胴部33と一体のマイクロホン
を手にした腕部34と、該口の動きと同期して足部分35A
(第1可動体)のつま先を合せたり開いたりすることが
可能な2つの脚部35とから成る。
顎の開閉 頭部31の顎32を開閉可能にする構成を説明するに、先
ず、顎32を構成する長方形の枠体は、頭部31の両側に軸
36によって揺動可能に支承され、その後端部32Aは凹室
ケース18の裏面より突出している。
顎32を構成する枠体は、軸36を中心として後方よりも
前方に延びる部分の方が長いため、通常はだい3図に示
すように、口を開いた状態で安定しようとする回動習性
を受けている。
凹室ケース18の背面には、軸37を中心として回動可能
な操作レバー38が上下方向に設けてあり、該操作レバー
38の上端38Aは顎32を構成する枠体後端部32Aの後方に位
置し、操作レバー38の下端38Bは駆動部材40の突片40Aの
後方に位置している。
駆動部材40は、駆動装置枠22の前面に取り付けた補助
ソレノイド39(第2ソレノイドSOL2)のブランジャ39A
に固定してあり、プランジャ39Aと共に第3図で左右方
向に移動する。
操作レバー38は軸37を中心として第3図で時計方向に
回動しようとする回動習性を有しており、通常は、第3
図に示すように、下端が駆動部材40の突片40Aの裏面に
接した状態に傾いた状態に在る。
しかし、第2ソレノイドSOL2を付勢すると、プランジ
ャ39A及び駆動部材40が後方に移動し、駆動部材40の突
片40Aにより操作レバー38が軸37を中心として第3図で
反時計方向に回動し、操作レバー38の上端38Aが顎32の
枠体の後端部32Aを押圧する。
これにより、顎32を構成する枠体が軸36を中心として
第3図で時計方向に回動し、顎32が上りロボットの口が
閉じることになる。
脚部の開閉 第3図及び第6図の背景モデル30の脚部35は、その足
部分35Aのかかとが、胴部33下端から凹室底面板26を貫
通して下方に延びる2本の回動軸41にそれぞれ固定され
ている。
各回動軸41の下端には、ギヤ42が固定してあり、この
ギヤ42は、駆動部材40の上部先端より前方方向に設けた
ラック43と噛合っている。
この実施例では、ラック43はU字状に突出する部材に
外歯を設けた構造としている。
従って、第2ソレノイドSOL2により駆動部材40を第3
図の左右に移動させると、ラック43によりギヤ42が回転
し、背景モデル30の足部分35Aが開閉動作する。この実
施例では、第3図に示す通常の状態下では、脚部35の靴
の部分が、回動軸41を中心として外側に開いている状態
(第6図)となるように設定されており、第2ソレノイ
ドSOL2を付勢してプランシャ39Aを吸引すると、ラック4
3が第3図で右に移動し、ギヤ41を介して脚部35の足部
分35Aが閉じて揃った状態(第7図)となるように設定
されているから、頭部31の顎32の開閉動作と脚部35の靴
の部分の開閉動作とは、互いに同期して行なわれること
になる。
ここで注目すべきは、腕部35のうち特に足部分35Aの
移動位置である。
即ち、足部分35Aは、凹室底面板26上の入賞球を、特
別入賞領域である特別入賞口28に寄せ集めるような動作
をなす。
従って、特別入賞口28に対する入賞確率は、足部分35
Aが開いている通常状態では低くなり、開閉動作を行な
う場合には高められる。
従って、足部分35Aは、特別入賞口28に対する入賞確
率変更部材として機能する。
このような可動体をもたない場合には、必然的に、特
別入賞口28への入賞確率、従って権利発生確率は偶然的
要素が非常に高くなってしまいパチンコ遊技の興趣を欠
くばかりでなく、遊技店においても特定入賞口への入賞
確率の調整をどの程度にしたらよいのか等、権利発生率
に対して予測がつかず、遊技者と遊技店との利益のバラ
ンスを図るのが困難である。
しかし、上記の様に可動体を変換させる構造とした場
合には、特定入賞口への入賞を低く押えつつも、利益の
バランスを図りながら、権利発生の確率、ひいては期待
感を高めることができる。
(ニ)表示器等 図示の例では、背景モデル30の胴部33に、特別入賞口
28へ入賞した入賞個数を表示する4個のLEDより成る記
憶球表示器44が設けてある。
この記憶球表示器44は、正確には第1変動入賞装置5
の開くことのできる回数を、「記憶球数」として表示す
る。
この例では、記憶球表示器44は4個のLEDより成る
が、記憶個数表示を増加させたいときは、記憶個数が1
〜4個までは点灯状態で、5個以上は点滅状態で個数表
示させればよい。
凹室17の背面には、背景モデル30の周囲に配設した計
10個のLEDから成る作動記憶球表示器45が設けてある。
作動記憶球表示器45は、2枚のプリント基板46にそれ
ぞれ5のLEDを担持させ、それらのLEDを凹室17の背面の
小孔より凹室17内に臨ませて構成してある。
プリント基板46には、権利発生表示ランプ47も担持さ
せ、背景モデル30の頭部31を内部から照らすようにして
ある。
図中の符号47A、47Bも権利発生表示ランプであり、権
利発生表示ランプ47Aは凹室17を上方より間接的に照ら
すように、権利発生表示ランプ47Bは部15を内部より照
らすように配置されている。
尚、鎧部15には、天入賞口49が形成されている。
取付基板11の前面に於て、第1変動入賞装置5の両側
上方には、内部に権利発生表示ランプ(図示せず)を有
する打球案内部材48が設けてある。
この打球案内部材48は、内側に向けて斜め下りに傾斜
した上面48Aと、垂直な内側面48Bとを有し、内側面48B
は後述する第1変動入賞装置5の可動部材としての開閉
扉51の左右端から、パチンコ球1個が通過可能な間隔X
だけ離れて位置している。このため、左右2つの打球案
内部材48は、その上面48Aに乗った打球を開閉扉51の方
向へ案内するが、開閉扉51が開いている場合といえど
も、この開閉扉51の方向へ案内された打球の全てが開閉
扉51で拾われるのではなく、他の一部の打球は間隔Xを
通って下方に落下する。
(ホ)第1変動入賞装置 第2図及び第3図に於て、第1変動入賞装置5は、取
付基板11の開口11Bから後方にかけて形成した凹室50
と、その開口を開閉し、遊技者にとって不利な打球の入
り難い第1状態から遊技者にとって有利な打球の入り易
い第2状態に変換する可動部材としての開閉扉51とを有
する。
実施例の第1変動入賞装置5は、その凹室50を形づく
るため、取付基板11の裏面には包囲枠52が設けてあり、
裏面から裏枠53により蓋されている(第2図参照)。
その際、包囲枠52の両側壁の切欠内に、裏枠53の両側
の腕部53Aが嵌入され、この腕部53Aの先端と取付基板11
の裏面との間で、開閉扉51の軸55が支承されている。
従って、可動部材としての開閉扉51は軸55を中心とし
て回動し、その前面に設けたストッパ部51Bが、第3図
に示すように取付基板11の前面に当接するまで開くこと
ができる。開閉扉51のストッパ部51Bにはウエイト51Cが
設けてあり、開閉扉51に開成方向の回動習性を与えてい
る。
裏枠53の片側には、断面U字状の凹部枠53Bが突設さ
れ、該凹部枠53B内に、開閉扉51を開閉動作させるため
の操作爪54が、軸56を中心として回動可能に装置してあ
る。
この操作爪54の先端は、開閉扉51の片側に設けた係合
突起51A上に乗った状態で係合しており、操作爪54自体
は、図示していない操作レバーを介して、第3ソレノイ
ドSOL3のプランジャと係合している。
このため、開閉扉51の係合突起51Aは、第3ソレノイ
ドSOL3のプランジャの自重により、操作爪54を介して上
方から押えつけられ、開閉扉51は、通常は閉じた状態に
ある。
しかし、第3ソレノイドSOL3を付勢してそのプランジ
ャを吸引して引上げると、操作爪54が第3図に実線で示
すように上位置となり、開閉扉51はその自重によって開
く。
包囲枠52の裏面の裏枠53は、その上辺より後方にかけ
て、通常入賞口27と特別入賞口28を構成する下部受枠29
の傾斜底面と連続する傾斜した球排出案内板53Cを有
し、該球排出案内板53Cの上面には、通常入賞口27と特
別入賞口28からの入賞球を区分けして排出するための2
つの区画壁53Dが立設され、該区画壁53Dは球排出案内板
53Cの後端を越えて後方に突出している。
この区画壁53Dの後端部には、半透明板57が付設して
ある。
従って、通常入賞口27と特別入賞口28からの入賞球に
ついては、この半透明板57の手前で、球排出案内板53C
から釈放され下方に流下する。
尚、半透明板57の後方には、権利発生表示ランプ(図
示せず)が配置してあり、通常入賞口27及び特別入賞口
28を間接的に照らし出すように構成してある。
一方、第1変動入賞装置5の開閉扉51が開かれて、第
1変動入賞装置5の凹室50に打球が入賞すると、それら
の打球は、その凹室50の内部底面、即ち包囲枠52の傾斜
底52Aに沿って横方向1箇所に寄せられ、裏枠53に設け
た排出口58から出て、下方に流下する。
このとき、流下途中に設けられた入賞検出手段として
のカウント検出器SW3によって、第1変動入賞装置5へ
の遊技球の入賞及び入賞個数が検出される。この入賞検
出手段からの検出した旨の出力信号に基づいて、後述す
る第2変動入賞装置10が変換動作する。
尚、第1変動入賞装置5の入賞球処理空間内、正確に
は凹室50の背面には、第1変動入賞装置5の凹室50内へ
入賞した入賞個数を表示する7セグメントLED表示器よ
り成るデジタル表示器59が設けてある。
このデジタル表示器59は、正確には第2変動入賞装置
10の開くべき回数、即ち、第1変動入賞装置5への入賞
個数から第2変動入賞装置10の開成回数を引いた数を権
利行使が可能な「権利残余回数」として表示する。
可動部材たる開閉扉51が閉じている場合にも外部から
デジタル表示器59を視認し得るようにするため、第1変
動入賞装置5の開閉扉51は透明部材で構成してある。
このようにデジタル表示器59を、それによって表示す
べき対象である第1変動入賞装置5の入賞球処理空間内
に配置することにより、パチンコ機が複数の表示機能を
持つようになった現在に於ても、当該デジタル表示器59
が何を表示するものであるかを、容易に遊技者に理解さ
せることができる。
第2変動入賞装置 第2変動入賞装置10もまた、遊技者にとって不利な打
球の入り難い第1状態から遊技者にとって有利な打球の
入り易い第2状態に変換する可動部材としての開閉扉61
とを有する。
第8図及び第9図に示す実施例に於て、第2変動入賞
装置10の開閉翼61は、取付基板60の開口60Aの両側に可
動部材として2つ対向配置され、取付基板60の開口60A
には球受け66が設けてある。
開閉翼61の回動軸62は取付基板60を貫通して延在して
おり、その後端には、開閉翼61を左右に開閉動作させる
ためのピン63Aを植設した操作レバー63が固定してあ
る。
そして、この操作レバー63のピン63Aは、第4ソレノ
イドSOL4のプランジャ67下端に設けた操作部材68の係合
孔68A内に緩く挿入されている。
この結果、左右の開閉翼61は、プランジャ67の自重及
び復帰バネの作用により、通常は第8図に示すように閉
じており、打球を受け入れない遊技者に不利な第1状態
を維持している。
第4ソレノイドSOL4は駆動装置基板69に取付けられ、
該駆動装置基板69は取付基板60に裏面に突設したボス60
Bに取付けられているが、操作部材68及びその係合孔68A
が左右2つの操作レバー63のピン63Aに対し共通に形成
され、全体としての小型化が図られている。
第4ソレノイドSOL4を付勢して操作部材68を開閉翼61
の外開き方向の回動習性に抗して引き上げると、操作部
材68及びピン63Aが上方向に移動し、操作レバー63が回
動軸62を中心として外開きに回動して開閉翼61が開い
て、遊技者に有利な打球を受け入れ易い第2状態に変換
する。
図中の符号64はこの開閉翼61の開閉状態を遊技者に知
らせるランプであり、閉状態のときは点灯状態、開成状
態のときは点滅状態となる。
開かれた開閉翼61に入賞した打球は、球受け66に拾わ
れ開口60Aを抜け、取付基板60の裏面を下方に流下す
る。
5個のLEDより成る記憶球表示器65は、第3変動入賞
装置が在る場合に、第2変動入賞装置10への入賞球の数
に応じて定まる第3変動入賞装置の開くべき回数を表示
するものであるが、この実施例では、第2変動入賞装置
10までしか設けてないので、単に装飾用表示器として使
用されているにすぎない。
尚、ことさら記憶球表示器65を設けてあるのは、連係
動作する複数の変動入賞装置の最後のものに担当するか
どうかを問わず、一種類の変動入賞装置を用意すれば足
り、量産によるコストの低減を図ることができるからで
ある。
特定入賞口 遊技装置の主変動入賞装置4を始動させる特定入賞口
としては単なるチャッカや通過型ゲートでもよいが、実
施例のようにチューリップ型入賞器6とすると、1回開
き又は複数回開きする構成を有するため、単なチャッカ
等を使用した場合に較べて、主変動入賞装置4を作動さ
せる機会が多くなる。
開閉機構 第10図及び第11図に示すチューリップ型入賞器70は2
回開き式のものであり、基板71の前面側には、軸72に枢
着された2つの開閉翼73が互いに対向して配置されてい
る。
この開閉翼73は、自重により外側に倒れるように回動
習性を受けており、軸72よりも下方部分には基板71に設
けた開口71A内に突出する突起73Aを有している。
基板71の後側には、制御体74の軸75と、阻止杆76の軸
77と、外部操作部材78の軸79とが並置され、それぞれケ
ース80内に回動可能に支承されている。
第12図に示すように、開閉翼73側に位置する制御体74
は、その軸方向両端に、左右の開閉翼72の突起73A、73A
間に分け入り開閉翼72を第10図の開状態から第12図の閉
状態に戻すためのセクタ74Aをそれぞれ有し、両セクタ7
4A、74A間には、そのほぼ中央に、互いに120度ずらして
放射状に設けた3つの爪a、b、cを有する。
このうち爪bは、他の爪a、bよりも軸方向に幅広に
形成されている。中央に位置する阻止杆76は、ウエイト
76Aを有し、通常制御体74に先端dが乗るように回動習
性を受けている。
又、最も後側に位置する外部操作部材78は、遊技盤1
の裏面を流下して来る特定の入賞球の流路81内に位置す
るようにケース外に突出させた第1操作腕78Aと、ケー
ス80内の下方に位置させた第2操作腕78Bとを有する。
開閉動作その1 今、制御体74が第11図に示す第1位置に在り、開閉翼
73が閉状態(第1図)に在る場合に於て、第1発目の遊
技球が開閉翼73、73間に入賞したとする。
この第1発目の入賞球は、リブ83に案内されながら、
該リブ83により形成される流路82を流下し、開口71Aを
通過する。
このとき、入賞球は制御体74の下向きの爪aに当接し
てこれを後方に押しやり、制御体74を第11図で反時計方
向に120゜回動させる。
この回動に伴ない、阻止杆76の先端dは制御体74の爪
bにより押し上げられ、該爪bを乗り越えて爪bと爪a
の間に入る。
従って、制御体74は第11図の第1位置から反時計方向
に120゜回動した第2位置で安定に保持される。セクタ7
4Aの後端は開閉翼73の突起73Aから離れ、開閉翼72が自
重で開状態(第10図)となる。
この状態下に於て、第2発目の遊技球が入賞すると、
上記と同様にして、入賞球が制御体74の下向きの爪cに
当接してこれを後方に押しやり、制御体74を120゜回動
させる。制御体74の爪aにより押し上げられて、阻止杆
76の先端dが爪aと爪cの間に入る。
従って、制御体74は第11図の第1位置から反時計方向
に240゜回動した第3位置で安定に保持される。
尚、この第3位置では、セクタ74Aがまだ開閉翼73の
突起73Aから離れているので、開閉翼72は開状態を維持
する。
更に、第3発目の遊技球が入賞すると、入賞球が制御
体74の下向きの爪bに当接してこれを後方に押しやり、
制御体74を120゜回動させる。制御体74の爪cにより押
し上げられて、阻止杆76の先端dが爪cと爪bの間に入
る。
従って、制御体74は、第11図の第1位置から反時計方
向に360゜回動した第1位置に戻り、安定に保持され
る。
この第3位置から第1位置に制御体74が戻る過程で、
制御体74のセクタ74Aが開閉翼73の突起73A、73A間に分
け入り、開閉翼73を閉状態に戻す。
上記のようにして、チューリップ型入賞器6は、2回
開き動作をする。
入賞球は上記のように開閉翼73を開閉動作させた後、
ケース80の下部開口84から入賞球検出器90を通って流下
し、リブ85に案内されて後方に抜ける。
開閉動作その2 外部操作部材78の第1操作腕78Aが位置しているとこ
ろの流路81は、左側のチューリップ型入賞器6について
は、第1図に点線で示すように、変換入賞口8からの流
路86と接続されている。
従って、各チューリップ型入賞器6は、第11図に示す
閉状態にある場合に於て、それらに所属する変換入賞口
8に入賞球が発生したときには、その入賞球により外部
操作部材78が操作されることにより、第11図に示す閉状
態から第10図に示す開状態に変換される。
しかし、チューリップ型入賞器6が既に第10図に示す
開状態にある場合には、たとえ変換入賞口8に入賞球が
発生したとしても、その入賞球により外部操作部材78が
操作されはするが、その第2操作腕78Bが制御帯74の爪
bを押上げることができないので、チューリップ型入賞
器6はその時の開状態を維持する。
そして、これらの入賞球は、チューリップ型入賞器6
を開状態に変換できたかどうかに拘わらず、そのまま下
方に落下し、検出器90で検出されることはない。
従って、変換入賞口8に入賞した場合は、直ちに主変
動入賞装置4が作動することはなく、開状態に変換され
たチューリップ型入賞器6に入賞球が発生した時点で、
主変動入賞装置4が作動することになる。
いずれにせよ、変換入賞口8に入賞すると、チューリ
ップ型入賞器6を仲介として主変動入賞装置4を作動さ
せうる機会が現出可能であるので、それだけ主変動入賞
装置4を作動させる頻度、ひいては権利発生となる機会
が多くなる。
第1図の実施例で、遊技領域1A内に於て、チューリッ
プ型入賞器6の上方に所謂命釘といわれる調整釘87A、
所謂「はかま」といわれる調整釘87B及び風車87Cを配設
して、主変動入賞装置4を始動させる特定入賞口たるチ
ューリップ型入賞器6への入賞確率を調整できるように
している。
又、遊技装置としての変動入賞装置ユニット3の斜め
上方には、三角形状に配置した障害釘25の隣りに、風車
88Aを、その上方に逆ハ字状にカゴ釘88Bを配設し、カゴ
釘88Bにより入賞球の集合効果と、風車88Aによるランダ
ムは振り分け機能とを発揮させている。
更に、変換入賞口8の変動入賞装置ユニット3の側に
配設したカゴ釘99Aと、該カゴ釘99Aの下端から間隔を置
いて変動入賞装置ユニット3の上方打球案内部材48にか
けて配設した2本の調整釘99Bによって、第1変動入賞
装置5への入賞確率を調整可能としている。
そして、第2変動入賞装置10の斜め上方には、第2変
動入賞装置10へ打球の誘導効果を発揮する調整釘99Cを
配設している。
検出器 第13図及び第14図は検出器90(検出器SW1)の取り付
け方を示す。
図中の符号91はコ字型に形成された検出器ホルダであ
り、クラウン91Cと、該クラウン91Cから突き出した2つ
の脚部91A,91Bとを有する。
検出器90も同様にコ字型に形成されており、その脚部
90A,90Bの外側面には、先端付近に、下方から縦方向に
1条の溝から成る係止部90Dがそれぞれ設けてある。
これに対応して、脚部91A,91Bの内側面には、その先
端付近に、縦方向の条片から成る係止受部91Dが設けて
ある。
又、脚部91A,91Bの先端部には、上方に延在する肉厚
の取付部92が設けてある。
検出器90は、その係止部90Dを係止受部91Dと嵌合させ
た状態で、検出器ホルダ91内、正確には脚部の91A,91B
の内側面にぴったりと嵌入される。
この作業を容易にするため、検出器ホルダ91は可撓性
のある材料で形成するのがよい。検出器ホルダ91の取付
部92、92の内側面には、スリット状の嵌合凹部92A及び
小穴状の嵌合凹部92Bが設けてあり、これらを、ケース8
0の両側面に設けた支持突起80A、嵌合突起80Bと嵌合さ
せて、検出器ホルダ91をケース80に取り付ける。
このように構成することにより、検出器ホルダ91はケ
ース80に容易に取り付け可能となると共に、入賞球検出
器90は、前後、左右、上下の各方向に不動に検出器ホル
ダ91内に保持される。
尚、ケース80の背面に取付けてあるプリント配線基板
93は、ランプ94に対するリード線を集約的に配線処理す
るためのものであり、該基板93に設けたコネクタ95によ
りランプ94のリード線が中継される。
動作の概要 以下、第1図に示すパチンコ遊技機についての動作を
説明する。
(イ)通常遊技状態の動作 通常、第1、第2の2つの変動入賞装置5、10に於る
可動部材としての開閉扉51、開閉翼61は遊技者にとって
不利な打球を受入れないか受け入れ難い第1状態に在
り、遊技球に対し閉じている。
今、特定入賞口たるチューリップ型入賞器6に打球が
入賞して検出器SW1で検出されると、第15図に示すよう
に、主変動入賞装置4の第1ソレノイドSOL1が0.4秒間
隔で2回付勢されて、可動部材(可動片)16が0.4秒間
隔にて2回開く。
又、第15図に示すように、第2ソレノイドSOL2が、先
ず、この2回開閉動作の期間中、つまり1.2秒間付勢さ
れ、続いて0.2秒の間隔を置いて0.2秒間だけ付勢され
る。
この結果、背景モデル30の足部分35Aは、可動部材
(可動片)16が2回開閉動作している期間中(1.2秒
間)は閉じて、特別入賞口28への入賞球を誘導し易くす
ると共に、その後一旦開状態に戻ってから、再たび寸動
動作(0.2秒間)をする。
このように足部分35Aに寸動動作をさせる理由は、可
動部材(可動片)16の2回の開閉動作(1.2秒間)の終
了後に単に開状態に戻すだけでは、第7図に示唆するよ
うに、その開状態に戻ろうとする足部分35Aと凹室17の
側壁17Aとの間で、入賞球を挟み込んで、当該入賞球が
流下しないという現象(球噛み)を生ずることがあるか
らである。
球噛みが生じると、当該入賞球が特別入賞球として扱
われるべきか否かにつき、遊技店と遊技者との間にトラ
ブルを招く。足部分35Aの寸動動作はこのような球噛み
を未然に防止する手段として重要である。
特別入賞口28へ入賞した球を有効として扱う有効時間
は、第15図に示すように、検出器SW1が作動した時点よ
り2.4秒間だけ続く。
この有効時間内に、若し、特別入賞領域(特別入賞
口)28へ入賞球が発生し、それが、遊技球検出手段とし
ての特別入賞検出器SW2で検出されれば、次に述べる大
当りとしての特別生態様即ち特別遊技態様の「権利発
生」となり、権利発生表示部(47、47A、47B等)の点灯
と下記の動作がなされる。
若し、残念ながら通常入賞口27へ入賞した場合には、
所定球数(例えば13個)の賞球排出しか行なわない。
尚、第1図のチューリップ型入賞器6は2回開きタイ
プのものであるので、初めて開かれた後、あと2回の入
賞があるまで開き続ける。
(ロ)特別賞態様(特別遊技態様)での動作 第1変動入賞装置の開成 特別賞態様即ち特別遊技態様の権利が発生すると、第
1変動入賞装置5の開成ソレノイドSOL1が作動され、そ
の可動部材たる開閉扉51が一定時間(この例では5.8
秒)だけ第5図に示すように開かれる(第2状態)。
開閉扉51が開かれて第2状態になると、第1変動入賞
装置5に打球が入賞し易くなる。
不幸にも権利発生後、開成動作した第1変動入賞装置
5に打球が1個も入賞しなかった場合には、特別遊技態
様は、その開閉扉51の1回の開成動作のみで終了とな
る。
しかし、幸にして第1変動入賞装置5の開成動作の間
に打球が入賞すると、その入賞球がカウント検出器SW4
によって検出され、第2変動入賞装置10の開成動作が約
束される。
第2変動入賞装置の開成 第1変動入賞装置5への最初の入賞球が入賞球検出手
段としてのカウント検出器SW3で検出されると、1.8秒の
初期ウエイトタイムを置いて、第2変動入賞装置10のソ
レノイドSOL2が作動され、その可動部材たる開閉翼61が
5.8秒だけ開かれる。
この第2変動入賞装置10の開閉翼61が開かれて第2状
態になると、第1変動入賞装置5に加えて第2変動入賞
装置10にも打球が入賞し易くなる。
第2変動入賞装置10は第1変動入賞装置5に関連して
開かれるが、それだけではなく、その第2変動入賞装置
10の開成動作回数は、関連する1つ前の第1変動入賞装
置5が開成動作している間に入賞した入賞個数により決
定される。
つまり、その開成動作回数は、遊技者が異なるたびに
或いは遊技の都度相違し、開成動作回数の増減変動が生
れる。
ここに、遊技者が技術介入する価値が大幅に高揚され
る。
例えば、第1変動入賞装置5に対し3個の入賞球があ
った場合、入賞球検出手段SW3によって入賞球が通過す
る毎に各々出力され、その検出信号を記憶する入賞記憶
手段(第18図に示すSW3カウンタ)が総入賞個数が3個
である旨を記憶する。
即ち、次の第2変動入賞装置10を作動させべき回数と
して記憶されると共に、この記憶個数つまりデジタル表
示器59の表示は、第2変動入賞装置10が第1回の開成動
作を実行する度に−1される。
従って、第2変動入賞装置10が第1回目の開成動作を
終了した時点では、記憶個数は“2"となっており、第2
変動入賞装置10が引続き一定の継続ウエイトタイム(こ
の例では0.4秒)を置いて、第2回目の開成動作を行な
う。
又、第2回目の開成動作を終了した時点でも、まだ記
憶個数は“0"ではなく“1"であるので、同様に第3回目
の開成動作を行なう。
第3回目の開成動作を終了した時点では、記憶個数は
“0"となっているので、この時点で第2変動入賞装置10
の開閉動作は終了する。
かくて、第2変動入賞装置10は、5.8秒間の開成動作
を継続的に計3回繰返えすことになる。
尚、入賞記憶個数の減算の仕方は、1回と開成動作の
終了時点即ちソレノイドがON又はOFFされる時点で行う
ことができる。
このように、この実施例の第2変動入賞装置10は、第
1変動入賞装置5への入賞個数に対し、1対1の関係に
対応する回数だけ開成動作を行なうように構成してある
が、これに限らず、1対2、或いは1対3というよう
に、対応関係を変えて構成することもできる。
又、この実施例では、第1変動入賞装置5、第2変動
入賞装置10は、上下に異なって配置されているから、権
利発生後、従来のように同じ場所に打球を落していたの
では、多くの賞球の獲得を望めない。ここに、権利発生
後、技術者が技術介入する余地が生れ、技術者の個人的
な遊技の面白さを味わうことも可能となる。
制御装置 第16図はマイクロコンピュータを使用した上記実施例
の制御装置のブロック図である。
マイクロコンピュータは基本的にはCPU100、ROM101及
びRAM102で構成されている。
ROM101にはCPUを制御するプログラムが書込まれてお
り、CPU100はこのプログラムに従ってI/Oポート103より
必要とされる外部データを取込んだり、あるいは又RAM1
02との間でデータの授受を行なったりしながら演算処理
し、必要に応じて処理したデータをI/Oポート103やアウ
トプットポート104へ出力する。発振子105はCPUの動作
の基準となるCPUサイクルのクロックを与えるものであ
り、CPU100は発振子105からのクロックの所定周期ごと
にRAMの所定エリアに累積的に記憶されたカウント値を
更新するいわゆるソフトタイマを構成して、任意の設定
時間計測、その他を行なうことができる。
第17図はROM101に書込まれているプログラムのメイン
ルーチンであり、 “権利発生”の処理が定義されている。この権利発生処
理のサブルーチンは、第18図(A)及び第12図(B)に
示されている。
次に動作について説明する。
(イ)主変動入賞装置の可動部材の作動 第17図に於て、プログラムがスタートすると、CPU
は、特定入賞口たるチューリップ型入賞器6、7への入
賞個数、即ち主変動入賞装置4の可動部材たる可動片1
を作動させるべき記憶回数に関する特定口記憶カウンタ
(SW1記憶カウンタ)を“0"に初期化する(0.01)す
る。
又、特別入賞口28への入賞個数、即ち第1変動入賞装
置5の開閉扉51を作動させるべき記憶回数に関する特別
入賞口記憶カウンタ(SW2記憶カウンタ)も“0"に初期
化する(0.02)。
次に、チューリップ型入賞器6への入賞があったかど
うか、即ち作動検出器SW1が作動したかをチェックする
(0.10)。
チューリップ型入賞器6への入賞がなければ、記憶球
があるかどうか、即ち「SW1記憶カウンタ」及び「SW2記
憶カウンタ」の内容が1以上であるかどうかをチェック
し(0.11、0.12)、記憶球がなければステップ0.10に戻
る。
こうして、チューリップ型入賞器6への入賞を待つ。
チューリップ型入賞器6へ入賞し、ステップ0.10の判
断がYESとなったとき、 この実施例では、先ず、「SW1記憶カウンタ」及び作
動記憶球表示器45に関する「SW1記憶表示」を+1(0.1
3、0.14)させているが、このように記憶させていく構
成に限らず、記憶させない構成であってもよい。
そして、主変動入賞装置4の可動片16に関する第1ソ
レノイドSOL1が作動中でないことを確認して(0.15)、
主変動入賞装置4の可動片16を作動させる「SOL1作動タ
イマ」、背景モデル30の足部分35Aを作動させる「SOL2
作動タイマ」、特別入賞口28への入賞球を有効として取
扱う時間2.4秒を定める「有効タイマ」をセットする
(0.16、0.17、0.18)。
このうち、「SOL1作動タイマ」は単なる時間間隔を定
めるのではなく、第15図で説明したように、主変動入賞
装置4の可動片16を0.4秒幅で2回開閉動作させる制御
機能を包含するものである。
又、「SOL2作動タイマ」も同様に、背景モデル30の足
部分35Aをまず1.2秒作動させ、次いで0.2秒の間隔を置
いて0.2秒だけ寸動させる制御機能を包含するものであ
る。
上記タイマのセット後、第1ソレノイドSOL1及び第2
ソレノイドSOL2をONする(0.19、0.20)。
これにより、主変動入賞装置4の可動片16が0.4秒幅
で2回開閉動作し、背景モデル30の足部分35Aが1.2秒間
閉じてから寸動動作を行なうことになる。
可動片16が1回目の2回開閉動作を行なうことが確定
したので、「SW1記憶カウンタ」及び作動記憶球表示器4
5に関する「SW1記憶表示」を−1する(0.21、0.22)。
次に、「有効タイマ」が定める有効時間内に特別入賞
口28に入賞球が発生したかどうかを見る(0.23、0.2
4)。
有効時間内に、若し、特別入賞検出器SW2がONしたな
らば、「SW2記憶カウンタ」及び作動記憶球表示器44に
関する「SW2記憶表示」を+1し(0.25、0.26)、「有
効タイマ」のタイマ時間2.4秒が経過するのを待つ(0.2
4、0.27、0.28、0.12)。
「有効タイマ」のタイマ時間2.4秒が経過する迄の間
に於て、主変動入賞装置4の可動片16を作動させる「SO
L1作動タイマ」、背景モデル30の足部分35Aを作動させ
る「SOL2作動タイマ」がタイムアップすることになる
(0.27、0.28)。
従って、「SOL1作動タイマ」タイムアップしたら(0.
28)、「SOL1作動タイマ」をリセットすると共に当該第
1ソレノイドSOL1をOFFする(0.32、0.33)。
又、「SOL2作動タイマ」タイムアップしたら(0.2
7)、「SOL2作動タイマ」をリセットすると共に当該第
2ソレノイドSOL2をOFFする(0.30、0.31)。
かくするうちに「有効タイマ」のタイマ時間2.4秒が
経過したら、当該「有効タイマ」をリセットし(0.2
9)、ステップ0.12に進む。
ステップ0.12に於ては、上記の「SW2記憶カウンタ」
の内容が、“0"より大きかどうかを見る。
“0"ならば、ステップ0.10に戻る(0.12)。
若しも“0"より大きければ、第3ソレノイドSOL3が作
動中でないことを確認した上で(0.34)、大当りとして
「権利発生」の処理にジャンプする(1.00)。
そして、この権利発生処理が以下に述べるようにして
終了したならば、「SW2記憶カウンタ」及び「SW2記憶表
示」を−1して(0.35、0.36)、ステップ0.10に戻るこ
とになる。
(ロ)権利発生 第1変動入賞装置の作動 第18図の権利発生処理に於て、CPUは、先ず、特別賞
態様即ち特別遊技態様を表示をする(0.10)。
即ち、実施例では、主変動入賞装置4の権利発生表示
部(47,47A,47B等)等を点灯させる。
そして、1.8秒の初期ウエイトタイムをとり(1.1
1)、第1変動入賞装置5の開閉扉51の第3ソレノイドS
OL3についての開成時間5.8秒を定める「SOL3オンタイ
マ」をスタートさせる(1.12)。
次に、「SOL3オンタイマ」による第3ソレノイドSOL3
の開成時間5.8秒が経過したかどうか判断し(1.13)、
5.8秒が経過するまでは第3ソレノイドSOL3をONして、
第1変動入賞装置5の可動部材たる開閉扉51を開いてお
く。
第1変動入賞装置5の開閉扉51が開かれたので、入賞
球検出手段たるカウント検出器SW3により第1変動入賞
装置5への入賞球が検出されるのを待つ(1.15、1.20、
1.26、1.13〜1.15)。
入賞球が全く検出されないまま、開閉扉51の開成時間
5.8秒が経過したときは(1.13)、第3ソレノイドSOL3
をOFFして、第1変動入賞装置5の開閉扉51を閉じる
(1.30)。これにより特別遊技態様の権利は消滅する。
しかし、入賞球検出手段(SW3)により第1変動入賞
装置5への入賞球が検出されて、その出力信号が出たと
きは(1.15)、第2変動入賞装置10を作動させる準備を
する。
第2変動入賞装置の作動 先ず、第1変動入賞装置5への入賞球が第1個目の入
賞球であるかどうかチェックし(1.16)、第1個目の入
賞球であれば、その第1個目の入賞球が検出された時点
から、第2変動入賞装置10の初期ウエイトタイム1.8秒
を定めるための「SOL4オフタイマ」をスタートさせ(1.
17)、第4ソレノイドSOL4はOFFとして第2変動入賞装
置10の可動部材たる開閉翼61は閉じておく(1.18)。
そして、入賞球検出手段(SW3)からの入賞球を検出
した旨の検出信号を記憶するための入賞球記憶手段とし
ての「SW3カウンタ」を+1する(1.19)。
そして、「SOL4オフタイマ」による1.8秒が経過する
のを待つ(1.20、1.26、1.13、1.20)。
「SOL4オフタイマ」による1.8秒の初期ウエイトタイ
ムが終了したら、 「SOL4オフタイマ」をストップする(1.21)。
そして、「SW3カウンタ」が1より大きい値であるこ
とを確認した上で(1.22)、第2変動入賞装置10の第4
ソレノイドSOL4の開成時間5.8秒を定める「SOL4オンタ
イマ」をスタートさせ(1.24)、第4ソレノイドSOL4を
ONして(1.25)、第2変動入賞装置10の開閉翼61を開
く。
又、カウント検出器SW4に検出された入賞個数と開閉
翼61が開閉された回数との対応関係を保つため、入賞球
記憶手段としての「SW3カウンタ」から−1する(1.2
3)。
こうして、「SOL4オンタイマ」の5.8秒がタイムアッ
プするのを待つ(1.26、1.13、1.20、1.26)。
その間に通常ならば、多くの打球が第2変動入賞装置
10に入賞することになる。
「SOL4オンタイマ」の5.8秒が経過したら、第2変動
入賞装置10の第4ソレノイドSOL4をOFFし(1.27)、入
賞球記憶手段としての「SW3カウンタ」の内容即ち値が
1以上であるかを見る(1.28)。
若し、1以上であれば、特別入賞口28への記憶球が存
在していることになる。そこで、継続的に第2変動入賞
装置10を作動させるため、その継続ウエイトタイム0.4
秒を「SOL4オフタイマ」にセットしスタートさせる(1.
29)。
従って、この0.4秒に「SOL4オフタイマ」がセットさ
れた以降については、ステップ1.20の判断は、当該継続
ウエイトタイム0.4秒についての判断になる。
第2変動入賞装置10の開成動作が記憶回数分だけ繰返
され、「SW3カウンタ」の内容が“0"に戻ると、全ての
動作が終了となる。
従って、第18図のステップ1.31から第17図のステップ
1.00にリターンする。
他の応用例 上記実施例では、第1変動入賞装置に所謂アタッカ形
式のものを、第2の変動入賞装置にチューリップ形式の
ものを使用したが、他の任意の形式のものを利用するこ
とができる。
例えば、開閉翼やスライド体を有する変動入賞装置で
あって、その開閉翼やスライド体が複数回の開閉動作或
いは突出後退動作した合計の開成期間を以って、開閉扉
等の1回の開成動作として扱うものであってもよい。
又、特定入賞口としてのチューリップ型入賞器に2回
開きのもを使用したが、1回開きのものであってもよ
い。
又、入賞球検出器の付設されているチューリップ型入
賞器を例にして説明したが、必ずしもそのような構成の
ものである必要はなく、通常の1回開きのチューリップ
型入賞器を用いて入賞球検出器を別体として設けること
もできる。
第19図及び第20図に於いて、図は、入賞球検出器付の
1回開き式チューリップ型入賞器を示したものである。
このチューリップ型入賞器は、第11図及び第12図のも
のとほとんど同じ構成であり、共通する要素には同一符
号を付してある。
異なる点は、その開閉翼73をパチンコ球の入賞により
開閉させる作動機構96と、開閉翼73の突起73Aが、開閉
翼73の軸72よりも下方部分で基板71の開口71A側に設け
た切欠により形成されていることにある。
尚、図中の符号73Bは、開閉翼73に内臓させたウエイ
トを示す。
第20図に示す作動機構96を説明するに、開閉翼73側に
位置する制御体74は、第12図の場合と同様に、その軸75
の方向両端に、開閉翼73の突起73Aと接触して開閉翼73
を開状態から閉状態に戻すためのセクタ74Aを有する。
しかし、第12図の場合と異なり、両セクタ74A、74A間
には、そのほぼ中央に、互いに90度ずらして放射状に設
けた4つの爪a、b、c、dを設けてある。
このうち、爪b,dは、外部操作部材78の操作を可能と
するため、他の爪a,cよりも軸方向に幅広に形成されて
いる。
中央に位置する阻止杆76は、先端部eにウエイト76A
を有し、通常は制御体74に先端部eが乗るように回動習
性を受けている。最も後側に位置する外部操作部材78の
第1操作腕78Aは、遊技盤の裏面を流下して来る特定の
入賞球の流路81内に突出しており、第2操作腕78Bは、
ケース37内の下方に位置する。
第2操作腕78Bは、その途中にウエイト78Cを有し、ケ
ース37の内側側面に設けた永久磁石97と吸引し合うよう
になっている。
今、制御体74が第19図及び第20図に示す第1位置に在
り、開閉翼73が閉状態に在る場合に於て、第1発目の遊
技球が開閉翼73と構成枠6A間に入賞したとする。
この第1発目の入賞球は、リブ83に案内されながら、
該リブ83により形成される流路82を流下し、開口71Aを
通過する。このとき、入賞球は制御体74の下向きの爪a
に当接してこれを後方に押しやり、制御体74を第19図で
反時計方向に90゜回動させる。この回動に伴ない、阻止
杆76の先端部eは制御体74の爪bにより押し上げられ、
該爪bを乗り越えて爪bと爪aの間に入る。
従って、制御体74は第19図の第1位置から反時計方向
に90゜回動した第2位置で安定に保持される。
セクタ74Aの後端が開閉翼73の突起73Aから離れ、開閉
翼73が自重で開状態となる。
この状態下に於て第2発目の遊技球が入賞すると、 上記と同様にして、入賞球が制御体74の下向きの爪d
に当接してこれを後方に押しやり、制御体74を90゜回動
させる。
制御体74の爪aにより押し上げられて、阻止杆76の先
端部eが爪aと爪dの間に入る。
従って、制御体74は第19図の第1位置から反時計方向
180゜回動した第3位置で安定に保持される。この第3
位置では、セクタ74Aがまだ開閉翼73の突起73Aに接触す
るbので、開閉翼73は閉状態に戻る。
更に、第3発目、第4発目の遊技球が入賞した場合の
動作は、入賞球により押し上げられる制御体74の下向き
の爪がa,dからc,bに代るだけで、上記と同様である。
上記のようにして、チューリップ型入賞器は、1回開
き動作をする。
入賞球は上記のように開閉翼73を開閉動作させた後、
光センサから成る検出器90を通って流下し、リブ85に案
内されて後方に抜ける。
(発明の効果) 本発明によれば、遊技装置が遊技者にとって有利或い
は不利に変換する可動部材を有すると共に、通常の入賞
領域だけでなく特別入賞領域を有し、 この特別入賞領域に入賞すると、第1の変動入賞装置
が遊技者に有利に変換し、この第1の変動入賞装置が遊
技者に有利に変換している際には、当該第1の変動入賞
装置への複数個の入賞を許し、しかも、その複数個の入
賞個数を入賞記憶手段が記憶し、記憶された入賞個数に
基づいて、更に第2の変動入賞装置を適宜遊技者に有利
に変換させることができる、という従来にない新規な遊
技内容を演出させることができる。
特に、従来の、遊技球の自重を利用しての複数のチュ
ーリップ型入賞具の連設のように、一のチューリップ型
入賞具に入賞が起きると、即、関連させられた他のチュ
ーリップ型入賞具が単純に開くだけで、これに入賞する
と、また単独に閉じてしまうという、面白みに欠ける簡
単な動作で終始するのに比べ、本発明では、入賞記憶手
段にて複数の入賞個数を一旦記憶させることができるの
で、その後の賞球の払い出し方などに工夫を加えること
ができ、遊技の興趣性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の遊技機の一例を示すパチンコ遊技機の
正面図、 第2図はその変動入賞装置ユニットを示す斜視図、 第3図はその縦断面図、 第4図及び第5図はその主変動入賞装置の可動部材と第
1変動入賞装置の開閉扉の動作の説明に供する説明図、 第6図及び第7図は背景モデルの動作と特別入賞口との
関係の説明に供する図、 第8図は第1図で使用した第2変動入賞装置を示す斜視
図、 第9図は第1図の変動入賞装置を一部を切欠いて後側か
ら示した分解斜視図、 第10図は2回開きチューリップ型入賞器の斜視図、 第11図はその断面図、 第12図はその作動機構を示す斜視図、 第13図はその一部分解背面図、 第14図は光センサの取り付け方を示す図、 第15図は第2図の変動入賞装置ユニットの動作の説明に
供する図、 第16図は制御装置のプロック図、 第17図は制御装置のメインプログラムを示す流れ図、 第18図はそのサブルーチンを示す流れ図、 第19図は1回開きチューリップ型入賞器の斜視図、 第20図はその作動機構を示す斜視図である。 3……変動入賞装置ユニット(遊技装置)、4……主変
動入賞装置 5……第1変動入賞装置、6……チューリップ型入賞器
(特定入賞口) 10……第2変動入賞装置、16……可動片(可動部材) 27……通常入賞口(通常入賞領域)、28……特別入賞口
(特別入賞領域) 51……開閉扉(第1変動入賞装置の可動部材) 61……開閉翼(第1変動入賞装置の可動部材) SW3……カウント検出器(入賞検出手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域内に遊技球を弾発して遊技を行う
    遊技機に於いて、 前記遊技領域内には、遊技者にとって不利な第1状態と
    遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な可動部材
    を有するとともに、通常入賞領域と特別賞態様の権利を
    発生させる特別入賞領域とを有する遊技装置と、 前記遊技装置の特別入賞領域に入賞した遊技球を検出す
    る遊技球検出手段と、 前記遊技球検出手段からの検出信号に基づいて、遊技者
    にとって不利な第1状態から遊技者にとって有利な第2
    状態に変換動作する第1変動入賞装置と、 前記第1変動入賞装置に入賞した遊技球を検出する入賞
    球検出手段と、 前記入賞球検出手段の検出信号を記憶する入賞記憶手段
    と、 前記入賞記憶手段の記憶値に基づいて、遊技者にとって
    不利な第1状態から遊技者にとって有利な第2状態に変
    換動作する第2変動入賞装置とを備えたことを特徴とす
    る遊技機。
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