JP2580155Y2 - 操縦式ロボット - Google Patents

操縦式ロボット

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JP2580155Y2
JP2580155Y2 JP1992087355U JP8735592U JP2580155Y2 JP 2580155 Y2 JP2580155 Y2 JP 2580155Y2 JP 1992087355 U JP1992087355 U JP 1992087355U JP 8735592 U JP8735592 U JP 8735592U JP 2580155 Y2 JP2580155 Y2 JP 2580155Y2
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芳樹 狩谷
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Toyota Motor Corp
Kawasaki Motors Ltd
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Toyota Motor Corp
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操縦式のロボットに関
し、更に詳しくは作業性を向上させた操縦式ロボットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークの位置決め・判別等の自動
化が実施しにくい作業、例えば、鋳造部品における素形
材の仕分けや大物洗浄等の作業においては、ロボットに
よる自動作業が極めて困難であるため人手による作業を
行っていた。
【0003】しかし、これらの作業は、高温あるいは塵
埃等の多い悪環境下での作業であるため、危険,汚い,
きついと言われる、いわゆる3K作業であり人手作業で
行うには限界がある。従って、このような悪環境下での
作業にロボットを適用したいという切実な要望があっ
た。
【0004】そこで、このような悪環境下における作業
に適用されるロボットとして、図4の平面図と図5の側
面図に示すような操縦式ロボットが採用されている。
【0005】この操縦式ロボットrは、ハンドリング装
置11(以下、マニピュレータという。)を有するロボ
ット本体12の側部に操縦室13を配設したものであ
り、この操縦室13に操縦者が乗ってワーク等を操縦者
自身の目で確かめながらマニピュレータ11を操作して
作業を行うものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記操縦式ロ
ボットrでは、ロボット本体12の側部に操縦室13が
設けられているため、マニピュレータ11の作業域w
を、例えば、180°とした場合、その範囲を旋回しな
がら作業する時に操縦室13も共に回動する。従って、
操縦室13端部が描く範囲の立入り不能領域d(以下、
デッドスペースという。)を生じ、この広い範囲のデッ
ドスペースd内では他の作業をすることができなくな
る。
【0007】また、ロボットrの側部に操縦室13が設
けられているため操縦室13側と反対側の視界が悪く、
操縦者がマニピュレータ11の作業域w全体を見渡すこ
とができなかった。更に、マニピュレータ11が前後動
する時の作動軸sに対して操縦室13がずれて配置され
ているため、操縦者はマニピュレータ11の前後動を一
定の角度αを持ちながら見ることとなり、操縦者がハン
ドリングする時の操縦者とマニピュレータ11との一体
感に欠け作業時の疲労を増加させている。従って、これ
らによりマニピュレータ11の作業性を悪くしている。
【0008】本考案は上記課題に鑑みて、デッドスペー
スを極力少なくすると共に、作業性を向上した操縦式ロ
ボットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における第1の操縦式ロボットは、マニピュ
レータを有するロボット本体と該マニピュレータを操縦
する操縦室とを有する操縦式ロボットにおいて、上記操
縦室をベース上に固定し、該操縦室の上部にロボット本
体を設けてほぼ旋回中心に操縦者を位置させると共に、
該ロボット本体のアーム基部回動軸をロボット本体より
も前方の操縦室上方に配置したことを特徴とするもので
ある。
【0010】また、本考案における第3の操縦式ロボッ
トは、この操縦式ロボットにおいて、操縦室とベースと
の間にロボット本体と共に操縦室を回転させる回転装置
を設けたことを特徴とするものである。
【0011】さらに、本考案における第2の操縦式ロボ
ットは、上記操縦式ロボットにおいて、操縦室の下部
、ガイドレールにガイドされて走行する走行装置を設
けたことを特徴とするものである。
【0012】また、本考案における第4の操縦式ロボッ
トは、この操縦式ロボットにおいて、操縦室と走行装置
との間にロボット本体と共に操縦室を回転させる回転装
置を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記第1の考案によれば、操縦室の上部にロボ
ット本体が設けられているため、操縦室により生じるデ
ッドスペースが小さくなると共に、ほぼ旋回中心に操縦
者が位置し、また、操縦室の側部に視線を遮るロボット
構成物がなくなり、マニピュレータの作業性が著しく向
上する。
【0014】また、上記第2の考案によれば、走行装置
によりマニピュレータの作業性が向上すると共に、マニ
ピュレータの作業域が広くなる。
【0015】さらに、上記第3,第4の考案によれば、
回転装置によってロボット本体と共に操縦室を旋回させ
て作業性を向上させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の第1実施例を示す操縦式ロボット
の平面図であり、図2は図1の第1実施例を示す操縦式
ロボットの側面図である。
【0017】図示するように、マニピュレータ1を有す
るロボット本体2は、操縦室3の上部に設けられてお
り、この操縦室3の下部には回転装置4が設けられ、回
転装置4がベース5に固定されている。上記マニピュレ
ータ1は、図1の平面図に示すように操縦室3中心の延
長線上で作業できるように作動軸Sと操縦室3の中心が
同一軸線上に設けられており、また、操縦室3の中心が
旋回中心となるため、操縦者はほぼ旋回中心に位置する
こととなる。
【0018】なお、回転装置4は、操縦室3の下部に設
けることによりロボット本体2と共に操縦室3を旋回さ
せるよう構成しているが、操縦室3を固定式にしてロボ
ット本体2下部に回転機能を設けるように構成してもよ
い。この場合、ロボット本体2の中心を操縦室3の中心
位置に設けてもよい。
【0019】このように構成された本考案の第1実施例
によれば、操縦室3に乗った操縦者は、視線を横に向け
ることなく前方を向いた状態のままでマニピュレータ1
を操作して作業することができるため、あたかも自分の
手のごとくマニピュレータ1を操作することができ操縦
者とマニピュレータ1との一体感が生じる。
【0020】また、作業時には操縦者がほぼ旋回中心に
位置するため、作業時における操縦者の回転半径が小さ
くなり、これにより作業時の疲れを少なくすることがで
き、長時間作業であっても疲労が少なくなる。
【0021】更に、この第1実施例の場合、図1に示す
ように、操縦室3の角部が描くデッドスペースDは極め
て小さくなり、マニピュレータ1による作業域Wが実質
上広がると共に、操縦室3の側部には視線を遮るものが
ないため、作業性が著しく向上する。
【0022】次に、上記第1実施例の操縦式ロボットR
を走行装置6上に配設した第2実施例を説明する。な
お、ロボット本体2と操縦室3との上下関係は上述した
第1実施例と同様であるため詳細は省略する。
【0023】この第2実施例は、図3の平面図に示すよ
うに、マニピュレータ1を有するロボット本体2を上部
に配設した操縦室3を走行装置6上に配設したものであ
り、この走行装置6は操縦室3の横に設けた駆動装置7
を駆動することにより、操縦室3の下部がガイドレール
8にガイドされて摺動しながら走行するように構成され
ている。
【0024】このように構成された第2実施例によれ
ば、マニピュレータ1の作業域Wが走行装置6で走行で
きる範囲にまで広がるため、上述した第1実施例の作業
性を更に向上させることができる。
【0025】また、この第2実施例においては、操縦室
3の下部に回転装置4を設けることにより、走行装置6
の周囲を作業域とすることができるため、操縦式ロボッ
トRの作業性をより向上させることもできる。
【0026】なお、上記マニピュレータ1の先端に設け
るハンドは、素形材の仕分け用ハンドあるいは高圧洗浄
ノズル等を作業に応じて適宜選択して取付ければよく、
どのような場合であっても操縦者の前方での作業となる
ため、作業性が著しく向上する。
【0027】また、上記本考案の第1実施例を示す図2
は下方を動作領域とするような操縦式ロボットRを用
い、上述した図5に示す従来の操縦式ロボットrは前方
を動作領域とするようなロボットを用いているが、ロボ
ットのタイプは作業場所やロボットの配置あるいは作業
域等により適宜選択すればよい。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、操縦室の上部にロボッ
ト本体が設けられているため、操縦室により生じるデッ
ドスペースを大幅に小さくすることができ、これにより
マニピュレータの作業域を大幅に広げることができる。
【0029】また、操縦室の側部に視線を遮るロボット
構成物がなくなると共に、ほぼ旋回中心位置でマニピュ
レータを操作できるため、操縦者によるマニピュレータ
の作業性を著しく向上させると共に、作業時の疲労を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す操縦式ロボットの平
面図である。
【図2】図1の第1実施例を示す操縦式ロボットの側面
図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す操縦式ロボットの平
面図である。
【図4】従来の操縦式ロボットを示す平面図である。
【図5】図4に示す従来の操縦式ロボットの側面図であ
る。
【符号の説明】
1…マニピュレータ 2…ロボット本体 3…操縦室 4…回転装置 5…ベース 6…走行装置 7…駆動装置 8…ガイドレール R…操縦式ロボット W…作業域 D…デッドスペース S…作動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25J 3/00 B25J 9/06

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニピュレータを有するロボット本体と
    該マニピュレータを操縦する操縦室とを有する操縦式ロ
    ボットにおいて、上記操縦室をベース上に固定し、該操
    縦室の上部にロボット本体を設けてほぼ旋回中心に操縦
    者を位置させると共に、該ロボット本体のアーム基部回
    動軸をロボット本体よりも前方の操縦室上方に配置した
    ことを特徴とする操縦式ロボット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の操縦式ロボットにおい
    て、操縦室の下部に、ガイドレールにガイドされて走行
    する走行装置を設けたことを特徴とする操縦式ロボッ
    ト。
  3. 【請求項3】 操縦室とベースとの間にロボット本体と
    共に操縦室を回転させる回転装置を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の操縦式ロボット。
  4. 【請求項4】 操縦室と走行装置との間にロボット本体
    と共に操縦室を回転させる回転装置を設けたことを特徴
    とする請求項2記載の操縦式ロボット。
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JPH0650777U JPH0650777U (ja) 1994-07-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796193B2 (ja) * 1988-12-01 1995-10-18 株式会社クボタ 多関節型アームの伸縮制御装置
JP3018094U (ja) * 1995-05-15 1995-11-14 政則 楠茂 建築用型枠セパレータ

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JPH0650777U (ja) 1994-07-12

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