JPH0130480Y2 - - Google Patents

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JPH0130480Y2
JPH0130480Y2 JP19243984U JP19243984U JPH0130480Y2 JP H0130480 Y2 JPH0130480 Y2 JP H0130480Y2 JP 19243984 U JP19243984 U JP 19243984U JP 19243984 U JP19243984 U JP 19243984U JP H0130480 Y2 JPH0130480 Y2 JP H0130480Y2
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JP
Japan
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arm
balancer
joint
winding device
work
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JP19243984U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、組立てラインや倉庫等における荷役
作業の補助装置として用いられるバランサに係
り、特に作業終了後バランサを所定のホームポジ
シヨンに自動的に戻す自動戻し装置を備えたバラ
ンサに関する。
〔従来の技術〕
自動車の組立てラインや部品倉庫等において
は、ワークなどの重量物を集積場所から他の集積
場所または所定の組付け対象物の位置などへ運ぶ
にあたり、作業者の労力を補助する荷役補助装置
として、バランサが用いられている。
バランサは多関節型のアームを有して成り、先
端アームの先端部に取り付けられたアタツチメン
トによりワークなどの重量物を持ち上げ、このア
タツチメント近傍に設けられた操作レバーを上下
すると、このレバーに連結されたセンサにより作
業者の操作力及び方向を検知し、これによつてア
ーム付け根に設けられた引き上げ力補助装置を駆
動して、ワークを上下移動させて作業者の労力を
補助するようになつている。
また、水平方向の運動に対してはフリーとなつ
ており、アーム関節の旋回、屈伸及び垂直アーム
の旋回等は、作業者の操作力によつてなされるよ
うになつており、作業者が操作部から手を離すと
その位置及び状態を保持するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来のバランサにあつては、上述し
たように、作業者が操作レバーから手を離すと、
その時の状態、位置を保持するようになつている
ことから、一つの作業が終了した時、他の作業に
邪魔にならない位置にバランサのアームをその都
度移動させなければならず、作業の流れが妨げら
れるという問題があつた。
本考案の目的は、作業終了後、バランサの多関
節アームが自動的に作業に邪魔にならない位置に
移動する自動戻し装置を備えたバランサを提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、多関節アームの一つのアームに係止
させて水平方向に張設されたワイヤーロープと、
このワイヤーロープを巻き取る巻き取り装置と、
多関節アーム先端のバランサ操作部に設けられ前
記巻き取り装置に駆動指令を出力する戻し操作ス
イツチと、前記多関節アームの主アームが設定さ
れたホームポジシヨン位置に戻されたことを検知
して前記巻き取り装置に停止指令信号を出力する
リミツトスイツチとからなる自動戻し装置を設け
たものである。
〔作用〕
このように構成することによつて、作業終了
後、作業者が戻し操作スイツチを操作することに
よつて自動的に多関節アームがホームポジシヨン
位置に戻されることから、作業終了の都度作業者
がバランサの多関節アームを、次の作業に邪魔に
ならない位置に移動させる必要がなくなり、作業
の流れが妨げられるという問題がなくなるのであ
る。
〔実施例〕
以下本考案を実施例に基づいて説明する。
第1図に本考案の一実施例の全体構成図を斜視
図にして示す。多関節アーム10は主アーム12
とL形アーム14と垂直アーム16と、この垂直
アーム16の先端部に操作部18を介して取り付
けられたアタツチメント20とを含んで構成され
ており、主アーム12の一端は第1関節22を介
して引き上げ力補助装置24に水平方向に回動自
由に取り付けられ、かつ引き上げ力補助装置24
によつて垂直方向に上下動可能に係合されてい
る。L形アーム14は第2関節26を介して、水
平面内において回動自由に主アーム12の先端に
取り付けられている。L形アーム14の先端部に
は第3関節28を介して垂直アーム16が垂直に
取り付けられており、この垂直アーム16は旋回
装置30によつて回転されるようになつている。
垂直アーム16の下端に設けられた操作部18に
は作業者が把持してバランサを操作する操作レバ
ー32と、バランサをそのホームポジシヨンに戻
すための戻し操作スイツチ34が設けられてい
る。巻き取り装置36はL形アーム14に係止さ
れたワイヤーロープ38と、このワイヤーロープ
38の巻取りリール40と、このリール40をク
ラツチ42を介して回転駆動するエアモータ等か
らなるモータ44と、クラツチ42とモータ44
を制御する巻き取り制御回路46とから形成され
ている。主アーム12がホームポジシヨンに回動
された事を検知するリミツトスイツチ48は第一
関節22に対向させて配置されている。引き上げ
力補助装置24は梁50に固定されており、同様
に巻き取り装置36も図示していない梁などに固
定されている。
なお、図示してはいないが、第1関節22と垂
直アーム16には、それぞれ設定範囲内にその旋
回範囲を規制するため、固定ストツパーが設けら
れている。
また、巻き取り装置36の本体部分は第3図に
示すように構成されており、クラツチ42はピス
トンシリンダ42aとこのピストンシリンダ42
aにより伸縮されるピストンロツド42bと、こ
のピストンロツド42bに回転自由に軸支された
クラツチ板42cとから形成されており、リール
40の回転軸40aとモータ44の出力軸に係合
された減速機44aの出力軸はそれぞれ軸端に設
けられたクラツチ係合部40b,44bを、クラ
ツチ板42cの回転面に転動するように配置され
ており、シリンダ42aを作動させることによつ
てクラツチ板42cをクラツチ係合部40b,4
4bに押圧し、モータ44の回転動力をリール4
0に伝達するように構成されている。
このように構成される実施例の動作について第
2図をあわせて参照しながら説明する。
作業者が操作レバー32を把持してアタツチメ
ント20を所望の位置に動かすと、その時操作レ
バー32の上下方向に加えられた力は操作部18
内に設けられたセンサで検知され、その方向及び
大きさに応じて引き上げ力補助装置24が制御さ
れ、これによつて作業者の上下動作を補助すると
共に、作業者に係るワークなどの重量物の重さを
0とするように引き上げ力が制御されるようにな
つている。また、操作レバー32に力が加えられ
ていない場合は、引き上げ力補助装置24は多関
節アーム15その位置、その状態に保持するよう
になつている。
今、第2図に示すようにA位置にあるワーク5
2をB位置に移動させる場合、作業者は操作レバ
ー32を操作して、アタツチメント20の上にワ
ーク52を載置させ、さらに操作レバー32を操
作してワーク52をB位置に移動し、所定の位置
にあわせてワーク52を設置する。この一連の移
動作業が終了した時、作業者が戻しスイツチ34
を押すと、巻き取り制御回路46が作動して、モ
ータ44を回転させると共にクラツチ42を係合
させこれによつてリール40を回転してワイヤロ
ープ38を巻き取る。これによつて、L形アーム
14と主アーム12はそれらのホームポジシヨン
にむけて移動され、第2図図示二点鎖線にて示す
ホームポジシヨンに戻される。このホームポジシ
ヨンに戻されたことは、リミツトスイツチ48に
よつて検知され、これによつてクラツチ42を脱
着させると共にモータ44を停止させて、戻し動
作を終了する。
このようにして、バランサの多関節アームは他
の作業の邪魔にならないホームポジシヨン位置に
自動的に戻されることになる。
また、旋回装置30は戻し操作スイツチ34の
信号によつて、垂直アーム16の旋回位置を、予
め設定されているホームポジシヨンに戻し回転さ
せるようになつている。これによつて、バランサ
のホームポジシヨンにおけるアタツチメントの位
置は常に同一方向に向くようになつている。
上述したように、本実施例によれば、作業終了
後作業者が戻し操作スイツチを押すだけの簡単な
操作により、多関節アームは自動的にホームポジ
シヨン位置に戻されることから、作業者の作業の
流れが妨げられず作業能率が向上するという効果
がある。また、アタツチメントや垂直アームが次
の作業の障害となることがなくなり作業上の安全
性が向上する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、作業終了後簡単なスイツチ操
作により、バランサの多関節アームが自動的に作
業の邪魔にならない位置に収納されることから、
作業の流れをそこなうことなくかつ作業に障害を
及ぼすことがないことから、作業効率及び安全性
が向上されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体構成を示す斜
視図、第2図は本考案の動作を説明する為の模式
平面図、第3図は第1図図示実施例の要部詳細図
である。 10……多関節アーム、12……主アーム、1
4……L形アーム、16……垂直アーム、18…
…操作部、20……アタツチメント、22……第
1関節、24……引き上げ力補助装置、26……
第2関節、28……第3関節、30……旋回装
置、34……戻しスイツチ、36……巻き取り装
置、38……ワイヤロープ、46……巻き取り制
御回路、48……リミツトスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平方向に旋回、屈伸自在に軸支され、垂直方
    向は引き上げ力補助装置により保持される多関節
    アームを有してなるバランサにおいて、前記多関
    節アームの1つのアームに係止させて水平方向に
    張設されたワイヤーロープと、このワイヤーロー
    プを巻き取る巻き取り装置と、多関節アーム先端
    のバランサ操作部あるいは適宜所望の位置に設け
    られ前記巻き取り装置に駆動指令信号を出力する
    戻し操作スイツチと、前記多関節アームの主アー
    ムが設定されたホームポジシヨン位置に戻された
    ことを検知して前記巻き取り装置に停止指令信号
    を出力するリミツトスイツチとからなる自動戻し
    設置を備えてなることを特徴とするバランサ。
JP19243984U 1984-12-19 1984-12-19 Expired JPH0130480Y2 (ja)

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JP19243984U JPH0130480Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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JP19243984U JPH0130480Y2 (ja) 1984-12-19 1984-12-19

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JPS61108297U JPS61108297U (ja) 1986-07-09
JPH0130480Y2 true JPH0130480Y2 (ja) 1989-09-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003326349A (ja) * 2002-05-14 2003-11-18 Nippon Chutetsukan Kk 遠心鋳造設備におけるパレット内の中子及び中敷取出し装置

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