JPH0650777U - 操縦式ロボット - Google Patents
操縦式ロボットInfo
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- JPH0650777U JPH0650777U JP8735592U JP8735592U JPH0650777U JP H0650777 U JPH0650777 U JP H0650777U JP 8735592 U JP8735592 U JP 8735592U JP 8735592 U JP8735592 U JP 8735592U JP H0650777 U JPH0650777 U JP H0650777U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 デッドスペースを極力少なくすると共に、作
業性を向上した操縦式ロボットを提供する。 【構成】 マニピュレータ1を有するロボット本体2
と、このマニピュレータ1を操縦する操縦室3とを有す
る操縦式ロボットRにおいて、上記操縦室3の上部にロ
ボット本体2を設けて、ほぼ旋回中心に操縦者を位置さ
せた。
業性を向上した操縦式ロボットを提供する。 【構成】 マニピュレータ1を有するロボット本体2
と、このマニピュレータ1を操縦する操縦室3とを有す
る操縦式ロボットRにおいて、上記操縦室3の上部にロ
ボット本体2を設けて、ほぼ旋回中心に操縦者を位置さ
せた。
Description
【0001】
本考案は、操縦式のロボットに関し、更に詳しくは作業性を向上させた操縦式 ロボットに関するものである。
【0002】
従来、ワークの位置決め・判別等の自動化が実施しにくい作業、例えば、鋳造 部品における素形材の仕分けや大物洗浄等の作業においては、ロボットによる自 動作業が極めて困難であるため人手による作業を行っていた。
【0003】 しかし、これらの作業は、高温あるいは塵埃等の多い悪環境下での作業である ため、危険,汚い,きついと言われる、いわゆる3K作業であり人手作業で行う には限界がある。従って、このような悪環境下での作業にロボットを適用したい という切実な要望があった。
【0004】 そこで、このような悪環境下における作業に適用されるロボットとして、図4 の平面図と図5の側面図に示すような操縦式ロボットが採用されている。
【0005】 この操縦式ロボットrは、ハンドリング装置11(以下、マニピュレータとい う。)を有するロボット本体12の側部に操縦室13を配設したものであり、こ の操縦室13に操縦者が乗ってワーク等を操縦者自身の目で確かめながらマニピ ュレータ11を操作して作業を行うものである。
【0006】
しかし、上記操縦式ロボットrでは、ロボット本体12の側部に操縦室13が 設けられているため、マニピュレータ11の作業域wを、例えば、180°とし た場合、その範囲を旋回しながら作業する時に操縦室13も共に回動する。従っ て、操縦室13端部が描く範囲の立入り不能領域d(以下、デッドスペースとい う。)を生じ、この広い範囲のデッドスペースd内では他の作業をすることがで きなくなる。
【0007】 また、ロボットrの側部に操縦室13が設けられているため操縦室13側と反 対側の視界が悪く、操縦者がマニピュレータ11の作業域w全体を見渡すことが できなかった。更に、マニピュレータ11が前後動する時の作動軸sに対して操 縦室13がずれて配置されているため、操縦者はマニピュレータ11の前後動を 一定の角度αを持ちながら見ることとなり、操縦者がハンドリングする時の操縦 者とマニピュレータ11との一体感に欠け作業時の疲労を増加させている。従っ て、これらによりマニピュレータ11の作業性を悪くしている。
【0008】 本考案は上記課題に鑑みて、デッドスペースを極力少なくすると共に、作業性 を向上した操縦式ロボットを提供することを目的とする。
【0009】
上記目的を達成するために、本考案における第1の操縦式ロボットは、マニピ ュレータを有するロボット本体と該マニピュレータを操縦する操縦室とを有する 操縦式ロボットにおいて、上記操縦室の上部にロボット本体を設けて、ほぼ旋回 中心に操縦者を位置させたことを特徴とするものである。
【0010】 また、本考案における第2の操縦式ロボットは、上記操縦式ロボットにおいて 、操縦室の下部に走行装置を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
上記第1の考案によれば、操縦室の上部にロボット本体が設けられているため 、操縦室により生じるデッドスペースが小さくなると共に、ほぼ旋回中心に操縦 者が位置し、また、操縦室の側部に視線を遮るロボット構成物がなくなり、マニ ピュレータの作業性が著しく向上する。
【0012】 また、上記第2の考案によれば、走行装置によりマニピュレータの作業性が向 上すると共に、マニピュレータの作業域が広くなる。
【0013】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の第1実施例を示す操縦式ロボットの平面図であり、図2は図1 の第1実施例を示す操縦式ロボットの側面図である。
【0014】 図示するように、マニピュレータ1を有するロボット本体2は、操縦室3の上 部に設けられており、この操縦室3の下部には回転装置4が設けられ、回転装置 4がベース5に固定されている。上記マニピュレータ1は、図1の平面図に示す ように操縦室3中心の延長線上で作業できるように作動軸Sと操縦室3の中心が 同一軸線上に設けられており、また、操縦室3の中心が旋回中心となるため、操 縦者はほぼ旋回中心に位置することとなる。
【0015】 なお、回転装置4は、操縦室3の下部に設けることによりロボット本体2と共 に操縦室3を旋回させるよう構成しているが、操縦室3を固定式にしてロボット 本体2下部に回転機能を設けるように構成してもよい。この場合、ロボット本体 2の中心を操縦室3の中心位置に設けてもよい。
【0016】 このように構成された本考案の第1実施例によれば、操縦室3に乗った操縦者 は、視線を横に向けることなく前方を向いた状態のままでマニピュレータ1を操 作して作業することができるため、あたかも自分の手のごとくマニピュレータ1 を操作することができ操縦者とマニピュレータ1との一体感が生じる。
【0017】 また、作業時には操縦者がほぼ旋回中心に位置するため、作業時における操縦 者の回転半径が小さくなり、これにより作業時の疲れを少なくすることができ、 長時間作業であっても疲労が少なくなる。
【0018】 更に、この第1実施例の場合、図1に示すように、操縦室3の角部が描くデッ ドスペースDは極めて小さくなり、マニピュレータ1による作業域Wが実質上広 がると共に、操縦室3の側部には視線を遮るものがないため、作業性が著しく向 上する。
【0019】 次に、上記第1実施例の操縦式ロボットRを走行装置6上に配設した第2実施 例を説明する。なお、ロボット本体2と操縦室3との上下関係は上述した第1実 施例と同様であるため詳細は省略する。
【0020】 この第2実施例は、図3の平面図に示すように、マニピュレータ1を有するロ ボット本体2を上部に配設した操縦室3を走行装置6上に配設したものであり、 この走行装置6は操縦室3の横に設けた駆動装置7を駆動することにより、操縦 室3の下部がガイドレール8にガイドされて摺動しながら走行するように構成さ れている。
【0021】 このように構成された第2実施例によれば、マニピュレータ1の作業域Wが走 行装置6で走行できる範囲にまで広がるため、上述した第1実施例の作業性を更 に向上させることができる。
【0022】 また、この第2実施例においては、操縦室3の下部に回転装置4を設けること により、走行装置6の周囲を作業域とすることができるため、操縦式ロボットR の作業性をより向上させることもできる。
【0023】 なお、上記マニピュレータ1の先端に設けるハンドは、素形材の仕分け用ハン ドあるいは高圧洗浄ノズル等を作業に応じて適宜選択して取付ければよく、どの ような場合であっても操縦者の前方での作業となるため、作業性が著しく向上す る。
【0024】 また、上記本考案の第1実施例を示す図2は下方を動作領域とするような操縦 式ロボットRを用い、上述した図5に示す従来の操縦式ロボットrは前方を動作 領域とするようなロボットを用いているが、ロボットのタイプは作業場所やロボ ットの配置あるいは作業域等により適宜選択すればよい。
【0025】
本考案によれば、操縦室の上部にロボット本体が設けられているため、操縦室 により生じるデッドスペースを大幅に小さくすることができ、これによりマニピ ュレータの作業域を大幅に広げることができる。
【0026】 また、操縦室の側部に視線を遮るロボット構成物がなくなると共に、ほぼ旋回 中心位置でマニピュレータを操作できるため、操縦者によるマニピュレータの作 業性を著しく向上させると共に、作業時の疲労を軽減することができる。
【図1】本考案の第1実施例を示す操縦式ロボットの平
面図である。
面図である。
【図2】図1の第1実施例を示す操縦式ロボットの側面
図である。
図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す操縦式ロボットの平
面図である。
面図である。
【図4】従来の操縦式ロボットを示す平面図である。
【図5】図4に示す従来の操縦式ロボットの側面図であ
る。
る。
1…マニピュレータ 2…ロボット本体 3…操縦室 4…回転装置 5…ベース 6…走行装置 7…駆動装置 8…ガイドレール R…操縦式ロボット W…作業域 D…デッドスペース S…作動軸
Claims (2)
- 【請求項1】 マニピュレータを有するロボット本体と
該マニピュレータを操縦する操縦室とを有する操縦式ロ
ボットにおいて、上記操縦室の上部にロボット本体を設
けて、ほぼ旋回中心に操縦者を位置させたことを特徴と
する操縦式ロボット。 - 【請求項2】 請求項1記載の操縦式ロボットにおい
て、操縦室の下部に走行装置を設けたことを特徴とする
操縦式ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087355U JP2580155Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 操縦式ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992087355U JP2580155Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 操縦式ロボット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650777U true JPH0650777U (ja) | 1994-07-12 |
JP2580155Y2 JP2580155Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=13912580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992087355U Expired - Fee Related JP2580155Y2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 操縦式ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580155Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02152779A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-12 | Kubota Ltd | 多関節型アームの伸縮制御装置 |
JP3018094U (ja) * | 1995-05-15 | 1995-11-14 | 政則 楠茂 | 建築用型枠セパレータ |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP1992087355U patent/JP2580155Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02152779A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-12 | Kubota Ltd | 多関節型アームの伸縮制御装置 |
JP3018094U (ja) * | 1995-05-15 | 1995-11-14 | 政則 楠茂 | 建築用型枠セパレータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2580155Y2 (ja) | 1998-09-03 |
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Legal Events
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