JP2579843Y2 - カートリッジ式スライドバルブ装置及び面圧負荷用クランプ開閉機 - Google Patents

カートリッジ式スライドバルブ装置及び面圧負荷用クランプ開閉機

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JP2579843Y2
JP2579843Y2 JP6652992U JP6652992U JP2579843Y2 JP 2579843 Y2 JP2579843 Y2 JP 2579843Y2 JP 6652992 U JP6652992 U JP 6652992U JP 6652992 U JP6652992 U JP 6652992U JP 2579843 Y2 JP2579843 Y2 JP 2579843Y2
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカートリッジ式スライド
バルブ装置(以下SV装置と言う)及びかゝるSV装置
の面圧負荷用クランプ開閉機に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のスライドバルブ装置は、複数のプ
レート煉瓦、これらプレート煉瓦を格納する溶融金属容
器の底面に取りつけたハウジング、これらのプレート煉
瓦の接触面間に適切な面圧力を支える面圧負荷機構及び
摺動プレート駆動機構とからなっている。
【0003】プレート煉瓦群は寿命に達した時点で新品
と交換されるが、その交換作業はオンライン整備場でS
V装置を開き、プレート煉瓦を1個ずつ取外した後新品
のプレート煉瓦を1個ずつセットし、面圧負荷機構によ
り面圧負荷し交換完了となる。またオンライン整備場で
SV装置を取外し、新品のプレート煉瓦を組込んだSV
装置を取付ける方法もあり、この交換作業は専用の機械
装置で行い、取外したSV装置はオフライン整備場で整
備しておくものである。
【0004】前記プレート煉瓦は一体物でほぼ中央に溶
鋼流通孔を設けた耐火物の周囲を帯鉄又は鉄線で緊締し
ており、各プレート煉瓦1個ずつで客先に納入されるも
のであり、さらに従来は溶鋼のリーク、外部エアーの溶
鋼への巻込みを防ぐ必要があるため、大型のプレート煉
瓦とされている現状である。
【0005】前述の如き従来方式を改良したSV装置と
して、本出願人はさきに平成3年特許願第66645号
によりスライドバルブ装置用プレート煉瓦カートリッジ
を用いるスライドバルブ装置において、面圧負荷機構は
2個の面圧負荷用クランプが摺動方向に開閉する駆動機
構及びハウジングに面圧負荷用油圧又は空圧シリンダー
を具備することを特徴とするスライドバルブ装置を提案
した。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前記従来方式としては
主として次のような欠点がある: (1)鋳込終了後、オンライン整備場で行なうプレート
煉瓦交換作業は、鋳込終了後20〜30分後に行なうた
め、SV装置及び耐火物の温度がかなり高く、又この作
業は15分位かかるため、大変な熱間重筋作業である。
また大変な熱間重筋作業であるが故に、作業自体がいい
加減になり易くセットミスによる漏鋼事故等トラブルの
原因になっている。また耐火物を1個ずつセットするた
め機械化が難しい。
【0007】(2)オフライン整備場で耐火物交換を行
なう場合でも、SV装置及び耐火物の温度は室温まで下
がらないうちに交換する場合があり、これでもまだ熱い
中での重筋作業である。また、室温まで下がった後に耐
火物交換を行なう場合でも、1個の耐火物重量は、5〜
25kgであり、重筋作業である。
【0008】前述した諸欠点は平成3年特許願第666
45号において一応解消されたが、面圧負荷用クランプ
の面圧負荷機構及び該クランプの摺動用駆動機構を併設
しているため、機構が複雑であり、コスト高となり、更
にメンテナンス上も問題があることが判明した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案者等は前述した諸
欠陥を解消するため、種々検討、実験の結果、本考案を
開発したものであり、本考案の技術的構成は、スライド
バルブ装置用プレート煉瓦カートリッジを用いるスライ
ドバルブ装置において、ハウジング15に設けたクラン
プ開閉用ガイド11に摺動自在に装架された2個の面圧
負荷用クランプ10を具備し、該クランプ10はそれら
の下面に開閉用係止要素10′を設け、前記ハウジング
15より下方に延在するL字型腕16に、前記クランプ
10を押圧する面圧負荷用コイルバネ12と面圧解除用
シリンダー13とを具備することを特徴とする、カート
リッジ式SV装置及び対向するL型部材20の一辺2
0′が相互に摺動自在に係合し、他辺20″端部に開閉
用係止要素10′に係合する係合機構21を夫々設け、
両L型部材20の前記他辺20″間にシリンダー22の
両端を連結してなることを特徴とする、カートリッジ式
SV装置の面圧負荷用クランプ開閉機にあり、このよう
な技術的構成とすることにより、熱間における重筋作業
の解消、プレート類のセットミスによるトラブルの解
消、設備費の低減並びに省力化が達成できる。
【0010】本考案のSV装置及び面圧負荷用クランプ
開閉機の一具体例を添付図面に基づいて詳述する。
【0011】図1〜図3は請求項1記載の本考案カート
リッジ式SV装置の例を示し、図1はその下面図、図2
はカートリッジ式プレート煉瓦群と面圧負荷機構との縦
断面図、図3は図2A−A線の縦断面図である。
【0012】図において、10は面圧負荷用クランプで
あり、ハウジング15の摺動方向の両側部に配設された
クランプ開閉用ガイド11上を矢印方向に摺動、開閉さ
れる。10′は該クランプ下面に突設された係止要素で
あり、この開閉用係止要素10′に請求項2記載のクラ
ンプ開閉機(図5図示)の係合機構21(この例では貫
通孔)を係止して開閉する。
【0013】12は面圧負荷用コイルバネであり、13
は面圧解除用シリンダーであり、ハウジング15より下
方に延在するL字型腕16に図3に示す如く、バネホル
ダー14内に収容されて装架してある。
【0014】前記機構による面圧負荷は、コイルバネ1
2の力によりバネホルダー14を介してクランプ10を
押圧し、従ってプレート煉瓦群17に面圧を負荷する。
【0015】また、面圧解除は、シリンダー13の作動
によりコイルバネ12が圧縮され押圧力(面圧)が解除
され、クランプ開閉機20によりクランプ10を開き、
カートリッジ式プレート煉瓦17の交換が可能な状態と
なる。
【0016】図4は開閉用係止要素10′が図1図示の
機構と異なる例を示し、該係止要素が突設片とした例で
ある。該突設片10′は図6及び図7に示すクランプ開
閉機に設けた油圧又はエアーシリンダーのロッド先端に
設けたピン33を係止する貫通孔31が設けてある。こ
の係止要素機構と適用するクランプ開閉機(図6及び図
7図示)との係合態様については後述する。
【0017】請求項2記載の面圧負荷用クランプ開閉機
の一例は、図5に示す如く対向するL型部材20の各一
辺20′を相互に摺動自在に係合してあり、各他辺2
0″の端部に前述したクランプ10の下面に設けた開閉
用係止要素10′に係合する係合機構21を夫々穿設し
てある。更に両L型部材20の他辺20″間にシリンダ
ー22(油圧又は空圧)の両端が連結してあり、該シリ
ンダー22の作動によりL型部材20を摺動、開閉し、
従って、係合機構21に係止された開閉用係止要素1
0′に付勢され、クランプ10を開閉する作動をする。
【0018】図6及び図7に示すクランプ開閉機は本考
案の他の例を示し、図5に前述した開閉用係合要素21
に対応しうる機構を有している。このクランプ開閉機は
L型部材20の他辺20″の先端が一辺の20′の摺動
方向(矢印)に対して直角状に係止部30を有し、該係
止部30には後述するシリンダー(油圧又は空圧)32
のピストンロッドの先端部33が嵌合する貫通孔31が
設けてある。前記他辺20″には図示の如くシリンダー
32がピストンロッドを前記貫通孔31に向けて取付け
てある。
【0019】この例のクランプ開閉機では、前記係止部
30とシリンダー32間に前述した突設片を挾み、シリ
ンダー32の作動によりピストンロッド先端部ピン33
を突設片10′の貫通孔及び係止部30の貫通孔31に
嵌合させ、固定する。この機構はクランプ開閉機がクラ
ンプの係止要素に固定されるため、ロボット等でクラン
プ開閉機を保持しておく必要がない。
【0020】前記面圧負荷用クランプ開閉機は図示して
ないロボット等により取扱い必要時にSV装置下方に挿
入して作動される。従って、SV装置個々にクランプ開
閉用の駆動機構を具備する必要がない。
【0021】本考案のSV装置のセッテングと面圧負荷
用クランプ開閉機を用いてカートリッジ式プレート煉瓦
群の交換態様を以下に略説する。
【0022】1)取鍋又はタンディッシュの鉄皮に油圧
シリンダー等のスライドプレート摺動装置及び面圧負荷
機構が取付けてあるハウジングが固定してある。
【0023】2)前記ハウジング内には、取鍋又はタン
ディッシュの鉄皮に対し直角方向から公知のセッテング
機構によりプレート煉瓦カートリッジが挿入、セットさ
れる。該カートリッジは上、中、下プレート煉瓦及び下
ノズルの3層式、更に上、下プレート煉瓦及び下ノズル
の2層式の何れでもよい。
【0024】3)クランプ開閉機によりクランプを閉じ
ることにより、ハウジング内にセットされたカートリッ
ジに前記面圧負荷機構が作動し、プレート煉瓦間に面圧
が負荷され、SV装置が注湯可能な状態となる。
【0025】4)カートリッジ式プレート煉瓦群の交換
に際しては、注湯を停止し、オンライン整備場において
シリンダー13を作動させて面圧を解除し、クランプ開
閉機をロボットハンドの先端に保持し、SV装置の下方
に挿入し、該開閉機の機構を係止要素に係合し、クラン
プを開いて公知手段によりカートリッジ式プレート煉瓦
群をSV装置から取り外し、新規のものと交換する。交
換後のセッテングは前述の離脱、取外工程の逆の操作を
行うものである。
【0026】
【考案の効果】(1)熱間重筋作業が完全に又は部分的
に解消される。
【0027】(2)カートリッジ式プレート煉瓦の使用
により、プレート煉瓦相互のセットミスによる漏鋼事故
等のトラブルが皆無となる。
【0028】(3)オンライン整備場でのセット作業の
みとなり、オフライン整備場における余分の設備が不要
となる。
【0029】(4)カートリッジ方式により機械化が容
易となり、各ハウジングにクランプ開閉装置を必要とせ
ず、オンライン整備場において面圧解除用シリンダー駆
動装置とクランプ開閉装置の一組を設ければよく、ハウ
ジングそれぞれにクランプ開閉装置を設置する必要がな
いため、機械設備が安価となる。
【0030】(5)面圧負荷はコイルバネのみで行い、
油圧シリンダーは使用しないため防熱対策が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案SV装置の一例を示す下面図。
【図2】本考案SV装置のプレート煉瓦群と面圧負荷機
構との縦断面図。
【図3】図2A−A線縦断面図。
【図4】本考案SV装置の他の例を示す下面図。
【図5】本考案のクランプ開閉機の一例を示す正面図。
【図6】本考案のクランプ開閉機の他の例を示す正面
図。
【図7】図6の矢印Bの部分側面図。
【符号の説明】
10 面圧負荷用クランプ 10′ クランプ開閉用係止要素(突設ピン又は突設
片) 11 クランプ開閉用ガイド 12 コイルバネ(面圧負荷用) 13 シリンダー(面圧解除用) 14 バネホルダー 15 ハウジング 16 L字型腕 17 プレート煉瓦群 20 L型部材 20′ 一辺 20″ 他辺 21 係合機構 22 油圧又はエアーシリンダー(摺動用) 30 係止部 31 貫通孔 32 シリンダー 33 先端部ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 41/34 510 B22D 11/10 340

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドバルブ装置用プレート煉瓦カー
    トリッジを用いるスライドバルブ装置において、ハウジ
    ング(15)に設けたクランプ開閉用ガイド(11)に
    摺動自在に装架された2個の面圧負荷用クランプ(1
    0)を具備し、該クランプ(10)はそれらの下面に開
    閉用係止要素(10′)を設け、前記ハウジング(1
    5)より下方に延在するL字型腕(16)に、前記クラ
    ンプ(10)を押圧する面圧負荷用コイルバネ(12)
    と面圧解除用シリンダー(13)とを具備することを特
    徴とする、カートリッジ式スライドバルブ装置。
  2. 【請求項2】 対向するL型部材(20)の一辺(2
    0′)が相互に摺動自在に係合し、他辺(20″)端部
    に開閉用係止要素(10′)に係合する係合機構を夫々
    設け、両L型部材(20)の前記他辺(20″)間にシ
    リンダー(22)の両端を連結してなることを特徴とす
    る、カートリッジ式スライドバルブ装置の面圧負荷用ク
    ランプ開閉機。
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