JP2564208Y2 - 連続鋳造機用鋳片厚さ可変モ−ルドの短辺交換装置 - Google Patents

連続鋳造機用鋳片厚さ可変モ−ルドの短辺交換装置

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JP2564208Y2
JP2564208Y2 JP1992004986U JP498692U JP2564208Y2 JP 2564208 Y2 JP2564208 Y2 JP 2564208Y2 JP 1992004986 U JP1992004986 U JP 1992004986U JP 498692 U JP498692 U JP 498692U JP 2564208 Y2 JP2564208 Y2 JP 2564208Y2
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裕 坂田
秀彦 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は連続鋳造機用鋳片厚さ
可変モ−ルドの短辺交換装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造用モ−ルドにおいて、長辺フレ
−ム間に挟まれている短辺のみを取替ることによって要
求される厚みのモ−ルドを構成する、所謂、厚さ可変モ
−ルドに関する技術として、たとえば実開昭62−72
749号公報記載のものがしられている。これはモ−ル
ドを構成する長辺フレ−ムの一方を固定側とし、この固
定側長辺フレ−ムに対向する自由側長辺フレ−ムを固定
側長辺フレ−ムに対し移動可能に取付け、これら両フレ
−ム間に所望の鋳片厚さサイズにつくられた短辺フレ−
ムを挟持したものである。
【0003】しかし、このような構造であると、マシン
上の狭い部所で短辺フレ−ムを移動装置から取り外さね
ばならず危険な作業となる。この為マシン上からモ−ル
ド全体を取り外した後、別の作業場へ運び入れて所望厚
さの短辺フレ−ムに組み替えるか、あるいは専用厚さの
モ−ルドを予め準備しておく必要があるが、これではモ
−ルドサイズ取替えに多くの時間がかゝる上に設備費も
嵩み、コスト的に極めて不利であった。
【0004】そこで、本出願人は先に実願平3−954
38号実用新案登録出願(先願という)において、モ−
ルド短辺の交換によるモ−ルド厚み替(サイズ替)に於
て、短辺の取付けをボルトによって行われていたのを、
油圧アクチュエ−タを用いてワンタッチでクランプする
方法にし、取替の時間の短縮、少い作業者での操作を可
能にした交換装置を提案している。
【0005】この交換装置は図9に示す如く、ベ−ス短
辺フレ−ム1に対する交換短辺フレ−ム2の固定を下端
のテ−パ付の位置決め用爪11と上端に於ける油圧アク
チュエ−タによる引付装置によって行なっていた。
【0006】 これらの例では引付装置による締付力に
よる摩擦によって、鋳込時に受ける交換短辺フレ−ムに
かゝる上下方向の荷重を支持していた。又、テ−パ付位
置決め用爪11の精度によって上下の位置決めがなされ
ていた。
【0007】しかし、鋳込中の鋳片と銅板との摩擦力が
増大した時、単にボルト又は上部引付装置の締付力だけ
では上下方向のスラスト力の支持が不安定となる恐れが
あり、さらにテ−パ付ブラケットのテ−パ−部の精度が
悪くなると、上下方向の位置が変動するという問題があ
った。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の問題点に鑑
み、モ−ルド短辺交換装置に於て、交換短辺フレ−ムの
上下方向の位置決めと上下方向のスラスト力の支持をよ
り確実な可変モ−ルドを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 長辺固定フレ−ムと、
開閉可能な長辺可動フレ−ムと、これら長辺固定フレ−
ムと長辺可動フレ−ムの間に挟まれた1対の短辺フレ−
ムとを備え、該短辺フレ−ムはベ−ス短辺フレ−ム1
と、該ベ−ス短辺フレ−ム1に対し上部及び下部の引付
装置AとBによって着脱可能な短辺銅板3を固着した交
換短辺フレ−ム2とで構成され、ベ−ス短辺フレ−ム1
に対する交換短辺フレ−ム2の着脱のための上部引付装
置Aは交換短辺フレ−ム2に固着された突起体又は凹部
を有するT型ボルト等のブロック4と、ベ−ス短辺フレ
−ム1に設けられた前記ブロック4に係合する凹部又は
突起体を有するスライドブロック5と、スライドブロッ
ク5に連結され、他端に油圧駆動のプランジャ−9を備
えたタイロッド7と、タイロッド7に対し常時スライド
ブロック5を引き付ける方向に付勢する皿ばね等のばね
装置6及びスライドブロック5の両側に設けた、交換短
辺フレ−ムにかゝる上下方向の荷重を受ける荷重受装置
10とで構成し、又、交換短辺フレ−ム2の着脱の為の
下部引付装置Bは交換短辺フレ−ム2に固着された爪1
1と、ベ−ス短辺フレ−ム1に取付けられた引付板12
よりなり、該引付板12を常時皿ばね等のばね装置13
で引付ける方向に付勢され、圧油を供給することにより
プランジャ−14を介し引付状態を解除するようにし
た。又、荷重受装置10を交換短辺フレ−ム2とベ−ス
短辺フレ−ム1とが対向する面の交換短辺フレ−ム2側
に鋳片引抜き方向と直交する方向に設けた一対のキ−1
6とベ−ス短辺フレ−ム1側に設けた、キ−16の嵌る
一対のキ−溝17とで構成した。
【0010】
【実施例】 図1は組立てた状態の断面図、図2は図1
のII矢視部拡大平面図、図3は組立直前の状態を示す
断面図を示す。図1において4は上部引付装置Aを構成
する突起体(又は凹部)を有するブロックで、本例のも
のはT型ボルトを交換短辺フレ−ム2のボルト穴4aに
螺じ込んでいる。5はスライドブロックで、前記ブロッ
ク4の突起体(又は凹部)に対応する凹部(又は突起体)
を備えている。本例では前記T型ボルト4の頭がこのス
ライドブロック5に形成されているT字状凹部内に嵌合
するようになっている。6は締付用ばね装置で、本例で
は皿ばねを使用している。7は前記スライドブロック5
と一体に形成されたタイロッド、8は前記皿ばねをプリ
セットするナットである。9は開放用油圧プランジャ
−、10は鋳片と短辺銅板3との摩擦によって交換短辺
フレ−ム2に上下方向にかゝる荷重を受ける荷重受装置
である。
【0011】 前記荷重受装置10は例えば図4と図5
に示す如く、交換短辺フレ−ム2側に設けた左右1対の
キ−16とベ−ス短辺フレ−ム1側に設けた1対のキ−
溝17よりなっている。
【0012】図6は図1のVI矢視断面図で、下部引付
装置Bの詳細を示す。図7は図6のVII矢視断面図で
アクチュエ−タの断面図でクランプ状態を示し、図8は
アンクランプ状態を示す。図6及び図7に於て、12は
爪11を引付けて緊締する引付板でばね装置13(図で
は皿ばね13)で引付けられている。14はプランジャ
−で開放時(アンクランプ時)圧油15を供給して皿ば
ね13を圧縮すると引付板12が解放される。
【0013】
【作動】 図1に於て、プランジャ−9に圧油を供給し
て該プランジャ−9を作動させると、締付用皿ばね6を
図の右側に押して圧縮する。すると、スライドブロック
5が右に移動し、T型ボルト4の締付が解除される。
【0014】また、図8に示す如く、プランジャ−14
に圧油15を供給し、該プランジャ−14を作動させる
と、プランジャ−14が皿ばね13を圧縮し、引付板1
2が図示右方に移動する。すると、爪11の締付け力が
解除される。その後図3に示す如く交換短辺フレ−ム2
を上方向に吊り上げて取り出す。
【0015】一方、新しいサイズの交換短辺フレ−ム2
をセットする際は、プランジャ−9及び14を作動し、
上下の引付装置AとBを開放状態にして図3に示す如く
上方より交換短辺フレ−ム2を吊り込む。図4,図5の
キ−16及びキ−溝17を合せ、上下方向の位置決めを
する。次に、前記プランジャ−9,14より作動圧油を
抜くとそれぞれ皿ばね6及び13の付勢力によりT型ボ
ルト4及び引付板12を引き付けてクランプされる。
【0016】
【効果】交換短辺フレ−ム2をベ−ス短辺フレ−ム1に
締付けて固定するために、上部引付装置Aと下部引付装
置Bを設け、夫々油圧アクチュエ−タで緊締・開放を可
能にしたので、従来の如く危険な作業がなく、遠隔操作
で能率的に行うことが可能となった。
【0017】 又鋳片と短辺銅板の摩擦によって交換短
辺フレ−ムにかゝる上下方向の荷重を受けるため、位置
決め兼用のキ−とキ−溝による簡単な構成を付加するだ
けで可能としたので、上下の位置決めが確実であると同
時に交換短辺フレ−ムにかゝる上下方向の荷重の支持も
確実に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のモ−ルドの短辺交換装置の部分断面
図。
【図2】 (a)は図1のII矢視部分の平面図、(b)は
同じく拡大詳細図、(c)は(b)のx矢視図。
【図3】短辺交換装置で交換短辺フレ−ムが解放された
状態を示す。
【図4】図1のIV矢視図でベ−ス短辺フレ−ム側の端
面図。
【図5】図1のV矢視図で交換短辺フレ−ム側の端面
図。
【図6】図1のVI矢視部詳細図で下部引付装置の拡大
平面図。
【図7】図6のVII矢視断面図。
【図8】引付板を開放した状態を示す。
【図9】先願の要部断面図。
【符号の説明】
A 上部引付装置 B 下部引付装置 1 ベ−ス短辺フレ−ム 2 交換短辺フレ−
ム 3 短辺銅板 4 ブロック(T型
ボルト) 4a (ボルトの)穴 5 スライドブロッ
ク 6 ばね装置(皿ばね) 7 タイロッド 8 ナット 9 プランジャ− 10 荷重受装置 11 爪 12 引付板 13 皿ばね 14 プランジャ− 15 圧油 16 キ− 17 キ−溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長辺固定フレ−ムと長辺可動フレ−ムの
    間に挟まれた1対の短辺フレ−ムとを備え、該短辺フレ
    −ムはベ−ス短辺フレ−ム(1)と、該ベ−ス短辺フレ−
    ム(1)に対し上部及び下部引付装置(A,B)によって着
    脱可能な短辺銅板(3)を固着した交換短辺フレ−ム(2)
    とで構成され、ベ−ス短辺フレ−ム(1)に対する交換短
    辺フレ−ム(2)の着脱のための上部引付装置(A)は交換
    短辺フレ−ム(2)に固着された突起体又は凹部を有する
    ブロック(4)と、ベ−ス短辺フレ−ム(1)に設けられた
    前記ブロック(4)に対応する凹部又は突起体を有するス
    ライドブロック(5)と、スライドブロック(5)に連結さ
    れ、他端に油圧駆動のプランジャ−(9)を備えたタイロ
    ッド(7)と、タイロッド(7)に対し常時スライドブロッ
    ク(5)を引き付ける方向に付勢する締付用ばね装置(6)
    及びスライドブロック(5)の両側に設けた交換短辺フレ
    −ム(2)にかゝる上下方向の荷重を受ける荷重受装置(1
    0)とで構成し、又、下部引付装置(B)は交換短辺フレ−
    ム(2)に固着された爪(11)と、ベ−ス短辺フレ−ム(1)
    に取付けられた引付板(12)よりなり、該引付板(12)は常
    時ばね装置(13)で引付け方向に付勢され、圧油を供給す
    ることによりプランジャ−(14)を介し引付状態を解放す
    るようにしたことを特徴とする連続鋳造機用鋳片厚さ可
    変モ−ルドの短辺交換装置。
  2. 【請求項2】 荷重受装置(10)を交換短辺フレ−ム(2)
    とベ−ス短辺フレ−ム(1)とが対向する面の交換短辺フ
    レ−ム(2)側に鋳片引抜き方向と直交する方向に設けた
    一対のキ−(16)とベ−ス短辺フレ−ム(1)側に設けた、
    キ−(16)の嵌る一対のキ−溝(17)とで構成した請求項1
    の連続鋳造機用鋳片厚さ可変モ−ルドの短辺交換装置。
JP1992004986U 1992-01-16 1992-01-16 連続鋳造機用鋳片厚さ可変モ−ルドの短辺交換装置 Expired - Lifetime JP2564208Y2 (ja)

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