JP2579671B2 - プリペイドカード処理装置 - Google Patents

プリペイドカード処理装置

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JP2579671B2 JP63239331A JP23933188A JP2579671B2 JP 2579671 B2 JP2579671 B2 JP 2579671B2 JP 63239331 A JP63239331 A JP 63239331A JP 23933188 A JP23933188 A JP 23933188A JP 2579671 B2 JP2579671 B2 JP 2579671B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプリペイドカードを用いて商品又はサービス
の代金を払うことができるプリペイドカード処理装置の
係わり、特にプリペイドカードに各売上登録時の合計金
額に応じて客に付与されるポイント数を累積記憶できる
ようにしたプリペイドカード処理装置に関する。
[従来の技術] 周知のように、プリペイドカードには金額情報が予め
磁気記録されており、カード利用者はその磁気記録され
た金額情報に相当する代金を支払ってこのプリペイドカ
ードを購入する。そして、利用者がこのプリペイドカー
ドで例えば券売機,公衆電話機等を利用する度にその利
用代金に相当する金額が磁気記録された金額情報から差
引かれる。
このような代金前払いの機能を有するプリペイドカー
ドを一般の商店に適用することが考えられる。この場
合、代金はカード発行した時点で回収されているので、
店側にとって資金的に非常に有利である。また、クレジ
ットカードのようにそのカードに対する信用照会を行な
う必要がないので、販売業務の能率を向上できる。
また、顧客サービスの一貫として、各商店において、
売上合計金額が一定の基準金額以上になると、売上合計
金額に対応したポイント数が印刷されたサービス券を発
行したり、顧客に予め配布されているスタンプ用紙にポ
イント数だけのスタンプを押すスタンプシステムが実施
されている。
このようなスタンプシステムにおいて、客はシービス
券のポイント数が一定値以上になったり、又はスタンプ
用紙の全領域にスタンプが押されると、そのサービス券
又はスタンプ用紙を商店に持参する。そして、そのポイ
ント数に対応する商品又はサービスの提供を受けること
が可能である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上述したスタンプシステムにおいては、各客
に対してポイント数を付与するか否か、またポイント数
を付与する場合はそのポイント数は何ポイントであるか
を売上操作を行なう店の操作員が手計算で行なう必要が
ある。さらに、算出されたポイント数のサービス券を発
行したり、ポイント数分のスタンプを押す必要がある。
よって、操作員の負担が増大して、販売業務の作業能率
が低下するのみならず、誤ったポイント数を付与する懸
念もある。
その結果、操作員の負担が増大して、たとえプリペイ
ドカードよる支払業務を導入したとしても、そのプリペ
イドカード導入により販売業務を簡素化して作業能率を
向上できる長所が十分活用できない問題が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、プリペイドカードに支払に応じて順次減額されてい
く金額情報の他に、各売上登録時の合計金額に応じて客
に付与される売上ポイント数が順次加算されていくポイ
ント数を書込むことによって、各客の保持するプリペイ
ドカードに自動的にポイント数が付与でき、操作員の負
担を大幅に軽減でき、売上作業の作業能率を向上でき、
かつ客にとっても代金の支払および付与されたポイント
数の管理が1枚のプリペイドカードで実施でき、顧客に
対するサービスを大幅に向上できるプリペイドカード処
理装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解消するために本発明は、カード挿入口か
ら挿入されたプリペイドカードに記録された金額情報を
カードリーダライタで読取り、一人の客に対する売上操
作に応じて合計金額算出手段にて算出された該当客の合
計金額を金額情報から差引いて差引かれた後の金額情報
をカードリーダライタでプリペイドカードに書込んで排
出するプリペイドカード処理装置において、 カード挿入口から挿入されたプリペイドカードに記憶
された金額情報と同一プリペイドカードに記録された客
に付与するサービスのポイント数とを同時に読取るカー
ド情報読取手段と、合計金額算出手段にて算出された合
計金額に基づいて得られるポイント数を算出する売上ポ
イント数算出手段と、売上ポイント数算出手段にて算出
されたポイント数をカード情報読取手段にて読取られた
ポイント数に加算するポイント数加算手段と、合計金額
が読取られた金額情報を越えないとき、ポイント数加算
手段にて加算された後のポイント数を差引かれた後の金
額情報と共にプリペイドカードに書込むポイント数書込
手段と、合計金額が読取られた金額情報を越えたとき、
その不足金額を算出するとともに、挿入中のプリペイド
カードに零金額情報及び零ポイント数を書込んで排出す
るカード排出手段と、このカード排出の後に追加のプリ
ペイドカードの挿入案内を表示する挿入案内表示手段
と、カード排出の後にカード挿入口から挿入された追加
のプリペイドカードに記憶された金額情報及びポイント
数を読取る追加カード情報読取手段と、追加カード情報
読取手段にて読取ったポイント数に加算後のポイント数
を加算して追加のプリペイドカードに書込むとともに、
追加カード情報読取手段にて読取った金額情報から不足
金額を差引いて追加のプリペイドカードに書込む追加カ
ード情報更新手段とを備えたものである。
[作用] このように構成されたプリペイドカード処理装置で使
用される各プリペイドカードには、金額情報の他にポイ
ント数が記憶されている。そして、この金額情報および
ポイント数が記憶されたプリペイドカードをプリペイド
カード処理装置のカード挿入口へ挿入すると、プリペイ
ドカードに記憶されている金額情報およびポイント数が
読取られる。そして、例えばキーボードにおいて一人の
客に対する売上操作が実施されると、その客の合計金額
および合計金額に対応する売上ポイント数が算出され
る。しかして、読取られた金額情報から合計金額が減算
され、読取られたポイント数に売上ポイント数が加算さ
れる。そして、それぞれ更新された金額情報およびポイ
ント数がカード挿入口に挿入されているプリペイドカー
ドに書込まれる。
よって、操作員はプリペイドカードをカード挿入口へ
挿入して通常の売上操作を実施するのみで、客の保持す
るプリペイドカードに更新されたカード残高(金額情
報)と更新されたポイント数が自動的に書込まれる。
さらに、合計金額がプリペイドカードから読取った金
額情報を越えた場合、このプリペイドカードは零金額情
報及び零ポイント数が書込まれて排出される。そして、
カード挿入口に挿入された追加のプリペイドカードに記
憶されている金額情報が不足金額で減額更新される。同
時に、この追加のプリペイドカードに記憶されているポ
イント数に加算後のポイント数が加算される。
このように、金額情報が零になったプリペイドカード
に記憶されていたポイント数も合計金額に対応するポイ
ント数が加算され、さらに追加のプリペイドカードのポ
イント数に加算されて繰越される。したがって、ポイン
ト数に何等注意を払うことなく、使用済みプリペイドカ
ードを破棄できる。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例のプリペイドカード処理装置に使用さ
れるプリペイドカード(以下カードと略記する)を示す
図である。このカード1にはプリペイドカードであるこ
とを示す[ショッピングカード],スタンプ機能をも兼
用することを示す(スタンプカード),発行会社名およ
び額面を示す[5000円]等の各メッセージ2が表記さ
れ、カード情報を磁気記録した磁気ストライプ3が形成
されている。さらに、カード1の使用状況に応じて変化
する概算の残高状態を示すパンチ孔4が穿設される。
前記磁気ストライプ3内には、第2図に示すように、
このカード1を発行(販売)した会社(店)を示す発行
会社コード3a,発行日付3b,カード保持者の会員番号3c,
暗証番号3d,全てのカード1に連続するカード番号3e,金
額情報としての金額3f,ポイント数(値Pa)3g等が記録
されている。
そして、このカード1を発行した時点においては、金
額3fは表記された例えば5万円の額面金額であり、ポイ
ント数Paは0である。
なお、カード1に会員番号3c,暗証番号3dを記録する
のは、このカード1を使用できる人を特定して、現金や
商品券とは異質のものであることを示すとともに、会員
番号,暗証番号を確認することによって、カード紛失時
において再発行可能にするためである。
第3図は前記カード1が使用されるプリペイドカード
処理装置5を示す外観図である。筺体の前面にキーボー
ド6が配設されており、上部にカード挿入口7,表示部8
が設けられている。さらにこのプリペイドカード処理装
置5には客が暗証番号を入力するためのピンパッド9お
よび記録用紙10に売上金額等を印字するプリンタ11がケ
ーブルにて接続されている。
前記キーボード6には、第4図に示すように、数字デ
ータを入力するための置数キー12,置数された数字デー
タを確認するための確認キー13の他に、小計キー14a,入
力された一人の客に対する売上金額を合計するための売
上計キー14b等の各種ファンクションキー14が配設され
ている。
さらに、このキーボード6には操作員が鍵にて切換操
作する業務切換スイッチ15が配設されている。そして、
この業務切換スイッチ15によって、[売上][点検]
[精算]等の各種業務が選択設定される。
第5図はプリペイドカード処理装置5の概略構成を示
すブロック図である。
各種情報処理を実行するCPU25に対してバスライン26
を介して、制御プログラムを記憶するROM27、売上集計
ファイル等の各種可変データを記憶するRAM28、キーボ
ード6、カード発行会社のホストコンピュータからなる
カードセンタ29に電話回線を介してオンライン接続され
たNCU/MODEMからなる通信制御回路30、入力数字データ
や各種操作案内を表示する表示部8、カード挿入口7か
ら挿入された各カード1に対して情報の読み書きを実行
するカードリーダライタ31、ピンパッド9に接続された
インターフェース32、プリンタ11に接続されたインター
フェース33等が接続されている。
また、上記各電子構成部材に対して電源34から各駆動
電圧VD,VCが供給される。
前記RAM28内には、第6図に示すように、カード1で
販売した商品の売上金額等を集計する売上集計ファイル
28a、一人の客に対する売上の合計金額を算出する合計
メモリ28b、カードリーダライタ31で読取ったカード情
報を記憶するカード情報メモリ28c、表示部8に表示す
る表示データを記憶する表示バッファ28d、プリンタ11
にて記録用紙10へ印字する印字データを記憶する印字バ
ッファ28e、カード発行会社からこの店に割当てられた
割当ポイント数Pmを記憶する割当ポイント数メモリ28
f、割当ポイント数Pmから各客毎の売上操作にて生じる
売上ポイント数Pbを順次減算していく残ポイント数カウ
ンタ28g等が形成されている。
なお、前記割当ポイント数メモリ28fには売上業務開
始に先だって、例えばカードセンタ29からの指令にて割
当ポイント数Pmが設定される。そして、割当ポイント数
メモリ28fに割当ポイント数Pmが設定されると同時に、
その割当ポイント数Pmが残ポイント数カウンタ28gのカ
ウント値Pcに初期値として設定される(Pc=Pm)。
しかして、前記CPU25は第7図の流れ図に従って売上
処理業務を実行するようにプログラム構成されている。
流れ図が開始され、S(ステップ)1にてキーボード
6の業務切換スイッチ15が[売上]業務に設定されてい
れば、表示部8に[カード挿入]の操作案内を表示す
る。そして、カード挿入口7にカード1が挿入される
と、S2にてカードリーダライタ31にてそのカード1の磁
気ストライプ3に記憶された発行会社カード3a,発行日
付3b,会員番号3c,暗証番号3d,カード番号3e,金額3f,ポ
イント数Pa等からなるカード情報を読取る。そして、読
取ったカード情報をRAM28のカード情報メモリ28cへ格納
する。次にS3にてカード情報メモリ28cに記憶されたカ
ード情報から挿入されたカード1が使用可能なカードで
あるか否かを調べる。そして、例えば発行会社コードが
他の会社のコードであればこのカード1を使用できない
ので、表示部8に[使用不可]のメッセージを表示した
のち、該当カードを排出する。
S3にて挿入されたカード1が正常カードであれば、表
示部8に[暗証番号入力]の操作案内を表示する。ピン
パッド9における客のキー操作にて例えば4桁の暗証番
号が入力されると、その暗証番号がカード情報メモリ28
cに記憶されている暗証番号3dと一致するか否かを調べ
る。一致しなければ[暗証番号入力]の操作案内を表示
して、再度暗証番号が入力されるのを待つ。3回暗証番
号が入力されても暗証番号が一致しなければ、事故カー
ドであると判断して、[使用不可]を表示して該当カー
ドを排出する。暗証番号が一致すると、S4にてカード情
報メモリ28cの金額3fおよびポイント数Paを、カード残
額および現在のポイント数として表示する。
次に、客の購入した商品の金額が置数キー12にてキー
入力され、表示された金額が正しいと判断して確認キー
13がキー入力されると、その金額を合計メモリ28bの合
計金額に加算する。さらに、第8図に示すように、プリ
ンタ11で記録用紙(レシート用紙)10上にその金額35a
を印字出力する。そして、S5にて売上計キー14bがキー
操作されると、一人の客に対する売上金額の合計処理が
終了したので、第8図に示すように、記録用紙10上に合
計メモリ28bの合計金額35bを印字出力する。
そして、S6にて合計金額に対応した今回の売上ポイン
ト数Pbを算出する。具体的には、合計金額をポイント数
を付与する基準金額で割算して、商Pを求める。次に、
商Pの小数店以下を切捨て今回の売上ポイント数Pbとす
る。
売上ポイント数Pbの算出が終了すると、表示部8に合
計金額と売上ポイント数Pbを表示する。
次にS7にて、その合計金額がカード情報メモリ28cの
金額3fで示されるカード残高以下であることを確認す
る。カード残高以下であれば、前記金額3fから合計金額
を差引いてその差引残高を求める。S8にてカード情報メ
モリ28cのポイント数Paに今回の売上ポイント数Pbを加
算する(Pa=Pa+Pb)。そして、更新された差引残高、
ポイント数Paを表示するとともに、その差引残高および
ポイント数を新たな金額3fおよびポイント数Paとしてカ
ード情報メモリ28cへ書込む。
しかして、S19にてカード情報メモリ28cに記憶された
新たな金額3fおよびポイント数Paをカードリーダライタ
31にてカード挿入口7に挿入されているカード1の磁気
ストライプ3の該当領域に書込む。
次に、S10へ進み、合計金額を売上集計ファイル28aに
登録集計し、RAM28内の残ポイント数カウンタ28gの残ポ
イント数Pcから今回の売上ポイント数Pbを減算する(Pc
=Pc−Pb)。次に、第8図に示すように、記録用紙10上
に、カード情報メモリ28cから読出した会員番号,カー
ド挿入口7に挿入されているカード1に書込んだカード
残高,今回の売上ポイント数Pb,カード1に書込むポイ
ント数(累計ポイント数)Paを印字出力して、レシート
35として排出する(レシート発行)。
そして最後に、S11にてカード挿入口7に挿入されて
いるカード1を排出して、一人の客に対するカード1に
よる売上処理業務を終了する。
また、S7にてカード残高が合計金額未満であれば、S1
2以降の不足処理を実行する。すなわち、S12にて合計金
額からカード残高を差引いた不足金額を算出する。そし
て、現在カード挿入口7に挿入されているカード1に金
額3fおよびポイント数Paを共に0に設定して書込む。そ
して、S13にて金額3f,ポイント数Paが0にクリアされた
カード1を排出する。
しかる後、表示部8に[追加カード挿入]の操作案内
を表示する。カード挿入口7に該当客の会員番号および
暗証番号が記録された新たなカード1が挿入されると、
S14にてそのカード1に記憶されているカード情報を読
取り、カード情報メモリ28cへ格納する。
そして、そのカード情報メモリ28cの金額3fを読出
し、この金額3fから先の不足金額を差引いて差引残高を
算出する。さらに、カード情報メモリ28cから読取った
新たなカード1のポイント数Pabに先のカード1に記憶
されていたポイント数Paおよび今回の売上ポイント数Pb
を加算する(Pab=Pab+Pa+Pb)。そして、差引残高,
更新後のポイント数Pabを表示する。そして、この残高
および更新後のポイント数Pabを現在カード挿入口7に
挿入されている新たなカード1にカード残高(金額3f)
およびポイント数Paとして書込む。その後、S10へ進
み、合計金額を売上集計ファイル28aに集計する。
このように構成されたプリペイドカード処理装置5に
おいて、カード1には、第2図に示すように、カード支
払に応動して順次減額されていく金額3fの他に、このカ
ード1で商品を購入した場合に合計金額に対応して付与
される売上ポイント数Pbの累計のポイント数Paが磁気記
録されている。
そして、カード1をカード挿入口7へ挿入すると、前
記金額3fの他にポイント数Paが読取られる。そして、該
当客に対する各販売商品の金額を入力して、最後に売上
計キー14bをキー入力すると、合計金額およびこの合計
金額に対応する売上ポイント数Pbが算出される。そし
て、カード1の金額3f(カード残高)から合計金額が差
引かれ、かつポイント数Paに売上ポイント数Pbが加算さ
れて、それぞれ更新された金額およびポイント数が書込
まれたカード1が排出される。
したがって、操作員は客の持参したプリペイドカード
1をカード挿入口7へ挿入したのち、通常の売上操作を
実施するのみで、客の保持するプリペイドカード1から
売上の合計金額が差引かれ、かつ合計金額に対応したポ
イント数が自動加算される。したがって、ポイント数を
計算したり、サービス券を発行したり、スタンプ用紙に
スタンプを押す等の作業を実行する必要がない。その結
果、操作員の負担が大幅に軽減され、販売業務全体の作
業能率が大幅に向上する。
また、客にとっては、1枚のプリペイドカード1に金
額情報の他にポイント数が記憶されているので、この1
枚のプリペイドカード1でもってプリペイドカード本来
の支払機能のとスタンプ機能を果たすことが可能とな
る。したがって、従来のように、別途サービス券やスタ
ンプ用紙を持参したり、ポイント数を計算したり、又こ
れらを管理する必要がない。
そして、ポイント数が一定値に達した時点で、そのプ
リペイドカード1をカード発行会社又は商店へ持参し
て、そのポイント数に対応したサービスを受ければよ
い。
さらに、カードによる支払金額に不足が生じて、不足
額を追加カードで支払う場合は、現在までのポイント数
が新たな追加カード1に繰越されるので、先のカード残
高が0になったカード1を破棄することが可能となり、
ポイント数は常時最新の1枚のプリペイドカード1に記
憶されている。よって、カード1の管理がより簡素化さ
れる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のプリペイドカード処理装
置においては、プリペイドカードに支払に応じて順次減
額されていく金額情報の他に、各売上登録時の合計金額
に応じて客に付与される売上ポイント数が順次加算され
ていくポイント数を書込むようにしている。したがっ
て、客の保持するプリペイドカードに自動的にポイント
数が付与でき、操作員の負担を大幅に軽減でき、売上作
業の作業能率を向上できる。また、客にとっても代金の
支払および付与されたポイント数の管理が1枚のプリペ
イドカードで実施できる。しかして、顧客に対するサー
ビスを大幅に向上できる。
さらに、合計金額がプリペイドカードから読取った金
額情報を越えた場合においては、カード挿入口に挿入さ
れた追加のプリペイドカードに記憶されている金額情報
が不足金額で減額更新されると共に、この追加のプリペ
イドカードに記憶されているポイント数に加算後のポイ
ント数が加算される。
このように、たとえ金額情報が零になったプリペイド
カードに記憶されていたポイント数も合計金額が対応す
るポイント数が加算され、さらに追加のプリペイドカー
ドのポイント数に加算されて繰越される。したがって、
ポイント数に何等注意を払うことなく、使用済みプリペ
イドカードを破棄でき、ポイント数を含めたプリペイド
カードの一元管理ができ、顧客に対するサービスをより
一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例に係わるプリペイ
ドカード処理装置を示すものであり、第1図はプリペイ
ドカードの外観図、第2図はプリペイドカードに記憶さ
れたカード情報を示す図、第3図はプリペイドカード処
理装置を示す外観図、第4図はキーボードのキー配置
図、第5図はプリペイドカード処理装置の概略構成を示
すブロック図、第6図は記憶部に形成された各メモリを
示す図、第7図は動作を示す流れ図、第8図は発行され
たレシートを示す図である。 1……プリペイドカード、3……磁気ストライプ、3a…
…発行会社コード、3c……会員番号、3d……暗証番号、
3f……金額、3g……ポイント数、5……プリペイドカー
ド処理装置、6……キーボード、7……カード挿入口、
8……表示部、9……ピンパッド、11……プリンタ、12
……置数キー、14b……売上計キー、25……CPU、28……
RAM、28a……売上集計ファイル、28c……カード情報メ
モリ、31……カードリーダライタ、35……レシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−164196(JP,A) 特開 昭63−211493(JP,A) 特開 昭63−40994(JP,A) 木村武雄・木村利雄共著「建築設備の ためのエレベーター・エスカレータ」新 版第1刷(昭48−8−20)株式会社オー ム社P.79−P.80

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入口(7)から挿入されたプリペ
    イドカード(1)に記録された金額情報(3f)をカード
    リーダライタ(31)で読取り、一人の客に対する売上操
    作に応じて合計金額算出手段にて算出された該当客の合
    計金額を前記読取られた金額情報から差引いて差引かれ
    た後の金額情報を前記カードリーダライタで前記プリペ
    イドカードに書込んで排出するプリペイドカード処理装
    置において、 前記カード挿入口から挿入されたプリペイドカードに記
    憶された金額情報と同一プリペイドカードに記録された
    客に付与するサービスのポイント数(3g)とを同時に読
    取るカード情報読取手段(S2)と、 前記合計金額算出手段にて算出された合計金額に基づい
    て得られるポイント数を算出する売上ポイント数算出手
    段(S6)と、 この売上ポイント数算出手段にて算出されたポイント数
    を前記カード情報読取手段にて読取られたポイント数に
    加算するポイント数加算手段(S8)と、 前記合計金額が前記読取られた金額情報を越えないと
    き、前記ポイント数加算手段にて加算された後のポイン
    ト数を前記差引かれた後の金額情報と共に前記プリペイ
    ドカードに書込むポイント数書込手段(S9)と、 前記合計金額が前記読取られた金額情報を越えたとき、
    その不足金額を算出するとともに、挿入中のプリペイド
    カードに零金額情報及び零ポイント数を書込んで排出す
    るカード排出手段(S12〜S13)と、 このカード排出の後に追加のプリペイドカードの挿入案
    内を表示する挿入案内表示手段と、 前記カード排出の後に前記カード挿入口から挿入された
    追加のプリペイドカードに記憶された金額情報及びポイ
    ント数を読取る追加カード情報読取手段(S14)と、 この追加カード情報読取手段にて読取ったポイント数に
    前記加算後のポイント数を加算して前記追加のプリペイ
    ドカードに書込むとともに、前記追加カード情報読取手
    段にて読取った金額情報から前記不足金額を差引いて前
    記追加のプリペイドカードに書込む追加カード情報更新
    手段と を備えたプリペイドカード処理装置。
JP63239331A 1988-09-24 1988-09-24 プリペイドカード処理装置 Expired - Lifetime JP2579671B2 (ja)

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JPH0758514B2 (ja) * 1986-08-06 1995-06-21 オムロン株式会社 Pos端末装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
木村武雄・木村利雄共著「建築設備のためのエレベーター・エスカレータ」新版第1刷(昭48−8−20)株式会社オーム社P.79−P.80

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JPH0287294A (ja) 1990-03-28

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