JP2524627C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は各客に売上合計金額に対応したポイント数を与えるスタンプシステム
に使用されるスタンプカード処理装置に関する。 [従来の技術] 顧客サービスの一貫として、各商店において、売上合計金額が一定の基準金額
以上になると、売上合計金額に対応したポイント数が印刷されたサービス券を発
行したり、顧客に予め配布されているスタンプ用紙にポイント数だけのスタンプ
を押すスタンプシステムが実施されている。 このようなシステムにおいて、客はサービス券のポイント数が一定値以上にな
ったり、又はスタンプ用紙の全領域にスタンプが押されると、そのサービス券又
はスタンプ用紙を商店又は、サービス券又はスタンプ用紙の発行会社へ持参する
と、そのポイント数に対応する商品の提供を受けることが可能である。 したがって、店側にとっては顧客をつなぎ止めることが可能である。 また、一般的に、各商店は、各顧客に対してサービス券又はスタンプ用紙をサ
ービスとして手渡す場合、上記サービス券又はスタンプ用紙の発行会社からこの
サービス券又はスタンプ用紙を代金を支払って購入する。そして、各商店は手持
ちのサービス券又はスタンプ用紙がなくなると、再度上記発行会社から代金を支
払って購入する。各商店がサービス券又はスタンプ用紙の発行会社から購入する
サービス点数又はスタンプ用紙の点数は、例えば1000点等のある程度まとま
った点数である。 そして、サービス券又はスタンプ用紙の発行会社は、各商店から受領した代金
の一部で客が持参したサービス券のポイント数や全領域にスタンプが押されたス
タンプ用紙に応じた商品を客に提供する。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のようなスタンプシステムにおいてもまだ次のような課題
があった。すなわち、各客に対してポイント数を付与するか否か、またポイント
数を付与する場合はそのポイント数は何ポイントであるかを売上操作を行なう店 の操作員が手計算で行なう必要がある。さらに、算出されたポイント数のサービ
ス券を発行したり、ポイント数分のスタンプを押す必要がある。よって、操作員
の負担が大幅に増大して、販売業務の作業能率が低下するのみならず、誤ったポ
イント数を付与する懸念もある。 さらに、店の管理者にとっては、発行したサービス券の枚数やスタンプを押し
た回数等を記録してサービス券又はスタンプ用紙の発行会社に報告する必要があ
るので、それらの管理を正確に行なわなければならず、管理業務が煩雑になる。 一方、客側にとっても、多数のサービス券やスタンプ用紙を保管したり、ポイ
ント数を計算するのは非常に煩雑なことである。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、カードにポイント数を
記憶させ、各客に対する売上操作時にカードに記憶されているポイント数を読取
り、今回の売上ポイント数だけ加算したのちにカードに書込むことにより、各客
の保持するカードに自動的にポイント数が付与でき、操作員の負担を大幅に軽減
でき、売上業務の作業能率を向上でき、かつ客にとっても付与されたポイント数
の保管が簡素化され、顧客に対するサービスを向上できるスタンプカード処理装
置を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明のスタンプカード処理装置は、外部から入力
された割当ポイント数を記憶部の割当ポイント数メモリに設定する割当ポイント
数設定手段と、カード挿入口から挿入されたスタンプカードに記憶されたポイン
ト数をカードリーダライタで読取るポイント数読取手段と、一人の客に対する売
上操作にて得られた該当客の合計金額に応じて得られる売上ポイント数を算出す
る売上ポイント数算出手段と、この売上ポイント数算出手段にて算出された売上
ポイント数を前記ポイント数読取手段にて読取られたポイント数に加算するポイ
ント数加算手段と、このポイント数加算手段にて加算された後のポイント数が1
枚のスタンプカードに対して予め設定された最大値以下か、越えるかを判定する
最大値ポイント数判定手段と、この最大値ポイント数判定手段によって前記加算
された後のポイント数が最大値以下と判定されたとき、加算された後のポイント
数を前記カードリーダライタで前記スタンプカードに書込んで排出するポイント 数更新手段と、前記最大値ポイント数判定手段によって前記加算された後のポイ
ント数が前記最大値を越えると判定されたとき、加算された後のポイント数から
前記最大値を差引いた端数ポイント数を算出するとともに、挿入中のスタンプカ
ードに前記最大値のポイント数の書込み処理と最大値ポイント数のスタンプカー
ドであることを示す表示処理とを行って書込済スタンプカードとして排出する書
込済スタンプカード排出手段と、前記書込済スタンプカードの排出後に前記カー
ド挿入口から挿入された追加のスタンプカードに対して、書込むポイント数とし
ては前記端数ポイント数のみを書込んで排出する追加スタンプカード発行手段と
、前記割当ポイント数メモリに設定された割当ポイント数から各客毎の売上操作
にて生ずる各売上ポイント数を順次減算していく残ポイント数カウンタとを備え
たものである。 [作用] このように構成されたスタンプカード処理装置であれば、スタンプカードには
ポイント数が記録されており、またスタンプカード処理装置側には、このスタン
プカードに記憶されたポイント数を読取ったり、また新たなポイント数を書込む
カードリーダライタが設けられている。 そして、カード挿入口へスタンプカードを挿入した状態で、例えばキーボード
における売上操作で一人の客に対する合計金額が得られると、この合計金額に対
応する売上ポイント数が算出され、前記カードから読取ったポイント数に加算さ
れて、加算後の新たなポイント数が前記カードに書込まれて、該当カードが排出
される。 よって、操作員はスタンプカードをカード挿入口へ挿入すると通常の売上操作
を実施するのみで、客の保持するスタンプカードのポイント数に今回の合計金額
に対応する売上ポイント数が自動的に加算される。 また、加算後のポイント数が1枚のスタンプカードに対して予め設定された最
大値を越える場合は、最大値のポイント数が書込まれたスタンプカードが書込済
スタンプカードとして排出される。さらに、加算後のポイント数から最大値を差
引いた端数ポイントが書込まれた追加スタンプカードが発行される。 したがって、端数ポイントが自動的に処理されるので、操作性を大幅に向上で きる。 なお、1枚のスタンプカードに累積できるポイント数に最大値を設定する理由
は、このスタンプカードを従来のスタンプ用紙に対応させるとともに、スタンプ
カードの紛失事故による客の損失や誤って過大なポイント数が書込まれることに
よるカード発行会社の損失を一定限度内に抑制するためである。 また、必要に応じて、残ポイント数カウンタのカウント値を出力させれば、こ
のスタンプカード処理装置で各客に付与した売上ポイント数の合計値を算出する
ことが可能となる。 [実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。 第1図は実施例のスタンプカード(以下カードと略記する)を示す図である。
このカード1には[スタンプカード]等のスタンプカードであることを示す名称
およびカード発行会社名2等が表記され、カード情報を磁気記録した磁気ストラ
イプ3が形成されている。 前記磁気ストライプ3内には、第2図に示すように、このカード1を発行した
会社(商店)を示す発行会社コード3a,発行日付3b,カード保持者の会員番
号3c,全てのカード1に連続するカード番号3d,ポイント数(値Pa)3e
等からなるカード情報が記録されている。 第3図は前記カード1が使用されるスタンプカード処理装置5を示す外観図で
ある。なお、このスタンプカード処理装置5は各商品の販売登録を行なう通常の
金銭登録機の機能をも有する。 すなわち、筐体の前面にキーボード6が配設されており、上部にカード挿入口
7,表示部8が設けられ、下部に現金を収納するドロワー9が設けられている。
さらにこのスタンプカード処理装置5には記録用紙(レシート用紙)10に売上
データ等を印字するプリンタ11がケーブルにて接続されている。 前記キーボード6には、第4図に示すように、数字データを入力するための置
数キー12,置数された数字データを確認するための確認キー13の他に、小計
キー14a,入力された一人の客に対する売上金額を合計するための売上計キー
14b,スタンプカード1を持参した客に対する売上であることを宣言するスタ ンプキー14c、記憶部に割当ポイント数Pm を設定する場合に使用する点数設
定キー14d等の各種ファンクションキー14が配設されている。 さらに、このキーボード6には操作員が鍵にて切換操作する業務切換スイッチ
15が配設されている。そして、この業務切換スイッチ15によって、[売上]
[点検][精算]等の各種業務が選択設定される。 第5図はスタンプカード処理装置5の概略構成を示すブロック図である。 各種情報処理を実行するCPU25に対してバスライン26を介して、制御プ
ログラムを記憶するROM27、割当ポイント数メモリ等の各種可変データを記
憶するRAM28、キーボード6、ホストコンピュータからなるカード発行会社
のカードセンタ29に対して電話回線を介してオンライン接続されたNCU/M
ODEM等からなる通信制御回路30、入力数字データや各種操作案内を表示す
る表示部8、カード挿入口7から挿入された各カード1に対して情報の読み書き
を実行するカードリーダライタ31、プリンタ11に接続されたインターフェー
ス32等が接続されている。 また、上記各電子構成部材に対して電源33から各駆動電圧VD,VCが供給さ
れる。 前記RAM28内には、第6図に示すように、各客に販売した商品の売上合計
金額等を集計する売上集計ファイル28a、一人の客に対する売上の合計金額を
算出する合計メモリ28b、カードリーダライタ31で読取ったカード情報を記
憶するカード情報メモリ28c、表示部8に表示する表示データを記憶する表示
バッファ28d、プリンタ11にて記録用紙10へ印字する印字データを記憶す
る印字バッファ28e、外部から入力された割当ポイント数Pm を記憶する割当
ポイント数メモリ28f、前記割当ポイント数Pm から各客毎の売上操作にて生
じる売上ポイント数Pbを順次減算していく残ポイント数カウンタ28g、スタ
ンプカード1を持参した客に対する売上操作であることを示すスタンプフラグを
記憶するフラグメモリ28h等が形成されている。 なお、前記割当ポイント数Pm とは、カードセンタ29としてのスタンプカー
ド発行会社が、このスタンプカード1を客に発行してポイント数をサービスする
各商店に対して予め割当たポイント数である。そして、各商店はスタンプカード 発行会社に対して割当ポイント数Pm に対応する代金を支払う必要がある。そし
て、各商店は割当ポイント数Pm を使い切ると、スタンプカード発行会社から再
度割当ポイント数Pm を購入する。 スタンプカード発行会社は、従来のサービス券又はスタンプ用紙の発行会社と
同様に、各商店から受領した代金の一部で客が持参した書込済スタンプカードに
記憶されているポイント数に応じた商品を客に提供する。 したがって、このスタンプカード処理装置が設置された各商店は、割当ポイン
ト数Pm 及び現在の残ポイント数を厳格に管理する必要がある。 しかして、前記CPU25は第7図の流れ図に従って割当ポイント数Pm の設
定処理を実行するようにプログラム構成されている。 流れ図が開始され、S(ステップ)1にてキーボード6の業務切換スイッチ1
5が[点検]業務に設定されており、キーボード6の点数設定キー14dがキー
入力されると、割当ポイント数Pm の設定業務が開始されるので、表示部8に[
ポイント数入力]の操作案内を表示する。そして、キーボード6の置数キー12
と確認キー13との組合わせキー操作にてカード発行会社から指定された割当ポ
イント数Pm が入力されると、S2にてその入力された割当ポイント数Pm をR
AM28の割当ポイント数メモリ28fに格納する。そして、残ポイント数カウ
ンタ28gに初期値として設定する(Pc =Pm)。以上で割当ポイント数Pm
の設定処理を終了する。 なお、この割当ポイント数Pm は上述したマニアル操作による設定の他に、カ
ードセンタ29からオンラインを介した指令にて自動的に設定することも可能で
ある。 しかして、割当ポイント数Pm が設定された状態で、前記CPU25は第8図
の流れ図に従って、一人の客に対する売上操作処理およびスタンプカード1に対
するポイント数Pa の更新処理を実行する。 流れ図が開始され、S(ステップ)3にてキーボード6の業務切換スイッチ1
5が[売上]業務に設定されていれば、売上業務が開始する。そして、キーボー
ド3のスタンプキー14cがキー操作されると、スタンプカード1を持参した客
に対する売上操作が開始されたので、RAM28のフラグメモリ28hのスタン プフラグを1に設定したのち、表示部8に[スタンプカード挿入]の操作案内を
表示する。そして、カード挿入口7にカード1が挿入されると、S5にてカード
リーダライタ31にてそのカード1の磁気ストライプ3に記憶された発行会社コ
ード3a,発行日付3b,会員番号3c,カード番号3d,ポイント数Pa 等か
らなるカード情報を読取る。そして、読取ったカード情報をRAM28のカード
情報メモリ28cへ格納する。次にカード情報メモリ28cに記憶されたカード
情報のポイント数Pa を表示する。そして、S6にて置数キー12にて一つの販
売商品の金額が入力されるのを待つ。 なお、S4にてスタンプキー14cがキー入力されなければ、スタンプカード
1を持参しない一般の客であるので、そのまま、S6へ進み、置数キー12にて
一つの販売商品の金額が入力されるのを待つ。 S6にて販売商品の金額が入力されると、その金額を表示部8に表示し、確認
キー13がキー入力されると、その金額をRAM28の合計メモリ28bへ加算
し、かつ第9図に示すように、記録用紙10上にその金額34aを印字出力する
。そして、売上計キー14bがキー入力されると、その客に販売した全商品の金
額入力操作が終了したので、表示部8に合計メモリ28bの合計金額を表示する
。また、合計金額をRAM28の売上集計ファイル28aに累積集計する。さら
に、第9図に示すように、その合計金額34bを記録用紙10に印字出力する。 しかして、S7にてフラグメモリ28hのスタンプフラグが1に設定されてい
れば、S8へ進み、合計金額をポイント数を付与する場合の基準金額で割算して
、商Pを求める。次に、商Pの小数点以下を切捨てて今回の売上による売上ポイ
ント数Pb を求める。S9にて求めた売上ポイント数Pb が0でなければ、その
売上ポイント数Pb を表示部8に表示する。そして、S10にてカード情報メモ
リ28cのポイント数Pa にこの売上ポイント数Pb を加算して、加算ポイント
数Pd を求める。 S11にて加算された後のポイント数Pd が1枚のカード1に予め設定された
最大値Pmax を越えると、越えた分に相当する端数ポイント数Pe を算出する(
Pe =Pd −Pmax)。そしてカード挿入口7に挿入されているカード1に対し
てカードリーダライタ31にて最大値Pmax を磁気ストライプ3のポイント数3e の領域へ書込み、最大値Pmax に達したことを示すパンチ孔を穿設したのち、こ
のカード1を書込済スタンプカードとして排出する。その後、表示部8に[追加
カード挿入]の操作案内を表示し、カード挿入口7にポイント数3eが0である
新たな追加のスタンプカード1が挿入されると、S12にてそのカード1に端数
ポイント数Pe を書込む。そして、S13にて新たに端数ポイント数Pe が書込
まれたカード1を排出する。 なお、S11にて、加算後のポイント数Pd が最大値Pmax 以下であれば、S
14にて加算後のポイント数Pd をカード挿入口7に挿入されているカード1の
所定領域へ書込み、S13にて該当カード1を排出する。 S13にてカード1が排出されると、今回の売上ポイント数Pb を第9図に示
すように記録用紙10上に売上ポイント数34cとして印字出力する。そして、
S15にて各金額34a,合計金額34b,売上ポイント数34cが印字された
記録用紙10をレシート34として排出(レシート発行)する。 なお、S7にてスタンプフラグが0に解除されていた場合およびS9にて売上
ポイント数Pb が0であれば、売上ポイント数34cを印字する必要がないので
、S15にてそのままレシート発行を行なう。 しかして、S16にて再度スタンプフラグの状態を調べる。1に設定されてい
れば、S17にてRAM28の残ポイント数カウンタ28gの残りポイント数P
c から今回の売上ポイント数Pb を減算する。減算後の残ポイント数Pc が0未
満に低下すると、表示部8にその残ポイント数Pc を表示して、操作者に警告を
発する。そして、新たに割当ポイント数メモリ28fに割当ポイント数Pm を設
定する等の処理を行なう。減算後の残ポイント数Pc が0以上であれば、フラグ
メモリ28hのスタンプフラグを0に解除し、かつ合計メモリ28bを0にクリ
アする。なお、S15にてスタンプフラグが0であれば、合計メモリ28bをク
リアするのみでよい。 以上で一人の客に対する売上操作処理とスタンプカード1に対するポイント数
Pa の更新処理を終了する。 このように構成されたスタンプカード処理装置5において、スタンプカード1
には、第2図に示すように、発行会社コード3a,会員番号3c,ポイント数P a が記憶されている。 そして、カード挿入口7へスタンプカード1を挿入した状態で、キーボード6
のキー操作によりこの客に販売した商品の各金額を入力して、最後に売上計キー
14bをキー入力すると、該当客に対する合計金額が算出され、この合計金額に
対応する売上ポイント数Pb が算出され、前記カード1から読取ったポイント数
Pa に加算されて、加算後の新たなポイント数Pd がカード1に新たなポイント
数Pa として書込まれて、排出される。 よって、操作員はスタンプキー14cを押したのち、客の持参したスタンプカ
ード1をカード挿入口7へ挿入すると通常の売上操作を実施するのみで、客の保
持するスタンプカード1のポイント数Pa に今回の合計金額に対応する売上ポイ
ント数Pb が自動的に加算される。したがって、操作員の負担が大幅に軽減され
、販売業務全体の作業能率が大幅に向上する。 また、このスタンプカード処理装置5においては、カード発行会社からこの店
に対して予め割当てられた割当ポイント数Pm を記憶部に設定可能であり、かつ
残ポイント数カウンタ28gにて、その割当ポイント数Pm から現在までに各客
に付与した各売上ポイント数Pb を減算した残ポイント数Pc が計数されている
。したがって、必要に応じて、残ポイント数カウンタ28gのカウント値Pc を
出力させれば、このスタンプカード処理装置5で各客に付与した売上ポイント数
Pb の合計値を算出することが可能となる。 また、客が保持するスタンプカード1に記憶されているポイント数Pa が最大
値Pmax に達すると、パンチ孔が穿設されて排出される。そして、その客に対し
て発行された新たなスタンプカード1を挿入すれば、先のスタンプカード1から
繰越した端数ポイント数Pe が自動的に書込まれて発行される。したがって、追
加スタンプカード1の発行業務も簡素化される。 一方、客側にとっても、1枚又は2〜3枚のスタンプカード1を保持するのみ
でよいので、従来装置のように多数のサービス券やスタンプ用紙を保管したり、
ポイント数を計算する必要がない。 [発明の効果] 以上説明したように本発明のスタンプカード処理装置によれば、スタンプカー ドにポイント数を記憶させ、各客に対する売上操作時にスタンプカードに記憶さ
れているポイント数を読取り、今回の売上ポイント数だけ加算したのちに該当ス
タンプカードに書込むようにしている。したがって、各客の保持するスタンプカ
ードに自動的にポイント数が付与でき、操作員の負担を大幅に軽減でき、売上業
務の作業能率を向上でき、かつ客にとっても付与されたポイント数の保管が簡素
化され、顧客に対するサービスを向上できる。 また、加算後のポイント数が1枚のスタンプカードに対して予め設定された最
大値を越える場合は、最大値のポイント数が書込まれたスタンプカードが書込済
スタンプカードとして排出される。さらに、加算後のポイント数から最大値を差
引いた端数ポイントが書込まれた追加スタンプカードが発行される。 したがって、端数ポイント数が自動的に処理されるので、操作性を大幅に向上
できるとともに、客に対するサービスをより一層向上できる。
に使用されるスタンプカード処理装置に関する。 [従来の技術] 顧客サービスの一貫として、各商店において、売上合計金額が一定の基準金額
以上になると、売上合計金額に対応したポイント数が印刷されたサービス券を発
行したり、顧客に予め配布されているスタンプ用紙にポイント数だけのスタンプ
を押すスタンプシステムが実施されている。 このようなシステムにおいて、客はサービス券のポイント数が一定値以上にな
ったり、又はスタンプ用紙の全領域にスタンプが押されると、そのサービス券又
はスタンプ用紙を商店又は、サービス券又はスタンプ用紙の発行会社へ持参する
と、そのポイント数に対応する商品の提供を受けることが可能である。 したがって、店側にとっては顧客をつなぎ止めることが可能である。 また、一般的に、各商店は、各顧客に対してサービス券又はスタンプ用紙をサ
ービスとして手渡す場合、上記サービス券又はスタンプ用紙の発行会社からこの
サービス券又はスタンプ用紙を代金を支払って購入する。そして、各商店は手持
ちのサービス券又はスタンプ用紙がなくなると、再度上記発行会社から代金を支
払って購入する。各商店がサービス券又はスタンプ用紙の発行会社から購入する
サービス点数又はスタンプ用紙の点数は、例えば1000点等のある程度まとま
った点数である。 そして、サービス券又はスタンプ用紙の発行会社は、各商店から受領した代金
の一部で客が持参したサービス券のポイント数や全領域にスタンプが押されたス
タンプ用紙に応じた商品を客に提供する。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のようなスタンプシステムにおいてもまだ次のような課題
があった。すなわち、各客に対してポイント数を付与するか否か、またポイント
数を付与する場合はそのポイント数は何ポイントであるかを売上操作を行なう店 の操作員が手計算で行なう必要がある。さらに、算出されたポイント数のサービ
ス券を発行したり、ポイント数分のスタンプを押す必要がある。よって、操作員
の負担が大幅に増大して、販売業務の作業能率が低下するのみならず、誤ったポ
イント数を付与する懸念もある。 さらに、店の管理者にとっては、発行したサービス券の枚数やスタンプを押し
た回数等を記録してサービス券又はスタンプ用紙の発行会社に報告する必要があ
るので、それらの管理を正確に行なわなければならず、管理業務が煩雑になる。 一方、客側にとっても、多数のサービス券やスタンプ用紙を保管したり、ポイ
ント数を計算するのは非常に煩雑なことである。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、カードにポイント数を
記憶させ、各客に対する売上操作時にカードに記憶されているポイント数を読取
り、今回の売上ポイント数だけ加算したのちにカードに書込むことにより、各客
の保持するカードに自動的にポイント数が付与でき、操作員の負担を大幅に軽減
でき、売上業務の作業能率を向上でき、かつ客にとっても付与されたポイント数
の保管が簡素化され、顧客に対するサービスを向上できるスタンプカード処理装
置を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明のスタンプカード処理装置は、外部から入力
された割当ポイント数を記憶部の割当ポイント数メモリに設定する割当ポイント
数設定手段と、カード挿入口から挿入されたスタンプカードに記憶されたポイン
ト数をカードリーダライタで読取るポイント数読取手段と、一人の客に対する売
上操作にて得られた該当客の合計金額に応じて得られる売上ポイント数を算出す
る売上ポイント数算出手段と、この売上ポイント数算出手段にて算出された売上
ポイント数を前記ポイント数読取手段にて読取られたポイント数に加算するポイ
ント数加算手段と、このポイント数加算手段にて加算された後のポイント数が1
枚のスタンプカードに対して予め設定された最大値以下か、越えるかを判定する
最大値ポイント数判定手段と、この最大値ポイント数判定手段によって前記加算
された後のポイント数が最大値以下と判定されたとき、加算された後のポイント
数を前記カードリーダライタで前記スタンプカードに書込んで排出するポイント 数更新手段と、前記最大値ポイント数判定手段によって前記加算された後のポイ
ント数が前記最大値を越えると判定されたとき、加算された後のポイント数から
前記最大値を差引いた端数ポイント数を算出するとともに、挿入中のスタンプカ
ードに前記最大値のポイント数の書込み処理と最大値ポイント数のスタンプカー
ドであることを示す表示処理とを行って書込済スタンプカードとして排出する書
込済スタンプカード排出手段と、前記書込済スタンプカードの排出後に前記カー
ド挿入口から挿入された追加のスタンプカードに対して、書込むポイント数とし
ては前記端数ポイント数のみを書込んで排出する追加スタンプカード発行手段と
、前記割当ポイント数メモリに設定された割当ポイント数から各客毎の売上操作
にて生ずる各売上ポイント数を順次減算していく残ポイント数カウンタとを備え
たものである。 [作用] このように構成されたスタンプカード処理装置であれば、スタンプカードには
ポイント数が記録されており、またスタンプカード処理装置側には、このスタン
プカードに記憶されたポイント数を読取ったり、また新たなポイント数を書込む
カードリーダライタが設けられている。 そして、カード挿入口へスタンプカードを挿入した状態で、例えばキーボード
における売上操作で一人の客に対する合計金額が得られると、この合計金額に対
応する売上ポイント数が算出され、前記カードから読取ったポイント数に加算さ
れて、加算後の新たなポイント数が前記カードに書込まれて、該当カードが排出
される。 よって、操作員はスタンプカードをカード挿入口へ挿入すると通常の売上操作
を実施するのみで、客の保持するスタンプカードのポイント数に今回の合計金額
に対応する売上ポイント数が自動的に加算される。 また、加算後のポイント数が1枚のスタンプカードに対して予め設定された最
大値を越える場合は、最大値のポイント数が書込まれたスタンプカードが書込済
スタンプカードとして排出される。さらに、加算後のポイント数から最大値を差
引いた端数ポイントが書込まれた追加スタンプカードが発行される。 したがって、端数ポイントが自動的に処理されるので、操作性を大幅に向上で きる。 なお、1枚のスタンプカードに累積できるポイント数に最大値を設定する理由
は、このスタンプカードを従来のスタンプ用紙に対応させるとともに、スタンプ
カードの紛失事故による客の損失や誤って過大なポイント数が書込まれることに
よるカード発行会社の損失を一定限度内に抑制するためである。 また、必要に応じて、残ポイント数カウンタのカウント値を出力させれば、こ
のスタンプカード処理装置で各客に付与した売上ポイント数の合計値を算出する
ことが可能となる。 [実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。 第1図は実施例のスタンプカード(以下カードと略記する)を示す図である。
このカード1には[スタンプカード]等のスタンプカードであることを示す名称
およびカード発行会社名2等が表記され、カード情報を磁気記録した磁気ストラ
イプ3が形成されている。 前記磁気ストライプ3内には、第2図に示すように、このカード1を発行した
会社(商店)を示す発行会社コード3a,発行日付3b,カード保持者の会員番
号3c,全てのカード1に連続するカード番号3d,ポイント数(値Pa)3e
等からなるカード情報が記録されている。 第3図は前記カード1が使用されるスタンプカード処理装置5を示す外観図で
ある。なお、このスタンプカード処理装置5は各商品の販売登録を行なう通常の
金銭登録機の機能をも有する。 すなわち、筐体の前面にキーボード6が配設されており、上部にカード挿入口
7,表示部8が設けられ、下部に現金を収納するドロワー9が設けられている。
さらにこのスタンプカード処理装置5には記録用紙(レシート用紙)10に売上
データ等を印字するプリンタ11がケーブルにて接続されている。 前記キーボード6には、第4図に示すように、数字データを入力するための置
数キー12,置数された数字データを確認するための確認キー13の他に、小計
キー14a,入力された一人の客に対する売上金額を合計するための売上計キー
14b,スタンプカード1を持参した客に対する売上であることを宣言するスタ ンプキー14c、記憶部に割当ポイント数Pm を設定する場合に使用する点数設
定キー14d等の各種ファンクションキー14が配設されている。 さらに、このキーボード6には操作員が鍵にて切換操作する業務切換スイッチ
15が配設されている。そして、この業務切換スイッチ15によって、[売上]
[点検][精算]等の各種業務が選択設定される。 第5図はスタンプカード処理装置5の概略構成を示すブロック図である。 各種情報処理を実行するCPU25に対してバスライン26を介して、制御プ
ログラムを記憶するROM27、割当ポイント数メモリ等の各種可変データを記
憶するRAM28、キーボード6、ホストコンピュータからなるカード発行会社
のカードセンタ29に対して電話回線を介してオンライン接続されたNCU/M
ODEM等からなる通信制御回路30、入力数字データや各種操作案内を表示す
る表示部8、カード挿入口7から挿入された各カード1に対して情報の読み書き
を実行するカードリーダライタ31、プリンタ11に接続されたインターフェー
ス32等が接続されている。 また、上記各電子構成部材に対して電源33から各駆動電圧VD,VCが供給さ
れる。 前記RAM28内には、第6図に示すように、各客に販売した商品の売上合計
金額等を集計する売上集計ファイル28a、一人の客に対する売上の合計金額を
算出する合計メモリ28b、カードリーダライタ31で読取ったカード情報を記
憶するカード情報メモリ28c、表示部8に表示する表示データを記憶する表示
バッファ28d、プリンタ11にて記録用紙10へ印字する印字データを記憶す
る印字バッファ28e、外部から入力された割当ポイント数Pm を記憶する割当
ポイント数メモリ28f、前記割当ポイント数Pm から各客毎の売上操作にて生
じる売上ポイント数Pbを順次減算していく残ポイント数カウンタ28g、スタ
ンプカード1を持参した客に対する売上操作であることを示すスタンプフラグを
記憶するフラグメモリ28h等が形成されている。 なお、前記割当ポイント数Pm とは、カードセンタ29としてのスタンプカー
ド発行会社が、このスタンプカード1を客に発行してポイント数をサービスする
各商店に対して予め割当たポイント数である。そして、各商店はスタンプカード 発行会社に対して割当ポイント数Pm に対応する代金を支払う必要がある。そし
て、各商店は割当ポイント数Pm を使い切ると、スタンプカード発行会社から再
度割当ポイント数Pm を購入する。 スタンプカード発行会社は、従来のサービス券又はスタンプ用紙の発行会社と
同様に、各商店から受領した代金の一部で客が持参した書込済スタンプカードに
記憶されているポイント数に応じた商品を客に提供する。 したがって、このスタンプカード処理装置が設置された各商店は、割当ポイン
ト数Pm 及び現在の残ポイント数を厳格に管理する必要がある。 しかして、前記CPU25は第7図の流れ図に従って割当ポイント数Pm の設
定処理を実行するようにプログラム構成されている。 流れ図が開始され、S(ステップ)1にてキーボード6の業務切換スイッチ1
5が[点検]業務に設定されており、キーボード6の点数設定キー14dがキー
入力されると、割当ポイント数Pm の設定業務が開始されるので、表示部8に[
ポイント数入力]の操作案内を表示する。そして、キーボード6の置数キー12
と確認キー13との組合わせキー操作にてカード発行会社から指定された割当ポ
イント数Pm が入力されると、S2にてその入力された割当ポイント数Pm をR
AM28の割当ポイント数メモリ28fに格納する。そして、残ポイント数カウ
ンタ28gに初期値として設定する(Pc =Pm)。以上で割当ポイント数Pm
の設定処理を終了する。 なお、この割当ポイント数Pm は上述したマニアル操作による設定の他に、カ
ードセンタ29からオンラインを介した指令にて自動的に設定することも可能で
ある。 しかして、割当ポイント数Pm が設定された状態で、前記CPU25は第8図
の流れ図に従って、一人の客に対する売上操作処理およびスタンプカード1に対
するポイント数Pa の更新処理を実行する。 流れ図が開始され、S(ステップ)3にてキーボード6の業務切換スイッチ1
5が[売上]業務に設定されていれば、売上業務が開始する。そして、キーボー
ド3のスタンプキー14cがキー操作されると、スタンプカード1を持参した客
に対する売上操作が開始されたので、RAM28のフラグメモリ28hのスタン プフラグを1に設定したのち、表示部8に[スタンプカード挿入]の操作案内を
表示する。そして、カード挿入口7にカード1が挿入されると、S5にてカード
リーダライタ31にてそのカード1の磁気ストライプ3に記憶された発行会社コ
ード3a,発行日付3b,会員番号3c,カード番号3d,ポイント数Pa 等か
らなるカード情報を読取る。そして、読取ったカード情報をRAM28のカード
情報メモリ28cへ格納する。次にカード情報メモリ28cに記憶されたカード
情報のポイント数Pa を表示する。そして、S6にて置数キー12にて一つの販
売商品の金額が入力されるのを待つ。 なお、S4にてスタンプキー14cがキー入力されなければ、スタンプカード
1を持参しない一般の客であるので、そのまま、S6へ進み、置数キー12にて
一つの販売商品の金額が入力されるのを待つ。 S6にて販売商品の金額が入力されると、その金額を表示部8に表示し、確認
キー13がキー入力されると、その金額をRAM28の合計メモリ28bへ加算
し、かつ第9図に示すように、記録用紙10上にその金額34aを印字出力する
。そして、売上計キー14bがキー入力されると、その客に販売した全商品の金
額入力操作が終了したので、表示部8に合計メモリ28bの合計金額を表示する
。また、合計金額をRAM28の売上集計ファイル28aに累積集計する。さら
に、第9図に示すように、その合計金額34bを記録用紙10に印字出力する。 しかして、S7にてフラグメモリ28hのスタンプフラグが1に設定されてい
れば、S8へ進み、合計金額をポイント数を付与する場合の基準金額で割算して
、商Pを求める。次に、商Pの小数点以下を切捨てて今回の売上による売上ポイ
ント数Pb を求める。S9にて求めた売上ポイント数Pb が0でなければ、その
売上ポイント数Pb を表示部8に表示する。そして、S10にてカード情報メモ
リ28cのポイント数Pa にこの売上ポイント数Pb を加算して、加算ポイント
数Pd を求める。 S11にて加算された後のポイント数Pd が1枚のカード1に予め設定された
最大値Pmax を越えると、越えた分に相当する端数ポイント数Pe を算出する(
Pe =Pd −Pmax)。そしてカード挿入口7に挿入されているカード1に対し
てカードリーダライタ31にて最大値Pmax を磁気ストライプ3のポイント数3e の領域へ書込み、最大値Pmax に達したことを示すパンチ孔を穿設したのち、こ
のカード1を書込済スタンプカードとして排出する。その後、表示部8に[追加
カード挿入]の操作案内を表示し、カード挿入口7にポイント数3eが0である
新たな追加のスタンプカード1が挿入されると、S12にてそのカード1に端数
ポイント数Pe を書込む。そして、S13にて新たに端数ポイント数Pe が書込
まれたカード1を排出する。 なお、S11にて、加算後のポイント数Pd が最大値Pmax 以下であれば、S
14にて加算後のポイント数Pd をカード挿入口7に挿入されているカード1の
所定領域へ書込み、S13にて該当カード1を排出する。 S13にてカード1が排出されると、今回の売上ポイント数Pb を第9図に示
すように記録用紙10上に売上ポイント数34cとして印字出力する。そして、
S15にて各金額34a,合計金額34b,売上ポイント数34cが印字された
記録用紙10をレシート34として排出(レシート発行)する。 なお、S7にてスタンプフラグが0に解除されていた場合およびS9にて売上
ポイント数Pb が0であれば、売上ポイント数34cを印字する必要がないので
、S15にてそのままレシート発行を行なう。 しかして、S16にて再度スタンプフラグの状態を調べる。1に設定されてい
れば、S17にてRAM28の残ポイント数カウンタ28gの残りポイント数P
c から今回の売上ポイント数Pb を減算する。減算後の残ポイント数Pc が0未
満に低下すると、表示部8にその残ポイント数Pc を表示して、操作者に警告を
発する。そして、新たに割当ポイント数メモリ28fに割当ポイント数Pm を設
定する等の処理を行なう。減算後の残ポイント数Pc が0以上であれば、フラグ
メモリ28hのスタンプフラグを0に解除し、かつ合計メモリ28bを0にクリ
アする。なお、S15にてスタンプフラグが0であれば、合計メモリ28bをク
リアするのみでよい。 以上で一人の客に対する売上操作処理とスタンプカード1に対するポイント数
Pa の更新処理を終了する。 このように構成されたスタンプカード処理装置5において、スタンプカード1
には、第2図に示すように、発行会社コード3a,会員番号3c,ポイント数P a が記憶されている。 そして、カード挿入口7へスタンプカード1を挿入した状態で、キーボード6
のキー操作によりこの客に販売した商品の各金額を入力して、最後に売上計キー
14bをキー入力すると、該当客に対する合計金額が算出され、この合計金額に
対応する売上ポイント数Pb が算出され、前記カード1から読取ったポイント数
Pa に加算されて、加算後の新たなポイント数Pd がカード1に新たなポイント
数Pa として書込まれて、排出される。 よって、操作員はスタンプキー14cを押したのち、客の持参したスタンプカ
ード1をカード挿入口7へ挿入すると通常の売上操作を実施するのみで、客の保
持するスタンプカード1のポイント数Pa に今回の合計金額に対応する売上ポイ
ント数Pb が自動的に加算される。したがって、操作員の負担が大幅に軽減され
、販売業務全体の作業能率が大幅に向上する。 また、このスタンプカード処理装置5においては、カード発行会社からこの店
に対して予め割当てられた割当ポイント数Pm を記憶部に設定可能であり、かつ
残ポイント数カウンタ28gにて、その割当ポイント数Pm から現在までに各客
に付与した各売上ポイント数Pb を減算した残ポイント数Pc が計数されている
。したがって、必要に応じて、残ポイント数カウンタ28gのカウント値Pc を
出力させれば、このスタンプカード処理装置5で各客に付与した売上ポイント数
Pb の合計値を算出することが可能となる。 また、客が保持するスタンプカード1に記憶されているポイント数Pa が最大
値Pmax に達すると、パンチ孔が穿設されて排出される。そして、その客に対し
て発行された新たなスタンプカード1を挿入すれば、先のスタンプカード1から
繰越した端数ポイント数Pe が自動的に書込まれて発行される。したがって、追
加スタンプカード1の発行業務も簡素化される。 一方、客側にとっても、1枚又は2〜3枚のスタンプカード1を保持するのみ
でよいので、従来装置のように多数のサービス券やスタンプ用紙を保管したり、
ポイント数を計算する必要がない。 [発明の効果] 以上説明したように本発明のスタンプカード処理装置によれば、スタンプカー ドにポイント数を記憶させ、各客に対する売上操作時にスタンプカードに記憶さ
れているポイント数を読取り、今回の売上ポイント数だけ加算したのちに該当ス
タンプカードに書込むようにしている。したがって、各客の保持するスタンプカ
ードに自動的にポイント数が付与でき、操作員の負担を大幅に軽減でき、売上業
務の作業能率を向上でき、かつ客にとっても付与されたポイント数の保管が簡素
化され、顧客に対するサービスを向上できる。 また、加算後のポイント数が1枚のスタンプカードに対して予め設定された最
大値を越える場合は、最大値のポイント数が書込まれたスタンプカードが書込済
スタンプカードとして排出される。さらに、加算後のポイント数から最大値を差
引いた端数ポイントが書込まれた追加スタンプカードが発行される。 したがって、端数ポイント数が自動的に処理されるので、操作性を大幅に向上
できるとともに、客に対するサービスをより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の一実施例に係わるスタンプカード処理装置を示す
ものであり、第1図はスタンプカードの外観図、第2図はスタンプカードに記憶
されたカード情報を示す図、第3図はスタンプカード処理装置を示す外観図、第
4図はキーボードのキー配置図、第5図はスタンプカード処理装置の概略構成を
示すブロック図、第6図は記憶部に形成された各メモリを示す図、第7図および
第8図は動作を示す流れ図、第9図は発行されたレシートを示す図である。 1…スタンプカード、3…磁気ストライプ、3c…会員番号、3e…ポイント
数、5…スタンプカード処理装置、6…キーボード、7…カード挿入口、8…表
示部、11…プリンタ、12…置数キー、14b…売上計キー、14c…スタン
プカードキー、14d…点数設定キー、25…CPU、28…RAM、28a…
売上集計ファイル、28c…カード情報メモリ、28f…割当ポイント数メモリ
、28g…残ポイント数カウンタ、31…カードリーダライタ、34…レシート
。
ものであり、第1図はスタンプカードの外観図、第2図はスタンプカードに記憶
されたカード情報を示す図、第3図はスタンプカード処理装置を示す外観図、第
4図はキーボードのキー配置図、第5図はスタンプカード処理装置の概略構成を
示すブロック図、第6図は記憶部に形成された各メモリを示す図、第7図および
第8図は動作を示す流れ図、第9図は発行されたレシートを示す図である。 1…スタンプカード、3…磁気ストライプ、3c…会員番号、3e…ポイント
数、5…スタンプカード処理装置、6…キーボード、7…カード挿入口、8…表
示部、11…プリンタ、12…置数キー、14b…売上計キー、14c…スタン
プカードキー、14d…点数設定キー、25…CPU、28…RAM、28a…
売上集計ファイル、28c…カード情報メモリ、28f…割当ポイント数メモリ
、28g…残ポイント数カウンタ、31…カードリーダライタ、34…レシート
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 外部から入力された割当ポイント数を記憶部(28)の割当ポイント数メモリ(2
8f)に設定する割当ポイント数設定手段(S2)と、 カード挿入口(7)から挿入されたスタンプカード(1)に記憶されたポイント数を
カードリーダライタ(31)で読取るポイント数読取手段(S5)と、 一人の客に対する売上操作にて得られた該当客の合計金額に応じて得られる売
上ポイント数を算出する売上ポイント数算出手段(S8)と、 この売上ポイント数算出手段にて算出された売上ポイント数を前記ポイント数
読取手段にて読取られたポイント数に加算するポイント数加算手段(S10)と、 このポイント数加算手段にて加算された後のポイント数が1枚のスタンプカー
ドに対して予め設定された最大値以下か、越えるかを判定する最大値ポイント数
判定手段(S11)と、 この最大値ポイント数判定手段によって前記加算された後のポイント数が最大
値以下と判定されたとき、加算された後のポイント数を前記カードリーダライタ
で前記スタンプカードに書込んで排出するポイント数更新手段(S14,S13)と、 前記最大値ポイント数判定手段によって前記加算された後のポイント数が前記
最大値を越えると判定されたとき、加算された後のポイント数から前記最大値を
差引いた端数ポイント数を算出するとともに、挿入中のスタンプカードに前記最
大値のポイント数の書込み処理と最大値ポイント数のスタンプカードであること
を示す表示処理とを行って書込済スタンプカードとして排出する書込済スタンプ
カード排出手段と、 前記書込済スタンプカードの排出後に前記カード挿入口から挿入された追加の
スタンプカードに対して、書込むポイント数としては前記端数ポイント数のみを
書込んで排出する追加スタンプカード発行手段(S12,S13)と、 前記割当ポイント数メモリに設定された割当ポイント数から各客毎の売上操作
にて生ずる各売上ポイント数を順次減算していく残ポイント数カウンタ(28g)と を備えたスタンプカード処理装置。
Family
ID=
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