JPH0277993A - カード取引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はプリペイドカードを用いて商品又はサービスの
代金を支払うことができるカード取引装置に係わり、特
にカード保持者を特定してカード保持者の区分毎に異な
る割引率を設定可能にしたカード取引装置に関する。

［従来の技°術］ 周知のように、プリペイドカードには金額情報が予め磁
気記録されており、カード利用者はその磁気記録された
金額情報に相当する代金を支払ってこのカードを購入す
る。そして、利用者がこのプリペイドカードで例えば券
売機、公衆電話機等を利用する度にその利用代金に相当
する金額が磁気記録された金額情報から差引かれる。

このような代金前払いの機能を有するプリペイドカード
（以下カードと略記する）を例えば一つの企業内におけ
る食堂や各商店に適用することが考えられる。この場合
、この各商店や食堂を利用する人は該当企業の社員やこ
の企業の関係者にほぼ限定される。したがって、カード
発行、売上管理等が比較的容易に行なえる。

［発明が解決しようとする課題］ 一方、このような企業内における食堂や各商店において
は、企業が各商店や食堂の光熱費や場所代等の間接経費
の一部を負担することによって、商品やサービスの料金
を外の一般の商店に比較して低く設定している場合が多
い。

しかし、一般に、企業内における各商店や食堂を利用す
る人はこの企業の正社員のみならず、パート従業員、外
注（下受）業者やごく少数の一般人が存在する。そして
、前記各商店や食堂に対する間接経費の補助は最終的に
正社員が負担することになるので、各商店や食堂の利用
者を所属によって区分して、たとえ同一商品であっても
各区分に応じた値段で販売する必要がある。

しかし、一般にプリペイドカードはクレジットカードと
は異なり、−旦そのカードを販売してしまえば、そのカ
ードを使用する人を確認する術がない。よって、そのカ
ードを使用する人を区分して、例えば商品の値段を変化
させることは困難であった。このような場合、カードに
よる売上操作時に客の所属（区分）を聞いて、区分に応
じた値段又は割引をマニアル操作で実施して、カード残
高から値段変更された金額又は割引後の金額を差引く必
要がある。

その結果、操作員の負担が増大して、プリペイドカード
による支払業務を導入した長所が十分活用できない問題
が生じる。しかして、実状に応じたよりち密な販売業務
が実行できない懸念がある。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
各カードにカード保持者の区分（所属）を示す区分情報
を記憶させ、この区分情報を読取ることによって、各区
分に対応する割引を実施でき、操作者の負担を軽減でき
るとともに、よりち密な販売業務を実施できるカード取
引装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解消するために本発明は、カード挿入口から
挿入されたカードに記録さ□れた金額情報をカードリー
ダライタで読取り、−キーボードから入力された売上金
額を前記金額情報から差引いて差引かれた後の金額情報
をカードリーダライタでカードに書込んで排出するカー
ド取引装置において、 各カード保持者毎に割付けられた各区分に対応する割引
情報を記憶する割引情報メモリと、カード挿入口から挿
入されたカードに記憶された区分を示す区分情報を読取
る区分情報読取手段と、この区分情報読取手段にて読取
られた区分情報に対応する割引情報を割引情報メモリか
ら読出す割引情報読出手段と、この割引情報読出手段に
て読出された割引情報をもちいて金額情報から差引かれ
る売上金額を割引く割引手段とを備えたものである。

［作用］ このように構成されたカード取引装置で使用される各カ
ードには、金額情報の他にこのカードを保持する人の区
分を特定する区分情報が記憶されている。一方、カード
取引装置側には各区分に対応する各割引情報を記憶する
割引情報メモリが形成されている。そして、カードがカ
ード挿入口へ挿入されると、カードに記憶されている区
分情報が読取られて、該当区分に対応する割引情報で売
上金額が割引される。

よって、操作者がカード使用者の所属（区分）を確認す
る必要がなく、区分に応じて自動割引される。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は実施例のカード取引装置に使用されるカード（
プリペイドカード）を示す図である。このカード１には
［ショッピングカード］等のプリペイドカードであるこ
とを示す名称１発行台社名および［５００００円］等の
額面２が表記され、カード情報を磁気記録した磁気スト
ライプ３が形成されている。さらに、カード１の使用状
況に応じて変化する概算の残高状態を示すパンチ孔４が
穿設される。

前記磁気ストライブ３内には、第２図に示すように、こ
のカード１を発行（販で）シた会社（企業）を示す発行
会社コード３ａ、発行日付３ｂ。

カード保持者の会員番号３ｃ、カード保持者の所属（区
分）を示す所属区分コード３ｄ、暗証番号３ｅ、全ての
カード１に連続するカード番号３ｆ。

金額情報としての金額３ｇ等が記録されている。

なお、カード１に会員番号３ｃ、暗証番号３ｅを記録す
るのは、このカード１を使用できる人を特定して、現金
や商品券とは異質のものであることを示すとともに、会
員番号、暗証番号を確認すことによって、カード紛失時
において再発行可能にするためである。

第３図は前記カード１が使用されるカード取引装置５を
示す外観図である。筐体の前面にキーボード６が配設さ
れており、上部にカード挿入ロア。

表示部８が設けられている。さらにこのカード取引装置
５には客が暗証番号を入力するためのピンパッド９およ
び記録用紙１０に売上データ等を印字するプリンタ１１
がケーブルにて接続されている。

前記キーボード６には、第４図に示すように、数字デー
タを入力するための置数キー１２．置数された数字デー
タを確認するための確認キー１３の他に、小計キー１４
ａ、入力された一人の客に対する売上金額を合計するた
めの売上計キー１４ｂ、暗証番号入力を必要とするか否
かを選択設定する暗証番号キー１４ｃ等の各種ファンク
ションキー１４が配設されている。

さらに、このキーボード６には操作員が鍵にて切換操作
する業務切換スイッチ１５が配設されている。そして、
この業務切換スイッチ１５によって、［売上］　［点検
〕　［精算］等の各種業務が選択設定される。

第５図はカード取引装置５の概略構成を示すブロック図
である。

各種情報処理を実行するＣＰＵ２５に対してパスライン
２６を介して、制御プログラムを記憶するＲＯＭ２７、
割引情報メモリ等の各種可変データを記憶するＲＡＭ２
８、キーボード６、入力数字データや各種操作案内を表
示する表示部８、カード挿入ロアから挿入された各カー
ド１に対して情報の読み書きを実行するカードリーダラ
イタ２９、ピンバッド９に接続されたインターフェース
３０、プリンタ１１に接続されたインターフェース３１
等が接続されている。

また、上記各電子構成部材に対して電源３２から各駆動
電圧ＶＤ、Ｖｏが供給される。

前記ＲＡＭ２８内には、第６図に示すように、割引情報
メモリ２５ａが形成されている。この割引情報メモリ２
８ａ内には、このカード保持者の所属を示す所属区分コ
ード毎にその所属区分に対応した割引率（％）が設定さ
れている。例えば、所属区分コード１は正社員を示し割
引率は２０％であり、所属区分コード２はパート従業員
を示し割引率は１５％である。さらに、所属区分コード
３は外注業者を示し割引率は５％であり、最後に所属区
分コード４は外部の一般人であり割引率は０％、すなわ
ち、−殺人に対しては割引されない。

さらに、ＲＡＭ２８内には、カード１で販売した商品の
売上金額等を集計する売上集計ファイル２８ｂ１カード
リーダライタ２９で読取ったカード情報を記憶するカー
ド情報メモリ２８Ｃ１−人の客に対する売上の合計金額
を算出する合計メモリ２８ｄ１表示部８に表示する表示
データを記憶する表示バッファ２８ｅ１プリンタ１１に
て記録用紙１０へ印字する。印字データを記憶する印字
バッファ２８ｆ１暗証番号入力を必要とするか否かを示
す暗証番号フラグを記憶するフラグ領域２８ｇ等が形成
されている。

なお、前記フラグ領域２８ｇの暗証番号フラグは通常の
売上業務開始前に、前記暗証番号キー１４Ｃのキー操作
によって、１又は０に選択設定される。すなわち、この
カード取引装置５が企業内に設置され、はぼ限られた人
のみが利用する場合は暗証番号人力を省略して売上操作
の作業能率を向上できる。

しかして、前記ＣＰＵ２５は第７図の流れ図に従って売
上処理業務を実行するようにプログラム構成されている
。

流れ図が開始され、Ｓ（ステップ）１にてキーボード６
の業務切換スイッチ１５が°［売上］業務に設定されて
いれば、表示部８に［カード挿入コの操作案内を表示す
る。そして、カード挿入ロアにカード１が挿入されると
、Ｓ２にてカードリーダライタ２９にてそのカード１の
磁気ストライプ３に記憶された発行会社コード３ａ、発
行日付３ｂ、会員番号３Ｃ１所属区分コード３ｄ、暗証
番号３ｅ、カード番号３ｆ、金額３ｇ等からなるカード
情報を読取る。そして、読取ったカード情報をＲ，ＡＭ
２８のカード情報メモリ２８ｃへ格納する。次に８３に
てカード情報メモリ２８ｃに記憶されたカード情報から
挿入されたカード１が使用可能なカードであるか否かを
調べる。そして、例えば発行会社コードが他の企業のコ
ードであればこのカード１を使用できないので、表示部
８に［使用不可］のメツセージを表示したのち、該当カ
ードを排出する。

Ｓ３にて挿入されたカード１が正常カードであれば、Ｓ
４にてＲＡＭ２８のフラグ領域２８ｇの暗証番号フラグ
の状態を調べる。１に設定されていれば、暗証番号入力
が必要であるので、［暗証番号入力］の操作案内を表示
する。ピンバッド９における客のキー操作にて例えば４
桁の暗証番号が入力されると、その暗証番号がカード情
報メモリ２８ｃに記憶されている暗証番号３ｅと一致す
るか否かを調べる。一致しなければ［暗証番号入力］の
操作案内を表示して、再度暗証番号が入力されるのを待
つ。３回暗証番号が人力されても暗証番号が一致しなけ
れば、事故カードであると判断して、［使用不可］を表
示して該当カードを排出する。暗証番号が一致すると、
Ｓ５にてカード情報メモリ２８ｃの金額３ｇをカード残
額として表示する。

なお、Ｓ４にて暗証番号フラグがＯに解除されておれば
、暗証番号入力を省略できるので、直ちにＳ５へ進み、
カード残高を表示する。

次に、客の購入した商品の金額が置数キー１２にてキー
人力され、表示された金額が正しいと判断して確認キー
１３がキー人力されると、その金額を合計メモリ２８ｄ
の合計金額に加算する。そして、Ｓ６にて売上計キー１
４ドがキー操作されると、−人の客に対する売上金額の
合計処理が終了したので、Ｓ７にてカード情報メモリ２
８ｃに記憶されている所属区分コード３ｄを読出す。

そして、Ｓ８にて読出した所属区分コード３ｄでＲＡＭ
２８の割引情報メモリ２８ａの各所属区分コードを検索
して、同一所属区分コードに対応する割引率を読出す。

しかるのち、Ｓ９にて、読出した割引率を用いて合計メ
モリ２８ｄの合計金額を割引いて、実際にこのカード１
で支払う割引後の支払金額を算出する。

そして、その支払金額がカード情報メモリ２８ｃの金額
３ｇで示されるカード残高以下であることを確認する。

カード残高以下であれば、前記金額３ｇから支払金額を
差引いてその差引残高を表示するとともに、その差引き
残高を新たな金額３ｇとしてカード情報メモリ２８ｃへ
書込む。

しかして、Ｓ１０にてカード情報メモリ２８ｃに記憶さ
れた新たな金額３ｇをカードリーダライタ２９に挿入さ
れているカード１の磁気ストライプ３の該当領域に書込
む。

次に、支払金額を売上集計ファイル２８ｂに登録集計し
、会員番号２合計金額１割引率、支払金額、支払金額を
差引く前のカード残高、支払金額を差引いた後のカード
残高等の売上データをプリンタ１１で記録用紙１０へ印
字出力してレシートとして発行する。最後に、カード１
を排出して、−人の客に対するカード１による売上処理
業務を終了する。

このように構成されたカード取引装置５において、カー
ド１には、第２図に示すように、カード支払に応動して
順次減額されていく金額３ｇの他に、このカード１の保
持者を特定する会員番号３ｃ、カード保持者の所属区分
を示す所属区分コード３ｄ、暗証番号３ｅ等が磁気記録
されている。

また、カード取引装置５側には、各所属区分コード毎に
対応する割引率を記憶する割引情報メモリ２８ａが設け
られている。

したがって、カード１をカード挿入ロアへ挿入すると、
前記金額３ｇの他に所属区分コード３ｄが読取られて所
属区分コードに対応する割引率が検索されて合計金額が
自動的に割引される。その結果、操作員はカード売上操
作時において客の所属を聞いて、その所属区分に対応し
た割引操作をマニアル操作で実施する必要がない。

よって、例えば企業内の食堂や各商店等のように各店を
利用する人の所属に応じて、複数種類の割引率を設定す
る必要がある場合においても、利用者および操作者は一
般のプリペイドカードと同様の操作手順で売上登録が実
施できので、誤操作の発生確率を低減できるとともに操
作者の負担を大幅に軽減できる。その結果、よりち密な
販売業務を実行できる。

なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。実施例のカード取引装置においては、企業内に設け
られた食堂や商店に配設した場合を示したが、例えば一
般の商店に配設された場合であってもよい。この場合、
その店の従業員に対して自己の店で商品を販売する場合
に、自動的に従業員割引価格で販売可能となる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明のカード取引装置においては
、各カードにカード保持者の区分（所属）情報を記憶さ
せ、この区分情報を金額情報とともに読取ることによっ
て、各区分に対応する割引を自動実施している。したが
って、操作者は割引操作をマニアル操作で実施する必要
がないので、操作者の負担を大幅に軽減できるとともに
、よりち密な販売業務を実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は本発明の一実施例に係わるカード取
引装置を示すものであり、第１図はカードの外観図、第
２図はカードに記憶されたカード情報を示す図、第３図
はカード取引装置を示す外観図、第４図はキーボードの
キー配置図、第５図はカード取引装置の概略構成を示す
ブロック図、第６図は記憶部に形成された各メモリを示
す図、第７図は動作を示す流れ図である。 １・・・カード、３・・・磁気ストライブ、３ａ・・・
発行会社コード、３ｃ・・・会員番号、３ｄ・・・所属
区分コード、３ｅ・・・暗証番号、３ｇ・・・金額、５
・・・カード取引装置、６・・・キーボード、７・・・
カード挿入口、８・・・表示部、９・・・ピンパッド、
１１・・・プリンタ、１２・・・置数キー、１４ｂ・・
・売上計キー、１４ｃ・・・暗証番号キー、２５・・・
ＣＰＵ、２８・・・ＲＡＭ。 ２８ａ・・・割引情報メモリ、２８ｃ・・・カード情報
メモリ、２９・・・カードリーダライタ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 ・宕２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 カード挿入口（７）から挿入されたカード（１）に記録
   された金額情報（３ｇ）をカードリーダライタ（２９）
   で読取り、キーボード（６）から入力された売上金額を
   前記金額情報から差引いて差引かれた後の金額情報を前
   記カードリーダライタで前記カードに書込んで排出する
   カード取引装置において、 各カード保持者毎に割付けられた各区分に対応する割引
   情報を記憶する割引情報メモリ（２８ａ）と、前記カー
   ド挿入口から挿入されたカードに記憶された前記区分を
   示す区分情報（３ｄ）を読取る区分情報読取手段（Ｓ２
   、Ｓ７）と、この区分情報読取手段にて読取られた区分
   情報に対応する割引情報を前記割引情報メモリから読出
   す割引情報読出手段（Ｓ８）と、この割引情報読出手段
   にて読出された割引情報をもちいて前記金額情報から差
   引かれる前記売上金額を割引く割引手段（Ｓ９）とを備
   えたカード取引装置。