JP2579649B2 - レーザプローブ - Google Patents

レーザプローブ

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JP2579649B2
JP2579649B2 JP62291929A JP29192987A JP2579649B2 JP 2579649 B2 JP2579649 B2 JP 2579649B2 JP 62291929 A JP62291929 A JP 62291929A JP 29192987 A JP29192987 A JP 29192987A JP 2579649 B2 JP2579649 B2 JP 2579649B2
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文昭 石井
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豊 大島
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はたとえば体腔内の生態組織にレーザ腔を照射
するレーザプローブに関する。
[従来の技術] 体腔内の生体組織にレーザ光を照射する従来のレーザ
プローブは特公昭62−8174号公報や実開昭62−64558号
公報において知られるようにレーザプローブ出射先端部
分の近くに温度センサを設けてる。そして、レーザ光を
照射する患部の温度をその温度センサで測定するように
している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のレーザプローブでの温度セ
ンサはいずれもその出射軸から離れた周囲の位置に設置
されている。つまり、温度センサはレーザ光の照射部位
からある距離だけ離れた部位の温度を測定してしまう。
したがって、間接的な温度測定しかできないため、必ず
しも性格な測定ができなく、異常に加温してしまうこと
も起り得る。
また、レーザプローブの出射先端部の周囲に離れて温
度センサを取り付けるため、その先端付近が大形化し、
挿入できない体腔もある。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、その
目的とするところはレーザプローブの細径小形化が図
れ、かつ、照射部位の正確な温度測定を行なうことがで
きるレーザプローブを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明はレーザプローブ
の出射先端チップに挿通孔を形成し、この挿通孔を通じ
て温度センサを測定部位へ突き出せるようにしたもので
ある。
[作用] したがって、レーザプローブの細径小形化が図れると
ともに、照射部位の正確な温度測定を行なうことができ
る。
[実施例] 第1図は本発明の第1の実施例を示すものである。こ
の第1図に示すレーザプローブ1は特に体腔内のがん患
部を加温して治療する方法(ハイパーサーミア)に使用
するものである。このレーザプローブ1は可撓性の外装
チューブ2の内部に光ファイバからなるレーザガイド3
を挿通してなり、レーザガイド3の先端は外装チューブ
2の先端を取着する筒状の先端部材4に取付け固定され
ている。また、先端部材4の先端部外周にはチップ押え
5がねじ込まれて取着されている。このチップ押え5に
は出射先端チップ6が取着されている。
この出射先端チップ6は人工サファイヤや金属セラミ
ック等から先端側を頂点とする円錐形に形成され、さら
に、出射先端チップ6の中心にはその軸方向に貫通する
挿通孔8が形成されている。また、上記レーザガイド3
にもその挿通孔8には通じる中空孔9が形成されてい
る。そして、その中空孔9から挿通孔8を通じて熱電対
などからなる温度センサ10が挿入できるようになってい
る。
なお、レーザプローブ1の基端側に図示しないコネク
タが装着されており、このコネクタにより図示しないレ
ーザ発生装置に接続される。このレーザ発生装置はたと
えばYAGレーザ光を発生するものが用いられる。また、
コネクタにはレーザーガイド3の中空孔9に通じる温度
センサ導入口(図示しない。)が設けられている。
次に、上記レーザプローブ1の作用を説明する。ま
ず、あらかじめ体腔内に導入した内視鏡の挿通用チャン
ネルを通じてレーザプローブ1を挿入し、その内視鏡に
よる起上操作等を利用してレーザプローブ1の出射先端
チップ6を患部に向ける。また、レーザプローブ1のコ
ネクタにある温度センサ導入口から温度センサ10を差し
込み、レーザガイド3の中空孔9から出射先端チップ6
の挿通孔8を通じて体腔内に導く。そして、温度センサ
10の先端にある測定部10aを患部に突き差す。
そして、レーザ発生装置の出射動作を開始させると、
そのレーザ孔はレーザプローブ1のレーザガイド3を通
じて導びかれ、出射先端チップ6を通して体腔内の患部
に照射する。これによりその患部は加温させられる。こ
の患部の温度は温度センサ10によって測定され、この検
出温度に応じてレーザ発生装置を制御して出射レーザ出
力を調節し、上記患部の温度を約42〜43℃の範囲内に維
持する。
また、患部の温度を測定する場合、出射先端チップ6
からレーザ光を照射して加温する患部の中心部分に温度
センサ10を突き当てて測定するため、その患部、つま
り、照射位置の温度を正確に測定できる。したがって、
異常に加温してしまうことを防止できる。
また、温度センサ10を進退させて測定点を変えれば、
加熱範囲を調べることができる。
なお、レーザプローブ1におけるレーザガイド3の中
空孔9から出射先端チップ6の挿通孔8を通じて冷却の
ための送水または送気を行なうことも可能である。
第2図は本発明の第2の実施例を示すものである。こ
の実施例は出射先端チップ6にのみ挿通口8を形成し、
レーザガイド3には中空孔9を形成せず、このレーザガ
イド3と外装チューブ2との間の隙間を通じて温度セン
サ10を挿通するようにしたものである。
なお、この他の構成や作用効果は上記第1の実施例と
同様である。
本発明は上記各実施例のものに限定されるものではな
い。たとえば温度センサの先端にある測温部を患部に突
き差さずに突き当てるだけで使用する場合にはその温度
センサ、特にその測温部をコーテングし、レーザ光の直
接の受光を阻止するとよい。
また、生体組織を焼灼する治療器に使用するレーザプ
ローブであってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明はレーザプローブの出射先
端チップに挿通孔を形成し、この挿通孔を通じて温度セ
ンサを測温部位へ突き出すようにしたから、そのレーザ
プローブの細径小形化が図れ、しかも、照射部位の正確
な温度測定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す先端部分の側断面
図、第2図は本発明の第2の実施例を示すその先端部分
の側断面図である。 1……レーザプローブ、3……レーザガイド、4……先
端部材、6……出射先端チップ、8……挿通孔、10……
温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 文昭 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 八田 信二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 日比野 浩樹 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大島 豊 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 林 正明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザプローブの出射先端チップに挿通孔
    を形成し、この挿通孔を通じて温度センサを挿通して測
    温部位へ導き出すようにしたことを特徴とするレーザプ
    ローブ
JP62291929A 1987-11-20 1987-11-20 レーザプローブ Expired - Fee Related JP2579649B2 (ja)

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JP2882814B2 (ja) * 1989-08-24 1999-04-12 株式会社エス・エル・ティ・ジャパン レーザ光の照射装置
JP3046315B2 (ja) * 1989-09-05 2000-05-29 株式会社エス・エル・ティ・ジャパン レーザ光の照射装置
JP2882818B2 (ja) * 1989-09-08 1999-04-12 株式会社エス・エル・ティ・ジャパン レーザ光の照射装置

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