JPH0649289Y2 - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

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JPH0649289Y2
JPH0649289Y2 JP13296788U JP13296788U JPH0649289Y2 JP H0649289 Y2 JPH0649289 Y2 JP H0649289Y2 JP 13296788 U JP13296788 U JP 13296788U JP 13296788 U JP13296788 U JP 13296788U JP H0649289 Y2 JPH0649289 Y2 JP H0649289Y2
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laser
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irradiated
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聖治 倉本
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は体腔内の生体組織および血管等にレーザ光を照
射して治療を行なうレーザ治療装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、体腔内にできた癌組織および血管の閉塞部位に対
して治療する方法としてレーザ光をもちいて焼灼し、蒸
散、除去することで治療効果をあげている。このレーザ
光による治療の場合、レーザ光をレーザガイドを用いて
導光され、レーザガイド出射端より射出されたレーザ光
は被照射部位に導かれて照射されるようになっている。
そこで従来の技術としては例えば米国特許第4592353号
明細書,特開昭63-31678号公報に示されている。米国特
許第4592353号明細書はレーザガイド先端にサファイア
製の接触型チップを設け、このチップを被照射部位に突
き当てた状態でレーザ光を出射させるものであり、又特
開昭63-31678号公報は第15図に示すようにレーザガイド
1の先端に筒状の突き当て部材2を有するレーザプロー
ブ3を設け、この突き当て部材2を被照射部位4に突き
当てた状態でレーザガイド出射端よりレーザ照射を行う
ものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで米国特許第4592353号明細書においては照射距
離位置決めにサファイア製の接触型チップを使用してい
るが、このチップは高価であり、又レーザ照射により被
照射部位に対して広範囲かつ深さの浅い熱的作用を期待
する場合には不向きである。又特開昭63-31678号公報で
はレーザプローブ3の突き当て部材2を被照射部位4に
突き当てた時、被照射部表面に凹凸5があるとレーザガ
イド1の出射端と被照射部位4との間の距離が変化し、
一定の照射距離が得られないという問題点があった。
本考案はこのような問題点に着目してなされたもので、
レーザ光が必要な被照射部位に効率的にかつ安全にレー
ザ照射ができるとともに安価なレーザプローブを提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この装置では、レーザプローブの先端に突き当て部材を
設け、この突き当て部材の先端面を線材又は板材からな
る網状又は格子状等で一面に保護するように形成した。
この装置では突き当て部材の先端面を被照射部位位置に
接触させることにより先端面の全体が平面的に当接され
ることによりレーザガイドからのレーザ出射端と被照射
部位との距離とが一定に保たれる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示すもの
で、このレーザ治療装置11は装置本体12と、この装置本
体12からのレーザ光を被照射部位へ導くレーザプローブ
13とから構成されている。上記装置本体12はレーザ光を
発生させるレーザ発生装置14と送水をレーザプローブ13
の先端に導く送水手段15とが設けられている。このレー
ザー発生装置14からのレーザ光および送水手段15からの
送水はそれぞれレーザプローブ13に入射するようになっ
ている。上記レーザプローブ13には、レーザ光を導光す
る導光ファイバー16と、上記導光ファイバー16を被覆す
る保護チューブ17からなるレーザガイド18とが挿通さ
れ、このレーザガイド18の外周にシース19が設けられて
いる。このシース19とレーザガイド18との間には、空間
が設けられ送水手段15から送られる送水を導く送水通路
20が形成されている。このレーザプローブ13の先端には
保護チューブ17の被覆を剥いだ導光ファイバー16が中心
部に配置され、この導光ファイバー16の周囲には、送水
通路20を介して円筒状の取付具21がシース19の先端に取
付けられている。この取付具21の先端はシース19の外径
よりも内方に位置され、先端外周にはおねじ22が形成さ
れている。一方この取付具21に取付けられる突き当て部
材23は円筒形状をなし、この先端面は網目状に編んだ突
き当て部24からなり、後端部の内部は取付具21に螺合す
るためのめねじ25が形成されている。この取付具21と突
き当て部材23が接続された時には導光ファイバー16の先
端は突き当て部材23の先端面とは、ある一定の照射距離
を保つように構成され、突き当て部材23の外径はシース
19の外径とほぼ等しくなっている。
このように構成されたレーザ治療装置11により例えば体
腔内の腫瘍を治療する場合は、まずレーザプローブ13を
図示しない内視鏡のチャンネルを通じて体腔内に挿入
し、第3図に示す如くレーザプローブ13のシース19に取
付けられた突き当て部材23の先端を病変部である被照射
部位26に当接させる。この時突き当て部材23の先端面に
位置された網目を有する突き当て部24が被照射部位26に
一面に接触する。そこでレーザ発生装置14で発生したレ
ーザ光を図示しない集光光学系を介してレーザガイド18
の導光ファイバー16の入射端に入射され、導光ファイバ
ー16の出射端までほとんどロスなく導かれる。この導か
れたレーザ光は被照射部位26に対して一定の照射距離で
照射される。又送水はレーザガイド18とシース19との間
の送水通路20を通り、先端の導光ファイバー16の出射端
の周囲から突き当て部材23内を通って前面の網目から前
方へ送水され導光ファイバー16の先端を冷却する。
このように本実施例では、レーザプローブの先端に形成
された先端面に網目をもつ突き当て部を有する突き当て
部材により被照射部位に凹凸が有っても正確に突き当て
部材が一面に接触されるので照射距離が常に一定に保た
れ、正確にレーザ光を被照射部位に安全に照射できるも
のである。また装置本体にある送水手段によりレーザプ
ローブの導光ファイバーの先端に送水され冷却されるの
でファイバー先端が汚物等で汚染されることがなく破損
から防止される。
第5図及び第6図は本考案の第2実施例を示すものであ
る。この実施例はレーザプローブ13の先端に形成される
突き当て部材27の構造が異なるのみで他の構成は第1実
施例と同様であるので、その部分についての説明は省略
する。シース19の先端の取付具21に取付けられる突き当
て部材27は先端面は第6図に示すように円形をした板状
の部材を中心軸に向かって四方向から突出させた突出部
28を形成し、被照射部位に対向するように配置されてい
る。四方向からの突出部28と突出部28との間は空間部29
となっている。
このように構成することにより突き当て部材27を取付具
21に接続することでレーザプローブ13の先端にある突き
当て部材27の突出部28の平面が被照射部位に一面に接触
される。このようにすることで被照射部位と導光ファイ
バーとの照射距離の位置決めが可能になり、突き当て部
材の前面の中心には突出部が位置しないため中心部の強
度が最も強いレーザガイドからの出射光を遮ることなく
被照射部位へ効率の良いレーザ照射が可能となる。
第7図および第8図は本考案の第3実施例を示すもので
ある。
この実施例は第1実施例と同様に被照射部位に突き当て
る突き当て部材23の先端面は網目状に一面に突き当て部
24として形成されているが、先端面の周囲のリング状に
は熱電対30が複数個設けられ、この熱電対30でレーザ光
の被照射部位の温度を計測するようになっている。
この熱電対30のリード線31はシース19とレーザガイド18
との間を通ってレーザプローブ13の手元側から図には示
していないが、制御回路に接続されている。他の構成は
第1実施例と同様であるので、説明は省略する このようにすることにより突き当て部材の先端に設けた
複数の熱電対により、レーザー出射時の被照射部の広範
囲による温度測定が可能になり、術者はこの温度を知る
ことにより病変部に対するレーザー過熱照射を防ぐこと
ができる。
第9図および第10は第4実施例を示すものである。この
実施例は第2実施例の突き当て部材27の先端面よりさら
に前方に突起部32を設け、その内部に熱電対33を配置し
たものである。他の構成は第2実施例と同様であるので
説明は省略する。
このような構成による突き当て部材27をシース19の取付
具21に接続して病変部である被照射部位に当接すること
で突き当て部材27の前方の突起部32が被照射部位に刺さ
る。この時突起部32の内部に設けられた複数の熱電対33
により被照射部位の内部の深さ方向の温度を測定できる
ものである。
このようにすることで被照射部位が常に動いていても突
き当て部材の突起部が刺さることによりレーザープロー
ブが被照射部位に対して確実に固定されるので常に導光
ファイバーの先端との距離が一定に保持され、一定の照
射距離となることで非接触のレーザ照射が可能となっ
た。又突起部に内蔵された熱電対により被照射部位の深
部の温度測定が可能になったことで過熱照射を防ぐこと
ができる。
第11図および第12図は第5実施例を示すものである。こ
の実施例は突き当て部材34の先端面が第1実施例と異な
るものでこの先端面は同心円状線材35を複数個設け、こ
の複数個をそれぞれ半径方向に向かって別の線材36によ
り固定したものである。さらにそれぞれの同心円状線材
35に熱電対37を設けた。
このような構成にすることで突き当て部材34の先端面が
被照射部位と同心円状で接触されるようにしたものであ
る。
したがって被照射距離の位置決めがより確実になるとと
もに、半径方向の同心円状に位置された熱電対により被
照射部位の表面の温度分布状態が広範囲測定できるので
被照射部位に対するレーザの過熱照射がより確実に防止
できるものである。
第13図および第14図は第6実施例を示すものである。こ
の実施例は突き当て部材38の先端部は最大外径がシース
19の外径より大きく広がった複数本の線材あるいは板材
の弾性体からなり、先端面は中心部に向かって内側に向
くように線材あるいは板材の突き当て部39を形成してい
る。この突き当て部39の径方向には複数個の熱電対40が
設けられている。さらにシース19とこのシース19に取付
けられた取付具21は突き当て部材38より小径の内径を有
するチューブ41に内挿されており、このチューブ41はシ
ース19に対して軸方向に摺動可能になっている。
このような構成において突き当て部材38を被照射部位の
大きさに合わせて当接できるように摺動可能なチューブ
41を軸方向の前方に押し出すことにより、突き当て部材
38はチューブ41により押圧されて内側に縮まり、被照射
部位の大きさに合わされる。又後方に引くことにより突
き当て部材38が広がり、その大きさに合わされる。
したがって突き当て部材の先端部の広がりが変えられる
ことにより被照射部位の大きさに合った当接が可能であ
り、さらに熱電対による温度測定範囲が変えられること
により必要な部分の測定範囲が得られる。
上記の実施例に用いられるレーザはAr,Nd:YAG,CO2がそ
れぞれの用途に使用されるが他のレーザ例えばCOレーザ
等は血管形成術として同様に使用されるものである。こ
のCOレーザは深速度が小さいため血管壁の穿孔の危険性
が少なく安全に使用できることが知られている。この場
合はCOレーザと導光可能にするためAS2S3カルコゲン化
物等からなるファイバーを設け、この導光ファイバー出
射端と被照射部位との間の照射距離を0.3〜0.4mmとする
ことで水中においても使用できるものである。このCOレ
ーザについても上記の構成である照射距離が非接触で正
確な距離が保持できるのでもちろん適用できるものであ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば被照射部位の凹凸に
関係なく突き当て部材の先端面を当接するだけで確実に
被照射部位と平面となるので、安全にレーザガイド出射
端のファイバーと被照射部位との距離を一定に保ことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のレーザプローブの先端縦
断面図,第2図は第1図の左側面図,第3図は同実施例
を被照射部位に当接した時の状態図,第4図は同実施例
のレーザ治療装置の概略図,第5図は本考案の第2実施
例のレーザプローブの先端の縦断面図,第6図は第5図
の左側面図,第7図は本考案の第3実施例のレーザプロ
ーブの先端の縦断面図,第8図は第7図の左側面図,第
9図は本考案の第4実施例のレーザプローブの先端の縦
断面図,第10図は第9図の左側面図,第11図は本考案の
第5実施例のレーザプローブの先端の縦断面図,第12図
は第11図の左側面図,第13図は本考案の第6実施例を示
すレーザプローブの先端の縦断面図,第14図は第13図の
左側面図、第15図は従来のレーザプローブを被照射部位
に当接した状態図である。 11……レーザ治療装置 13……レーザプローブ 14……レーザ発生装置 18……レーザガイド 23,27,33,38……突き当て部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を発生させるレーザ発生手段と、
    前記レーザ発生手段のレーザ光を導くレーザプローブ
    と、前記レーザプローブの先端に設けられ被照射部位に
    接触させる先端面が格子状または線状からなる突き当て
    部材とを具備したことを特徴とするレーザ治療装置。
JP13296788U 1988-10-12 1988-10-12 レーザ治療装置 Expired - Lifetime JPH0649289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13296788U JPH0649289Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 レーザ治療装置

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JP13296788U JPH0649289Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12 レーザ治療装置

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Publication Number Publication Date
JPH0253713U JPH0253713U (ja) 1990-04-18
JPH0649289Y2 true JPH0649289Y2 (ja) 1994-12-14

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