JP2753083B2 - 鍼および鍼施装置 - Google Patents

鍼および鍼施装置

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JP2753083B2 JP1325251A JP32525189A JP2753083B2 JP 2753083 B2 JP2753083 B2 JP 2753083B2 JP 1325251 A JP1325251 A JP 1325251A JP 32525189 A JP32525189 A JP 32525189A JP 2753083 B2 JP2753083 B2 JP 2753083B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鍼施術などに用いられる鍼および鍼施装
置に関する。
〔従来の技術〕
鍼施術は、鍼を体表に接触、穿刺して、機械的刺激を
生体に及ぼし、一定の生体反応を起して、内蔵諸器官の
機能の変調を矯正し疾病の治癒に寄与する施術であり、
東洋古来の経験治療の一種であって、一般には単に「は
り」と言われている。
この鍼施術の1種に灸頭鍼を用いるものがある。これ
は、鍼の柄部にもぐさ皿を設け、このもぐさ皿でもぐさ
を燃焼して鍼自体を加熱し、機械的刺激と温熱刺激とを
同時に与えるもので、鍼と灸との同時効果を狙ったもの
である。
しかしながら、この灸頭鍼を用いる鍼施術にあって
は、温熱刺激の温度、時間を患部に応じて微妙に調節す
ることが困難であり、施術に熟練を要するとともに手間
がかかる次第がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
よって、この発明が解決しようとする課題は、温熱刺
激の温度、時間の微妙な調節が容易に行え、かつ施術も
簡単に行え、さらには近時開発された温熱療法にも適用
できる鍼および鍼施装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にあっては、鍼本体の先端に光エネルギーを
熱エネルギーに変換する発熱チップを設け、この発熱チ
ップに光を導く光導波路を鍼本体内に設けた鍼によって
上記課題を解決した。
〔作用〕
光導波路にレーザ光などの光を導き、この光を発熱チ
ップに照射して熱に変換することによって発熱チップが
発熱する。したがって、レーザ光などの光の強度や点滅
間隔を調節することで、発熱チップによる温熱刺激を微
妙にかつ簡便に調節できる。
〔実施例〕
第1図は、この発明の鍼および鍼施装置の一例を示す
もので、図中符号1は鍼である。この鍼1は、鍼本体2
と発熱チップ3と光導波路4とから概略構成されてい
る。鍼本体2は、金、銀、白金あるいはこれらの合金、
ステンレス鋼などの金属からなる中空の円筒体であり、
その一端は閉じられて、鋭利に尖って針状となってい
る。この鍼本体2の長さは、3〜10cm程度、外径は0.2
〜0.3mm程度、内径は0.15〜0.25mm程度のものである。
この鍼本体2の閉じられた一端部の内部には発熱チップ
3が取り付けられている。この発熱チップ3は、カーボ
ンあるいはグラファイトなどからなり、その先端部は鍼
本体2の先端部内面にそうように鋭利に尖って針状とな
っており、その基部には、すりばち状の穴3aが形成され
ている。
また、鍼本体2の中空内部には光導波路となる光ファ
イバ4が挿通されている。この光ファイバ4には、石英
系ファイバ以外のイオン結晶系ファイバなどが用いら
れ、クラッド径が125μmの標準サイズのファイバの他
に光エネルギー伝送に好適な大口径光ファイバ、例えば
コア径200μm、クラッド径300μmなどのものも使われ
る。この例では被覆を取り去った光ファイバ裸線4が鍼
本体2内に挿通され、鍼本体2と光ファイバ裸線4との
空隙に数個のサポート用の金属製リング10…を光ファイ
バ裸線4に通すことによって光ファイバ裸線4が固定さ
れている。また、この光ファイバ裸線4の先端部は前記
発熱チップ3に形成されたすりばち状の穴3aに挿入され
ている。さらに、光ファイバ裸線4は、それの鍼本体1
から外部に露出している部分では、被覆5ならびにシー
ス6が施された光ファイバコード7となっており、この
光ファイバコード7の端部はYAGレーザ、アルゴンレー
ザなどのレーザ光源8の光出射端にコネクタなどを用い
て接続されて、この発明の鍼施装置9が構成されてい
る。
第2図は、この発明の鍼の他の例を示すものである。
この例の鍼1では、発熱チップ3の基部に形成された穴
3aの形状を弾頭状とし、光ファイバ裸線4の先端部の形
状もこの穴3aにそうように弾頭状に研削したものを用
い、これを穴3aに挿入して固定した点が先の例の鍼1と
異るところである。この鍼1では光ファイバ裸線4の先
端部が弾頭状となっているので、先端部全体から光が放
射され、発熱チップ3もその全体から発熱することにな
って、組織のある深さにわたって均一に加熱できる利点
がある。一方、先の例の鍼1では、光ファイバ裸線4の
先端部が発熱チップ3の中心位置に自動的に位置される
ことになって軸合せ(センタリング)が良好となる利点
がある。
このような鍼1および鍼施装置9にあっては、レーザ
光源8からのレーザ光は光ファイバコード7から光導波
路(光ファイバ)4を経て鍼本体2の先端の発熱チップ
3に照射され、ここでレーザ光の光エネルギーは瞬時に
熱エネルギーに変換され、発熱チップ3が発熱する。こ
の発熱チップ3の発熱温度はレーザ光源8からのレーザ
光の出力あるいは発熱チップ3の大きさなどによって定
まり、レーザ光のパルス間隔を調節することによって発
熱間隔を制御することができる。
このような鍼1および鍼施装置9を用いて鍼施術を行
うには、従来と同様に体表の所定の径穴に鍼1を刺し、
レーザ光を鍼1先端部内の発熱チップ3に導光してこれ
を40〜45℃程度に発熱させることによって行われる。鍼
1の刺法には古来からの撚鍼法、管鍼法などが用いら
れ、鍼1の刺入の度合は接触、浅刺、深刺など病症に応
じて使い分けられる。
これによって、患部に機械的刺激と温熱的刺激とが同
時に及ぼされ、これらによる相乗的な治癒効果が期待さ
れる。特に、上述のように発熱チップ3の発熱温度、発
熱間隔などを簡単かつ微細に調整できるので、患部の状
況にきめこまかく対応した温熱刺激を与えることができ
る。また、従来の灸頭鍼を用いる鍼施術ではもぐさ皿に
もぐさを載せることから、患部の部位によっては患者に
無理な体位を強いることになるが、この発明の鍼1では
そのような不都合がない。
また、鍼1自体を十分に細くすることができるので、
体内組織にも適用可能である。したがって、近年腫瘍あ
るいは異状組織部を体温よりも高い温度に加温すること
により悪性細胞を死滅させる温熱療法がガンおよび腫瘍
の治療に用いられているが、この発明の鍼および鍼施装
置はこの温熱療法の加熱源として有効に使用することが
できる。
なお、上述の実施例においては、鍼1の光導波路4と
これをレーザ光源8に接続する光ファイバとを一本の光
ファイバコード7を用いて一体としたものを示したが、
これに限られることはなく、鍼本体2内に収容される光
導波路4とレーザ光源8に接続する光ファイバとを別物
とし、小型のコネクタなどを用いて取外し可能に接続す
ることもできる。
また、鍼1の光導波路に導く光としてはレーザ光に限
られることはなく、キセノンランプ、ハロゲンランプな
どからの光でもよいことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の鍼は中空の鍼本体
と、この鍼本体の先端部に設けられ、光エネルギーを熱
エネルギーに変換する発熱チップと、前記鍼本体内部に
設けられ、前記発熱チップに光を導く光導波路を有する
ものであり、また鍼施装置はこの鍼の光導波路を光ファ
イバでレーザ光源に接続したものであるので、患部に温
熱刺激と機械的刺激を同時に与えることができるととも
に温熱刺激の温度、時間を広い範囲で微細に調整するこ
とができ、患部の病症にきめこまかく対応した処理が可
能となる。また、悪性腫瘍などに対する温熱療法の加熱
源としても有用であり、加温部位を狭くすることができ
るので、悪性細胞のみを選択的にかつ効率よく攻撃する
ことができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の鍼および鍼施装置の一例を示す概略
構成図、 第2図はこの発明の鍼の他の例を示す要部概略断面図で
ある。 1……鍼、2……鍼本体、3……発熱チップ、4……光
導波路(光ファイバ裸線)、7……光ファイバコード、
8……レーザ光源、9……鍼施装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真田 和夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 実開 平3−46334(JP,U) 実開 平1−161750(JP,U) 実開 昭64−49238(JP,U) 特公 昭63−20549(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 39/08 A61H 39/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空の鍼本体と、この鍼本体の先端部に設
    けられ、光エネルギーを熱エネルギーに変換する発熱チ
    ップと、前記鍼本体内部に設けられ、前記発熱チップに
    光を導く光導波路を有する鍼。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の鍼の光導波路が光ファ
    イバを介してレーザ光源に接続されてなる鍼施装置。
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