JP2579511Y2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JP2579511Y2
JP2579511Y2 JP1993001147U JP114793U JP2579511Y2 JP 2579511 Y2 JP2579511 Y2 JP 2579511Y2 JP 1993001147 U JP1993001147 U JP 1993001147U JP 114793 U JP114793 U JP 114793U JP 2579511 Y2 JP2579511 Y2 JP 2579511Y2
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sleeve
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秀実 荒井
進一 西田
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロッカシャフトで揺動
自在に支承される複数のロッカアームに、隣接するロッ
カアームを連動させる位置ならびにその連動を解除させ
る位置間で移動可能な切換ピンを案内する円筒状のスリ
ーブがそれぞれ固設され、カムシャフトに設けられたカ
ムにころがり接触する円筒状回転体が前記スリーブでそ
れぞれ回転自在に支承される内燃機関の動弁装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特公平2
−50286号公報等により既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
動弁装置は、円筒状回転体をカムにころがり接触させる
ことにより、ロッカアームをカムで駆動する際の摩擦損
失と、カムおよびロッカアームの摩耗量とを低減すると
ともに、円筒状回転体を支承する軸部材で切換ピンを案
内することにより、切換ピンを案内するための孔の穿孔
加工を不要として加工工数の低減を図ることが可能であ
るが、切換ピンの軸方向移動に応じた該切換ピンとの間
の摩擦力により軸部材には軸方向に沿って比較的大きな
力が作用する。そこで、その力に対抗して軸部材をロッ
カアームに確実に固定しておくことが必要であり、その
固定構造もコンパクトかつ簡単であることが望まれる
が、上記従来のものには、そのような配慮がなされてい
ない。
【0004】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、コンパクトかつ簡単な固定構造でロッカアー
ムに軸部材を確実に固定し得るようにした内燃機関の動
弁装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案によれば、各ロッカアームは、
スリーブが一体に突設されるとともに基端がロッカシャ
フトで支承される第1腕部材と、スリーブを嵌合させる
嵌合孔を有するとともに基端がロッカシャフトで支承さ
れる第2腕部材とから成り、各円筒状回転体は、第1お
よび第2腕部材間に挟まれて各スリーブでそれぞれ回転
自在に支承され、相互に隣接配置された各腕部材の基端
が、ロッカシャフトの軸線に沿う移動を規制されて一対
の固定ホルダ間に配置される。
【0006】また請求項2記載の考案によれば、上記請
求項1記載の考案の構成に加えて、スリーブの先端が嵌
合孔に軽圧入される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0008】図1ないし図3は本考案の第1実施例を示
すものであり、図1は平面図、図2は図1の2−2線断
面図、図3は図1の3−3線断面図である。
【0009】先ず図1および図2において、機関本体を
構成するシリンダヘッド5には、燃焼室6の天井面に臨
んで開口する一対の吸気弁口7…が設けられており、そ
れらの吸気弁口7…を開閉可能な吸気弁8,8の上端部
にそれぞれ設けられるリテーナ9,9とシリンダヘッド
5との間には弁ばね10…がそれぞれ縮設され、弁ばね
10…により両吸気弁8,8は上方すなわち閉弁方向に
ばね付勢されることになる。
【0010】両吸気弁8,8を開閉駆動する動弁装置
は、図示しないクランクシャフトに1/2の減速比で連
動、連結されるカムシャフト11と、一方の吸気弁8に
連動、連結されるとともにロッカシャフト12に揺動自
在に支承される第1駆動ロッカアーム131 と、他方の
吸気弁8に連動、連結されるとともにロッカシャフト1
2に揺動自在に支承される第2駆動ロッカアーム141
と、第1および第2駆動ロッカアーム13,14間でロ
ッカシャフト12に揺動自在に支承される自由ロッカア
ーム151 と、それらのロッカアーム131 〜151
相互に連動させる状態ならびに連動状態を解除して相対
揺動させる状態を切換可能な連動切換機構16とを備え
る。
【0011】ロッカシャフト12は、各燃焼室6の両側
でシリンダヘッド5に固定される固定ホルダ17,17
に、カムシャフト11の軸線と平行な軸線を有して固定
的に支持されており、第1および第2駆動ロッカアーム
131 ,141 ならびに自由ロッカアーム151 は、両
側の固定ホルダ17,17間に挟まれるようにしてロッ
カシャフト12に揺動自在に支承される。
【0012】図3を併せて参照して、カムシャフト11
には、第1および第2駆動ロッカアーム131 ,141
に個別に対応する低速用カム18,18と、自由ロッカ
アーム151 に対応して両低速用カム18,18間に配
置される高速用カム19とが一体に設けられる。
【0013】第1駆動ロッカアーム131 は、基端がロ
ッカシャフト12で支承される第1腕部材201 と、ロ
ッカシャフト12の軸方向に沿う外方側で第1腕部材2
1に隣接して基端がロッカシャフト12に支承される
とともに一方の吸気弁8の上端部に当接されるタペット
ねじ32が先端に螺合される第2腕部材211 とから成
るものである。第1腕部材201 の先端部には、ロッカ
シャフト12と平行な軸線を有するとともに先端を閉塞
した有底円筒状のスリーブ261 が第2腕部材211
に向けて一体に突設されており、第2腕部材211 の中
間部には該スリーブ261 の先端部を圧入させる嵌合孔
271 が設けられる。而して嵌合孔271 にスリーブ2
1 の先端すなわち閉塞端が軽圧入されることにより、
第1および第2腕部材201 ,211 が結合される。
【0014】第2駆動ロッカアーム141 は、基端がロ
ッカシャフト12で支承される第1腕部材221 と、ロ
ッカシャフト12の軸方向に沿う外方側で第1腕部材2
1に隣接して基端がロッカシャフト12に支承される
とともに他方の吸気弁8の上端部に当接されるタペット
ねじ32が先端に螺合される第2腕部材231 とから成
るものである。第1腕部材221 の先端部には、ロッカ
シャフト12と平行な軸線を有するとともに先端を閉塞
した有底円筒状のスリーブ281 が第2腕部材231
に向けて一体に突設されており、第2腕部材231 の中
間部には該スリーブ281 の先端部を軽圧入させる嵌合
孔291 が設けられる。而して嵌合孔291 にスリーブ
281 の先端すなわち閉塞端が軽圧入されることによ
り、第1および第2腕部材221 ,231 が結合され
る。
【0015】自由ロッカアーム151 は、第1駆動ロッ
カアーム131 に隣接して基端がロッカシャフト12で
支承される第1腕部材241 と、第2駆動ロッカアーム
141 側で第1腕部材241 に隣接して基端がロッカシ
ャフト12で支承される第2腕部材251 とから成るも
のであり、第1腕部材241 には、ロッカシャフト12
と平行な軸線を有して両端を開口させた円筒状のスリー
ブ301 が第2腕部材251 側に向けて一体に突設され
ており、第2腕部材251 には該スリーブ301 の先端
部を軽圧入させる嵌合孔311 が設けられる。而して嵌
合孔311 にスリーブ301 の先端部が軽圧入されるこ
とにより、第1および第2腕部材241,251 が結合
される。
【0016】前記各ロッカアーム131 ,141 ,15
1 において、第1および第2腕部材201 ,211 ;2
1 ,231 ;241 ,251 の基端は、両固定ホルダ
17,17間に挟まれるようにして隣接配置され、それ
により各腕部材201 ,211 ;221 ,231 ;24
1 ,251 のロッカシャフト12の軸線に沿う移動が規
制されることになる。
【0017】また各ロッカアーム131 ,141 ,15
1 において、第2腕部材211 ,231 ,251 は、軽
量化を図るためにアルミニウム合金により形成されてい
てもよく、スリーブ261 ,281 ,301 と一体であ
る第1腕部材201 ,221,241 は、清浄鋼以上の
剛性を有する金属から成ることが望ましい。
【0018】第1および第2駆動ロッカアーム131
141 におけるスリーブ261 ,281 と、第1および
第2腕部材201 ,211 ;221 ,231 間に挟まれ
るようにしてスリーブ261 ,281 を同軸に囲繞する
円筒状回転体33,34との間には、複数の針状ころ3
6,37がそれぞれ介装される。したがって円筒状回転
体33,34は、第1および第2駆動ロッカアーム13
1 ,141 に一体化されたスリーブ261 ,281 で回
転自在に支承されることになる。また自由ロッカアーム
151 におけるスリーブ301 と、第1および第2腕部
材241 ,251 間に挟まれるようにしてスリーブ30
1 を同軸に囲繞する円筒状回転体35との間には、複数
の針状ころ38が介装される。したがって円筒状回転体
35は、自由ロッカアーム151 に一体化されたスリー
ブ301 で回転自在に支承されることになる。
【0019】而して第1および第2駆動ロッカアーム1
1 ,141 の円筒状回転体33,34は、低速用カム
18,18にころがり接触せしめられる。また自由ロッ
カアーム151 の円筒状回転体35は、高速用カム19
にころがり接触せしめられる。しかも自由ロッカアーム
151 に対応する位置で、シリンダヘッド5側には弾発
付勢機構39が配設されており、高速用カム19とは反
対側で円筒状回転体35は弾発付勢機構39にころがり
接触し、その弾発付勢機構39からの弾発付勢力により
円筒状回転体35が高速用カム19に常時ころがり接触
することになる。
【0020】連動切換機構16は、第1駆動ロッカアー
ム131 および自由ロッカアーム151 を連動させる位
置ならびにその連動を解除する位置間での移動が可能で
あって一端を液圧室45に臨ませた第1切換ピン41
と、自由ロッカアーム151 および第2駆動ロッカアー
ム141 を連動させる位置ならびにその連動を解除する
位置間での移動が可能であって一端が第1切換ピン41
の他端に当接される第2切換ピン42と、第2切換ピン
42の他端に当接される受け部材43と、第1切換ピン
41、第2切換ピン42および受け部材43を液圧室4
5側に付勢するばね力を発揮する戻しばね44とを備え
る。
【0021】第1切換ピン41は、スリーブ301 内へ
の嵌合を可能としてスリーブ261に摺動可能に嵌合さ
れるものであり、この第1切換ピン41の一端とスリー
ブ261 の閉塞端との間に液圧室45が画成される。し
かも第1駆動ロッカアーム131 における第2腕部材2
1 には液圧室45に通じる通路46が設けられてお
り、この通路46は、ロッカシャフト12内に形成され
る液圧路47に常時連通される。而して液圧路47への
液圧の供給・遮断を切換えることにより、液圧室45に
液圧が作用する状態と液圧が解放される状態とを切換可
能である。
【0022】第2切換ピン42は、スリーブ281 内へ
の嵌合を可能としてスリーブ301に摺動可能に嵌合さ
れる。また受け部材43は、帽状に形成されてスリーブ
281 に摺動可能に嵌合されるものであり、戻しばね4
4は受け部材43とスリーブ281 の閉塞端との間に縮
設される。しかもスリーブ281 の閉塞端には開放孔4
8が穿設されている。
【0023】このような連動切換機構16では、液圧室
45に液圧が作用していない状態では、戻しばね44の
ばね力により、第1切換ピン41、第2切換ピン42お
よび受け部材43が液圧室45側に最大限移動してお
り、第1および第2切換ピン41,42の当接面は第1
駆動ロッカアーム131 および自由ロッカアーム151
間に対応する位置に在り、また第2切換ピン42および
受け部材43の当接面は自由ロッカアーム151 および
第2駆動ロッカアーム141 間に対応する位置に在る。
したがって第1駆動ロッカアーム131 、自由ロッカア
ーム151 および第2駆動ロッカアーム141 は相対揺
動可能な状態にあり、第1および第2駆動ロッカアーム
131 ,141 が低速用カム18,18によって揺動駆
動されるのに伴い、両吸気弁8,8が低速用カム18,
18に応じた作動特性で開閉作動することになる。
【0024】また液圧室45に液圧を作用せしめると、
第1切換ピン41は、戻しばね44のばね力に抗して第
2切換ピン42を押圧しながらスリーブ301 に嵌合
し、また第2切換ピン42がスリーブ281 に嵌合す
る。それにより第1駆動ロッカアーム131 および第2
駆動ロッカアーム141 は、自由ロッカアーム151
連動して高速用カム19で揺動駆動され、両吸気弁8,
8は、高速用カム19に応じた作動特性で開閉作動する
ことになる。
【0025】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、第1駆動ロッカアーム131は、スリーブ261
を一体に有する第1腕部材201 と、スリーブ261
軽圧入させる嵌合孔271 を有する第2腕部材211
から成るものであり、第2駆動ロッカアーム141 は、
スリーブ281 を一体に有する第1腕部材221 と、ス
リーブ281 を軽圧入させる嵌合孔291 を有する第2
腕部材231 とから成るものであり、また自由ロッカア
ーム151 は、スリーブ301 を一体に有する第1腕部
材241 と、スリーブ301 を軽圧入させる嵌合孔31
1 を有する第2腕部材251 とから成るものである。し
たがってスリーブ261 ,281 ,301 は各ロッカア
ーム131 ,141 ,151 に一体化されることにな
る。
【0026】しかも各ロッカアーム13,14,15に
おいて、第1および第2腕部材201 ,211 ;2
1 ,231 ;241 ,251 の基端は、両固定ホルダ
17,17間に挟まれるようにしてロッカシャフト12
上に隣接配置されるものであり、ロッカシャフト12の
軸線に沿う各腕部材201 ,211 ;221 ,231
241 ,251 の移動は規制されている。
【0027】したがって各スリーブ261 ,281 ,3
1 は、連動切換機構16における切換ピン41,42
の移動に伴う摩擦力に充分に耐える剛性を有して各ロッ
カアーム131 ,141 ,151 に固設されることにな
る。
【0028】またスリーブ261 ,281 は、その閉塞
端が嵌合孔271 ,291 に軽圧入されるものであるの
で、第1および第2切換ピン41,42、ならびに受け
部材43の摺動を案内する部分に圧入時の歪みが生じる
ことを避け、各切換ピン41,42および受け部材43
の摺動作動を円滑にすることができる。なお、自由ロッ
カアーム151 については、スリーブ301 の嵌合孔3
1 への軽圧入部を第2切換ピン42が摺動作動する
が、軽圧入代を極力小さく設定して軽圧入時の歪みを小
さく抑えることが可能であり、そのようにしても自由ロ
ッカアーム151の両側に第1および第2駆動ロッカア
ーム131 ,141 が配置されていることにより、スリ
ーブ301 が嵌合孔311 から抜け出してしまうことは
ない。
【0029】さらにスリーブ261 ,281 ,301
嵌合孔271 ,291 ,311 に軽圧入されることによ
り、各ロッカアーム131 ,141 ,151 を予め組み
立ててロッカシャフト12に組付けることが可能であ
り、組立作業性を向上することが可能となる。
【0030】図4は本考案の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0031】第1駆動ロッカアーム132 は、基端がロ
ッカシャフト12で支承されるとともに吸気弁8の上端
に当接されるタペットねじ32が先端に螺合される第1
腕部材202 と、ロッカシャフト12の軸方向に沿う内
方側で第1腕部材202 に隣接して基端がロッカシャフ
ト12に支承される第2腕部材212 とから成るもので
ある。第1腕部材202 には、ロッカシャフト12と平
行な軸線を有するとともに先端を開放した有底円筒状の
スリーブ262 が第2腕部材212 側に向けて一体に突
設されており、第2腕部材212 には該スリーブ262
の先端部を軽圧入させる嵌合孔272 が設けられる。而
して嵌合孔272 にスリーブ262 が軽圧入されること
により、第1および第2腕部材202 ,212 が結合さ
れる。
【0032】第2駆動ロッカアーム142 は、基端がロ
ッカシャフト12で支承されるとともに吸気弁8の上端
に当接されるタペットねじ32が先端に螺合される第1
腕部材222 と、ロッカシャフト12の軸方向に沿う内
方側で第1腕部材222 に隣接して基端がロッカシャフ
ト12に支承される第2腕部材232 とから成るもので
ある。第1腕部材222 には、ロッカシャフト12と平
行な軸線を有するとともに先端を開放した有底円筒状の
スリーブ282 が第2腕部材232 側に向けて一体に突
設されており、第2腕部材232 には該スリーブ282
の先端部を軽圧入させる嵌合孔292 が設けられる。而
して嵌合孔292 にスリーブ282 が軽圧入されること
により、第1および第2腕部材222 ,232 が結合さ
れる。
【0033】自由ロッカアーム152 は、基端がロッカ
シャフト12で支承される第1腕部材242 と、第1腕
部材242 に隣接して基端がロッカシャフト12で支承
される第2腕部材252 とから成るものであり、第1腕
部材242 には、ロッカシャフト12と平行な軸線を有
する円筒状のスリーブ302 が第2腕部材252 側に向
けて一体に突設されており、第2腕部材252 には該ス
リーブ302 の先端部を軽圧入させる嵌合孔312 が設
けられる。而して嵌合孔312 にスリーブ302 が軽圧
入されることにより、第1および第2腕部材242 ,2
2 が結合される。
【0034】前記各ロッカアーム132 ,142 ,15
2 において、第1および第2腕部材202 ,212 ;2
2 ,232 ;242 ,252 の基端は、両ホルダ1
7,17間に挟まれるようにして隣接配置されるもので
あり、各腕部材202 ,212;222 ,232 ;24
2 ,252 がロッカシャフト12の軸線に沿って移動す
ることは規制されている。
【0035】この第2実施例によっても上記第1実施例
と同様の効果を奏することができる。
【0036】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【0037】たとえば第1および第2腕部材の基端を相
互に結合するようにしてもよく、両固定ホルダ17,1
7との間にばねを介在させてロッカシャフトの軸線に沿
う各ロッカアームの移動を規制するようにしてもよい。
また低速用カムに代えて吸気弁を実質的に休止させるた
めのカムを用いてもよく、さらに本考案を排気弁の動弁
装置に適用することも可能である。
【0038】
【考案の効果】以上のように、請求項1記載の考案によ
れば、各ロッカアームは、スリーブが一体に突設される
とともに基端がロッカシャフトで支承される第1腕部材
と、スリーブを嵌合させる嵌合孔を有するとともに基端
がロッカシャフトで支承される第2腕部材とから成り、
各円筒状回転体は、第1および第2腕部材間に挟まれて
各スリーブでそれぞれ回転自在に支承され、相互に隣接
配置された各腕部材の基端が、ロッカシャフトの軸線に
沿う移動を規制されて一対の固定ホルダ間に配置される
ので、簡単な構造でスリーブを各ロッカアームに固定し
て、切換ピンの移動方向に対する剛性を高めたスリーブ
の固定構造を得ることができる。
【0039】また請求項2記載の考案によれば、上記請
求項1記載の考案の構成に加えて、スリーブの先端が嵌
合孔に軽圧入されるので、スリーブに歪みが生じるをこ
とを抑えて切換ピンの移動を円滑にすることを可能とし
つつ、組立性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】第2実施例の平面図である。
【符号の説明】
11・・・カムシャフト 12・・・ロッカシャフト 131 ,132 ,141 ,142 ,151 ,152 ・・
・ロッカアーム 17・・・固定ホルダ 18,19・・・カム 201 ,202 ,221 ;222 ,241 ,242 ・・
・第1腕部材 211 ,212 ,231 ;232 ,251 ,252 ・・
・第2腕部材 261 ,262 ,281 ,282 ,301 ,302 ・・
・スリーブ 271 ,272 ,291 ;292 ,311 ,312 ・・
・嵌合孔 33,34,35・・・円筒状回転体 41,42・・・切換ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01L 13/00 301 F01L 13/00 302

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカシャフト(12)で揺動自在に支
    承される複数のロッカアーム(131 ,141 ,1
    1 ;132 ,142 ,152 )に、隣接するロッカア
    ームを連動させる位置ならびにその連動を解除させる位
    置間で移動可能な切換ピン(41,42)を案内する円
    筒状のスリーブ(261 ,281 ,301;262 ,2
    2 ,302 )がそれぞれ固設され、カムシャフト(1
    1)に設けられたカム(18,19)にころがり接触す
    る円筒状回転体(33,34,35)が前記スリーブで
    それぞれ回転自在に支承される内燃機関の動弁装置にお
    いて、各ロッカアームは、スリーブが一体に突設される
    とともに基端がロッカシャフトで支承される第1腕部材
    (201 ,221 ,241 ;202 ,222 ,242
    と、スリーブを嵌合させる嵌合孔(271 ,291 ,3
    1 ;272 ,292,312 )を有するとともに基端
    がロッカシャフトで支承される第2腕部材(211 ,2
    1 ,251 ;212 ,232 ,252 )とから成り、
    各円筒状回転体は、第1および第2腕部材間に挟まれて
    各スリーブでそれぞれ回転自在に支承され、相互に隣接
    配置された各腕部材の基端が、ロッカシャフトの軸線に
    沿う移動を規制されて一対の固定ホルダ(17)間に配
    置されることを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  2. 【請求項2】 スリーブの先端が嵌合孔に軽圧入される
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の動弁装置。
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