JP2584890Y2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JP2584890Y2
JP2584890Y2 JP3597693U JP3597693U JP2584890Y2 JP 2584890 Y2 JP2584890 Y2 JP 2584890Y2 JP 3597693 U JP3597693 U JP 3597693U JP 3597693 U JP3597693 U JP 3597693U JP 2584890 Y2 JP2584890 Y2 JP 2584890Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、1つのシリンダに対応
してカムシャフトに設けられた少なくとも3つのカム
と、機関弁との間に、前記各カムにころがり接触するロ
ーラを両側より支持してカムシャフトに沿って互いに隣
接配置された少なくとも3つのロッカアームが介設さ
れ、それらのロッカアームには、隣接ロッカアームを連
動させる位置ならびにその連動を解除する位置間で移動
可能な切換ピンを備える連動切換機構が設けられる内燃
機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特公
平2−50286号公報等で既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
吸気弁に一端がそれぞれ連動、連結される2つのロッカ
アームを含む3つのロッカアームに、対応するカムにこ
ろがり接触する同一外径のローラがそれぞれ回転自在に
支承され、それにより摩擦損失の低減が図られている。
しかるに、このような動弁装置では、機関弁のリフト量
を大きくするように形成されたカムに対応したロッカア
ームに軸支されたローラにかかる荷重が他のロッカアー
ムのローラにかかる荷重よりも大きく、このため、最も
大きな荷重が作用するローラの軸方向幅を他のローラの
軸方向幅よりも特別に広く設定している。 ところが1つ
のシリンダに対応して3つ以上のロッカアームを隣接配
置した動弁装置では、ロッカアームが3つ以上も並ぶこ
とでそれらの配列スペースがカムシャフトの軸方向に嵩
張る問題があり、更に個々のロッカアームにローラを両
側より支持させるに当たっては、ローラを相互間に挟む
ように並列してローラ支持軸の両端を支える一対のロー
ラホルダ部をロッカアームに特別に設ける必要があっ
て、個々のロッカアーム自体が軸方向に比較的幅広とな
ってしまい、それらロッカアームの軸方向配列スペース
が一層嵩張る問題がある。 したがって上記従来のものの
ようにローラ自体を特別に幅広に形成した構造では、上
記ロッカアームの配列スペースの問題が更に顕著とな
り、エンジンの大形化を招いてしまう。 そこで上記ロー
ラを特別幅広にしないで、大径化することによりローラ
の耐久性を高めることが考えられるが、この場合に、従
来のように各ローラの外径を同一に設定すると、最も大
きな荷重が作用するローラの耐久性を基準にしてローラ
の外径を定めねばならず、作用する荷重が比較的小さな
ローラは、その外径が必要以上に大きくて耐久性の点で
オーバークォリティとなり、したがって各ローラと対応
するカムとの接触部の摩耗量が長期間の使用によって異
なるようになり、連動切換機構の切換作動が不円滑とな
るおそれがある。また必要以上にローラの外径が大きく
設定されるのに伴って重量も必要以上に大きくなり、動
弁荷重の点で不利となる。
【0004】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、1つのシリンダに対応して少なくとも3つの
ロッカアームを隣接配置しても、また個々のロッカアー
ムにローラを両側より支持しても、従来のものの上記問
題を一挙に解決できるようにして、ロッカアーム配列ス
ペースの軸方向小型化の要求と、耐久性に関する要求と
を両立できるようにした内燃機関の動弁装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案によれば、1つのシリンダに対
応してカムシャフトに設けられた少なくとも3つのカム
のうち、機関弁のリフト量を他のカムよりも大とするカ
ムにころがり接触するローラの外径が、他のローラの外
径よりも大きく設定される。
【0006】また請求項2記載の考案によれば、上記請
求項1記載の考案の構成に加えて、ロッカアームには、
切換ピンの摺動作動を案内する円筒状のスリーブが固定
され、ローラは、それらのスリーブで回転自在に支承さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0008】図1ないし図5は本考案の一実施例を示す
ものであり、図1はSOHC型動弁装置の平面図、図2
は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面
図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図4の部分拡
大図である。
【0009】先ず図1、図2および図3において、シリ
ンダ7にはピストン12が摺動可能に嵌合され、該ピス
トン12の上面およびシリンダヘッド9間に燃焼室13
が形成される。シリンダヘッド9には、燃焼室13の天
井面に開口するようにして一対の吸気弁口14…ならび
に一対の排気弁口15…が設けられており、両吸気弁口
14…は吸気ポート10に連通され、両排気弁口15…
は排気ポート11に連通される。
【0010】両吸気弁口14…を個別に開閉可能な一対
の機関弁としての吸気弁16,16は、シリンダヘッド
9にそれぞれ設けられたガイド筒17…に摺動可能に嵌
合され、各ガイド筒17…から上方に突出した吸気弁1
6,16の上端部に設けられるリテーナ18,18とシ
リンダヘッド9との間には各吸気弁16,16を囲繞す
る弁ばね19,19が縮設され、それらの弁ばね19,
19により吸気弁16,16は吸気弁口14…を閉じる
方向に付勢される。また両排気弁口15…を個別に開閉
可能な一対の排気弁20,20は、シリンダヘッド9に
それぞれ設けられたガイド筒21…に摺動可能に嵌合さ
れ、各ガイド筒21…から上方に突出した排気弁20,
20の上端部に設けられるリテーナ22,22とシリン
ダヘッド9との間には各排気弁20,20を囲繞する弁
ばね23,23が縮設され、それらの弁ばね23,23
により排気弁20,20は排気弁口15…を閉じる方向
に付勢される。
【0011】上記両吸気弁16,16および両排気弁2
0,20間で、図示しないクランク軸の軸線と平行なカ
ムシャフト26が、シリンダヘッド9と該シリンダヘッ
ド9に結合されるホルダ28とで回転自在に支承されて
おり、該カムシャフト26は1/2の減速比で前記クラ
ンク軸に連動、連結される。而して両吸気弁16,16
とカムシャフト26との間には、カムシャフト26の回
転運動を吸気弁16,16の開閉運動に変換する吸気弁
駆動手段271 が設けられ、両排気弁20,20と前記
カムシャフト26との間には、カムシャフト26の回転
運動を排気弁20,20の開閉運動に変換する排気弁駆
動手段272 が設けられる。
【0012】図4を併せて参照して、カムシャフト26
には、吸気弁用高速カム29と、両吸気弁16,16に
それぞれ対応して吸気弁用高速カム29の両側に配置さ
れる吸気弁用低速カム31,31と、吸気弁用低速カム
31,31の両側で両排気弁20,20に個別に対応し
て配置される排気弁用カム32,32とがそれぞれ固設
される。
【0013】吸気弁用高速カム29は、機関の高速運転
域で両吸気弁16,16を開閉作動せしめるための形状
を有するものであり、カムシャフト26の軸線を中心と
する円弧状のベース円部29aと、該ベース円部29a
から半径方向外方に張出す高位部29bとを有する。吸
気弁用低速カム31,31は、機関の低速運転域で吸気
弁16,16を開閉作動せしめるための形状を有するも
のであり、吸気弁用高速カム29のベース円部29aよ
りも大径にしてカムシャフト26の軸線を中心とする円
弧状に形成されるベース円部31aと、カムシャフト2
6の半径方向外方へのベース円部31aからの張出量を
吸気弁用高速カム29における高位部29bのベース円
部29aからの張出量よりも小とするとともに該高位部
29bよりも狭い中心角範囲にわたってベース円部31
aから張出した高位部31bとを有する。また排気弁用
カム32,32は、機関の運転状態にかかわらず両排気
弁20,20を開閉作動せしめるための形状を有する。
【0014】一方、吸気弁駆動手段271 は、相互に隣
接配置される第1、第2および第3吸気ロッカアーム3
1 ,341 ,351 と、それらのロッカアーム331
〜351 の連動および連動解除を切換可能な連動切換機
構36とを有するものであり、第1吸気ロッカアーム3
1 は一方の吸気弁16に連動、連結され、第3吸気ロ
ッカアーム351 は他方の吸気弁16に連動、連結さ
れ、第2吸気ロッカアーム341 は第1および第3吸気
ロッカアーム331 ,351 間に配置される。第1〜第
3吸気ロッカアーム331 〜351 は、カムシャフト2
6の斜め上方位置でホルダ28に固定的に支持された吸
気弁側ロッカアームシャフト37で揺動自在に支承され
る。また排気弁駆動手段272 は、各排気弁20,20
に個別に連動、連結される一対の排気ロッカアーム3
8,38を有し、それらの排気ロッカアーム38,38
は、カムシャフト26の斜め上方位置でホルダ28に固
定的に支持された排気弁側ロッカアームシャフト39で
揺動自在に支承される。第1〜第3吸気ロッカアーム3
1 〜351 はクランク軸の軸線に沿うシリンダ7の両
側に配置されるホルダ28,28間に隣接配置され、両
排気ロッカアーム38,38は、排気弁側ロッカアーム
シャフト39を囲繞するコイルばね42を相互間に介設
するようにして両ホルダ28,28間に配置される。
【0015】吸気弁駆動手段271 において第1および
第3吸気ロッカアーム331 ,351 には、吸気弁1
6,16側に延びる腕部33a,35aが一体に設けら
れており、それらの腕部33a,35aの先端には、両
吸気弁16,16の上端に当接するタペットねじ40,
40が進退自在に螺合される。また排気弁駆動手段27
2 における両排気ロッカアーム38,38には、両排気
弁20,20側に延びる腕部38a,38aが一体に設
けられており、それらの腕部38a,38aの先端に
は、両排気弁20,20の上端に当接するタペットねじ
41,41が進退自在に螺合される。
【0016】第1吸気ロッカアーム331 において、そ
の揺動軸線すなわち吸気弁側ロッカアームシャフト37
の軸線に関して吸気弁16とは反対側の端部には、吸気
弁用低速カム31に摺接する円筒状のローラ45が回転
自在に支承され、第2吸気ロッカアーム341 におい
て、その揺動軸線に関して両吸気弁16,16とは反対
側の端部には吸気弁用高速カム29に摺接する円筒状の
ローラ46が回転自在に支承され、第3吸気ロッカアー
ム351 において、その揺動軸線に関して吸気弁16と
は反対側の端部には吸気弁用低速カム31に摺接する円
筒状のローラ45が回転自在に支承される。しかも、各
吸気ロッカアーム331 ,341 ,351に対応してカ
ムシャフト26に設けられた吸気弁用高速カム29およ
び吸気弁用低速カム31,31のうち吸気弁16,16
のリフト量を最も大とするカムすなわち吸気弁用高速カ
ム29にころがり接触するローラ46の外径D1 が、他
のローラ45,45の外径D2 よりも大きく設定され
る。また排気ロッカアーム38,38において、その揺
動軸線すなわち排気弁側ロッカアームシャフト39の軸
線に関して両排気弁20,20とは反対側の端部には排
気弁用カム32,32に摺接する円筒状のローラ48,
48が回転自在に支承される。
【0017】第1吸気ロッカアーム331 には、ローラ
45を回転自在に支承するための円筒状のスリーブ52
1 が嵌合、固定され、第2吸気ロッカアーム341 には
ローラ46を回転自在に支承するための円筒状のスリー
ブ531 が嵌合、固定され、第3吸気ロッカアーム35
1 にはローラ45を回転自在に支承するための円筒状の
スリーブ541 が嵌合、固定される。而して各スリーブ
521 ,531 ,541 はその内径を同一とするが、ス
リーブ531 の外径をスリーブ521 ,541の外径よ
りも大とするようにして形成されている。
【0018】図5を併せて参照して、第1吸気ロッカア
ーム331 には第2吸気ロッカアーム341 側に開放し
た有底の嵌合穴49が吸気弁側ロッカアームシャフト3
7と平行に穿設される。第2吸気ロッカアーム341
は、第1吸気ロッカアーム331 側の小径嵌合孔50a
と、小径嵌合孔50aとの間に段部50cを形成する大
径嵌合孔50bとが同軸に設けられる。第3吸気ロッカ
アーム351 には、第2吸気ロッカアーム341 側に開
放した有底の嵌合穴51が吸気弁側ロッカアームシャフ
ト37と平行に穿設される。しかも前記嵌合穴49の第
2吸気ロッカアーム351 側端部には軸方向内方側に窪
んだ凹部49aが設けられ、大径嵌合孔50bの第3吸
気ロッカアーム351 側端部には軸方向内方側に窪んだ
凹部50dが設けられ、嵌合穴51の第2吸気ロッカア
ーム341 側端部には軸方向内方側に窪んだ凹部51a
が設けられる。
【0019】一方、嵌合穴49に嵌合されるスリーブ5
1 の第2吸気ロッカアーム341側端部外面には第2
吸気ロッカアーム341 側に臨む係止段部81が環状に
設けられる。またスリーブ531 は、小径嵌合孔50a
に嵌合される小径部82を一端側に有して大径嵌合孔5
0bに嵌合されるものであり、このスリーブ531 の他
端部外面には第3吸気ロッカアーム351 側に臨む係止
段部83が環状に設けられる。さらに嵌合穴51に嵌合
されるスリーブ541 の第2吸気ロッカアーム341
端部外面には第2吸気ロッカアーム341 側に臨む係止
段部84が環状に設けられる。
【0020】而して、スリーブ521 は嵌合穴49に嵌
合した状態で凹部49aの内周面をかしめて係止段部8
1に係合することにより第1吸気ロッカアーム331
固定され、スリーブ531 はその小径部82を小径嵌合
孔50aに嵌合させるようにして大径嵌合孔50bに嵌
合した状態で凹部50dの内周面をかしめて係止段部8
3に係合することにより第2吸気ロッカアーム341
固定され、スリーブ541 は嵌合穴51に嵌合した状態
で凹部51aの内周面をかしめて係合段部84に係合す
ることにより第3吸気ロッカアーム351 に固定され
る。 前記スリーブ521 〜541 と、それらのスリー
ブ521 〜541 を同軸に囲繞するローラ45,46,
45との間には複数のニードルベアリング55…,56
…,55…がそれぞれ介装される。一方、各吸気ロッカ
アーム331 ,341 ,351 には、嵌合穴49、大径
嵌合孔50bおよび嵌合穴51の中間部をそれぞれ横断
するようにしてスリット85,86,87が設けられて
おり、スリット85にはローラ45および複数のニード
ルベアリング55…が、スリット86にはローラ46お
よび複数のニードルベアリング56…が、スリット87
にはローラ45および複数のニードルベアリング55…
がそれぞれ配置される。
【0021】また排気ロッカアーム38,38には、両
側面に開口する嵌合孔58,58が排気弁側ロッカアー
ムシャフト39と平行に穿設され、各嵌合孔58,58
に嵌合、固定される円筒状のスリーブ59,59と、そ
れらの円筒状スリーブ59,59を同軸に囲繞するロー
ラ48,48との間には複数のニードルベアリング60
…,60…がそれぞれ介装される。したがって第1〜第
3吸気ロッカアーム331 〜351 はローラ45,4
6,45を介して対応するカム31,29,31にそれ
ぞれ摺接され、排気弁側ロッカアーム20,20はロー
ラ48,48を介して排気弁用カム32,32にそれぞ
れ摺接される。
【0022】各吸気ロッカアーム331 〜351 ならび
に排気ロッカアーム38,38の上方でホルダ28…上
には支持板61が固定されており、この支持板61に
は、第2吸気ロッカアーム34をそのローラ46が吸気
弁用高速カム29に摺接する方向に弾発付勢するロスト
モーション機構62が設けられ、該ロストモーション機
構62は、下方に開放した有底円筒状に形成されて支持
板61に固定されるガイド部材63と、第2吸気ロッカ
アーム341 に先端を当接させてガイド部材63に摺動
可能に嵌合されるリフタ64と、リフタ64およびガイ
ド部材63間に縮設されるリフタばね65とを備える。
【0023】連動切換機構36は、第3および第2吸気
ロッカアーム351 ,341 の連動および連動解除を切
換可能な第1切換ピン68と、第2および第1吸気ロッ
カアーム341 ,331 の連動および連動解除を切換可
能な第2切換ピン69と、第1切換ピン68とは反対側
で第2切換ピン69に摺接する規制部材70と、規制部
材70を第2切換ピン69側に付勢する戻しばね71と
を備える。
【0024】第1切換ピン68は、第3吸気ロッカアー
ム351 のスリーブ541 に摺動可能に嵌合されるもの
であり、第3吸気ロッカアーム351 における嵌合穴5
1の閉塞端と第1切換ピン68との間には液圧室72が
画成される。また第3吸気ロッカアーム351 には液圧
室72に通じる連通路73が穿設され、吸気弁側ロッカ
アームシャフト37内には、前記連通路73に常時通じ
る液圧路74が設けられる。而して該液圧路74は図示
しない制御弁を介して液圧源に接続される。
【0025】第2切換ピン69は第2吸気ロッカアーム
341 のスリーブ531 に摺動可能に嵌合され、第2切
換ピン69の一端は第1切換ピン68に摺接されてい
る。
【0026】規制部材70は、有底円筒状に形成されて
第1吸気ロッカアーム331 のスリーブ521 に摺動可
能に嵌合されるものであり、この規制部材70の閉塞端
が第2切換ピン69の他端に摺接される。またスリーブ
521 の内面には、規制部材70に当接して該規制部材
70がスリーブ521 から脱落するのを阻止するための
止め輪75が嵌着される。戻しばね71は、第1吸気ロ
ッカアーム331 における嵌合穴49の閉塞端と規制部
材70との間に縮設され、前記嵌合穴49の閉塞端には
開放孔76が穿設される。
【0027】ところで、燃焼室13の天井面中央部には
点火プラグ78が配設されるものであり、該点火プラグ
78を挿入するためのプラグパイプ79がシリンダヘッ
ド9に配設される。而して吸気弁駆動手段271 におい
て、各吸気ロッカアーム331 〜351 は吸気弁側ロッ
カアームシャフト37に関して両吸気弁16,16とは
反対側でローラ45,46,45を介してカムシャフト
26の各カム31,29,31に摺接されるものであっ
て連動切換機構36もそれらのローラ45,46,45
と同軸に配置されるので、第1および第3吸気ロッカア
ーム331 ,351 の腕部33a,35a間には空きス
ペースがあり、その空きスペースに上記プラグパイプ7
9を配設することができる。したがって、吸気側を内方
側に配置した車載用V型内燃機関において、点火プラグ
78の脱着のためのプラグパイプ79を、V型内燃機関
の内方側に配設することが可能となる。
【0028】次にこの実施例の作用について説明する
と、機関の低速運転域では、連動切換機構36の液圧室
72に液圧は作用しておらず、第1および第2切換ピン
68,69の摺接面は第3および第2吸気ロッカアーム
341 ,351 間に対応する位置に在り、第2切換ピン
69および規制部材70の摺接面は第2および第1吸気
ロッカアーム341 ,331 間に対応する位置に在る。
したがって各吸気ロッカアーム331 〜351 は相対揺
動可能な状態にあり、両吸気弁16,16が吸気弁用低
速カム31,31に応じたタイミングおよびリフト量で
開閉駆動されることになる。
【0029】機関の高速運転域では、連動切換機構36
の液圧室72に高圧の液圧が作用せしめられ、第1切換
ピン68は第2切換ピン69を押圧しながら第2吸気ロ
ッカアーム341 のスリーブ531 に嵌合し、第2切換
ピン69は規制部材70を押圧しながら第1吸気ロッカ
アーム331 のスリーブ521 に嵌合する。したがって
第1〜第3吸気ロッカアーム331 〜351 は一体的に
連結された状態となり、両吸気弁16,16は吸気弁用
高速カム29に応じたタイミングおよびリフト量で開閉
駆動されることになる。
【0030】このようにして機関の低速運転域および高
速運転域で両吸気弁16,16の開閉作動特性を変化さ
せることにより、機関の運転状態に適合した動弁特性と
して機関出力の向上を図ることができる。
【0031】一方、両排気弁20,20は、機関の低速
運転域および高速運転域とも、排気弁用カム32,32
に応じたタイミングおよびリフト量で開閉駆動されるこ
とになる。
【0032】このような動弁装置において、吸気弁駆動
手段271 および排気弁駆動手段272 とも、各ロッカ
アーム331 〜351 ,38,38はローラ45,4
6,45,48,48を介して対応するカム31,2
9,31,32,32に摺接するので、摩擦損失を低減
して開弁動力の低減を図ることができる。
【0033】しかも、各吸気ロッカアーム331 ,34
1 ,351 に対応してカムシャフト26に設けられた吸
気弁用高速カム29および吸気弁用低速カム31,31
のうち吸気弁16,16のリフト量が最も大であるカム
すなわち吸気弁用高速カム29にころがり接触するロー
ラ46の外径D1 が、他のローラ45,45の外径D2
よりも大きく設定されているので、カムシャフト26の
回転に対して、大径でローラ46の吸気弁用高速カム2
9への接触面の周速は、小径であるローラ45,45の
吸気弁用低速カム31,31への接触面の周速よりも大
となる。それによりローラ46の吸気弁用高速カム29
への接触部、ならびにローラ45,45の吸気弁用低速
カム31,31への接触部の摩耗量をほぼ均等化するこ
とができ、長期間の使用によっても、連動切換機構36
における各スリーブ521 ,531 ,541 の軸線にず
れが生じることを防止し、連動切換機構36の切換作動
を円滑に維持することができる。しかもローラ45,4
5の外形を必要以上に大とすることがなく、重量も必要
以上に増大することはないので、動弁負荷の軽減に寄与
することができる。またスリーブ531 の外径がスリー
ブ521 ,541 の外径よりも大であることにより、ス
リーブ531 およびローラ46間により多くのニードル
ベアリング56を介装することが可能であり、比較的大
きな荷重の作用に対する充分な耐久性をニードルベアリ
ング56に持たせることができる。
【0034】さらに第1〜第3吸気ロッカアーム331
〜351 に設けられる連動切換機構36は、前記ローラ
45,46,45と同軸に配置されるものであり、連動
切換機構36を構成する切換ピン68,69、規制部材
70および戻しばね71は、ローラ45,46,45を
支承すべく各ロッカアーム331 〜351 に設けられた
スリーブ521 〜541 内に挿入されるので、連動切換
機構36を構成するための穿孔加工を各ロッカアーム3
1 〜351 に施すことが不要となり、加工工数の低減
に寄与することができる。
【0035】図6はスリーブ固定構造の第1変形例を示
すものであり、第1吸気ロッカアーム331 には、ロー
ラ45を回転自在に支承するための円筒状のスリーブ5
2が、第2吸気ロッカアーム341 にはローラ46を
回転自在に支承するための円筒状のスリーブ532 が、
また第3吸気ロッカアーム351 にはローラ45を回転
自在に支承するための円筒状のスリーブ542 がそれぞ
れ固定される。
【0036】スリーブ522 は第1吸気ロッカアーム3
1 に設けられた有底の嵌合穴49に嵌合され、スリー
ブ532 は第2吸気ロッカアーム341 に設けられた嵌
合孔50に嵌合され、スリーブ542 は第3吸気ロッカ
アーム351 に設けられた嵌合穴51に嵌合される。而
してスリーブ522 の外面に装着されたC形の止め輪8
8が嵌合穴49内面の環状係止溝91に係合することに
よりスリーブ522 の軸方向移動が規制され、スリーブ
532 の外面に装着されたC形の止め輪89が嵌合孔5
0内面の環状係止溝92に係合することによりスリーブ
532 の軸方向移動が規制され、スリーブ542 の外面
に装着されたC形の止め輪90が嵌合穴51内面の環状
係止溝93に係合することによりスリーブ542 の軸方
向移動が規制される。
【0037】図7はスリーブ固定構造の第2変形例を示
すものであり、第1吸気ロッカアーム331 の嵌合穴4
9には、ローラ45を回転自在に支承するための円筒状
のスリーブ521 が嵌合され、該スリーブ521 の係止
段部81にリング状の係止部材94が係合され、該係止
部材94をかしめて嵌合穴49の環状係止溝91に充
填、係合することによりスリーブ521 が第1吸気ロッ
カアーム331 に固定される。また第2吸気ロッカアー
ム341 の小径嵌合孔50aおよび大径嵌合孔50bに
円筒状のスリーブ531 が嵌合され、該スリーブ531
の係止段部83にリング状の係止部材95が係合され、
該係止部材95をかしめて小径嵌合孔50aの環状係止
溝92に充填、係合することによりスリーブ531 が第
2吸気ロッカアーム341 に固定される。さらに第3吸
気ロッカアーム351 の嵌合穴51にスリーブ541
嵌合され、該スリーブ541 の係止段部84にリング状
の係止部材96が係合され、該係止部材96をかしめて
嵌合穴51の環状係止溝93に充填、係合することによ
りスリーブ541 が第3吸気ロッカアーム351 に固定
される。
【0038】図8、図9および図10はスリーブ固定構
造の第3変形例を示すものであり、図8は横断面図、図
9は第3吸気ロッカアームに固定されるスリーブの斜視
図、図10は第2吸気ロッカアームに固定されるスリー
ブの斜視図である。
【0039】第1吸気ロッカアーム331 にはスリーブ
523 が固定され、第2吸気ロッカアーム341 にはス
リーブ533 が固定され、第3吸気ロッカアーム351
にはスリーブ543 が固定される。
【0040】図9で示すように、スリーブ543 は、第
2吸気ロッカアーム341 側に臨む係止段部84を一端
側に有して円筒状に形成されるものであり、該スリーブ
543 の他端には、その周方向に沿う一部を軸方向外方
に突出させた嵌合突部97が設けられる。一方、第3吸
気ロッカアーム351 には、スリーブ543 を嵌合させ
る有底の嵌合穴51が設けられ、該嵌合穴51の閉塞端
には、前記嵌合突部97を嵌合させる嵌合凹部98が設
けられる。而して該嵌合凹部98は、図8で示すように
貫通孔であっても、また有底のものであってもよい。
【0041】嵌合突部97を嵌合凹部98に嵌合させる
ようにして嵌合穴51に嵌合されたスリーブ543 の係
止段部84にリング状の係止部材96が係合され、係止
部材96をかしめて環状係止溝93に充填、係合するこ
とにより、スリーブ543 がその軸線まわりの回転を阻
止された状態で第3吸気ロッカアーム351 に固定され
る。
【0042】図10で示すように、スリーブ533 は、
第1吸気ロッカアーム331 側に臨む係止段部83を一
端側に有するとともに第2吸気ロッカアーム341 の小
径嵌合孔50aに嵌合する小径部82を他端側に有して
基本的に円筒状に形成されるものであり、該スリーブ5
2 の他端には小径部82の外面から半径方向外方に突
出する係合突部99が設けられる。一方、第2吸気ロッ
カアーム341 に設けられている小径嵌合孔50aの内
面には、前記係合突部99を係合させる係合凹部100
が設けられる。
【0043】係合突部99を係合凹部100に係合する
ようにして小径嵌合孔50aおよび大径嵌合孔50bに
嵌合されたスリーブ531 の係止段部83にリング状の
係止部材95が係合され、該係止部材95をかしめて環
状係止溝92に充填、係合することにより、スリーブ5
3 が軸線まわりの回転を阻止された状態で第2吸気ロ
ッカアーム341 に固定されることになる。
【0044】スリーブ523 は、第2吸気ロッカアーム
341 側に臨む係止段部81を一端側に有して円筒状に
形成されるものであり、該スリーブ523 の他端には、
その周方向に沿う一部を軸方向外方に突出させた嵌合突
部101が設けられる。一方、第1吸気ロッカアーム3
1 には、スリーブ523 を嵌合させる有底の嵌合穴4
9が設けられ、該嵌合穴49の閉塞端には、前記嵌合突
部101を嵌合させる嵌合凹部102が設けられる。こ
の嵌合凹部102は、図8で示すように貫通孔であって
も、また有底のものであってもよい。
【0045】嵌合突部101を嵌合凹部101に嵌合さ
せるようにして嵌合穴49に嵌合されたスリーブ523
の係止段部81にリング状の係止部材94が係合され、
該係止部材94をかしめて環状係止溝91に充填、係合
することにより、スリーブ523 がその軸線まわりの回
転を阻止された状態で第1吸気ロッカアーム331 に固
定される。
【0046】図11、図12および図13はスリーブ固
定構造の第4変形例を示すものであり、図11は横断面
図、図12は図11の12−12線矢視図、図13は係
止部材の正面図である。
【0047】第1吸気ロッカアーム331 にはスリーブ
524 が固定され、第2吸気ロッカアーム341 にはス
リーブ534 が固定され、第3吸気ロッカアーム351
にはスリーブ544 が固定される。
【0048】スリーブ544 の一端外面には、その周方
向に間隔をあけた複数たとえば3個所に係止溝104…
が形成される。一方、スリーブ544 を嵌合させるよう
にして第3吸気ロッカアーム351 に設けられた有底の
嵌合穴51の開口端には軸方向内方側に窪んだ凹部51
aが設けられ、該凹部51aの開口端の周方向に間隔を
あけた複数たとえば3個所には半径方向内方に張出した
係止鍔部105…が設けられる。
【0049】第3吸気ロッカアーム35 1 の凹部51a
には、スリーブ54 4 を嵌合させる内径を有したリング
状の係止部材106が収納される。この係部材106
の外周には、該係止部材106を凹部51aに収納する
際に各係止鍔部105…間に位置するようにして係合突
部107…が突設され、また係部材106の内周に
は、スリーブ544 に設けられている係止溝104…に
対応する係止爪部108…が設けられる。
【0050】而して嵌合穴51にスリーブ54 4 を嵌合
させた第3吸気ロッカアーム35 1 の凹部51aに係止
部材106を収納した状態で、係止部材106の係合突
部107…をかしめて係止鍔部105…に充填、係合す
るとともに、係止爪部108…をかしめてスリーブ54
4 の係止溝104…に充填、係合することにより、スリ
ーブ54 4 が第3吸気ロッカアーム35 1 に固定される
ことになる。またスリーブ54 4 の第3吸気ロッカアー
ム35 1 への固定構造と同様に、係止部材109を用い
て第2吸気ロッカアーム34 1 にスリーブ53 4 が固定
され、係止部材110を用いて第1吸気ロッカアーム3
1 にスリーブ52 4 が固定される。
【0051】図14はDOHC型動弁装置に本考案を適
用したときの実施例を示すものであり、ロッカアームシ
ャフト37には、一方の吸気弁16に連動、連結された
第1吸気ロッカアーム332 と、他方の吸気弁16に連
動、連結された第3吸気ロッカアーム352 と、第1お
よび第3吸気ロッカアーム332 ,352 間に挟まれる
第2吸気ロッカアーム342 とが、相互に隣接して揺動
可能に支承される。而してロッカアームシャフト37
と、吸気弁16,16への連結位置との間で、各ロッカ
アーム332 〜352 には、スリーブ521 ,531
541 がそれぞれ固定され、それらのスリーブ521
541 にニードルベアリング55,56,55を介して
回転自在に支承されるローラ45,46,45が図示し
ないカムにころがり接触せしめられる。また各スリーブ
521 〜541 と同軸にして連動切換機構36が各ロッ
カアーム332 〜352 に設けられる。
【0052】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【0053】たとえば排気弁の動弁装置を本考案を適用
することも可能である。
【0054】また上記各実施例では、大径であるローラ
を支承するスリーブの外径を、小径であるローラを支承
するスリーブの外径よりも大きくしたが、各スリーブの
外径を等しく設定しておき、大径であるローラとスリー
ブとの間に配設される複数のニードルベアリングの直径
を小径であるローラとスリーブとの間に配設される複数
のニードルベアリングの直径よりも大きく設定するよう
にしてもよく、そのようにしても大径であるローラに対
応するニードルベアリングに充分な耐久性を持たせるこ
とができる。
【0055】さらに、上記各実施例では、高速用カム2
9の両側に同一リフト量の低速用カム31,31を配設
し、両低速用カム31,31に対応するローラ45,4
5の外径を同一と設定したが、リフト量がそれぞれ異な
る3以上の複数のカムに対応する、3以上のロッカアー
ムにおけるローラの外径を、対応するカムのリフト量が
大きい程大となるようにしてもい。
【0056】
【考案の効果】以上のように請求項1記載の考案によれ
ば、1つのシリンダに対応してカムシャフトに設けられ
少なくとも3つのカムのうち、機関弁のリフト量を他
のカムよりも大とするカムにころがり接触するローラの
外径が、他のローラの外径よりも大きく設定されるの
で、弁リフト量の相違に因りローラの荷重負担に差違が
生じても、各ローラと対応するカムとの接触部の摩耗量
をほぼ均等化することができてローラ全体として耐久性
向上が図られ、長期間の使用によっても連動切換機構の
切換作動が不円滑となることを防止きると共に動弁負
荷の低減に寄与することができる。また特に各ローラの
摩耗量をほぼ均等化するに当り、荷重負担の大きいロー
ラの外径を大きくしたので、そのローラの軸方向幅を極
力小さくでき、従って1つのシリンダに対応して少なく
とも3つのロッカアームを隣接配置し且つ個々のロッカ
アームにローラを両側より支持させるにも拘わらず、そ
れらロッカアームの軸方向配列スペースを極力小さくす
ることができるから、そのスペース小型化の要求と、ロ
ーラの耐久性に関する要求とを、一部のローラを大径に
するようにした極めて簡単な構成で難なく両立させるこ
とができ、動弁装置ひいては内燃機関の軸方向小型化と
耐久性向上に寄与することができる。
【0057】また請求項2記載の考案によれば、請求項
1記載の考案の構成に加えて、ロッカアームには、切換
ピンの摺動作動を案内する円筒状のスリーブが固定さ
れ、ローラは、それらのスリーブで回転自在に支承され
るので、連動切換機構を構成するための穿孔加工を各ロ
ッカアームに施すことが不要となり、加工工数の低減に
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SOHC型動弁装置の平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】スリーブ固定構造の第1変形例を示す横断面図
である。
【図7】スリーブ固定構造の第2変形例を示す横断面図
である。
【図8】スリーブ固定構造の第3変形例を示す横断面図
である。
【図9】第3吸気ロッカアームに固定されるスリーブの
斜視図である。
【図10】第2吸気ロッカアームに固定されるスリーブ
の斜視図である。
【図11】スリーブ固定構造の第4変形例を示す横断面
図である。
【図12】図11の12−12線矢視図である。
【図13】係止部材の正面図である。
【図14】DOHC型動弁装置の横断面図である。
【符号の説明】
16・・・機関弁としての吸気弁 26・・・カムシャフト 29,31・・・カム 331 ,341 ,351 ,332 ,342 ,352 ・・
・ロッカアーム 36・・・連動切換機構 45,46・・・ローラ 68,69・・・切換ピン 521 ,531 ,541 ,522 ,532 ,542 ,5
3 ,533 ,543 ,524 ,534 ,544 ・・・
スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−65813(JP,A) 特公 平2−50286(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01L 13/00 301 F01L 1/18

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのシリンダ(7)に対応してカムシ
    ャフト(26)に設けられた少なくとも3つのカム(3
    1,29,31)と、機関弁(16)との間に、前記各
    カム(31,29,31)にころがり接触するローラ
    (45,46,45)を両側より支持してカムシャフト
    (26)に沿って互いに隣接配置された少なくとも3つ
    ロッカアーム(331 ,341 ,351 ;332 ,3
    2 ,352)が介設され、それらのロッカアーム(3
    1 ,341 ,351 ;332 ,342 ,352 )に
    は、隣接ロッカアーム(331 ,341 ;341 ,35
    1 ;332 ,342 ;342 ,352 )を連動させる位
    置ならびにその連動を解除する位置間で移動可能な切換
    ピン(68,69)を備える連動切換機構(36)が設
    けられる内燃機関の動弁装置において、前記少なくとも3つの カム(31,29,31)のうち
    機関弁(16)のリフト量を他のカム(31,31)よ
    りも大とするカム(29)にころがり接触するローラ
    (46)の外径が、他のローラ(45,45)の外径よ
    りも大きく設定されることを特徴とする、内燃機関の動
    弁装置。
  2. 【請求項2】 各ロッカアーム(331 ,341 ,35
    1 ;332 ,342,352 )には、切換ピン(68,
    69)の摺動作動を案内する円筒状のスリーブ(5
    1 ,531 ,541 ;522 ,532 ,542 ;52
    3 ,533 ,54 3 ;524 ,534 ,544 )が固定
    され、ローラ(45,46,45)は、それらのスリー
    ブ(541 ,531 ,521 ;522 ,532 ,5
    2 ;523 ,533 ,543 ;524 ,534 ,54
    4 )で回転自在に支承されることを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関の動弁装置。
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