JP2579225Y2 - 液体容器用の栓体 - Google Patents

液体容器用の栓体

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JP2579225Y2
JP2579225Y2 JP1993076112U JP7611293U JP2579225Y2 JP 2579225 Y2 JP2579225 Y2 JP 2579225Y2 JP 1993076112 U JP1993076112 U JP 1993076112U JP 7611293 U JP7611293 U JP 7611293U JP 2579225 Y2 JP2579225 Y2 JP 2579225Y2
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俊雄 織田島
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株式会社織田島器物製作所
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、魔法瓶等の液体容器に
付設する液体容器用の栓体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来か
ら魔法瓶等の液体容器に付設する種々の栓体が提案され
ている。特に最近では、所謂ワンタッチ栓と称される栓
体が提案している。
【0003】このワンタッチ栓は、開栓状態 (注出可能
状態) と閉栓状態 (注出不能状態)とを一目で解るよう
にすることが技術的課題であり、各メーカーは、一目で
開栓状態,閉栓状態が解る構造 (部品) を設計している
が、どうしてもその構造 (部品) が複雑化してしまうと
いう欠点がある。
【0004】例えば特公平2−20977号が存在する
が、この特公平2−20977号に係る栓は構造が複雑
で部品点数も多く、組み立ても厄介でコスト高なものと
なっている。
【0005】本考案は、開栓状態,閉栓状態が一目で解
ることはもちろん、これまでにない非常に簡易な構造故
に安価に製造し得る量産性に秀れた液体容器用の栓体を
提供することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
【0007】内部に液体を収納する容体1の開口部2に
付設される有底の栓体3であって、外周面に容体1の開
口部2に付設する為の付設手段4を有し、底部外周面寄
りに連通口5及び底部中心に中央口6を形成した有底筒
状の基体7を設け、この基体7の頂部に付設される天井
部材8を設け、この天井部材8を基体7に付設した際、
基体7の上部に内部と連通する注出口9が形成されるよ
うに構成し、昇降することで前記連通口5を開閉せしめ
る弁体10を前記基体7の底部下方に設け、この弁体10に
該連通口5を密閉するとともに基体7の内部への浸水を
阻止るパッキン部材11を設け、弁体10に棒体12を立設
し、この棒体12を前記基体7の中央口6に貫挿し、該棒
体12に発条13を被嵌し、この発条13を該棒体12の所定位
置と基体7の底部とで支承せしめ、前記天井部材8の頂
部に開口窓14を設け、この開口窓14に2個の突没部材1
5,16を嵌入し、この突没部材15,16の下方に擺動部材17
を設け、この擺動部材17の前側及び後側を夫々前記突没
部材15,16と適宜な手段により連結することで該擺動部
材17の擺動により該突没部材15,16が開口窓14から突没
するように構成し、擺動部材17の下面に押し下げ部材18
を垂設するとともに該押し下げ部材18を前記棒体12の先
端に対向するように設定し、該押し下げ部材18の下縁に
前記棒体12の先端が係止される係止部19を設け、この係
止部19の一側に該係止部19と連続させて押動部20を形成
したことを特徴とする液体容器用の栓体に係るものであ
る。
【0008】
【作用】栓体3を容体1の開口部2に付設手段4により
付設する。
【0009】容体1内の液体を注出口9から注出する場
合には、一方の突没部材15を押降下せしめると、擺動部
材17が擺動し、他方の突没部材16が突出するとともに、
押動部20が発条13に抗して棒体12を押降下せしめる為、
弁体10が降下し、連通口5が開放する。この際棒体12の
頂部は係止部19に係止されており、該棒体12即ち弁体10
はその状態で保持される。
【0010】この状態が注出口9からの注出が可能な開
栓状態である。即ち、容体1内の液体は、連通口5、注
出口9の順に通過して注出される。
【0011】閉栓状態 (注出不能状態) を現出せしめる
場合には、図3の状態において突出している突没部材16
を押降下せしめると、前記と逆の作動により突没部材16
は天井部材8と面一の状態まで没入し、突没部材15は天
井部材8と面一の状態まで突出し、図2,4の閉栓状態が
現出することになる。
【0012】
【実施例】図面は本考案の一実施例を図示したもので、
以下に説明する。上部外周面に鍔部21を繞設し、下部寄
り外周面に容体1の開口部2に螺着する為の付設手段4
としての雄螺子部を形成した有底筒状の基体7を形成す
る。
【0013】この基体7の鍔部21の上面には一対の仕切
り体38が対向状態で立設されている。
【0014】符号22はパッキン部材、23は外瓶、24は内
瓶、25は栓体受、26は口金、27は内コップ、28は外コッ
プである。
【0015】この基体7の底部外周寄りには4個の連通
口5が穿設されており、また、底部の中心には中央口6
が穿設され、この中央口6の内縁は上方に突出状態で延
設せしめられている。
【0016】この中央口6には円盤状の弁体10に立設し
た棒体12が貫挿され、この棒体12の中程には発条受29が
被嵌止着され、棒体12及び基体7の前記内縁突出部に被
嵌された発条13は、該発条受29と基体7と底部とで支承
せしめられている。
【0017】符号11は連通口5を閉塞せしめるパッキン
部材である。このパッキン部材11により連通口5の閉塞
時に中央口6から基体7内への浸水が阻止される。
【0018】基体7の頂部には天井部材8が着脱自在に
付設される。
【0019】この天井部材8には2個の開口窓14が穿設
され、この開口窓14には夫々突没部材15,16が嵌着され
ている。
【0020】この突没部材15,16は左右に一対の突片30,
31が所定間隔を置いて垂設され、この突片30,31には夫
々切欠部32,33が形成されている。
【0021】この突没部材15,16の下方にはチャンネル
状の擺動部材17が配設され、この擺動部材17の両側部に
は前後及び中央に軸杆34,35,36が突設されており、この
軸杆34が突没部材15の切欠部32へ、また、軸杆35が突没
部材16の切欠部33へ係止され、また、軸杆36は開口窓14
(天井部材8) の内壁に枢着されている。
【0022】従って、擺動部材17は軸杆36を軸として擺
動し (図3中aの軌跡の円運動をする。) 、この擺動部
材17の擺動により軸杆34,35は切欠部32,33内を摺動し、
よって、突没部材15,16は円滑且つ正確に上下動するこ
とになる。
【0023】この擺動部材17の下面には押し下げ部材18
が垂設され、この押し下げ部材18の下縁には棒体12の先
端が嵌入係止される凹状の係止部19が形成され、この係
止部19の図3中左側には該係止部19と連続しカム作用を
果たす押動部20が形成されている。
【0024】図面は三枚の垂下片のうち、中央の一枚を
押し下げ部材18とし、両側の二枚は棒体12の外周面に当
接させ、擺動部材17の擺動即ち押し下げ部材18による棒
体12の押動を円滑に行わしめるようにしている。その
他、この両側の垂下片を発条受29の上面と当接する位置
まで延設し、擺動部材17の擺動を良好に行わしめるよう
に構成しても良い。
【0025】符号37は水抜き口である。
【0026】本実施例は上記構成であるから、外コップ
28、内コップ27を除去し、図2に図示した状態から、突
没部材15を押降下させると、押動部20により棒体12は発
条13に抗して降下せしめられ、弁体10が降下し、連通口
5が開放するとともに、擺動部材17により突没部材16が
突出し、図3に図示した状態となる。
【0027】この状態で容体1を傾けると、容体1内の
液体は連通口5、注出口9の順で通過し、注出口9から
該液体は注出される。
【0028】突没部材16を手で押降下せしめるか若しく
は内コップ27の被嵌により突没部材16を押降下せしめる
と、上記と逆の作用により注出口9からの注出が不能な
状態となる。
【0029】よって、本実施例は組み立てが非常に簡易
であり、また、擺動部材17の擺動を利用して突没部材1
5,16を突没動させるもので、例えばバネ等により突没部
材15,16を突没動させるものではない為、この点におい
てもそれだけ量産性に秀れたものとなる。そして、本実
施例は天井部材8に突没部材15,16及び係止部19と押動
部20とを有する擺動部材17が一体に組み込まれているか
ら、例えば使用者が栓体3内を洗浄する場合、天井部材
8を基体7から取り外しても、突没部材15,16、係止部1
9、押動部20、擺動部材17等がバラバラになったりする
ことはなく、非常に扱い易い製品となる。
【0030】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したから、部
品点数が少なく、且つ構造が簡単故に組み立ても容易に
でき、量産性に秀れた液体容器用の栓体となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の平面図である。
【図2】図1におけるA−A指示線の使用状態断面図で
ある。
【図3】図1におけるA−A指示線の断面図である。
【図4】図1におけるB−B指示線の断面図である。
【図5】本実施例の要部の分解斜視図である。
【図6】本実施例の天井部材を取り除いた状態の平面図
である。
【符号の説明】
1 容体 2 開口部 3 栓体 4 付設手段 5 連通口 6 中央口 7 基体 8 天井部材 9 注出口 10 弁体 11 パッキン部材 12 棒体 13 発条 14 開口窓 15,16 突没部材 17 擺動部材 18 押し下げ部材 19 係止部 20 押動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 41/02 B65D 47/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体を収納する容体の開口部に付
    設される有底の栓体であって、外周面に容体の開口部に
    付設する為の付設手段を有し、底部外周面寄りに連通口
    及び底部中心に中央口を形成した有底筒状の基体を設
    け、この基体の頂部に付設される天井部材を設け、この
    天井部材を基体に付設した際、基体の上部に内部と連通
    する注出口が形成されるように構成し、昇降することで
    前記連通口を開閉せしめる弁体を前記基体の底部下方に
    設け、この弁体に該連通口を密閉するとともに基体の内
    部への浸水を阻止るパッキン部材を設け、弁体に棒体を
    立設し、この棒体を前記基体の中央口に貫挿し、該棒体
    に発条を被嵌し、この発条を該棒体の所定位置と基体の
    底部とで支承せしめ、前記天井部材の頂部に開口窓を設
    け、この開口窓に2個の突没部材を嵌入し、この突没部
    材の下方に擺動部材を設け、この擺動部材の前側及び後
    側を夫々前記突没部材と適宜な手段により連結すること
    で該擺動部材の擺動により該突没部材が開口窓から突没
    するように構成し、擺動部材の下面に押し下げ部材を垂
    設するとともに該押し下げ部材を前記棒体の先端に対向
    するように設定し、該押し下げ部材の下縁に前記棒体の
    先端が係止される係止部を設け、この係止部の一側に該
    係止部と連続させて押動部を形成したことを特徴とする
    液体容器用の栓体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101498796B1 (ko) * 2012-06-26 2015-03-11 서어모스 케이.케이. 음료용 용기의 마개체 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101498796B1 (ko) * 2012-06-26 2015-03-11 서어모스 케이.케이. 음료용 용기의 마개체 및 그 제조방법

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