JP2578908Y2 - ジョ−クラッシャ - Google Patents

ジョ−クラッシャ

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JP2578908Y2
JP2578908Y2 JP1992037658U JP3765892U JP2578908Y2 JP 2578908 Y2 JP2578908 Y2 JP 2578908Y2 JP 1992037658 U JP1992037658 U JP 1992037658U JP 3765892 U JP3765892 U JP 3765892U JP 2578908 Y2 JP2578908 Y2 JP 2578908Y2
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JP1992037658U
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JPH0588635U (ja
Inventor
晃一郎 大串
Original Assignee
株式会社中山鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ジョークラッシャに関
し、特に不動歯の取付けを容易にしたジョークラッシャ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョークラッシャの不動歯は、図
5に示すように、動歯と対向するフレーム50の内端面
51に裏面全体が面合した状態に取付けられ、不動歯5
2の上端とフレーム50の上部延設部53との間にクサ
ビ状締付片54を挿入して固定していたが、この固定部
分が材料投入側に露出した構造のものや、また、図6に
示すように、不動歯52の上下端縁をフレームのコーナ
55を覆うまで突出させ、この突出縁56でフレーム側
を保護する構造のものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、クサビ
状締付片54が材料投入側に露出したものでは、投入材
料によってフレームの上部延設部が摩耗して締付け不能
になるし、また、締付用ナットがフレームの前方側に配
置されるが、この上部には材料供給機の架台やシュート
が設けられるため締付作業等が困難であるという問題が
あった。また、不動歯の上下端に突出縁56、56を設
けたものでは、不動歯52をフレームに取付けた状態
で、突出縁56とフレーム内端面51の端部との間に
は、使用中に不動歯が変動しないように1〜2ミリ程度
のギャップしか許されないため、加工や組立てに大変手
間取るし、特に足場の悪い現場サイドでの取付けや反転
作業等は大変困難であるという問題があった。
【0004】本考案は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、不動歯取付側フレームの摩耗を防止する構造を備
え、加工や組立てが容易であり、特に足場の悪い現場サ
イドでの不動歯反転作業等を簡単に行うことができるジ
ョークラッシャを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本考案のジョークラッシャでは、フレーム
に軸支された偏心軸で揺動する動歯と、該動歯に対向し
て前記フレームの内端面に着脱自在に固定された不動歯
とを備えたジョークラッシャにおいて、前記不動歯の裏
面側上端および下端に沿って突出縁が設けられ、両突出
縁の内面側同士の間隔が前記フレームの内端面上下幅よ
り適宜広く形成されると共に、前記突出縁の内面側両端
部であって不動歯の両側方に向け高さが低くなる傾斜状
切欠部が設けられ、かつ前記フレームの内端面側上面部
両側に該内端面に取付けた不動歯の切欠部内に装着した
状態で該不動歯の両側に向け摺動自在に形成されたクサ
ビ状締付片が設けられている構成とした。
【0006】
【作用】本考案のジョークラッシャでは、不動歯の裏面
側上端および下端に沿って突出縁が設けられている。こ
の不動歯は、裏面の突出縁同士の間をフレームの内端面
側に嵌め込むように取付ける。従って、フレームの内端
面は硬い不動歯によって保護され、投入材料によって摩
耗することはない。そして、不動歯の突出縁内面側に設
けた切欠部にクサビ状締付片を装着させ、不動歯の両側
に向け摺動させる。前記切欠部は、不動歯の両側方に向
け高さが低くなるように形成されているため、クサビ状
締付片が不動歯を持ち上げて該不動歯の下端に設けた突
出縁をフレームの内端面側下面に係止させると共に、上
端に設けた突出縁をフレームの内端面側上面に固定させ
る。この場合、不動歯の両突出縁の内面同士の間隔は、
クサビ状締付片の作用に影響しないので、フレームの内
端面上下幅に対し幅広く設けることができる。従って、
加工や組立ても容易であるし上下反転作業等も簡単に行
うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本実施例のジョークラッシャの不動
歯側を示す説明図、図2は同上の不動歯固定前の状態を
示す説明図、図3は同上の不動歯固定後を示す説明図、
図4は同上のジョークラッシャを示す縦断面図である。
本実施例のジョークラッシャAは、フレーム1と、動歯
部2と、不動歯部3とを主要な構成としている。
【0008】前記フレーム1は、動歯部2や不動歯部3
等を所定位置に配置させるものであって、略中央上部に
軸受10を有し、基端側には下方がフレーム1の中央寄
り方向に傾斜すると共に両フレームにクロスした固定板
11を有している。
【0009】前記動歯部2は、動歯20をスイングさせ
不動歯部3との間で砕石を行うものであって、別設置さ
れた動力源と連結された偏心軸12が前記軸受10に軸
支され、この偏心軸12に動歯20がスイングジョー2
1を介して揺動自在に保持されている。図中22は動歯
20の揺動範囲の調整部、23はトッグルプレートであ
る。
【0010】前記不動歯部3は、前記動歯部2と対向し
て砕石を行わせるものであって、前記固定板11に不動
歯30を着脱自在に固定することにより形成されてい
る。図中11aは該不動歯30を面合させる内端面であ
る。前記不動歯30は、図1に示すように、上端に沿っ
て上部突出縁31と下端に沿って下部突出縁32が形成
されている。前記上部突出縁31の内面31aと下部突
出縁32の内面32aとの間隔aは、前記固定板11の
上面板11bの上端と同固定板11の下端との間の距離
bに比べ10mm程度長くなるように設けられている。
そして、前記上部突出縁31の内面31aと下部突出縁
32の内面32aとの両端部には、それぞれ不動歯30
の両側方に向け高さHが低くなる傾斜面33aを有する
切欠部33が設けられている。
【0011】前記不動歯30は、上部突出縁31と下部
突出縁32との間に固定板11を嵌め込んだ状態に取付
けられる。この不動歯30を固定するために、フレーム
1には、不動歯30の上部突出縁31の両側位置であっ
て固定板11の上端位置に、それぞれ切欠部33の傾斜
面33aと同一角度で傾斜した傾斜面34aを有するコ
ッター34が設けられている。このコッター34は、内
面31aを上面板11bに載置した状態の不動歯30に
おける切欠部33内に挿入可能な大きさに形成されてい
る。また、前記コッター34は、それぞれフレーム1を
着脱自在に挿通した長尺なボルト34bが突設されると
共に、フレーム1の外側においてスプリング35を装着
した状態でナット34cを螺着することにより組立てら
れる。
【0012】次に作用を説明する。まず、ナット34c
を緩めて左右のコッター34、34を固定板11の中央
寄り位置に配置した後、不動歯30を固定板11の前面
に挿入し、上部突出縁31と下部突出縁32との間で該
固定板11を覆うようにして不動歯30の裏面側を内端
面11aに面合させると共に、上部突出縁31の内面3
1aを固定板11上の上面板11bに載置させる。この
とき、コッター34、34は、切欠部33内における傾
斜面33aの高い位置に配置され、下部突出縁32の内
面32aと固定板11の下端との間には10mm程度の
ギャップが生じた状態となっている。次に、フレーム1
の外側に設けたナット34c、34cを均等に締付けて
ゆくと、左右のコッター34、34は、それぞれスプリ
ング35、35に抗して左右のフレーム側に移動する。
コッター34がそれぞれ所定位置まで移動すると、その
傾斜面34aが切欠部33の傾斜面33aと当接し、移
動する距離に比例して不動歯30を押し上げる。この不
動歯30の上方移動によって下部突出縁32の内面32
aが固定板11の下端に係止するから、引続きナット3
4cを適宜トルクで締付けることにより、コッター34
をそれぞれ固定板11と切欠部33の傾斜面33aとの
間に圧入させ不動歯30を固定板11に強固に固定する
ことができる。
【0013】前記固定板11に装着した不動歯30を、
上下反転して再使用する場合は、前記と逆の手順で不動
歯30を取り外し上下反転してから前記と同様の手順で
取付けることができる。
【0014】以上、説明してきたように本実施例にあっ
ては、不動歯30の上部突出縁31で固定板11の上端
部を覆った状態で保護するので、固定板11の摩耗を防
止することができる。また、不動歯30は、固定板11
への嵌合部となる上部突出縁31の内面31aと下部突
出縁32の内面32aとの距離を、固定板11の上下幅
に規制されることなく大きく形成できるので、着脱を極
めて容易に行うことができる。また、切欠部33やコッ
ター34等は、上部突出縁31の内面側に設けられてい
るので、投入材料が固着せず、着脱作業を容易に行うこ
とができる。また、締付用ナット34cはフレームの側
方に配置されるので、締付作業等を簡単に行うことがで
きる。
【0015】以上、本考案の実施例を説明してきたが、
本考案の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本考案に含まれる。
【0016】例えば、実施例では、不動歯30は、上部
突出縁31の内面31aと下部突出縁32の内面32a
との間の距離を固定板11の上下幅より10mm程度長
くなるように設けるとしたが、これに限らず、内面同士
の間隔は任意に設定することができる。
【0017】また、固定板11の形状等も任意に設定す
ることができる。
【0018】また、コッター34はナット34cで締付
けるとしたが、これに限らず、油圧装置、リンク、コッ
ター等で締付けるように形成することができる。
【0019】
【考案の効果】以上、説明してきたように本考案のジョ
ークラッシャにあっては、前記構成としたため、不動歯
は、裏面側上端に沿って設けられた突出縁でフレームの
内端面上部を覆うことになり、内端面上部が投入材料に
よって摩耗するのを防止することができる。また、不動
歯は、嵌合部分のギャップを大きく形成することができ
るので、加工や組立て、着脱作業を極めて容易に行うこ
とができる。また、不動歯を締付固定するための切欠部
や締付片に材料が固着しないため、着脱作業を容易に行
うことができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のジョークラッシャの不動歯側を
示す説明図である。
【図2】同上の不動歯固定前の状態を示す説明図であ
る。
【図3】同上の不動歯固定後を示す説明図である。
【図4】同上のジョークラッシャを示す縦断面図であ
る。
【図5】従来のジョークラッシャの不動歯取付構造を示
す説明図である。
【図6】従来の他のジョークラッシャの不動歯取付構造
を示す説明図である。
【符号の説明】
A ジョークラッシャ a 上下突出縁間の距離 b 固定板の上下端間の距離 H 切欠部の傾斜面の高さ 1 フレーム 2 動歯部 3 不動歯部 10 軸受 11 固定板(フレームの内端面) 11a 内端面 12 偏心軸 20 動歯 21 スイングジョー 30 不動歯 31 上部突出縁(突出縁) 31a 上部突出縁の内面 32 下部突出縁(突出縁) 32a 下部突出縁の内面 33 切欠部 33a 切欠部の傾斜面 34 コッター(クサビ状締付片)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに軸支された偏心軸で揺動する
    動歯と、該動歯に対向して前記フレームの内端面に着脱
    自在に固定された不動歯とを備えたジョークラッシャに
    おいて、 前記不動歯の裏面側上端および下端に沿って突出縁が設
    けられ、両突出縁の内面側同士の間隔が前記フレームの
    内端面上下幅より適宜広く形成されると共に、前記突出
    縁の内面側両端部であって不動歯の両側方に向け高さが
    低くなる傾斜状切欠部が設けられ、かつ前記フレームの
    内端面側上面部両側に、該内端面に取付けた不動歯の切
    欠部内に装着した状態で該不動歯の両側に向け摺動自在
    に形成されたクサビ状締付片が設けられていることを特
    徴とするジョークラッシャ。
JP1992037658U 1992-05-08 1992-05-08 ジョ−クラッシャ Expired - Lifetime JP2578908Y2 (ja)

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JPH0588635U JPH0588635U (ja) 1993-12-03
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