JP2578054Y2 - パイプ溶接補助具 - Google Patents

パイプ溶接補助具

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JP2578054Y2
JP2578054Y2 JP1992067175U JP6717592U JP2578054Y2 JP 2578054 Y2 JP2578054 Y2 JP 2578054Y2 JP 1992067175 U JP1992067175 U JP 1992067175U JP 6717592 U JP6717592 U JP 6717592U JP 2578054 Y2 JP2578054 Y2 JP 2578054Y2
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JP
Japan
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pipe
gas
thin tube
wire
coil spring
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JP1992067175U
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JPH0623685U (ja
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睦正 藤井
敏明 岡本
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はステンレスパイプの溶接
に用いるパイプ内エアパージ用の補助具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般にアルゴン等のシールドガスを用い
てステンレスパイプを溶接する場合、パイプの内側にも
シールドガスを供給してエアパージを行う必要がある
が、従来は図3に示すように、軸心部に細管2を貫設し
たゴム栓1を、互いに一端部を突き合わせた2本のパイ
プP1,P2の両外端に嵌着して、一方のゴム栓1からア
ルゴンガス等の不活性シールドガスを封入していたの
で、シールドガスの所要量が多く不経済である上に、エ
アパージに時間がかかり過ぎるという問題があった。そ
の対策として最近、図4に示すように、適当な長さのバ
ー10の両端部に2個のリング状パッキン11を装着
し、各パッキン11の内外を連通させる通気路12をバ
ー10の両端部に穿設したパイプ溶接補助具が開発され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上述のような補
助具の構造では、溶接完了後にパイプ内を移動させて補
助具を取り外す作業が容易でなく、特にパイプが屈曲し
ている場合、あるいは肉厚が大きいためにパイプ内径が
若干小さくなっている継手などの場合には、図5のよう
な構造の補助具を抜き出すことは不可能であった。本考
案は上記の問題点に鑑み、溶接後の取り外しが容易で、
しかもシールドガスの所要量が少ないパイプ溶接用の補
助具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案によるパイプ溶接
補助具は、図1に示すように、周辺部が被溶接パイプの
内周面に弾接する円盤状弾性シール材1の軸心部にガス
導入(又は排出)用細管2を貫設すると共に、細管2の
後端部にガス導入(又は排出)用チューブ3を接続して
なるガス導入(又は排出)側部材Aの上記細管2の前端
部と、同じく周辺部が被溶接パイプの内周面に弾接する
円盤状弾性シール材4の軸心部にガス排出(又は導入)
用細管5を貫設してなるガス排出(又は導入)側部材B
の上記細管5の後端部とをワイヤ6及び該ワイヤ6を囲
繞する密巻きコイルばね7により連結したものである。
【0005】
【作用】使用の際には、図2に示すように、ガス導入側
部材Aとガス排出用部材Bを2本のパイプPのそれぞれ
溶接される側の端部に挿入し、ガス導入側部材Aのガス
導入用細管2へチューブ3を通じてシールドガスを送入
し、密閉部分の空気をガス排出用細管5を通して外部に
排出したのち溶接を行う。溶接完了後は、ガス導入用細
管2及びガス排出用細管4にそれぞれ接続されているチ
ューブ3,8のいずれかを用いて牽引し、両部材A,B
をパイプから引き出す。このとき両部材A,Bは互いに
可撓性を有するワイヤ6と密巻きコイルばね7によって
連結されているので、図5のように両シール材16がバ
ー15によって一体化されている補助具に比し自由度が
大きく、そのためにパイプ内を比較的スムーズに移動さ
せることができる上に、パイプが屈曲している場合に
も、コイルばね7が変形するために抜き取りが可能であ
り、しかも溶接時には、ワイヤ6がコイルばね7の伸び
を防止すると共に、コイルばね7が密巻きであって直線
的形状を保持するために、両部材A,B間が比較的長く
ても、連結部材の中央部が弛んで溶接部に溶着してしま
うおそれがない。
【0006】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示したもので、パ
イプ溶接補助具はガス導入側部材Aとガス排出側部材B
とがワイヤ6及び密巻きコイルばね7で連結されたもの
であって、ガス導入側部材Aは、ゴム、軟質合成樹脂等
の弾性材料よりなり、周辺部が被溶接パイプの内周面に
弾接する円盤状シール材1と、その軸心部に貫設された
ガス導入用細管2とで構成されている。ガス導入用細管
2の後端部には、ガス導入用チューブ3が接続され、こ
のチューブ3の他端はアルゴンガス源に接続されてい
る。またガス排出側部材Bも、部材Aと同様に、周辺部
が被溶接パイプの内周面に弾接する円盤状弾性シール材
4と、その軸心部に貫設されたガス排出用細管5とで構
成されており、このガス排出用細管5の前端部にガス排
出用チューブ8が接続されている。ガス導入用細管2の
前端部とガス排出用細管5の後端部には、その周囲の空
気の滞留を防ぐために、細管2,5の先端を閉塞して、
その周側面に複数の小孔9が設けられており、この閉塞
された各先端部にワイヤ6と密巻きコイルばね7とが溶
着されている。
【0007】ガス導入用細管2及びガス排出用細管5
は、いずれも軸心部に通気孔10が貫設され外周面にね
じ溝が刻設された中空ボルトで構成されており、この中
空ボルトの周囲にナット11やワッシャ12に挟まれて
ドーナツ板状の弾性シール材が嵌挿され、この平板状の
シール材が一方のナット11やワッシャ12に形成され
た凹面及び凸面に挟まれて湾曲し、周辺部が後方に傾斜
しており、この周辺部がパイプの内周面に弾性的に密着
するようになっている。このように構成すれば、溶接が
完了し補助部をパイプ外に取り出す際に、パイプ内を容
易に前方に摺動させることができ、特にT字形あるいは
L字形の継手は肉厚が大きいために内径が若干小さくな
っているが、これらの継手も容易に通過させることがで
きる。なお接続するパイプの形状や周囲の状況などによ
り、ガス導入側部材Aとガス排出側部材Bとを逆にして
もよく、その場合には補助具をガス導入側へ引き出すこ
とになる。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば上述のように、補助具を
構成する両部材A,Bが互いにワイヤ6と密巻きコイル
ばね7によって連結されているので、図5の従来例では
溶接後の補助具の移動、取り外しが不可能であった屈曲
管や分岐管でも、図3に示すように、コイルばね7が自
由に弾性変形するので容易に取り出すことができるとい
う利点があり、また溶接時には、ワイヤ6がコイルばね
7の伸びを防止すると共に、コイルばね7が密巻きであ
って直線的形状を保持するために、ワイヤの中央部が弛
んで灼熱した溶接部に接触するおそれがないという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図。
【図2】同上の使用状態を示す概略断面図。
【図3】同上の他の使用状態を示す概略断面図。
【図4】従来例の概略断面図。
【図5】他の従来例の断面図。
【符号の説明】 1 シール材 2 ガス導入(又は排出)用細管 3 ガス導入(又は排出)用チューブ 4 シール材 5 ガス排出(又は導入)用細管 6 ワイヤ 7 密巻きコイルばね 8 ガス排出(又は導入)用チューブ 9 小孔 10 通気孔 11 ナット 12 ワッシャ A ガス導入(又は排出)側部材 B ガス排出(又は導入)側部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 37/00 301 B23K 9/035

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺部が被溶接パイプの内周面に弾接す
    る円形シール材の軸心部にシールドガスを通す細管を貫
    設し、該細管の一端部にチューブ接続部を形成してなる
    2個のシール用部材の上記細管の他端部同士をワイヤ及
    び該ワイヤを囲繞する密巻きコイルばねにより連結して
    成るパイプ溶接補助具。
  2. 【請求項2】 両部材の円形シール材をその前後の挟持
    部材により椀状に弾性変形させることにより、その周辺
    部を同一方向に傾斜せしめて成る請求項1記載のパイプ
    溶接補助具。
JP1992067175U 1992-09-01 1992-09-01 パイプ溶接補助具 Expired - Lifetime JP2578054Y2 (ja)

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JPH0623685U JPH0623685U (ja) 1994-03-29
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DK2331285T3 (en) * 2008-08-21 2019-04-08 Michael Hacikyan WASTE REMOVAL FOR STORAGE WASTE STORAGE AROUND A WELDING ZONE

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