JP2578036B2 - 円筒内面走査型画像記録装置 - Google Patents

円筒内面走査型画像記録装置

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JP2578036B2
JP2578036B2 JP3244633A JP24463391A JP2578036B2 JP 2578036 B2 JP2578036 B2 JP 2578036B2 JP 3244633 A JP3244633 A JP 3244633A JP 24463391 A JP24463391 A JP 24463391A JP 2578036 B2 JP2578036 B2 JP 2578036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒部材の内面に保持
された記録媒体、例えば感光材料上に光ビームを走査す
ることにより、画像を記録する円筒内面走査型画像記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒内面走査型画像記録装置とし
ては、内面に感光材料を保持するドラムを備え、レーザ
光源から発して変調された光ビームを、光偏向器でドラ
ム内面に向けて照射し、それと共に、その光偏向器をド
ラムの中心軸を中心として回転させて、ドラム内面に保
持された感光材料を走査するものが知られている。
【0003】こうした円筒内面走査型画像記録装置に使
用される光偏向器は、例えば、45度に傾けた反射鏡
(以下、傾斜ミラーと呼ぶ)が用いられる。即ち、変調
されて送られてくる光ビームを、傾斜ミラーにより入射
方向に対して垂直に反射して、ドラム内面の感光材料に
送ると共に、その傾斜ミラーをドラムの中心軸を軸とし
て回転させる。こうしてドラム内面に保持された感光材
料を走査する。
【0004】また、特開昭63−158580号公報に
は、前記傾斜ミラーによる面倒れを補正するため、傾斜
ミラーに代えて、ペンタプリズムを使用する円筒内面走
査型画像記録装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来の円筒内面走査型画像記録装置では、複数の光ビーム
を用いて走査することにより、1本の光ビームを用いた
場合に比べて、画像の記録速度を向上しようという試み
がなされている。
【0006】しかしながら、前述した円筒内面走査型画
像記録装置では、図19に示すように、傾斜ミラーA1
に複数の光ビームA2,A3,A4を並列状に入射した
場合、その傾斜ミラーA1によって反射されて照射され
るドラムA5内面のスポット列が、傾斜ミラーA1の回
転位置で変化する現象、即ち、スポット列を構成する各
光ビームのスポットの配列が変化し、さらには、各スポ
ットの配列順序が、光ビームA2,A3,A4から光ビ
ームA4,A3,A2というように反転するといった現
象が生じる。このために、ドラム内面の感光材料上に形
成される複数光ビームによる走査線は互いに一定の間隔
を保持した経路をとらない。その結果、複数の光ビーム
を用いた画像記録を行なうことができないという問題点
があった。
【0007】この問題点は、傾斜ミラーA1に代えてペ
ンタプリズムを使用した場合にも同様に発生する。本発
明の円筒内面走査型画像記録装置は、こうした問題点に
鑑みてなされたもので、走査時における複数の光ビーム
によるドラム内面のスポット配列の変化を解消すること
により、複数の光ビームによる画像記録を可能とするこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。即ち、本発明の円筒内面走査型画像記
録装置は、円筒部材の内面を光ビームで走査することに
より、前記内面に設けられた記録媒体を露光して画像記
録を行なう円筒内面走査型画像記録装置であって、互い
に回転方向が逆回りの2本の円偏光の光ビームを、互い
の主光線を一致させた合成光ビームとして、前記円筒部
材の中心軸方向に出力する光ビーム出力手段と、前記光
ビーム出力手段から前記円筒部材の内面までの光路上に
設けられ、前記光ビーム出力手段から出力された合成光
ビームを互いに直交偏光の対をなすp偏光光ビームとs
偏光光ビームとに変更する第1の1/4波長板と、入射
された前記p偏光光ビームおよびs偏光光ビームのうち
で、p偏光光ビームをその進行方向を維持して出射し、
s偏光光ビームをその進行方向を変えて出射する偏光ビ
ームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタの後段で
前記p偏光光ビームの光路上に順に設けられた第2の1
/4波長板および第1の反射板と、前記偏光ビームスプ
リッタの後段で前記s偏光光ビームの光路上に順に設け
られた第3の1/4波長板および第2の反射板と、前記
偏光ビームスプリッタ、前記第1、第2、第3の1/4
波長板および前記第1、第2の反射板を前記円筒部材の
中心軸を軸として一体回転させる走査手段と、を備え、
前記第1、第2の反射板のうちの少なくとも一方は、そ
の反射面の法線方向が偏光光ビームの入射方向に対して
傾斜するように配置されていることを、その要旨として
いる。上記の構成において、前記偏光ビームスプリッタ
に、前記第1、第2、第3の1/4波長板がそれぞれ光
硬化性樹脂により接着され、前記第2の1/4波長板の
前記偏光ビームスプリッタとは反対側の面に、前記第1
の反射板が光硬化性樹 脂により接着され、前記第3の1
/4波長板の前記偏光ビームスプリッタとは反対側の面
に、前記第2の反射板が光硬化性樹脂により接着されて
いることが好ましい。
【0009】
【作用】以上のように構成された本発明の円筒内面走査
型画像記録装置は、光ビーム出力手段によって、偏光状
態が円偏光であって、その偏光の回転方向が右回りと左
回り(本明細書において「互いの回転方向が逆回り」と
いう)である2本の円偏光の光ビームを、互いの主光線
を一致させた合成光ビームとして出力し、1/4波長板
によって、その合成光ビームをp偏光光ビームとs偏光
光ビームとに変更する。その後、偏光ビームスプリッタ
によって、そのp偏光光ビームをその進行方向を維持し
て出射し、s偏光光ビームをその進行方向を変えて出射
する。続いて、第2の1/4波長板および第1の反射板
によって、偏光ビームスプリッタからのp偏光光ビーム
を偏光ビームスプリッタ側に戻すとともに、第3の1/
4波長板および第2の反射板によって、偏光ビームスプ
リッタからのp偏光光ビームを偏光ビームスプリッタ側
に戻す。このとき、第2の1/4波長板および第1の反
射板を経て来た光ビームはs偏光光ビームとなり、偏光
ビームスプリッタによって、その進行方向を変えて出射
し、一方、第3の1/4波長板および第2の反射板を経
て来た光ビームはp偏光光ビームとなり、偏光ビームス
プリッタによって、その進行方向を維持して出射する。
両光ビームは偏光ビームスプリッタによって同一方向に
進もうとするが、実際は、第1、第2の反射板のうちの
少なくとも一方は、その反射面の法線方向が偏光光ビー
ムの入射方向に対して傾斜するように配置されているこ
とから、両光ビームの出射方向には所定の角度のずれが
生じる。このため、両ビームは分離した状態で、外部、
即ち円筒部材の内面に設けられた記録媒体に出射され
る。
【0010】したがって、光ビーム出力手段から入射す
るみかけ上1本の合成光ビームを、走査手段により一体
的に回転する第1の1/4波長板、偏光ビームスプリッ
タ、第2の1/4波長板、第1の反射板、第3の1/4
波長板および第2の反射板により分離・偏向している。
このため、偏光ビームスプリッタから出射される分離後
の2本の光ビームの進行方向は、これら光学素子が回転
されても、偏光ビームスプリッタから見て変化がないこ
とから、光ビームにより照射される円筒部材の内面のス
ポット配列は、走査位置によって変化することがない。
【0011】偏光ビームスプリッタに、前記第1、第
2、第3の1/4波長板がそれぞれ光硬化性樹脂により
接着され、前記第2の1/4波長板の前記偏光ビームス
プリッタとは反対側の面に、前記第1の反射板が光硬化
性樹脂により接着され、前記第3の1/4波長板の前記
偏光ビームスプリッタとは反対側の面に、前記第2の反
射板が光硬化性樹脂により接着することで、走査手段に
よる一体回転が容易となる。
【0012】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、本発明の第1実施例としての円筒内面
走査型画像記録装置の要部を示す模式図、図2は、その
円筒内面走査型画像記録装置の要部の斜視図、図3は、
その円筒内面走査型画像記録装置の構成を制御系の構成
と共に示す概略構成図である。なお、これらの図におい
ては、理解を容易とするため、光ビーム径を誇張して記
載している。
【0013】これら図に示すように、円筒内面走査型画
像記録装置100は、円筒形状で内面に感光材料110
を保持するドラム120と、そのドラム120の内部に
配置された光偏向器200と、光偏向器200へ光ビー
ムを送る光ビーム出力手段としての光ビーム出力部21
2と、光ビームの進行方向、即ちドラム120の軸方向
に光偏向器200を往復運動させる往復機構213(図
2,図3)とを備える。
【0014】光ビーム出力部212は、レーザ光源21
8,ハーフプリズム220,第1の変調器(例えば、A
OM)221,第2の変調器222,第1の反射板22
3,1/2波長板224,偏光ビームスプリッタ22
5,第2の反射板226,1/4波長板227およびビ
ームエキスパンダ228とから構成されており、以下の
ように作用する。なお、レーザ光源218は、例えば、
アルゴンレーザ、ヘリウムネオンレーザ、半導体レーザ
等であり、直線偏光(本実施例の場合、p偏光)の光ビ
ームを出射する。
【0015】まず、レーザ光源218から出射されたp
偏光の光ビームをハーフプリズム220で二方向に分割
し、一方の光ビーム(第1光ビームB1)を第1変調器
221で、他方の光ビーム(第2光ビームB2)を第2
変調器222で、ドラム内面の感光材料110に記録さ
れるべき画像に応じてそれぞれオン/オフ制御する。例
えば、感光材料110上において、記録を行なうべき画
素では光ビームをオンにして露光し、記録を行なわない
画素では光ビームをオフにする。第1光ビームB1は、
その後、反射板223で反射され、1/2波長板224
でp偏光の光ビームからs偏光の光ビームに変換され
て、偏光ビームスプリッタ225に送られる。一方、第
2光ビームB2は、第2変調器222で変調された後、
反射板226で反射され、p偏光の状態のまま偏光ビー
ムスプリッタ225に送られる。
【0016】偏光ビームスプリッタ225は、直交偏光
の対をなすp偏光とs偏光との両光ビームB1,B2を
受けて、光軸が一致する見かけ上1本の合成光ビームを
生成する。すなわち、偏光ビームスプリッタ225は、
その偏光膜において、p偏光の光ビームのほぼ全量を透
過し、s偏光の光ビームのほぼ全量を反射するため、p
偏光の光ビームB2とs偏光の光ビームB1とを、図1
に示すように、互いに直交する方向から偏光ビームスプ
リッタ225に入射することにより、これらの光ビーム
B1,B2を、それらの主光線が一致する見かけ上1本
の合成光ビームとすることができる。この合成光ビーム
は、1/4波長板227とビームエキスパンダ228と
を通過した後に、光偏向器200に入射する。
【0017】1/4波長板227は、入射される合成光
ビームにおける直線偏光の光ビームB1,B2の偏光面
と1/4波長板227の進相軸とのなす角度が共に45
度になるように、その配置が定められている。この結
果、p偏光の光ビームB2が左回りの円偏光の光ビーム
に、s偏光の光ビームB1が右回りの円偏光の光ビーム
に変換される。本例の場合、p偏光の光ビームとs偏光
の光ビームとの合成光である合成光ビームが、1/4波
長板227に入射されるので、その通過光は、右回りの
円偏光の光ビームと左回りの円偏光の光ビームとが合成
された合成光ビームCBになる。なお、円偏光の回転方
向は、円偏光の光ビームを迎える方向(進行方向と逆の
方向)から見た場合の電気ベクトルの回転方向である。
また、上記1/4波長板227は、偏光ビームスプリッ
タ225と光偏向器200との間の光路中であれば、任
意の位置に配設することが可能である。
【0018】1/4波長板227を通過した光ビーム
は、ビームエキスパンダ228により、比較的大口径の
ビームに変換され、光偏向器200の方向に向かう。即
ち、光ビーム出力部212によれば、2チャンネル分の
変調光ビームが合成された合成光ビームCBが出力され
ることになるが、この2チャンネル分の変調光ビームの
一つである第1光ビームB1は、右回りの円偏光の光ビ
ームで、他方の第2光ビームB2は、左回りの円偏光の
光ビームであり、両光ビームB1,B2は、互いの光軸
を一致させて、見かけ上1本のビームになるように合成
されている。その後、その合成光ビームCBは、光偏向
器200の前面に配設され、光ビームをドラム120の
内面に保持された感光材料110上に結像させるための
フォーカシングレンズ229を介して、光偏向器200
に送られる。
【0019】光偏向器200においては、第1の1/4
波長板202,偏光ビームスプリッタ203,第2の1
/4波長板204および第1の反射板205が、光ビー
ムの入射方向(図中、y方向)に順に配設されている。
さらに、偏光ビームスプリッタ203からみて入射光ビ
ームの進行方向と90度転換する方向(図中、−z方
向)に、第3の1/4波長板206および第2の反射板
207が順に配設されている。なお、第2の反射板20
7は、その反射面の法線方向と偏光ビームスプリッタ2
03からの光ビームの主光線とが微小な角度をなすよう
に傾けて配設されている。実際には、偏光ビームスプリ
ッタ203の表面に、前述した各光学素子202,20
4,205,206,207を光硬化性樹脂等により接
着・固定し(図2,図3)、アルミ製の箱体231(図
3)で外側を覆うようにして作成されている。また、こ
の光偏向器200のy方向側には、主走査モータ230
が設けられており、その箱体231に主走査モータ23
0の回転軸が連結され、主走査モータ230の駆動力を
受けて、光偏向器200は、合成光ビームCBの主光線
を軸Lとして一体的に回転する。
【0020】こうした構成の光偏向器200には、光ビ
ーム出力部212から出力された合成光ビームCBが入
射されることになるが、この合成光ビームCBは、前述
したように、見かけ上1本のビームに合成された右回り
の円偏光の第1光ビームB1と左回りの円偏光の第2光
ビームB2とから成る。こうした光ビームB1,B2が
どの様に各光学素子を通って外部に出射されるかを、図
4(光偏向器200における光路を示す斜視図)および
図1を用いて、次に詳しく説明する。なお、図1の光偏
向器200内部にあっては、第1光ビームB1と第2光
ビームB2との光路を、説明のために主光線のみをずら
して描いている。
【0021】これら図に示すように、入射光ビームB
1,B2は、まず、第1の1/4波長板202を通過し
て、その1/4波長板202の進相軸に対して各々45
度の偏光面をもつ直線偏光の光ビームに変換される。こ
こでは、入射光ビームが、右回りの円偏光であれば、p
偏光の光ビームが得られるように、進相軸の方向を定め
て第1の1/4波長板202は配設されている。したが
って、右回りの円偏光である第1光ビームB1は、p偏
光の光ビームに変換され、一方、左回りの円偏光である
第2光ビームB2は、s偏光の光ビームに変換される。
【0022】次いで、両光ビームB1,B2は、偏光ビ
ームスプリッタ203に入射される。偏光ビームスプリ
ッタ203は、p偏光の光ビームに対してはほぼ全光量
を透過し、s偏光の光ビームに対してはほぼ全光量を反
射する。第1の1/4波長板202を通過した第1光ビ
ームB1は、p偏光の光ビームであるから、偏光ビーム
スプリッタ203をそのまま透過し、第2の1/4波長
板204にほぼ全光量入射される。
【0023】第2の1/4波長板204は、p偏光の光
ビームを左回りの円偏光の光ビームに変換するように進
相軸の方向が定められて配設されており、偏光ビームス
プリッタ203を透過したp偏光の第1光ビームB1を
左回りの円偏光の光ビームに変換する。次いで、第1光
ビームB1は、第1の反射板205にて反射され、進行
方向がy方向から−y方向に180度転換される。な
お、この反射によって、第1光ビームB1は光ビームを
迎える方向から見て左回りの円偏光の光ビームから右回
りの円偏光の光ビームとなり、再び第2の1/4波長板
204に入射される。
【0024】右回りの円偏光となった第1光ビームB1
は、第2の1/4波長板204を通過すると、s偏光の
光ビームとなり、再び、偏光ビームスプリッタ203に
入射することになる。偏光ビームスプリッタ203は、
前述したようにs偏光の光ビームを反射することから、
入射された第1光ビームB1は反射されて、その進行方
向が90度転換され、図中z方向に出射される。一方、
第1の1/4波長板202を通過した第2光ビームB2
は、s偏光の光ビームであるから、偏光ビームスプリッ
タ203により、第3の1/4波長板206の方向(図
中、−z方向)に反射される。次いで、第2光ビームB
2は、第3の1/4波長板206に入射される。
【0025】第3の1/4波長板206は、s偏光の光
ビームを左回りの円偏光の光ビームに変換するように進
相軸の方向が定められて配設されており、偏光ビームス
プリッタ203で反射されたs偏光の第2光ビームB2
を左回りの円偏光の光ビームに変換する。次いで、第2
光ビームB2は、第2の反射板207にて反射され、図
中z方向に進行する。なお、この反射によって、第2光
ビームB2は光ビームを抑える方向から見て左回りの円
偏光の光ビームから右回りの円偏光の光ビームとなり、
再び第3の1/4波長板206に入射される。
【0026】右回りの円偏光となったその第2光ビーム
B2は、第3の1/4波長板206を通過すると、p偏
光の光ビームとなり、再び、偏光ビームスプリッタ20
3に入射されることになる。偏光ビームスプリッタ20
3は、前述したようにp偏光の光ビームを透過すること
から、第2光ビームB2は、そのままz方向に出射され
る。
【0027】なお、第2の反射板207が前述したよう
に微小角だけ傾斜していることから、第2光ビームB2
は、z方向に対して微小な角度だけずれた方向に出射さ
れる。その結果、両光ビームB1,B2の出射方向には
微小な角度のずれが生じるため、両光ビームB1,B2
は分離した状態で外部、即ち、ドラム内面の感光材料1
10に出射される。
【0028】ここで、出射される両光ビームB1,B2
は、s偏光とp偏光というように、偏光面が互いに直交
している状態が維持される。このため、従来、隣接する
走査線の間が白抜けになる状態(走査われ)を防止する
ことを目的としてマルチの出射光ビームを一部重なるよ
うにした場合に、図5(a)に示すように、干渉が生じ
てビーム形状がくずれることがあったが、この実施例に
おいては、出射される両光ビームB1,B2は、その偏
向方向にかかわらず、互いに直交偏光の対をなすことと
なるため、これらを一部重なるようにしても、図5
(b)に示すように、干渉が生じない
【0029】光偏向器200は、往復機構213によ
り、ドラム120内をその軸方向に往復運動するが、こ
うした往復機構213の構成について、次に説明する。
なお、光偏向器200の下方には、載置台232(図
2,図3)が設けられており、フォーカシングレンズ2
29と、光偏向器200が連結された主走査モータ23
0とが、載置台232上に載置されている。
【0030】往復機構213は、ボールネジ機構であ
り、螺旋ねじが切られている1本のねじ棒300と2本
の案内棒301,302とを備えており、これらは入射
光ビームの進行方向に平行に配設されている。ねじ棒3
00には、載置台232の第1支持脚304が螺合され
ると共に、その端部に、副走査モータ303の回転軸が
連結されている。また、ねじ棒300は、載置台232
の第2支持脚305を貫通している。なお、両支持脚3
04,305には、案内棒301,302も貫通されて
いる。こうした構成により、副走査モータ303を駆動
することで、ねじ棒300が回転し、ねじ棒300によ
り第1支持脚304、ひいては載置台232が、案内棒
301、302によって案内されて移動する。なお、第
1支持脚304の下端には磁石片306が接着されてお
り、この磁石片306とスケール307とで磁気式のリ
ニアエンコーダ308が構成される。リニアエンコーダ
308によれば、入射光ビームの進行方向(副走査方
向)における載置台232の位置が検出され、ひいて
は、その方向における光偏向器200からの出射光の位
置が検出される。
【0031】一方、主走査モータ230の回転軸には、
コード板309aが連結されており、このコード板30
9aと検出器309bとからなるロータリエンコーダ3
10により、主走査モータ230の回転角、即ち、光偏
向器200からの出射光の回転角が検出される。
【0032】円筒内面走査型画像記録装置100は、図
3に示すように、さらに、主走査モータ230および副
走査モータ303の動作を制御する走査系制御回路35
0を備えている。走査系制御回路350は、主走査駆動
回路351を制御することにより主走査モータ230を
駆動し、また、副走査駆動回路352を制御することに
より副走査モータ303を駆動する。その結果、光偏向
器200は、入射光ビームの主光線を軸として定速回転
し、それと並行して、その軸上を所定位置から所定方向
(例えば、−y方向)に定速移動する。リニアエンコー
ダ308およびロータリエンコーダ310からの出力信
号は、主走査駆動回路351、副走査駆動回路352を
介して走査系制御回路350にそれぞれ入力される。走
査系制御回路350は、それら出力信号を取り込んで、
画像処理装置360に送る。
【0033】画像処理装置360は、円筒内面走査型画
像記録装置100に送る画像データを生成する装置で、
CCDラインセンサなどの一次元蓄積型光電変換素子
(以下CCDと呼ぶ)361と、CCD361からの出
力信号をA/D変換するA/D変換器362と、A/D
変換器362および前記走査系制御回路350からの出
力信号を取り込んで画像処理を行ない、その結果である
画像データを変調器221,222に出力する処理ユニ
ット363から構成されている。
【0034】処理ユニット363は、周知のCPU36
3a、ROM363b、RAM363c等を中心に算術
論理回路として構成され、A/D変換器362および前
記走査系制御回路350からの出力信号が入力される入
力ポート363d、変調器221,222に対して画像
データの出力を行なう出力ポート363e等を備える。
【0035】CCD361により、図示しない原画を光
電走査して得られた入力画像信号は、A/D変換器36
2により多階調デジタル画像データに変換されて、処理
ユニット363内のRAM363cに一旦格納される。
処理ユニット363は、その格納された画像データを適
宜読み出し、網点を作成する網点発生処理を行ない、そ
の網点化された画像データを2チャンネルの画像データ
Di1,Di2として分解して、順に各画像データDi1,D
i2を、変調器221,222にそれぞれ出力する。画像
データDi1,Di2は2値データであり、網点を構成する
ドット毎に光ビームのオン/オフを1と0でそれぞれ表
わしている。変調器221,222は、これらの画像デ
ータDi1,Di2に応じてそれぞれの光ビームB1,B2
をオン/オフ制御する。なお、処理ユニット363は、
走査系制御回路350からの出力信号を取り込んで、走
査位置に対応する画像データを変調器221,222へ
それぞれ出力する。
【0036】したがって、円筒内面走査型画像記録装置
100にあっては、画像処理装置360で生成した画像
データにより変調された2本の光ビームが、光偏向器2
00を介してドラム120の内面に向けて出射される。
しかも、2本の光ビームは、ドラム120の中心軸を軸
として回転しつつドラム120の軸方向に沿って所定の
原点位置から順に移動される。その結果、ドラム120
の内面が螺旋状に順次露光され、ドラム120の内面に
保持された感光材料110に画像が記録される。
【0037】本実施例の円筒内面走査型画像記録装置1
00では、光偏向器200に入射する円偏光の合成光ビ
ームCBを、主走査モータ230により一体的に回転す
る光学素子(第1の1/4波長板202,偏光ビームス
プリッタ203,第2の1/4波長板204,第1の反
射板205,第3の1/4波長板206および第2の反
射板207)により分離・偏向している。このため、光
偏向器200から出射される分離後の2本の光ビームB
1,B2の進行方向は、光偏向器200が回転されて
も、光偏向器200の偏光ビームスプリッタ203から
見て変化がないことから、光偏向器200によって照射
されるドラム120の内面のスポット配列は、走査位置
(ドラム120の周方向位置)によって変化することが
ない。この結果、2チャンネルの光ビームによる画像記
録が可能となる。
【0038】また、本実施例の円筒内面走査型画像記録
装置100は、偏光ビームスプリッタ203および反射
板205,207を用いて光ビームを偏向するように構
成されており、また偏光ビームスプリッタ203の偏向
膜と、両反射板205,207がなす交角は一定角度に
固定されている。従って、一定の交角で配設された二枚
の反射面で反射される光線のふれ角は一定であるという
幾何光学的性質により光偏向器200では回転軸Lがぶ
れても、出射光ビームの出射方向を一定に保つことがで
きる。即ち、いわゆる面倒れに起因する「出射方向の変
化」という悪影響を除去する(以下、単に面倒れを補正
すると呼ぶ)ことができる。
【0039】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
6は、その第2実施例の円筒内面走査型画像記録装置の
要部を示す模式図、図7は、その円筒内面走査型画像記
録装置の要部の斜視図である。同図に示すように、この
円筒内面走査型画像記録装置400は、第1実施例と比
較して、光偏向器410の構成が異なり、ドラム12
0,光ビーム出力部212,図示しない往復機構等のそ
の他の構成は同じである。即ち、光偏向器410は、1
/4波長板411,ウォラストンプリズム412および
回転軸Lに対して反射面を45度傾斜させた傾斜ミラー
413を、合成光ビームCBの入射方向に順に配設した
構成で、第1実施例と同様に、図示しない主走査モータ
および副走査モータによって、合成光ビームCBの主光
線(ドラム120の中心軸)を軸Lとして回転しつつそ
の軸方向に移動して、ドラム内面の感光材料110を走
査する。
【0040】光偏向器410によれば、光ビーム出力部
212から、フォーカシングレンズ229を介して、2
チャンネルの合成光ビームCB(右回りの円偏光の第1
光ビームB1と左回りの円偏向の第2光ビームB2とを
主光線が一致するように合成した見かけ上1本の光ビー
ム)が入射されると、まず、その合成光ビームCBは、
1/4波長板411を通過して、第1実施例と同様に、
直交偏光の対をなすp偏光とs偏光との成分を持つ光ビ
ームに変換される。
【0041】次いで、合成光ビームCBはウォラストン
プリズム412に入射される。ウォラストンプリズム4
12は、入射光を直交偏光の対をなす二つの直線偏光に
分離して出射するもので、p偏光の光ビームとs偏光の
光ビームとの合成光ビームを、偏角φで分離して出射す
る。
【0042】ウォラストンプリズム412で分離された
両光ビームB1,B2は、続いて、傾斜ミラー413
で、入射方向に対してほぼ垂直に反射され、ドラム12
0の内面に保持された感光材料110に分離された状態
で送られる。光偏向器410は、前述したように合成光
ビームCBの入射方向を軸として回転しつつその軸方向
に移動されることから、その結果、両光ビームB1,B
2でドラム120の内面が螺旋状に順次露光され、ドラ
ム120の内面に保持された感光材料110に2チャン
ネルで画像が記録される。
【0043】以上詳述したように、本発明の第2実施例
の円筒内面走査型画像記録装置400は、光偏向器41
0の傾斜ミラー413によってその合成光ビームCBの
進行方向が変えられる前に、1/4波長板411および
ウォラストンプリズム412の働きにより、円偏光の回
転方向の違いから、合成光ビームCBをそれぞれの光ビ
ームB1,B2に分離するように構成されている。
【0044】したがって、1/4波長板411,ウォラ
ストンプリズム412および傾斜ミラー413が、主走
査モータおよび副走査モータを駆動源として、一体的に
回転・移動されるため、分離された2本の光ビームB
1,B2の進行方向は、光偏向器410が回転されて
も、傾斜ミラー413から見て変化がなく、このため、
両光ビームB1,B2によって照射されるドラム内面の
感光材料110上のスポット配列は、走査位置によって
変化することがない。この結果、2チャンネルの光ビー
ムによる画像記録が可能となる。
【0045】次に、本発明の第3実施例を説明する。図
8はその第3実施例の円筒内面走査型画像記録装置の要
部を示す模式図、図9はその円筒内面走査型画像記録装
置の要部の斜視図である。同図に示すように、この円筒
内面走査型画像記録装置500は、第2実施例と比較し
て、光偏向器510の構成が以下のように異なり、その
他の構成は同じである。即ち、光偏向器510は、光ビ
ーム出力部212からの合成光ビームCBの入射方向
に、傾斜ミラー511を設けて、その傾斜ミラー511
による合成光ビームCBの反射方向に、1/4波長板5
12およびウォラストンプリズム513を順に配設した
構成である。
【0046】光偏向器510によれば、光ビーム出力部
212から、フォーカシングレンズ229を介して、右
回りの円偏光の第1光ビームB1と左回りの円偏向の第
2光ビームB2とをその主光線が一致するように合成し
た合成光ビームCBが入射されると、まず、その合成光
ビームCBは傾斜ミラー511で、入射方向に対して垂
直に反射され、1/4波長板512の方向に進む。な
お、傾斜ミラー511での反射時に、第1光ビームは左
回りの円偏光の光ビームに、また、第2光ビームは右回
りの円偏光の光ビームになる。次いで、合成光ビームC
Bは、1/4波長板512を通過して、直交偏光の対を
なすp偏光の光ビームとs偏光の光ビームとに変換さ
れ、その後、ウォラストンプリズム513に入射され、
偏角φで分離して出射される。
【0047】ウォラストンプリズム513で分離された
両光ビームB1,B2は、その後、ドラム120の内面
に保持された感光材料110に送られる。光偏向器51
0は、前述したように、合成光ビームCBの主光線を軸
Lとして回転しつつその軸方向に移動されることから、
両光ビームB1,B2でドラム120の内面が螺旋状に
順次露光され、ドラム120の内面に保持された感光材
料110に2チャンネルで画像が記録される。
【0048】なお、一般に光が反射を受けると、p,s
偏光成分間において位相のずれ(リタデーション)が生
じるため、本実施例の場合、1/4波長板512を通過
した光ビームは一方の直線偏光成分だけでなく、わずか
に他方の直線偏光成分も含んだ光ビームになることが危
惧される。すなわち、上記の場合、ウォラストンプリズ
ム513は、例えば、第1チャンネルについては第1光
ビームB1と微少量の第2光ビームB2とを共に出射し
てしまい、いわゆるクロストークを生じることになる。
従って、本実施例においては、傾斜ミラー511とし
て、その表面に適宜設計された誘電体多層膜がコーティ
ングされたものを適用し、反射によるリタデーションを
防止することが望ましい。
【0049】以上詳述したように、本発明の第3実施例
の円筒内面走査型画像記録装置500は、光偏向器51
0の傾斜ミラー511によってその合成光ビームCBの
進行方向が変えられた後に、1/4波長板512および
ウォラストンプリズム513の働きにより、円偏光の回
転方向の違いから、合成光ビームCBをそれぞれの光ビ
ームB1,B2に分離するように構成されている。した
がって、傾斜ミラー511には、見かけ上1本の円偏光
の合成光ビームCBが入射されるために、傾斜ミラー5
11により反射され、1/4波長板512及びウォラス
トンプリズム513により分離された2本の光ビームB
1,B2によって照射されるドラム120の内面のスポ
ット配列は、走査位置によって変化することがない。こ
の結果、2チャンネルの光ビームによる画像記録が可能
となる。
【0050】なお、本第3実施例の円筒内面走査型画像
記録装置500では、1/4波長板512を回転させて
その方位を変化させることにより、1/4波長板512
から出射される直交偏光対となる直線偏光の向きを調節
することができることから、1/4波長板512とウォ
ラストンプリズム513との向きを、図9中、破線に示
すように、一体的に回転させることで、両光ビームB
1,B2の出射方向をウォラストンプリズム513へ入
射する光ビームの主光線を軸として回転させることがで
きる。その結果、2チャンネルの出射光ビームB1,B
2の感光材料110上での走査ピッチを任意の大きさに
設定することができる。
【0051】前記第2実施例および第3実施例の変形例
を次に説明する。両実施例では、光偏向部材として傾斜
ミラー413,511を用いているが、これに替えて、
所定の角度で向かい合って置かれた2枚の反射板を用い
た構成とする。即ち、第2実施例の変形例として、図1
0に示すように、1/4波長板411,ウォラストンプ
リズム412および所定の角度で向かい合って置かれた
2枚の反射板601,602を、合成光ビームCBの入
射方向に順に配設して、光偏向器605を構成する。
【0052】本変形例では、第2実施例と同様に、簡単
な構成で2チャンネルの光ビームB1,B2による画像
記録が可能となるが、さらに、2枚の反射板601,6
02を用いることにより、一定の交角で配設された二枚
の反射面で反射される光線のふれ角は一定であるという
幾何光学的性質により、光偏向器605では回転軸Lが
ぶれても、光ビームB1,B2の出射方向を一定に保つ
ことができ、第1実施例と同様に、いわゆる面倒れの補
正を図ることができる。
【0053】また、第3実施例の変形例として、図11
に示すように、合成光ビームCBの入射方向に、所定の
角度で向かい合って置かれた2枚の反射板611,61
2を配設すると共に、両反射板611,612による合
成光ビームCBの反射方向に、1/4波長板512およ
びウォラストンプリズム513を順に配設して、光偏向
器615を構成する。なお、本実施例においては、図8
に示す実施例と同様に、両反射板611および612に
適宜設計された誘電体多層膜がコーティングされたもの
を適用することが望ましい。
【0054】本変形例では、第3実施例と同様に、簡単
な構成で2チャンネルの光ビームB1,B2による画像
記録が可能となるが、さらに、2枚の反射板611,6
12を用いることにより、一定の交角で配設された二枚
の反射面で反射される光線のふれ角は一定であるという
幾何光学的性質により光偏向器615では回転軸Lがぶ
れても、光ビームB1,B2の出射方向を、一定に保つ
ことができ、第1実施例と同様に、いわゆる面倒れの補
正を図ることができる。
【0055】また、図10に示した第2実施例の変形例
において、2枚の反射板601,602に替えて、図1
2に示すように、例えば、特開昭63−158580号
公報に記載されたペンタプリズム620を用いるように
構成してもよく、その変形例と同様に、簡単な構成で2
チャンネルの光ビームB1,B2による画像記録が可能
となり、しかも、面倒れの補正を図る効果を奏する。
【0056】さらに、図10から図12に示した各変形
例において、フォーカシングレンズ229の配設位置
を、光偏向器手前から、光偏向器からドラム120内面
までの光路上に変更するように構成してもよい(図13
に、その一例を示した)。即ち、フォーカシングレンズ
229の前側焦点の位置とウォラストンプリズム513
における光ビームB1,B2の主光線の分岐点の位置と
を一致させ、なおかつドラム120内面に保持した感光
材料110に後側焦点を合わせることにより、テレセン
トリック光学系を構成することもできる。
【0057】こうしたテレセントリック光学系が構成さ
れた変形例では、前述した効果と共に、感光材料110
がドラム120内面から離間した場合など、感光材料1
10とフォーカシングレンズ229との距離が変化した
場合、光ビームのスポットはボケるが両ビーム間の寸法
ズレが発生しないという効果を奏する。
【0058】また、第2,第3実施例および図10から
図13に示した各変形例のいずれかにおいても、第1実
施例と同様に、出射される両光ビームB1,B2は互い
に直交偏光の対をなしているので、それらを一部重なる
ようにしても、前述した図5(b)に示すように、干渉
は生じない。
【0059】前記第1実施例ないし第3実施例における
光ビーム出力手段としての光ビーム出力部212を変形
した変形例を、次に説明する。第1実施例ないし第3実
施例の光ビーム出力部212にあっては、1/2波長板
224を用いることにより、2チャンネルの直線偏光の
光ビームB1,B2の偏光面を互いに直交状態とし、そ
の後、両光ビームB1,B2を合成して、右回りと左回
りの円偏光を含む合成光ビームCBに変換しているが、
これに替えて、光ビームの光路を曲げることにより、直
線偏光の光ビームB1,B2の偏光面を互いに直交状態
となるように構成することも可能である。即ち、図14
に示すように、レーザ光源700から出力されハーフプ
リズム701で二方向に分割された光ビームB1,B2
を、一方は、3枚の反射板702,703,704で光
路を作り、他方は、2枚の反射板705,706で光路
を作り、両光路の違いから、光ビームB1,B2の偏光
面を互いに直交状態とする。
【0060】また、レーザ光源の回転角度位置を調整
し、その偏光面が水平方向から45度傾く光ビームを偏
光ビームスプリッタに入射させることにより、2チャン
ネルの光ビームB1,B2の偏光面を直交状態とする構
成としてもよい。即ち、図15に示すように、レーザ光
源710から出力される直線偏光の光ビームの偏光面が
水平方向から45度傾くように、レーザ光源710を軸
方向の回りに回転させて配置して、レーザ光源710か
ら出力される光ビームを偏光ビームスプリッタ711に
入射させることにより、二方向に分割するとともに、一
方の第1光ビームB1をp偏光の光ビームに、他方の第
2光ビームB2をs偏光の光ビームに変換する。
【0061】さらに、右回りと左回りの円偏光の光ビー
ムを作成した後に、両光ビームB1,B2を合成して、
直交偏光の対をなす光ビームの合成光ビームCBを生成
するように構成してもよい。即ち、図16に示すよう
に、レーザ光源720からの直線偏光の光ビームを、ハ
ーフプリズム721で二方向に分割した後、各光ビーム
B1,B2を、変調器722(723),反射板724
(725)を介した後に、1/4波長板726(72
7)を通過させる。両光ビームB1,B2は、1/4波
長板726,727を介して左回りの円偏光の光ビーム
に変換され、その後、ハーフプリズム728に入射され
る。ハーフプリズム728は、両光ビームB1,B2の
入射方向の違いから、右回りの円偏光の光ビームと左回
りの円偏光の光ビームとを合成した合成光ビームCBを
出射する。
【0062】また、レーザ光源を2基用いて構成しても
よい。即ち、図17に示すように、第1のレーザ光源7
30からs偏光の光ビームB1を、第2のレーザ光源7
31からp偏光の光ビームB2をそれぞれ出力するよう
に構成して、その後、偏光ビームスプリッタ732を通
過させて、その偏光面が直交状態にある直線偏光の合成
光ビームCBを作成する。なお、図17に示す変形例に
おいて、レーザ光源730,731として半導体レーザ
を使用する場合には、半導体レーザ自身の変調機能を利
用することにより、光変調器733,734は、これを
省略することができる。
【0063】次に、本発明の第4実施例を説明する。第
1ないし第3実施例では、偏光の方向により合成光ビー
ムCBを分離して2チャンネルの光ビームによる画像記
録を実現しているが、第4実施例の円筒内面走査型画像
記録装置では、偏光の方向とさらに波長の違いとによっ
て合成光ビームCBを分離することにより、4チャンネ
ルの光ビームによる画像記録を実現するものである。以
下、こうした第4実施例の円筒内面走査型画像記録装置
を、その要部の模式図である図18を用いて説明する。
【0064】図18に示すように、第4実施例の円筒内
面走査型画像記録装置800は、第1実施例と同様に、
ドラム802と、光偏向器804と、光ビーム出力部8
06と、光偏向器804を往復運動させる往復機構(図
示せず)とを備える。
【0065】光ビーム出力部806は、レーザ光源81
0,ハーフプリズム811,6枚の反射板812〜81
7,4枚のダイクロイックミラー818〜821,第1
ないし第4の変調器(例えば、AOM)822〜82
5,1/2波長板826,偏光ビームスプリッタ82
7,1/4波長板828およびビームエキスパンダ82
9から構成されている。レーザ光源810は、複数の異
なる色の波長を同時に発振する多色レーザであり、本実
施例の場合、488[nm]と514.5[nm]の波長の直線
偏光の光ビームを出射する。なお、多色レーザーとして
は、アルゴンレーザやクリプトンレーザー等がある。
【0066】こうした光ビーム出力部806の作用を次
に説明する。まず、レーザ光源810から−z方向に出
射されたs偏光の光ビームを、ハーフプリズム811で
二方向(−z方向とy方向)に分割し、−z方向に進む
光ビームを反射板812でy方向に反射する。その反射
された光ビームは、第1のダイクロイックミラー818
に入射されるが、ダイクロイックミラー818〜821
は、特定の波長成分(本実施例の場合、波長 λ=48
8[nm] )の光ビームのみを全反射し、残りの波長領域
の光ビームを透過するプリズムであるため、光ビームの
488[nm]の波長成分(以下、第1光ビームB11と呼
ぶ)は、その第1のダイクロイックミラー818で−z
方向に反射される。その後、第1光ビームB11は反射
板813でy方向に反射されて、第1の変調器822に
入射される。また、第1のダイクロイックミラー818
を透過した光ビームの514.5[nm]の波長成分(以
下、第2光ビームB12と呼ぶ)は、第2の変調器82
3に入射される。
【0067】一方、ハーフプリズム811で反射されて
y方向に進む光ビームは、第2のダイクロイックミラー
819に入射されて、光ビームの488[nm]の波長成分
(以下、第3光ビームB13と呼ぶ)は、その第2のダ
イクロイックミラー819でz方向に反射される。その
後、第3光ビームB13は反射板816でy方向に反射
されて、第3の変調器824に入射される。また、第2
のダイクロイックミラー819を透過した光ビームの5
14.5[nm]の波長成分(以下、第4光ビームB14と
呼ぶ)は、第4の変調器825に入射される。こうして
第1ないし第4光ビームB11〜B14は、第1ないし
第4の変調器822〜825で、ドラム内面に保持され
た感光材料831に記録されるべき画像に応じてそれぞ
れオン/オフ制御される。
【0068】その後、第1光ビームB11は、反射板8
14でz方向に反射され、さらに、第3のダイクロイッ
クミラー820でy方向に反射される。第2光ビームB
12は、第3のダイクロイックミラー820を透過す
る。こうした結果、第3のダイクロイックミラー820
から出射される光ビームは、488[nm]と514.5[n
m]といった異なる波長成分を含む多色ビームとなり、反
射板815に至る。ここで、z方向に反射されて、偏光
ビームスプリッタ827に送られる。
【0069】一方、第3光ビームB13は、反射板81
7で−z方向に反射され、さらに、第4のダイクロイッ
クミラー821でy方向に反射される。第4光ビームB
14は、第4のダイクロイックミラー821を透過す
る。こうした結果、第4のダイクロイックミラー821
から出射される光ビームは、488[nm]と514.5[n
m]といった異なる波長成分を含む多色ビームとなり、1
/2波長板826に送られる。
【0070】1/2波長板826に入射される前の光ビ
ームは、レーザ光源810から出射された光ビームと同
じs偏光であるが、1/2波長板826を透過すること
で、s偏光の光ビームからp偏光の光ビームに変換され
る。その後、そのp偏光の光ビームは偏光ビームスプリ
ッタ827に送られる。なお、反射板815側から偏光
ビームスプリッタ827に送られてくる光ビームは、s
偏光の状態のままである。
【0071】偏光ビームスプリッタ827は、直交偏光
の対をなすp偏光とs偏光との両光ビームを受けて、主
光線が一致する見かけ上1本の合成光ビームを生成す
る。この合成光ビームは、1/4波長板828とビーム
エキスパンダ829とを通過した後に、光偏向器804
に入射する。なお、1/4波長板828を通過した合成
光ビームは、第1実施例と同様に、右回りの円偏光の光
ビームと左回りの円偏光の光ビームとが合成された合成
光ビームCBとなり、ビームエキスパンダ829によ
り、比較的大口径のビームに変換され、光偏向器804
の方向に向かう。
【0072】即ち、光ビーム出力部806によれば、第
1ないし第4光ビームB4といった4チャンネル分の変
調光ビームが合成された合成光ビームCBが出力される
ことになるが、この合成光ビームCBの内の第1光ビー
ムB11および第2光ビームB12成分に係る光ビーム
Baは、488[nm]と514.5[nm]の2つの波長成分
を持つ右回りの円偏光の光ビームで、他方の第3光ビー
ムB13および第4光ビーム成分B14に係る光ビーム
Bbは、488[nm]と514.5[nm]の2つの波長成分
を持つ左回りの円偏光の光ビームであり、これらは、互
いの主光線を一致させて、見かけ上1本のビームになる
ように合成されている。
【0073】その後、その合成光ビームCBは、光偏向
器804の前面に配設され、光ビームをドラム802の
内面に保持された感光材料831上に結像させるための
フォーカシングレンズ832を介して、光偏向器804
に送られる。
【0074】光偏向器804は、第1実施例の光偏向器
200と比較して、偏光ビームスプリッタ203の第3
の1/4波長板206と反対の方向(図中、z方向)
に、分波用のプリズム835を配設した点が異なり、他
の構成は同じである。
【0075】こうした構成の光偏向器804によれば、
第1実施例と同様に、右回りの円偏光の光ビームBa
は、第1の1/4波長板202 → 偏光ビームスプリッ
タ203 → 第2の1/4波長板204 → 第1の反射
板205 → 第2の1/4波長板204 → 偏光ビーム
スプリッタ203と進み、その後、偏光ビームスプリッ
タ203でz方向へ反射される。また、左回りの円偏光
の光ビームBbは、第1の1/4波長板202 → 偏光
ビームスプリッタ203 → 第3の1/4波長板206
→ 第2の反射板207 → 第3の1/4波長板206
→ 偏光ビームスプリッタ203と進み、その後、偏光
ビームスプリッタ203を透過し、z方向へ進む。
【0076】なお、第2の反射板207は、第1実施例
と同様に微小角だけ傾斜していることから、光ビームB
bは、z方向に対して微小な角度だけずれた方向に偏光
ビームスプリッタ203から出射される。その結果、両
光ビームBa,Bbの出射方向には微小な角度のずれが
生じるため、両光ビームBa,Bbは分離した状態でプ
リズム835に出射される。その後、プリズム835に
より、各光ビームBa,Bbは波長に応じて2つの光ビ
ームにそれぞれ分離され、合計4本の光ビームがドラム
802の内面の感光材料831に照射される。
【0077】なお、光偏向器804は、図示しない往復
機構により、ドラム802内をその軸方向に往復運動す
るが、こうした往復機構の構成は第1実施例と同じであ
るため、その説明は省略する。
【0078】したがって、本実施例の円筒内面走査型画
像記録装置800にあっては、画像データにより変調さ
れた4本の光ビームが、光偏向器804を介してドラム
802の内面に向けて出射される。しかも、4本の光ビ
ームは、ドラム802の中心軸を軸として回転しつつド
ラム802の軸方向に沿って所定の原点位置から順に移
動される。その結果、ドラム802の内面が螺旋状に順
次露光され、ドラム802の内面に保持された感光材料
831に画像が記録される。
【0079】以上のように構成された第4実施例の円筒
内面走査型画像記録装置800では、偏光の方向と波長
の違いとから合成光ビームCBは4本の光ビームに分離
される。しかも、その分離を担う光偏向器804から出
射される4本の光ビームB11〜B14の進行方向は、
光偏向器804が回転されても、光偏向器804から見
て変化がなく、このため、光偏向器804によって照射
されるドラム802の内面のスポット配列は、走査位置
(ドラム802の周方向位置)によって変化することが
ない。こうしたことから、4チャンネルの光ビームによ
る画像記録が可能となる。また、第1実施例と同様に、
面倒れを補正することができる効果も奏する。
【0080】前記第4実施例において、レーザ光源81
0は、2つの異なる色の波長を同時に発振する構成とし
たが、これに替えて、3以上の異なる色の波長を同時に
発振する構成としてもよい。また、レーザ光源810を
異なる色の波長を発振する複数の光源から構成してもよ
い。こうした構成により4チャンネルより多いチャンネ
ル数の光ビームによる画像記録が可能となる。
【0081】以上、本発明のいくつかの実施例を詳述し
てきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様にて実施することができるのは勿論のこと
である。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の円筒内面走
査型画像記録装置によれば、走査時において照射される
円筒部材内面の複数チャンネルのスポット配列が、走査
位置によって変化することがない。その結果、複数チャ
ンネルの光ビームによる画像記録が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての円筒内面走査型画
像記録装置の要部を示す模式図である。
【図2】その円筒内面走査型画像記録装置の要部の斜視
図である。
【図3】その円筒内面走査型画像記録装置の構成を制御
系の構成と共に示す概略構成図である。
【図4】その円筒内面走査型画像記録装置が備える光偏
向器における光路を示す斜視図である。
【図5】2つの出射光ビームが干渉した場合と干渉しな
い場合とのビーム形状をそれぞれ示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施例としての円筒内面走査型画
像記録装置の要部を示す模式図である。
【図7】その円筒内面走査型画像記録装置の要部の斜視
図である。
【図8】本発明の第3実施例としての円筒内面走査型画
像記録装置の要部を示す模式図である。
【図9】その円筒内面走査型画像記録装置の要部の斜視
図である。
【図10】第2実施例の変形例を示す光偏向器周辺の模
式図である。
【図11】第3実施例の変形例を示す光偏向器周辺の模
式図である。
【図12】図10で示した変形例を更に変形した例を示
す光偏向器周辺の模式図である。
【図13】フォーカシングレンズでテレセントリック光
学系を構成した変形例を示す光偏向器周辺の模式図であ
る。
【図14】光ビーム出力手段の他の構成例を示す概略斜
視図である。
【図15】同じく他の構成例を示す概略斜視図である。
【図16】同じく他の構成例を示す概略斜視図である。
【図17】同じく他の構成例を示す概略斜視図である。
【図18】本発明の第4実施例としての円筒内面走査型
画像記録装置の要部を示す模式図である。
【図19】発明が解決しようとする課題を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
100 円筒内面走査型画像記録装置 110 感光材料 120 ドラム 200 光偏向器 202,204,206 1/4波長板 203 偏光ビームスプリッタ 205,207 反射板 212 光ビーム出力部 230 主走査モータ 303 副走査モータ 400 円筒内面走査型画像記録装置 410 光偏向器 411 1/4波長板 412 ウォラストンプリズム 500 円筒内面走査型画像記録装置 510 光偏向器 512 1/4波長板 513 ウォラストンプリズム 601,602,611,612 反射板 605,615 光偏向器 620 ペンタプリズム 800 円筒内面走査型画像記録装置 802 ドラム 804 光偏向器 806 光ビーム出力部 835 プリズム B1 第1光ビーム B2 第2光ビーム CB 合成光ビーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材の内面を光ビームで走査するこ
    とにより、前記内面に設けられた記録媒体を露光して画
    像記録を行なう円筒内面走査型画像記録装置であって、 互いに回転方向が逆回りの2本の円偏光の光ビームを、
    互いの主光線を一致させた合成光ビームとして、前記円
    筒部材の中心軸方向に出力する光ビーム出力手段と、前記光ビーム出力手段から前記円筒部材の内面までの光
    路上に設けられ、前記光ビーム出力手段から出力された
    合成光ビームを互いに直交偏光の対をなすp偏光光ビー
    ムとs偏光光ビームとに変更する第1の1/4波長板
    と、 入射された前記p偏光光ビームおよびs偏光光ビームの
    うちで、p偏光光ビームをその進行方向を維持して出射
    し、s偏光光ビームをその進行方向を変えて出射する偏
    光ビームスプリッタと、 前記偏光ビームスプリッタの後段で前記p偏光光ビーム
    の光路上に順に設けられた第2の1/4波長板および第
    1の反射板と、 前記偏光ビームスプリッタの後段で前記s偏光光ビーム
    の光路上に順に設けられた第3の1/4波長板および第
    2の反射板と、 前記偏光ビームスプリッタ、前記第1、第2、第3の1
    /4波長板および前記第1、第2の反射板 を前記円筒部
    材の中心軸を軸として一体回転させる走査手段と を備え、前記第1、第2の反射板のうちの少なくとも一
    方は、その反射面の法線方向が偏光光ビームの入射方向
    に対して傾斜するように配置されている ことを特徴とす
    る円筒内面走査型画像記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の円筒内面走査型画像記
    録装置であって、 前記偏光ビームスプリッタに、前記第1、第2、第3の
    1/4波長板がそれぞれ光硬化性樹脂により接着され、 前記第2の1/4波長板の前記偏光ビームスプリッタと
    は反対側の面に、前記第1の反射板が光硬化性樹脂によ
    り接着され、 前記第3の1/4波長板の前記偏光ビームスプリッタと
    は反対側の面に、前記 第2の反射板が光硬化性樹脂によ
    り接着されていることを特徴とする円筒内面走査型画像
    記録装置。
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