JPH07333544A - 光偏向器 - Google Patents

光偏向器

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Publication number
JPH07333544A
JPH07333544A JP15047894A JP15047894A JPH07333544A JP H07333544 A JPH07333544 A JP H07333544A JP 15047894 A JP15047894 A JP 15047894A JP 15047894 A JP15047894 A JP 15047894A JP H07333544 A JPH07333544 A JP H07333544A
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JP
Japan
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light beam
optical element
optical
incident
reflecting
Prior art date
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Application number
JP15047894A
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English (en)
Inventor
Masahide Okazaki
雅英 岡崎
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP15047894A priority Critical patent/JPH07333544A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォブルの影響の回避と高速回転時の安定性
を図りつつ、さらに、光ビームのエネルギの利用効率を
高める。 【構成】 光偏向器7は、光学系12と、半導体レーザ
3からの光ビームの主光線を軸Lとして光学系12を一
体的に回転するモータから構成される。光学系12は、
偏光ビームスプリッタ(PBS)10と、それの2面に
貼り合わされる第1,第2の1/4波長板14,16と
第1,第2の反射板18,20とを備える。PBS10
に向けて光ビームを出射する半導体レーザ3は、所定の
方位を有する直線偏光の光ビームを出射する。PBS1
0への入射光ビームは、その方位に応じて偏光膜10a
で反射と透過方向とに分割され、第1の1/4波長板1
4,第1の反射板18の光路と、第2の1/4波長板1
6,第2反射板20の光路を通って再度偏光膜10aで
反射または透過して、fθレンズ9の方向に向けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光偏向器に関し、詳し
くは、ウォブルの影響を受けない光偏向器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光偏向器として、ポリゴンミラ
ー,ガルバノミラー等を可動反射鏡として利用するもの
がよく知られている。これら光偏向器では、回転軸がコ
マ振りのように円錐状にぶれることに起因して、反射面
が基準面から傾く現象、いわゆるウォブルが発生するこ
とから、このウォブルの影響を受けないことが課題とな
っている。
【0003】こうした技術的課題を解決するものとし
て、ペンタプリズムを利用したものや、2枚の平面鏡を
用いたものが提案されている(特開昭63−15858
0号公報)。しかし、これら光偏向器は、ウォブルの影
響を回避することができるが、回転軸に対して非対称な
形状であることから、高速回転時において重心移動と風
切り抵抗によって安定性が悪いといった問題があった。
【0004】そこで、ウォブルの影響を回避することが
でき、且つ、高速回転時の安定性に優れた光偏向器とし
て、特開平6−11660号公報に示すものが提案され
ている。図10に示すように、この光偏向器A1は、2
つの直角プリズムA2,A3を接着して、その接着面に
光ビームを反射方向と透過方向に分岐する部分透過膜A
4を形成し、さらに、部分透過膜A4からの透過光ビー
ムの進行方向に光を全反射するミラーA5を、部分透過
膜A4からの反射光ビームの進行方向に光を吸収する黒
塗り面A6をそれぞれ設けた構成である。
【0005】光源からの入射光ビームは、部分透過膜A
4で透過方向と反射方向との2方向に分岐され、その透
過分はミラーA5に至り、ミラーA5で反射されて部分
透過膜A4に戻る。その後、光ビームは、再度、部分透
過膜A4で透過方向と反射方向との2方向に分岐され、
その反射分は、入射方向に対して直角方向に進む。な
お、入射後の最初の段階での部分透過膜A4での反射分
は黒塗り面A6で吸収され、また、次の段階での部分透
過膜A4での透過分は光源方向に進む。
【0006】こうした光偏向器は、ミラーA5の表面と
部分透過膜A4のミラーA5側の面との2面にて光ビー
ムを偏向していることから、幾何光学的性質からウォブ
ルの影響を回避することができ、しかも、回転モータA
7の回転軸に対してほぼ対称な形状であることから、高
速回転時の安定性にも優れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の光偏向器では、入射した光ビームは、部分透過膜A
4が半透過膜(ハーフミラー)であれば、透過または反
射する毎にその強度が約50[%]ずつ減少することか
ら、90度偏向して光偏向器を出射するまでに、ミラー
A5に至る前とミラーA5の反射後との2回分半減し
て、約25[%]の強度となる。このため、光ビームの
エネルギを効率よく利用することができない問題が発生
し、例えば、感光材料を走査露光する装置にこの光偏向
器を適用した場合には、露光量が不足して感光材料を充
分に露光することができない恐れもあった。
【0008】本発明の光偏向器は、こうした問題点に鑑
みてなされたもので、ウォブルの影響の回避と高速回転
時の安定性を図りつつ、さらに、光ビームのエネルギの
利用効率を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
【0010】請求項1に記載した光偏向器は、入射光ビ
ームを偏向する光偏向器であって、入射光ビームに含ま
れる第1の方位の偏光成分を選択的に透過すると共に、
該第1の方位と直交する第2の方位の偏光成分を選択的
に反射する選択性反射面を有し、前記入射光ビームから
透過方向と反射方向とに分割された第1および第2の光
ビームの少なくとも一方を出射する光学素子と、前記光
学素子からの第1の光ビームの進行方向に配設され、前
記光学素子より出射した第1の光ビームを再度、前記光
学素子方向に反射する第1の反射手段と、前記光学素子
からの第2の光ビームの進行方向に配設され、前記光学
素子より出射した第2の光ビームを再度、前記光学素子
方向に反射する第2の反射手段と、前記光学素子と前記
第1の反射手段との間に配設される第1の1/4波長板
と、前記光学素子と前記第2の反射手段との間に配設さ
れる第2の1/4波長板と、前記光学素子、両反射手段
および両1/4波長板を、前記入射光ビームの主光線を
軸として一体的に回転する回転機構とを備えたことを要
旨としている。
【0011】なお、この光偏向器にあって、光学素子
が、選択性反射面として、該光学素子の入射光ビームに
含まれる入射面に対して平行な方位の偏光成分を透過
し、入射光ビームに含まれる前記入射面に対して垂直な
方位の偏光成分を反射する偏光膜を有する偏光ビームス
プリッタである構成としてもよい。
【0012】請求項3に記載した光偏向器は、入射光ビ
ームを偏向する光偏向器であって、入射光ビームの一部
を反射し、他の一部を透過する部分透過膜面を有し、前
記入射光ビームから透過方向と反射方向とに分割された
第1および第2の光ビームを出射する光学素子と、前記
光学素子からの第1の光ビームの進行方向に配設され、
前記光学素子より出射した第1の光ビームを再度、前記
光学素子方向に反射する第1の反射手段と、前記光学素
子からの第2の光ビームの進行方向に配設され、前記光
学素子より出射した第2の光ビームを再度、前記光学素
子方向に反射する第2の反射手段と、前記光学素子およ
び両反射手段を、前記入射光ビームの主光線を軸として
一体的に回転する回転機構とを備えたことを要旨として
いる。
【0013】
【作用】以上のように構成された請求項1の光偏向器
は、光学素子の選択性反射面により、入射光ビームに含
まれる第1の方位の偏光成分を選択的に透過し、第1の
方位と直交する第2の方位の偏光成分を選択的に反射す
ることにより、入射光ビームを透過方向と反射方向とに
分割する。そして、その透過分の第1の光ビームを、第
1の反射手段により再度、光学素子方向に反射するとと
もに、その反射分の第2の光ビームを、第2の反射手段
により再度、光学素子方向に反射する。
【0014】こうして光学素子に再入射される第1およ
び第2の光ビームは、光学素子と第1の反射手段との間
に配設された第1の1/4波長板、または光学素子と第
2の反射手段との間に配設された第2の1/4波長板を
それぞれ2度通過しているため、光学素子に最初に入射
したときの光ビームの方位と直交する方位の直線偏向の
光ビームに変換される。このため、その再入射される光
ビームを、選択性反射面によって、これまでに進行して
きた方向と異なる方向、即ち、先に透過してきたものは
全て反射する方向に、先に反射してきたものは全て透過
する方向に進める。この結果、光学素子の選択性反射面
によって分割された第1および第2の光ビームは、光量
損失なく入射光ビームの入射方向に対して所定の角度を
もった同一方向に向けて出射する。
【0015】この一連の動作と同時に、それら各構成部
品を、入射光ビームの主光線を軸として回転機構によっ
て一体的に回転させることにより、第1の光ビームと第
2の光ビームとの出射方向を、入射光ビームの主光線を
軸として、その回りをその入射方向に対して所定の角度
を保ちつつ変化させることが可能となる。このときの第
1の光ビームと第2の光ビームとは、入射光ビームを分
割したものであり、入射光ビームの偏光状態と回転機構
による回転位置に応じて定まる分割比とでその強度が変
化するが、両者の強度の総和は、入射光ビームの強度と
同じである。
【0016】このとき、光学素子の選択性反射面と第1
の反射手段とのなす角度は一定であるため、一定の交角
で配設された二枚の反射面で反射される光線のふれ角は
一定であるという幾何光学的性質から、前記第1光ビー
ムの出射は、光偏向器のウォブルに対して影響を受ける
ことがない。また、選択性反射面と第2の反射手段との
なす角度は一定であるため、同様な理由から、前記第2
光ビームの出射も、光偏向器のウォブルに対して影響を
受けることがない。
【0017】請求項2の光偏向器は、請求項1に記載の
光偏向器において、選択性反射面を有する光学素子とし
て、特に、最も汎用されている偏光ビームスプリッタを
採用する。
【0018】請求項3の光偏向器は、光学素子の部分透
過膜面により、光強度で入射光ビームの一部を反射し、
他の一部を透過することにより、入射光ビームを透過方
向の第1の光ビームと反射方向の第2の光ビームに分割
する。そして、第1の光ビームを第1の反射手段により
再度、光学素子方向に反射するとともに、第2の光ビー
ムを第2の反射手段により再度、光学素子方向に反射す
る。
【0019】こうして光学素子に再入射される第1およ
び第2の光ビームは、部分透過膜面によって再度透過方
向と反射方向とにそれぞれ分割され、第1の光ビームの
反射分と、第2の光ビームの透過分とが、入射光ビーム
の入射方向に対して所定の角度をもった同一方向に向け
て出射する。この一連の動作と同時に、それら各部品
を、入射光ビームの主光線を軸として回転機構によって
一体的に回転させることにより、前記光学素子からの光
ビームの出射方向を、入射光ビームの主光線を軸とし
て、その回りをその入射方向に対して所定の角度を保ち
つつ変化させることが可能となる。この出射する光ビー
ムは、第1の光ビームの反射分と第2の光ビームの透過
分とを合成したものであり、入射光ビームを部分透過膜
面で2度分割した光線束の2光線分の集まりである。こ
のため、従来技術のように入射光ビームを同じ部分透過
膜面で2度分割して、その1光線束を出射光ビームとし
た構成と比較して、出射光ビームの強度は高くなる。
【0020】このとき、光学素子の部分透過膜面と第1
の反射手段とのなす角度は一定であり、また、部分透過
膜面と第2の反射手段とのなす角度は一定であることか
ら、幾何光学的性質から、光学素子からの光ビームの出
射は、光偏向器のウォブルに対して影響を受けることが
ない。
【0021】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、本発明の第1実施例としての光偏向器
を備えた光ビーム走査装置1を示す模式図である。
【0022】図1に示するように、この光ビーム走査装
置1は、所定の方位を有する直線偏光の光ビームを出射
する半導体レーザ3と、半導体レーザ3からの光ビーム
を平行光線束とするコリメータ5と、コリメータ5を通
過した光ビームを360度偏向する光偏向器7と、光学
系に特別な歪曲収差を持たせて光偏向器7からの光ビー
ムを集光し、ビームスポットを露光面P上に形成するf
θレンズ9とを備える。
【0023】光偏向器7は、偏光膜10aを有する偏光
ビームスプリッタ10を中心に備えた光学系12と、半
導体レーザ3からの光ビームの主光線を軸Lとして光学
系12を一体的に回転する図示しないモータとから構成
されている。光学系12は、偏光ビームスプリッタ10
の他に、偏光ビームスプリッタ10の隣接する2面(コ
リメータ5側の面に対向する第1の面と、それに直交す
る第2の面)にそれぞれ貼り合わされる第1および第2
の1/4波長板14,16と、両1/4波長板14,1
6の偏光ビームスプリッタ10側と反対の面にそれぞれ
貼り合わされる第1および第2の反射板18,20とを
備える。第1の反射板18と偏光膜10aとのなす角、
第2の反射板20と偏光膜10aとのなす角はそれぞれ
45度に設定される。また、本実施例においては、偏光
ビームスプリッタ10は、偏光膜10aが光ビームの入
射方向(図中、y方向)に対して45度の角度をなすよ
うに配設されている。
【0024】半導体レーザ3から出射した光ビームは、
コリメータ5により平行光線束となり、光学系12の偏
光ビームスプリッタ10に入射する。偏光ビームスプリ
ッタ10の偏光膜10aは、入射する光ビーム(以下、
入射光ビームと呼ぶ)に対して、入射面に平行な方位の
偏光成分をほぼ全光量透過し、入射面に垂直な方位の偏
光成分をほぼ全光量反射するもので、入射光ビームの直
線偏光の方位に応じて光ビームは反射方向と透過方向と
に分割される。なお、入射面とは、偏光膜10aに入射
する光ビームと偏光膜10aの法線とを含む面である。
【0025】本実施例の場合、入射光ビームは、所定の
直線偏光の方位を有する光ビームであるが、これに対し
て、偏光ビームスプリッタ10は軸Lを中心に回転して
いることから、その光ビームは、偏光ビームスプリッタ
10から見ると、軸Lを中心に相対的に直線偏光の方位
が回転するものと考えることができる。このため、入射
光ビームは、偏光ビームスプリッタ10の回転位置に応
じて定まる分割比で透過方向と反射方向とに分割され
る。
【0026】偏光ビームスプリッタ10の回転により透
過と反射との分割比がどのように変化していくかを、図
2を用いて説明する。図2の(a)は、偏光ビームスプ
リッタ10が所定の回転位置にあるときの状態を示して
おり、同図(b)は、その状態から左まわりに45度回
転した状態を、同図(c)は、その(b)の状態からさ
らに左まわりに45度回転した状態をそれぞれ示してい
る。なお、(a)〜(c)における上部側の分図は、偏
光ビームスプリッタ10を光ビームの入射方向と対向す
る方向(図中、−y方向)に向かってみたときのその入
射光ビームの直線偏光の方位を示しており、下部側の分
図は、偏光ビームスプリッタ10を上部側の分図におけ
る矢視S方向にみたときの光ビームの進行方向を示して
いる。
【0027】図2の(a)に示すように、入射光ビーム
LBの直線偏光の方位αが図中、x方向であり、この方
位αが偏光ビームスプリッタ10への光ビームの入射面
に平行であるとすると、入射光ビームLBは図中、1点
鎖線で示すように偏光膜10aを全光量透過する。この
状態から、偏光ビームスプリッタ10が左まわりに45
度回転すると、図2の(b)に示すように、入射光ビー
ムLBに含まれる入射面に平行な方位の偏光成分Lhは
偏光膜10aを透過し、入射光ビームLBに含まれる入
射面に垂直な方位の偏光成分Lvは偏光膜10aで反
射、即ち、その進行方向が90゜転換される。偏光ビー
ムスプリッタ10が左まわりにさらに45度回転する
と、図2の(c)に示すように、入射光ビームLBの方
位αは光ビームの入射面に垂直となり、入射光ビームL
Bは偏光膜10aで全光量反射される。
【0028】従って、偏光ビームスプリッタ10を所定
の回転位置から左回りに90度回転していくと、その間
に、偏光膜10aにより、透過する光ビームは入射光ビ
ームLBのほぼ全光量から零に変動し、反射する光ビー
ムは零からほぼ全光量に変化することがわかる。なお、
両光ビームの光量の総和は、入射光ビームLBの光量に
等しく、偏光ビームスプリッタ10が45度回転した図
2の(b)の状態となった時に、各光ビームの光量は、
入射光ビームLBの光量の半分となる。
【0029】図1に戻り、偏光膜10aを透過した光ビ
ーム(以下、第1光ビームと呼ぶ)LB1は、図中、1
点鎖線に示すように偏光ビームスプリッタ10を抜けて
第1の1/4波長板14に至る。この第1の1/4波長
板14は、所定の方位(半導体レーザ3から出射した光
ビームの直線偏光の方位であり、以下、第1の方位と呼
ぶ)の光ビームを右回りの円偏光の光ビームに変換する
ように進相軸の方向が定められて配設されており、偏光
ビームスプリッタ10を透過した第1光ビームLB1を
右回りの円偏光の光ビームに変換する。次いで、その第
1光ビームLB1は、第1の反射板18にて反射され、
進行方向が反転される。なお、この反射によって、第1
光ビームLB1は、光ビームを迎える方向から見て右回
りの光ビームから左回りの光ビームとなり、再び第1の
1/4波長板14に入射する。
【0030】第1光ビームLB1は、第1の1/4波長
板14を通過すると、前記第1の方位に対して垂直な方
位(以下、第2の方位と呼ぶ)の直線偏光の光ビームと
なり、再び、偏光ビームスプリッタ10に入射される。
偏光膜10aは、前述したように直線偏光の光ビームの
方位が90度ずれると透過から反射に作用が換わること
から、第1光ビームLB1は偏光膜10aにより反射さ
れて、その進行方向が90゜転換され、図1中、右方向
に進む。
【0031】このとき、偏光膜10aと第1の反射板1
8との交角は45゜で固定されているため、一定の交角
で配設された二枚の反射面で反射される光線のふれ角は
一定であるという幾何光学的性質から、光学系12が図
1における紙面に垂直な軸の回りに微動した場合にも第
1光ビームの出射角度は変化しない。
【0032】一方、偏光膜10aで反射された光ビーム
(以下、第2光ビームと呼ぶ)LB2は、図1中、2点
鎖線に示すように、偏光ビームスプリッタ10から第2
の1/4波長板16に至る。この第2の1/4波長板1
6は、前述した第2の方位の光ビームを左回りの円偏光
の光ビームに変換するように進相軸の方向が定められて
配設されており、第2光ビームLB2を左回りの円偏光
の光ビームに変換する。次いで、その第2光ビームLB
2は、第2の反射板20にて反射され、進行方向が反転
される。なお、この反射によって、第2光ビームLB2
は、光ビームを迎える方向から見て左回りの光ビームか
ら右回りの光ビームとなり、再び第2の1/4波長板1
6に入射する。
【0033】第2光ビームLB2は、第2の1/4波長
板16を通過すると、前記第1の方位の直線偏光の光ビ
ームとなり、再び、偏光ビームスプリッタ10に入射さ
れることになる。偏光ビームスプリッタ10の偏光膜1
0aは、前述したように第1の方位の直線偏光の光ビー
ムを透過することから、第2光ビームLB2は偏光膜1
0aを透過して、図1中、右方向に進む。このとき、偏
光膜10aと第2の反射板20との位置関係は、偏光膜
10aと第1の反射板18との位置関係と対称であるた
め、前述した幾何光学的性質から、光学系12が図1に
おける紙面に垂直な軸の回りに微動した場合にも偏光膜
10aから第2の1/4波長板16側に進んだ第2光ビ
ームLB2の出射角度は変化しない。
【0034】なお、この第2光ビームLB2は、第1の
1/4波長板14および第1の反射板18側を進んで偏
光ビームスプリッタ10を抜けた第1光ビームLB1と
合成されて、fθレンズ9を介して露光面Pに送られ
る。この時、第1光ビームLB1と第2光ビームLB2
とは、直交偏光の状態になっているので、合成されても
干渉縞等は発生しない。
【0035】以上のように構成された光ビーム走査装置
1に備えられる光偏向器7では、前述したように、光学
系12が図1における紙面に垂直な軸の周りに微動した
場合に、第1および第2光ビームLB1,LB2共に出
射方向が変化しないことから、ウォブルの影響を回避す
ることができる。また、この光偏向器7では、光学系1
2が回転軸Lに対してほぼ対称な形状をしていることか
ら、高速回転時の安定性に優れている。さらに、光学系
12からの出射光ビームは、入射光ビームLBから分割
された後の第1光ビームLB1と第2光ビームLB2と
が合成されたものであることから、その強度は入射光ビ
ームLBの強度と常に等しくなり、このため、光ビーム
の強度損失を生じることもなく、光ビームのエネルギの
利用効率に優れている。
【0036】次に、第1実施例の光ビーム走査装置1
を、平面走査型の画像記録装置に用いた実施例を説明す
る。図3はその平面走査型画像記録装置の要部を示す斜
視図である。図3に示すように、平面走査型画像記録装
置101は、第1実施例と同様に半導体レーザ103,
コリメータ105,光偏向器107およびfθレンズ1
09を備える。半導体レーザ103は、それ自身で変調
が可能なもので、記録する情報に応じてオン/オフ制御
した光ビームを出射する。半導体レーザ103から出射
した光ビームをコリメータ105を介して、平行光線束
の光ビームに変換し、その後、この光ビームを反射板1
06で図中−z方向に反射して、光ビームを光偏向器1
07の光学系112に入射する。
【0037】光学系112は、第1実施例の光学系12
と同様に、偏光ビームスプリッタ,第1および第2の1
/4波長板,第1および第2の反射板の合計5つの光学
素子から構成されている。詳しくは、偏光ビームスプリ
ッタの表面に各光学素子を光硬化性樹脂等により接着・
固定し、アルミ製の箱体121で外側を覆うようにして
光学系112が構成されている。また、光偏向器107
は、主走査モータ123を備えている。この主走査モー
タ123の回転軸は、光学系112を内蔵する箱体12
1と連結されており、主走査モータ123を駆動するこ
とにより、光学系112は、光ビームの入射方向を軸と
して回転する。こうした構成の光偏向器107により、
−z方向に入射した光ビームをx−y平面を走査面とし
て偏向する。
【0038】光偏向器107を出射した光ビームは、f
θレンズ109に入射し、その後、折り返しミラー12
5により図中−z方向に反射されて、副走査テーブル1
30の表面に保持された感光材料132に送られる。こ
の結果、光学系112を主走査モータ123で等速回転
させることにより、副走査テーブル130上で平面的な
走査露光がなされる。
【0039】こうした構成の平面走査型画像記録装置1
01では、光偏向器107に対してウォブルが生じても
光ビームの出射方向は単に平行にずれるのみである。こ
のため、この光ビームの平行なずれはfθレンズ109
による結像位置になんら影響を及ぼすことがなく、光ビ
ームは感光材料132上で本来の位置に結像される。従
って、感光材料132上を直線的な走査線に沿ってむら
なく露光することができ、高精度な記録を行なうことが
できる。また、光偏向器107は、前述したように光ビ
ームのエネルギの利用効率に優れていることから、この
平面走査型画像記録装置101では、露光量が不足して
感光材料132上に記録される画像の劣化を招くような
こともない。
【0040】次に、第1実施例の光ビーム走査装置1
を、ドラム内面走査型画像記録装置に用いた実施例を説
明する。図4はそのドラム内面走査型画像記録装置の要
部を示す斜視図である。図4に示すように、ドラム内面
走査型画像記録装置201は、円筒形状のドラム202
を備え、そのドラム202の内部に光偏向器210を備
える。ここで、ドラム202の円筒中心軸と光偏向器2
10の回転軸Lとは、一致させてあるものとする。ま
た、ドラム内面走査型画像記録装置201は、光偏向器
210へ光ビームを送る光ビーム出力部220と、光ビ
ームの進行方向、即ちドラム202の軸方向に光偏向器
210を往復運動させる往復機構230とを備える。
【0041】光ビーム出力部220は、半導体レーザ2
21およびコリメータ225から構成されている。半導
体レーザ221は、第1実施例と同様にそれ自身で変調
が可能なものである。半導体レーザ221から出射した
光ビームをコリメータ225を介して、平行光線束の光
ビームに変換し、その後、光ビームをドラム202の内
面に保持された感光材料203上に結像させるためのフ
ォーカシングレンズ226を介して、光偏向器210に
送られる。
【0042】光偏向器210は、前述した第1実施例の
光偏向器7と同じ構成のもので、偏光ビームスプリッ
タ,第1および第2の1/4波長板,第1および第2の
反射板の合計5つの光学素子から構成された光学系21
2と、その光学系212に接続され、光学系212を軸
Lを中心に回転させる主走査モータ214とを備える。
なお、フォーカシングレンズ226と光学系212が連
結された主走査モータ214とは、載置台229に載置
されている。また、光ビーム出力部220は載置台22
9上に載置してもよい。
【0043】載置台229の下方には、往復機構230
が設けられている。往復機構230は、ボールネジ機構
であり、螺旋ねじが切られている1本のねじ棒231と
2本の案内棒232,233とを備えており、これらは
入射光ビームの進行方向に平行に配設されている。ねじ
棒231には、載置台229の第1支持脚229aが螺
合されると共に、その端部に、副走査モータ235の回
転軸が連結されている。また、ねじ棒231は、載置台
229の第2支持脚229bを貫通している。なお、両
支持脚229a,229bには、案内棒232,233
も貫通されている。こうした構成により、副走査モータ
235を駆動することで、ねじ棒231が回転し、ねじ
棒231により第1支持脚229a、ひいては載置台2
29が、案内棒232,233によって案内されて移動
する。
【0044】こうした構成のドラム内面走査型画像記録
装置201では、主走査モータ214および副走査モー
タ235を駆動制御することにより、光偏向器210
は、入射光ビームの主光線を軸として定速回転し、それ
と並行して、その軸上を所定位置から所定方向に、例え
ば第4図中y方向に定速移動する。半導体レーザ221
から出射した光ビームは、光偏向器210を介してドラ
ム202の内面に向けて出射され、その出射方向は、ド
ラム内面を、その軸の回り方向に回転しつつドラム20
2の全長方向に所定位置から所定方向に順に移動され
る。その結果、ドラム202の内面が螺旋状に順次露光
され、ドラム202の内面に保持された感光材料203
に画像が記録される。
【0045】以上詳述したドラム内面走査型画像記録装
置201では、光偏向器210に対してウォブルが生じ
ても光ビームの出射角が一定に保たれる。従って、感光
材料203上を直線的な走査線に沿ってむらなく露光す
ることができ、高精度な記録を行なうことができる。ま
た、光偏向器210は、前述したように光ビームのエネ
ルギの利用効率に優れていることから、このドラム内面
走査型画像記録装置201では、露光量が不足して感光
材料132上に記録される画像の劣化を招くようなこと
もない。
【0046】本発明の第2実施例について次に説明す
る。図5は、本発明の第2実施例としての光偏向器を備
えた光ビーム走査装置301を示す模式図である。図5
に示すように、この光ビーム走査装置301は、光ビー
ムを出射する半導体レーザ303と、半導体レーザ30
3からの光ビームを平行光線束とするコリメータ305
と、コリメータ305を通過した光ビームを360度偏
向する光偏向器307と、光学系に特別な歪曲収差を持
たせて光偏向器307からの光ビームを集光し、ビーム
スポットを露光面P上に形成するfθレンズ309とを
備える。
【0047】光偏向器307は、ビームスプリッタ31
0を中心に備えた光学系312と、半導体レーザ303
からの光ビームの主光線を軸Lとして光学系312を一
体的に回転する図示しないモータとから構成されてい
る。ビームスプリッタ310は、2つの直角プリズム3
10a,310bを斜面が互いに重なるように接着して
作成したもので、光学系312は、そのビームスプリッ
タ310の他に、ビームスプリッタ310の隣接する2
面(コリメータ305側の面に対向する第1の面と、そ
れに直交する第2の面)にそれぞれ貼り合わされる第1
および第2の反射板318,320とを備える。第1の
反射板318と接着面310cとのなす角、第2の反射
板320と接着面310cとのなす角はそれぞれ45度
に設定される。
【0048】本実施例においては、ビームスプリッタ3
10は、接着面310cが光ビームの入射方向(図中、
y方向)に対して45度の角度をなすように配設されて
いる。また、本実施例においては、接着面310cは、
光強度を透過と反射とに関して等分に分割する半透過膜
面を採用しているが、不等分に分割する部分透過膜面を
採用してもよい。さらに、第1および第2の反射板31
8,320を貼り合わす代わりに、直角プリズム310
a,310bの表面に直接アルミ蒸着等を施すことによ
って、簡単な構成で反射手段を形成することも可能であ
る。
【0049】半導体レーザ303から出射した光ビーム
は、コリメータ305により平行光線束となり、光学系
312のビームスプリッタ310に入射する。ビームス
プリッタ310に入射した光ビーム(以下、入射光ビー
ムと呼ぶ)は、その接着面310cで、入射光ビームの
半分の光量だけ透過し、他の半分の光量だけ反射して、
透過分の第1光ビームLB11と反射分の第2光ビーム
LB12とに分割される。その後、第1光ビームLB1
1は、第1の反射板318にて反射され、進行方向が反
転され、ビームスプリッタ310に戻される。また、第
2光ビームLB12も、第2の反射板320にて反射さ
れ、進行方向が反転され、ビームスプリッタ310に戻
される。
【0050】ビームスプリッタ310に戻った第1光ビ
ームLB11は、接着面310cで再度、透過方向と反
射方向とに等分され、その反射方向の光ビームは、fθ
レンズ309の方向に進む。一方、ビームスプリッタ3
10に戻った第2光ビームLB12も、接着面310c
で再度、透過方向と反射方向とに等分され、その透過方
向の光ビームは、fθレンズ309の方向に進む。な
お、fθレンズ309の方向に進む両光ビームは合成さ
れて、fθレンズ309を介して露光面Pに送られる。
ビームスプリッタ310が軸Lを中心に回転すると、露
光面Pに送られる光ビームの出射方向を、y方向に垂直
な平面内において変化させることが可能となる。
【0051】以上のように構成された光ビーム走査装置
301に備えられる光偏向器307では、ビームスプリ
ッタ310の接着面310cと第1の反射板318との
交角および接着面310cと第2の反射板320との交
角が45゜でそれぞれ固定されているため、一定の交角
で配設された二枚の反射面で反射される光線のふれ角は
一定であるという幾何光学的性質から、光学系312が
図5における紙面に垂直な軸の回りに微動した場合に
も、fθレンズ309に至る光ビームの出射角度は変化
しない。従って、光学系312におけるウォブルの影響
を回避することができる。また、この光偏向器307で
は、光学系312が回転軸Lに対してほぼ対称な形状を
していることから、高速回転時の安定性に優れている。
【0052】さらに、光偏向器307からfθレンズ3
09方向に出射する光ビームは、最初に接着面310c
に達したときに、入射光ビームを透過方向と反射方向と
に等分した第1光ビームLB11と第2光ビームLB1
2とを、さらに透過方向と反射方向とに等分したものの
2光線を合成したものであることから、その出射光ビー
ムの強度は、入射光ビームの1/2の強度となる。従っ
て、この光偏向器307では、光ビームの強度損失が少
なく、光ビームのエネルギの利用効率に優れている。
【0053】ところで、この第2実施例で高精度な光走
査を可能とするには、ビームスプリッタ310の加工精
度が重要である。そこで、この実施例では、ビームスプ
リッタ310を次のように加工するのが好ましい。図6
には、ビームスプリッタ310を作成する作業手順を示
した。図6の(a)に示すように、まず、2個のガラス
体G1,G2を貼り合わせて、研磨盤Cにより同時に研
磨することで、2個の直角プリズム310a、310b
を作成する。この作業により、鋭角部a1およびa2の
角度は共にωになる。なお、一体のガラス体を研磨して
直角三角柱を形成し、それを2つに切断することによっ
て2個の直角プリズムを作成してもよい。次いで、図6
の(b)に示すように、その直角プリズム310a,3
10bの斜面を互いに重ねて接着する。このとき、直角
プリズム310a,310bの同時研磨された鋭角部分
a1,a2が合わさるように接着を行なう。こうして、
図6の(c)に示すように、直角プリズム310a,3
10bが重ね合わされたビームスプリッタ310が製作
される。
【0054】こうして製作されたビームスプリッタ31
0からなる光偏向器307では、分離した2つの光ビー
ムの合成後の出射角が全く同一になり、高精度な光走査
が可能となる。
【0055】前述してきた第2実施例では、第1光ビー
ムLB11の透過分と、第2光ビームLB12の反射分
とが光源に戻るようになされているが、この実施例のよ
うに光源が半導体レーザである場合、半導体レーザに自
身の光ビームが侵入するとその半導体レーザの発振が不
安定になる恐れがある。そこで、前記第2実施例の変形
例として、図7に示すように、光偏向器407を光ビー
ムの進行する面(図においては紙面)に垂直な方向を軸
として所定角度θだけ傾けように構成した。
【0056】こうした構成により、半導体レーザ303
側に向かう光ビームは、入射光ビームの主光線からず
れ、半導体レーザ303に光ビームが戻ることはなく、
しかも、露光面Pに送られる光ビームの出射方向は上記
光偏向器407を傾きに影響されない。従って、第2実
施例と同様な効果を奏すると共に、戻り光に起因して半
導体レーザの発振が不安定になるといった問題を解消す
ることができる。なお、図7中、光偏向器407と、光
偏向器407を構成するビームスプリッタ410、第1
の反射板418および第2の反射板420とは図5と比
べて番号を変えたが、その他の構成部品については図5
と同一番号を付けた。
【0057】また、前述した第2実施例では、光源とし
て干渉性のよいレーザを用いると、第1光ビームLB1
1と第2光ビームLB12との合成による干渉稿の発生
が懸念される。そこで、前記第2実施例の変形例とし
て、図8に示すように、ビームスプリッタ310と第1
の反射板318との間に、平行透明板501を設けた構
成とした。この平行透明板501は、光源として画像記
録用の半導体レーザを用いる場合、光ビームの往復で可
干渉距離を越えるだけの光路差を持たせるに充分な厚さ
を有するもので、1[mm]以下に納めることが可能で
ある。
【0058】この構成により、露光面Pでの干渉稿の発
生を防止することができ、延いては、高精度の画像記録
を図ることができる。なお、図8中、第2実施例と同一
の構成部分には、図5と同一番号を付けた。また、この
構成に換えて、平行透明板501を、ビームスプリッタ
310と第2の反射板320との間に設けた構成として
も、同様な効果を奏することができる。
【0059】さらに、干渉稿の発生を防止する構成とし
て、図8に示した例に換えて、図9に示すように、大き
さの相違する二つの直角プリズム610a,610bか
らビームスプリッタ610を形成する構成としてもよ
い。この構成によっても、光ビームの往復で可干渉距離
を越えるだけの光路差を持たせることが可能であり、こ
の結果、露光面Pでの干渉稿の発生を防止することがで
きる。
【0060】以上、本発明のいくつかの実施例を詳述し
てきたが、本発明は、こうした実施例に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々なる態様にて実施することができるのは勿論のこと
である。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1または2記
載の光偏向器によれば、ウォブルの影響の回避と高速回
転時の安定性を図ることができ、さらには、光ビームの
エネルギ利用効率を高めたことで、出射光ビームの強度
を入射光ビームの強度のままに保つことができる。
【0062】請求項3記載の光偏向器によれば、ウォブ
ルの影響の回避と高速回転時の安定性を図ることがで
き、さらには、光ビームのエネルギ利用効率を高めたこ
とで、出射光ビームの強度を従来の技術に比べて高くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての光偏向器を備えた
光ビーム走査装置1を示す模式図である。
【図2】光ビーム走査装置1において偏光ビームスプリ
ッタ10の回転により透過と反射との分割比がどのよう
に変化していくかを示す説明図である。
【図3】光ビーム走査装置1を用いた平面走査型画像記
録装置の要部を示す斜視図である。
【図4】光ビーム走査装置1を用いたドラム内面走査型
画像記録装置の要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例としての光偏向器を備えた
光ビーム走査装置301を示す模式図である。
【図6】光ビーム走査装置301で用いられるビームス
プリッタ310を作成する加工手順を示す説明図であ
る。
【図7】第2実施例の変形例を示す模式図である。
【図8】第2実施例の他の変形例を示す模式図である。
【図9】第2実施例のさらに他の変形例を示す模式図で
ある。
【図10】従来の技術を示す模式図である。
【符号の説明】
1…光ビーム走査装置 3…半導体レーザ 3a…偏光膜 5…コリメータ 7…光偏向器 9…fθレンズ 10…偏光ビームスプリッタ 10a…偏光膜 12…光学系 14…第1の1/4波長板 16…第2の1/4波長板 18…第1の反射板 20…第2の反射板 101…平面走査型画像記録装置 103…半導体レーザ 105…コリメータ 106…反射板 107…光偏向器 109…fθレンズ 112…光学系 121…箱体 123…主走査モータ 125…ミラー 130…副走査テーブル 132…感光材料 201…ドラム内面走査型画像記録装置 202…ドラム 203…感光材料 210…光偏向器 212…光学系 214…主走査モータ 220…光ビーム出力部 221…半導体レーザ 225…コリメータ 226…フォーカシングレンズ 230…往復機構 235…副走査モータ 301…光ビーム投射装置 303…半導体レーザ 305…コリメータ 307…光偏向器 309…fθレンズ 310…ビームスプリッタ 310a,310b…直角プリズム 310c…接着面 312…光学系 318…第1の反射板 320…第2の反射板 407…光偏向器 410…ビームスプリッタ 418…第1の反射板 420…第2の反射板 501…平行透明板 610…ビームスプリッタ 610a,610b…直角プリズム LB…入射光ビーム LB1…第1光ビーム LB2…第2光ビーム LB11…第1光ビーム LB12…第2光ビーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光ビームを偏向する光偏向器であっ
    て、 入射光ビームに含まれる第1の方位の偏光成分を選択的
    に透過すると共に、該第1の方位と直交する第2の方位
    の偏光成分を選択的に反射する選択性反射面を有し、前
    記入射光ビームから透過方向と反射方向とに分割された
    第1および第2の光ビームの少なくとも一方を出射する
    光学素子と、 前記光学素子からの第1の光ビームの進行方向に配設さ
    れ、前記光学素子より出射した第1の光ビームを再度、
    前記光学素子方向に反射する第1の反射手段と、 前記光学素子からの第2の光ビームの進行方向に配設さ
    れ、前記光学素子より出射した第2の光ビームを再度、
    前記光学素子方向に反射する第2の反射手段と、 前記光学素子と前記第1の反射手段との間に配設される
    第1の1/4波長板と、 前記光学素子と前記第2の反射手段との間に配設される
    第2の1/4波長板と、 前記光学素子、両反射手段および両1/4波長板を、前
    記入射光ビームの主光線を軸として一体的に回転する回
    転機構とを備えた光偏向器。
  2. 【請求項2】 前記光学素子が、選択性反射面として、
    該光学素子の前記入射光ビームに含まれる入射面に対し
    て平行な方位の偏光成分を透過し、前記入射光ビームに
    含まれる前記入射面に対して垂直な方位の偏光成分を反
    射する偏光膜を有する偏光ビームスプリッタである請求
    項1記載の光偏向器。
  3. 【請求項3】 入射光ビームを偏向する光偏向器であっ
    て、 入射光ビームの一部を反射し、他の一部を透過する部分
    透過膜面を有し、前記入射光ビームから透過方向と反射
    方向とに分割された第1および第2の光ビームを出射す
    る光学素子と、 前記光学素子からの第1の光ビームの進行方向に配設さ
    れ、前記光学素子より出射した第1の光ビームを再度、
    前記光学素子方向に反射する第1の反射手段と、 前記光学素子からの第2の光ビームの進行方向に配設さ
    れ、前記光学素子より出射した第2の光ビームを再度、
    前記光学素子方向に反射する第2の反射手段と、 前記光学素子および両反射手段を、前記入射光ビームの
    主光線を軸として一体的に回転する回転機構とを備えた
    光偏向器。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101027321B1 (ko) * 2009-10-19 2011-04-08 고려대학교 산학협력단 비색수차 사분 파장판을 가진 환경적으로 안정된 광섬유 모드록 레이저 발생 장치
WO2011074877A3 (ko) * 2009-12-18 2011-11-03 고려대학교 산학협력단 비색수차 사분 파장판을 가진 환경적으로 안정된 광섬유 모드록 레이저 발생 장치
JP2013068584A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Denso Corp レーダ装置
WO2014045555A1 (ja) * 2012-09-19 2014-03-27 日本電気株式会社 光走査器およびそれを用いた画像表示装置
CN103995351A (zh) * 2014-03-15 2014-08-20 吉林大学 一种光扫描显示和交互装置
CN110546548A (zh) * 2017-04-28 2019-12-06 微软技术许可有限责任公司 具有mems扫描器的紧凑型显示引擎

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