JP2577591B2 - フレキシブル生産システム - Google Patents

フレキシブル生産システム

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JP2577591B2 JP362488A JP362488A JP2577591B2 JP 2577591 B2 JP2577591 B2 JP 2577591B2 JP 362488 A JP362488 A JP 362488A JP 362488 A JP362488 A JP 362488A JP 2577591 B2 JP2577591 B2 JP 2577591B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子計算機を用いて高能率に多品種中小
量生産を実現するフレキシブル生産システムに関し、特
に、分散型階層構造をもったシステムのより柔軟な運用
を図る上で好適な運転制御システムの具現に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、フレキシブル生産システム(FMS)と
は、基本情報として予め設定される各種ワーク(加工
物)についての長期的な加工計画および各ワーク毎の工
程設計内容に基づいて、各種工作機械をはじめとする段
取装置や洗浄装置、自動倉庫、搬送装置等、各種自動生
産設備の運転スケジュールを作成し、この作成した運転
スケジュールに応じてこれら設備の統括的な運転制御を
実行する柔軟性を持った自動生産システムであり、近年
の電子計算機の普及に伴って急速にその真価が認められ
つつある。第3図に、こうしたフレキシブル生産システ
ムにおいて従来一般に採用されている運転制御方式の概
念を示す。
すなわちこの第3図において、各細線の矢印は情報の
流れを、また各太線の矢印は同フレキシブル生産システ
ム内でのワークの流れをそれぞれ模擬的に示すものであ
り、この従来のシステムにあっては、同第3図に示す如
く、大旨次に列記する手順をもって当の運転制御が実行
される。
1).与えられた加工計画(長期加工日程計画)および
工程設計(工程設計情報)をもとに、上述したような各
種自動生産設備が効率良く稼働するような運転スケジュ
ールを作成する。これは、経験と勘、あるいは種々のス
ケジュール法に基づき人手または電子計算機を通じて作
成される。
2).この作成された運転スケジュールは、帳票若しく
は磁気ディスク等を介してオフラインで、あるいは通信
手段を介してオンラインで(この場合も通常は、上記作
成された運転スケジュールは適宜の記憶手段に一時貯蔵
される)FMS(フレキシブル生産システム)制御装置に
伝送される。ここにFMS制御装置とは、上述した各種の
設備を統括的に運転制御する電子計算機並びにその周辺
装置を含んで構成されて、その都度指定される「素材」
を指定される手順で加工して「完品」に仕上げる装置を
便宜的に定義している。
3).FMS制御装置では、上記帳票、磁気ディスクあるい
は通信手段等を介して受取った運転スケジュールに応じ
て、各種自動生産設備のその都度指定される運転制御を
実行する。すなわち、同運転スケジュールによって指定
される「素材」を指定される手順で加工して「完品」に
仕上げる。
〔発明が解決しようとする課題〕
基本的には、上記従来のシステムによっても、所望と
されるフレキシブル生産は達成されるものの、同システ
ムの場合、通常、上記各種設備の運転制御に必要な全て
の機能を1つの制御装置(FMS制御装置)内に組み込む
ようにしていることから、この制御装置の構成が著しく
複雑なものとなっていた。またこのため、システムの仕
様変更等に際しても多大な労力が必要とされた。
なお、こうした不都合を解消すべく、上記のFMS制御
装置をいわゆる分散型階層構造として、上位の制御装置
(制御装置本体)が行なう上記各設備の状態監視並びに
運転制御を下位の制御装置(中継装置)にて一旦中継す
るようにし、これによってシステム構成上の合理化を図
ろうとする向きもあるにはあるが、多数の設備をサンプ
リング(設備を正常に動作させるために、動作の制御指
示に先立って設備の状態を認知する処理であり、上記制
御装置の階層構造部分にとっては必須の処理となる)し
ながら定められた運転指示に従って制御を進めることは
通常の順次型制御装置(シーケンスコントローラ)では
対応できないことから、これとて結局は、専ら限られた
設備群用に、専ら限られた仕様を持つ特殊な装置を上記
制御装置の階層構造部分に用いて、こうしたシステム運
用上の打開を図らざるを得なかった。したがってこの場
合も、設備の内容が異なったり、運転制御の内容が異な
ったりする異種類のシステムには簡単に適用できず、シ
ステムの仕様変更等に際しては、その都度多大な労力を
かけて制御装置の設計変更を行なわなければならなかっ
た。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであ
り、より合理的な構成を有して、システムにおける設備
内容やその運転制御内容が変更される場合でも、これに
柔軟に対応することのできる汎用性に富んだフレキシブ
ル生産システムを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、前記各設備とこれを運転制御する制御
装置本体との間に、制御装置本体からの所定にコード化
された設備制御指令を受けてその内容を解読し、設備が
その動作の制御用信号として受け取れる形式に変換して
対応する設備への動作指示を与えるとともに、対応する
設備について予め定めた状態を示す情報との比較のもと
に同設備の実際の状態を常時監視し、これら状態の内容
が一致したとき制御装置本体にその旨事象(状態変化)
報告する1乃至複数の中継処理装置を介在させるように
する。
〔作用〕
このような中継処理装置を設けることにより、FMS制
御装置としての前述したサンプリングや設備に対する動
作指示並びにその動作確認に関する機能が、この中継処
理装置によって賄われることとなる。したがって、設備
内容やその運転制御内容が変更される場合であっても、
この中継処理装置の数並びに設備との対応、そして同中
継処理装置に予設定される上記状態情報のこの対応設備
に応じた適宜の調整等を図るのみで、こうした仕様変更
に容易に対処できるようになる。すなわち、FMS制御装
置としての階層構造部分は、基本的に何らの変更も要し
ないものとする。
〔実施例〕
第4図〜第6図、および第1図〜第2図に、この発明
にかかるフレキシブル生産システムの一実施例を示す。
まず第4図は、この実施例システムにおいて前提とす
るFMS(フレキシブル生産システム)ラインを例示した
ものである。
同図に示すように、このFMSラインは、素材の搬入や
完品の搬出を行なうための入出庫ステーションIE、この
入出庫ステーションIEにあって、適宜の表示手段を通じ
て随時の入出庫情報を作業者に報告、指示したり、適宜
の操作入力手段を通じて作業の完了入力を受け付けたり
するための入出庫ステーション作業指示装置IET、パレ
ット(加工盤:図示せず)の一時保管と治具(図示せ
ず)の一時保管を行なうための倉庫として、この例では
横16列に図示したものが上下にも3段あり計48の棚から
なるとする自動倉庫(STORAGE)STR、ワーク(加工物:
図示せず)のパレットへの取り付け、取り外し並びに治
具のパレットへの組みつけ、分解を行なう第1および第
2の段取装置LS1およびLS2、この段取装置LS1およびLS2
の置かれる部所にあって、適宜の表示手段を通じて随時
の段取作業手順を作業者に示したり、適宜の操作入力手
段を通じて作業の完了入力を受け付けたりするための段
取ステーション作業指示装置LST、実際の加工のための
設備として、パレットに取り付けられたワークの旋削加
工、穴あけ加工、フライス加工等、各種加工を分担して
若しくは1台で複合して行なう3台の工作機械(NC制御
工作機械を想定する)MC1,MC2およびMC3、パレットの反
転機能等をも有してこれに取り付けられたワークを該パ
レットごと洗浄する洗浄装置(WASHER)WS、そして水
平、垂直方向の2次元の移動が可能であって、上記各設
備の間でワークやパレット、治具等を自動搬送する搬送
装置SC1、からなる自動生産設備と、中央制御室100内に
置かれる主電子計算機(以下これを中央処理装置とい
う)およびその周辺装置、並びにこの中央処理装置から
上記各生産設備に対して出力される制御指令および各生
産設備から中央処理装置に対して送られる状態情報を後
述する態様で中継する中継処理装置210,220,230,240お
よび250からなって、上記各生産設備を統括的に運転制
御するFMS制御装置と、をそれぞれ有して構成されてい
る。
また第5図は、このFMSラインにおける上記中央制御
室100の内部装置、並びに上記中継処理装置210〜250や
各生産設備についての電気的な連係態様を示したもので
ある。
すなわちこのFMSラインにおいては、同第5図に示す
ように、中央制御室100は、その内部に、FMS制御装置本
体としての上述した中央処理装置110をはじめ、その周
辺装置として、前述した加工計画や工程設計等の基本情
報その他をこの中央処理装置110(正確にはその後述す
る外部情報記憶部113)に登録するための手操作入力装
置101、メニュー画面等の文字画面を表示するための文
字画面表示装置102、システムの現状やシミュレーショ
ン結果の描画画面を表示するための描画画面表示装置10
3、帳票類の印刷を行なうための印刷装置104、およびNC
テープの入出力を行なうための紙テープ入出力装置105
をそれぞれ具えて構成されており、また上記中央処理装
置110と各生産設備との間での制御指令や状態情報等の
中継を行なう上記の中継処置装置210〜250は、その第1
中継処理装置210が、搬送装置SC1および入出庫ステーシ
ョン作業指示装置IETに関しての上記中継処理を実行
し、第2中継処理装置220が、洗浄装置WSおよび段取装
置LS1,LS2および段取ステーション作業指示装置LSTに関
しての上記中継処理を実行し、第3〜第5中継処理装置
230〜250が、各々第1〜第3工作機械MC1〜MC3に関して
の上記中継処理を実行するよう、予めその分担が設定さ
れている。
なお、上記の中央処理装置110は、基本的に第6図に
示す内部構成を有する電子計算機からなり、上述した各
周辺装置(手操作入力装置101、文字画面表示装置102、
描画画面表示装置103、印刷装置104および紙テープ入出
力装置105)並びに中継処理装置210〜250との間で、各
々同第6図に示す態様での必要情報の授受を行なう。こ
こに、該中央処理装置110における処理手順記憶部111と
は、中央処理装置としての処理手順であるプログラムが
予め格納された記憶部であり、また内部情報記憶部112
とは、情報加工(計算)を行なうときに基礎となる情報
が格納される記憶部であり、外部情報記憶部113とは、
正確には同中央処理装置110の外部に配される磁気ディ
スク装置等からなって、前述の如く「加工計画」や「工
程設計」等の基本情報その他が登録される記憶部であ
り、情報加工部(中央演算装置、CPU)114とは、上記処
理手順記憶部111に格納されたプログラムを順次読み出
しつつ、その書かれた処理手順に従って、情報の入出力
や内部情報記憶部112あるいは外部情報記憶部113の記憶
情報をもとに情報の加工(計算)を行なう部分であり、
そして情報変換部115とは、手操作入力装置101から加え
られる入力情報(基本情報やその都度の手操作情報)、
あるいは紙テープ入出力装置105から加えられる入力情
報(NC制御情報)、あるいは中継処理装置210〜250から
中継転送される後述する状態情報については、これを上
記加工のための共通の情報に変換して情報加工部114に
加え、情報加工部114から加えられる加工情報(文字画
面表示装置102や描画画面表示装置103に対する各々所要
の表示指示情報、印刷装置104に対する所要の印字指示
情報、紙テープ入出力装置105に対する所要のNC制御情
報、中継処理装置210〜250に対する制御指令、等々)に
ついては、これをそれぞれ相手先に応じて情報通信のた
めの所要の形態に変換して所望先へ転送する部分であ
る。
因みに、この中央処理装置110は、上記の処理手順記
憶部111、情報加工部114および情報変換部115によって
いわゆる情報処理部が構成され、この情報処理部が、前
記各設備の運転制御を実現する際に、加工計画および工
程設計内容を示す基本情報(予め手操作入力装置101等
を通じて外部情報記憶部113に登録される)、更には各
設備やワークのモデル(これも上記入力装置101等の適
宜の入力手段を通じて外部情報記憶部113に登録され
る)およびワークの現在の位置や加工進捗状況を示す現
状データ(各中継処理装置からの中継情報に基づき外部
情報記憶部113に登録されるデータであって必要に応じ
て更新される)を用いた素材、治具、工具等の手配並び
に各ワークの加工設備や加工順序に関する例えば実時間
でのシミュレーション、該シミュレーション結果に基づ
く各設備の運転スケジュールの制定、そして該制定され
た運転スケジュールに基づく各設備の実際の運転制御、
等をそれぞれ実行する。中継処理装置210〜250に対して
出力される「制御指令」、または中継処理装置210〜250
から中継転送される「状態情報」とは、この各設備の実
際の運転制御に際して、該中央処理装置110との間で授
受されるものである。「制御指令」は、制御所望とする
生産設備並びに該設備に関係する中継処理装置を指定す
るための情報、および同設備の所望とする制御内容に対
応した情報等が、通信効率を高め得る形態で所定のコー
ド化された構成となっており、また「状態情報」は、各
該当する生産設備や中継処理装置に関する識別情報、お
よび同設備の事象(状態変化)や作業要求(作業指示装
置を通じて発生される)についてその内容に対応した情
報等が、これも通信効率を高め得る形態で所定にコード
化された構成となっている。
さて、第1図および第2図は、上記各中継処理装置21
0〜250についてその具体構成例を機能ブロック図として
示したものであり、以下これら第1図および第2図を参
照して、該中継処理装置の構成、並びに同装置において
実行される動作の詳細を説明する。
これら中継処理装置210〜250は、上記の中央処理装置
110と制御対象生産設備(SC1,IET,WS,LS1,LS2,LST,MC1
〜MC3)との間で、基本的に次のように機能する。
中央処理装置110からの所定にコード化された上記
制御指令を受けてその内容を解読し、設備がその動作の
制御用信号として受け取れる形式に変換して対応する設
備への動作指示を与える。なお、この動作指示を与える
際には、設備の状態を常時監視しながら、動作不良が生
じない適切な時点で指示の出力を行なう。
対応する設備について予め定めた状態を示す情報と
の比較のもとに同設備の実際の状態を常時監視し、これ
ら状態の内容が一致したとき中央処理装置110にその旨
事象(状態変化)報告する。
第1図は、こうした中継処理装置210〜250の任意の1
つについてその機能ブロック構成を示したものであり、
これら各中継処理装置210〜250はそれぞれ、同図に示さ
れる如く、中央処理装置用通信制御部21、指令解読部2
2、設備制御部23、設備用通信制御部24、情報蓄積部25
および設備状態比較部26の6つの機能部分を有して構成
される。以下に、これら各機能部分の具体的な機能内容
について列記する。
・中央処理装置用通信制御部21 中央処理装置110との間で電気的な通信手段を利用し
た情報交換を正しく実施するための通信手順を制御する
部分であり、同中央処理装置110に対して、後述する比
較結果データCMD、蓄積データCDおよび制御結果データC
UDを中央処理装置用報告データとして、すなわち先の状
態情報VDとして出力するとともに、中継処理装置に対す
る動作指示情報として中央処理装置110から送られる先
の制御指令CIを受け、これを指令データIDとして指令解
読部22に与えるよう動作する。
・指令解読部22 中央処理装置110から送られる上記制御指令CIは、前
述したように、通信効率を高め得る形態で所定にコード
化、すなわち暗号化されている。この指令解読部22は、
こうした暗号データである指令データIDの内部を解読す
る部分であり、この解読の結果、該指令データIDが、前
記設備に対する動作指示を与えるものであった場合に
は、同指令データIDによって指示される「制御すべき設
備の種類」および「制御すべき動作内容」をそれぞれ制
御設備コードCICおよび制御区分コードCBCとしてこれを
設備制御部23に与え、また加えられた指令データIDが、
前述した「現状データ」の採取等を意図して各設備の状
態履歴を要求するものであった場合には、同指令データ
IDによって要求される「所望データ種類」を蓄積データ
コードCDCとしてこれを情報蓄積部25に与えるよう動作
する。
・設備制御部23 この設備制御部23では、上記指令解読部22から与えら
れる制御設備コードCICをもとに、制御対象となる設備
を明確にした上で、この該当する設備に対し、同指令解
読部22から与えられる制御区別コードCBCにて示される
動作内容を実施させるべく、その該当する設備への動作
指示を設備制御データICDとして設備用通信制御部24へ
出力する。なお、この設備制御データICDの出力に際し
ては、設備用通信制御部24を介して報告される後述の設
備状態データIVDに基づき、該当する設備の状態を監視
しながら、これに動作不良が生じない適切な時点が見計
らわれる。また同制御部23では、この指示した動作が正
しく完了されたか否かに関しても、上記報告される設備
状態データIVDに基づき監視、判断し、その旨を制御結
果データCUDとして上記の中央処理装置用通信制御部21
を介して中央処理装置110へ報告する。
・設備用通信制御部24 各該当する制御対象生産設備との間で電気的な通信手
段を利用した情報交換を正しく実施するための通信手順
を制御する部分であり、同該当設備に対して、上記設備
制御部23から与えられる設備制御データICDを設備制御
用信号ICSとして出力するとともに、該当設備の状態信
号IVSを受入して、これを設備状態データIVDとして上記
の設備制御部23をはじめ、情報蓄積部25および設備状態
比較部26にそれぞれ与えるよう動作する。
・情報蓄積部25 この情報蓄積部25は、上記与えられる設備状態データ
IVDの内容を、各設備の状態履歴として、先の指令解読
部22から与えられる蓄積データコードCDCに適宜に対応
付けできる態様で、これを蓄積保存する部分であり、中
央処理装置110からの前記指令データIDを通じての要求
に応じて、その指定される(上記蓄積データコードCDC
を通じて指定される)種類の設備状態データ内容を、蓄
積データCDとして、先の中央処理装置用通信制御部21を
介して中央処理装置110へ報告するよう動作する。指令
解読部22を含めた情報蓄積部25のこうした機能によっ
て、前述したシミュレーションに際しての「現状デー
タ」の採取をはじめとする中央処理装置110における種
々の設備状態把握要求に対しても容易に対処することが
できるようになる。なお、この情報蓄積部25では、上記
の設備状態データIVDを、その内容がある定められた特
定の条件で変化した場合に限って、例えば各該当設備の
制御単位となる各々定められた事象(状態変化)が満足
された場合に限って、蓄積保存するものとする。
・設備状態比較部26 この設備状態比較部26は、各該当設備について予め定
めた状態、例えば制御単位として各々定められた事象
(状態変化)が生じた状態、を示す設備状態データIVD
に対応する情報を例えばマップ形式にて予め記憶した記
憶部を有している。そしてこの比較部26では、上記設備
用通信制御部24を通じて与えられる設備状態データIVD
の内容を判断して、これがこの予登録された特定の状態
に達している場合に限り、その判断結果を比較結果デー
タCMDとして、先の中央処理装置用通信制御部21を介し
て中央処理装置110へ報告(事象報告)する。設備状態
比較部26のこうした機能により、設備状態データIVDは
実質的に圧縮されることとなり、実際の運転制御に際し
てその都度所望とされる各設備の状態が、迅速かつ高能
率に中央処理装置110に報告されるようになる。
第2図は、こうした中継処理装置210〜250における上
記の中央処理装置用通信制御部21について更にその具体
機能構成を示したものであり、最後に、これら中継処理
装置210〜250と中央処理装置110との間で実行される各
情報の授受態様について、この第2図を併せ参照して更
に詳述する。
この実施例システムでは、中央処理装置110と各中継
処理装置210〜250との間での情報交換網にパケット交換
網を採用している。
また、以下に説明する上記通信制御部21としての各動
作は、その通信手順制御部4によって統括的に制御され
るものとする。
さて、中央処理装置110から送られる前記の制御指令C
I、および各中継処理装置210〜250から中央処理装置110
に対して送られる前記の状態情報VDは、それぞれ上記通
信制御部21のデータ送受信部1を介してその授受が行な
われる。
データ送受信部1は、入力される制御指令CIについて
は、そのデータの最小構成要素(例えば1バイト)毎に
所定の規則に基づいて正しく受け取りつつ、それをパケ
ット受信管理部3へ順次送り出すとともに、出力すべき
状態情報VDについては、パケット送信管理部2から送ら
れる送信データを受け取りつつ、これもその最小構成要
素(例えば1バイト)毎に所定の規則に基づいて正しく
中央処理装置110へ送り出すものである。
このデータ送受信部1を介してパケット受信管理部3
に送られた制御指令CIは、該管理部3によってその宛先
が確認された後、受信パケット展開部6へ送られ、ここ
で所定にパケット展開されて各指令データの別にバッフ
ァ8に送り貯蔵される。この貯蔵された指令データが順
次読み出されて前記の指令データIDとなり、指令解読部
22(第1図)に送り込まれる。
他方、前記の設備状態比較部26から送られる比較結果
データCMD、情報蓄積部25から送られる蓄積データCD、
あるいは設備制御部23から送られる制御結果データCUD
は、それぞれ一旦バッファ7に貯蔵された後、送信パケ
ット構築部5に順次送り込まれ、ここで所定にパケット
構築される。そしてこの構築された送信用のパケット
は、パケット送信管理部2によって更に前述した識別情
報等を含むその形態がチェックされて、上記のデータ送
受信部1に送り込まれる。
第1図に示した中継処理装置210〜250の構成、機能を
含めたこうした中央処理装置110との間における情報授
受手法の採用によって、これら中央処理装置110および
中継処理装置210〜250からなるFMS制御装置としての階
層構造部分を、制御対象設備群の内容やその運転制御内
容に係わらない、基本的に共通したものとすることがで
きる。
このように、この実施例システムによれば、中央処理
装置(FMS制御装置本体)110による各種制御対象生産設
備のフレキシブルな運転制御を、中継処理装置210〜250
を介して円滑かつ高能率に行なうことができる。しか
も、FMS制御装置としてのこれら階層構造部分は、その
制御対象とする設備群の内容や運転制御内容と係わらず
に、基本的に共通した構成に維持されることから、シス
テムの仕様変更等にも容易に対処することができるよう
になる。
なお、上記の実施例では、好適な例として、中央処理
装置110が実時間によるシミュレーション機能を搭載し
ていて、このシミュレーションによって得られた運転ス
ケジュールに基づいて各設備の運転制御を実施するとす
るシステムに、上記の中継処理装置210〜250を設ける場
合について説明したが、この発明が、第3図に示したよ
うなシステム、すなわち運転スケジュールの作成を行な
う部分と、このスケジュールに基づいて実際に各設備の
運転制御を行なう部分とが各々独立して存在するような
システムについても、同様に適用できるものであること
は勿論である。
また、上記中継処理装置の数やその各制御対象設備と
の対応関係等についての設定は任意であり、対象となる
システム、設備等の実情に応じて自由に定めることがで
きる。
またさらには、同実施例システムにおいて扱われる各
種の情報についての記憶手段並びに記憶手法、あるいは
入力手段、入力手法等も上記実施例にて例示した手段、
手法に限られることなく任意であり、要は、前述したよ
うな各種内容、構造を有する情報について、これらが的
確に登録、保持、あるいは入力されるものであれば、い
かなる手段、手法の採用も妨げられない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、 (1)FMS制御装置としての階層構造部分での情報交換
が迅速、高能率に達成される。
(2)制御対象設備の設備内容や運転制御内容に変更が
来たす場合であっても、これに容易に対処することがで
きる。
等々の優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるフレキシブル生産システムの
一実施例についてその中継処理装置の要部構成を示す機
能ブロック図、第2図は第1図に示したブロック図中の
特に中央処理装置用通信制御部についてその詳細構成を
示す機能ブロック図、第3図はフレキシブル生産システ
ムの従来一般に採用されている運転制御方式の概念を示
す説明図、第4図はこの発明にかかるフレキシブル生産
システムの一実施例において前提とするFMSラインのラ
イン構成を示す略図、第5図はこのFMSラインの電気的
な連係態様を示すブロック図、第6図は第5図に示した
ブロック図中の特に中央処理装置についてその基本内部
構成を示すブロック図である。 100……中央制御室、101……手操作入力装置、102……
文字画面表示装置、103……描画画面表示装置、104……
印刷装置、105……紙テープ入出力装置、110……中央処
理装置、111……処理手順記憶部、112……内部情報記憶
部、113……外部情報記憶部、114……情報加工部、115
……情報変換部、210〜250……中継処理装置、21……中
央処理装置用通信制御部、22……指令解読部、23……設
備制御部、24……設備用通信制御部、25……情報蓄積
部、26……設備状態比較部、1……データ送受信部、2
……パケット送信管理部、3……パケット受信管理部、
4……通信手順制御部、5……送信パケット構築部、6
……受信パケット展開部、7,8……バッファ、IE……入
出力庫ステーション、IET……入出力庫ステーション作
業指示装置、STR……自動倉庫、SC1……搬送装置、LS1,
LS2……段取装置、LST……段取ステーション作業指示装
置、MC1〜MC3……工作機械、WS……洗浄装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本情報として予め設定される各種ワーク
    についての長期的な加工計画および各ワーク毎の工程設
    計内容に基づき各種自動生産設備の運転スケジュールを
    作成し、その作成した運転スケジュールに応じて前記設
    備の統括的な運転制御を実行するフレキシブル生産シス
    テムにおいて、 前記各設備と、これら各設備に対する設備制御指令を出
    力して前記各設備を運転制御する制御本体との間に、 対応する設備について予め定めた状態を示す情報と、同
    設備から送られる設備状態データとの比較のもとに同設
    備の実際の状態を常時監視し、これら状態の内容が一致
    したとき制御装置本体に、その旨を比較結果データとし
    て事象報告するとともに、制御装置本体からの所定にコ
    ード化された設備制御指令を受けてその内容を解読し、
    設備がその動作の制御用信号として受け取れる形式に変
    換して、前記設備状態データに基づき設備の状態を監視
    しながら、同設備に動作不良が生じない時点で、対応す
    る設備への動作指示を与える1ないし複数の中継処理装
    置 を介在させることを特徴とするフレキシブル生産システ
    ム。
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