JP2577342Y2 - 棒状物ホルダ− - Google Patents
棒状物ホルダ−Info
- Publication number
- JP2577342Y2 JP2577342Y2 JP1992065887U JP6588792U JP2577342Y2 JP 2577342 Y2 JP2577342 Y2 JP 2577342Y2 JP 1992065887 U JP1992065887 U JP 1992065887U JP 6588792 U JP6588792 U JP 6588792U JP 2577342 Y2 JP2577342 Y2 JP 2577342Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- projections
- small
- projection
- eraser
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Clips For Writing Implements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】筒体の内壁に複数の突起を形成
し、棒状物状に形成した消しゴム、固形修正具等の消し
具や鉛筆、チョ−ク、クレヨン等の筆記具を筒体内に圧
入固定してなる棒状物ホルダ−に関する。
し、棒状物状に形成した消しゴム、固形修正具等の消し
具や鉛筆、チョ−ク、クレヨン等の筆記具を筒体内に圧
入固定してなる棒状物ホルダ−に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消しゴム、固形修正具、チョ−
ク、クレヨンなどの自己消耗性の消し具又は筆記具は、
手が汚れたり、短くなると使用しにくいことから、ホル
ダ−に固定し手が汚れなく、短くなってしまったものも
使用できるようにしたものが知られている。前記消し具
又は筆記具は、筒体内壁や、筒体内壁に形成した突部に
圧入固定されている。
ク、クレヨンなどの自己消耗性の消し具又は筆記具は、
手が汚れたり、短くなると使用しにくいことから、ホル
ダ−に固定し手が汚れなく、短くなってしまったものも
使用できるようにしたものが知られている。前記消し具
又は筆記具は、筒体内壁や、筒体内壁に形成した突部に
圧入固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の棒状物
ホルダーは消し具又は筆記具の1種類のみにしか使用で
きないものであった。例えば、弾性力を有する消しゴム
のようなものは単に突部と消しゴムの接触面積を増大さ
せることにより、突部は消しゴムに食い込みつつ摩擦力
も増大するため、確実な固定をすることができたがこの
消しゴム用のホルダーを固形修正具やクレヨン、チョー
クといった弾性力のほとんど無い棒状物を圧入すると塑
性変形してしまい、使用しているうちに固定が緩くなっ
てしまうという問題があった。
ホルダーは消し具又は筆記具の1種類のみにしか使用で
きないものであった。例えば、弾性力を有する消しゴム
のようなものは単に突部と消しゴムの接触面積を増大さ
せることにより、突部は消しゴムに食い込みつつ摩擦力
も増大するため、確実な固定をすることができたがこの
消しゴム用のホルダーを固形修正具やクレヨン、チョー
クといった弾性力のほとんど無い棒状物を圧入すると塑
性変形してしまい、使用しているうちに固定が緩くなっ
てしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、筒体の内壁に
複数の突起を形成し、棒状物を筒体内に圧入固定してな
る棒状物ホルダーにおいて、前記複数の突起は前記棒状
物に対する接触面積の大きい大突起と接触面積の小さい
小突起とからなり、この小突起を筒体の軸方向で前記大
突起の設置範囲内に設置すると共に、小突起の形成する
内接円径を大突起の形成する内接円径以下としたことを
特徴とする棒状物ホルダーを要旨とする。
複数の突起を形成し、棒状物を筒体内に圧入固定してな
る棒状物ホルダーにおいて、前記複数の突起は前記棒状
物に対する接触面積の大きい大突起と接触面積の小さい
小突起とからなり、この小突起を筒体の軸方向で前記大
突起の設置範囲内に設置すると共に、小突起の形成する
内接円径を大突起の形成する内接円径以下としたことを
特徴とする棒状物ホルダーを要旨とする。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づき実施例について説明す
る。図1に本考案の棒状物ホルダ−を消し具ホルダ−と
して筆記具のキャップAの頭部に取付けたものを示す。
合成樹脂の射出成形品であるキャップAは消し具ホルダ
−部Bとキャップ部Cとからなり、キャップ部Cは外壁
にクリップ1を有し、内側が筆記具本体(図示せず)を
挿着する挿入孔2となっている。この挿入孔2の内壁3
に筆記具本体に対する乗り越え嵌合用リブ4と圧入嵌合
用リブ5が設けられていて底部6には中心部分が凹部と
して形成されている。また、底部6には筆記具のペン先
(図示せず)と当接するシリコンゴムなどからなる弾性
体7が設置されている。参照符号8はこの弾性体7を挿
入孔2に設置する際に挿入孔2内の空気を外に逃すため
に形成されたスリット状の溝である。
る。図1に本考案の棒状物ホルダ−を消し具ホルダ−と
して筆記具のキャップAの頭部に取付けたものを示す。
合成樹脂の射出成形品であるキャップAは消し具ホルダ
−部Bとキャップ部Cとからなり、キャップ部Cは外壁
にクリップ1を有し、内側が筆記具本体(図示せず)を
挿着する挿入孔2となっている。この挿入孔2の内壁3
に筆記具本体に対する乗り越え嵌合用リブ4と圧入嵌合
用リブ5が設けられていて底部6には中心部分が凹部と
して形成されている。また、底部6には筆記具のペン先
(図示せず)と当接するシリコンゴムなどからなる弾性
体7が設置されている。参照符号8はこの弾性体7を挿
入孔2に設置する際に挿入孔2内の空気を外に逃すため
に形成されたスリット状の溝である。
【0006】消し具ホルダ−部Bは有底筒体形状を有
し、その底部9に前記キャップ部Cの底部6の凹部形状
に対応する凸部10を有している。この凸部10の頂部
11はキャップAを射出成形する際、金型に樹脂を流し
込む所謂ゲ−ト口相当部分としてある。
し、その底部9に前記キャップ部Cの底部6の凹部形状
に対応する凸部10を有している。この凸部10の頂部
11はキャップAを射出成形する際、金型に樹脂を流し
込む所謂ゲ−ト口相当部分としてある。
【0007】消し具ホルダー部Bの内壁12には底部9
から開口端13近傍にまで軸方向に延在する大突起14
が複数等間隔で設置されている。この大突起14の設置
範囲内、つまり、底部9から大突起14の開口端13側
の端部までの間の位置で、大突起14同志の間に小突起
15が設置されている。小突起15は略四角錐形状を有
する突起で、その頂部は消し具に点接触し、食い込むよ
うな状態となっている。
から開口端13近傍にまで軸方向に延在する大突起14
が複数等間隔で設置されている。この大突起14の設置
範囲内、つまり、底部9から大突起14の開口端13側
の端部までの間の位置で、大突起14同志の間に小突起
15が設置されている。小突起15は略四角錐形状を有
する突起で、その頂部は消し具に点接触し、食い込むよ
うな状態となっている。
【0008】大突起14と小突起15とはそれぞれ3個
づつ互い違いに設けられていて、これら大突起14と小
突起15とは消し具の圧入し易さを考慮し、その開口端
13側の端部がテ−パ状に細くなるようにしてある。こ
こで、小突起15の形成する内接円径を大突起14の形
成する内接円径以下とすることにより、固形修正具の径
が大突起14の内接円径と同じになっても小突起15に
て固形修正具を固定することができる。
づつ互い違いに設けられていて、これら大突起14と小
突起15とは消し具の圧入し易さを考慮し、その開口端
13側の端部がテ−パ状に細くなるようにしてある。こ
こで、小突起15の形成する内接円径を大突起14の形
成する内接円径以下とすることにより、固形修正具の径
が大突起14の内接円径と同じになっても小突起15に
て固形修正具を固定することができる。
【0009】この小突起15は固形修正具のような、硬
い部材を当接させ続けると経時的に塑性変形してしまう
ものを圧入し、固定した際、固形修正具を点で固定す
る。また、小突起15は底部9と離れた位置に設置する
ことにより固形修正具が小突起15の形状に経時的に塑
性変形したとしても固形修正具は抜け難くなっている。
い部材を当接させ続けると経時的に塑性変形してしまう
ものを圧入し、固定した際、固形修正具を点で固定す
る。また、小突起15は底部9と離れた位置に設置する
ことにより固形修正具が小突起15の形状に経時的に塑
性変形したとしても固形修正具は抜け難くなっている。
【0010】図2に従来技術の一例として、大突起14
のみの消し具ホルダ−にて圧入固定し、経時的に塑性変
形してしまった固形修正具Dを示す。参照符号16部分
が大突起型に変形した凹部である。この様に変形した凹
部16が固形修正具の端面にまで延在するため、この固
形修正具が消し具ホルダ−から外れる方向に移動するこ
とを妨げるものはなくなってしまう。
のみの消し具ホルダ−にて圧入固定し、経時的に塑性変
形してしまった固形修正具Dを示す。参照符号16部分
が大突起型に変形した凹部である。この様に変形した凹
部16が固形修正具の端面にまで延在するため、この固
形修正具が消し具ホルダ−から外れる方向に移動するこ
とを妨げるものはなくなってしまう。
【0011】本実施例の他に要旨を逸脱しないかぎりで
種々なせる。大突起14、小突起15の形状は図示した
ものの他にも適宜なせる。例えば大突起として複数の突
起を一体に連続して形成したものや消し具との当接部が
線接触となるような半円柱を横たえた形状のもの三角柱
を横たえたものなどであっても良い。小突起15として
は、例えば、ド−ム型のもの、三角錐、五角以上の多角
錐など消し具と点接触に近い状態となれば良い。実際上
は、小面積にて接触し、消し具や筆記具に食い込むもの
であれば良い。更に、大突起14上に小突起15を形成
した二段の突起であっても良い。
種々なせる。大突起14、小突起15の形状は図示した
ものの他にも適宜なせる。例えば大突起として複数の突
起を一体に連続して形成したものや消し具との当接部が
線接触となるような半円柱を横たえた形状のもの三角柱
を横たえたものなどであっても良い。小突起15として
は、例えば、ド−ム型のもの、三角錐、五角以上の多角
錐など消し具と点接触に近い状態となれば良い。実際上
は、小面積にて接触し、消し具や筆記具に食い込むもの
であれば良い。更に、大突起14上に小突起15を形成
した二段の突起であっても良い。
【0012】また、本実施例においては筆記具のキャッ
プに一体に成形したものにて示したが、消し具ホルダ−
や筆記具ホルダ−として単独で使用するものでも、ま
た、適宜取付構造によって筆記具本体に取付けるような
ものであっても良い。
プに一体に成形したものにて示したが、消し具ホルダ−
や筆記具ホルダ−として単独で使用するものでも、ま
た、適宜取付構造によって筆記具本体に取付けるような
ものであっても良い。
【0013】
【考案の効果】本考案は、筒体の内壁に複数の突起を形
成し、棒状物を筒体内に圧入固定してなる棒状物ホルダ
ーにおいて、前記複数の突起は前記棒状物に対する接触
面積の大きい大突起と接触面積の小さい小突起とからな
り、この小突起を筒体の軸方向で前記大突起の設置範囲
内に設置すると共に、小突起の形成する内接円径を大突
起の形成する内接円径以下としたので、棒状物として弾
性力のあるものと弾性力の無く簡単に塑性変形してしま
うようなものとどちらに使用しても良好な固定が得られ
るものである。
成し、棒状物を筒体内に圧入固定してなる棒状物ホルダ
ーにおいて、前記複数の突起は前記棒状物に対する接触
面積の大きい大突起と接触面積の小さい小突起とからな
り、この小突起を筒体の軸方向で前記大突起の設置範囲
内に設置すると共に、小突起の形成する内接円径を大突
起の形成する内接円径以下としたので、棒状物として弾
性力のあるものと弾性力の無く簡単に塑性変形してしま
うようなものとどちらに使用しても良好な固定が得られ
るものである。
【図1】実施例を示す断面図。
【図2】従来の例を示す斜視図。
A 筆記具のキャップ B 消し具ホルダ−部 C キャップ部 D 固形修正具 1 クリップ 2 挿入孔 3 内壁 4 乗り越え嵌合用リブ 5 圧入嵌合用リブ 6 底部 7 弾性体 8 スリット状の溝 9 底部 10 凸部 11 頂部 12 内壁 13 開口端 14 大突起 15 小突起 16 変形溝
Claims (1)
- 【請求項1】 筒体の内壁に複数の突起を形成し、棒状
物を筒体内に圧入固定してなる棒状物ホルダーにおい
て、前記複数の突起は前記棒状物に対する接触面積の大
きい大突起と接触面積の小さい小突起とからなり、この
小突起を筒体の軸方向で前記大突起の設置範囲内に設置
すると共に、小突起の形成する内接円径を大突起の形成
する内接円径以下としたことを特徴とする棒状物ホルダ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065887U JP2577342Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 棒状物ホルダ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065887U JP2577342Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 棒状物ホルダ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623794U JPH0623794U (ja) | 1994-03-29 |
JP2577342Y2 true JP2577342Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13299941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992065887U Expired - Fee Related JP2577342Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 棒状物ホルダ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577342Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102085460B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-03-05 | 이성연 | 클립형 분필 홀더 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3689517B2 (ja) * | 1997-01-29 | 2005-08-31 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具のキャップ |
FR2936739B1 (fr) * | 2008-10-03 | 2013-03-22 | Bic Soc | Instrument d'ecriture comprenant un organe d'extremite monte par emmanchement. |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP1992065887U patent/JP2577342Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102085460B1 (ko) * | 2018-11-26 | 2020-03-05 | 이성연 | 클립형 분필 홀더 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623794U (ja) | 1994-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5897266A (en) | Vent system for writing instrument | |
JP2577342Y2 (ja) | 棒状物ホルダ− | |
JP2578273Y2 (ja) | 筆記具の消し具付きキャップ | |
JP2579697Y2 (ja) | 筆記具のキャップ | |
JP2581454Y2 (ja) | 筆記具のキャップ | |
JPH0223421Y2 (ja) | ||
JPS6142870Y2 (ja) | ||
JPH0556484U (ja) | キャップ装着構造 | |
JPS6219286U (ja) | ||
JP2605459Y2 (ja) | 筆記具 | |
JPH0415591U (ja) | ||
JP2516858Y2 (ja) | 筆記具用キャップ | |
JPH0473590U (ja) | ||
JP2544517Y2 (ja) | 筆記具などのキャップ | |
JPH0335212Y2 (ja) | ||
JP2537893Y2 (ja) | 筆記具などのキャップ | |
JPH0473589U (ja) | ||
JPS6140549Y2 (ja) | ||
JPS6227424Y2 (ja) | ||
JPH085835Y2 (ja) | キャップ装着構造 | |
JPH0118389Y2 (ja) | ||
JP3918081B2 (ja) | 筆記具 | |
JPH025989Y2 (ja) | ||
JPH0544155Y2 (ja) | ||
JPH0415590U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |