JP2577270Y2 - 燃焼器具の給排気筒装置 - Google Patents
燃焼器具の給排気筒装置Info
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- JP2577270Y2 JP2577270Y2 JP1992008296U JP829692U JP2577270Y2 JP 2577270 Y2 JP2577270 Y2 JP 2577270Y2 JP 1992008296 U JP1992008296 U JP 1992008296U JP 829692 U JP829692 U JP 829692U JP 2577270 Y2 JP2577270 Y2 JP 2577270Y2
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- Japan
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- cylinder
- exhaust cylinder
- flange
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は主に寒冷地で使用する燃
焼器具の給排気筒装置に関する。
焼器具の給排気筒装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、排気筒ａの外周にこれを囲繞する
給気筒ｂを設け、この給気筒ｂの先端部より突出した排
気筒ａに排気出口ｃを設け、該給気筒ｂの先端部より突
出した部分の排気筒ａー１にフランジｄを取付け、該フ
ランジｄとこれに対向する壁面その他の面ｅとの間に給
気口ｆを形成した給排気筒装置は特開平１ー３１０２２
２号公報に示されている。
給気筒ｂを設け、この給気筒ｂの先端部より突出した排
気筒ａに排気出口ｃを設け、該給気筒ｂの先端部より突
出した部分の排気筒ａー１にフランジｄを取付け、該フ
ランジｄとこれに対向する壁面その他の面ｅとの間に給
気口ｆを形成した給排気筒装置は特開平１ー３１０２２
２号公報に示されている。
【０００３】しかしこの種給排気筒装置は、フランジｄ
が該給排気筒の壁面から大きく突出すると風の影響を受
け易い、美観を損なう等の不具合があるため、排気筒ａ
ー１の突出長さを短くすることが要請される。これによ
って給気口ｆは狭く設定される傾向にある。
が該給排気筒の壁面から大きく突出すると風の影響を受
け易い、美観を損なう等の不具合があるため、排気筒ａ
ー１の突出長さを短くすることが要請される。これによ
って給気口ｆは狭く設定される傾向にある。
【０００４】又、該フランジｄの先端は外気に晒されて
冷やされる状態にある。
冷やされる状態にある。
【０００５】従って、大気中に含まれる微細な氷結晶又
水蒸気を多量に含む排気ガスが該給気口ｆ側に流れる
と、該給気口ｆを構成するフランジにこれが付着し、し
かも成長するので、条件によっては給気口ｆを完全に塞
ぐ恐れがあり、これに伴って給気口ｆからの給気を断た
れ、燃焼器で不完全燃焼を生じる恐れがある。
水蒸気を多量に含む排気ガスが該給気口ｆ側に流れる
と、該給気口ｆを構成するフランジにこれが付着し、し
かも成長するので、条件によっては給気口ｆを完全に塞
ぐ恐れがあり、これに伴って給気口ｆからの給気を断た
れ、燃焼器で不完全燃焼を生じる恐れがある。
【０００６】本考案はかかる不具合のない燃焼器具の給
排気筒装置を得ることを目的とする。
排気筒装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる目的を達
成するため、排気筒の外周にこれを囲繞する給気筒を設
け、この給気筒の先端部より突出した排気筒部分に排気
出口を設け、該給気筒の先端部より突出した部分の排気
筒の外周に、フランジをその中央に設けた透孔の内周縁
で取付け、該フランジの外周と、これに対し給気筒の端
部開口の外周に広がる面との間に給気口を形成したもの
に於いて、該フランジを構成する板の外周端部を外方に
断面円弧状に折返してその先端に尖鋭部を形成して成
る。
成するため、排気筒の外周にこれを囲繞する給気筒を設
け、この給気筒の先端部より突出した排気筒部分に排気
出口を設け、該給気筒の先端部より突出した部分の排気
筒の外周に、フランジをその中央に設けた透孔の内周縁
で取付け、該フランジの外周と、これに対し給気筒の端
部開口の外周に広がる面との間に給気口を形成したもの
に於いて、該フランジを構成する板の外周端部を外方に
断面円弧状に折返してその先端に尖鋭部を形成して成
る。
【０００８】
【作用】上記構成を備える給排気筒装置にあっては、水
滴がフランジの外側に形成した該尖鋭部に付着し、凍る
とこれを核として氷の成長が始まる。従ってこの部分で
大気中に含まれる微細な氷結晶・水蒸気を取除くことが
でき、給気口側に侵入する微細な氷結晶又は水蒸気が給
気口に回込むのを可能な限り押さえ、給気筒を構成する
フランジの内側に氷が付着し、これが成長することを押
さえられる。
滴がフランジの外側に形成した該尖鋭部に付着し、凍る
とこれを核として氷の成長が始まる。従ってこの部分で
大気中に含まれる微細な氷結晶・水蒸気を取除くことが
でき、給気口側に侵入する微細な氷結晶又は水蒸気が給
気口に回込むのを可能な限り押さえ、給気筒を構成する
フランジの内側に氷が付着し、これが成長することを押
さえられる。
【０００９】
【実施例】本考案の実施例を先ず図１並びに図２に示す
実施例につき説明する。
実施例につき説明する。
【００１０】図で１は家屋の外壁、２は該壁１に穿設し
た貫通孔、３は貫通孔２を挿通させた給排気筒装置を示
し、該給排気筒装置３は排気筒４とその外周を囲繞する
給気筒５からなる。
た貫通孔、３は貫通孔２を挿通させた給排気筒装置を示
し、該給排気筒装置３は排気筒４とその外周を囲繞する
給気筒５からなる。
【００１１】該給気筒５は先端に鍔板５ａを備え根部に
ねじ５ｂを施した第１給気筒５Ａと、該先端部に該ねじ
５ｂと螺合するねじ５ｃを備え根部に燃焼器具に接続す
る接続口５ｄを備えた第２給気筒５Ｂからなり、該第１
給気筒５Ａを外壁１の外側から貫通孔２に挿入させると
共に第２給気筒５Ｂを外壁１の内側から貫通孔２に挿入
させて両給気筒５Ａ、５Ｂを互いに螺合させた後第２給
気筒５Ｂをこれに設けた取付片５ｅで壁面１に取付けた
取付板６にビス等で締付けるようにした。
ねじ５ｂを施した第１給気筒５Ａと、該先端部に該ねじ
５ｂと螺合するねじ５ｃを備え根部に燃焼器具に接続す
る接続口５ｄを備えた第２給気筒５Ｂからなり、該第１
給気筒５Ａを外壁１の外側から貫通孔２に挿入させると
共に第２給気筒５Ｂを外壁１の内側から貫通孔２に挿入
させて両給気筒５Ａ、５Ｂを互いに螺合させた後第２給
気筒５Ｂをこれに設けた取付片５ｅで壁面１に取付けた
取付板６にビス等で締付けるようにした。
【００１２】排気筒４は、該第１給気筒５Ａ内にスペー
サ７を介してその先端部より先方に突出する突出部４ａ
を備えるごとく取付けた第１排気筒４Ａと該第１排気筒
４Ａの根部に挿着される第２排気筒４Ｂからなり、第２
排気筒４Ｂの根部には燃焼器具と接続する接続口４ｂを
備え、第１排気筒４Ａの突出部４ａの先端は該突出部４
ａ内にのびる紡錘型の塞板９で塞ぐと共に突出部４ａの
周囲に排気出口８を設け更に突出部４ａにはその外周に
前記鍔板５ａと間隔を存して対向するフランジ１０を取
付け、該フランジ１０と鍔板５ａの外側面、即ち給気筒
５の端部開口の外周に広がる面Ｆとの間に給気口１１を
形成させた。
サ７を介してその先端部より先方に突出する突出部４ａ
を備えるごとく取付けた第１排気筒４Ａと該第１排気筒
４Ａの根部に挿着される第２排気筒４Ｂからなり、第２
排気筒４Ｂの根部には燃焼器具と接続する接続口４ｂを
備え、第１排気筒４Ａの突出部４ａの先端は該突出部４
ａ内にのびる紡錘型の塞板９で塞ぐと共に突出部４ａの
周囲に排気出口８を設け更に突出部４ａにはその外周に
前記鍔板５ａと間隔を存して対向するフランジ１０を取
付け、該フランジ１０と鍔板５ａの外側面、即ち給気筒
５の端部開口の外周に広がる面Ｆとの間に給気口１１を
形成させた。
【００１３】そして該フランジ１０の周端部の外側面に
尖鋭部１２を設けた。これを説明すると、該フランジ１
０を構成する金属板の外周端部をその周方向に沿って断
面円弧状に折返して該金属板のエッジを尖鋭部１２とし
た。
尖鋭部１２を設けた。これを説明すると、該フランジ１
０を構成する金属板の外周端部をその周方向に沿って断
面円弧状に折返して該金属板のエッジを尖鋭部１２とし
た。
【００１４】尚、図３に示す実施例では、給排気筒装置
３を前記貫通孔２に取付けるための支持筒１３を該貫通
孔２に取付け、該支持筒１３を介して給排気筒装置３を
前記貫通孔２に取付けるようにした実施例を示し、該支
持筒１３は先端に鍔板１３ａを備え根部にねじ部１３ｂ
を備えた第１支持筒１３Ａと、根部に鍔板１３ｃを備え
先端にねじ部１３ｄを備えた第２支持筒１３Ｂとからな
り、該第１支持筒１３Ａを外壁１の内側から貫通孔２に
挿入させると共に第２支持筒１３Ｂを外壁１の外側から
貫通孔２に挿入させて両支持筒１３Ａ，１３Ｂを互いに
螺合させて該壁１に設置する。そして該支持筒１３に給
排気筒装置３を挿着した後、該給排気筒装置３を構成す
る給気筒５の外周に設けた取付片５ｅをビス等で該鍔板
１３ｃに締付けることで該給排気筒装置３を支持筒１３
に結着支持させた。
３を前記貫通孔２に取付けるための支持筒１３を該貫通
孔２に取付け、該支持筒１３を介して給排気筒装置３を
前記貫通孔２に取付けるようにした実施例を示し、該支
持筒１３は先端に鍔板１３ａを備え根部にねじ部１３ｂ
を備えた第１支持筒１３Ａと、根部に鍔板１３ｃを備え
先端にねじ部１３ｄを備えた第２支持筒１３Ｂとからな
り、該第１支持筒１３Ａを外壁１の内側から貫通孔２に
挿入させると共に第２支持筒１３Ｂを外壁１の外側から
貫通孔２に挿入させて両支持筒１３Ａ，１３Ｂを互いに
螺合させて該壁１に設置する。そして該支持筒１３に給
排気筒装置３を挿着した後、該給排気筒装置３を構成す
る給気筒５の外周に設けた取付片５ｅをビス等で該鍔板
１３ｃに締付けることで該給排気筒装置３を支持筒１３
に結着支持させた。
【００１５】尚、図１において１４は、第１排気筒４Ａ
と第２排気筒４Ｂとの間に介在させたＯリング、１５は
排気筒４の根部を塞ぐ塞板を示す。
と第２排気筒４Ｂとの間に介在させたＯリング、１５は
排気筒４の根部を塞ぐ塞板を示す。
【００１６】
【考案の効果】上記構成を備える給排気筒装置にあって
は次のような効果がある。
は次のような効果がある。
【００１７】水滴等の付着し易い尖鋭部をフランジの外
側面の周端部に形成したことで、該尖鋭部に付着した水
滴等が核となりこれを中心に氷の成長が始まる。従って
この尖鋭部で大気中に含まれる微細な氷結晶又は水滴等
を極力取除くことができて、給気口側に微細な氷結晶又
は水滴が回込み、給気口側で氷結晶が成長するのを防ぐ
ことができて、従来の氷塊によって給気口が塞がれるこ
とによる給気不足を解消出来る効果がある。
側面の周端部に形成したことで、該尖鋭部に付着した水
滴等が核となりこれを中心に氷の成長が始まる。従って
この尖鋭部で大気中に含まれる微細な氷結晶又は水滴等
を極力取除くことができて、給気口側に微細な氷結晶又
は水滴が回込み、給気口側で氷結晶が成長するのを防ぐ
ことができて、従来の氷塊によって給気口が塞がれるこ
とによる給気不足を解消出来る効果がある。
【図１】 本考案実施の１例を示す截断側面図
【図２】 図１のＡ−Ａ線截断面図
【図３】 他の実施例の一部の截断側面図
【図４】 従来例の一部を示す截断側面図
３ 給排気筒装置 ４ 排気筒 ５
給気筒 ７ スペーサ ８ 排気出口 １０
フランジ １１ 給気口 １２ 尖鋭部
給気筒 ７ スペーサ ８ 排気出口 １０
フランジ １１ 給気口 １２ 尖鋭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F23L 17/04 F23L 17/04 604 - 606
Claims (1)
- 【請求項１】 排気筒の外周にこれを囲繞する給気筒を
設け、この給気筒の先端部より突出した排気筒部分に排
気出口を設け、該給気筒の先端部より突出した部分の排
気筒の外周に、フランジをその中央に設けた透孔の内周
縁で取付け、該フランジの外周と、これに対し給気筒の
端部開口の外周に広がる面との間に給気口を形成したも
のに於いて、該フランジを構成する板の外周端部を外方
に断面円弧状に折返してその先端に尖鋭部を形成して成
る燃焼器具の給排気筒装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992008296U JP2577270Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 燃焼器具の給排気筒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992008296U JP2577270Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 燃焼器具の給排気筒装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571647U JPH0571647U (ja) | 1993-09-28 |
| JP2577270Y2 true JP2577270Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=11689200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992008296U Expired - Fee Related JP2577270Y2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | 燃焼器具の給排気筒装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577270Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5254937U (ja) * | 1975-10-17 | 1977-04-20 | ||
| JPS556695U (ja) * | 1978-06-29 | 1980-01-17 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP1992008296U patent/JP2577270Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0571647U (ja) | 1993-09-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |