JP2577110Y2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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JP2577110Y2 JP1992072674U JP7267492U JP2577110Y2 JP 2577110 Y2 JP2577110 Y2 JP 2577110Y2 JP 1992072674 U JP1992072674 U JP 1992072674U JP 7267492 U JP7267492 U JP 7267492U JP 2577110 Y2 JP2577110 Y2 JP 2577110Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サーペンタイン式ベン
トラック等の収納通路内に収納された缶飲料,瓶飲料等
の商品を、販売指令に応じて1個ずつ落下搬出する自動
販売機の商品搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の商品搬出装置として図4
及び図5に示すものがある。この商品搬出装置は、装置
本体11と搬出レバー12と規制レバー13と駆動シャ
フト14と図示省略のソレノイドとから成り、サーペン
タイン式ベントラック等の収納通路Tの下部側面に配置
されている(例えば、本出願人による実開平2−138
387号公報)。
【0003】搬出レバー12は横長矩形状を成し、装置
本体11に架設された軸杆11aにその上端寄り位置を
回動自在に軸支されている。また、搬出レバー12の上
端部にはやや傾斜した突出案内面12aと係止凹部12
bが設けられている。
【0004】規制レバー13は横長矩形状を成し、装置
本体11の搬出レバー上方位置に架設された軸杆11b
にその下端部を回動自在に軸支されている。また、規制
レバー13の下端部には左右方向に間隔をおいて一対の
支持板13aが突設され、該支持板13aには駆動シャ
フト14と操作シャフト15が架設されている。また、
操作シャフト15と装置本体11には規制レバー13を
時計回り方向に付勢するコイルバネ16が張設されてい
る。
【0005】図4に示す待機状態では、搬出レバー12
はその下端部を収納通路T側に突出した状態で最下位の
商品S1を支持して収納商品の落下を防止しており、係
止凹部12bに駆動シャフト14を係合されて突出状態
で保持されている。同状態から操作シャフト15をソレ
ノイドによって上方に牽引すると、図5に示すように規
制レバー13が軸杆11bを中心として反時計回り方向
に回動し、その上端部が収納通路T側に突出して2番目
の商品S2が支持され収納商品の落下が防止される。ま
た、これに伴って駆動シャフト14が斜め右方向に変位
して係止凹部12bから外れ、保持を解かれた搬出レバ
ー12が自重によって反時計回り方向に回動し、最下位
の商品S1の支持が解かれて該商品S1が落下搬出され
る。
【0006】商品搬出後に、図5の状態でソレノイドに
よる操作シャフト15の牽引を解除すると、コイルバネ
16の付勢力によって規制レバー13が軸杆11bを中
心として時計回り方向に回動し、該規制レバー13が復
帰して2番目の商品S2の支持が解除される。また、こ
れに伴って駆動シャフト14が係止凹部12bに係合す
るまで斜め左方向に変位して突出案内面12aが押圧さ
れ、搬出レバー12が軸杆11aを中心として時計回り
方向に回動し、その下端部が収納通路T側に突出して2
番目の商品S2が支持され収納商品の落下が防止され
る。
【0007】つまり、販売指令に応じてソレノイドを所
定時間だけ作動させれば、搬出レバー12と規制レバー
13を交互に突出させて収納通路T内に収納された缶飲
料,瓶飲料等の商品を1個ずつ落下搬出することができ
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
商品搬出装置では、搬出レバー12の上端部に設けた係
止凹部12bを駆動シャフト14に係合させてその突出
状態を保持する構造にあるため、待機状態では搬出レバ
ー12が受ける商品荷重の接点方向分力に相当する力F
がそのまま係合部分にかかることになる。つまり、駆動
シャフト14による搬出レバー12の保持を解くには上
記の力Fに勝る牽引力が必要となり、ソレノイドとして
大型のものを使用せざるを得ない難点がある。
【0009】また、規制レバー13に突設した支持板1
3aに駆動シャフト14と操作シャフト15を架設して
いるため、一連の搬出動作を行うには操作シャフト15
に回転方向の変位が必要となる。つまり、ソレノイド
(プランジャ)の直線運動をそのまま使用することがで
きず、リンク等の運動変換機構を介装する関係から大き
な牽引ストロークがソレノイドに必要になり装置の大型
化を招来すると共に、構成が複雑になる難点がある。
【0010】更に、1つの収納通路Tに1台の商品搬出
装置を配置する必要があるため、収納通路Tを自動販売
機の前後方向に複数個並設する場合には奥行き方向にか
なりの設置スペースが必要になる難点がある。
【0011】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、第1の目的とするところは、搬出動作に必要な力を
低減できる商品搬出装置を提供することにある。また、
第2の目的とするところは、搬出動作に必要な駆動スト
ロークを低減できる商品搬出装置を提供することにあ
る。第3の目的は収納通路を前後方向に並設する場合で
も設置スペースが小さくて済む商品搬出装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
め、請求項1の考案は、収納通路側に突出した状態で最
下位の商品を支持する搬出レバーと、搬出レバー上方位
置にあって収納通路側に突出した状態で2番目の商品を
支持する規制レバーと、搬出レバーを突出状態で保持す
ると共に該保持を解いて搬出レバーを非突出状態とし且
つ規制レバーを突出させる駆動シャフトとを備えた自動
販売機の商品搬出装置において、上記搬出レバーを、
端部を装置本体に回動自在に軸支された第1リンクと、
第1リンク上方位置にあって一端部を装置本体に回動自
在に軸支され他端部をピン及び長孔を介して第1リンク
の他端部に連結された第2リンクとから両リンクの回動
によって装置本体内に入り込んだ直線状と収納通路側に
突出した横V字状に変化で きるように構成して、駆動シ
ャフトから第2リンクに押圧力が付与されたときには該
押圧力によって第2リンクを軸支箇所を中心として収納
通路側に回動させ、且つ該第2リンクによって第1リン
クを軸支箇所を中心として収納通路側に回動させて両リ
ンクを横V字状に変化させる一方、駆動シャフトから第
2リンクへの押圧力が解かれたときには第2リンクを自
重によって軸支箇所を中心として装置本体側に回動さ
せ、且つ該第2リンクによって第1リンクを軸支箇所を
中心として装置本体側に回動させて両リンクを直線状に
変化させるようにし、上記規制レバーを、一端部を装置
本体に回動自在に軸支された第1リンクと、第1リンク
上方位置にあって一端部を装置本体に回動自在に軸支さ
れ他端部を第1リンクの他端部に当接した第2リンクと
から両リンクの回動によって装置本体内に入り込んだ直
線状と収納通路側に突出した横V字状に変化できるよう
に構成して、駆動シャフトから第1リンクへの押圧力が
解かれたときには第2リンクを自重によって軸支箇所を
中心として装置本体側に回動させ、且つ該第2リンクに
よって第1リンクを軸支箇所を中心として装置本体側に
回動させて両リンクを直線状に変化させる一方、駆動シ
ャフトから第1リンクに押圧力が付与されたときには該
押圧力によって第2リンクを軸支箇所を中心として収納
通路側に回動させ、且つ該第2リンクによって第1リン
クを軸支箇所を中心として収納通路側に回動させて両リ
ンクを横V字状に変化させるようにした、ことをその特
徴としている。
【0013】第2の目的を達成するため、請求項2の考
は、収納通路側に突出した状態で最下位の商品を支持
する搬出レバーと、搬出レバー上方位置にあって収納通
路側に突出した状態で2番目の商品を支持する規制レバ
ーと、搬出レバーを突出状態で保持すると共に該保持を
解いて搬出レバーを非突出状態とし且つ規制レバーを突
出させる駆動シャフトとを備えた自動販売機の商品搬出
装置において、上記駆動シャフトを、移動方向を上下方
向に規制されたスライダの上下位置に架設された搬出レ
バー用第1駆動シャフトと規制レバー用第2駆動シャフ
トとから構成すると共に、上記搬出レバーに第1駆動シ
ャフトによって押圧される湾曲案内面を設け、該搬出レ
バーの一端部を装置本体に回動自在に軸支して装置本体
内に入り込んだ状態と収納通路側に突出した状態に変化
できるように構成して、スライダ の下方移動によって第
1駆動シャフトから湾曲案内面に押圧力が付与されたと
きには該押圧力によって軸支箇所を中心として収納通路
側に回動させて収納通路側に突出した状態に変化させる
一方、スライダの上方移動によって第1駆動シャフトか
ら湾曲案内面への押圧力が解かれたときには自重によっ
て軸支箇所を中心として装置本体側に回動させて装置本
体内に入り込んだ状態に変化させるようにし、上記規制
レバーに第2駆動シャフトによって押圧される湾曲案内
面を設け、該規制レバーの一端部を装置本体に回動自在
に軸支して装置本体内に入り込んだ状態と収納通路側に
突出した状態に変化できるように構成して、スライダの
下方移動によって第2駆動シャフトから湾曲案内面への
押圧力が解かれたときには自重によって軸支箇所を中心
として装置本体側に回動させて装置本体内に入り込んだ
状態に変化させる一方、スライダの上方移動によって第
2駆動シャフトから湾曲案内面に押圧力が付与されたと
きには該押圧力によって軸支箇所を中心として収納通路
側に回動させて収納通路側に突出した状態に変化させる
ようにした、ことをその特徴としている。
【0014】第3の目的を達成するため、請求項3の考
は、装置本体の左右位置に共通軸を介して装置本体の
前側と後側に突出可能な2つの搬出レバーを回動自在に
軸支し、装置本体の各搬出レバー上方位置に共通軸を介
して装置本体の前側と後側に突出可能な2つの規制レバ
を回動自在に軸支し、各々の搬出レバーを突出状態で
保持すると共に該保持を解いて搬出レバーを非突出状態
とし且つ規制レバーを突出させる駆動シャフトを個別に
設けた、ことをその特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1の考案に係る商品搬出装置によれば、
搬出レバーを、一端部を装置本体に回動自在に軸支され
た第1リンクと、第1リンク上方位置にあって一端部を
装置本体に回動自在に軸支され他端部をピン及び長孔を
介して第1リンクの他端部に連結された第2リンクとか
ら両リンクの回動によって装置本体内に入り込んだ直線
状と収納通路側に突出した横V字状に変化できるように
構成してあるので、待機状態で搬出レバーが受ける商品
荷重を第1リンクと第2リンクそれぞれの 軸支箇所に分
散できる。また、規制レバーを、一端部を装置本体に回
動自在に軸支された第1リンクと、第1リンク上方位置
にあって一端部を装置本体に回動自在に軸支され他端部
を第1リンクの他端部に当接した第2リンクとから両リ
ンクの回動によって装置本体内に入り込んだ直線状と収
納通路側に突出した横V字状に変化できるように構成し
てあるので、商品搬出時に規制レバーが受ける商品荷重
を第1リンクと第2リンクそれぞれの軸支箇所に分散で
きる。
【0016】請求項2の考案に係る商品搬出装置によれ
ば、移動方向を上下方向に規制されたスライダの上下位
置に搬出レバー用第1駆動シャフトと規制レバー用第2
駆動シャフトを架設すると共に、搬出レバーの一端部を
装置本体に回動自在に軸支して装置本体内に入り込んだ
状態と収納通路側に突出した状態に変化できるように構
成し、規制レバーの一端部を装置本体に回動自在に軸支
して装置本体内に入り込んだ状態と収納通路側に突出し
た状態に変化できるように構成してあるので、スライダ
による第1,第2駆動シャフトの上下変位によって搬出
レバーと規制レバーのそれぞれを出没できる。また、搬
出レバーと規制レバーのそれぞれに駆動シャフトによっ
て押圧される湾曲案内面を設けてあるので、各駆動シャ
フトによる突出時のレバー回動をスムーズに行えると共
に、小さなシャフト移動量で充分なレバー回動角度を確
保できる。
【0017】請求項3の考案に係る商品搬出装置によれ
ば、装置本体の左右位置に共通軸を介して装置本体の前
側と後側に突出可能な2つの搬出レバーを回動自在に軸
支し、装置本体の各搬出レバー上方位置に共通軸を介し
て装置本体の前側と後側に突出可能な2つの規制レバー
を回動自在に軸支し、各々の搬出レバーを突出状態で保
持すると共に該保持を解いて搬出レバーを非突出状態と
し且つ規制レバーを突出させる2つの駆動シャフトを個
別に設けてあるので、駆動シャフトの個別変位により装
置本体の前後面に搬出レバーと規制レバーを選択的に出
没できる。
【0018】
【実施例】図1乃至図3は本考案の第1実施例を示すも
ので、図1は商品搬出装置の縦断面図、図2は商品搬出
装置の機構部斜視図、図3は動作説明図である。同図に
示した商品搬出装置は、装置本体1と搬出レバー2と規
制レバー3とスライダ4と図示省略のソレノイドから成
り、サーペンタイン式ベントラック等の収納通路Tの下
部側面に配置されている。
【0019】装置本体1は矩形枠状に形成されており、
レバー突出用の窓口1aを前面中央に有している。ま
た、装置本体1の側板間には、上下方向に間隔をおいて
4本の軸杆1b乃至1eが架設されている。
【0020】搬出レバー2は、コ字状の第1リンク2a
と、横長矩形状の第2リンク2bと、コ字状のカバー部
材2cとから構成されている。第1リンク2aは基部を
軸杆1bに回動自在に軸支されており、一対のアーム部
2a1 の先端間に摺動ピン2a2 を架設され、また両ア
ーム部2a1 の基部寄り位置にカバー部材2cの先端部
を受容する凹部2a3 を有している。第2リンク2bは
上端部を軸杆1cに回動自在に軸支されており、下端部
に形成された長孔2b1 に摺動ピン2a2 を摺動自在に
挿通され、また上端部端面に僅かに湾曲した突出案内面
2b2 と後述する駆動シャフト係合用の係合凹部2b3
を有している。カバー部材2cは側面上端部を軸杆1c
に回動自在に軸支されており、その前面部分で第2リン
ク2bの前面側を覆っている。つまり、この搬出レバー
2は、第1,第2リンク2a,2bを軸杆1b,1cを
中心として回動させ摺動ピン2a2 を長孔2b1 に沿っ
て摺動させることで、直線状と横V字状に変化させるこ
とができる。
【0021】規制レバー3は、横長矩形状の第1リンク
3aと、コ字状の第2リンク3bとから構成されてい
る。第1リンク3aは下端部を軸杆1dに回動自在に軸
支されており、軸支箇所近傍に第2リンク3bの先端部
を受容する凹部3a1 を有し、また下端部端面に僅かに
湾曲した突出案内面3b2 と後述する駆動シャフト係合
用の係合凹部3b3 を有している。第2リンク3bは側
面上端部を軸杆1eに回動自在に軸支されており、その
前面部分で第1リンク3aの前面側を覆っている。つま
り、この規制レバー3は、第1リンク3a及び第2リン
ク3bを軸杆1d,1eを中心として回動させること
で、直線状と横V字状に変化させることができる。
【0022】スライダ4は、装置本体1の側面と各レバ
ー2,3との隙間に位置する縦長矩形状の一対のプレー
ト4aと、プレート間の下端寄り位置に架設された駆動
シャフト4bと、プレート間の上端寄り位置に架設され
た操作シャフト4cと、プレート4aの下端と軸杆1b
とに張設されスライダ4を下方に付勢するコイルバネ4
dとから構成されている。各プレート4aは軸杆1c乃
至1eが挿通される長孔4a1 乃至4a3 を軸杆1c乃
至1eと同一間隔で有しており、その移動方向を上下方
向に規制されている。
【0023】図1に示す待機状態では、コイルバネ4d
の付勢力によりスライダ4は下降位置にあって、搬出レ
バー2は第2リンク2bの係合凹部2b3 に駆動シャフ
ト4bを係合されて収納通路T側に横V字状に突出した
状態で保持されており、最下位の商品S1は搬出レバー
2のカバー部材2cに当接し、これにより収納商品の落
下が防止されている。一方、規制レバー3は第1リンク
3aの突出案内面3a2 に駆動シャフト4bを当接さ
れ、直線状に折り畳まれて装置本体1内に位置してい
る。尚、実施例では、最下位の商品S1の中心P1と該
商品S1とカバー部材2cとの接点P2を結ぶ直線の延
長線が、第1リンク2aのアーム部2a1 の中心線より
も上側に位置するように、最下位の商品S1と第1リン
ク2aの位置関係を設定してある。
【0024】図1の待機状態からスライダ4の操作シャ
フト4cをソレノイドによって距離t(スライダの長孔
長さに相当)だけ上方に牽引すると、図3に示すように
駆動シャフト4bが係合凹部3a3 に係合するまで上方
に変位して突出案内面3a2が押圧され、第1リンク3
aが軸杆1dを中心として反時計回り方向に回動し、こ
れと同期して第2リンク3bが押し上げられて軸杆1e
を中心として時計回り方向に回動して、規制レバー3が
収納通路T2側に横V字状に突出して2番目の商品S2
が支持され収納商品の落下が防止される。
【0025】また、これに伴って駆動シャフト4bが第
2リンク2bの係合凹部2b3 から外れて該第2リンク
2b及びカバー部材2cが軸杆1cを中心とし自重によ
って反時計回り方向に回動し、これと同期して長孔2b
1 に沿って摺動ピン2a2 が摺動して第1リンク2aが
時計回り方向に回動して、搬出レバー2が直線状に折り
畳まれて装置本体1内に入り込み、最下位の商品S1の
支持が解かれて該商品S1が落下搬出される。
【0026】商品搬出後に、図3の状態でソレノイドに
よる操作シャフト4の牽引を解除すると、コイルバネ4
d(図3中は省略)の付勢力によってスライダ4が距離
だけ下降し、駆動シャフト4bが第1リンク3aの係
合凹部3a3 から外れて第2リンク3bが軸杆1eを中
心とし自重によって反時計回り方向に回動し、これと同
期して第1リンク3aが軸杆1dを中心として時計回り
方向に回動して、規制レバー3が直線状に折り畳まれて
装置本体1内に入り込んで2番目の商品S2の支持が解
除される。
【0027】また、これに伴って駆動シャフト4bが係
合凹部2b3 に係合するまで下方に変位して突出案内面
2b2 が押圧され、第2リンク2b及びカバー部材2c
が軸杆1cを中心として時計回り方向に回動し、これと
同期して長孔2b1 に沿って摺動ピン2a2 が上記とは
逆方向に摺動して第1リンク2aが軸杆1bを中心とし
て反時計回り方向に回動して、搬出レバー2が収納通路
T側に横V字状に突出して2番目の商品S2が支持され
収納商品の落下が防止される。
【0028】つまり、販売指令に応じてソレノイドを所
定時間だけ作動させれば、搬出レバー2と規制レバー3
を交互に突出させて収納通路T内に収納された缶飲料,
瓶飲料等の商品を1個ずつ落下搬出することができる。
【0029】上述の第1実施例によれば、搬出レバー2
を、一端部を装置本体1に回動自在に軸支された第1リ
ンク2aと、第1リンク上方位置にあって一端部を装置
本体 1に回動自在に軸支され他端部をピン2a2 及び長
孔2b1 を介して第1リンク2aの他端部に連結された
第2リンク2bとから両リンクの回動によって装置本体
1内に入り込んだ直線状と収納通路T側に突出した横V
字状に変化できるように構成してあるので、待機状態で
搬出レバー2が受ける商品荷重を第1リンク2aと第2
リンク2bそれぞれの軸支箇所に分散して、駆動シャフ
ト4bにかかる力、つまり商品搬出の際に搬出レバー2
の保持解除に要する力を大幅に低減してソレノイドの小
型化、ひいては装置の小型化を実現できる。
【0030】しかも、規制レバー3を、一端部を装置本
体1に回動自在に軸支された第1リンク3aと、第1リ
ンク上方位置にあって一端部を装置本体1に回動自在に
軸支され他端部を第1リンク3aの他端部に当接した第
2リンク3bとから両リンクの回動によって装置本体1
内に入り込んだ直線状と収納通路T側に突出した横V字
状に変化できるように構成してあるので、商品搬出時に
規制レバー3が受ける商品荷重を第1リンク3aと第2
リンク2bそれぞれの軸支箇所に分散して、収納商品の
落下防止を的確に行うことができる。
【0031】また、最下位の商品S1の中心P1と該商
品S1とカバー部材2cとの接点P2を結ぶ直線の延長
線が、第1リンク2aのアーム部2a1 の中心線よりも
上側に位置するように、最下位の商品S1と第1リンク
2aの位置関係を設定してあるので、上記の荷重分散作
用を効果的に発揮させて搬出動作に必要な力を極力低減
させることができる。
【0032】更に、駆動シャフト4bの上下変位によっ
て搬出レバー2と規制レバー3を出没できるので、一連
の搬出動作にソレノイドの直線運動をそのまま使用する
ことが可能であり、運動変換機構を不要にして商品搬出
の際に必要な牽引ストロークを低減し装置の小型化に貢
献できる。
【0033】図6乃至図8は本考案の第2実施例を示す
もので、図6は商品搬出装置の縦断面図、図7は商品搬
出装置の機構部斜視図、図8は動作説明図である。同図
に示した商品搬出装置は、装置本体21と搬出レバー2
2と規制レバー23とスライダ24と図示省略のソレノ
イドから成り、サーペンタイン式ベントラック等の収納
通路Tの下部側面に配置されている。
【0034】装置本体21は矩形枠状に形成されてお
り、レバー突出用の窓口21aを前面下部に有してい
る。また、装置本体21の側板間には、上下方向に間隔
をおいて2本の軸杆21b,21cが架設されている。
【0035】搬出レバー22は、横長矩形状のレバー部
材22aと、コ字状のカバー部材22bとから構成され
ている。レバー部材22aは上端部を軸杆21bに回動
自在に軸支されており、上端部端面に僅かに湾曲した突
出案内面22a1 と後述する第1駆動シャフト係合用の
係合凹部22a2 を有している。カバー部材22bは側
面上端部を軸杆21bに回動自在に軸支されており、そ
の前面部分で第2リンク22aの前面側を覆っている。
つまり、この搬出レバー22は、レバー部材22aを軸
杆21bを中心として回動させることで、その下端部を
収納通路T側に斜めに突出させることができる。
【0036】規制レバー23は、横長矩形状のレバー部
材23aと、コ字状のカバー部材23bとから構成され
ている。レバー部材23aは上端部を軸杆21cに回動
自在に軸支されており、下端部後面に湾曲した突出案内
面23a1 を有している。カバー部材23bは側面上端
部を軸杆1eに回動自在に軸支されており、その前面部
分でレバー部材23aの前面側を覆っている。つまり、
この規制レバー23は、レバー部材23aを軸杆12c
を中心として回動させることで、その下端部を収納通路
T側に斜めに突出させることができる。
【0037】スライダ24は、装置本体1の側面と各レ
バー22,23との隙間に位置する縦長矩形状の一対の
プレート24aと、プレート間の下端寄り位置に架設さ
れた第1駆動シャフト24bと、プレート間の上端寄り
位置に架設された第2駆動シャフト24cと、プレート
間の上端部に架設された操作片24dと、プレート24
aの下端と装置本体21とに張設されスライダ24を下
方に付勢するコイルバネ24eとから構成されている。
各プレート24aは軸杆21b,21cが挿通される長
孔24a1 ,24a2 を軸杆21b,21cと同一間隔
で有しており、その移動方向を上下方向に規制されてい
る。
【0038】図6に示す待機状態では、コイルバネ24
eの付勢力によりスライダ24は下降位置にあって、搬
出レバー22はレバー部材22aの係合凹部22a1 に
第1駆動シャフト24bを係合されて収納通路T側に下
端部を斜めに突出した状態で保持されており、最下位の
商品S1は搬出レバー22のカバー部材22bに当接
し、これにより収納商品の落下が防止されている。一
方、規制レバー23はレバー部材23aの突出案内面2
3a1 に第2駆動シャフト24cを当接され、垂直状態
で装置本体21内に位置している。
【0039】図6の待機状態からスライダ24の操作片
24dをソレノイドによって距離t(スライダの長孔長
さに相当)だけ上方に牽引すると、図8に示すように第
2駆動シャフト24cが上方に変位して突出案内面23
a1 が押圧され、レバー部材23aが軸杆21cを中心
として時計回り方向に回動し、規制レバー23の下端部
が収納通路T2側に斜めに突出して2番目の商品S2が
支持され収納商品の落下が防止される。
【0040】また、これに伴って第1駆動シャフト24
bがレバー部材22aの係合凹部22a2 から外れて該
レバー部材22a及びカバー部材22bが軸杆21bを
中心とし自重によって反時計回り方向に回動し、搬出レ
バー22が装置本体21内に入り込み最下位の商品S1
の支持が解かれて該商品S1が落下搬出される。
【0041】商品搬出後に、図8の状態でソレノイドに
よる操作片24dの牽引を解除すると、コイルバネ24
eの付勢力によってスライダ24が距離だけ下降し、
第2駆動シャフト24cの下方変位に伴ってレバー部材
23a及びカバー部材23bが軸杆21cを中心とし自
重によって反時計回り方向に回動して、規制レバー23
が装置本体21内に入り込んで2番目の商品S2の支持
が解除される。
【0042】また、これに伴って第1駆動シャフト24
bが係合凹部22a2 に係合するまで下方に変位して突
出案内面22a1 が押圧され、レバー部材22a及びカ
バー部材22bが軸杆21bを中心として時計回り方向
に回動し、搬出レバー22が収納通路T側に斜めに突出
して2番目の商品S2が支持され収納商品の落下が防止
される。
【0043】つまり、販売指令に応じてソレノイドを所
定時間だけ作動させれば、搬出レバー22と規制レバー
23を交互に突出させて収納通路T内に収納された缶飲
料,瓶飲料等の商品を1個ずつ落下搬出することができ
る。
【0044】上述の第2実施例によれば、移動方向を上
下方向に規制されたスライダ24の上下位置に搬出レバ
ー用第1駆動シャフト24bと規制レバー用第2駆動シ
ャフト24cを架設すると共に、搬出レバー22の一端
部を装置本体21に回動自在に軸支して装置本体21内
に入り込んだ状態と収納通路T側に突出した状態に変化
できるように構成し、規制レバー23の一端部を装置本
体21に回動自在に軸支して装置本体21内に入り込ん
だ状態と収納通路T側に突出した状態に変化できるよう
に構成してあるので、スライダ24による第1,第2駆
動シャフト24b,24cの上下変位によって搬出レバ
ー22と規制レバー23のそれぞれを出没でき、一連の
搬出動作にソレノイドの直線運動をそのまま使用するこ
とが可能であり、運動変換機構を不要にして商品搬出の
際に必要な牽引ストロークを低減し装置の小型化に貢献
できる。
【0045】また、搬出レバー22と規制レバー23の
それぞれに駆動シャフト24b,24cによって押圧さ
れる湾曲案内面22a1 ,23a1 を設けてあるので、
各駆動シャフト24b,24cによる突出時のレバー回
動をスムーズに行えると共に、小さなシャフト移動量で
充分なレバー回動角度を確保できる。
【0046】図9及び図10は本考案の第3実施例を示
すもので、図9は商品搬出装置の機構部斜視図、図10
は動作説明図である。同図に示した商品搬出装置は、第
1実施例の搬出機構を装置本体1′の左右位置に前後逆
向きに並設して構成されている。
【0047】各搬出レバー2の第1リンク2a,第2リ
ンク2b及びカバー部材2c′は共通の軸杆1b,1c
の左右位置の回動自在に軸支され、また各規制レバー3
の第1リンク3a及び第2リンク3b′は共通の軸杆1
d,1eの左右位置に回動自在に軸支されている。ま
た、駆動シャフト4bを具備した各スライダ4も共通の
軸杆1b乃至1cに長孔夫々を上下動自在に嵌挿され下
方にバネ付勢されており、各スライダ4の上方にはスラ
イダ牽引用のソレノイド(図示省略)が夫々配置されて
いる。
【0048】各搬出レバー2のカバー部材2c′は第
1,第2リンク2a,2bよりも横長に形成されてお
り、一方の側面上端部を隣側の第1,第2リンク2a,
2bの外側に軸支されている。また、各規制レバー3の
第2リンク3b′も第1リンク3aより横長に形成され
ており、一方の側面上端部を隣側の第1リンク3aの外
側に軸支されている。
【0049】この商品搬出装置は、図10に示すように
隣接する2つの収納通路Tの中央位置に配置して使用さ
れる。同装置の各スライダ4は専用のソレノイドによっ
て夫々個別に上下動させることが可能であり、つまり各
駆動シャフト4bの個別変位によって搬出機構を第1実
施例と同様に動作させて、装置本体1′の前後面に搬出
レバー2と規制レバー3を選択的に突出させることがで
きる。
【0050】上述の第3実施例によれば、装置本体1’
の左右位置に共通軸1b,1cを介して装置本体1’の
前側と後側に突出可能な2つの搬出レバー2を回動自在
に軸支し、装置本体1’の各搬出レバー上方位置に共通
軸1d,1eを介して装置本 体1’の前側と後側に突出
可能な2つの規制レバー3を回動自在に軸支し、各々の
搬出レバー2を突出状態で保持すると共に該保持を解い
て搬出レバー2を非突出状態とし且つ規制レバー3を突
出させる2つの駆動シャフト4bを個別に設けてあるの
で、駆動シャフト4bの個別変位により装置本体1′の
前後面に搬出レバー2と規制レバー3を選択的に出没で
き、1台の商品搬出装置で前後2つの収納通路Tの商品
搬出を行なうことが可能であり、収納通路Tを自動販売
機の前後方向に複数個並設する場合でも商品搬出装置の
設置に要するスペースを大きく削減でき、ひいては自動
販売機の薄型化に貢献できる。他の効果は第1実施例と
同様である。
【0051】図11は本考案の第4実施例を示す商品搬
出装置の機構部斜視図である。同図に示した商品搬出装
置は、第2実施例の搬出機構を装置本体(図示省略)の
左右位置に前後逆向きに並設して構成されている。
【0052】各搬出レバー22のレバー部材22aカバ
ー部材22b′は共通の軸杆21bの左右位置の回動自
在に軸支され、また各規制レバー23のレバー部材23
a及びカバー部材23b′は共通の軸杆21cの左右位
置に回動自在に軸支されている。また、第1,第2駆動
シャフト24b,24cを具備した各スライダ24も共
通の軸杆21b,21cに長孔夫々を上下動自在に嵌挿
され下方にバネ付勢されており、各スライダ24の上方
にはスライダ牽引用のソレノイド(図示省略)が夫々配
置されている。
【0053】各搬出レバー22のカバー部材22b′は
レバー部材22aよりも横長に形成されており、一方の
側面上端部を隣側のレバー部材22aの外側に軸支され
ている。また、各規制レバー23のカバー部材23b′
もレバー部材23aより横長に形成されており、一方の
側面上端部を隣側のレバー部材23aの外側に軸支され
ている。
【0054】この商品搬出装置は、第3実施例と同様に
隣接する2つの収納通路の中央位置に配置して使用され
る。同装置の各スライダ24は専用のソレノイドによっ
て夫々個別に上下動させることが可能であり、つまり各
駆動シャフト24b,24cの個別変位によって搬出機
構を第1実施例と同様に動作させて、装置本体の前後面
に搬出レバー22と規制レバー23を選択的に突出させ
ることができる。
【0055】上述の第4実施例によれば、装置本体の左
右位置に共通軸21bを介して装置本体の前側と後側に
突出可能な2つの搬出レバー22を回動自在に軸支し、
装置本体の各搬出レバー上方位置に共通軸21cを介し
て装置本体の前側と後側に突出可能な2つの規制レバー
23を回動自在に軸支し、各々の搬出レバー22を突出
状態で保持すると共に該保持を解いて搬出レバー22を
非突出状態とし且つ規制レバー23を突出させる2組の
駆動シャフト24b,24cを個別に設けてあるので、
駆動シャフト24b,24cの個別変位により装置本体
の前後面に搬出レバー22と規制レバー23を選択的に
出没でき、1台の商品搬出装置で前後2つの収納通路T
の商品搬出を行なうことが可能であり、収納通路Tを自
動販売機の前後方向に複数個並設する場合でも商品搬出
装置の設置に要するスペースを大きく削減でき、ひいて
は自動販売機の薄型化に貢献できる。他の効果は第2実
施例と同様である。
【0056】
【考案の効果】以上詳述したように、請求項1の考案
よれば、待機状態で搬出レバーが受ける商品荷重を第1
リンクと第2リンクそれぞれの軸支箇所に分散して、駆
動シャフトにかかる力、つまり商品搬出の際に搬出レバ
ーの保持解除に要する力を大幅に低減してソレノイドの
小型化、ひいては装置の小型化を実現できる。しかも、
商品搬出時に規制レバーが受ける商品荷重を第1リンク
と第2リンクそれぞれの軸支箇所に分散して、収納商品
の落下防止を的確に行うことができる。
【0057】請求項2の考案によれば、スライダによる
第1,第2駆動シャフトの上下変位によって搬出レバー
と規制レバーのそれぞれを出没できるので、一連の搬出
動作にソレノイドの直線運動をそのまま使用することが
可能であり、運動変換機構を不要にして商品搬出の際に
必要な牽引ストロークを低減し装置の小型化に貢献でき
る。また、搬出レバーと規制レバーのそれぞれに駆動シ
ャフトによって押圧される湾曲案内面を設けてあるの
で、各駆動シャフトによる突出時のレバー回動をスムー
ズに行えると共に、小さなシャフト移動量で充分なレバ
ー回動角度を確保できる。
【0058】請求項3の考案によれば、駆動シャフトの
個別変位により装置本体の前後面に搬出レバーと規制レ
バーを選択的に出没でき、1台の商品搬出装置で前後
つの収納通路の商品搬出を行なうことが可能であり、収
納通路を自動販売機の前後方向に複数個並設する場合で
も商品搬出装置の設置に要するスペースを大きく削減で
き、ひいては自動販売機の薄型化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す商品搬出装置の縦断
面図
【図2】本考案の第1実施例を示す商品搬出装置の機構
部斜視図
【図3】本考案の第1実施例の動作説明図
【図4】従来例を示す商品搬出装置の縦断面図
【図5】従来例の動作説明図
【図6】本考案の第2実施例を示す商品搬出装置の縦断
面図
【図7】本考案の第2実施例を示す商品搬出装置の機構
部斜視図
【図8】本考案の第2実施例の動作説明図
【図9】本考案の第3実施例を示す商品搬出装置の機構
部斜視図
【図10】本考案の第3実施例の動作説明図
【図11】本考案の第4実施例を示す商品搬出装置の機
構部斜視図
【符号の説明】
1…装置本体、2…搬出レバー、2a…第1リンク、2
b…第2リンク、2b2 …突出案内面、3…規制レバ
ー、3a…第1リンク、3b…第2リンク、3a2 …突
出案内面、4…スライダ、4b…駆動シャフト、21…
装置本体、22…搬出レバー、22a1 …突出案内面、
23…規制レバー、23a1 …突出案内面、24…スラ
イダ、24b…第1駆動シャフト、24c…第2駆動シ
ャフト、T…収納通路、S1…最下位の商品、S2…2
番目の商品。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納通路側に突出した状態で最下位の商
    品を支持する搬出レバーと、搬出レバー上方位置にあっ
    て収納通路側に突出した状態で2番目の商品を支持する
    規制レバーと、搬出レバーを突出状態で保持すると共に
    該保持を解いて搬出レバーを非突出状態とし且つ規制レ
    バーを突出させる駆動シャフトとを備えた自動販売機の
    商品搬出装置において、 上記搬出レバーを、一端部を装置本体に回動自在に軸支
    された第1リンクと、第1リンク上方位置にあって一端
    部を装置本体に回動自在に軸支され他端部をピン及び長
    孔を介して第1リンクの他端部に連結された第2リンク
    とから両リンクの回動によって装置本体内に入り込んだ
    直線状と収納通路側に突出した横V字状に変化できるよ
    うに構成して、駆動シャフトから第2リンクに押圧力が
    付与されたときには該押圧力によって第2リンクを軸支
    箇所を中心として収納通路側に回動させ、且つ該第2リ
    ンクによって第1リンクを軸支箇所を中心として収納通
    路側に回動させて両リンクを横V字状に変化させる一
    方、駆動シャフトから第2リンクへの押圧力が解かれた
    ときには第2リンクを自重によって軸支箇所を中心とし
    て装置本体側に回動させ、且つ該第2リンクによって第
    1リンクを軸支箇所を中心として装置本体側に回動させ
    て両リンクを直線状に変化させるようにし、 上記規制レバーを、一端部を装置本体に回動自在に軸支
    された第1リンクと、第1リンク上方位置にあって一端
    部を装置本体に回動自在に軸支され他端部を第1リンク
    の他端部に当接した第2リンクとから両リンクの回動に
    よって装置本体内に入り込んだ直線状と収納通路側に突
    出した横V字状に変化できるように構成して、駆動シャ
    フトから第1リンクへの押圧力が解かれたときには第2
    リンクを自重によって軸支箇所を中心として装置本体側
    に回動させ、且つ該第2リンクによって第1リンクを軸
    支箇所を中心として装置本体側に回動させて両リンクを
    直線状に変化させる一方、駆動シャフトから第1リンク
    に押圧力が付与されたときには該押圧力によって第2リ
    ンクを軸支箇所を中心として収納通路側に回動させ、且
    つ該第2リンクによって第1リンクを軸支箇所を中心と
    して収納通路側に回 動させて両リンクを横V字状に変化
    させるようにした、 ことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 【請求項2】 収納通路側に突出した状態で最下位の商
    品を支持する搬出レバーと、搬出レバー上方位置にあっ
    て収納通路側に突出した状態で2番目の商品を支持する
    規制レバーと、搬出レバーを突出状態で保持すると共に
    該保持を解いて搬出レバーを非突出状態とし且つ規制レ
    バーを突出させる駆動シャフトとを備えた自動販売機の
    商品搬出装置において、上記駆動シャフトを、移動方向を上下方向に規制された
    スライダの上下位置に架設された搬出レバー用第1駆動
    シャフトと規制レバー用第2駆動シャフトとから構成す
    ると共に、 上記搬出レバーに第1駆動シャフトによって押圧される
    湾曲案内面を設け、該搬出レバーの一端部を装置本体に
    回動自在に軸支して装置本体内に入り込んだ状態と収納
    通路側に突出した状態に変化できるように構成して、ス
    ライダの下方移動によって第1駆動シャフトから湾曲案
    内面に押圧力が付与されたときには該押圧力によって軸
    支箇所を中心として収納通路側に回動させて収納通路側
    に突出した状態に変化させる一方、スライダの上方移動
    によって第1駆動シャフトから湾曲案内面への押圧力が
    解かれたときには自重によって軸支箇所を中心として装
    置本体側に回動させて装置本体内に入り込んだ状態に変
    化させるようにし、 上記規制レバーに第2駆動シャフトによって押圧される
    湾曲案内面を設け、該規制レバーの一端部を装置本体に
    回動自在に軸支して装置本体内に入り込んだ状態と収納
    通路側に突出した状態に変化できるように構成して、ス
    ライダの下方移動によって第2駆動シャフトから湾曲案
    内面への押圧力が解かれたときには自重によって軸支箇
    所を中心として装置本体側に回動させて装置本体内に入
    り込んだ状態に変化させる一方、スライダの上方移動に
    よって第2駆動シャフトから湾曲案内面に押圧力が付与
    されたときには該押圧力によって軸支箇所を中心として
    収納通路側に回動させて収納通路側に突出した状態に変
    化させるようにした、 ことを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】 装置本体の左右位置に共通軸を介して
    置本体の前側と後側に突出可能な2つの搬出レバーを回
    動自在に軸支し、 装置本体の各搬出レバー上方位置に共通軸を介して装置
    本体の前側と後側に突出可能な2つの規制レバーを回動
    自在に軸支し、各々の搬出レバーを突出状態で保持すると共に該保持を
    解いて搬出レバーを非突出状態とし且つ規制レバーを突
    出させる駆動シャフトを個別に設けた、 ことを特徴とす
    る自動販売機の商品搬出装置。
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