JP2576973Y2 - ワイヤボンディング装置 - Google Patents

ワイヤボンディング装置

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JP2576973Y2
JP2576973Y2 JP1991095518U JP9551891U JP2576973Y2 JP 2576973 Y2 JP2576973 Y2 JP 2576973Y2 JP 1991095518 U JP1991095518 U JP 1991095518U JP 9551891 U JP9551891 U JP 9551891U JP 2576973 Y2 JP2576973 Y2 JP 2576973Y2
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晋作 牧元
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワイヤボンディング
装置に関し、更に詳しくは、ダイパッド部が複数連形成
されたリードフレームのワイヤボンディング時の加熱手
段に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のワイヤボンディング装置
としては、図5に示すような加熱手段を備えたものが知
られている。この加熱手段は、同図に示すように、材質
がSKSでなるヒートブロック1の長手方向に沿って円
柱形状のヒータ2を挿入し、ヒートブロック1上にステ
ンレス製のヒートコマ3を載せ、このヒートコマ3を介
して、ダイパッド部にチップ5がマウントされたリード
フレーム4を200℃以上に加熱するようになってい
る。そして、図示しないワイヤ供給機構により、このよ
うな加熱状態でチップ5の電極とリードフレーム4のリ
ード部4aとをワイヤボンディングするようにしたもの
である。この種の他の装置としては、特開昭56−14
0638号公報記載の半導体組立装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の加熱手段を備えたワイヤボンディング装置にあ
っては、ヒートブロック1からの熱の伝わり方により、
ヒートコマ3表面に温度差が生ずる問題がある。
【0004】図6は、図5のA−A断面の説明図であ
り、ヒータ2からの熱の伝達状態を示す分布を示してい
る。図6においては、ヒートコマ3の表面では、図5に
示すリードフレーム4を載せた場合、3連のダイパッド
が載る位置a,b,cでの温度差が大きくなり、ワイヤ
ボンディング時のダイパッド部の加熱温度が不均一とな
り、安定したボンディングが行なえない問題があった。
【0005】また、図7に示すように、ヒートブロック
1内に平行に2本のヒータ2,2を内蔵させた場合にお
いても、ヒートコマ3の断面では同図に示すような温度
分布となり、図8に示すグラフから明らかなように、a
とbでは3℃、bとcでも3℃の温度差が生じ、加熱温
度の不均一は免れない。
【0006】本考案は、このような問題点に着目して創
案されたものであって、ヒートコマ表面のダイパッド位
置間の温度差を抑える安定したワイヤボンディングが行
なえ、製品間の品質のバラツキを防止するワイヤボンデ
ィング装置を得んとするものである。
【0007】そこで、本考案は、ヒータを内蔵するヒー
トブロックと、該ヒートブロック上に載置され、該ヒー
トブロックからの熱を伝導するヒートコマを有するワイ
ヤボンディング装置において、上記ヒートコマおよびヒ
ートブロックのうちいずれか一方の、上記ヒートコマお
よびヒートブロックのうちいずれか他方に接する部位
に、熱伝導率の低い温度制御体を設けたことを、その解
決手段としている。
【0008】
【作用】ヒートコマおよびヒートブロックのうちいずれ
か一方の、ヒートコマおよびヒートブロックのうちいず
れか他方に接する部位に設けられた熱伝導率の低い温度
制御体によって、ヒータの加熱を受けたヒートブロック
表面の温度の不均一さが是正されてヒートコマの表面温
度が略均一化される。このため、ヒートコマ上に載置さ
れるリードフレームの複数のダイパッド間の加熱温度は
略均一化され、安定したワイヤボンディングが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係るワイヤボンディング装置
の詳細を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0010】(第1実施例) 図1は、第1実施例の要部断面の説明図である。同図に
示すように、本実施例のワイヤボンディング装置10
は、ヒートブロック11と、ヒートブロック11に内蔵
される2本のヒータ12と、ヒートブロック11上に載
置されるヒートコマ13と、ヒートコマ13上に載置さ
れるチップ15がマウントされたリードフレーム14に
対してワイヤボンディングを行うボンディング手段16
で大略構成されている。
【0011】ヒートブロック11は、図5及び図6に示
した従来のものと略同形状であって、その上面には、ヒ
ートコマ13を載せる段部11aが形成されている。ま
た、2本のヒータ12は、ヒートコマ13上に載せられ
るリードフレーム14のダイパッドが形成された位置
a,b,cのaとbの中間及びbとcの中間に位置する
ように、ヒートブロック11内に長手方向に向けて平行
をなすように配設されている。
【0012】ヒートコマ13は、下面がヒートブロック
11の段部11aに密嵌するように、凹部が形成され、
その凹部の周辺の下面はヒートブロック11の段部11
aでない部分の上面と所定間隔を保つように設定されて
いる。さらに下面中央には長手方向に沿って、熱的空隙
となる溝13aが形成されている。このため、2本のヒ
ータ12,12からの熱は、ヒータブロック11を介し
て、ヒートコマ13の溝13aで分けられた下面部13
b及び13cからヒートコマ13上面側に伝達される。
図1中ヒートコマに描いた曲線は、等温線(1℃刻み)
であり、ヒータ12に近づく程、温度が高いことを示し
ている。図2は、ヒートコマ13上面の幅方向の温度分
布を示すグラフであり、ヒートコマ13上に載せたリー
ドフレームのダイパッドの位置a,b,cでは、その温
度が290〜291℃の範囲に収まり、略均一化されて
いることを示している。これは、熱的空隙(この場合、
熱伝導率がヒートコマ13の材質に比べて著しく小さ
い)である溝13aが位置bの真下に形成されているた
め、図8のグラフに示す位置bの温度上昇が抑制されて
いるものであり、リードフレーム14のダイパッド位置
(ワイヤボンディングが行なわれる位置である)の間の
温度の均一化が達成される。本実施例においては、溝1
3a内には空気が存在し、この空気が熱伝導効率を低い
ものとしているが、他に熱伝導率の低い材料をこの溝1
3aに充填した構成としてもよい。
【0013】また、本実施例においては、熱的空隙とし
てヒートコマ13の下面中央に溝13aを形成している
が、ヒートコマ13には溝を形成せず、熱伝導率の低い
材料をヒートコマ13の内部に埋め込む構成としてもよ
い。
【0014】(第2実施例) 図3は、第2実施例の要部断面の説明図であり、ヒート
ブロック11及びヒータ12,12の構成は上記した第
1実施例のもと同一である。ヒートコマ13の形状も第
1実施例のものと略同一であるが、本実施例において
は、下面にヒートコマ13の長手方向に沿って2条の溝
13A,13Bを形成し、ヒートブロック11と当接す
る3つの熱伝達面13C,13D,13Eを形成してい
る。熱伝達面13Cは、ヒートコマ13上面に載置する
リードフレームのダイパッドの位置aの真下に形成さ
れ、熱伝達面13Dは位置bの真下,熱伝達面13Eは
位置cの真下に形成されている。なお、熱伝達面13D
は、熱伝達面13C,13Eに比べて、両ヒータ12,
12からの熱伝導量が大きいため、幅が稍々小さく設定
されている。図3中、ヒートコマ13に描かれた曲線は
等温線(1℃刻み)であり、熱伝達面13C,13D,
13Eからヒートコマ1上面に向って熱伝達が同様に行
なわれていることが判る。
【0015】また、図4に示すグラフは、ヒートコマ1
3表面の温度を幅方向に測定した結果を示したものであ
り、位置a,b,cは、略同一温度になっていることが
判る。
【0016】本実施例においても、溝13A,13Bに
熱伝導率の低い材料を充填してもよく、また、ヒートコ
マ13内に熱伝導率の低い材料を埋設しても同様の作用
・効果を得ることができる。
【0017】以上、実施例について説明したが、本考案
は、これに限定されるものではなく、構成の要旨に付随
する各種の設計変更が可能である。
【0018】例えば、上記両実施例においては、熱的空
隙をヒートコマ側に形成したが、ヒートブロック側に形
成してもよい。
【0019】また、熱的空隙の数もリードフレームのダ
イパッドの数に応じて変更するものである。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係るワイヤボンディング装置によれば、ヒートコマ表
面のダイパッドを載置する位置間の加熱温度差を抑える
ことができ、安定したワイヤボンディングが可能とな
り、そのため、製品間品質のバラツキを減少できる効果
がある。
【0021】また、本考案によれば、温度設定,管理の
容易化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部断面の説明図。
【図2】第1実施例のヒートコマ表面の幅方向の温度分
布を示すグラフ。
【図3】本考案の第2実施例の要部断面の説明図。
【図4】第2実施例のヒートコマ表面の幅方向の温度分
布を示すグラフ。
【図5】従来のワイヤボンディング装置の斜視図。
【図6】図5のA−A断面図。
【図7】他の従来例の要部断面の説明図。
【図8】他の従来例のヒートコマ表面の幅方向の温度分
布を示すグラフ。
【符号の説明】
10…ワイヤボンディング装置、11…ヒートブロッ
ク、12…ヒータ、13…ヒートコマ、13a…溝(熱
的空隙)、14…リードフレーム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータを内蔵するヒートブロックと、該
    ヒートブロック上に載置され、該ヒートブロックからの
    熱を伝導するヒートコマを有するワイヤボンディング装
    置において、上記ヒートコマおよびヒートブロックのう
    ちいずれか一方の、上記ヒートコマおよびヒートブロッ
    クのうちいずれか他方に接する部位に、熱伝導率の低い
    温度制御体を設けたことを特徴とするワイヤボンディン
    グ装置。
JP1991095518U 1991-11-21 1991-11-21 ワイヤボンディング装置 Expired - Fee Related JP2576973Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0810189Y2 (ja) * 1990-06-30 1996-03-27 トーソク株式会社 ワイヤボンディング装置のヒートブロック構造

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JPH0546032U (ja) 1993-06-18

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