JP2576730Y2 - コンパクト - Google Patents

コンパクト

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JP2576730Y2
JP2576730Y2 JP1992052632U JP5263292U JP2576730Y2 JP 2576730 Y2 JP2576730 Y2 JP 2576730Y2 JP 1992052632 U JP1992052632 U JP 1992052632U JP 5263292 U JP5263292 U JP 5263292U JP 2576730 Y2 JP2576730 Y2 JP 2576730Y2
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puff
liquid foundation
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container
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美紀 十河
昇 松本
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Key Trading Co Ltd
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Key Trading Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、パフ収容凹部にパフ
とリクイドファンデーション容器を収容することのでき
るコンパクトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】化粧料とパフとを別々に収容するコンパ
クトとしては、図11に示すものが主流になっている。
すなわち、このコンパクトは、左側に化粧料収容凹部2
1aが形成され右側にパフ収容凹部21bが形成された
容器本体21の後端部に蓋体22をヒンジ連結して構成
されており、上記化粧料収容凹部21aに化粧料23a
が収容された化粧皿23が収容され、上記パフ収容凹部
21bにパフ24が収容されているとともに、図12に
示すように、上記パフ収容凹部21bの底面に通気孔2
5が穿設されている。そして、上記化粧料23aは、乾
いた状態または水を含ませた状態のスポンジ状のパフ2
4に移し取られて顔に塗られる。このようなパフ24を
乾かす場合には、洗浄したパフ24をパフ収容凹部21
bに収容し、上記通気孔25の通気効果および水逃がし
効果を利用して乾かすことが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにパフ24をコンパクトのパフ収容凹部21bに収
容して乾かす場合には、濡れたパフ24の下面で通気孔
25の上端開口を塞ぐことになり通気性に劣るうえ、通
気孔25が穿設されていないパフ収容凹部21bの底面
部分21cでは、パフ24の下面が上記底面部分21c
に密着してこの底面部分21cに付着した水分等と接触
するため、パフ24を乾かすのに長時間がかかるという
問題がある。一方、最近、化粧の際に、下地としてトリ
ートメントタイプのリクイドファンデーションを顔にう
すく塗ってから化粧料(パウダー)を塗ることが行われ
ている。このようなリクイドファンデーションはボトル
等の容器に収容されて販売されているが、このような容
器を収容するためのスペースが上記コンパクトには設け
られていないため、コンパクトと上記ボトル等とを別々
に持ち運びしなければならず使い勝手が悪い。したがっ
て、化粧料(パウダー)とリクイドファンデーションの
両方を収容することができるコンパクトが強く要望され
ている。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、パフを短時間で乾かすことができるととも
に、化粧料(パウダー)とリクイドファンデーションの
両方を収容することのできるコンパクトの提供をその目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のコンパクトは、上面に化粧料収容凹部と
パフ収容凹部が形成された容器本体と、この容器本体の
上面を蓋する蓋体と、上記パフ収容凹部の底面に設けら
れた外部連通孔とを備え、上記パフ収容凹部の底面に所
定間隔をあけて複数条のリブを立設し、上記リブで区切
られた複数のパフ収容凹部の部分のうち所定の部分をリ
クイドファンデーション容器収容用部に形成したという
構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この考案のコンパクトは、パフ収容
凹部にリクイドファンデーション容器を収容する場合、
上記パフ収容凹部の底面に立設した複数条のリブで区切
られた部分のうち所定の部分に上記リクイドファンデー
ション容器を収容し、残りの部分にパフを収容すること
が行われる。また、パフを乾かす場合、洗浄したパフを
パフ収容凹部内に収容し複数条のリブ上に載置した状態
で乾かすことが行われる。このとき、パフ収容凹部の底
面とパフの下面との間には上記リブの高さ分だけ隙間が
でき、この隙間によりパフの下方に空気の流通空間が生
じる。このため、パフの下面が上記流通空間を流通する
空気に触れるようになり、パフの上面と同様に早く乾
き、パフ全体が短時間で乾くようになる。
【0007】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示している。図
において、1は上面が蓋体2で蓋される容器本体であ
り、上記上面には左側に化粧料収容凹部1aが形成さ
れ、右側にパフ収容凹部1bが形成されている。そし
て、上記化粧料収容凹部1aには化粧料3aを収容した
化粧皿3が収容され、上記パフ収容凹部4には、その底
面に2条のリブ6が立設されており、図2に示すよう
に、これら両リブ6のうち左側リブ6aとパフ収容凹部
1bの左側面との間の部分にミニリクイドファンデーシ
ョンボトル7が位置決め・収容され、残りの部分(すな
わち、上記左側リブ6aとパフ収容凹部1bの右側面と
の間の部分)に小形の専用パフ4が収容されている。
【0009】より詳しく説明すると、上記パフ収容凹部
1bの底面には、上記両リブ6が、図3〜図5に示すよ
うに、前後方向にそれぞれ平行に延びる状態で立設され
ており、これら両リブ6によってパフ収容凹部1bの底
面が略等しい大きさの3つの横長部分に区切られてい
る。また、各リブ6は、その両端部がパフ収容凹部1b
の前後両側面の手前位置まで延びており、上記各リブ6
の両端部とパフ収容凹部1bの前後両側面との間に形成
される隙間が水,空気等の通路となるようにしている。
また、上記パフ収容凹部4の底面には、丸孔5aまたは
長孔5bからなる多数の通気孔5が穿設されている。
【0010】上記ミニリクイドファンデーションボトル
7は、その内部に、通常の大きさのリクイドファンデー
ションボトルに収容されるリクイドファンデーションを
小分けして収容できるようにしたものであり、上記通常
の大きさのリクイドファンデーションボトルより小形に
形成されている。このようなミニリクイドファンデーシ
ョンボトル7は上記専用パフ4とともに市販されてお
り、上記両リブ6によって区切られたパフ収容凹部1b
の3つの部分に位置決め・収容することができるよう形
成されている。
【0011】上記のようなミニリクイドファンデーショ
ンボトル7は、上体部9と、内部にリクイドファンデー
ション8が貯溜された下体部14とからなる。また、上
記上体部9は、図6に示すように、蓋10と弁付枠体1
5とで構成されており、上記蓋10を弁付枠体15の上
部に着脱自在に冠着するとともに、上記下体部14を弁
付枠体15の下部に着脱自在に係着することができる構
造にしている。すなわち、上記弁付枠体15は、先端に
流出口11aを有する略円柱状の口部11と、この口部
11内に設けられた弁12と、上記口部11の下端部に
一体形成され上記蓋10を冠着させる枠体13とからな
っている。そして、上記蓋10には、図7に示すよう
に、その下面に長穴状の凹部10aが形成されており、
この凹部10aの一方の幅寸法が口部11の外径に略等
しい寸法に形成され、他方の幅寸法が口部11の外径よ
り長く形成されている。これにより、上記蓋10で枠体
13上を蓋すると、流出口11aを挟んで相対峙する口
部11の周面部分11bと蓋10の凹部10aの内周面
とが接触摩擦をし、この接触摩擦を利用して蓋10が枠
体13上に冠着されている。また、蓋10を上記枠体1
3の上面で回動させたり、スライドさせたりすることが
できるようにもなる。一方、上記下体部14には、その
上部に係合部14aが突設されており、この係合部14
aが上記枠体13に着脱自在に内嵌するよう形成されて
いる。このような下体部14にはそのスペアーとなる容
器17が用意されている。このスペアーとなる容器17
は、図8に示すように、上記下体部14の係合部14a
の上面にアルミ箔,銀箔等からなるシート16を貼着す
ることにより上記係合部14aの上面に開口する出口孔
14bを蓋して構成されており、使用時には、上記シー
ト16を剥がし、下体部14として用いる。16aはつ
まみ部である。
【0012】また、上記弁12は、弁孔18cがあけら
れた略円板状のシート部18a、およびこのシート部1
8aの中央部から上方に延びて流出孔11a内を通りこ
の流出孔11aから外部に飛び出している棒状体18b
で構成された弁体18と、上記シート部18aを口部1
1のシート面11cに押圧するばね19とを備えてお
り、上記棒状体18bを流出孔11aの孔径よりも小径
に形成することで、この棒状体18bの外周面と流出孔
11aの内周面との間の空間にリクイドファンデーショ
ン流路が形成されるようにしている。
【0013】このような構成のコンパクトにおいて、専
用パフ4を乾かす場合には、専用パフ4をパフ収容凹部
1b内に収容して両リブ6上に載せる。これにより、専
用パフ4の下面とパフ収容凹部1bの底面との間に上記
リブ6の高さ分だけ隙間ができ、この隙間に空気が流通
して上記専用パフ4の下面が上面と同様に早く乾き、専
用パフ4全体が短時間で乾くようになる。このとき、両
リブ6の前後両端部とパフ収容凹部1bの前後両側面と
の間に生じた隙間により、上記専用パフ4の下面への空
気の流通が非常にスムーズになる。一方、上記ミニリク
イドファンデーションボトル7からリクイドファンデー
ションを取り出す場合には、まず、上記ミニリクイドフ
ァンデーションボトル7から蓋10を取り外し、ついで
下向きにする。つぎに、その状態で弁体18の棒状体1
8bの先端を上方(内方)に押圧する。これにより、弁
体18のシート部18aがばね18の付勢力に抗して上
方に移動し、シート部18aが口部11のシート面11
cから離れてシート部18aの弁孔18cがあき、下体
部14内に貯溜されたリクイドファンデーション8が弁
孔18cおよび上記リクイドファンデーション流路を通
って外部に流出する。
【0014】このように、上記実施例では、従来、パフ
を収容するためにしか使用していなかったパフ収容凹部
1bにミニリクイドファンデーションボトル7を収容す
ることができるようになり、コンパクトに化粧料(パウ
ダー)とリクイドファンデーションとを収容することが
できるようになる。しかも、上記パフ収容凹部1bに収
容して専用パフ4を乾かす場合にも、専用パフ4の下側
に形成される隙間により空気の流通が非常によくなって
専用パフ4全体を短時間で乾かすことができるようにな
る。また、上記ミニリクイドファンデーションボトル7
にはスペアー用の容器17が用意されており、リクイド
ファンデーションを使い果たした後には、その下体部1
4をスペアー用の容器17と取り替えることによりミニ
リクイドファンデーションボトル7として使用できるよ
うになる。したがって、蓋10および弁付枠体15はそ
のまま使用でき、経済的である。
【0015】なお、上記実施例では、パフ収容凹部1b
に専用パフ4とミニリクイドファンデーションボトル7
とを収容しているが、これに限るものではなく、図9に
示すように、通常の大きさのパフ20を収容するように
してもよいし、図10に示すように、ミニリクイドファ
ンデーションボトル7を1個と、スペアー用の容器17
を2個収容するようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上のように、この考案のコンパクトに
よれば、パフ収容凹部にリクイドファンデーション容器
を収容することができる。しかも、洗浄したパフをパフ
収容凹部内に収容して乾かす場合には、上記パフをパフ
収容凹部に立設した複数条のリブ上に載置した状態で乾
かすことができる。このとき、パフ収容凹部の底面とパ
フの下面との間には上記リブの高さ分だけ隙間ができ、
この隙間によりパフの下方に空気の流通空間が生じるた
め、パフの下面が上記流通空間を流通する空気に触れ、
パフの上面と同様に早く乾き、パフ全体が短時間で乾く
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すコンパクトの断面図
である。
【図2】コンパクトの要部の斜視図である。
【図3】容器本体の断面図である。
【図4】容器本体の平面図である。
【図5】容器本体の斜視図である。
【図6】ミニリクイドファンデーションボトルの断面図
である。
【図7】ミニリクイドファンデーションボトルの側面図
である。
【図8】ミニリクイドファンデーションボトルの分解斜
視図である。
【図9】パフ収容凹部に通常のパフを収容した状態を示
す断面図である。
【図10】パフ収容凹部にミニリクイドファンデーショ
ンボトルとスペアー用の容器を収容した状態を示す断面
図である。
【図11】従来例を示す斜視図である。
【図12】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 化粧料収容凹部 1b パフ収容凹部 2 蓋体 4 専用パフ 5 通気孔 6 リブ 7 ミニリクイドファンデーションボトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 33/00 A45D 33/28 A45D 34/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に化粧料収容凹部1aとパフ収容凹
    部1bが形成された容器本体1と、この容器本体1の上
    面を蓋する蓋体2と、上記パフ収容凹部1bの底面に設
    けられた外部連通孔5とを備え、上記パフ収容凹部1b
    の底面に所定間隔をあけて複数条のリブ6を立設し、上
    記リブ6で区切られた複数のパフ収容凹部1bの部分の
    うち所定の部分をリクイドファンデーション容器7収容
    用部に形成したことを特徴とするコンパクト。
  2. 【請求項2】 リクイドファンデーション容器7が、蓋
    10と、先端に流出孔11aを有する略円柱状口部11
    と、この口部11内に設けられ上記流出孔11aを開閉
    する弁12と、上記蓋10を冠着させる上部枠体13と
    からなる上体部9と、上記上部枠体13に着脱自在に係
    着されるファンデーション貯溜部からなる下体部14と
    から構成されている請求項1記載のコンパクト。
  3. 【請求項3】 口部11の相対峙する周面の部分の接触
    摩擦を利用して蓋10が冠着されている請求項2記載の
    コンパクト。
JP1992052632U 1992-07-27 1992-07-27 コンパクト Expired - Lifetime JP2576730Y2 (ja)

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JPS52134759U (ja) * 1976-04-09 1977-10-13
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