JP2576704Y2 - 塗料供給装置 - Google Patents
塗料供給装置Info
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- JP2576704Y2 JP2576704Y2 JP1993001645U JP164593U JP2576704Y2 JP 2576704 Y2 JP2576704 Y2 JP 2576704Y2 JP 1993001645 U JP1993001645 U JP 1993001645U JP 164593 U JP164593 U JP 164593U JP 2576704 Y2 JP2576704 Y2 JP 2576704Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多色切替型の塗料供給
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の多色切替型の塗料供給装置
の全体構成を示す図、図5は同じく制御弁の内部構成を
示す図である。
の全体構成を示す図、図5は同じく制御弁の内部構成を
示す図である。
【0003】図4において、10は塗色切替ユニット,
20は塗料噴射ユニット,40はユニット10,20を
連通する塗料配管(管路)である。
20は塗料噴射ユニット,40はユニット10,20を
連通する塗料配管(管路)である。
【0004】ここで、塗色切替ユニット10は、マニホ
ールド11にX(例えば赤)色用カラーチェンジバルブ
12X,Y(例えば白)色用カラーチェンジバルブ12
Y,Z(例えば黒)色用カラーチェンジバルブ12Zな
らびに洗浄流体供給手段(エアーバルブ13および洗浄
液バルブ14等)を取り付けてなる。なお、エアーバル
ブ13には圧搾空気源(図示省略)が接続され、洗浄液
バルブ14には塗料洗浄液(シンナー)の供給源(図示
省略)が接続されている。また、塗料噴射ユニット20
は、塗色切替ユニット10から塗料配管40を介して供
給された塗料をスプレーガン21から噴射可能に形成さ
れている。なお、塗料の噴射・噴射停止は、切替弁装置
45(トリガバルブ,ダンプバルブ等)によって制御さ
れる。また、スプレーガン21からの塗料噴射量は、制
御盤28および電空リレー29等の協働により開度コン
トロールされる制御弁(30)によって一定となるよう
に調節される。
ールド11にX(例えば赤)色用カラーチェンジバルブ
12X,Y(例えば白)色用カラーチェンジバルブ12
Y,Z(例えば黒)色用カラーチェンジバルブ12Zな
らびに洗浄流体供給手段(エアーバルブ13および洗浄
液バルブ14等)を取り付けてなる。なお、エアーバル
ブ13には圧搾空気源(図示省略)が接続され、洗浄液
バルブ14には塗料洗浄液(シンナー)の供給源(図示
省略)が接続されている。また、塗料噴射ユニット20
は、塗色切替ユニット10から塗料配管40を介して供
給された塗料をスプレーガン21から噴射可能に形成さ
れている。なお、塗料の噴射・噴射停止は、切替弁装置
45(トリガバルブ,ダンプバルブ等)によって制御さ
れる。また、スプレーガン21からの塗料噴射量は、制
御盤28および電空リレー29等の協働により開度コン
トロールされる制御弁(30)によって一定となるよう
に調節される。
【0005】従来、制御弁(30)は、各カラーチェン
ジバルブ(12X,12Y,12Z)に接続され各塗料
毎に流量調整していた(例えば、特公昭59−1106
号)。しかし、かかる構成では、各カラーチェンジバル
ブ(12X,12Y,12Z)毎に制御弁(30)を備
えつけなければならず、装置全体が大型化するとともに
制御系が複雑化してしまう。また、各制御弁(30)お
よび塗料噴射ユニット20間の配管長が大となるため、
大きさが不確定な管内流動抵抗等の影響が増加し塗料噴
射量を正確にコントロールできない。また、応答性が悪
く塗装状況の変化に対応して迅速に塗料噴射量を切替え
ることができない。
ジバルブ(12X,12Y,12Z)に接続され各塗料
毎に流量調整していた(例えば、特公昭59−1106
号)。しかし、かかる構成では、各カラーチェンジバル
ブ(12X,12Y,12Z)毎に制御弁(30)を備
えつけなければならず、装置全体が大型化するとともに
制御系が複雑化してしまう。また、各制御弁(30)お
よび塗料噴射ユニット20間の配管長が大となるため、
大きさが不確定な管内流動抵抗等の影響が増加し塗料噴
射量を正確にコントロールできない。また、応答性が悪
く塗装状況の変化に対応して迅速に塗料噴射量を切替え
ることができない。
【0006】そこで、最近では、制御弁30を、図4に
示す如く、塗色切替ユニット10と塗料噴射ユニット2
0との間の塗料配管40部分に配設することが多くなっ
ている(例えば、特公平2−37226号等々)。かか
る構成とすることにより、制御弁30が1個で足り小型
化できるとともに制御系が簡素化される。また、塗料噴
射量を正確にコントロールすることができるとともに応
答性の向上が図られる。
示す如く、塗色切替ユニット10と塗料噴射ユニット2
0との間の塗料配管40部分に配設することが多くなっ
ている(例えば、特公平2−37226号等々)。かか
る構成とすることにより、制御弁30が1個で足り小型
化できるとともに制御系が簡素化される。また、塗料噴
射量を正確にコントロールすることができるとともに応
答性の向上が図られる。
【0007】ここで、制御弁30は、図5に示す如く、
本体31を有している。本体31には、ダイヤフラム3
2により隔離された塗料供給室33および圧搾空気供給
室34と,塗料供給室33に連通され入口側および出口
側端部35a,35bが塗料配管40の対応する各接続
端部40a,40bに接続された塗料流路35と,ダイ
ヤフラム32の中央部に組付けられ圧搾空気供給室34
内の空気圧に応じた位置に位置決めされ塗料流路35の
入口側に配設された弁座部39の開度を調節可能な弁体
37とが収容されている。上記圧搾空気供給室34内の
空気圧は、制御盤28等によって所定圧力に設定され
る。なお、図3中、38は、弁体37を弁座部39へ向
けて付勢するスプリングである。
本体31を有している。本体31には、ダイヤフラム3
2により隔離された塗料供給室33および圧搾空気供給
室34と,塗料供給室33に連通され入口側および出口
側端部35a,35bが塗料配管40の対応する各接続
端部40a,40bに接続された塗料流路35と,ダイ
ヤフラム32の中央部に組付けられ圧搾空気供給室34
内の空気圧に応じた位置に位置決めされ塗料流路35の
入口側に配設された弁座部39の開度を調節可能な弁体
37とが収容されている。上記圧搾空気供給室34内の
空気圧は、制御盤28等によって所定圧力に設定され
る。なお、図3中、38は、弁体37を弁座部39へ向
けて付勢するスプリングである。
【0008】したがって、塗色切替ユニット10から塗
料配管40の上流側部分を介して制御弁30へ送り込ま
れてきた塗料は、図5中矢印で示す如く、当該制御弁3
0の塗料流路35の入口側端部35aならびに弁座部3
9と弁体37の弁部37bとの間隙を介して塗料供給室
33に流入し該室33内から塗料流路35の出口部35
bから設定圧力に応じた定量とされ塗料配管40を介し
て塗料噴射ユニット20へ供給される。そして、ユニッ
ト20のスプレーガン21から噴射される。
料配管40の上流側部分を介して制御弁30へ送り込ま
れてきた塗料は、図5中矢印で示す如く、当該制御弁3
0の塗料流路35の入口側端部35aならびに弁座部3
9と弁体37の弁部37bとの間隙を介して塗料供給室
33に流入し該室33内から塗料流路35の出口部35
bから設定圧力に応じた定量とされ塗料配管40を介し
て塗料噴射ユニット20へ供給される。そして、ユニッ
ト20のスプレーガン21から噴射される。
【0009】上記制御弁30は、塗色切替時に洗浄流体
供給手段(13,14等)から供給される洗浄エアおよ
び洗浄液(例えばシンナー)によって内部洗浄される。
上記塗料供給装置では、例えば塗色切替ユニット10の
X色用カラーチェンジバルブ12Xを開放すれば、X色
塗料が塗料配管40の上流側部分を介して制御弁30に
送り込まれる。そして、X色塗料は、制御弁30により
定量とされた後スプレーガン21から噴射される。
供給手段(13,14等)から供給される洗浄エアおよ
び洗浄液(例えばシンナー)によって内部洗浄される。
上記塗料供給装置では、例えば塗色切替ユニット10の
X色用カラーチェンジバルブ12Xを開放すれば、X色
塗料が塗料配管40の上流側部分を介して制御弁30に
送り込まれる。そして、X色塗料は、制御弁30により
定量とされた後スプレーガン21から噴射される。
【0010】次に、Y色塗料に切替える場合には、塗色
切替ユニット10(マニホールド11),制御弁30,
塗料配管40,切替弁装置45および塗料噴射ユニット
20を洗浄する。マニホールド11,制御弁30ならび
にマニホールド11および切替弁装置45間の塗料配管
40を内部洗浄するには、エアーバルブ13と洗浄液バ
ルブ14とを交互に開放して、マニホールド11および
制御弁30等内の残留塗料を切替弁装置45のダンプバ
ルブ(図示省略)を介して外部排出して当該マニホール
ド11および弁30内等を清浄化する。次に、エアーバ
ルブ13と洗浄液バルブ14とを交互に開放して、洗浄
エアおよび洗浄液(シンナー)によって、マニホールド
11,制御弁30,塗料配管40,切替弁装置45(ト
リガバルブ),塗料噴射ユニット20を洗浄する。洗浄
後の洗浄液(シンナー)は排液としてスプレーガン21
から排出される。この際、弁座部39をフルオープンし
てクリーニングの迅速化を図っている。
切替ユニット10(マニホールド11),制御弁30,
塗料配管40,切替弁装置45および塗料噴射ユニット
20を洗浄する。マニホールド11,制御弁30ならび
にマニホールド11および切替弁装置45間の塗料配管
40を内部洗浄するには、エアーバルブ13と洗浄液バ
ルブ14とを交互に開放して、マニホールド11および
制御弁30等内の残留塗料を切替弁装置45のダンプバ
ルブ(図示省略)を介して外部排出して当該マニホール
ド11および弁30内等を清浄化する。次に、エアーバ
ルブ13と洗浄液バルブ14とを交互に開放して、洗浄
エアおよび洗浄液(シンナー)によって、マニホールド
11,制御弁30,塗料配管40,切替弁装置45(ト
リガバルブ),塗料噴射ユニット20を洗浄する。洗浄
後の洗浄液(シンナー)は排液としてスプレーガン21
から排出される。この際、弁座部39をフルオープンし
てクリーニングの迅速化を図っている。
【0011】その後、先と同じようにY色用カラーチェ
ンジバルブ12Yを開放すれば、Y色塗料をスプレーガ
ン21に供給することができる。なお、Z色塗料への切
替も同様の手順で行なわれる。
ンジバルブ12Yを開放すれば、Y色塗料をスプレーガ
ン21に供給することができる。なお、Z色塗料への切
替も同様の手順で行なわれる。
【0012】なお、洗浄時間を短縮するために、図4に
2点鎖線で示す如く、制御弁30と切替弁装置45との
間に洗浄流体供給装置50を設け、当該装置50によっ
て塗色切替ユニット10および制御弁30を洗浄する洗
浄工程と,制御弁30と切替弁装置45との間の塗料配
管40を洗浄する洗浄工程とを同時的に行えるようにし
た塗料供給装置も提案されている(特開昭59−112
859号)。
2点鎖線で示す如く、制御弁30と切替弁装置45との
間に洗浄流体供給装置50を設け、当該装置50によっ
て塗色切替ユニット10および制御弁30を洗浄する洗
浄工程と,制御弁30と切替弁装置45との間の塗料配
管40を洗浄する洗浄工程とを同時的に行えるようにし
た塗料供給装置も提案されている(特開昭59−112
859号)。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した塗
料供給装置においては、制御弁30の洗浄等を迅速かつ
前使用塗料(X色)が残らないように完全に行わなけれ
ばならないが、制御弁30の塗料供給室33の外周部3
3gに残色しやすい。すなわち、制御弁30の弁座部3
9と弁体37の弁部37bとの間隙がフルオープンして
も狭いため、当該間隙を介して塗料供給室33内に流入
される洗浄液(シンナー)が当該供給室33の中央部に
しか勢いよく当たらず外周部へ行くほど勢いが弱くな
る。そのため、塗料供給室33の外周部33gに前使用
塗料(X色)が残りやすい。かかる残色は洗浄液圧力を
増大しても圧損が大であるため解消できない。
料供給装置においては、制御弁30の洗浄等を迅速かつ
前使用塗料(X色)が残らないように完全に行わなけれ
ばならないが、制御弁30の塗料供給室33の外周部3
3gに残色しやすい。すなわち、制御弁30の弁座部3
9と弁体37の弁部37bとの間隙がフルオープンして
も狭いため、当該間隙を介して塗料供給室33内に流入
される洗浄液(シンナー)が当該供給室33の中央部に
しか勢いよく当たらず外周部へ行くほど勢いが弱くな
る。そのため、塗料供給室33の外周部33gに前使用
塗料(X色)が残りやすい。かかる残色は洗浄液圧力を
増大しても圧損が大であるため解消できない。
【0014】本考案の目的は、上記事情に鑑み、残色の
ない塗色切替を確約しつつ制御弁を迅速に内部洗浄する
ことができる塗料供給装置を提供することにある。
ない塗色切替を確約しつつ制御弁を迅速に内部洗浄する
ことができる塗料供給装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案に係る塗料供給装
置は、管路で連結された塗色切替ユニットおよび塗料噴
射ユニットと、管路中に配設され塗色切替ユニットから
塗料噴射ユニットに供給される塗料流量を制御する制御
弁と、塗色切替時に制御弁に洗浄流体を供給して内部洗
浄可能な洗浄流体供給手段とを有し、制御弁が、ダイヤ
フラムにより区画形成された塗料供給室と,この塗料供
給室に連通され入口側および出口側端部が管路の対応す
る各接続端部に接続された塗料流路と,ダイヤフラムに
組付けられ当該ダイヤフラムに作用する空気圧に応じた
位置に位置決めされて塗料流路の入口側に配設された弁
座部の開度を調節可能な弁体とを含み形成された塗料供
給装置において、前記制御弁の塗料供給室に開口する洗
浄液噴射孔を有し塗色切替時に該洗浄液噴射孔を介して
洗浄液を塗料供給室の外周部へ向けて噴出可能な補助洗
浄液供給手段を設けたことを特徴とする。
置は、管路で連結された塗色切替ユニットおよび塗料噴
射ユニットと、管路中に配設され塗色切替ユニットから
塗料噴射ユニットに供給される塗料流量を制御する制御
弁と、塗色切替時に制御弁に洗浄流体を供給して内部洗
浄可能な洗浄流体供給手段とを有し、制御弁が、ダイヤ
フラムにより区画形成された塗料供給室と,この塗料供
給室に連通され入口側および出口側端部が管路の対応す
る各接続端部に接続された塗料流路と,ダイヤフラムに
組付けられ当該ダイヤフラムに作用する空気圧に応じた
位置に位置決めされて塗料流路の入口側に配設された弁
座部の開度を調節可能な弁体とを含み形成された塗料供
給装置において、前記制御弁の塗料供給室に開口する洗
浄液噴射孔を有し塗色切替時に該洗浄液噴射孔を介して
洗浄液を塗料供給室の外周部へ向けて噴出可能な補助洗
浄液供給手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成による本考案では、塗色切替時には、
洗浄流体供給手段から洗浄液等が制御弁の塗料供給室に
塗料流路の入口側端部ならびに弁座部と弁体との間隙を
介して供給される。また、補助洗浄液供給手段が作動さ
れて洗浄液噴射孔から洗浄液が塗料供給室の外周部へ向
けて噴出される。したがって、従来残色が発生しやすか
った塗料供給室の外周部が迅速に清浄化される。
洗浄流体供給手段から洗浄液等が制御弁の塗料供給室に
塗料流路の入口側端部ならびに弁座部と弁体との間隙を
介して供給される。また、補助洗浄液供給手段が作動さ
れて洗浄液噴射孔から洗浄液が塗料供給室の外周部へ向
けて噴出される。したがって、従来残色が発生しやすか
った塗料供給室の外周部が迅速に清浄化される。
【0017】これにより、残色のない塗色切替を確約し
つつ制御弁を迅速に内部洗浄することができる。
つつ制御弁を迅速に内部洗浄することができる。
【0018】
【実施例】図1は、本考案の実施例の要部である制御弁
の内部構成を説明するための側断面図、図2は同じく全
体構成を示す図、図3は同じく補助洗浄液供給手段の洗
浄液噴射孔から噴出された洗浄液の様子を示す図であ
る。
の内部構成を説明するための側断面図、図2は同じく全
体構成を示す図、図3は同じく補助洗浄液供給手段の洗
浄液噴射孔から噴出された洗浄液の様子を示す図であ
る。
【0019】以下、本考案の一実施例を図面に基づき説
明する。本塗料供給装置は、図1〜3に示す如く、基本
的構成〔塗色切替ユニット10,洗浄流体供給手段(1
3,14等),塗料噴射ユニット20,制御弁30,塗
料配管40,切替弁装置45および洗浄液供給装置(図
示省略)等〕が従来例(図4,5)と同様とされ、制御
弁30の塗料供給室33に開口する洗浄液噴射孔61を
有し塗色切替時に該洗浄液噴射孔61を介して洗浄液を
塗料供給室33の外周部33gに向けて噴出可能な補助
洗浄液供給手段60を設けた構成とされている。かかる
構成により、残色のない塗色切替を確約しつつ制御弁3
0を迅速に内部洗浄することができる。なお、従来例
(図4,5)と共通する構成要素については同一の符号
を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
明する。本塗料供給装置は、図1〜3に示す如く、基本
的構成〔塗色切替ユニット10,洗浄流体供給手段(1
3,14等),塗料噴射ユニット20,制御弁30,塗
料配管40,切替弁装置45および洗浄液供給装置(図
示省略)等〕が従来例(図4,5)と同様とされ、制御
弁30の塗料供給室33に開口する洗浄液噴射孔61を
有し塗色切替時に該洗浄液噴射孔61を介して洗浄液を
塗料供給室33の外周部33gに向けて噴出可能な補助
洗浄液供給手段60を設けた構成とされている。かかる
構成により、残色のない塗色切替を確約しつつ制御弁3
0を迅速に内部洗浄することができる。なお、従来例
(図4,5)と共通する構成要素については同一の符号
を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0020】ここで、本塗料供給装置の特徴部である補
助洗浄液供給手段60は、図1,2に示す如く、洗浄液
噴射孔61と,この洗浄液噴射孔61を介して塗料供給
室33内に洗浄液を噴出可能な洗浄液供給部63とを含
み構成されている。洗浄液噴射孔61は、図1に示す如
く、制御弁30の本体31側面に塗料供給室33に開口
するように貫通穿設されており、当該噴出孔61には配
管65を介して洗浄液供給部63が接続されている。
助洗浄液供給手段60は、図1,2に示す如く、洗浄液
噴射孔61と,この洗浄液噴射孔61を介して塗料供給
室33内に洗浄液を噴出可能な洗浄液供給部63とを含
み構成されている。洗浄液噴射孔61は、図1に示す如
く、制御弁30の本体31側面に塗料供給室33に開口
するように貫通穿設されており、当該噴出孔61には配
管65を介して洗浄液供給部63が接続されている。
【0021】より具体的には、洗浄液噴射孔61は、当
該穴61より噴出される洗浄液が積極的に塗料供給室3
3の外周部33gに当たるように伸延方向が図3に示す
如く円状の外周部33gの接線方向となるように形成さ
れている。これにより、洗浄液噴射孔61から塗料供給
室33内に噴出された洗浄液は外周部33gと積極的に
接触しつつ供給室33内で高速回転する。
該穴61より噴出される洗浄液が積極的に塗料供給室3
3の外周部33gに当たるように伸延方向が図3に示す
如く円状の外周部33gの接線方向となるように形成さ
れている。これにより、洗浄液噴射孔61から塗料供給
室33内に噴出された洗浄液は外周部33gと積極的に
接触しつつ供給室33内で高速回転する。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
塗色切替時には、エアーバルブ13およびシンナーバル
ブ14ならびに洗浄流体供給装置から洗浄エアーおよび
洗浄液(シンナー)が制御弁30の塗料供給室33内に
塗料流路35の入口側端部35aならびに弁座部39と
弁体37の弁部37bとの間隙を介して供給される。こ
の供給室33に供給された洗浄液等によって当該供給室
33の中央部等が洗浄される。
塗色切替時には、エアーバルブ13およびシンナーバル
ブ14ならびに洗浄流体供給装置から洗浄エアーおよび
洗浄液(シンナー)が制御弁30の塗料供給室33内に
塗料流路35の入口側端部35aならびに弁座部39と
弁体37の弁部37bとの間隙を介して供給される。こ
の供給室33に供給された洗浄液等によって当該供給室
33の中央部等が洗浄される。
【0023】また、同時的に、補助洗浄液供給手段60
の洗浄液供給部63が作動されて、洗浄液噴射孔61か
ら洗浄液が塗料供給室33内に直接噴出される。この噴
出された洗浄液は供給室33内で外周部33gと積極的
に接触しつつ高速回転する。したがって、補助洗浄液供
給手段60等からの洗浄液によって供給室33等から前
使用塗料が迅速に払拭される。
の洗浄液供給部63が作動されて、洗浄液噴射孔61か
ら洗浄液が塗料供給室33内に直接噴出される。この噴
出された洗浄液は供給室33内で外周部33gと積極的
に接触しつつ高速回転する。したがって、補助洗浄液供
給手段60等からの洗浄液によって供給室33等から前
使用塗料が迅速に払拭される。
【0024】しかして、この実施例によれば、制御弁3
0の塗料供給室33に開口する洗浄液噴射孔61を有し
塗色切替時に該洗浄液噴射孔61を介して洗浄液を塗料
供給室33の外周部33gに噴出可能な補助洗浄液供給
手段60を設けた構成としたので、残色のない塗色切替
を確約しつつ制御弁30を迅速に内部洗浄することがで
きる。
0の塗料供給室33に開口する洗浄液噴射孔61を有し
塗色切替時に該洗浄液噴射孔61を介して洗浄液を塗料
供給室33の外周部33gに噴出可能な補助洗浄液供給
手段60を設けた構成としたので、残色のない塗色切替
を確約しつつ制御弁30を迅速に内部洗浄することがで
きる。
【0025】また、補助洗浄液供給手段60の洗浄液噴
射孔61の伸延方向が円状の外周部33gの接線方向と
なるように形成されているので、噴射孔61から塗料供
給室33内に噴出された洗浄液は当該供給室33内で高
速回転する。そのため、より一層迅速かつ効果的に塗料
供給室33等に付着した前使用塗料を払拭することがで
きる。
射孔61の伸延方向が円状の外周部33gの接線方向と
なるように形成されているので、噴射孔61から塗料供
給室33内に噴出された洗浄液は当該供給室33内で高
速回転する。そのため、より一層迅速かつ効果的に塗料
供給室33等に付着した前使用塗料を払拭することがで
きる。
【0026】
【考案の効果】本考案によれば、制御弁の塗料供給室に
開口する洗浄液噴射孔を有し塗色切替時に該洗浄液噴射
孔を介して洗浄液を塗料供給室の外周部へ向けて噴出可
能な補助洗浄液供給手段を設けた構成としたので、残色
のない塗色切替を確約しつつ制御弁を迅速に内部洗浄す
ることができる。
開口する洗浄液噴射孔を有し塗色切替時に該洗浄液噴射
孔を介して洗浄液を塗料供給室の外周部へ向けて噴出可
能な補助洗浄液供給手段を設けた構成としたので、残色
のない塗色切替を確約しつつ制御弁を迅速に内部洗浄す
ることができる。
【図1】本考案の実施例の要部である制御弁の内部構成
を説明するための側断面図である。
を説明するための側断面図である。
【図2】同じく、全体構成を示す図である。
【図3】同じく、補助洗浄液供給手段の洗浄液噴射孔か
ら噴出された洗浄液の様子を示す図である。
ら噴出された洗浄液の様子を示す図である。
【図4】従来の塗料供給装置の概略構成を説明するため
の図である。
の図である。
【図5】従来の塗料供給装置の制御弁の内部構成を示す
側断面図である。
側断面図である。
10 塗色切替ユニット 20 塗料噴射ユニット 30 制御弁 32 ダイヤフラム 33 塗料供給室 35 塗料流路 35a 入口側端部 35b 出口側端部 37 弁体 39 弁座部 40 塗料配管(管路) 60補助洗浄液供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 奥田 高稔 愛知県豊田市柿本町1−9 トリニティ 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−134358(JP,A) 実開 昭60−151570(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 12/14 B05B 15/00 - 15/02 B05C 11/10 B05B 5/16
Claims (1)
- 【請求項1】 管路で連結された塗色切替ユニットおよ
び塗料噴射ユニットと、管路中に配設され塗色切替ユニ
ットから塗料噴射ユニットに供給される塗料流量を制御
する制御弁と、塗色切替時に制御弁に洗浄流体を供給し
て内部洗浄可能な洗浄流体供給手段とを有し、制御弁
が、ダイヤフラムにより区画形成された塗料供給室と,
この塗料供給室に連通され入口側および出口側端部が管
路の対応する各接続端部に接続された塗料流路と,ダイ
ヤフラムに組付けられ当該ダイヤフラムに作用する空気
圧に応じた位置に位置決めされて塗料流路の入口側に配
設された弁座部の開度を調節可能な弁体とを含み形成さ
れた塗料供給装置において、前記制御弁の塗料供給室に
開口する洗浄液噴射孔を有し塗色切替時に該洗浄液噴射
孔を介して洗浄液を塗料供給室の外周部へ向けて噴出可
能な補助洗浄液供給手段を設けたことを特徴とする塗料
供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993001645U JP2576704Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 塗料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993001645U JP2576704Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 塗料供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660458U JPH0660458U (ja) | 1994-08-23 |
JP2576704Y2 true JP2576704Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=11507262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993001645U Expired - Lifetime JP2576704Y2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 塗料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576704Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009050830A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Asahi Sunac Corp | 塗料供給システム |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1993001645U patent/JP2576704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0660458U (ja) | 1994-08-23 |
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