JP2009050830A - 塗料供給システム - Google Patents

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英哉 宮崎
Motoji Onda
元司 恩田
Keita Kato
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Abstract

【課題】調圧室内において洗浄できない箇所を生じにくくして、洗浄性を向上する。
【解決手段】塗料レギュレータの調圧室25は、上面が開口し横断面が円形状とされた凹部21aを有する本体部21に、該凹部21aの上面を覆うように圧力調整用ダイアフラムを設けて形成されている。塗料レギュレータの本体部21にあって凹部21aの中心から外周側にずれた位置に、径方向に対して傾きを有した形態で開口する洗浄用流入口36を設ける。制御装置は、洗浄用流入口36からの洗浄液の供給を制御することにより、調圧室25内の洗浄液に旋回流(矢印S参照)を発生させて洗浄工程を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗料の流量を調整する塗料レギュレータを有して構成された塗料供給システムに関する。
この種の塗料供給システムおいて、塗料レギュレータは、複数種類の塗料を選択的に供給可能なカラーチェンジバルブと塗料を噴出するスプレイガンとの間に設けられている。
この塗料レギュレータの本体部には、上面が開口した凹部と該凹部の上面を覆う圧力調整用ダイアフラムとからなる調圧室が設けられている。また、調圧室の底部中央には、カラーチェンジバルブから供給される塗料を該調圧室内に流入させる流入口が設けられており、調圧室の側面には、該調圧室内に供給された塗料をスプレイガンに向けて流出させる流出口が設けられている。そして、圧力調整用ダイアフラムにより調圧室内の圧力を調整して、流出口から流出する塗料の流量を調整するようになっている。
このような構成の塗料レギュレータにおいては、例えば、塗装に供する塗料の種類を切替える場合や塗装の終了時に、調圧室内を洗浄液により洗浄することが行われている。この洗浄液を調圧室内に供給する方法として、前記流入口から洗浄液を供給するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−134358号公報
しかしながら、調圧室の底部中央に設けられている流入口から洗浄液を供給するものでは、例えば流入口の側部周辺においては洗浄液の流れが弱まったり滞留してしまい、調圧室内において十分に洗浄できない箇所が生じる場合があった。このため、調圧室内に塗料残りが生じたり、あるいは、洗浄に時間がかかると共に多量の洗浄液が必要となったりする不具合があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、調圧室内において洗浄できない箇所を生じにくくでき、洗浄性を向上することができる塗料供給システムを提供することにある。
請求項1記載の塗料供給システムは、複数種類の塗料及び洗浄液を選択的に供給可能なカラーチェンジバルブと、上面が開口し横断面が円形または円形に類似した形状とされた凹部を有する本体部に、前記凹部の上面を覆うように圧力調整用ダイアフラムを設けて調圧室を形成すると共に、該本体部に、前記凹部の底部中央にて開口し前記カラーチェンジバルブから供給される前記塗料及び洗浄液を前記調圧室内に流入させる流入口、及び前記凹部の側面にて開口し前記調圧室内に供給された前記塗料及び洗浄液をスプレイガンに向けて流出させる流出口を有する塗料レギュレータとを有して構成され、前記カラーチェンジバルブから前記塗料レギュレータの調圧室内に洗浄液を供給し該調圧室内を洗浄する洗浄工程を実行する洗浄手段を備えてなる塗料供給システムにおいて、
前記塗料レギュレータの本体部にあって前記凹部の中心から外周側にずれた位置に、径方向に対して傾きを有した形態で開口する洗浄用流入口を設けると共に、前記洗浄手段は、前記洗浄用流入口からの洗浄液または空気の供給を制御することにより、前記調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させて前記洗浄工程を実行するように構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の塗料供給システムは、前記洗浄手段は、前記洗浄工程として、前記調圧室内に前記洗浄用流入口から前記洗浄液を供給する工程と、前記流入口から前記洗浄液を供給する工程とを交互に実行するように構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の塗料供給システムは、前記洗浄手段は、前記洗浄工程として、前記調圧室内に前記洗浄液を供給する工程と、前記洗浄用流入口から空気を供給することにより前記調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させる工程と、前記流入口から空気を供給することにより前記調圧室内の洗浄液を前記流出口から排出させる工程とを順に実行するように構成されていることを特徴とする。
請求項1記載の塗料供給システムによれば、制御手段が洗浄用流入口からの洗浄液または空気の供給を制御することにより、洗浄工程において、調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させることができる。これにより、調圧室内における洗浄液の流れを良好とすることができ、調圧室内において洗浄できない箇所を生じにくくできる。この結果、調圧室の洗浄性を向上することができ、少量の洗浄液で短時間に洗浄を行うことができる。
請求項2記載の塗料供給システムによれば、洗浄用流入口からの洗浄液の供給と流入口からの洗浄液の供給とが交互に実行されることにより、洗浄工程において、調圧室内の洗浄液に旋回流と上下方向の流れとが交互に発生する。これにより、洗浄液に発生した旋回流が一定の旋回状態で安定してしまい、調圧室内において洗浄できない箇所が生じやすい状況になったり洗浄液が流出口から流出しにくい状況になったとしても、上下方向の流れにより旋回流の旋回状態を適宜乱すことができる。従って、調圧室内の洗浄性を一層向上することができると共に、洗浄液を流出口から流出させやすくできる。
請求項3記載の塗料供給システムによれば、調圧室内に洗浄液を供給する工程において、該調圧室内に必要量の洗浄液を充填しておけば、それ以上洗浄液を供給しなくとも、洗浄用流入口からの空気の供給により調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させることができる。従って、洗浄液の使用量をより一層抑えることができる。
また、旋回流による調圧室内の洗浄後は、該調圧室内の洗浄液が流出口から排出されるので、洗浄液を入れ替えながら洗浄工程を実行することができ、調圧室内の洗浄性を一層向上することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る塗料供給システム1の塗料系統(配管)の構成を概略的に示している。
塗料供給システム1は、カラーチェンジバルブ2、このカラーチェンジバルブ2に供給経路3を介して接続された塗料レギュレータ4、この塗料レギュレータ4に吐出経路5を介して接続されたスプレイガン6、夫々異なる種類の塗料を有する塗料供給源7〜10、洗浄液供給源11、エア供給源12、各機構を制御すると共に洗浄手段としての機能を担う制御装置(図示せず)などを備えて構成される。
カラーチェンジバルブ2は、この場合、出口が共通とされた複数例えば6つの開閉弁13〜18(順に第1〜第4の塗料用開閉弁13〜16、洗浄液用開閉弁17、エア用開閉弁18と称する)を備えて構成されている。そのうち第1〜第4の塗料用開閉弁13〜16の入口側には、塗料供給源7〜10が夫々接続されるようになっている。これら塗料供給源7〜10は、夫々塗料を収容するタンクやその塗料を圧送するポンプなどを備えて構成されている。
そして、前記洗浄液用開閉弁17の入口側には、洗浄液供給源11が接続されるようになっている。前記洗浄液としては、各種のシンナ、アルコール、水などがある。エア用開閉弁18の入口側には、エア供給源12が接続されており、空気(圧縮エア)の供給が可能とされている。
また、後述するように、前記カラーチェンジバルブ2(各開閉弁13〜18)は、前記制御装置により開閉制御され、以て4種類の塗料、洗浄液あるいは空気を選択的に供給経路3ひいては塗料レギュレータ4に供給することができるようになっている。供給経路3は、該供給経路3の途中部に設けられた切替弁19から第1の経路3aと第2の経路3bとに分岐している。切替弁19は、制御装置により切替制御されるようになっている。
前記塗料レギュレータ4は、前記カラーチェンジバルブ2から供給される塗料の流量(圧力)を調整するためのもので、その構成については後述する。尚、図示はしないが、前記塗料レギュレータ4の出口に接続された吐出経路5には、ドレインバルブを介してドレインパイプが設けられ、前記制御装置によりドレインバルブが切替えられることにより、塗料レギュレータ4の出口から送られる液体(廃液)がドレインパイプを通して外部の廃液容器に排出されるようになっている。
また、前記スプレイガン6は、別の制御装置により自動でオン、オフされるようになっている。このとき、それらオン、オフ信号が前記制御装置に伝えられ、オン時に塗料レギュレータ4への塗料の供給が行われるようになっている。尚、スプレイガン6を作業者により手動でオン、オフする構成としても良い。また、吐出経路5を複数に分岐させ、複数のスプレイガン6を夫々に接続するように構成することも可能である。
さて、図示はしないが、前記制御装置は、マイコンを主体として構成され、塗料供給システム1の制御を行うようになっている。また、制御装置には、作業者が各種の入力や指示、設定を行うための入力操作部が接続されていると共に、必要なメッセージなど各種の表示を行う表示部(いずれも図示せず)が接続されている。制御装置のメモリには、予め各塗料供給源7〜10の塗料の種類や洗浄液供給源11の洗浄液の種類が入力、記憶されるようになっている。この場合、作業者は、前記入力操作部を操作することにより、塗装作業を行う際の塗料種類の指定や混合比率の設定などを行うようになっており、また、後述する洗浄工程における洗浄プログラムを設定することができるようになっている。
この制御装置は、そのソフトウエア的構成(制御プログラムの実行)により、塗装工程及び洗浄工程において、設定時間に従ってカラーチェンジバルブ2(各開閉弁13〜18)や塗料レギュレータ4の動作を制御し、塗料、洗浄液あるいは空気の流量を調整するようになっている。尚、供給経路3の途中部に流量計を設け、制御装置は、この流量計から入力されるパルス信号に基づいてカラーチェンジバルブ2や塗料レギュレータ4の動作を制御し流量調整を行うようにしても良い。
そして、後の作用説明でも述べるように、制御装置は、塗装の終了時や色替(塗料の種類の変更)時などに、供給経路3、塗料レギュレータ4、吐出経路5及びスプレイガン6内に洗浄液を供給し、内部を洗浄する洗浄工程を実行する。この洗浄工程は、カラーチェンジバルブ2の洗浄液用開閉弁17を開閉制御することにより実行されるようになっている。
このとき、洗浄工程の直前に使用していた塗料の種類に応じた洗浄プログラムが予め設定され、制御装置は、その洗浄プログラムに従って、カラーチェンジバルブ2から供給される洗浄液を用いて洗浄工程を実行するようになっている。尚、この洗浄時には、スプレイガン6からのいわゆる捨吹きや、ドレインバルブを制御して不要な塗料あるいは洗浄液の排出が行われるようになっている。
次に、塗料レギュレータ4の構成について図1,図3,図4を参照しながら説明する。
図3に示すように、塗料レギュレータ4は、本体部21と、この本体部21の上部にネジ(図示せず)などにより固定された蓋部22と、この蓋部22の上部を覆うキャップ部23とから構成されている。本体部21には、上面が開口し横断面が円形に形成された凹部21aが設けられていると共に、この凹部21aの上面を覆うように圧力調整用ダイアフラム24を設けることにより、調圧室25が設けられている。
尚、凹部21aの形状は、横断面が円形に形成されたものに限られるものではなく、例えば楕円形に形成されたものでも良い。また、必ずしも厳密な円形,楕円形のみを意味するものではなく、多少歪んだ円形や楕円形であったり、周縁部の一部に直線部を有していたり、八角形などの円形に近い多角形などであっても良く、要は、調圧室25内で液体(洗浄液)が旋回流を生成するような形状であれば良い。
蓋部22には、下面が開口し横断面が円形に形成された凹部22aが設けられており、この凹部22aが圧力調整用ダイアフラム24の上方に配置されることにより、エア給排気室26が設けられている。
エア給排気室26の上部にはジョイント27を介して調圧用エア供給源(図示せず)が接続されており、制御装置からの制御信号に基づいて、該調圧用エア供給源から調圧用の空気がエア給排気室26内に給排気されるようになっている。そして、調圧用エア供給源からエア給排気室26内に給排気される調圧用の空気量に応じて圧力調整用ダイアフラム24が上下方向に変位するようになっている。
本体部21には、凹部21a(調圧室25)の底部中央にて開口する流入口28が設けられており、この流入口28は、ジョイント29を介して前記第1の経路3aに接続されている。流入口28の内部には縦断面がほぼT字状の流入経路30が形成されており、この流入経路30内には、該流入経路30を開放および閉塞するボール部材31がスプリング32により上方に付勢された状態で配設されている。ボール部材31の上部には、上下方向に移動可能なプッシャ33が設けられている。圧力調整用ダイアフラム24が下方に変位すると、該圧力調整用ダイアフラム24の底面によりプッシャ33が押圧され、ボール部材31が下方に移動し、これにより、流入経路30が開放されるようになっている。流入経路30が開放された状態では、カラーチェンジバルブ2から第1の経路3aを介して供給される塗料あるいは洗浄液が、図3中矢印Rに示すように、流入口28から調圧室25内に流入するようになっている。
そして、本体部21には、凹部21a(調圧室25)の側部傾斜面(図3では右側の傾斜面)にて開口する流出口34が設けられており、この流出口34は、ジョイント35を介して前記吐出経路5に接続されている。流出口34から流出した塗料及び洗浄液は、吐出経路5を介してスプレイガン6に向けて流出する。
また、本体部21には、凹部21a(調圧室25)の側部傾斜面(図3では左側の傾斜面)にて開口する洗浄用流入口36が設けられており、この洗浄用流入口36は、ジョイント37を介して前記第2の経路3bに接続されている。洗浄用流入口36は、図1に示すように、凹部21aの中心から外周側にずれた位置(中心から距離L(例えば25mm)だけ離れた位置)において、該凹部21aの径方向に対して傾きα(例えば80°)を有した形態で、且つ、図4に示すように、水平方向に対して下方に傾きβ(例えば35°)を有した形態にて延びて開口するように形成されている。カラーチェンジバルブ2から第2の経路3bを介して供給される洗浄液は、図1中矢印Sに示すように、洗浄用流入口36から調圧室25内に流入するようになっている。
尚、洗浄用流入口36は、調圧室25(凹部21a)の大きさ、径寸法、深さ、傾斜面の傾きなどに合わせて開口形態を適宜変更して設けることができ、要は、調圧室25内で液体(洗浄液)に旋回流を発生させることが可能な方向に開口した形態であれば良い。
次に、本実施形態の作用について図5も参照しながら説明する。
図5のタイミングチャートは、制御装置が塗料種類の変更時(色替時)に実行する洗浄工程における各部(要部)の制御(オン・オフ)の様子を示し、ハッチングを付した部分がオン(弁の開放)区間を示している。即ち、前回の塗装作業が終了して、新たな塗料種類への変更(色替)の指示入力があると、制御装置は洗浄工程を実行する。尚、この洗浄工程においては、表示部に色替中の表示及び洗浄中の表示がなされる。
制御装置は、洗浄工程を開始すると、切替弁19を第1の経路3a側に切替えた状態とし、エア用開閉弁18を所定期間aだけ開放する。このとき、カラーチェンジバルブ2からの空気が供給経路3(第1の経路3a)を介して流入口28から調圧室25内に供給され、これにより、調圧室25内の塗料が、該空気により押し出され流出口34から排出される。
次に、制御装置は、洗浄液用開閉弁17を開放し、この状態のまま、工程Aと工程Bとを交互に実行する。
工程Aでは、制御装置は、切替弁19を所定期間bだけ第2の経路3b側に切替える。このとき、カラーチェンジバルブ2からの洗浄液が供給経路3(第2の経路3b)を介して洗浄用流入口36から調圧室25内に供給され、これにより、調圧室25内に供給された洗浄液に旋回流が発生する。
工程Bでは、制御装置は、切替弁19を所定期間cだけ第1の経路3a側に切替える。このとき、カラーチェンジバルブ2からの洗浄液が供給経路3(第1の経路3a)を介して流入口28から調圧室25内に供給され、これにより、調圧室25内に供給された洗浄液に上下方向の流れが発生する。
制御装置は、工程A(調圧室25内に洗浄用流入口36から洗浄液を供給する工程)と、工程B(流入口28から洗浄液を供給する工程)とを所定回数(本実施形態では3回)交互に行いながら洗浄工程を実行する。
また、図示はしていないが、この洗浄工程を終了すると、制御装置は、切替弁19を第1の経路3a側に切替えた状態とし、引続き次色充填工程を実行する。この次色充填工程では、制御装置は、カラーチェンジバルブ2の所定の開閉弁を開放し、次の塗装作業に使用する塗料を供給経路3を介して塗料レギュレータ4に供給する。このとき、制御装置は、ドレインバルブを一定時間開放し、別の制御装置は、スプレイガン6を一定時間オン(捨吹き)するようになっている。これにて、残存していた洗浄液が排出され、次の塗装作業に必要な塗料が経路内に充填される。
以上に説明したように本実施形態によれば、制御装置が洗浄用流入口36からの洗浄液の供給(工程A)を制御することにより、洗浄工程において、調圧室25内の洗浄液に旋回流を発生させることができる。これにより、従来のような洗浄液の流れが弱まったり滞留したりするものとは異なり、調圧室25内における洗浄液の流れを良好とすることができ、調圧室25内において洗浄できない箇所を生じにくくできる。この結果、調圧室25の洗浄性を向上することができ、少量の洗浄液で短時間に洗浄を行うことができる。
また、洗浄用流入口36からの洗浄液の供給(工程A)と流入口28からの洗浄液の供給(工程B)とが交互に実行されることにより、洗浄工程において、調圧室25内の洗浄液に旋回流と上下方向の流れとが交互に発生する。これにより、洗浄液に発生した旋回流が一定の旋回状態で安定してしまい、調圧室25内において洗浄できない箇所が生じやすい状況になったり洗浄液が流出口34から流出しにくい状況になったとしても、上下方向の流れにより旋回流の旋回状態を適宜乱すことができる。従って、調圧室25内の洗浄性を一層向上することができると共に、洗浄液を流出口34から流出させやすくできる。また、2種類の流れ(旋回流と上下方向の流れ)により互いの流れのない部分を補うようにして調圧室25内の洗浄を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図6及び図7を参照しながら説明する。尚、上述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図6は、本実施形態に係る塗料供給システム41の塗料系統(配管)の構成を概略的に示している。
塗料供給システム41において、カラーチェンジバルブ2と塗料レギュレータ4とを接続する供給経路42は、上述の第1の実施形態で示した供給経路3とは異なり、途中で分岐しておらず1経路となっている。尚、この供給経路42は、塗料レギュレータ4の流入口28にジョイント29を介して接続されている。
また、塗料供給システム41は、旋回流発生用エア供給源43を備えており、この旋回流発生用エア供給源43は、エア供給経路44を介して塗料レギュレータ4に接続されている。尚、このエア供給経路44は、塗料レギュレータ4の洗浄用流入口36にジョイント37を介して接続されている。そして、旋回流発生用エア供給源43は、制御装置からの信号に基づいて、洗浄用流入口36から調圧室25内に空気を供給するようになっている。
次に、本実施形態の作用について図7を参照しながら説明する。
制御装置は、洗浄工程を開始すると、エア用開閉弁18を所定期間dだけ開放することにより、カラーチェンジバルブ2からの空気を供給経路42を介して流入口28から調圧室25内に供給し、調圧室25内の塗料を流出口34から排出する。
次に、制御装置は、工程C、工程D及び工程Eを順に繰り返しながら実行する。
工程Cでは、制御装置は、洗浄液用開閉弁17を所定期間eだけ開放して、カラーチェンジバルブ2から供給経路42を介して洗浄に必要な量(例えば調圧室25の容積相当量)の洗浄液を供給する。続いて、制御装置は、エア用開閉弁18を所定期間fだけ開放し、カラーチェンジバルブ2から供給経路42に空気を供給する。このとき、供給経路42内の洗浄液が、該空気により押し出され流入口28を介して調圧室25内に充填される。
工程Dでは、制御装置は、旋回流発生用エア供給源43を駆動させて洗浄用流入口36から調圧室25内に空気を供給し、該調圧室25内の洗浄液に旋回流を発生させる。このとき、制御装置は、この空気の供給を所定期間gの間に所定回数(本実施形態では3回)行う。
工程Eでは、制御装置は、エア用開閉弁18を所定期間hだけ開放する。このとき、カラーチェンジバルブ2からの空気が供給経路42を介して流入口28から調圧室25内に供給され、これにより、調圧室25内の洗浄液が、該空気により押し出され流出口34から排出される。
制御装置は、工程C(調圧室25内に洗浄液を供給(充填)する工程)と、工程D(洗浄用流入口36から空気を供給することにより調圧室25内の洗浄液に旋回流を発生させる工程)と、工程E(流入口28から空気を供給することにより調圧室25内の洗浄液を流出口34から排出させる工程)とを所定回数(本実施形態では3回)順に繰り返しながら洗浄工程を実行する。
以上に説明したように本実施形態によれば、工程C(調圧室25内に洗浄液を供給する工程)において、該調圧室25内に必要量の洗浄液を充填しておけば、それ以上洗浄液を供給しなくとも、洗浄用流入口36からの空気の供給により調圧室25内の洗浄液に旋回流を発生させることができる。従って、洗浄液の使用量をより一層抑えることができる。
また、旋回流による調圧室25内の洗浄(工程D)後は、該調圧室25内の洗浄液が流出口から排出(工程E)されるので、洗浄液を入れ替えながら洗浄工程を実行することができ、調圧室25内の洗浄性を一層向上することができる。
(その他の実施形態)
尚、本発明は上述した各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
第1の実施形態において、例えば洗浄用流入口36に旋回流発生用エア供給源43を接続し、洗浄用流入口36から調圧室25内に空気を供給することにより、調圧室25内の洗浄液に旋回流を発生させるようにしても良い。
洗浄工程における各所定期間、所定回数などは、適宜変更して設定することができる。
調圧室25内の塗料あるいは洗浄液の量を検出するセンサを設け、このセンサからの信号に基づいて、各開閉弁13〜18や切替弁19などの制御を行うようにしても良い。
カラーチェンジバルブ2に複数の洗浄液供給源を接続し、これらから供給される複数の洗浄液の何れかを調圧室25内に供給するようにしても良いし、複数の洗浄液を混合して調圧室25内に供給するようにしても良い。
塗装の際に複数の塗料を混合して供給するようにしても良く、さらに、カラーチェンジバルブ2に4個以上の塗料用供給源を接続するようにしても良い。また、カラーチェンジバルブ2に硬化剤供給源を接続して塗料に硬化剤を混合するようにしても良いし、希釈剤供給源を接続して希釈剤を供給するようにしても良い。
上述の各実施形態では、色替えを行う際の洗浄工程について述べたが、塗装作業を終了(終業)する際にも洗浄工程が実行され、この場合には、洗浄後に専用の充填材(例えば硬化防止剤)を充填しておくようにすることもできる。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、塗料レギュレータの本体部の平面図 塗料供給システムの全体構成を概略的に示す図 塗料レギュレータの縦断面図 塗料レギュレータの本体部の側面図 洗浄工程における各部の制御の様子を示すタイミングチャート 本発明の第2の実施形態を示す図2相当図 図5相当図
符号の説明
図面中、1,41は塗料供給システム、2はカラーチェンジバルブ、4は塗料レギュレータ、6はスプレイガン、21は本体部、21aは凹部、24は圧力調整用ダイアフラム、25は調圧室、28は流入口、34は流出口、36は洗浄用流入口を示す。

Claims (3)

  1. 複数種類の塗料及び洗浄液を選択的に供給可能なカラーチェンジバルブと、
    上面が開口し横断面が円形または円形に類似した形状とされた凹部を有する本体部に、前記凹部の上面を覆うように圧力調整用ダイアフラムを設けて調圧室を形成すると共に、該本体部に、前記凹部の底部中央にて開口し前記カラーチェンジバルブから供給される前記塗料及び洗浄液を前記調圧室内に流入させる流入口、及び前記凹部の側面にて開口し前記調圧室内に供給された前記塗料及び洗浄液をスプレイガンに向けて流出させる流出口を有する塗料レギュレータとを有して構成され、
    前記カラーチェンジバルブから前記塗料レギュレータの調圧室内に洗浄液を供給し該調圧室内を洗浄する洗浄工程を実行する洗浄手段を備えてなる塗料供給システムにおいて、
    前記塗料レギュレータの本体部にあって前記凹部の中心から外周側にずれた位置に、径方向に対して傾きを有した形態で開口する洗浄用流入口を設けると共に、
    前記洗浄手段は、
    前記洗浄用流入口からの洗浄液または空気の供給を制御することにより、前記調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させて前記洗浄工程を実行するように構成されていることを特徴とする塗料供給システム。
  2. 前記洗浄手段は、前記洗浄工程として、
    前記調圧室内に前記洗浄用流入口から前記洗浄液を供給する工程と、前記流入口から前記洗浄液を供給する工程とを交互に実行するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の塗料供給システム。
  3. 前記洗浄手段は、前記洗浄工程として、
    前記調圧室内に前記洗浄液を供給する工程と、前記洗浄用流入口から空気を供給することにより前記調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させる工程と、前記流入口から空気を供給することにより前記調圧室内の洗浄液を前記流出口から排出させる工程とを順に実行するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の塗料供給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0660458U (ja) * 1993-01-26 1994-08-23 トリニティ工業株式会社 塗料供給装置

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