JP2009050830A - 塗料供給システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】塗料レギュレータの調圧室25は、上面が開口し横断面が円形状とされた凹部21aを有する本体部21に、該凹部21aの上面を覆うように圧力調整用ダイアフラムを設けて形成されている。塗料レギュレータの本体部21にあって凹部21aの中心から外周側にずれた位置に、径方向に対して傾きを有した形態で開口する洗浄用流入口36を設ける。制御装置は、洗浄用流入口36からの洗浄液の供給を制御することにより、調圧室25内の洗浄液に旋回流(矢印S参照)を発生させて洗浄工程を実行する。
【選択図】図1
Description
この塗料レギュレータの本体部には、上面が開口した凹部と該凹部の上面を覆う圧力調整用ダイアフラムとからなる調圧室が設けられている。また、調圧室の底部中央には、カラーチェンジバルブから供給される塗料を該調圧室内に流入させる流入口が設けられており、調圧室の側面には、該調圧室内に供給された塗料をスプレイガンに向けて流出させる流出口が設けられている。そして、圧力調整用ダイアフラムにより調圧室内の圧力を調整して、流出口から流出する塗料の流量を調整するようになっている。
前記塗料レギュレータの本体部にあって前記凹部の中心から外周側にずれた位置に、径方向に対して傾きを有した形態で開口する洗浄用流入口を設けると共に、前記洗浄手段は、前記洗浄用流入口からの洗浄液または空気の供給を制御することにより、前記調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させて前記洗浄工程を実行するように構成されていることを特徴とする。
また、旋回流による調圧室内の洗浄後は、該調圧室内の洗浄液が流出口から排出されるので、洗浄液を入れ替えながら洗浄工程を実行することができ、調圧室内の洗浄性を一層向上することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る塗料供給システム1の塗料系統(配管)の構成を概略的に示している。
塗料供給システム1は、カラーチェンジバルブ2、このカラーチェンジバルブ2に供給経路3を介して接続された塗料レギュレータ4、この塗料レギュレータ4に吐出経路5を介して接続されたスプレイガン6、夫々異なる種類の塗料を有する塗料供給源7〜10、洗浄液供給源11、エア供給源12、各機構を制御すると共に洗浄手段としての機能を担う制御装置(図示せず)などを備えて構成される。
図3に示すように、塗料レギュレータ4は、本体部21と、この本体部21の上部にネジ(図示せず)などにより固定された蓋部22と、この蓋部22の上部を覆うキャップ部23とから構成されている。本体部21には、上面が開口し横断面が円形に形成された凹部21aが設けられていると共に、この凹部21aの上面を覆うように圧力調整用ダイアフラム24を設けることにより、調圧室25が設けられている。
図5のタイミングチャートは、制御装置が塗料種類の変更時(色替時)に実行する洗浄工程における各部(要部)の制御(オン・オフ)の様子を示し、ハッチングを付した部分がオン(弁の開放)区間を示している。即ち、前回の塗装作業が終了して、新たな塗料種類への変更(色替)の指示入力があると、制御装置は洗浄工程を実行する。尚、この洗浄工程においては、表示部に色替中の表示及び洗浄中の表示がなされる。
工程Aでは、制御装置は、切替弁19を所定期間bだけ第2の経路3b側に切替える。このとき、カラーチェンジバルブ2からの洗浄液が供給経路3(第2の経路3b)を介して洗浄用流入口36から調圧室25内に供給され、これにより、調圧室25内に供給された洗浄液に旋回流が発生する。
次に、本発明の第2の実施形態について図6及び図7を参照しながら説明する。尚、上述した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。図6は、本実施形態に係る塗料供給システム41の塗料系統(配管)の構成を概略的に示している。
制御装置は、洗浄工程を開始すると、エア用開閉弁18を所定期間dだけ開放することにより、カラーチェンジバルブ2からの空気を供給経路42を介して流入口28から調圧室25内に供給し、調圧室25内の塗料を流出口34から排出する。
工程Cでは、制御装置は、洗浄液用開閉弁17を所定期間eだけ開放して、カラーチェンジバルブ2から供給経路42を介して洗浄に必要な量(例えば調圧室25の容積相当量)の洗浄液を供給する。続いて、制御装置は、エア用開閉弁18を所定期間fだけ開放し、カラーチェンジバルブ2から供給経路42に空気を供給する。このとき、供給経路42内の洗浄液が、該空気により押し出され流入口28を介して調圧室25内に充填される。
また、旋回流による調圧室25内の洗浄(工程D)後は、該調圧室25内の洗浄液が流出口から排出(工程E)されるので、洗浄液を入れ替えながら洗浄工程を実行することができ、調圧室25内の洗浄性を一層向上することができる。
尚、本発明は上述した各実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
第1の実施形態において、例えば洗浄用流入口36に旋回流発生用エア供給源43を接続し、洗浄用流入口36から調圧室25内に空気を供給することにより、調圧室25内の洗浄液に旋回流を発生させるようにしても良い。
調圧室25内の塗料あるいは洗浄液の量を検出するセンサを設け、このセンサからの信号に基づいて、各開閉弁13〜18や切替弁19などの制御を行うようにしても良い。
カラーチェンジバルブ2に複数の洗浄液供給源を接続し、これらから供給される複数の洗浄液の何れかを調圧室25内に供給するようにしても良いし、複数の洗浄液を混合して調圧室25内に供給するようにしても良い。
上述の各実施形態では、色替えを行う際の洗浄工程について述べたが、塗装作業を終了(終業)する際にも洗浄工程が実行され、この場合には、洗浄後に専用の充填材(例えば硬化防止剤)を充填しておくようにすることもできる。
Claims (3)
- 複数種類の塗料及び洗浄液を選択的に供給可能なカラーチェンジバルブと、
上面が開口し横断面が円形または円形に類似した形状とされた凹部を有する本体部に、前記凹部の上面を覆うように圧力調整用ダイアフラムを設けて調圧室を形成すると共に、該本体部に、前記凹部の底部中央にて開口し前記カラーチェンジバルブから供給される前記塗料及び洗浄液を前記調圧室内に流入させる流入口、及び前記凹部の側面にて開口し前記調圧室内に供給された前記塗料及び洗浄液をスプレイガンに向けて流出させる流出口を有する塗料レギュレータとを有して構成され、
前記カラーチェンジバルブから前記塗料レギュレータの調圧室内に洗浄液を供給し該調圧室内を洗浄する洗浄工程を実行する洗浄手段を備えてなる塗料供給システムにおいて、
前記塗料レギュレータの本体部にあって前記凹部の中心から外周側にずれた位置に、径方向に対して傾きを有した形態で開口する洗浄用流入口を設けると共に、
前記洗浄手段は、
前記洗浄用流入口からの洗浄液または空気の供給を制御することにより、前記調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させて前記洗浄工程を実行するように構成されていることを特徴とする塗料供給システム。 - 前記洗浄手段は、前記洗浄工程として、
前記調圧室内に前記洗浄用流入口から前記洗浄液を供給する工程と、前記流入口から前記洗浄液を供給する工程とを交互に実行するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の塗料供給システム。 - 前記洗浄手段は、前記洗浄工程として、
前記調圧室内に前記洗浄液を供給する工程と、前記洗浄用流入口から空気を供給することにより前記調圧室内の洗浄液に旋回流を発生させる工程と、前記流入口から空気を供給することにより前記調圧室内の洗浄液を前記流出口から排出させる工程とを順に実行するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の塗料供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007222699A JP2009050830A (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 塗料供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007222699A JP2009050830A (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 塗料供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009050830A true JP2009050830A (ja) | 2009-03-12 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2007222699A Pending JP2009050830A (ja) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | 塗料供給システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009050830A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0660458U (ja) * | 1993-01-26 | 1994-08-23 | トリニティ工業株式会社 | 塗料供給装置 |
-
2007
- 2007-08-29 JP JP2007222699A patent/JP2009050830A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0660458U (ja) * | 1993-01-26 | 1994-08-23 | トリニティ工業株式会社 | 塗料供給装置 |
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