JP2576523Y2 - 幼児用飲用器 - Google Patents

幼児用飲用器

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JP2576523Y2
JP2576523Y2 JP1992016495U JP1649592U JP2576523Y2 JP 2576523 Y2 JP2576523 Y2 JP 2576523Y2 JP 1992016495 U JP1992016495 U JP 1992016495U JP 1649592 U JP1649592 U JP 1649592U JP 2576523 Y2 JP2576523 Y2 JP 2576523Y2
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ring body
handle
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annular projection
ring
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哲郎 須田
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Pigeon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は幼児が両手で把めるハン
ドルのついた幼児用飲用器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】幼児が哺乳びんやコップを自分で支えて
使用できるようになるための訓練が行える飲用器が広く
使用されている。
【0003】この飲用器はコップ状の容器本体の上部に
形成されたねじ部にアダプタを螺着し、容器本体に形成
された環状突部と上記アダプタとの間でハンドルのリン
グ体を保持している。ハンドルはそのリング体に、例え
ば一対の把手が設けられていて、幼児はこの把手を両手
で握んで該飲用器を使用する。容器本体の外周面には、
通常、幼児が好む絵、図柄等が描かれており、この絵等
が正面となるように上記把手は位置づけられている。こ
の位置づけは、環状突部に形成された切欠部に、リング
体内面に設けられた係止用の突起部が収められることに
よりなされている。
【0004】かかる飲用具は容器本体をコップとして使
用することもできるが、容器本体の開口縁とアダプタと
の間で乳首のフランジ部を挟持するようにすれば哺乳び
んとしても使用できるようになっているものも多い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、母親が
この飲用器の各部材を組み立てるときに、上記リング体
の突起部が比較的小さいためにこれに気が付かず、該突
起部を環状突起の切欠部の位置に一致させることなくハ
ンドルを取りつけアダプタを締めてしまうことが多い。
この場合、突起部が環状突起に無理に押しつけられるた
めに、ハンドルは軸線方向に十分に嵌め込まれずに浮い
た状態となり、これをアダプタが抑えつけてロックして
しまうこととなる。したがって、ハンドルは最早周方向
に位置修正はできず、また、哺乳びんとしての使用の際
には、アダプタが十分に軸方向の所定位置にまで締め込
まれていないため乳首のフランジ部を十分に挟持できな
くなって、漏れを生ずることにもなる。
【0006】本考案は、かかる問題を解決し、仮に突起
部が切欠部に一致しない状態でハンドルが取りつけられ
ても、哺乳びんとしての使用時に漏れがなく、また、ア
ダプタを取りつけた後でも、ハンドルの周方向位置修正
を可能とする幼児用飲用器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、上記目
的は、上部外周面に環状突部を、そして開口縁と該環状
突部との間にねじ部を有するコップ状の容器本体と、上
方より該容器本体に外嵌され上記環状突部に係止される
リング体に把手が設けられたハンドルと、上記ねじ部に
螺着されて上記ハンドル容器本体から外れることを防
止すると共に乳首使用時には該乳首を保持するための
ダプタとを備えるものにおいて、上記環状突部には少な
くとも上方に解放された切欠部が形成され、リング体は
上記切欠部に収められる突起部が内面に設けられている
と共に少なくとも該突起部の上記切欠部での収容さに
相当する寸法だけ径方向に弾性変形可能な寸法に弾性材
料で作られていることによって達成される。
【0008】
【作用】かかる本考案の幼児用飲用器にあっては、リン
グ体の突起部が容器本体の環状突部の切欠部に一致しな
い好ましくない状態でハンドルを嵌着し、しかる後アダ
プタを螺着した場合には、上記リング体はアダプタによ
って軸方向下方に押しつけられるために上記突起部が半
径方向に環状突部に強く圧せられる。その結果、リング
体は突起部にて環状突部からの反力を受けて半径方向に
拡径するよう弾性変形する。したがって、拡径したリン
グ体はアダプタによって容易に軸方向の所定位置まで押
し込められるので、アダプタも所定位置にまで締め込ま
れ、哺乳びんとしての使用時にも漏れがない。また拡径
変形したリング体はハンドルにて回転力を与えられるこ
とにより、比較的小さな摩擦力を伴うだけで所定位置ま
で回転でき、突起部が切欠部に係合する所定位置にもた
らされる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本考案の実施例
を説明する。
【0010】図1において、1はコップ状の容器本体で
あり、該容器本体1の上部外周面には段状の環状突部2
が設けられている。該環状突部2には、直径線上にて対
向する位置に一対の切欠部3が上下に開放して形成され
ている。また、上記容器本体1は、開口縁4と上記環状
突部2との間に、雄ねじ部5が設けられている。また、
上記容器本体1はその外周面に、幼児が好む絵、図柄等
が描かれている。
【0011】ハンドル6はリング体7と把手8とを有し
ている。リング体7は、容器本体1に外嵌された際に、
環状突部2と係止する段部9を上縁部に有し、かつ内面
には直径線の対向位置に上記切欠部3に収容される突起
部10が設けられている。該対向せる一対の突起部10
はリング体7の周方向のどの位置にあってもよいが、本
実施例の場合、把手8に対応する位置に設けられてい
る。また、上記突起部10はその形状に特に限定がない
が、切欠部3への入りを円滑にするために、周方向端部
及び下端部を曲線で形成してリング体7との接続を連続
的にしておくのが好ましい。
【0012】上記容器本体1の環状突部2に形成された
切欠部3と、これに収まるハンドル6の突起部10と
は、互いに係合した状態で幼児がハンドル6を両手でも
ったときに、上記容器本体1に描かれた絵等が幼児に対
して正面にくるような位置関係に定められている。
【0013】上記ハンドル6のリング体7は、拡径方向
の外力を受けた際に少なくとも上記突起部10の位置に
て該突起部10が切欠部3内にあるときの半径方向収容
さに相当する寸法だけ弾性拡径するような肉厚寸法に
弾性材料で作られている。
【0014】図1において、11は容器本体1の雄ねじ
部5に螺合される雌ねじ部12を下部内面にもったアダ
プタである。該アダプタ11は上部が下部に比して小径
に形成され、該上部の外周面に雄ねじ部13が設けられ
ている。さらに、上記アダプタ11は、下部の外周面
に、周方向の適宜複数箇所に締めつけ時のひっかかりを
もたらすための突起14が設けられていると共に、本実
施例にあっては、内面に、後述の乳首を選択的に取りつ
けるための該乳首のフランジ部を押さえるための、平坦
部もしくは膨出部15が形成されている。
【0015】乳首16は下縁にフランジ部17を有し、
該フランジ部17の外径は上記容器本体1の開口部の外
径にほぼ等しいかあるいはやや大きめに作られている。
【0016】さらに、本実施例では、上記乳首16を使
用しないときに、アダプタ11の雄ねじ部13に螺着さ
れるキャップ18をも備えている。
【0017】かかる構成の本実施例の飲用器を、例えば
哺乳びんとして使用する場合には、次の要領で組み込ま
れる。
【0018】 ハンドル6を、そのリング体7の突起
部10が容器本体1の環状突部2の切欠部3に一致する
ようにして上方から嵌め込み(図2参照)、リング体7
の段部9を環状突部2に係止せしめる(図3、図4参
照)。
【0019】 次に、フランジ部17が容器本体1の
開口縁に載るように乳首16を位置せしめる。
【0020】 しかる後に、アダプタ11を乳首16
が貫通するようにして容器本体1の雄ねじ部5に螺着
し、該アダプタ11の膨出部15と上記容器本体1の開
口縁との間で上記乳首16のフランジ部17を挟持す
る。
【0021】 かくして、本実施例の飲用器は、把手
8を握ることにより哺乳びんとして使用可能となる。
【0022】 しかし、上記において、突起部10
と切欠部3とが一致しない位置で、ハンドル6を嵌め込
んだ場合には、にてアダプタ11がリング体7を下方
に押すことなる。その結果、突起部10は環状突起2の
外周面に当接し、リング体7は上記突起部10にて環状
突起2からの反力Pを受ける(図5参照)ようになり、
その方向、すなわち半径方向に弾性拡径変形する。した
がって、リング体7はアダプタ11からの押圧力により
所定の軸方向位置にもたらされる。すなわち、アダプタ
11も軸方向所定位置にくるようになり、乳首16のフ
ランジ部 17をしっかりと狭持するようになる。
【0023】 さらには、上記拡径したリング体7へ
把手8により回転力を加えると、リング体7はアダプタ
11との間には軸方向の拘束力がないために、突起部1
0と環状突部2との間に多少の摩擦力を伴うものの、容
易に回転して、突起部10は切欠部3の位置にきて係止
する。かくして、周方向の位置修正を行って、幼児は容
器本体の絵等を正面に見ながら哺乳びんを使用できるよ
うになる。
【0024】上述の実施例は本考案の一例を示すもので
あり、本考案はこの実施例には限定されない。
【0025】ハンドルに設けられる把手は、リング体の
直径線上の対向位置に一対であることを要せず、片手で
使用するための一つの把手であってもよい。また、リン
グ体に形成される突起部も一つ形成されるだけでも十分
である。さらに、突起部が二つ形成される場合、それら
は実施例のごとく直径線上にある場合に限らず、一方の
突起部を通る一本の直径線上で上記一方の突起部に対向
する位置に対し90°の範囲に他方の突起部を設けれ
ば、上記直径線方向成分をもった方向に弾性拡径変形可
能なので、本考案の効果を得られる。
【0026】
【考案の効果】本考案は、以上のごとく、突起部を直径
線上の対向位置に有するハンドルのリング体を、上記直
径線方向に弾性拡径可能としたことにより、アダプタは
常時所定の軸方向位置にもたらされるのでリング体の突
起部が所定位置になくとも、哺乳びんとしての使用時に
おける漏れがなくなると共に、ハンドルは周方向に位置
修正が容易になされるので絵等を正面に見て幼児はよろ
こんで飲用器を使用するようになるという効果をもたら
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の飲用器の各部材の分離状態
における部分断面正面図である。
【図2】図1の飲用器のリング体と環状突部近傍の拡大
縦断面図である。
【図3】図2の部材が互いに係合したときの縦断面図で
ある。
【図4】図2の部材が互いに係合したときの横断面図で
ある。
【図5】図1の飲用器のリング体の拡大底面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 環状突部 3 切欠部 5 ねじ部 6 ハンドル 7 リング体 8 把手 10 突起部 11 アダプタ

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部外周面に環状突部を、そして開口縁
    と該環状突部との間にねじ部を有するコップ状の容器本
    体と、上方より該容器本体に外嵌され上記環状突部に係
    止されるリング体に把手が設けられたハンドルと、上記
    ねじ部に螺着されて上記ハンドル容器本体から外れ
    ことを防止すると共に乳首使用時には該乳首を保持する
    ためのアダプタとを備えるものにおいて、上記環状突部
    には少なくとも上方に解放された切欠部が形成され、リ
    ング体は上記切欠部に収められる突起部が内面に設けら
    れていると共に少なくとも該突起部の上記切欠部での
    径方向収容さに相当する寸法だけ径方向に弾性変形可
    能な寸法に弾性材料で作られていることを特徴とする幼
    児用飲用器。
  2. 【請求項2】 リング体は把手がリング体の直径線上の
    対向位置に一対をなして設けられていると共に該把手に
    対応する周方向位置に突起部が一対設けられ、環状突部
    には直径線上の対向位置に一対の切欠部が形成されてい
    ることとする請求項1または請求項2に記載の幼児用飲
    用器。
  3. 【請求項3】 リング体は周方向の第一位置及び直径線
    上で該第一位置に対向する位置から90°以内にある第
    二位置の二箇所に突起部を有し、環状突部は上記リング
    体の第一位置及び第二位置に対応する間隔をもった二箇
    所に切欠部が形成されていることとする請求項1または
    請求項2に記載の幼児用飲用器。
  4. 【請求項4】 リング体の突起部はハンドルに対応する
    周方向位置に設けられていることとする請求項1ないし
    請求項3のうちの一つに記載の幼児用飲用器。
  5. 【請求項5】 突起部は周方向の両端が曲線でリング体
    内面に接続されていることとする請求項1ないし請求項
    4のうちの一つに記載の幼児用飲用器。
  6. 【請求項6】 突起部は下端が曲線でリング体内面に接
    続されていることとする請求項1ないし請求項5のうち
    の一つに記載の幼児用飲用器。
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JPH0565336U JPH0565336U (ja) 1993-08-31
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202007006080U1 (de) * 2007-04-27 2007-08-02 Mapa Gmbh Gummi- Und Plastikwerke Verschlußsystem für eine Kindertrinkflasche oder einen Kindertrinkbecher
JP5546817B2 (ja) * 2009-09-09 2014-07-09 コンビ株式会社 飲料容器
KR200470886Y1 (ko) * 2012-05-07 2014-01-16 김종석 유아용 병이나 컵에 구비되는 플렉시블 양손잡이

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JPS5135437Y2 (ja) * 1973-09-22 1976-09-01
JPS5218792U (ja) * 1975-07-26 1977-02-09
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