JP2576300B2 - 一体形冷凍冷蔵ユニット - Google Patents

一体形冷凍冷蔵ユニット

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JP2576300B2
JP2576300B2 JP4358091A JP4358091A JP2576300B2 JP 2576300 B2 JP2576300 B2 JP 2576300B2 JP 4358091 A JP4358091 A JP 4358091A JP 4358091 A JP4358091 A JP 4358091A JP 2576300 B2 JP2576300 B2 JP 2576300B2
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遊二 藤本
利幸 間瀬
貞直 黒河
康久 小森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてプレハブ冷凍
冷蔵庫に実施される一体形冷凍冷蔵ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷凍冷蔵ユニットの典型的な先
行技術は、実開昭53−40573号公報、実開昭60
−176079号公報などによって開示されており、図
5に略示する構造を有する。この一体形冷凍冷蔵ユニッ
ト(以下冷凍ユニットと略称する)は、上下に対向させ
た金属製の上面板24と下面板25との間の空隙に断熱
材26を充填した構造の断熱パネル21に対して、上面
板24には庫外ユニット22を搭載し、下面板25には
庫内ユニット23を吊架し取付けた一体的構造である。
【0003】上記断熱パネル21は、上面板24につい
ては、たとえば50kg程度の庫外ユニット22を受け
て支えるには、充填される断熱材26との関係から荷重
に対する剛構造とするのにさほどの補強を要しなく、せ
いぜい周囲にわずかな曲げ部Bを設けるだけで充分であ
るが、下面板25についてはたとえば30kg程度の庫
内ユニット23を下面板25だけで支持しなければなら
ないため、周囲に段付形の曲げ部Aを設けて充分補強を
図らせるようにするのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように曲げ部Aを
複雑な形態として設けるのは、内部の断熱材26が発泡
樹脂から成るものが多くて発泡漏れを防ぐ点からも必要
とされているのであるが、この場合、従来は両曲げ部
A,Bの重なり部分をネジ止めすることによって、耐荷
重、発泡漏れ防止により一層機能させているために、構
造が複雑となり、かつ組立てに手数がかかってコスト増
につながる問題があり、また、図示するごとく、プレハ
ブ冷蔵庫パネル16の天井に設けた孔に介設する取付け
態様を考えると、庫内のたとえば−30℃の低温と庫外
のたとえば43℃の外気高温とが温度差が大きい温度条
件にもかかわらず、外気側の上面板24と庫内側の下面
板25とが曲げ部A,Bで接触しているために、熱伝導
作用による庫内低温の放熱がかなり大きく現れて断熱効
率が低い問題もある。
【0005】本発明の目的は、上面板と下面板とを非接
触にし得て、しかも機械的強度を充分保持し得る断熱パ
ネル構造とすることによって、従来の問題点を克服し
て、構造の簡易化、断熱材の損耗防止ならびに断熱効率
の向上を図らせる得る一体形冷凍冷蔵ユニットを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下に対向さ
せて設けられる上面板4と下面板5との間の空隙を充填
して発泡成形された断熱材6が設けられている断熱パネ
ル1と、上面板4に搭載して取付けられる庫外ユニット
2と、下面板5に吊架して取付けられる庫内ユニット3
とを含み、上面板4には、断熱材6を外囲して周縁から
折曲げられて垂下する垂下部7およびこの垂下部7から
折曲げられて延長する内向きフランジ8が設けられ、下
面板5には、断熱材6内に周縁から折曲げられて立上る
立上り部9およびこの立上り部9から折曲げられて延長
する外向きフランジ10が設けられ、立上り部9と垂下
部7とは内外に位置して、所定の垂直方向長さFだけ重
なり、外向きフランジ10と内向きフランジ8とは上下
に位置して、所定の水平方向長さCだけ重なり、内向き
フランジ8の周縁と立上り部9との間には所定の間隔E
が保たれ、外向きフランジ10の周縁と垂下部7との間
には所定の間隔Jが保たれることを特徴とする一体形冷
凍冷蔵ユニットである。
【0007】
【作用】本発明に係る断熱パネルは、下面板25の外向
きフランジ10が断熱材6内に位置していて、しかも上
面板4の垂下部および内向きフランジ8によって、包囲
された配置となっており、したがって、断熱材6の圧縮
方向の強度を効果的に利用し得るので吊下げ荷重に対す
る強度は大である。
【0008】また、外向きフランジ10と内向きフラン
ジ8とは水平方向長さCだけ重なり合っているので、こ
の重なりの部分で荷重が平均に加わり、断熱材6が破損
しにくい。
【0009】さらに上面板4と下面板5とは非接触下に
あり、かつ、下面板5の周縁が断熱材6によって外気と
は完全に隔絶されていることにより、断熱性能がよい。
この場合、間隔E,Jおよび垂直方向長さFを適切な値
に取らせることによって、断熱効率を充分高め得る。
【0010】なお、上面板4の内向きフランジ8が断熱
材6に対して保護面として働くので、運搬時、据付時に
断熱材6が損傷を受けにくく、垂直方向長さFを大きく
することによって、庫内ユニット3を吊架したことによ
る吊下げ荷重で断熱材6が破損を受ける心配もない。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る冷凍ユニッ
トの略示構造図である。断熱パネル1は上面板4と下面
板5と断熱材6とから形成される。上面板4、下面板5
は上下に対向させて設けられ、断熱材6は両板4,5間
の空隙を充填して設けられる。上面板4は、平板部の周
縁から折曲げられて垂下する垂下部7と、この垂下部7
から折曲げられて延長する内向きフランジ8とを有す
る。下面板5は、下面板部の周縁から折曲げられて立上
る立上り部9と、この立上り部9から折曲げられて延長
する外向きフランジ10とを有する。上面板4および下
面板5は金属たとえば鋼板を材料としてプレス型成形等
によって作製される。
【0012】断熱材6は、発泡成形による硬質ウレタン
フォーム等の熱絶縁性材料が用いられて、上面板4内お
よび下面板5内を隙間なく埋めた状態で、それら両板
4,5に密着して設けられる。
【0013】この一体構造の断熱パネル1に対して、上
面板4の平板部上に、圧縮機11、凝縮器12、ファン
13等から成る庫外ユニット2を搭載し据付け、一方、
下面板5の平板部には、蒸発器14、ファン15等から
成る庫内ユニット3を吊架し取付ける。断熱パネル1
は、プレハブ冷蔵庫パネル16の取付孔17内に据付け
られる。
【0014】図2は図1図示冷凍ユニットの断熱パネル
1の周縁部を拡大して示す断面図である。立上り部9と
垂下部7とは内と外とに位置して、所定の垂直方向長さ
Fだけ重なり合っている。外向きフランジ10と内向き
フランジ8とは上と下とに位置して、所定の水平方向長
さCだけ重なり合っている。
【0015】内向きフランジ8の周縁と立上り部9との
間には、所定の間隔Eが保たれ、外向きフランジ10の
周縁と垂下部7との間には、所定の間隔Jが保たれ、ま
た、上面板4の平板部と外向きフランジ10との間に
は、所定の間隔Dが保たれる。
【0016】内向きフランジ8は、脆い性質の断熱材6
がプレハブ冷蔵庫の天井板に凹凸があるときに点接触し
て破損しやすい点から保護板として機能するものであ
り、水平方向長さCの重なり部分を設けたことによって
運搬時の衝撃をも含めて保護機能は万全であり、また、
上記重なり部分によって、断熱材6の破断分離を防止す
る。
【0017】一方、垂直方向長さFを適切にとることに
よって、庫内ユニット3から加えられる荷重に対して断
熱材6が変形、破損しなく、耐荷重性能を高め得るとと
もに断熱効果が大である。
【0018】また、間隔E,Jを保たせることによって
断熱効果が大きい。なお、プレハブ冷蔵庫パネル16
も、中間に断熱材層を有するサンドイッチ構造であり、
取付孔17に臨む端面は、シリコン樹脂などで封止され
ている。
【0019】図3は上記断熱パネル1の成形方法を示す
図である。上面板4と下面板5とを所定の上下間隔が保
たれた状態で母型27内に介挿するとともに、押え治具
28によって上面板4を固定する。この上面板4の平板
部の適当個所に注入孔29を穿っておいて、断熱材6の
発泡原料を注入孔29から吹込み、立上り部9と内向き
フランジ8との隙間から発泡原料が滲み出したら原料注
入を止め、その後、発泡固化を待って、押え治具28を
外し母型27から取出す。最後に注入孔29を塞がせて
断熱パネル1の成形は終了する。
【0020】図4は本発明に係る冷凍ユニットが据付け
られるプレハブ冷蔵庫の外観斜視図であり、プレハブ冷
蔵庫パネル16のうち天井板に取付孔17をあけてお
く。
【0021】この取付孔17を利用して冷凍ユニットを
据付けるが、図1、図2に示すごとく、取付孔17の内
法寸法に対して下面板5の平板部における外法寸法をわ
ずかに小さく設定して、据付け後に平板部のまわりの空
隙を保持しまたは断熱性のシール材によって埋めれば庫
内と庫外との連通を確実に断つことができる。プレハブ
冷蔵庫パネル16の天井板に対して、上面板4の内向き
フランジ8が外面に接するだけであって、庫内と等温の
下面板5は上記パネル16には全く接触しなく、断熱効
率の高い据付けが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明に従えば、上面
板4と下面板5とは、垂直方向長さFおよび水平方向間
隔E,Jを保持して互いに隔たっていてそれらの間は断
熱材6が介在しているので、庫内側と等温状態になる下
面板5と外気に接する上面板4との間は確実に断熱さ
れ、従って断熱効率は飛躍的に向上する。
【0023】さらに、外向きフランジ10が上面板4内
で断熱材6の層内に位置しているとともに、内向きフラ
ンジ8に対して水平方向の長さCだけ重なり合って対向
しているので、庫内ユニット3に対する耐荷重性が大き
く、また、冷凍冷蔵ユニットの運搬時などにおいて、断
熱材6を機械的衝撃から充分保護し得る効果が奏され
る。
【0024】しかも本発明に係る断熱パネルはネジ止め
などの固定手段が一切不要で上面板4、下面板5と断熱
材6との間の接着作用で一体化されるので、構造が簡単
であり、低コストで提供し得る経済的利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る一体形冷凍冷蔵ユニッ
トの略示構造図である。
【図2】図1における断熱パネルの要部断面図である。
【図3】同じく断熱パネルの成形方法説明図である。
【図4】プレハブ冷蔵庫の外観斜視図である。
【図5】先行技術の略示構造図である。
【符号の説明】
1 断熱パネル 2 庫外ユニット 3 庫内ユニット 4 上面板 5 下面板 6 断熱材 7 垂下部 8 内向きフランジ 9 立上り部 10 外向きフランジ C 水平方向長さ E 間隔 F 垂直方向長さ J 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 康久 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所金岡工場内 (56)参考文献 実開 昭61−145287(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に対向させて設けられる上面板4と
    下面板5との間の空隙を充填して発泡成形された断熱材
    6が設けられている断熱パネル1と、 上面板4に搭載して取付けられる庫外ユニット2と、 下面板5に吊架して取付けられる庫内ユニット3とを含
    み、 上面板4には、断熱材6を外囲して周縁から折曲げられ
    て垂下する垂下部7およびこの垂下部7から折曲げられ
    て延長する内向きフランジ8が設けられ、 下面板5には、断熱材6内に周縁から折曲げられて立上
    る立上り部9およびこの立上り部9から折曲げられて延
    長する外向きフランジ10が設けられ、 立上り部9と垂下部7とは内外に位置して、所定の垂直
    方向長さFだけ重なり、外向きフランジ10と内向きフ
    ランジ8とは上下に位置して、所定の水平方向長さCだ
    け重なり、内向きフランジ8の周縁と立上り部9との間
    には所定の間隔Eが保たれ、外向きフランジ10の周縁
    と垂下部7との間には所定の間隔Jが保たれることを特
    徴とする一体形冷凍冷蔵ユニット。
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