JP2576258Y2 - 部品取付け部 - Google Patents

部品取付け部

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JP2576258Y2
JP2576258Y2 JP1993074723U JP7472393U JP2576258Y2 JP 2576258 Y2 JP2576258 Y2 JP 2576258Y2 JP 1993074723 U JP1993074723 U JP 1993074723U JP 7472393 U JP7472393 U JP 7472393U JP 2576258 Y2 JP2576258 Y2 JP 2576258Y2
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mounting
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grommet
shaped
rod
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JP1993074723U
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JPH0742456U (ja
Inventor
昭三郎 及川
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日産アルティア株式会社
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のエアスポイラや
モール類などの部品を車両外装板などに取り付ける取付
け部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7に示したように、車両部品
であるエアスポイラ1をトランクリッド2に取り付ける
場合を例に取ると、先ず、トランクリッド2の外装板2
a側に所望数の取付け穴3を開ける一方、当該外装板2
aの内側に強度補強用などの内装板2bがあるときに
は、当該内装板2bにも、内側などから、工具挿入用の
比較的大きめの取付け穴4を開ける。この穴開け後、当
該取付け穴3,4部分に外側からエアスポイラ1のネジ
ボルトなどの棒状の取付け体5を夫々嵌め込み、内側か
ら当該取付け体5にワッシャなどと共に、ナットなどの
締結具6を螺着させて取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
エアスポイラ1の取り付けの場合、上記のような穴開け
が結構面倒で、また、内装板2bの構造によっては、穴
開けが極めて困難であったり、ときには不可能であった
りする他、内側からの締結作業も結構大変である。この
ため、例えば図8に示したように、トランクリッド2の
取付け穴3側にグロメット7(取付け部品)を装着する
一方、エアスポイラ1側にも当該グロメット7に嵌合さ
れるクリップ8を取り付け、これらのグロメット7とク
リップ8によって、当該エアスポイラ1を簡単に取り付
ける方法も提案されている。
【0004】しかしながら、このグロメット7を用いた
取り付け方法に、既にネジボルトなどの棒状の取付け体
5が固着されたエアスポイラ1で対応しようとする場
合、一般的には、当該エアスポイラ1に改造を施して、
上記棒状の取付け体5に対応する部分をグロメット用の
クリップ構造に作り変える必要があった。このような改
造作業をその都度行っていたのでは、いくらグロメット
方式による取り付けそのものが簡単であると言っても、
この改造自体が結構大変な作業となる。
【0005】本考案は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、予めグロメット用の着脱型のクリップ
を用意し、ネジボルトなどの固着された部品にあって
も、簡単にグロメット方式の取り付け方法に対応するこ
とができるようにした部品取付け部を提供せんとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とする手段
は、部品11を一方が外方に解放されると共に他方が内
側となる所望の被取付け板12に前記一方の外方側から
取り付けるにおいて、前記部品11中にその一端が埋め
込まれる形で固着された棒状の取付け体15と、当該取
付け体15の取付け位置に対応する前記被取付け板12
の取付け穴13前記部品11の取り付けられる側と同
一の側から装着され、かつ、当該同一の側に開口すると
共に、当該開口の縁部外周に鍔状の外ストッパー部17
bが形成され、さらに当該開口の外周に対向する弾性外
向き突起爪17c,17cが及びその内側に対向する弾
性内向き突起爪7d,17dがそれぞれ形成された嵌合
部17aを有するグロメット17と、当該グロメット
の嵌合部17aの弾性内向き突起爪17d,17dに
嵌合される鍔状の隆起ストッパー部18cを有すると共
に前記部品11の棒状の取付け体15に装着される概略
円柱形状の着脱型クリップ18からなり、前記部品11
の取付け時には、部品11の棒状の取付け体15に着脱
型クリップ15を装着して前記グロメット17に嵌合さ
せる部品取付け部にある。
【0007】
【作用】本考案では、被取付け板12の取付け穴13に
対して、一方の外方に解放された側から、グロメット1
7の装着、及びこのグロメット用の着脱型のクリップ1
8が装着された部品11の取り付けが行われるため、被
取付け板12の他方の内側が塞がっている場合でも、何
ら問題なく、使用できる。また、グロメット17は、弾
性外向き突起爪17c,17c及び弾性内向き突起爪7
d,17dがそれぞれ形成された嵌合部17aを有する
ため、着脱型クリップ15の圧入による装着に対して弾
性的に対応することができ、かつまた、着脱型クリップ
18が概略円柱形状であるため、被取付け板12の取付
け穴13の全周方向に対して、適度の遊び(クリアラン
ス)が得られ、棒状の取付け体15の全方向のずれに対
して対応でき、スムーズな部品11の取り付けが可能と
なる。
【0008】
【実施例】図1〜図7は、本考案に係る部品取付け部の
一実施例を示したものである。図中、15はエアスポイ
ラなどの部品11中にその一端が埋め込まれる形で固着
された、ネジボルトなどからなる棒状の取付け体、17
は部品11の棒状の取付け体15の取付け位置に対応す
るトランクリッドなどの被取付け板12の取付け穴13
に装着された、硬質樹脂成形体などからなるグロメッ
ト、18はグロメット17の内部の嵌合部17aに嵌合
される外形形状を有すると共に部品11の棒状の取付け
体15に装着される、硬質樹脂や金属の成形体などから
なる概略円柱形状の着脱型クリップ、19はこの着脱型
クリップ18と共に部品11の棒状の取付け体15に装
着される、ナットなどの硬質樹脂や金属の成形体などか
らなる弛み止め部材である。
【0009】上記グロメット17の構造は、特に限定さ
れないが、例えば図示のように、その外周の一端(図中
上端)に、被取付け板12の取付け穴13の外縁部に係
止する鍔状の外ストッパー部17bを設けると共に、当
該外ストッパー部17bの内側から少々離間した外周の
複数箇所(対向する2箇所)には、被取付け板12の取
付け穴13を通過後弾性復帰して当該取付け穴3の内縁
部に当接する弾性外向き突起爪17cを設け、さらに、
内部の嵌合部17aをなす内壁面の複数箇所(対向する
2箇所)には、上記着脱型クリップ用の弾性外内き突起
爪17dが設けてある。
【0010】上記着脱型クリップ18は、その胴部18
aの下方先端の外周に、上向きに拡径するテーパー部1
8bを介して鍔状の隆起ストッパー部18cを設けると
共に、当該クリップ18の上下に貫通する内孔内には、
上記部品11のネジボルトなどの棒状の取付け体15と
螺着されるネジ溝18dが設けてある。この隆起ストッ
パー部18cは、上記グロメット17の弾性外向き突起
爪17cに係止される部分である。
【0011】次に、このような各構成部品を用いて、既
にネジボルトなどの棒状の取付け体15が固着されたエ
アスポイラなどの部品11を、トランクリッドなどの被
取付け板12に取り付ける場合における、本考案の部品
取付け部について述べる。
【0012】先ず、取り付けに先立って、図1に示した
ように、部品11の棒状の取付け体15に弛み止め部材
19と着脱型クリップ18を夫々ねじ込んで装着する。
このとき、着脱型クリップ18の装着位置は、グロメッ
ト17との嵌合位置を考慮して設定すればよく、この設
定位置は、弛み止め部材19を装着時とは逆方向に回動
させて当該着脱型クリップ18に強固に当接させれば、
安定して保持される。
【0013】この後は、この着脱型クリップ18の装着
された棒状の取付け体15を、トランクリッドなどの被
取付け板12の取付け穴13に装着されているグロメッ
ト17に合わせて押し込めば、当該取付け体15は、ワ
ンタッチ操作でグロメット17内に嵌合される。
【0014】この棒状の取付け体15の押し込み時、グ
ロメット17の内側に突出した形の各弾性内向き突起爪
17dは、一旦着脱型クリップ18の隆起ストッパー部
18cの通過によって押し広げられるものの、当該隆起
ストッパー部18cの通過後、その弾性力によって自動
的に復帰して、当該隆起ストッパー部18cの上側段部
と当接するため、棒状の取付け体15は簡単には外れな
くなり、エアスポイラなどの部品11は、安定して取り
付けられることとなる。
【0015】なお、上記実施例では、部品11の棒状の
取付け部15がネジボルトなどで、これに対応して、着
脱型クリップ18の内孔内にネジ溝18dを設けた構成
としてあるが、本考案は、これに限定されず、上記取付
け体15がネジボルト以外の固着手段であってもよく、
また、その場合にはもちろん着脱型クリップ18の内孔
構造も対応させて変更するものとする。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
係る部品取付け部によれば、次のような優れた効果が得
られる。
【0017】(1)先ず、既にネジボルトなどのような
棒状の取付け体がその一端が埋め込 まれる形で固着され
たエアスポイラなどのような部品を、車両のトランクリ
ッドのような一方が外方に解放されると共に他方が内側
となる被取付け板にその一方の外方側から、押し込みに
よるワンタッチ操作によって簡単に取り付けることがで
きる。このため、被取付け板の内側に強度補強用の内装
板などがあったり、他の構造から工具などが入らないよ
うな場合であっても、何ら問題なく対応することが可能
となる。この押し込みによるワンタッチ操作によって、
迅速な取付けが可能となる。
【0018】(2)この押し込みによるワンタッチ操作
に対応して、グロメットの嵌合部には、弾性外向き突起
爪及び弾性内向き突起爪がそれぞれ形成されているた
め、この押し込み時、着脱型クリップが弾性的に圧入さ
れ、スムーズな部品11の取り付けが可能となる。
【0019】(3)また、着脱型のクリップの外形は、
概略円柱形状としてあるため、被取付け板の取付け穴の
全周方向に対して、適度の遊び(クリアランス)が得ら
れ、棒状の取付け体の全方向のずれに対して対応でき、
やはりスムーズな部品の取り付けが可能となる。
【0020】(4)さらに、予めグロメット用の着脱型
のクリップを用意してあるため、上記部品を何ら改造す
ることなく、グロメット方式で取り付けることができ
る。また、ネジボルトなどの固着されたエアスポイラな
どの1種類の部品があれば、ねじ込み方式はもちろんの
こと、グロメット方式にも簡単に対応することができる
ようになる。したがって、ねじ込み方式やグロメット方
式の両方に対応するため、予め取付け部分の異なる2種
類のものを用意する必要はなくなり、大幅な経済性の向
上が期待できる。
【0021】(5)また、着脱型のクリップは、ねじ込
みなどで簡単に部品の棒状の取付け体に装着できるもの
であるため、予め多種類のグロメット用の外形形状を有
する幾つかのクリップを用意しておけば、市販品などの
殆どのグロメットに簡単に対応することができ、極めて
大きな汎用性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る部品取付け部の一実施例を示した
概略縦断面図である。
【図2】図1の部品取付け部に用いられたグロメットを
示した平面図である。
【図3】本考案に係る部品取付け部に用いられる着脱型
のクリップを示した部分縦断側面図である。
【図4】図3の着脱型のクリップを示した平面図であ
る。
【図5】本考案に係る部品取付け部に用いられる弛み止
め部材を示した部分縦断側面図である。
【図6】図5の弛み止め部材を示した底面図である。
【図7】部品の取り付け状態を示した概略説明図であ
る。
【図8】グロメット方式による部品の取り付け状態を示
した部分概略説明図である。
【符号の説明】
11 部品 12 被取付け板 13 取付け穴 15 取付け体 17 グロメット 17a 嵌合部 17b 外ストッパー部 17c 弾性外向き突起爪 17d 弾性内向き突起爪 18 着脱型のクリップ 18a 胴部 18b テーパー部 18c 隆起ストッパー部 18d ネジ溝 19 弛み止め部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品11を一方が外方に解放されると共
    に他方が内側となる所望の被取付け板12に前記一方の
    外方側から取り付けるにおいて、前記部品11中にその
    一端が埋め込まれる形で固着された棒状の取付け体15
    と、当該取付け体15の取付け位置に対応する前記被取
    付け板12の取付け穴13前記部品11の取り付けら
    れる側と同一の側から装着され、かつ、当該同一の側に
    開口すると共に、当該開口の縁部外周に鍔状の外ストッ
    パー部17bが形成され、さらに当該開口の外周に対向
    する弾性外向き突起爪17c,17cが及びその内側に
    対向する弾性内向き突起爪7d,17dがそれぞれ形成
    された嵌合部17aを有するグロメット17と、当該グ
    ロメット17の嵌合部17aの弾性内向き突起爪17
    d,17dに嵌合される鍔状の隆起ストッパー部18c
    有すると共に前記部品11の棒状の取付け体15に装
    着される概略円柱形状の着脱型クリップ18からなり、
    前記部品11の取付け時には、部品11の棒状の取付け
    15に着脱型クリップ15を装着して前記グロメット
    17に嵌合させることを特徴とする部品取付け部。
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JP5522552B2 (ja) * 2012-08-24 2014-06-18 スズキ株式会社 車両用インストルメントパネル前端部組付け構造

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