JP2575960B2 - 自動レンズ研削装置 - Google Patents

自動レンズ研削装置

Info

Publication number
JP2575960B2
JP2575960B2 JP3036004A JP3600491A JP2575960B2 JP 2575960 B2 JP2575960 B2 JP 2575960B2 JP 3036004 A JP3036004 A JP 3036004A JP 3600491 A JP3600491 A JP 3600491A JP 2575960 B2 JP2575960 B2 JP 2575960B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
slider
processed
work
grinding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3036004A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04275865A (ja
Inventor
小山守明
杉野鶴吉
吉沢俊雄
早坂勝
岩崎眞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP3036004A priority Critical patent/JP2575960B2/ja
Publication of JPH04275865A publication Critical patent/JPH04275865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575960B2 publication Critical patent/JP2575960B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工レンズ等のワー
クを順次移送して自動的に研削加工する自動レンズ研削
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、被加工レンズの球面研削ある
いは非球面研削等を高精度でNC加工するNCレンズ研
削装置がある。
【0003】一方、被加工レンズの粗研削から精密研削
を複数の粗さの異なる砥石を順次変えて行うようにした
自動砥石交換式のレンズ研削装置も考えられている。
【0004】この様なレンズ研削装置で研削された被加
工レンズの研削面の研削精度を測定する専用の測定装置
も考えられている。
【0005】尚、この様な各機能はそれぞれ各装置単独
で用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な被
加工レンズのレンズ研削装置への供給や排出,加工,測
定等を自動化して、レンズ研削の無人化を図ることによ
り、レンズ加工能力を向上させることが考えられる。
【0007】本発明は、この点に鑑み、被加工レンズの
レンズ研削装置への供給や排出,加工,測定等を自動化
して、レンズ研削の無人化を図ることにより、レンズ加
工能力を向上させる様にした自動レンズ研削装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、第1スライダ駆動手段で駆動される第1
スライダと、前記第1スライダの駆動方向と直交する方
向に駆動する第2スライダと、前記第1スライダ上に保
持され、該第1スライダの移動方向に対して直交する方
向に軸線を向けて回転駆動されるワーク回転軸と、前記
ワーク回転軸の先端に一体に設けられ、吸気負圧で被加
工レンズを吸着するワーク吸着具と、前記第2スライダ
上に保持され、前記第1スライダの移動方向に対して直
交する方向に進退動可能に設けられた軸矯正部材と、
記第2スライダ上に保持され、前記軸矯正部材の移動方
向と平行な方向に進退動可能に設けられ、前記被加工レ
ンズの研削面に当接する測定子を備えた測定手段とを有
し、前記各手段を予めセットされたプログラムに従って
制御し、前記被加工レンズを研削加工する自動レンズ研
削装置としたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この様な構成によれば、予めセットされたプロ
グラムに従って制御回路が各手段を順次制御して、被加
工レンズのレンズ研削装置への供給や排出,加工,測定
等を自動的に行う。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき説
明する。
【0011】図1において、1はベース(基台)、2,3
は図中左右に間隔をおいてベース1上に固定された固定
テーブル、4はX軸方向(図では上下方向)に移動自在に
固定テーブル2上に装着されたスライダ(第1スライ
ダ)、5はZ軸方向(図では左右方向)に移動自在に固定
テーブル3上に装着されたスライダ(第2スライダ)
ある。
【0012】スライダ4は、スライダ進退駆動手段とし
てのパルスモータ6(第1スライダ駆動手段)と、この
パルスモータ6に連動する送りネジ(図示せず)によりX
軸方向に進退駆動されるようになっている。
【0013】また、スライダ5は、スライダ進退駆動手
段及び矯正部材駆動手段としてのパルスモータ7(第2
スライダ駆動手段)と、このパルスモータ7に連動する
送りネジ(図示せず)によりZ軸方向に進退駆動されるよ
うになっている。
【0014】スライダ4上には軸受8と回転駆動手段と
してのパルスモータ9が並設固定され、軸受8にはワー
ク回転軸10が回転自在に保持されている。このワーク
回転軸10の軸線は、スライダ4の移動方向に対して直
交する水平方向、即ちZ軸方向に向けられている。この
ワーク回転軸10とパルスモータ9はベルト11により
連動させられている。
【0015】ワーク回転軸10の先端には吸気負圧でワ
ークを吸着するワーク吸着具12が図3〜図5に示した
様に一体に取り付けられている。このワーク吸着具12
の先端の吸着面12aは、保持すべき被加工レンズLの
形状に沿う形状、すなわち球面に形成されている。ま
た、ワーク吸着具12には、図5に示した様に吸着面1
2aに開口する複数の吸気孔13が形成されている。
【0016】この複数の吸気孔13はワーク回転軸10
内の負圧通路14に連通し、この負圧通路14は負圧供
給源としての真空ポンプ15に電磁バルブ16を介して
接続されている。
【0017】この電磁バルブ16には3つのポート(図
示せず)が設けられ、この3つのポートの内2つは真空
ポンプ15及び負圧通路14接続され、残りの一つのポ
ートは大気に開放している。そして、この電磁バルブ1
6は負圧通路14を真空ポンプ15と大気とのいずれか
一方に切替連通させるようになっている。
【0018】スライダ5上にはL字状のブラケット17
が固定され、ブラケット17上にはパルスモータ18が
Z軸方向に向けて水平にスライド可能に保持され、パル
スモータ18の出力軸18aの先端には筒状の軸矯正部
材19が同軸に固定されている。このブラケット17と
パルスモータ18との間にはスプリング17aが介装さ
れていて、パルスモータ18を図1中左方にバネ付勢し
ている。
【0019】この軸矯正部材19は先端がリング状でナ
イフエッジ状のワーク軸出部19aが設けられている。
この様な軸矯正部材19は、パルスモータ17を作動さ
せることにより、ワーク回転軸10の軸線O1に対して
平行な方向に進退動させられる。
【0020】スライダ5の下部には、ワーク吸着具12
に保持された被加工レンズLの加工形状や取付状態を測
定させる測定手段20が保持されている。この測定手段
20は、スライダ5の下部にZ軸方向に向けて進退動自
在に保持されたスライド部材20aと、スライド部材2
0aの先端に設けられた測定子20bを有する。この測
定子20bは、図4(b)に示した様に先端が鋭角に形成
されている。また、スライド部材20aはエアシリンダ
20C等の駆動手段で進退駆動される。このスライド部
材20aの進退量は図示しないリニアセンサ等で計測さ
れる。
【0021】また、スライダ5の上部には図2に示した
様に軸受21がY軸方向(上下方向)に昇降可能に保持さ
れている。この軸受21はパルスモータ(図示せず)等の
昇降手段で昇降駆動可能に設けられ、この軸受21には
砥石保持軸22が回転自在に保持されている。この砥石
保持軸22は軸受21上のモータ23(砥石回転駆動手
段)で回転駆動される。
【0022】この砥石保持軸22には図3,図4に示し
た様に研削工具24が着脱可能に保持されている。この
研削工具24は、砥石軸25と、この砥石軸25に長手
方向に間隔をおいて設けられたフランジ状の粗砥石2
6,中砥石27,精密砥石28を有する。
【0023】ベース1の側部にはワーク移送装置29が
配設されている。このワーク移送装置29は、ワーク移
送用のエンドレスコンベア30と、エンドレスコンベア
30を間欠駆動するパルスモータ31(コンベア駆動手
段)を有する。
【0024】エンドレスコンベア30は、軸受32,3
3と、軸受32,33に水平回転自在に保持されたスプ
ロケット34,35と、スプロケット34,35に掛け
渡されたエンドレスチエーン36と、エンドレスチエー
ン36上に等ピッチに取り付けられたN個のレンズ載置
台37(レンズパレット)を有する。そして、スプロケッ
ト34の回転軸34aにはウオームホイール38が固定
され、このウオームホイール38にはパルスモータ31
の出力軸31aに取り付けられたウオームギヤ39が噛
合させられている。
【0025】ワーク移送装置29は、エンドレスコンベ
ア30とワーク吸着具12との間で進退動させられるワ
ーク搬出入手段40を有する。図7中、41は固定台で
ある。
【0026】ワーク搬出入手段40は、固定台41上に
固定されたブラケット42と、ブラケット42に上下動
自在に保持された昇降台43と、ブラケット42に固定
されて昇降台43を昇降駆動するエアシリンダ44を有
する。
【0027】また、ワーク搬出入手段40は、昇降台4
3の水平部43aに固定された軸受45と、Z軸方向に
進退動可能に軸受45に保持されたスライド軸46と、
スライド軸46の先端に固定されたシリンダ保持部材4
7と、水平部43aに固定されてシリンダ保持部材47
をZ軸方向に進退駆動するエアシリンダ48を有する。
【0028】さらに、ワーク搬出入手段40は、図10
(a),(b)に示した様に、X軸方向に向けてシリンダ保持
部材47に固定したエアシリンダ49と、エアシリンダ
49のピストンロッド49aの先端に固定されたブラケ
ット50と、エアシリンダ49の後端をシリンダ保持部
材47に支持する支持部材49bと、ブラケット50に
設けられた回動規制板51と、ピストンロッド49aと
同軸にブラケット50に固定されたパルスモータ52
と、パルスモータ52により回動させられる吸着具53
を有する。この吸着具53は、L字状のブラケット53
aと、ブラケット53aの先端に設けられた吸着カップ
53bを有する。
【0029】回動規制板51は、シリンダ保持部材47
のスリット47a内を支持部材49bに沿ってX軸方向
に進退動し、ピストンロッド49aの軸周り方向への回
動を規制する。吸着カップ53bの吸気孔(図示せず)に
はバルブ54及びスパイラル状の伸縮ホースHを介して
真空ポンプ15´が接続されている。
【0030】尚、バルブ54及び真空ポンプ15´は装
置本体内部のブラケット42内に設けられており、伸縮
ホースHはピストンロッド49a及びブラケット50,
53a等からなるアームに沿って吸着具53まで延びて
いる。第8図では、説明の関係上、見やすいように図示
している。
【0031】固定台41上には、シリンダの55の作動
により互いに接近・離反させられるレンズ位置決部材5
6,57が装着されている。
【0032】上述した各手段は、予めセットされた制御
プログラムに従って制御回路58(マシン制御装置)によ
り制御される。尚、制御プログラムはパーソナルコンピ
ュータ59等から制御回路58に入力される。次に、こ
の制御回路58による制御を説明する。
【0033】この様な構成においては、エンドレスコン
ベア30のN個の各レンズ受台37上に被加工レンズL
を夫々載置する。
【0034】ステップS1 そして、図11のステップS1で、パルスモータ31を
間欠作動させることにより、このパルスモータ31の回
転をウオームギヤ39,ウオームホイール38を介して
エンドレスチェーン36に伝達させると、エンドレスチ
エーン36が所定量間欠駆動され、エンドレスコンベア
30の被加工レンズLの一つがレンズ位置決位置に移動
させられる。
【0035】次に、パルスモータ6を作動させて、ワー
ク回転軸10をワーク移送装置29側に移動させる。ま
た、シリンダ55を作動させることにより、レンズ位置
決位置の被加工レンズLが載置されたレンズ受台37を
図8(b)の如くレンズ位置決部材56,57で挟持し
て、レンズ受渡し位置を正確に位置決する。
【0036】一方、シリンダ44,48を伸長させると
共に、吸着具53を下方に向けた状態でエアシリンダ4
9を縮小させ、吸着具53をレンズ位置決位置の被加工
レンズL上に配置する。この後、シリンダ44を縮小さ
せることにより昇降台43を降下させて、吸着具53を
レンズ位置決部材56,57間の被加工レンズL上に当
接させる。
【0037】次に、バルブ54を開いて真空ポンプ15
´の吸気負圧を吸着具53に作用させて、被加工レンズ
Lを吸着具53に吸着保持させる。
【0038】この状態で、シリンダ55を作動させるこ
とにより、レンズ位置決部材57,58を被加工レンズ
Lから離反させた後、シリンダ44を伸長させることに
より昇降台43及びエアシリンダ49を上昇させ、被加
工レンズLをレンズ載置台37から上方に取り出す。
【0039】そして、エアシリンダ49を伸長させるこ
とにより、吸着具53をワーク回転軸10と軸矯正部材
19との間に移動させる一方、パルスモータ52を作動
させて吸着具53をピストンロッド49aの軸線回りに
90゜回動させて、吸着具53の被加工レンズLをワー
ク回転軸10のワーク吸着具12に対向させる。
【0040】この後、エアシリンダ48を縮小させるこ
とにより、シリンダ保持部材47,エアシリンダ49を
図8中左方に移動させて、被加工レンズLをワーク吸着
具12に当接させる。
【0041】次に、電磁バルブ16を作動制御して真空
ポンプ15と負圧通路14とを連通させることにより、
吸気負圧で被加工レンズLをワーク吸着具12に吸着保
持させる。一方、バルブ54を作動させることにより、
吸着具53と真空ポンプ15の連通を遮断させると共
に、吸着具53の吸気孔(図示せず)をバルブ54を介し
て大気に開放させ、吸着具53による吸着保持状態を解
除する。
【0042】この解除後は、エアシリンダ49を伸長さ
せて吸着具53をワーク吸着具12の被加工レンズLか
ら離反させ、次にエアシリンダ49を縮小させて吸着具
53をワーク吸着具12と軸強制部材19との間からワ
ーク移送装置29側に退避させることにより、被加工レ
ンズLのワーク吸着具12へのローディングが完了す
る。
【0043】尚、この様な移動させられる各部材の停止
位置等は、図示しないマイクロスイッチや近接スイッ
チ,光センサ等その他のセンサで検知して、制御回路4
8に制御情報として入力される。この様な構成は周知で
あるので、その説明は省略した。
【0044】ステップS2 この様なローディング後は、パルスモータ7を作動させ
てスライダ5をワーク吸着具12側に変位させることに
より、軸強制部材19の先端の軸出部19aをワーク吸
着具12の被加工レンズLに当接させる。この状態で
は、スプリング17aのバネ力で軸出部19aは被加工
レンズLに軽圧接させられる。次に、電磁バルブ16を
作動させることにより、負圧通路14と真空ポンプ15
との連通を遮断すると共に、負圧通路14を大気に開放
して、ワーク吸着具12による被加工レンズLの吸着保
持力を除去し、更にパルスモータ18を1回転させる。
【0045】この際、被加工レンズLの光軸O2がワー
ク回転軸10の軸線O1に対して傾斜している場合に
は、筒状の軸出部19aのリング状ナイフエッジの作用
により、被加工レンズLに軸出部19aが全周にわたっ
て当接するまで被加工レンズLがワーク吸着具12の吸
着面12aに対して回動させられる。
【0046】そして、軸出部19aが全周にわたって被
加工レンズLに当接した状態では、被加工レンズLの光
軸O2がワーク回転軸10の軸線O1に一致させられ
る。
【0047】この後、電磁バルブ16を作動させること
により、負圧通路14と大気との連通を遮断すると共
に、負圧通路14を真空ポンプ15連通させて、ワーク
吸着具12に被加工レンズLの吸着保持させる。一方、
パルスモータ7を作動させることにより、スライダ5及
び軸強制部材19を原状に復帰させる。
【0048】ステップS3 このステップS3では、パルスモータ6を作動させるこ
とにより、スライダ5を図1中ワーク移送装置29から
離反する方向に移動させて、ワーク吸着具12の被加工
レンズLを測定手段20に対向させる。
【0049】この状態で、スライド部材20aを図1中
左方に移動させて、スライド部材20aのナイフエッジ
状の先端を被加工レンズLに当接させ、スライド部材2
0aの左方への移動量を測定させる。この測定は、パル
スモータ9でワーク回転軸10を数度ずつ回転させて、
各角度位置毎にレンズ端部高さ(スライド部材20a側
への突出量)を測定する。例えば、ワーク回転軸10を
120゜ずつ回転させて、各角度位置毎にレンズ端部高
さを測定する。測定後は、スライド部材20aを原状に
復帰させる。
【0050】そして、この数箇所の測定結果が所定の誤
差範囲内でなければステップS4に移行し、測定結果が
所定の誤差範囲内であればステップS5に移行する。
【0051】ステップS4 このステップS4では、被加工レンズLの光軸傾斜矯正
後におけるワーク吸着具12の吸着回数(クランプ回数)
を電磁バルブ16の作動から検知して、クランプ回数が
1回であればステップS2,3の光軸傾斜矯正及び測定
を再度実行し、クランプ回数が2回目であれば装置全体
の作動を停止させる。
【0052】ステップS5 このステップS5では、砥石保持軸22をモータ23で
回転させると共に、パルスモータ9でワーク回転軸10
を回転させる一方、軸受21をパルスモータ(図示せず)
で下降させて、砥石軸25の粗砥石26を被加工レンズ
Lに臨ませる。
【0053】次に、パルスモータ6を作動させてスライ
ダ4をX軸方向に進退制御すると共に、パルスモータ7
を作動させてスライダ5を図1中左右に進退制御して、
粗砥石26による被加工レンズLの球面研削あるいは非
球面研削を行わせる。この様な研削は、軸受21を昇降
制御させて、中砥石27,精密砥石28でも行わせた
後、軸受21を上昇させて研削工具24を上方に退避さ
せ、ステップS6に移行させる。
【0054】ステップS6 このステップS6では、パルスモータ6を作動させるこ
とにより、スライダ5を図1中X軸方向に進退移動させ
て、ワーク吸着具12の被加工レンズLを測定手段20
に対向させる。
【0055】この状態で、スライド部材20aを図1中
左方に移動させて、スライド部材20aのナイフエッジ
状の測定子20bの先端を被加工レンズLに当接させ、
スライド部材20aの左方への移動量を測定させる。こ
の測定は、パルスモータ6の作動制御によりスライダ4
をX軸方向に進退制御させて、被加工レンズLの形状に
沿わせて半径方向の複数箇所で行う。測定後は、スライ
ド部材20aを原状に復帰させる。
【0056】そして、この3箇所の測定結果が所定の誤
差範囲内でなければステップS7に移行し、測定結果が
所定の誤差範囲内であればステップS8に移行する。
【0057】ステップS7 このステップS7では、被加工レンズLの測定回数を測
定手段20の制御作動から検知して、測定回数が1回目
であればステップS6の形状測定を再度実行し、測定回
数が2回目であれば装置全体の作動を停止させ、または
測定値を制御データとしてフィードバックし、補正した
後再加工しても良い。
【0058】ステップS8 ステップS8では、各部材をステップS1とは逆に作動
させて、研削された被加工レンズLをワーク移送装置2
9に取り出して、ステップS9に移行する。
【0059】ステップS9 ステップS9では、上述した研削加工の回数が所定回数
であるか否かを判断し、所定回数でなければ、上述した
ステップS1〜S8の動作を繰り返す。
【0060】一方、所定回数であると判断すれば、ワー
ク移送装置29上の被加工レンズLが全て研削加工され
たと判断して、装置の作動を停止させる。
【0061】
【効果】この発明は、以上説明したように構成したの
で、被加工レンズのレンズ研削装置への供給や排出,加
工,測定等を自動化して、レンズ研削の無人化を図るこ
とにより、レンズ加工能力を向上させることができる。
また、被加工レンズをワーク回転軸に保持した状態でレ
ンズの形状を測定することができるので、レンズの加工
が正確に行われたか否かを加工直後に直ちに計測でき
る。しかも、この計測の結果、加工が不充分であること
が分かった場合には、この計測データを基に直ちに加工
を再開できるので、加工を迅速且つ正確に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る自動レンズ研削装置の
概略説明図である。
【図2】図2は、図1に示した装置をワーク回転軸の側
面側から見た説明図である。
【図3】図3は、図1に示した研削工具による被加工レ
ンズの研削加工の説明図である。
【図4】図4の(a)は被加工レンズの測定説明図、図4
の(b)は図4の(a)の部分拡大説明図である。
【図5】図5は、被加工レンズの光軸の傾斜矯正を示す
説明図である。
【図6】図6は、図1に示したワーク移送装置の概略斜
視図である。
【図7】図7は、図6に示したワーク移送装置のコンベ
ア等の説明図である。
【図8】図8の(a)は図6のワーク移送装置の概略平面
図、図8の(b)はワーク位置決装置の作動説明図であ
る。
【図9】図9は、図7のエアシリンダ周囲の平面図であ
る。
【図10】図10の(a)は図7のエアシリンダの拡大平
面図、図10の(b)は図10の(a)の側面図である。
【図11】図11は、自動レンズ研削装置の作動制御を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
4,5…スライダ 6…パルスモータ(スライダ進退駆動手段) 7…パルスモータ(スライダ進退駆動手段,矯正部材駆
動手段) 9…パルスモータ(回転駆動手段) 10…ワーク回転軸 12…ワーク吸着具 15…真空ポンプ(負圧供給源) 19…軸矯正部材 20…スライド部材 23…モータ 24…研削工具 25…砥石軸 26…粗砥石 27…中砥石 28…精密砥石 30…エンドレスコンベア 31…パルスモータ 40…ワーク搬出入手段 53…吸着具 58…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂勝 東京都板橋区蓮沼町75−1株式会社トプ コン内 (72)発明者 岩崎眞 東京都板橋区蓮沼町75−1株式会社トプ コン内 (56)参考文献 特開 昭61−8280(JP,A) 特開 昭61−8270(JP,A) 特開 昭54−161193(JP,A) 特開 平1−306164(JP,A) 実開 平2−15844(JP,U) 実開 昭63−113549(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1スライダ駆動手段で駆動される第1
    スライダと、 前記第1スライダの駆動方向と直交する方向に駆動する
    第2スライダと、 前記第1スライダ上に保持され、該第1スライダの移動
    方向に対して直交する方向に軸線を向けて回転駆動され
    るワーク回転軸と、 前記ワーク回転軸の先端に一体に設けられ、吸気負圧で
    被加工レンズを吸着するワーク吸着具と、前記第2スライダ上に保持され、前記第1スライダの移
    動方向に対して直交する 方向に進退動可能に設けられた
    軸矯正部材と、前記第2スライダ上に保持され、前記軸矯正部材の移動
    方向と平行な方向に進退動可能に設けられ、前記被加工
    レンズの研削面に当接する測定子を備えた測定手段とを
    有し、 前記各手段を予めセットされたプログラムに従って制御
    し、前記被加工レンズを研削加工することを特徴とする
    自動レンズ研削装置。
JP3036004A 1991-03-01 1991-03-01 自動レンズ研削装置 Expired - Fee Related JP2575960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3036004A JP2575960B2 (ja) 1991-03-01 1991-03-01 自動レンズ研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3036004A JP2575960B2 (ja) 1991-03-01 1991-03-01 自動レンズ研削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04275865A JPH04275865A (ja) 1992-10-01
JP2575960B2 true JP2575960B2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=12457631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3036004A Expired - Fee Related JP2575960B2 (ja) 1991-03-01 1991-03-01 自動レンズ研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2575960B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7504742B2 (en) 2003-02-01 2009-03-17 Aloys Wobben Method for the erection of a wind energy plant, and wind energy plant
US7663263B2 (en) 2001-09-14 2010-02-16 Aloys Wobben Wind turbine power module mounted on the tower foundation

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0937542A1 (de) * 1998-02-23 1999-08-25 Schneider GmbH + Co. KG Verfahren zum Polieren optischer Linsen und Mehrspindel-Poliermaschine mit verschiedenen Polierwerkzeugen zur Durchführung des Verfahrens

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618280A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Canon Inc 曲面研削用砥石軸及び曲面研削方法
JPS63113549U (ja) * 1987-01-14 1988-07-21
JPH02152758A (ja) * 1988-12-05 1990-06-12 Shonan Kogaku Kogyosho:Kk ベルクランプ式レンズ芯取装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7663263B2 (en) 2001-09-14 2010-02-16 Aloys Wobben Wind turbine power module mounted on the tower foundation
US7786612B2 (en) * 2001-09-14 2010-08-31 Aloys Wobben Wind turbine power module mounted on the tower foundation
US7504742B2 (en) 2003-02-01 2009-03-17 Aloys Wobben Method for the erection of a wind energy plant, and wind energy plant
US7610723B2 (en) 2003-02-01 2009-11-03 Aloys Wobben Wind energy plant with drainage

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04275865A (ja) 1992-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6325697B1 (en) CNC machine tools
US8016579B2 (en) Superabrasive grain setting apparatus
JP4456520B2 (ja) 多軸球面研削装置及び研削方法
US7163441B2 (en) Semiconductor wafer grinder
JP2019171545A (ja) 加工システム及び加工方法
KR0163978B1 (ko) 유리판등의 가공장치
JP2575960B2 (ja) 自動レンズ研削装置
CN215357673U (zh) 一种倒角机
CN210045613U (zh) 一种inlay中料频谱检测设备
JP6154354B2 (ja) ワークの加工装置
KR20210092683A (ko) 가공 장치
JP2905733B2 (ja) 被加工部材の自動受渡装置
CN113675121A (zh) 定位方法及装置
JPH10151552A (ja) 板状体の周縁研削方法及び装置
CN110823923A (zh) 一种显示屏内部电路检测装置
TWI327092B (ja)
JP3944891B2 (ja) ウェーハ位置決め機構及びその精度調整方法
JP2008073822A (ja) ガラス板の周縁の研削加工方法及びその装置
CN210045614U (zh) 改良型inlay中料频谱检测设备
CN114310536B (zh) 一种拼接浴缸接缝打磨方法及打磨装置
JPH07241918A (ja) フレネルレンズ切削用刃物台
CN216698308U (zh) 一种高兼容性的igbt封装机
CN211970972U (zh) 一种取送料机械手
WO2020213652A1 (ja) ベントホール清掃装置及びベントホール清掃方法
JP4169649B2 (ja) レンズの外周加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees