JPH10151552A - 板状体の周縁研削方法及び装置 - Google Patents

板状体の周縁研削方法及び装置

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JPH10151552A
JPH10151552A JP31226196A JP31226196A JPH10151552A JP H10151552 A JPH10151552 A JP H10151552A JP 31226196 A JP31226196 A JP 31226196A JP 31226196 A JP31226196 A JP 31226196A JP H10151552 A JPH10151552 A JP H10151552A
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JP
Japan
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plate
grindstone
mark
grinding
glass plate
Prior art date
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Application number
JP31226196A
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English (en)
Inventor
Kohei Yoshino
浩平 吉野
Kenji Yoshinaga
憲二 好長
Masaru Ichimura
勝 市村
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】テーブルに載置される板状体の位置決め誤差を
正確に検出してテーブル又は砥石の移動軌道を精度良く
修正する。 【解決手段】X−Θテーブル80されたガラス板34の
位置決め誤差を、ガラス板34にマーキングした位置決
め用のマークを光学的に検出し、正規の位置決め位置か
らズレて移載されていた場合は、面取用砥石26Bの予
め設定された移動軌道をズレたなりに面取りを行うこと
ができるように自動的に修正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板状体の周縁研削方
法及び装置に係り、特に自動車の窓ガラス板の周縁を面
取りする板状体の位置決め誤差を修正するための位置決
め誤差修正装置を備えた板状体の周縁研削方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】板状体の周縁研削装置として、例えばガ
ラス板の面取りの例で説明すると、ガラス板の面取を行
う面取用砥石は円盤状に形成され、その周面部に研削面
が形成されている。研削面はボンド剤にダイヤモンド砥
粒が埋設されて形成され、ボンド剤から突出しているダ
イヤモンド砥粒でガラス板の周縁を研削する。この場
合、面取用砥石をガラス板の周縁に押し当て、砥石がガ
ラス板の周縁に倣うように砥石をX−Y方向に移動させ
ることにより、ガラス板の面取りが行われる。
【0003】一方、特にガラス板の形状が矩形でない場
合、その形状を数値データ化することが近年行われてい
る。そこで、このデータを利用することによってガラス
板又は面取用砥石のいずれかを予め設定された軌道に沿
って移動させる、所謂絶対位置制御によりガラス板の周
縁と面取用砥石とを当接させることが提案されている。
【0004】ところで、面取り操作は、ガラス板又は面
取用砥石のいずれかを予め設定された移動軌道に移動さ
せるので、面取用砥石が磨耗してホイール径が小さくな
ると、ガラス周縁と砥石とを適切な押圧力で当接させな
がらガラス周縁を面取りするための面取軌跡にズレが生
じる。従って、定期的に面取用砥石のホイール径を測定
して軌跡を修正する必要がある。
【0005】この場合、移動軌道の修正は、作業員がノ
ギスを使用した手作業で面取用砥石のホイール径を測定
し、測定データをコントローラに手入力することにより
行わざるを得なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
板がテーブル面上の正規の位置に正しく位置決めされて
いない状態で、テーブル又は面取用砥石が設定された移
動軌道を移動すると、ガラス周縁を面取りする面取軌跡
にズレが生じる。この結果、ガラス板に面取用砥石が適
切な当接力で当接しないために適切に面取りできないば
かりでなく、前記当接力が大きすぎるとガラス板を破損
する等の問題が発生する。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、テーブルに載置される板状体の位置決め誤差を
正確に検出してテーブル又は砥石の移動軌道を精度良く
修正することができる板状体の周縁研削方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、円板状の砥石をテーブルに載置固定され
た板状体の周縁に当接させ、前記砥石又は前記テーブル
を予め設定された移動軌道に沿って相対的に移動させて
前記板状体の周縁を研削する板状体の周縁研削方法にお
いて、前記板状体面の少なくとも2か所の所定位置に位
置決め用のマークをマーキングするマーキング工程と、
前記マークを撮像手段によって撮像する撮像工程と、前
記撮像工程で撮像された板状体のマークを認識する認識
工程と、前記認識工程で認識されたマークの現座標と、
予め定められた前記板状体が正しく位置決めされた時の
前記マークの基準座標とを比較し、前記基準座標に対す
る前記現座標のX方向のズレ、Y方向のズレ、及びX−
Y平面に垂直な回転方向のズレで表される位置決め誤差
を演算すると共に、前記演算された位置決め誤差データ
に基づいて予め設定されているテーブル又は砥石の移動
軌道を修正する演算工程と、前記演算工程で修正した移
動軌道に従って前記テーブル又は砥石を移動させて板状
体の周縁部を研削する研削工程とを、含むことを特徴と
する。
【0009】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、円板状の砥石と、該砥石が周縁に当接されて研削さ
れる板状体を載置固定するテーブルと、前記砥石又は前
記テーブルを予め設定された移動軌道に沿って相対的に
移動させる移動装置とを少なくとも備えた板状体の周縁
研削装置において、前記板状体面の少なくとも2か所の
所定位置に位置決め用のマークをマーキングするマーキ
ング手段と、前記マーキング手段でマーキングされたマ
ークを撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された
板状体のマークを認識する認識手段と、前記認識手段で
認識されたマークの現座標と、前記板状体が正しく位置
決めされた時の前記マークの基準座標とを比較し、前記
基準座標に対する前記現座標のX方向のズレ、Y方向の
ズレ、及びX−Y平面に垂直な回転方向のズレで表され
る位置決め誤差を演算すると共に、前記演算された位置
決め誤差データに基づいて予め設定されているテーブル
又は砥石の移動軌道を修正する演算装置と、前記演算装
置で修正した移動軌道に従って前記テーブル又は砥石の
駆動部を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0010】本発明によれば、テーブルに載置された板
状体の位置決め誤差を光学的に精度良く検出して、板状
体がテーブル面上に正規の位置決め位置からズレて移載
された場合でも、ズレたなりに砥石又はテーブルの移動
軌道を自動的に修正するようにしたので、板状体が砥石
に対して適切な当接力で当接するための面取軌跡を描
く。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る板状体の周縁研削装置の実施の形態について詳説す
る。図1は本発明に係る板状体の周縁研削装置の全体構
成を説明する斜視図であり、ガラス板を面取りする例で
以下に説明する。
【0012】同図に示すように板状体の周縁研削装置1
0は、主として、砥石回転装置12、オートチェンジャ
ー14、ガラス板吸着装置16、ガラス板移動装置1
8、ガラス板吸着装置に載置保持されるガラス板34の
位置決め誤差修正装置30とで構成される。尚、オート
チェンジャー14及びドレッサー20については詳細な
説明は省略する。
【0013】砥石回転装置12は、スピンドルモータ2
2を有し、スピンドルモータ22は四角筒状のケーシン
グ24内のチャック(図示せず)に回転力を伝達可能に
連結されている。チャックは回転軸を介してケーシング
24内の支持部材に回動自在に支持されている。このチ
ャックには、図2に示すように、ツール26のシャンク
26Aが着脱自在に支持されていると共に、シャンク2
6Aの下端部には、研削面26Cが内側に湾曲した面取
用砥石26B(図3参照)が同軸上に固定されている。
また、面取用砥石26Bはホイールカバー28内に収納
されており、このホイールカバー28はケーシング24
の下端部に取り付けられている。ホイールカバー28は
周囲に開口部28Aが形成され、開口部28Aの上縁及
び下縁にはそれぞれブラシ30が取り付けられている。
また、面取用砥石26Bの研削面26Cは開口部28A
の中央に位置するように支持されている。そして、面取
りされるガラス板34は、開口部28Aからホイールカ
バー28内に進入して面取用砥石26Bにより面取りさ
れる。
【0014】また、面取用砥石26Bの上方及び下方に
はそれぞれ散水管32、32が設けられ、散水管32、
32の端部にはそれぞれノズル32A、32Aが形成さ
れている。ノズル32A、32Aは、面取用砥石26B
の研削位置(すなわち、ガラス板34の周縁と研削面2
6Cとの接触位置)に研削液を散水するように位置して
いる。従って、ガラス板34の周縁が面取用砥石26B
の研削面26Cで研削される際に、研削位置に研削液を
供給することができる。この場合、開口部28Aはブラ
シ30、30で略閉塞されているので、研削位置に供給
された研削液は開口部28Aを介してケーシング24の
外部に飛び散らない。
【0015】本例では、以下に述べるようにガラス板3
4を移動させることによって面取用砥石26Bとガラス
板34とを相対的に移動させている。面取用砥石26B
を移動させた場合、上記研削液が周囲に飛び散ってしま
い作業環境の悪化を招いてしまうため、ガラス板34を
移動させることは好ましいことである。また、図1に示
すように、ガラス板吸着装置16は、砥石回転装置12
の前方に設けられている。ガラス吸着装置16は、X─
θテーブル80を有し、X─θテーブル80は後述する
ガラス移動装置18に対してX方向に移動自在で、且つ
θ方向に回動自在に支持されている。X─θテーブル8
0の上面には、多数の丸孔開口82が格子状に形成さ
れ、これらの丸孔開口82はX─θテーブル80内部に
形成された真空通路を介して真空ポンプ(図示せず)に
連通される。そして、この丸孔開口82に、略円筒状に
形成されてその上端部にゴム等の弾性体が設けられた多
数の吸着アダプタ84の下端部が嵌め込まれる。これに
より、ガラス板34をX─θテーブル80に載置した状
態で真空ポンプを作動させると、ガラス板34は多数の
吸着アダプタ84の上端に吸着固定される。
【0016】ガラス板移動装置18は、回転モータ(A
Cサーボモータ)及び直動モータ(双方図示せず)を有
し、回転モータが作動するとX−Θテーブル80がΘ方
向に回動する。一方、直動モータを作動するとX−Θテ
ーブル80がX方向に移動する。直動モータを作動して
X−Θテーブル80をX方向に移動すると、吸着アダプ
タ84…を介してX−Θテーブル80に取り付けられた
ガラス板34がブラシ30、30に接触しながら開口部
28Aを経てホイールカバー28内に侵入する(図2参
照)。ホイールカバー28内に侵入したガラス板34
は、周縁が面取用砥石26Bの研削面26Cに当接する
と共に、回転モータが作動してX−Θテーブル80をΘ
方向に回動することにより、ガラス板34がΘ方向に回
動するのでガラス板34の周縁全周が面取用砥石26B
の研削面26Cで研削される。
【0017】そして、ガラス板移動装置18は、回転モ
ータ(ACサーボモータ)及び直動モータが作動して、
X−Θテーブル80を予め設定された移動軌道に沿って
移動する、所謂、絶対制御によりガラス板34の周縁を
面取用砥石26Bに当接させてガラス板34の周縁を研
削する。ここで、移動軌道とは、ガラス板34がX−Θ
テーブル80面上の正規の位置に位置決めされていると
きにガラス板34の周縁が面取用砥石26Bに対して適
切な当接力で当接しながら面取軌跡を描くように移動す
る軌道である。従って、ガラス板34がX−Θテーブル
80面上の正規の位置に正しく位置決めされていない状
態で、X−Θテーブル80が移動軌道を移動すると、ガ
ラス板34周縁を面取りする面取軌跡にズレが生じるた
め、適切な面取りた行えなかったり、ガラス板34が破
損することがある。
【0018】そこで、本発明では以下に説明する位置決
め誤差修正装置30を設けた。図4〜図5を使用して、
この位置決め誤差修正装置30について説明する。図4
に示すように、X−Θテーブル80の上方には、X−Θ
テーブル80上に吸着保持されるガラス板34面上の少
なくとも2か所の所定位置にマーキングされた位置決め
用のマークを撮像する例えばCCDカメラ100が設け
られる。このCCDカメラ100とX−Θテーブル80
の相対位置関係は正確に調整されている。また、マーキ
ングするマーキング装置を、面取加工の前段の工程、例
えばガラス板34の切折り工程(図示せず)に設けてお
くと、切折り工程の位置決めを利用してガラス板34面
上の所定位置にマークをマーキングすることができるの
で、マーキングのための特別な位置決めが必要ない。
【0019】CCDカメラ100で撮像された撮像信号
は、フレームメモリ102に出力される。フレームメモ
リ102は演算装置に接続されており、フレームメモリ
102に取り込まれたマークが、演算装置104でX−
Y座標化されて記憶装置106に記憶される。記憶装置
106には、大きさや周縁形状の異なるガラス板34の
種類に応じて、ガラス板34がX−Θテーブル80面上
の正規の位置に位置決めされているときの前記マークの
基準座標が予め記憶され、必要な時に演算装置104に
取り出すことができる。一方、演算装置104には、面
取用砥石26BとX−Θテーブル80とCCDカメラ1
00との位置関係データが予め入力さており、ガラス板
34にマーキングされたマークのX−Y座標との関係が
分かるようになっている。演算装置104では、記憶装
置106から、基準座標と現実に面取加工するガラス板
34のマークの現座標と取り出して比較し、図5に示す
ように、基準座標に対する現座標のX方向のズレ(Δ
X)、Y方向のズレ(ΔY)、更にA、B2点の基準座
標を結んだ時の基準線108と、A1 、B1 2点の現座
標を結んだ線110とのX−Y平面に垂直なθ方向(回
転方向)のズレ(Δθ)を演算する。演算装置104で
は更に、演算されたΔX、ΔY及びΔθとの位置決め誤
差データに基づいて予め設定されたX−Θテーブル80
の移動軌道を、正規の位置決め位置からズレた状態で面
取加工を行うための面取軌跡となるように修正する。修
正された移動軌道データは、X−Θテーブル80の回転
モータ及び直動モータの駆動を数値制御するNCコント
ローラ112に送られる。
【0020】次に、上記の如く構成された本発明の板状
体の周縁研削装置の位置決め誤差修正装置の作用につい
て説明する。切折り工程で所望の形状に切断されたガラ
ス板34は、マーキング装置でガラス板34の少なくと
も2か所の所定位置に位置決め用のマークがマーキング
される。次に、切折り工程から搬送されたガラス板34
は、X−Θテーブル80に移載保持され、CCDカメラ
100でガラス板34が撮像される。撮像された撮像信
号は、フレームメモリ102を介して演算装置104に
送られ、ガラス板34にマーキングされたマークのX−
Y座標化がなされる。演算装置104では、現に面取加
工を行うためにX−Θテーブル80に載置されているガ
ラス板34のマークである現座標と、ガラス板34が正
しく位置決めされた時のマークの基準座標とを比較し、
基準座標に対する現座標との位置決め誤差であるX軸方
向、Y軸方向及びθ軸方向のズレを演算する。そして、
位置決め誤差がある場合には、予め入力されている面取
用砥石26BとX−Θテーブル80とCCDカメラとの
位置関係データと、演算された位置決め誤差データに基
づいて予め設定されたX−Θテーブル80の移動軌道
を、位置決め誤差があるままで面取加工を行うための面
取軌跡となるように修正する。演算装置104で修正さ
れたX−Θテーブル80の移動軌道データはNCコント
ローラ112に送られる。NCコントローラ112は、
修正した移動軌道に従ってX−Θテーブル80が移動す
るようにX−Θテーブル80の回転モータ及び直動モー
タを駆動する。
【0021】このように、本発明の板状体の周縁研削装
置では、位置決め誤差修正装置30を設けたので、切折
り工程から搬送されたガラス板34をX−Θテーブル8
0に移載する際に、正規の位置決め位置からズレて移載
されてもズレたなりにX−Θテーブル80の移動軌道を
自動的に修正するようにしたので、ガラス板34の周縁
が面取用砥石26Bに対して適切な当接力で当接するた
めの面取軌跡を描くことができる。従って、X−Θテー
ブル80へのガラス板34を移載する際の位置決めを比
較的ラフに行っても精度良く面取りを行うことができ
る。
【0022】尚、本実施の形態では、板状体としてガラ
ス板34の周縁を研削する場合について説明したが、こ
れに限らず、セラミック、シリコン等の硬脆材料やアル
ミ板、金属板、プラスチック板等に使用することもでき
る。また、本実施の形態では、固定した面取用砥石に対
してX−Θテーブルを移動して面取りするようにした
が、X−Θテーブルを固定して面取用砥石を移動するよ
うにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る板状体
の周縁研削方法及び装置によれば、正規の位置決め位置
からズレて移載されてもズレたなりに砥石又はテーブル
の移動軌道が自動的に修正されるようにしたので、テー
ブルへの板状体を載置する際の位置決めを比較的ラフに
行っても精度良く面取りを行うことができる。
【0024】特に、本発明において砥石とテーブルとの
相対移動は板状体に砥石を倣わせて制御されるのではな
く、予め設定された移動軌道に沿って行われる絶対位置
制御であるため、テーブル上での板状体の所定位置から
の位置ズレを移動軌跡に反映させるだけで上記の精度の
良い面取りを実現できる。従って、作業効率を向上する
ことができると共に、位置決め不良による不良品の発生
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板状体の周縁研削装置の全体を示
す斜視図
【図2】本発明に係る板状体の周縁研削装置の面取用砥
石の近傍を説明する断面図
【図3】面取用砥石を説明する側面図
【図4】本発明に係る板状体の周縁研削装置の位置決め
誤差修正装置を説明する構成図
【図5】位置決め誤差修正装置の作用を説明する説明図
【符号の説明】
10…板状体の周縁研削装置 12…砥石回転装置 16…ガラス板吸着装置 18…ガラス板移動装置 22…スピンドルモータ 24…ケーシング 26B…面取用砥石 26C…研削面 30…位置決め誤差修正装置30 100…CCDカメラ 102…フレームメモリ 104…演算装置 106…記憶装置 112…NCコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状の砥石をテーブルに載置固定された
    板状体の周縁に当接させ、前記砥石又は前記テーブルを
    予め設定された移動軌道に沿って相対的に移動させて前
    記板状体の周縁を研削する板状体の周縁研削方法におい
    て、 前記板状体面の少なくとも2か所の所定位置に位置決め
    用のマークをマーキングするマーキング工程と、 前記マークを撮像手段によって撮像する撮像工程と、 前記撮像工程で撮像された板状体のマークを認識する認
    識工程と、 前記認識工程で認識されたマークの現座標と、予め定め
    られた前記板状体が正しく位置決めされた時の前記マー
    クの基準座標とを比較し、前記基準座標に対する前記現
    座標のX方向のズレ、Y方向のズレ、及びX−Y平面に
    垂直な回転方向のズレで表される位置決め誤差を演算す
    ると共に、前記演算された位置決め誤差データに基づい
    て予め設定されているテーブル又は砥石の移動軌道を修
    正する演算工程と、 前記演算工程で修正した移動軌道に従って前記テーブル
    又は砥石を移動させて板状体の周縁部を研削する研削工
    程とを、含むことを特徴とする板状体の周縁研削方法。
  2. 【請求項2】円板状の砥石と、該砥石が周縁に当接され
    て研削される板状体を載置固定するテーブルと、前記砥
    石又は前記テーブルを予め設定された移動軌道に沿って
    相対的に移動させる移動装置とを少なくとも備えた板状
    体の周縁研削装置において、 前記板状体面の少なくとも2か所の所定位置に位置決め
    用のマークをマーキングするマーキング手段と、 前記マーキング手段でマーキングされたマークを撮像す
    る撮像手段と、 前記撮像手段で撮像された板状体のマークを認識する認
    識手段と、 前記認識手段で認識されたマークの現座標と、前記板状
    体が正しく位置決めされた時の前記マークの基準座標と
    を比較し、前記基準座標に対する前記現座標のX方向の
    ズレ、Y方向のズレ、及びX−Y平面に垂直な回転方向
    のズレで表される位置決め誤差を演算すると共に、前記
    演算された位置決め誤差データに基づいて予め設定され
    ているテーブル又は砥石の移動軌道を修正する演算装置
    と、 前記演算装置で修正した移動軌道に従って前記テーブル
    又は砥石の駆動部を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする板状体の周縁研削装置。
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