JP2575624Y2 - エンボステープの切断・扁平化装置 - Google Patents

エンボステープの切断・扁平化装置

Info

Publication number
JP2575624Y2
JP2575624Y2 JP1992040137U JP4013792U JP2575624Y2 JP 2575624 Y2 JP2575624 Y2 JP 2575624Y2 JP 1992040137 U JP1992040137 U JP 1992040137U JP 4013792 U JP4013792 U JP 4013792U JP 2575624 Y2 JP2575624 Y2 JP 2575624Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
embossed tape
movable plate
cutting
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992040137U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0592107U (ja
Inventor
和男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP1992040137U priority Critical patent/JP2575624Y2/ja
Publication of JPH0592107U publication Critical patent/JPH0592107U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575624Y2 publication Critical patent/JP2575624Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンボステープの切断・
扁平化装置、より詳しくは各種電子部品、精密機器部品
などの微細な量産部品の収納に用いられる、多数の凹陥
部が流れ方向に連設された形状をなすエンボステープ
を、リール等への巻き取りを容易にするため、所定の位
置で切断すると共に、その切断端部を扁平化する装置に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にエンボステープ51は、図5に示
されるように各種電子部品、精密機器部品などの微細な
部品を収納するための多数の凹陥部52が流れ方向に連
設された形状をしている。このエンボステープ51の収
納には一般のテープと同様に巻き芯53とその両側に1
対のフランジ板54を備えたリール55が用いられる
が、エンボステープ51には凹陥部52があるため、
のままではテープの先端部56を巻き芯53に設けた溝
57に挿入し係止することができない。
【0003】そこで従来は、特開平3−124587号
公報に記載されているように、エンボステープの先端部
挿入されるリールの溝の間隙を凹陥部の深さ以上にす
ると共に、溝付近の巻き芯の周側面に凹陥部の深さに相
当する段差を設けて、巻き取りを容易にするか、あるい
は図5に示されるように、エンボステープ51の先端部
56を木槌等で平らに潰して一般に用いられている
と同様にリール55の溝57に挿入、係止するなどの方
法がられていた。しかし、前者の方法はエンボステー
プの形状に合わせて、それ毎に異なる寸法のリールを用
意しなければならず、また後者の方法は手作業によるた
め能率が悪く、また潰し幅や潰し量を一定にできないこ
とから出来栄えも悪いという問題があった。
【0004】本出願人らは、この対策として先に、複数
の支柱を介して2枚の固定板を上下平行に配し、両固定
板間の支柱作動シリンダにより上下する可動板を装着
ると共に、上側の固定板に別の作動シリンダにより上
下する可動刃を設け、可動板上に導いたエンボステープ
の切断扁平化を行う装置を提案したが、この装置で
切断と扁平化とを上下2個のシリンダを用いて行ってい
るため、長時間使用しているとカッタと扁平化部分との
すり合わせ部分にクリアランスを生じ、カッタの切断精
度を低下させるほか、切断・扁平化のための部品の交
換、研磨などの補修が多くなり、また切断後のエンボス
テープが装置に引っ掛かって作業性を損なうなどの問題
があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的はエンボステープを一般に用いられているのと同様
の形状のリールに容易に巻き取れるようにすると共に、
カッタの切断精度を改善して切断端部での潰し幅や潰し
量を均一かつ一定にして製品の見栄えを向上し、切断・
扁平化のための部品の交換や補修を減らし、切断後のエ
ンボステープの引っ掛かりを防止して作業の迅速化を図
ったエンボステープの切断・扁平化装置を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によるエンボステ
ープの切断・扁平化装置は、多数の凹陥部が流れ方向に
連設された構造のエンボステープを、上下に配設された
固定板と可動板との間に誘導し、前記エンボステープの
所定の位置で切断すると共に、その切断端部を扁平化す
る装置であって、作動シリンダを備えた基枠に固定板を
複数の支柱を介して設け、この支柱に前記作動シリンダ
により上下動する可動板を装着し、固定板と可動板の内
の上側にある板の出口端部にカッタを下向きに設ける
と共に、固定板と可動板の内の下側にある板の上面に入
口側へ向け下降するエンボステープ挿入用の傾斜溝を設
けてなることを特徴とするものである。また、この切断
・扁平化装置は、固定板と可動板の内の上側にある板に
は、その下面に可動板が固定板に接したときに前記板の
下面凹所に収納され、可動板が固定板と離れたときに前
記板面より突出する位置まで自重により下降するストリ
ッパプレートが装着されていることを好適とする。
【0007】
【作用】上記切断・扁平化装置によれば、固定板と可動
板の間に誘導されたエンボステープは、固定板(または
可動板)の出口側端部に設けられた下向きのカッタによ
って所定の位置で切断されると共に、その切断端部が
動板の上昇(または下降)によって固定板に押し付けら
れて扁平化されるので、極めて能率的に切断と扁平化が
行われるほか、その潰し幅や潰し量が均一かつ一定とな
って、製品の見栄えが著しく向上する。また切断端部で
の潰し量が傾斜溝の傾きに応じて連続的に変化する形状
となるため、リールへの巻き取りが容易になり作業性が
向上する。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係るエンボステープの切断
扁平化装置の詳細を、図1〜図4に示した実施態様に基
づいて説明する。まず図1は本装置の正面図で、1は基
枠、2は複数の支柱3‥を介して基枠1に固設された固
定板、4はこの支柱3‥に固定板2と平行に、かつ上下
動自在に装着された可動板である。5はシリンダープレ
ート、6は基枠1に設けられた、電磁式または流体加圧
作動シリンダである。
【0009】7は固定板2の下面凹所に脱着自在に装着
されたストリッパプレート、8はストリッパプレート7
の固定板2からの脱落を防ぐために、固定板2の上側よ
りこれを貫通してストリッパプレートに挿着されたスト
リッパボルト、9は固定板2の出口側端部に下向きに設
けられたカッタである。可動板4の入口側の上面には、
最大エンボステープの厚さに相当する深さまで入口側
向け下降しているエンボステープ挿入用の傾斜溝11が
設けられ、さらに、その外側には断面がL字型をしたガ
イドテーブル12があって、可動板4が下方へ下がった
ときに、その上面がガイドテーブル12の上面と同じ高
さになるように、下部が基枠1の入口側側壁に固設され
ている。
【0010】つぎに、装置によるエンボステープの切
断と扁平化の操作について、本装置をエンボステープ成
形工程の自動巻き取り装置(図示せず)の手前に設置し
リールの自動交換と連動して行う場合を例として、図2
により説明する。通常の状態では、成形後のエンボステ
ープE[図3(a)参照]は図2(a)に示されるよう
に、図1の装置のガイドテーブル12上より装置内を通
り抜け、自動巻き取り装置に送られ、そこでリールに巻
き取られる。
【0011】巻き取りリールが満杯に近づくと、知の
検知手段がこれを検知し、その情報を信号に変えて作動
シリンダ6に伝達する。作動シリンダ6作動により
動板4を押し上げる。可動板4はエンボステープEと共
にストリッパプレート7も押し上げ、これを固定板2の
下面凹所に押し込んで、エンボステープEを可動板4と
ストリッパプレート7との間で押し潰して扁平化すると
共に、固定板2の出口端部下向きに設けられたカッ
タ9によって切断する[図2(b)参照]。
【0012】この際、カッタ9の手前にあるエンボステ
ープEp、その切断端部が可動板4の上面に入口側
向け下降している傾斜溝11内にあるため、全く加圧を
受けずに元の形状を保持する装置外の部分31と、加圧
を受けて完全に扁平化する部分32と、これらの間で連
続的に変化する形状の部分33とが連なった、図3
(b)に示される形状となる。また、カッタ9の先に位
置するエンボステープEf は、図3(c)に示されるよ
うに、そのままの形状で系外に取り出され、如何なるロ
スを生ずることなく巻き取りリールに巻き取られる。
【0013】所定時間後、信号により可動板4の下降が
行われる。それと共に、固定板2内の凹所に押し込まれ
ていたストリッパプレート7が自重によりストリッパボ
ルト8に沿って離脱、下降するため、固定板2に押し付
けられて先端が扁平化されたエンボステープEp も可動
板4の上面に落下し、図2(c)に示される状態とな
る。次に、エンボステープEp は送り込みロール(図示
せず)の作用を受けて出口側より装置外に送り出され、
さらに知の誘導手段によって図4に示す新たなリール
45に巻き取られる。
【0014】リール45ではエンボステープEp は、ま
ず扁平化された先端部46を巻き芯43に設けた溝47
に挿入した後、巻き芯43に沿って通常のテープと同様
に巻き取られる。この際、エンボステープEp では先端
部46の後方が完全に扁平化されている部分から全く扁
平化を受けていない部分まで連続的に変化する形状とな
っているため、凹陥部42があっても巻き取り後の形状
を損なわずに無理なく巻き取ることができる。
【0015】なお、上記実施態様では上側にある固定板
2にストリッパプレート7とカッタ9とを取り付け、下
側にある可動板4にエンボステープ挿入用の傾斜溝11
を設けた構成を示したが、本考案はこれに限定されるも
のではなく、例えば、基枠上に固定板を取り付け、これ
に設けた複数の支柱を介して固定板と平行に、かつ上下
動自在に可動板を装着し(作動シリンダーは可動板の上
方で基枠の上部に取り付ける)、上側にある可動板の下
側にストリッパプレートとカッタとを取り付け、下側に
ある固定板に上記傾斜溝を設けた構成としてもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案によるエンボステープの切断・扁
平化装置によれば、これを用いて切断したエンボステー
プは、その先端の潰し幅や潰し量が均一かつ一定に扁
平化されたものとなるので、1)一般に用いられている
のと同様の形状のリールへの巻き取りが可能となる、
2)その際、巻き芯の溝への挿入が迅速かつ容易に行わ
れる、3)巻き取り後の製品の見栄えが向上する、4)
カット後の自動巻き取りが可能になる、5)カッタ刃の
研磨や交換などが殆ど不要になる、6)切断後のエンボ
ステープが装置に引っ掛かることがなく作業性が向上す
るなどの多大の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る切断・扁平化装置の一例を示す正
面図である。
【図2】図1に示した切断・扁平化装置を用いてエンボ
ステープの切断とその切断端部を扁平化するときの動作
を順を追って示す説明図で、図(a)は本装置内をエン
ボステープが導通している通常の状態のとき、図(b)
は装置を作動して、エンボステープを所定の位置で切断
すると共に、その切断端を扁平化したとき、また図
(c)は装置を元の状態に復し、切断を扁平化した
エンボステープを装置外に送り出そうとしているときで
ある。
【図3】図1に示した切断・扁平化装置により処理され
るエンボステープの状態を示す正面図で、図(a)は未
処理のエンボステープ、図(b)は所定の位置で切断す
る共にその切断端を扁平化したエンボステープ、図
(c)は切断後のエンボステープの末尾の状態である。
【図4】図1に示した切断・扁平化装置を用いて、その
切断を扁平化したエンボステープをリールに巻き取
ったときの状態を示す縦断面図である。
【図5】従来のエンボステープをリールに巻き取るとき
の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……基枠、 2……固定板、 3……
支柱、4……可動板、 6……作動シリンダ、
7……ストリッパプレート、9……カッタ 11
……傾斜溝。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の凹陥部が流れ方向に連設された構造
    のエンボステープを、上下に配設された固定板と可動板
    との間に誘導し、前記エンボステープの所定の位置で切
    断すると共に、その切断端部を扁平化する装置であっ
    て、作動シリンダを備えた基枠に固定板を複数の支柱を
    介して設け、この支柱に前記作動シリンダにより上下動
    する可動板を装着し、固定板と可動板の内の上側にある
    の出口端部にカッタを下向きに設けると共に、固定
    板と可動板の内の下側にある板の上面に入口側へ向け下
    降するエンボステープ挿入用の傾斜溝を設けてなること
    を特徴とするエンボステープの切断・扁平化装置。
  2. 【請求項2】固定板と可動板の内の上側にある板には、
    その下面に可動板が固定板に接したときに前記板の下面
    凹所に収納され、可動板が固定板と離れたときに前記板
    面より突出する位置まで自重により下降するストリッパ
    プレートが装着されている請求項1記載のエンボステー
    プの切断・扁平化装置。
JP1992040137U 1992-05-20 1992-05-20 エンボステープの切断・扁平化装置 Expired - Lifetime JP2575624Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040137U JP2575624Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 エンボステープの切断・扁平化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040137U JP2575624Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 エンボステープの切断・扁平化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592107U JPH0592107U (ja) 1993-12-14
JP2575624Y2 true JP2575624Y2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=12572404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992040137U Expired - Lifetime JP2575624Y2 (ja) 1992-05-20 1992-05-20 エンボステープの切断・扁平化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2575624Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01215414A (ja) * 1988-02-24 1989-08-29 Sanko Kogyo Kk プレス加工用金型装置
JPH0243168B2 (ja) * 1987-09-25 1990-09-27

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243168U (ja) * 1988-09-13 1990-03-26

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243168B2 (ja) * 1987-09-25 1990-09-27
JPH01215414A (ja) * 1988-02-24 1989-08-29 Sanko Kogyo Kk プレス加工用金型装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0592107U (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3072095B1 (ja) プレス装置
CN201009288Y (zh) 新型顶针清废装置
JP2001238414A (ja) 固定子巻線のコイルインサータ
US5771768A (en) Hole punch with quick-change die assembly
JP2575624Y2 (ja) エンボステープの切断・扁平化装置
JPS61238426A (ja) 金属帯板の案内および離脱装置を備えたプレス
US6367302B1 (en) Method for bending and cutting metal strip material
GB2365375A (en) Bending elongate members
JP3029906B2 (ja) エンボステープの切断・扁平化装置
CN109927956B (zh) 一种捆钞机及其工作方法
CN1324076A (zh) 用于磁盘盒的活动遮板
EP1264648A1 (en) Method of bending and cutting a metal strip
CN213918599U (zh) 间隙模切往复拉料机构
CN213591518U (zh) 一种用于钢片的连续模切设备
CN220426398U (zh) 一种折弯机的辅助机构
CN218170513U (zh) 一种高精度可自动定位的麦拉片裁切装置
US4729813A (en) Splicing head for sheet material
CN219292489U (zh) 一种钢卷端盖用的压制机构
CN219025653U (zh) 一种弧形钢板压制模具
CN2178598Y (zh) 整体打孔冲模
CN209867105U (zh) 用于侧冲孔的冲孔精密模具
CN220311466U (zh) 一种适配超出冲床设备行程规格的冲剪模具
CN218452997U (zh) 一种图文设计制作用裁剪装置
CN212496782U (zh) 一种带有防尘结构的机床固定座后盖
CN219805233U (zh) 金属徽章生产用的冲压装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080417

Year of fee payment: 10