JP2575458Y2 - メモリのリセット回路 - Google Patents

メモリのリセット回路

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JP2575458Y2
JP2575458Y2 JP1992038622U JP3862292U JP2575458Y2 JP 2575458 Y2 JP2575458 Y2 JP 2575458Y2 JP 1992038622 U JP1992038622 U JP 1992038622U JP 3862292 U JP3862292 U JP 3862292U JP 2575458 Y2 JP2575458 Y2 JP 2575458Y2
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voltage
reset
capacitor
resistor
flop
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喜一郎 小出
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフリップフロップからな
るメモリのリセット回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種メモリのリセット回路は
図4(a)、(b)および(c)に示す如く構成されて
いた。図4においてはメモリを1つのTフリップフロッ
プ1によって示してある。図4(a)の回路は抵抗2と
コンデンサ3の直列回路にTフリップフロップ1への電
源電圧VDDを印加するとともにTフリップフロップ1の
リッセット端子に印加して、コンデンサ3の電圧をバッ
クアップ電圧として印加するように構成すると共に、コ
ンデンサ3の電圧の低下によってリセットするように構
成してある。
【0003】そこで図4(b)に示すように、図4
(a)に示すバックアップ電圧をリセット電圧とするこ
とを止め、抵抗2およびコンデンサ3に加えて、抵抗4
とコンデンサ5の直列回路にTフリップフロップ1への
電源電圧VDDを印加すると共に、コンデンサ5の電圧を
リセット電圧としてTフリップフロップ1のリセット端
子に印加して、コンデンサ3の電圧をバックアップ電圧
とし、コンデンサ5の電圧よってリセットするようにす
ると、リセットが掛かったときにはQ出力がLに定まる
ようになる。
【0004】さらにまた、図4(c)に示すように、電
源電圧VDDを抵抗6と7とによって分圧し、電源電圧V
DDを抵抗8とツェナダイオード9とに印加してツェナ電
圧をリセット電圧として、リセット電圧設定を可能と
し、コンデンサ3の電圧をバックアップ電圧とし、差動
増幅器10によって分圧回路による分圧電圧がリセット
電圧にまで低下したことを検出し、分圧回路による分圧
電圧がリセット電圧にまで低下したときリセットを掛け
るように構成したときは、保持可能なギリギリの電圧に
スレッシュホールド電圧を設定できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のリセット回路において、図4(a)に示す回路による
ときは、バックアップ電圧が低下し、メモリの保持が困
難になった後、再び電源電圧が投入されるとメモリすな
わちTフリップフロップ1のQ出力は高電位(H)か低
電位(L)が定まらず、不定となってしまうという問題
点があった。
【0006】図4(b)に示す回路によるときは、仮り
に電源電圧が印加されているときの電源電圧VDDを5V
とし、Tフリップフロップ1のスレッシュホールド電圧
をVDD/2とすると、電源電圧VDDが低下してVDD
2.5V以下になるとリセットされ、記憶内容の保持が
まだ充分に可能であるにもかかわらずリセットされてし
まうという問題点があった。
【0007】図4(c)に示す回路によるときは、保持
可能なギリギリの電圧にスレッシュホールド電圧を設定
することができるが、リセット回路に流れる電流によっ
てバックアップ電圧の電圧降下が早められてしまうため
に、メモリ内容を保持する時間が短くなってしまうとい
うという問題点があった。
【0008】本考案は、簡単な構成で、バックアップ不
能となる直前の電圧までバックアップ電圧が低下したと
きにはリセットが掛かり、かつ出力の状態を特定するこ
とができ、さらにバックアップ時間も確保できるメモリ
のリセット回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案のメモリのリセッ
ト回路は、フリップフロップからなるメモリのリセット
回路であって、抵抗とコンデンサとの直列回路と、互い
に直列接続され、かつ前記抵抗に並列接続される1以上
のダイオードとを備え、前記直列回路にフリップフロッ
プへの電源電圧が印加され、かつ前記コンデンサの電圧
がフリップフロップのリセット端子に印加されると共
に、前記1以上のダイオードのカソードが前記抵抗とコ
ンデンサとの共通接続点に接続され、かつ前記コンデン
サの電圧が前記抵抗を介して前記メモリのバックアップ
電圧として印加されることを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案のメモリのリセット回路によれば、コン
デンサの電圧がリセット電圧としてフリップフロップの
リセット端子に印加される。電源電圧が遮断されたとき
からコンデンサの電圧が抵抗を介してバックアップ電圧
としてメモリに印加される。このバックアップ電圧は順
次低下し、この低下に基づいてリセット電圧も低下して
いく。また、バックアップ電圧がダイオードの順方向電
圧よりも低下するとリセットが掛かる。
【0011】バックアップ電圧がダイオードの順方向電
圧よりも低下する前の状態において電源が再投入される
と電源電圧VDDは増加していく。この増加にともなうリ
セット端子の電圧の増加は抵抗とコンデンサによる時定
数のために遅れ、リセット端子の電圧はスレッシュホー
ルド電圧より低下し、リセットが掛かる。その後、ダイ
オードはオン状態になって、リセット端子の電圧の増加
は電源電圧VDDよりもダイオードの順方向電圧分だけ低
い値を保持して増加していく。この増加の途上において
スレッシュホルード電圧よりリセット端子の電圧が高く
なって、リセットが解除される。
【0012】
【実施例】以下、本考案を実施例により説明する。図1
は本考案の一実施例の構成を示すブロック図である。本
実施例においてもメモリは1つのTフリップフロップ1
によって示してある。
【0013】本考案の一実施例において、電源電圧はダ
イオード11によって整流され図示しない平滑回路によ
って平滑化された電源電圧VDDがTフリップフロップ1
に電源電圧として印加される。一方、直列接続した抵抗
12とコンデンサ13との直列回路と、抵抗12に並列
接続したダイオード14とによってリセット回路を構成
し、電源電圧VDDを抵抗12とコンデンサ13との直列
回路に印加し、コンデンサ13の電圧をTリップフロッ
プ1のリセット端子(以下単に、リセット端子と記す)
に印加してある。
【0014】上記のように構成した本実施例において、
電源がオンにされている状態においては、電源電圧VDD
がTフリップフロップ1に印加され、コンデンサ13は
電源電圧VDDに充電される。この状態における電源電圧
DD(=リセット端子電圧)、リセット端子のスレッシ
ュホールド電圧Vth(=VDD/2)は、図2の範囲a
に示す如くである。ここで、例えば電源電圧VDD=5V
すれば、コンデンサ13も充分に充電されリセット端子
電圧も5Vであり、スレッシュホールド電圧Vthは
2.5Vである。
【0015】時刻t0において電源がオフ状態になった
とすれば、時刻t0の直後からコンデンサ13の電圧に
よってバックアップされる。このバックアップ電圧は放
電によって少しづつ低下していく。この状態において流
れる電流は微小であるため、抵抗12における電圧降下
はほとんどなく、抵抗12の端子電圧が電源電圧VDD
してTフリップフロップ1に印加され、電源電圧VDD
少しづつ低下していく。同時にリセット端子電圧も同様
に低下していく。また、スレッシュホールド電圧Vth
もVDD/2であるため低下していく。この状態は図2の
範囲(b)に示す如くである。
【0016】電源オフの状態が長期間に及んで電源電圧
DDが低下していっても図2の範囲(b)に示すよう
に、電源電圧VDD、リセット端子電圧、スレッシュホー
ルド電圧Vthの関係に変化はない。この低下に基づい
てリセット電圧も低下していく。この状態で、コンデン
サ13の端子電圧がダイオードの順方向電圧よりも低下
するとリセットが掛かる。
【0017】バックアップ電圧がダイオードの順方向電
圧よりも低下する前の時刻t1において電源が再投入さ
れると、電源オン時から電源電圧VDDおよびスレッシュ
ホールド電圧Vthは増加していく。しかしリセット端
子電圧は抵抗12とコンデンサ13とによる時定数のた
めに増加速度は電源電圧VDDの増加速度より遅く、遅れ
て増加していく。
【0018】したがって、図2において点αにおいてリ
セット端子電圧はスレッシュホールド電圧Vthより低
下し、この点αに対応する時点においてリセットが掛か
る。しかしその後、ダイオード14がオン状態になり、
(VDD−ダイオード14の順方向電圧)でリセット端子
電圧は増加し、点βにおいてリセット端子電圧はスレッ
シュホールド電圧Vth以上となって、点βに対する時
点からリセットが解除される。この状態は図2の範囲c
に示す如くである。
【0019】したがって、上記した実施例においてバッ
クアップ不能となるような電圧までバックアップ電圧が
低下したときリセットが掛かり、出力の状態を特定する
ことができる。しかも、バックアップ時間が充分に確保
でき、この間メモリの記憶内容を維持できることにな
る。
【0020】図3は本実施例の変形例であって、前記一
実施例に抵抗2とコンデンサ3の直列回路を付加し、こ
の直列回路に電源電圧VDDを印加するように構成したも
のであって、図4(b)に示した従来例にさらに、ダイ
オード14を付加した構成である。本変形例においても
一実施例の場合と同様に作用し、本変形例において電源
電圧VDDがVDD/2に低下したときにリセットが掛かる
ようなことはなくなる。
【0021】
【考案の効果】以上説明した如く本考案によれば、抵抗
とコンデンサとの直列回路と、互いに直列接続され、か
つ前記抵抗に並列接続される1以上のダイオードとを備
え、前記直列回路にフリップフロップへの電源電圧を印
加し、かつ前記コンデンサの電圧をフリップフロップの
リセット端子に印加すると共に、前記コンデンサの電圧
を前記抵抗を介して前記メモリのバックアップ電圧とし
て印加したため、バックアップ不能となるような電圧ま
でバックアップ電圧が低下したときリセットが掛かり、
出力の状態を特定することができるという効果がある。
【0022】しかも、バックアップ時間が充分に確保で
き、この間メモリの記憶内容を維持できる効果がある。
また、このための構成も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本考案の一実施例の作用の説明に供するタイミ
ング図である。
【図3】本考案の一実施例の変形例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 Tフリップフロップ 12 抵抗 13 コンデンサ 14 ダイオード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリップフロップからなるメモリのリセ
    ット回路であって、抵抗とコンデンサとの直列回路と、
    互いに直列接続され、かつ前記抵抗に並列接続される1
    以上のダイオードとを備え、前記直列回路にフリップフ
    ロップへの電源電圧が印加され、かつ前記コンデンサの
    電圧がフリップフロップのリセット端子に印加されると
    共に、前記1以上のダイオードのカソードが前記抵抗と
    コンデンサとの共通接続点に接続され、かつ前記コンデ
    ンサの電圧が前記抵抗を介して前記メモリのバックアッ
    プ電圧として印加されることを特徴とするメモリのリセ
    ット回路。
JP1992038622U 1992-05-13 1992-05-13 メモリのリセット回路 Expired - Lifetime JP2575458Y2 (ja)

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JPH0593127U JPH0593127U (ja) 1993-12-17
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JPS5641900U (ja) * 1979-08-31 1981-04-17
JPS5791029A (en) * 1980-11-27 1982-06-07 Nippon Denso Co Ltd Power-on reset circuit

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JPH0593127U (ja) 1993-12-17

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