JP2575308B2 - ロボット駆動方法 - Google Patents

ロボット駆動方法

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JP2575308B2
JP2575308B2 JP62120050A JP12005087A JP2575308B2 JP 2575308 B2 JP2575308 B2 JP 2575308B2 JP 62120050 A JP62120050 A JP 62120050A JP 12005087 A JP12005087 A JP 12005087A JP 2575308 B2 JP2575308 B2 JP 2575308B2
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伸治 荒井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はロボットの制御方法に関し、さらに詳しくは
金型を研磨するロボットの制御方法に関する。
[従来の技術] ロボットは規則的動作や繰り返し動作における精度に
関して人間の手作業を上回る機能を有している。しか
し、金型研磨工程の主要部分を占める磨き工程は熟練し
た技術者の手作業に依存している。これは熟練者による
研磨作業がその視覚と触角をもとに縦、横、斜め方向の
移動や回転移動をおりまぜて、状況に応じて複雑かつ柔
軟に工具を移動させ、金型を高精度に仕上げることがで
きるからである。従って、ロボットによる工具の移動軌
跡を手研磨による工具の移動軌跡に近似させることによ
り、高精度の金型研磨が実現できることになる。
第11図は手研磨による工具の移動軌跡に近似させて金
型を研磨する従来のロボットの制御方法が適用された従
来ロボットの制御装置である。第11図において、(21)
は操作表示部、(22)は制御部、(23)は記憶部、(2
4)は駆動部、(25)はアーム部、(26)は砥石、(2
7)は金型である。
第12図は第11図に示した従来のロボットの制御装置に
よる砥石(26)の移動軌跡を示す図である。第12図に示
すように、移動軌跡は大きな半円LCと小さな半円SCとを
組み合わせた略螺旋状軌跡になっている。このような移
動軌跡をロボットに描かせるには、ロボットの有する円
弧補間機能を用いる。円弧補間機能はロボットに半円LC
の両端点の位置A、Bと補間点C(以下、単に補間点と
いう)を教示して、半円の両端点A、Bと補間点Cによ
り決まる円弧に沿って砥石(26)を移動させるものであ
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した円弧補間により工具の移動軌跡の
教示は、一つの円弧について3つの補間点を教示する必
要があるので、手研磨による工具の移動軌跡に近づける
のに従って教示すべき点が増え、補間点の教示だけで多
くの時間を費やしてしまい、作業効率が低下してしまう
問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、多くの補間点を教示せずに、工具の移動軌跡が得ら
れるロボットの制御装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係わるロボットの制御方法は、被加工物の
表面を研磨する研磨体を保持する手先を移動させるロボ
ットの駆動方法において、加工開始時における基準点
と、この基準点を起点とする第1ベクトルと、基準点お
よび第1ベクトルにより示される位置の間を起点とし第
1ベクトルと直交する第2ベクトルと、基準点および第
1ベクトルにより示される位置の間を起点とし第1ベク
トルと直交するとともに第2ベクトルと方向が反対方向
の第3ベクトルと、基準点を起点とし第1ベクトルと同
じ方向で大きさが第1ベクトルより小さい第4ベクトル
とを示す情報が入力手段を介して制御手段に入力される
第1段階、基準点により示される位置と、第2ベクトル
により示される位置と、第1ベクトルにより示される位
置と、第3ベクトルにより示される位置と、第4ベクト
ルにより示される位置とを順に結ぶ経路にもとづき手先
を移動させるように制御手段が駆動手段に指令する第2
段階、制御手段による基準点の第4ベクトルにより示さ
れる位置への更新およびこの更新に伴う第1、第2、第
3、および、第4ベクトルの起点の更新がなされた状態
で第2段階を実行する動作を繰り返す第3段階を有する
ようにしたものである。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置と、第2ベクトルにより示される位置と、第1ベ
クトルにより示される位置と、第3ベクトルにより示さ
れる位置と、第4ベクトルにより示される位置とを直線
で順に結んだ経路であるようにしたものである。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置、および、第2ベクトルにより示される位置、お
よび、第1ベクトルにより示される位置を円弧で結んだ
経路と、第1ベクトルにより示される位置、および、第
3ベクトルにより示される位置、および、第4ベクトル
により示される位置を円弧を結んだ経路とからなるよう
にしたものである。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置、および、第2ベクトルにより示される位置、お
よび、第1ベクトルにより示される位置を放物線で結ん
だ経路と、第1ベクトルにより示される位置、および、
第3ベクトルにより示される位置、および、第4ベクト
ルにより示される位置を放物線で結んだ経路とからなる
ようにしたものである。
また、基準点の更新に伴い第2ベクトルおよび第3ベ
クトルの大きさが乱数発生部より発生された乱数を乗じ
た大きさに横方向振動部により補正されるようにしたも
のである。
また、縦方向振動部により第2ベクトルおよび第3ベ
クトルの大きさが定数発生部より発生された値を乗じた
大きさに補正されるようにしたものである。
また、関数発生部が発生する所定の関数により示され
る軌跡に沿って基準点の位置が更新され第1ベクトルが
この軌跡に沿うように関数追従部により第1ベクトルの
方向が基準点の更新に伴い補正されるようにしたもので
ある。
[作 用] この発明におけるロボットの制御方法は、加工開始時
における基準点と、この基準点を起点とする第1ベクト
ルと、基準点および第1ベクトルにより示される位置の
間を起点とし第1ベクトルと直交する第2ベクトルと、
基準点および第1ベクトルにより示される位置の間を起
点とし第1ベクトルと直交するとともに第2ベクトルと
方向が反対方向の第3ベクトルと、基準点を起点とし第
1ベクトルと同じ方向で大きさが第1ベクトルより小さ
い第4ベクトルとを示す情報が入力手段を介して制御手
段に入力され、基準点により示される位置と、第2ベク
トルにより示される位置と、第1ベクトルにより示され
る位置と、第3ベクトルにより示される位置と、第4ベ
クトルにより示される位置とを順に結ぶ経路にもとづき
手先を移動させるように制御手段により駆動手段に指令
が出され、制御手段による基準点の第4ベクトルにより
示される位置への更新およびこの更新に伴う第1、第
2、第3、および、第4ベクトルの起点の更新がなされ
た状態での経路により手先を移動させる動作が繰り返し
実行される。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置と、第2ベクトルにより示される位置と、第1ベ
クトルにより示される位置と、第3ベクトルにより示さ
れる位置と、第4ベクトルにより示される位置とを直線
で順に結んだ経路になる。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置、および、第2ベクトルにより示される位置、お
よび、第1ベクトルにより示される位置を円弧で結んだ
経路と、第1ベクトルにより示される位置、および、第
3ベクトルにより示される位置、および、第4ベクトル
により示される位置を円弧で結んだ経路とからなる。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置、および、第2ベクトルにより示される位置、お
よび、第1ベクトルにより示される位置を放物線で結ん
だ経路と、第1ベクトルにより示される位置、および、
第3ベクトルにより示される位置、および、第4ベクト
ルにより示される位置を放物線で結んだ経路とからな
る。
また、基準点の更新に伴い第2ベクトルおよび第3ベ
クトルの大きさが乱数発生部より発生された乱数を乗じ
た大きさに横方向振動部により補正される。
また、縦方向振動部により第2ベクトルおよび第3ベ
クトルの大きさが定数発生部より発生された値を乗じた
大きさに補正される。
また、関数発生部が発生する所定の関数により示され
る軌跡に沿って基準点の位置が更新され第1ベクトルが
この軌跡に沿うように関数追従部により第1ベクトルの
方向が基準点の更新に伴い補正される。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明に係るロボットの制御方法が適用され
たロボットの制御装置のブロック図である。第1図にお
いて、(1)は基本ベクトルを入力するベクトル入力回
路、(2)は基本ベクトルに基づいて補間点を算出する
演算部、(3)は算出した補間部に記憶する記憶回路、
(4)は記憶した補間部に基づいて加工プログラムを作
成するプログラム作成部、(5)は加工プログラムに従
ってロボットを駆動制御する駆動手段、例えば、駆動制
御回路である。(6)は装置全体を制御する制御部、
(7)はロボット、(8)は先端に回転軸が接続されて
いるロボット(7)のアーム部、(9)はスプライン継
手及びフレキシブル継手(図示せず)を介して回転軸に
接続されている研磨体、例えば、砥石である。また、被
加工物、例えば、(10)は金型である。
なお、演算部(2)、プログラム作成部(4)及び制
御部(6)はそれぞれ演算処理、プログラム作成及び制
御のプログラムとプログラムを実行する中央処理装置
(CPU)からなる。
なお、演算部(2)、記憶回路(3)、プログラム作
成部(4)、及び制御部(6)より制御手段が構成され
る。
又、砥石(9)は例えば三つ山磁気吸引砥石が用いら
れる。従って、砥石(9)はスプライン継手及びフレキ
シブル継手と相まって、金型(10)が曲面形状をしてい
ても、金型(10)に倣い制御されることになる。
次に、砥石(9)が上述した略螺旋状軌跡を描きなが
ら第2図に示すように金型(10)上を4〜10mmづつピッ
チをずらしつつ磨きライン上を往復移動する場合におけ
る本発明に係るロボットの制御方法の動作について、第
3図のフローチャートを参照して説明する。
(1)ステップS1 金型(10)の磨きを開始する始点LB0、金型(10)の
磨きを終了する終点LE、ピッチ回数IP、及び、基本ベク
トルを入力手段、例えば、入力回路(1)により入力す
る。なお、基本ベクトルは基準点を起点とする第1ベク
トルと、基準点および第1ベクトルにより示される位置
の間を起点とし第1ベクトルと直交する第2ベクトル
と、基準点および上記第1ベクトルにより示される位置
の間を起点とし第1ベクトルと直交するとともに第2ベ
クトルと方向が反対方向の第3ベクトルと、基準点を起
点とし第1ベクトルと方向が同じで大きさが第1ベクト
ルより小さい第4ベクトルとからなる。
また、以後、第1ベクトルを方向ベクトルLLDS、第2
ベクトルを第1の補間ベクトルLDR、第3ベクトルを第
2の補間ベクトルLSR、第4ベクトルをピッチベクトルL
Pと称する。なお、方向ベクトルLLDSの方向は基準点の
移動方向であり、加工開始時における基準点は始点LB0
である。
なお、これらの基本ベクトルの大きさは、例えば方向
ベクトルLLDSが16mm、第1の補間ベクトルLDRが8mm、第
2の補間ベクトルLSRが6mm、ピッチベクトルLPの大きさ
が2mmである。
(2)ステップS2 演算回路(2)は基本ベクトルに基づいて、始点LB0
から終点LEまで砥石(9)の移動に必要な補間点を算出
する。まず、各円弧、即ち移動軌跡(C1)、(C2)、
(C3)、(C4)、(C5)、(C6)、…、(Cn)に必要な
補間点(LB0,LD1,LT1)、(LT1,LS1,LB1)、(LB1,LD2,
LT2)、(LT2,LS2,LB2)、(LB2,LD3,LT3)、(LT3,L
S3,LB3)、…、(LTn-1,LSn,LBn)、(LBn,LD3,LTn)、
…、を以下の第1式、第2式、第3式、第4式、第5
式、第6式、第7式、第8式、…、第p式、第q式、第
r式、第s式、…により算出し(ステップS2)、記憶回
路(3)に記憶する。なお、補間点LB0は入力回路
(1)から入力した値を用いる。又、下式における各項
はベクトルを示している。
(3)ステップS4 プログラム作成部(4)は記憶回路(3)に記憶され
た補間点に基づいて、加工プログラムを作成する。加工
プログラムは以下に示すように円弧補間命令PATHRとそ
のパラメータである3つの補間点からなる。
(4)ステップS5 駆動制御部(5)は加工プログラムを実行する。即
ち、駆動制御部(5)は加工プログラムに従ってロボッ
ト(7)のアーム部(8)を駆動制御し、砥石(9)に
より金型(10)を磨く。
なお、本実施例では補間点を第1式〜第s式により算
出したが、以下に示す式によって算出するようにしても
よい。
又、磨きラインを方向転換するときも基本ベクトルに
基づく補間点の算出により行なう。
さらに、本実施例では円弧補間を行うことにより略螺
旋状移動軌跡を描くように砥石(9)を駆動制御する場
合について説明したが、他の軌跡例えば、直線補間によ
り鋸歯状移動軌跡を描くようにする場合も同様に基本ベ
クトルを入力する。
また、放物線による補間を行うようにしてもよい。
次に、第5図は本発明に係るロボットの制御方法の他
の実施例が適用されたロボットの制御装置を示す図であ
る。なお、第5図において、第1図と同様の機能を果た
す部分については同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
上述したロボットの制御方法は第4図(c)に示すよ
うに方向ベクトルLLDSの方向に変えて反対方向に進む
と、砥石(9)の描く略螺旋状移動軌跡は部分的に重複
して磨かれることになる。重複部分の幅は一定になるの
で、重複していない部分に比べて余計に磨かれてしまう
ことになる。そこで、本実施例では所定範囲(例えば0.
8から1.2の範囲の数を出力する乱数発生部(11)を設
け、さらに、基本ベクトルに基づいて補間点を算出する
際に、補間ベクトルLDR及びLSRにそれぞれ乱数を乗じて
補間ベクトルLDR及びLSRの大きさをランダムに変化させ
る横方向振動部(12)を設けることにより、ランダムに
変化する補間ベクトルLDR及びLSRに基づく円弧補間を繰
り返して行い略螺旋状移動軌跡を横方向に振動させる。
これにより、第6図に示すように砥石(9)の描く略螺
旋状移動軌跡の重複部分の散らし、金型(10)をまんべ
んなく磨くことができる。
以下第1′式〜第S′式に各補間点の算出式を示す。
なお、各式中RNDは乱数とする。
なお、本実施例における乱数発生部(11)も上記実施
例と同様に、プログラムにより実現する。
次に、第7図は本発明に係るロボットの制御方法の他
の実施例が適用されたロボットの制御装置を示す図であ
る。なお、第7図において、第1図と同様の機能を果た
す部分については同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
第1図及び第5図にそれぞれ示した実施例では、金型
(10)の端面以外の部分を磨くので、砥石(9)を略螺
旋状に移動させた。しかし、金型(10)の端面を略螺旋
状に磨くと角がだれてしまう。
そこで、本実施例では小さい定数(例えば0.2)を出
力する定数発生部(13)を設け、さらに、基本ベクトル
に基づいて補間点を算出する際に、補間ベクトルLDR及
びLSRにそれぞれ定数を乗じて、補間ベクトルLDR及びLS
Rを小さくする横方向振動部(12)を設けることによ
り、小さくした補間ベクトルLDR及びLSRに基づく円弧補
間を行い、略螺旋状軌跡を縦方向に振動させ、進行方向
に往復運動しながら進む移動軌跡を得る。これにより、
第8図に示すように円弧補間によって、砥石(9)の移
動軌跡が略直線状になるようにし、金型(10)の角がだ
れが生じないようにする。
以下、第1″式〜第S″式に各補間点の算出式を示
す。なお、各式中CONSTは定数とする。
次に、第9図は本発明に係るロボットの制御方法の他
の実施例が適用されたロボットの制御装置を示す図であ
る。なお、第9図において、第1図と同様の機能を果た
す部分については同一の符号を付し、その説明は省略す
る。
第1図及び第5図にそれぞれ示した実施例では、砥石
(9)によって磨くべき面の形状は広い平面として説明
したが、実際に磨くべき面の形状は例えば第10図に示す
ように広い平面でない場合がある。従って、上述した実
施例で第10図に示したような面を磨く場合は、基本ベク
トルを何回か入力して金型(10)の磨くべき面をカバー
る必要があるので効率が悪い。
そこで、本実施例では、磨くべき面の形状に対応する
所定の関数を発生する関数発生部(15)を設け、さら
に、基準点がこの関数軌跡上に沿って移動し、方向ベク
トルLLDSがこの関数軌跡に沿うように方向ベクトルLLDS
の方向を補正する関数追従部(16)を設ける。
[発明の効果] 以上説明したように、加工開始時における基準点と、
この基準点を起点とする第1ベクトルと、基準点および
第1ベクトルにより示される位置の間を起点とし第1ベ
クトルと直交する第2ベクトルと、基準点および第1ベ
クトルにより示される位置の間を起点とし第1ベクトル
と直交するとともに第2ベクトルと方向が反対方向の第
3ベクトルと、基準点を起点とし第1ベクトルと同じ方
向で大きさが第1ベクトルより小さい第4ベクトルとを
示す情報が入力手段を介して制御手段に入力されること
により、基準点により示される位置と、第2ベクトルに
より示される位置と、第1ベクトルより示される位置
と、第3ベクトルにより示される位置と、第4ベクトル
により示される位置とを順に結ぶ経路にもとづき手先を
移動させるように制御手段により駆動手段に指令が出さ
れ、制御手段による基準点の第4ベクトルにより示され
る位置への更新およびこの更新に伴う第1、第2、第
3、および、第4ベクトルの起点の更新がなされた状態
での経路により手先を移動させる動作が繰り返し実行さ
れるので、補間点を逐一教示せずに所定の移動軌跡を描
くように研磨体を移動でき作業効率を大幅に向上できる
効果がある。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置と、第2ベクトルにより示される位置と、第1ベ
クトルにより示される位置と、第3ベクトルにより示さ
れる位置と、第4ベクトルにより示される位置とを直線
で順に結んだ経路なので、簡単な構成になり安価に構成
できる効果がある。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置、および、第2ベクトルにより示される位置、お
よび、第1ベクトルにより示される位置を円弧で結んだ
経路と、第1ベクトルにより示される位置、および、第
3ベクトルにより示される位置、および、第4ベクトル
により示される位置を円弧で結んだ経路とからなるので
滑らかに補間され補間点での研磨体の速度変動が少なく
より高速かつ一様に研磨できる効果がある。
また、第2段階における経路は、基準点により示され
る位置、および、第2ベクトルにより示される位置、お
よび、第1ベクトルに示される位置を放物線で結んだ経
路と、上記第1ベクトルにより示される位置、および、
第3ベクトルにより示される位置、および、第4ベクト
ルにより示される位置を放物線で結んだ経路とからなる
ので第1ベクトルに比べて第2、第3ベクトルの大きさ
が小さくしたい場合に滑らかに補間でき補間点での研磨
体の速度変動が少なくより高速かつ一様に研磨できる効
果がある。
また、基準点の更新に伴い第2ベクトルおよび第3ベ
クトルの大きさが乱数発生部より発生された乱数を乗じ
た大きさの横方向振動部により補正されるので所定距離
ずらせて並行して軌跡が走るときにこの2つの軌跡によ
り重複して磨かれる部分が局所的に一定されずにより平
均して研磨できる効果がある。
また、縦方向振動部により第2ベクトルおよび第3ベ
クトルの大きさが定数発生部より発生された値を乗じた
大きさに補正されるので定数発生部より発生された値を
零に近い値にすることにより略直線状の軌跡が得られ、
被加工物の端面を磨く場合における角にだれの発生を容
易に防止できる効果がある。
また、関数発生部が発生する所定の関数により示され
る軌跡に沿って基準点の位置が更新され第1ベクトルが
この軌跡に沿うように関数追従部により第1ベクトルの
方向が基準点の更新に伴い補正されるので磨き面の形状
に応じて効率よく研磨できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロボット制御方法が適用されたロ
ボットの制御装置のブロック図、第2図は第1図に示し
たロボットの制御装置の動作を示すフローチャート、第
3図は磨きラインの説明図、第4図は基本ベクトル及び
砥石の移動軌跡の説明図、第5図、第7図及び第9図は
本発明に係るロボットの制御方法の他の実施例が適用さ
れたロボットの制御装置を示すブロック図、第6図、第
8図及び第10図は第5図、第7図及び第9図に示したロ
ボットの制御装置による砥石の移動軌跡の説明図、第11
図は従来のロボット制御方法が適用された従来のロボッ
トの制御装置のブロック図、第12図は従来のロボットの
制御方法による砥石の移動軌跡の説明図である。 各図中、1は入力回路、2は演算部、3は記憶回路、4
はプログラム作成部、5は駆動制御回路、6は制御部、
7はロボット、8はアーム部、9は砥石、10は金型、11
は乱数発生部、12は横方向振動部、13は定数発生部、14
は縦方向振動部、15は関数発生部、16は関数追従部であ
る。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示すもので
ある。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物の表面を研磨する研磨体を保持す
    る手先を移動させるロボットの駆動方法において、加工
    開始時における基準点と、この基準点を起点とする第1
    ベクトルと、上記基準点および上記第1ベクトルにより
    示される位置の間を起点とし上記第1ベクトルと直交す
    る第2ベクトルと、上記基準点および上記第1ベクトル
    により示される位置の間を起点とし上記第1ベクトルと
    直交するとともに上記第2ベクトルと方向の異る第3ベ
    クトルと、上記基準点を起点とし上記第1ベクトルと同
    じ方向で大きさが上記第1ベクトルより小さい第4ベク
    トルとを示す情報が入力手段を介して制御手段に入力さ
    れる第1段階、上記基準点により示される位置と、上記
    第2ベクトルにより示される位置と、上記第1ベクトル
    により示される位置と、上記第3ベクトルにより示され
    る位置と、上記第4ベクトルにより示される位置とを順
    に結ぶ経路にもとづき上記手先を移動させるように上記
    制御手段が駆動手段に指令する第2段階、上記制御手段
    による上記基準点の上記第4ベクトルにより示される位
    置への更新およびこの更新に伴う上記第1、第2、第
    3、および、第4ベクトルの起点の更新がなされた状態
    で上記第2段階を実行する動作を繰り返す第3段階を有
    することを特徴とするロボットの駆動方法。
  2. 【請求項2】第2段階における経路は、基準点により示
    される位置と、第2ベクトルにより示される位置と、第
    1ベクトルにより示される位置と、第3ベクトルにより
    示される位置と、上記第4ベクトルにより示される位置
    とを直線で順に結んだ経路であることを特徴とする請求
    項1記載のロボットの駆動方法。
  3. 【請求項3】第2段階における経路は、基準点により示
    される位置、および、第2ベクトルにより示される位
    置、および、第1ベクトルにより示される位置を円弧で
    結んだ経路と、上記第1ベクトルにより示される位置、
    および、第3ベクトルにより示される位置、および、第
    4ベクトルにより示される位置を円弧で結んだ経路とか
    らなることを特徴とする請求項1記載のロボットの駆動
    方法。
  4. 【請求項4】第2段階における経路は、基準点により示
    される位置、および、第2ベクトルにより示される位
    置、および、第1ベクトルにより示される位置を放物線
    で結んだ経路と、上記第1ベクトルにより示される位
    置、および、第3ベクトルにより示される位置、およ
    び、第4ベクトルにより示される位置を放物線で結んだ
    経路とからなることを特徴とする請求項1記載のロボッ
    トの駆動方法。
  5. 【請求項5】基準点の更新に伴い第2ベクトルおよび第
    3ベクトルの大きさが乱数発生部より発生された乱数を
    乗じた大きさに横方向振動部により補正されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4記載ロボットの駆動方
    法。
  6. 【請求項6】縦方向振動部により第2ベクトルおよび第
    3ベクトルの大きさが定数発生部より発生された値を乗
    じた大きさに補正されることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載のロボットの駆動方法。
  7. 【請求項7】関数発生部が発生する所定の関数により示
    される軌跡に沿って基準点の位置が更新され第1ベクト
    ルがこの軌跡に沿うように関数追従部により上記第1ベ
    クトルの方向が基準点の更新に伴い補正されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項6記載のロボットの制御方
    法。
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