JP2575233B2 - 亜リン酸エステル化合物及びその製造方法 - Google Patents
亜リン酸エステル化合物及びその製造方法Info
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- JP2575233B2 JP2575233B2 JP2413780A JP41378090A JP2575233B2 JP 2575233 B2 JP2575233 B2 JP 2575233B2 JP 2413780 A JP2413780 A JP 2413780A JP 41378090 A JP41378090 A JP 41378090A JP 2575233 B2 JP2575233 B2 JP 2575233B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に光学材料として有
用であり、その他、塗料、インク、接着剤、ゴムの加硫
剤、感光性樹脂、架橋剤等に特に有用な新規亜リン酸エ
ステル化合物及びその製造方法に関するものである。
用であり、その他、塗料、インク、接着剤、ゴムの加硫
剤、感光性樹脂、架橋剤等に特に有用な新規亜リン酸エ
ステル化合物及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、広く用いられている光学材料とし
ては、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートを
注型重合させた樹脂がある。しかし、この樹脂は、屈折
率(nD )が1.50であり、無機レンズに比べて小さ
く、無機レンズと同等の光学特性を得るためには、レン
ズの中心厚、コバ厚及び曲率を大きくする必要があり、
全体的に肉厚になることが避けられない。そこで、樹脂
の高屈折率化を計る手段として樹脂の分子構造、即ち、
単量体の分子構造中にフッ素以外のハロゲン原子、芳香
環、及びイオウ原子を導入することが検討されている。
例えば、特開昭61−86701号公報、同63−45
081号公報、同63−130614号公報等があげら
れる。
ては、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートを
注型重合させた樹脂がある。しかし、この樹脂は、屈折
率(nD )が1.50であり、無機レンズに比べて小さ
く、無機レンズと同等の光学特性を得るためには、レン
ズの中心厚、コバ厚及び曲率を大きくする必要があり、
全体的に肉厚になることが避けられない。そこで、樹脂
の高屈折率化を計る手段として樹脂の分子構造、即ち、
単量体の分子構造中にフッ素以外のハロゲン原子、芳香
環、及びイオウ原子を導入することが検討されている。
例えば、特開昭61−86701号公報、同63−45
081号公報、同63−130614号公報等があげら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の単量体から得ら
れる樹脂は、従来のレンズ材料と比較すると屈折率がか
なり高くなっている。しかしながら、比重、透明性、耐
光性等の光学特性の点でバランスのとれた材料ではな
く、レンズ材料としては必ずしも満足のゆくものではな
かった。
れる樹脂は、従来のレンズ材料と比較すると屈折率がか
なり高くなっている。しかしながら、比重、透明性、耐
光性等の光学特性の点でバランスのとれた材料ではな
く、レンズ材料としては必ずしも満足のゆくものではな
かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を克服すべく鋭意研究した結果、亜リン酸エステル骨格
を有する重合性化合物が上記目的を達成し得る新規化合
物であることを見い出し、本発明を提案するに至った。
を克服すべく鋭意研究した結果、亜リン酸エステル骨格
を有する重合性化合物が上記目的を達成し得る新規化合
物であることを見い出し、本発明を提案するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、下記式(I)
【化13】 〔但し、R1は、
【0006】
【化14】 又は
【0007】
【化15】
【0008】{但し、A1は、−(R4−X3)n−,−
(X3−R4)n−,−(R4−X3)n−R5−,−(R4−
X3)n−R5−X4−,又は−(X3−R4)n−X4−,A
2は、−(X3−R4)n−X4−R5−又は−(X3−R4)
n−X4−(但し、X3及びX4は、酸素原子又はイオウ原
子であり、R4及びR5は夫々同種又は異種のアルキレン
基、フェニレン基、トルエン−α−ジイル基又はキシレ
ン−α,α’−ジイル基であり、nは0〜5の整数であ
る。)であり、Y1及びY2は、夫々、同種又は異種の水
素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又は
アルキルチオ基であり、R3は水素原子又はメチル基で
ある。}であり、R2は、炭素数2〜5のアルキレン
基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7は炭素数2
〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子又はイオウ
原子である。)又は
(X3−R4)n−,−(R4−X3)n−R5−,−(R4−
X3)n−R5−X4−,又は−(X3−R4)n−X4−,A
2は、−(X3−R4)n−X4−R5−又は−(X3−R4)
n−X4−(但し、X3及びX4は、酸素原子又はイオウ原
子であり、R4及びR5は夫々同種又は異種のアルキレン
基、フェニレン基、トルエン−α−ジイル基又はキシレ
ン−α,α’−ジイル基であり、nは0〜5の整数であ
る。)であり、Y1及びY2は、夫々、同種又は異種の水
素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又は
アルキルチオ基であり、R3は水素原子又はメチル基で
ある。}であり、R2は、炭素数2〜5のアルキレン
基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7は炭素数2
〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子又はイオウ
原子である。)又は
【0009】
【化16】
【0010】(但し、p及びqは、夫々0〜2の整数で
ある。)であり、X1はイオウ原子であり、X2は酸素原
子又はイオウ原子である。〕で示される亜リン酸エステ
ル化合物である。
ある。)であり、X1はイオウ原子であり、X2は酸素原
子又はイオウ原子である。〕で示される亜リン酸エステ
ル化合物である。
【0011】本発明の前記一般式(I)中のY1 及びY
2 で示されるハロゲン原子は、塩素、臭素、ヨウ素の各
ハロゲン原子が好適に使用される。
2 で示されるハロゲン原子は、塩素、臭素、ヨウ素の各
ハロゲン原子が好適に使用される。
【0012】前記一般式(I)中のY1 及びY2 で示さ
れるアルキル基は特に限定されないが、一般には炭素原
子数1〜4個の直鎖状又は分枝状のものが好適である。
一般に好適に使用される該アルキル基の具体例を提示す
ると、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−
プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブ
チル基等が挙げられる。
れるアルキル基は特に限定されないが、一般には炭素原
子数1〜4個の直鎖状又は分枝状のものが好適である。
一般に好適に使用される該アルキル基の具体例を提示す
ると、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−
プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、t−ブ
チル基等が挙げられる。
【0013】また、前記一般式(I)中のY1 及びY2
で示されるアルコキシ基は特に限定されないが、一般に
は炭素原子数1〜4個の直鎖状又は分枝状のアルキル基
を含む基が好適である。一般に好適に使用される該アル
コキシ基の具体例を提示すると、メトキシ基、エトキシ
基、n−プロポキシ基、t−ブトキシ基等が挙げられ
る。
で示されるアルコキシ基は特に限定されないが、一般に
は炭素原子数1〜4個の直鎖状又は分枝状のアルキル基
を含む基が好適である。一般に好適に使用される該アル
コキシ基の具体例を提示すると、メトキシ基、エトキシ
基、n−プロポキシ基、t−ブトキシ基等が挙げられ
る。
【0014】また、前記一般式(I)中のY1 及びY2
で示されるアルキルチオ基は特に限定されないが、一般
には炭素数1〜4個の直鎖状又は分枝上のアルキル基を
含む基が好適である。一般に好適に使用される該アルキ
ルチオ基の具体例を提示すると、メチルチオ基、エチル
チオ基、n−プロピルチオ基、t−ブチルチオ基等が挙
げられる。
で示されるアルキルチオ基は特に限定されないが、一般
には炭素数1〜4個の直鎖状又は分枝上のアルキル基を
含む基が好適である。一般に好適に使用される該アルキ
ルチオ基の具体例を提示すると、メチルチオ基、エチル
チオ基、n−プロピルチオ基、t−ブチルチオ基等が挙
げられる。
【0015】本発明において高屈折率の観点から前記一
般式(I)中のY1及びY2 は、ハロゲン原子又はアル
キルチオ基が好ましく、更に比重を考慮するとアルキル
チオ基が特に好ましい。
般式(I)中のY1及びY2 は、ハロゲン原子又はアル
キルチオ基が好ましく、更に比重を考慮するとアルキル
チオ基が特に好ましい。
【0016】更に前記一般式(I)中のA1 及びA2 で
示される基の中に含まれるR4 及びR5 で示されるアル
キレン基は特に制限はないが、炭素原子数の増加に伴い
屈折率が低下するため、炭素数は2〜6個の範囲で、特
に2〜4個の範囲であることが好ましい。
示される基の中に含まれるR4 及びR5 で示されるアル
キレン基は特に制限はないが、炭素原子数の増加に伴い
屈折率が低下するため、炭素数は2〜6個の範囲で、特
に2〜4個の範囲であることが好ましい。
【0017】また、上記のR4 及びR5 は、フェニレン
基、トルエン−α−ジイル基
基、トルエン−α−ジイル基
【0018】
【化17】 又はキシリレン基
【0019】
【化18】 を表わす。
【0020】前記一般式(I)中A1及びA2で示される
基の繰返しを示すnは0〜5の整数、好ましくは0〜2
の整数である。nが大きくなりすぎると得られる樹脂の
耐熱性が損なわれるという問題が生じてくる。
基の繰返しを示すnは0〜5の整数、好ましくは0〜2
の整数である。nが大きくなりすぎると得られる樹脂の
耐熱性が損なわれるという問題が生じてくる。
【0021】尚、A1 が−(R4 −X3 )n −又は−
(X3 −R4 )n −である場合においてnが0のとき
は、A1 は結合手である。
(X3 −R4 )n −である場合においてnが0のとき
は、A1 は結合手である。
【0022】前記一般式(I)中、R2 は炭素数2〜5
のアルキレン基、R6 及びR7 は炭素数2〜4のアルキ
レン基であり、具体的には、エチレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、プロピレン
基、ブチレン基、ペンチレン基等を挙げることができ
る。
のアルキレン基、R6 及びR7 は炭素数2〜4のアルキ
レン基であり、具体的には、エチレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、プロピレン
基、ブチレン基、ペンチレン基等を挙げることができ
る。
【0023】前記一般式(I)中のX1はイオウ原子で
あり、X2は酸素原子又はイオウ原子である。得られる
樹脂の屈折率を高くするためには、X1、X2の何れか一
方はイオウ原子であるのが好ましい。
あり、X2は酸素原子又はイオウ原子である。得られる
樹脂の屈折率を高くするためには、X1、X2の何れか一
方はイオウ原子であるのが好ましい。
【0024】本発明の前記一般式(I)で示される化合
物の構造は次の手段によって確認することができる。
物の構造は次の手段によって確認することができる。
【0025】(イ)赤外吸収スペクトル(IR)を測定
することにより、3150〜2800cm-1付近にC−
H結合に基づく吸収、1650〜1600cm-1付近に
末端の不飽和炭化水素基に基づく吸収を観察することが
できる。
することにより、3150〜2800cm-1付近にC−
H結合に基づく吸収、1650〜1600cm-1付近に
末端の不飽和炭化水素基に基づく吸収を観察することが
できる。
【0026】(ロ) 1H−核磁気共鳴スペクトル( 1H
−NMR)を測定することにより前記一般式(I)で示
される本発明の化合物中に存在する水素原子の結合様式
を知ることができる。前記一般式(I)で示される化合
物の 1H−NMR(δ,ppm:テトラメチルシラン基
準、重クロロホルム溶媒)の代表例として2−(4ビニ
ルフェニル)−1,3,2−ジチアホスホランについて
1H−NMRを図1に示す。その解析結果を示すと次の
とおりである。
−NMR)を測定することにより前記一般式(I)で示
される本発明の化合物中に存在する水素原子の結合様式
を知ることができる。前記一般式(I)で示される化合
物の 1H−NMR(δ,ppm:テトラメチルシラン基
準、重クロロホルム溶媒)の代表例として2−(4ビニ
ルフェニル)−1,3,2−ジチアホスホランについて
1H−NMRを図1に示す。その解析結果を示すと次の
とおりである。
【0027】
【化19】
【0028】すなわち、2.8〜3.5ppmにプロト
ン4個分に相当する多重線が認められ、ジチアホスホラ
ン基のメチレン(g)(h)によるものと帰属できる。
5.1〜6.0ppmにプロトン2個分に相当する四重
線が認められ、スチリル基のメチレン(a)によるもの
と帰属できる。また、6.4〜7.0ppmにプロトン
1個分に相当する四重線が認められ、スチリル基のメチ
ン(b)によるものと帰属できる。更に7.1〜7.8
ppmにプロトン4個分に相当する多重線が認められ、
フェニル基に置換したプロトン(c),(d),
(e),(f)によるものと帰属できる。
ン4個分に相当する多重線が認められ、ジチアホスホラ
ン基のメチレン(g)(h)によるものと帰属できる。
5.1〜6.0ppmにプロトン2個分に相当する四重
線が認められ、スチリル基のメチレン(a)によるもの
と帰属できる。また、6.4〜7.0ppmにプロトン
1個分に相当する四重線が認められ、スチリル基のメチ
ン(b)によるものと帰属できる。更に7.1〜7.8
ppmにプロトン4個分に相当する多重線が認められ、
フェニル基に置換したプロトン(c),(d),
(e),(f)によるものと帰属できる。
【0029】(ハ)元素分析によって、炭素、水素、イ
オウ、リン及びハロゲンの各重量%を求め、さらに認知
された各元素の重量%の和を100から減じることによ
って酸素の重量%を算出することができ、従って該化合
物の組成式を決定することができる。
オウ、リン及びハロゲンの各重量%を求め、さらに認知
された各元素の重量%の和を100から減じることによ
って酸素の重量%を算出することができ、従って該化合
物の組成式を決定することができる。
【0030】一般式(I)で示される亜リン酸エステル
化合物は、どのような方法により得ても良いが、一般に
は次に述べる2種の方法により製造することができる。
化合物は、どのような方法により得ても良いが、一般に
は次に述べる2種の方法により製造することができる。
【0031】〔A〕 下記式
【化20】
【0032】{但し、X1はイオウ原子であり、X2は酸
素原子又はイオウ原子であり、R2は、炭素数2〜5の
アルキレン基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7
は炭素数2〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子
又はイオウ原子である。)又は
素原子又はイオウ原子であり、R2は、炭素数2〜5の
アルキレン基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7
は炭素数2〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子
又はイオウ原子である。)又は
【0033】
【化21】
【0034】(但し、p及びqは、夫々0〜2の整数で
ある。)であり、Z1はハロゲン原子である。}で示さ
れるハロゲン化リン化合物と下記式(III)又は(I
V) R' 1−MgZ2 (III) R'1−Li (IV) 〔但し、R'1は、
ある。)であり、Z1はハロゲン原子である。}で示さ
れるハロゲン化リン化合物と下記式(III)又は(I
V) R' 1−MgZ2 (III) R'1−Li (IV) 〔但し、R'1は、
【0035】
【化22】
【0036】
【化23】 {但し、A3は、−(X3−R4)n−又は−(R4−X3)
n−R5−,A4は、−(X3−R4)n−X4−R5−(但
し、X3及びX4は、酸素原子又はイオウ原子であり、R
4及びR5は、夫々、同種又は異種のアルキレン基、フェ
ニレン基、トルエン−α−ジイル基又はキシレン−α,
α’−ジイル基であり、nは0〜5の整数である。)で
あり、Y1及びY2は、夫々、同種又は異種の水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又はアルキル
チオ基であり、R3は水素原子又はメチル基である。}
であり、Z2はハロゲン原子である。〕で示される化合
物とを反応させる方法。
n−R5−,A4は、−(X3−R4)n−X4−R5−(但
し、X3及びX4は、酸素原子又はイオウ原子であり、R
4及びR5は、夫々、同種又は異種のアルキレン基、フェ
ニレン基、トルエン−α−ジイル基又はキシレン−α,
α’−ジイル基であり、nは0〜5の整数である。)で
あり、Y1及びY2は、夫々、同種又は異種の水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又はアルキル
チオ基であり、R3は水素原子又はメチル基である。}
であり、Z2はハロゲン原子である。〕で示される化合
物とを反応させる方法。
【0037】〔B〕下記式(II)
【化24】 {但し、X1はイオウ原子であり、X2は酸素原子又はイ
オウ原子であり、R2は、炭素数2〜5のアルキレン
基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7は炭素数2
〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子又はイオウ
原子である。)又は
オウ原子であり、R2は、炭素数2〜5のアルキレン
基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7は炭素数2
〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子又はイオウ
原子である。)又は
【0038】
【化25】 (但し、p及びqは、夫々0〜2の整数である。)であ
り、Z1はハロゲン原子である。}で示されるハロゲン
化リン化合物と下記式(V) R''1−M (V) 〔但し、R''1は、
り、Z1はハロゲン原子である。}で示されるハロゲン
化リン化合物と下記式(V) R''1−M (V) 〔但し、R''1は、
【0039】
【化26】 又は
【0040】
【化27】 {但し、A5は、−(R4−X3)n−,−(R4−X3)n
−R5−X4−又は−(X3−R4)n−X4−,A6は、−
(X3−R4)n−X4−(但し、X3及びX4は、酸素原子
又はイオウ原子であり、R4及びR5は、夫々、同種又は
異種のアルキレン基、フェニレン基、トルエン−α−ジ
イル基又はキシレン−α,α’−ジイル基であり、nは
0〜5の整数である。)であり、Y1及びY2は、夫々、
同種又は異種の水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基又はアルキルチオ基であり、R3は水素原
子又はメチル基である。}であり、Mは、水素原子又は
アルカリ金属である。〕で示される化合物とを反応させ
る方法である。
−R5−X4−又は−(X3−R4)n−X4−,A6は、−
(X3−R4)n−X4−(但し、X3及びX4は、酸素原子
又はイオウ原子であり、R4及びR5は、夫々、同種又は
異種のアルキレン基、フェニレン基、トルエン−α−ジ
イル基又はキシレン−α,α’−ジイル基であり、nは
0〜5の整数である。)であり、Y1及びY2は、夫々、
同種又は異種の水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基又はアルキルチオ基であり、R3は水素原
子又はメチル基である。}であり、Mは、水素原子又は
アルカリ金属である。〕で示される化合物とを反応させ
る方法である。
【0041】原料となる前記一般式(II),(II
I),(IV)、及び(V)で示される化合物は如何な
る方法で得られたものでも使用できる。
I),(IV)、及び(V)で示される化合物は如何な
る方法で得られたものでも使用できる。
【0042】前記一般式(I)で示される化合物を得る
反応の具体例を例示すれば以下の通りである。 〔A〕一般式(II)で示される化合物と一般式(II
I)及び(IV)で示される化合物を反応させる方法
は、高い反応性を有するハロゲン化リン化合物と有機金
属化合物との反応であり、ハロゲン化リチウム又はハロ
ゲン化マグネシウムの生成を伴う反応である。両化合物
の仕込みモル比は必要に応じて適宜決定すれば良いが、
通常等モル使用するのが一般的である。
反応の具体例を例示すれば以下の通りである。 〔A〕一般式(II)で示される化合物と一般式(II
I)及び(IV)で示される化合物を反応させる方法
は、高い反応性を有するハロゲン化リン化合物と有機金
属化合物との反応であり、ハロゲン化リチウム又はハロ
ゲン化マグネシウムの生成を伴う反応である。両化合物
の仕込みモル比は必要に応じて適宜決定すれば良いが、
通常等モル使用するのが一般的である。
【0043】前記反応に際しては、一般に原料類と反応
しない溶媒であれば公知のものが特に限定されずに使用
できる。該溶媒として好適に使用されるものを例示すれ
ば、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン等の脂肪
族炭化水素、あるいは芳香族炭化水素類;ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類
が挙げられる。
しない溶媒であれば公知のものが特に限定されずに使用
できる。該溶媒として好適に使用されるものを例示すれ
ば、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン等の脂肪
族炭化水素、あるいは芳香族炭化水素類;ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類
が挙げられる。
【0044】前記反応における温度は、原料の種類、溶
媒の種類によって異なるが、一般には−50〜50℃、
より好ましくは−30〜30℃の範囲から選べば良い。
反応時間も原料の種類によって異なるが、通常5分〜2
4時間、好ましくは10分〜12時間の範囲から選べば
十分である。また反応中においては攪拌を行うのが好ま
しい。
媒の種類によって異なるが、一般には−50〜50℃、
より好ましくは−30〜30℃の範囲から選べば良い。
反応時間も原料の種類によって異なるが、通常5分〜2
4時間、好ましくは10分〜12時間の範囲から選べば
十分である。また反応中においては攪拌を行うのが好ま
しい。
【0045】反応系から目的生成物、すなわち、前記一
般式(I)で示される化合物を単離精製する方法は特に
限定されず公知の方法が採用できる。
般式(I)で示される化合物を単離精製する方法は特に
限定されず公知の方法が採用できる。
【0046】〔B〕一般式(III)で示される化合物
と一般式(V)で示される化合物を反応させる方法は、
反応系から脱ハロゲン化水素又は脱ハロゲン化アルカリ
金属させる方法である。両化合物の仕込みモル比は必要
に応じて適宜決定すれば良いが、通常等モル使用するの
が一般的である。又、該反応においては、一般に生成し
てくるハロゲン化水素を反応系から除く為、反応系内に
ハロゲン化水素捕捉剤として塩基を共存させることが好
ましい。該ハロゲン化水素捕捉剤としての塩基は特に限
定されず公知のものを使用することができる。一般に好
適に使用される塩基として、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン等のトリアルキルアミン、ピリジン、テトラ
メチル尿素等が挙げられる。また、炭酸アルカリ金属、
水酸化アルカリ金属、水素化アルカリ金属等のアルカリ
金属化合物を反応系内で反応させ、アルコラート又はチ
オラートとし、脱ハロゲン化アルカリ金属させても差し
つかえない。
と一般式(V)で示される化合物を反応させる方法は、
反応系から脱ハロゲン化水素又は脱ハロゲン化アルカリ
金属させる方法である。両化合物の仕込みモル比は必要
に応じて適宜決定すれば良いが、通常等モル使用するの
が一般的である。又、該反応においては、一般に生成し
てくるハロゲン化水素を反応系から除く為、反応系内に
ハロゲン化水素捕捉剤として塩基を共存させることが好
ましい。該ハロゲン化水素捕捉剤としての塩基は特に限
定されず公知のものを使用することができる。一般に好
適に使用される塩基として、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン等のトリアルキルアミン、ピリジン、テトラ
メチル尿素等が挙げられる。また、炭酸アルカリ金属、
水酸化アルカリ金属、水素化アルカリ金属等のアルカリ
金属化合物を反応系内で反応させ、アルコラート又はチ
オラートとし、脱ハロゲン化アルカリ金属させても差し
つかえない。
【0047】前記反応に際しては一般に有機溶媒を用い
るのが好ましい。該溶媒として好適に使用されるものを
例示すれば、ヘキサン、ヘプタン、石油エーテル、ベン
ゼン、トルエン、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エ
チレン等の脂肪族又は芳香族炭化水素類;あるいはハロ
ゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類;アセトニトリル等のニトリル
類;N,N−ジメチルホルムアミド等のジアルキルアミ
ド類;ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
るのが好ましい。該溶媒として好適に使用されるものを
例示すれば、ヘキサン、ヘプタン、石油エーテル、ベン
ゼン、トルエン、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エ
チレン等の脂肪族又は芳香族炭化水素類;あるいはハロ
ゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類;アセトニトリル等のニトリル
類;N,N−ジメチルホルムアミド等のジアルキルアミ
ド類;ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
【0048】前記反応における温度は原料の種類、溶媒
の種類によって異なるが、一般には0℃〜溶媒を還流さ
せる温度が好ましい。反応時間も原料の種類によって異
なるが、通常、5分から40時間、好ましくは30分か
ら24時間の範囲から選べば十分である。また反応中に
おいては攪拌を行うのが好ましい。
の種類によって異なるが、一般には0℃〜溶媒を還流さ
せる温度が好ましい。反応時間も原料の種類によって異
なるが、通常、5分から40時間、好ましくは30分か
ら24時間の範囲から選べば十分である。また反応中に
おいては攪拌を行うのが好ましい。
【0049】反応系から目的生成物、すなわち前記一般
式(I)で示される化合物を単離精製する方法は特に限
定されず、公知の方法が採用できる。
式(I)で示される化合物を単離精製する方法は特に限
定されず、公知の方法が採用できる。
【0050】本発明の前記一般式(I)で示される化合
物は、高屈折率で比重が小さく透明性に優れた樹脂を与
える。該化合物は単独で重合することも可能であり、ま
た他の単量体と共重合することもできる。共重合可能な
単量体は、目的に応じて選択され特に制限されず使用で
きる。本発明の亜リン酸エステル化合物が液状であれば
該単量体は固体であってもかまわない。該単量体を例示
すれば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、
フマル酸などの不飽和カルボン酸;アクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸フェニル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールジメタクリレート、エチレングリコールビスグリシ
ジルメタクリレート、ビスフェノールAジメタクリレー
ト、2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシエトキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ
−4−メタクリロイルオキシエトキシフェニル)プロパ
ン、トリフルオロメチルメタクリレート等のアクリル酸
エステル及びメタクリル酸エステル化合物;フェニルチ
オエチルチオメタクリレート、ベンジルチオエチルチオ
メタクリレート、フェニルチオアクリレート等のチオア
クリル酸エステル及びチオメタクリル酸エステル化合
物;フマル酸モノメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸
ジフェニル等のフマル酸エステル化合物;ジアリルフタ
レート、ジアリルテレフタレート、ジアリルイソフタレ
ート、酒石酸ジアリル、エポキシコハク酸ジアリル、ジ
アリルマレート、アリルシンナメート、アリルイソシア
ネート、クロレンド酸ジアリル、ヘキサフタル酸ジアリ
ル、ジアリル カーボネート、アリルジグリコールカー
ボネート等のアリル化合物;スチレン、クロロスチレ
ン、メチルスチレン、ビニルナフタレン、イソプロペニ
ルナフタレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン等の
芳香族ビニル化合物等である。これらの単量体は一種又
は二種以上を混合して使用できる。
物は、高屈折率で比重が小さく透明性に優れた樹脂を与
える。該化合物は単独で重合することも可能であり、ま
た他の単量体と共重合することもできる。共重合可能な
単量体は、目的に応じて選択され特に制限されず使用で
きる。本発明の亜リン酸エステル化合物が液状であれば
該単量体は固体であってもかまわない。該単量体を例示
すれば、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、
フマル酸などの不飽和カルボン酸;アクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸フェニル、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールジメタクリレート、エチレングリコールビスグリシ
ジルメタクリレート、ビスフェノールAジメタクリレー
ト、2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシエトキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ
−4−メタクリロイルオキシエトキシフェニル)プロパ
ン、トリフルオロメチルメタクリレート等のアクリル酸
エステル及びメタクリル酸エステル化合物;フェニルチ
オエチルチオメタクリレート、ベンジルチオエチルチオ
メタクリレート、フェニルチオアクリレート等のチオア
クリル酸エステル及びチオメタクリル酸エステル化合
物;フマル酸モノメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸
ジフェニル等のフマル酸エステル化合物;ジアリルフタ
レート、ジアリルテレフタレート、ジアリルイソフタレ
ート、酒石酸ジアリル、エポキシコハク酸ジアリル、ジ
アリルマレート、アリルシンナメート、アリルイソシア
ネート、クロレンド酸ジアリル、ヘキサフタル酸ジアリ
ル、ジアリル カーボネート、アリルジグリコールカー
ボネート等のアリル化合物;スチレン、クロロスチレ
ン、メチルスチレン、ビニルナフタレン、イソプロペニ
ルナフタレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン等の
芳香族ビニル化合物等である。これらの単量体は一種又
は二種以上を混合して使用できる。
【0051】これらの共重合可能な単量体と一般式
(I)で示される亜リン酸エステル化合物との混合割合
は、それぞれの化合物の種類によって異なるために一概
に限定できないが、亜リン酸エステル化合物100重量
部に対して、共重合可能な単量体を0〜500重量部、
より好ましくは0〜200重量部用いることが好まし
い。
(I)で示される亜リン酸エステル化合物との混合割合
は、それぞれの化合物の種類によって異なるために一概
に限定できないが、亜リン酸エステル化合物100重量
部に対して、共重合可能な単量体を0〜500重量部、
より好ましくは0〜200重量部用いることが好まし
い。
【0052】なお、本発明の亜リン酸エステル化合物の
単独重合又は上記した共重合可能な単量体のうち重合性
基が1つである単量体との共重合により得られる高屈折
率樹脂は熱可塑性樹脂である。このため特に樹脂が玉摺
り加工などを必要とする用途に用いる場合には、共重合
可能な単量体として重合性基を2つ以上有する単量体を
用いて共重合させることが好ましい。
単独重合又は上記した共重合可能な単量体のうち重合性
基が1つである単量体との共重合により得られる高屈折
率樹脂は熱可塑性樹脂である。このため特に樹脂が玉摺
り加工などを必要とする用途に用いる場合には、共重合
可能な単量体として重合性基を2つ以上有する単量体を
用いて共重合させることが好ましい。
【0053】一般式(I)の亜リン酸エステル化合物単
独又は共重合可能な他の単量体を含む単量体組成物から
重合体を得る重合方法は特に限定的でなく、公知のラジ
カル重合方法を採用できる。重合開始手段は、種々の過
酸化物やアゾ化合物等のラジカル重合開始剤の使用、又
は紫外線、α線、β線、γ線等の照射或いは両者の併用
によって行うことができる。代表的な重合方法を例示す
ると、エラストマーガスケットまたはスペーサーで保持
されているモールド間に、ラジカル重合開始剤を含む前
記の単量体又は単量体組成物を注入し、空気炉中で硬化
させた後、取出す注型重合が採用される。
独又は共重合可能な他の単量体を含む単量体組成物から
重合体を得る重合方法は特に限定的でなく、公知のラジ
カル重合方法を採用できる。重合開始手段は、種々の過
酸化物やアゾ化合物等のラジカル重合開始剤の使用、又
は紫外線、α線、β線、γ線等の照射或いは両者の併用
によって行うことができる。代表的な重合方法を例示す
ると、エラストマーガスケットまたはスペーサーで保持
されているモールド間に、ラジカル重合開始剤を含む前
記の単量体又は単量体組成物を注入し、空気炉中で硬化
させた後、取出す注型重合が採用される。
【0054】ラジカル重合開始剤としては、特に限定さ
れず、公知のものが使用できるが、代表的なものを例示
すると、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジ
アシルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサネート、t−ブチルパーオキシネオデカネー
ト、クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパー
オキシベンゾエート等のパーオキシエステル;ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキ
シルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチルパ
ーオキシジカーボネート等のパーカーボネート;アゾビ
スイソブチロニトリル等のアゾ化合物である。該ラジカ
ル重合開始剤の使用量は、重合条件や開始剤の種類、前
記の単量体の組成によって異なり、一概に限定できない
が、一般には全単量体100重量部に対して0.01〜
10重量部、好ましくは0.01〜5重量部の範囲で用
いるのが好適である。
れず、公知のものが使用できるが、代表的なものを例示
すると、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジ
アシルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサネート、t−ブチルパーオキシネオデカネー
ト、クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパー
オキシベンゾエート等のパーオキシエステル;ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキ
シルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチルパ
ーオキシジカーボネート等のパーカーボネート;アゾビ
スイソブチロニトリル等のアゾ化合物である。該ラジカ
ル重合開始剤の使用量は、重合条件や開始剤の種類、前
記の単量体の組成によって異なり、一概に限定できない
が、一般には全単量体100重量部に対して0.01〜
10重量部、好ましくは0.01〜5重量部の範囲で用
いるのが好適である。
【0055】重合条件のうち、特に温度は得られる高屈
折率樹脂の性状に影響を与える。この温度条件は、開始
剤の種類と量や単量体の種類によって影響を受けるの
で、一概に限定はできないが、一般的に比較的低温下で
重合を開始し、ゆっくりと温度をあげて行き、重合終了
時に高温下に硬化させる所謂テーパ型の2段重合を行う
のが好適である。重合時間も温度と同様に各種の要因に
よって異なるので、予めこれらの条件に応じた最適の時
間を決定するのが好適であるが、一般に2〜40時間で
重合が完結するように条件を選ぶのが好ましい。
折率樹脂の性状に影響を与える。この温度条件は、開始
剤の種類と量や単量体の種類によって影響を受けるの
で、一概に限定はできないが、一般的に比較的低温下で
重合を開始し、ゆっくりと温度をあげて行き、重合終了
時に高温下に硬化させる所謂テーパ型の2段重合を行う
のが好適である。重合時間も温度と同様に各種の要因に
よって異なるので、予めこれらの条件に応じた最適の時
間を決定するのが好適であるが、一般に2〜40時間で
重合が完結するように条件を選ぶのが好ましい。
【0056】勿論、前記重合に際し、離型剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、着色防止剤、帯電防止剤、ケイ光染
料、染料、顔料等の各種安定剤、香料等の添加剤は必要
に応じて選択して使用することが出来る。
収剤、酸化防止剤、着色防止剤、帯電防止剤、ケイ光染
料、染料、顔料等の各種安定剤、香料等の添加剤は必要
に応じて選択して使用することが出来る。
【0057】また、本発明の亜リン酸エステル化合物
は、分子中の重合性基が1つであるので、予備重合を行
ないプレポリマーを得た後、重合成型を行うことや、ペ
レットに重合した後、射出成型や押出成型等の方法を用
いて所望の光学材料に成型加工することも可能である。
は、分子中の重合性基が1つであるので、予備重合を行
ないプレポリマーを得た後、重合成型を行うことや、ペ
レットに重合した後、射出成型や押出成型等の方法を用
いて所望の光学材料に成型加工することも可能である。
【0058】前記のプレポリマーやペレットを得る方法
は、公知の重合方法が採用できる。即ち、塊状重合、溶
液重合、乳化重合、懸濁重合、沈澱重合等の方法を適用
することができる。
は、公知の重合方法が採用できる。即ち、塊状重合、溶
液重合、乳化重合、懸濁重合、沈澱重合等の方法を適用
することができる。
【0059】さらに、上記の方法で得られる高屈折率樹
脂は、その用途に応じて以下のような処理を施すことも
出来る。即ち、分散染料などの染料を用いる染色、シラ
ンカップリング剤やケイ素、ジルコニウム、アンチモ
ン、アルミニウム等の酸化物のゾルを主成分とするハー
ドコート剤や、有機高分子体を主成分とするハードコー
ト剤によるハードコーティング処理や、SiO2 、Ti
O2 、ZrO2 等の金属酸化物の薄膜の蒸着や有機高分
子体の薄膜の塗布等による反射防止処理、帯電防止処理
等の加工及び2次処理を施すことも可能である。
脂は、その用途に応じて以下のような処理を施すことも
出来る。即ち、分散染料などの染料を用いる染色、シラ
ンカップリング剤やケイ素、ジルコニウム、アンチモ
ン、アルミニウム等の酸化物のゾルを主成分とするハー
ドコート剤や、有機高分子体を主成分とするハードコー
ト剤によるハードコーティング処理や、SiO2 、Ti
O2 、ZrO2 等の金属酸化物の薄膜の蒸着や有機高分
子体の薄膜の塗布等による反射防止処理、帯電防止処理
等の加工及び2次処理を施すことも可能である。
【0060】
【効果】本発明の亜リン酸エステル化合物は、高屈折率
で比重が小さく、透明性、耐候性等に優れた樹脂を与え
る単量体として有用である。このため、本発明の亜リン
酸エステル化合物の単独重合体又は該化合物と共重合可
能な単量体との共重合により得られる高屈折率樹脂は、
有機ガラスとして有用であり、例えば、メガネレンズ、
光学機器レンズ等の光学レンズとして最適であり、さら
にプリズム、光ディスク基板、光ファイバー等の用途に
好適に使用することができる。
で比重が小さく、透明性、耐候性等に優れた樹脂を与え
る単量体として有用である。このため、本発明の亜リン
酸エステル化合物の単独重合体又は該化合物と共重合可
能な単量体との共重合により得られる高屈折率樹脂は、
有機ガラスとして有用であり、例えば、メガネレンズ、
光学機器レンズ等の光学レンズとして最適であり、さら
にプリズム、光ディスク基板、光ファイバー等の用途に
好適に使用することができる。
【0061】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するために、実
施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。尚、実施例において得られた亜
リン酸エステル化合物及び高屈折率樹脂は、下記の試験
法によって諸物性を測定した。
施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。尚、実施例において得られた亜
リン酸エステル化合物及び高屈折率樹脂は、下記の試験
法によって諸物性を測定した。
【0062】(1)IRスペクトル BIO−RAD製DIGILAB FTS−7型フーリ
ェ交換赤外分光光度計を用い、KBr 法または液膜法を
用いて測定した。
ェ交換赤外分光光度計を用い、KBr 法または液膜法を
用いて測定した。
【0063】(2) 1H−NMRスペクトル 日本電子(株)製 PMX−60SI型(60MHz)
を用い、試料をCDCl3 に希釈し、テトラメチルシラ
ンを内部標準として測定した。
を用い、試料をCDCl3 に希釈し、テトラメチルシラ
ンを内部標準として測定した。
【0064】(3)元素分析 (株)柳本製作所製 CHNコーダ MT−2型を用
い、炭素及び水素の分析を、イオウ及びリンについては
フラスコ燃焼法を用いて測定を行った。
い、炭素及び水素の分析を、イオウ及びリンについては
フラスコ燃焼法を用いて測定を行った。
【0065】(4)屈折率 アタゴ(株)製、アツベ屈折計を用いて、20℃におけ
る屈折率を測定した。接触液にはブロモナフタリン又は
ヨウ化メチレンを使用した。尚、亜リン酸エステル化合
物の屈折率は、該化合物が固体である場合、液状の不飽
和単量体に溶解し、外挿法により求めた。
る屈折率を測定した。接触液にはブロモナフタリン又は
ヨウ化メチレンを使用した。尚、亜リン酸エステル化合
物の屈折率は、該化合物が固体である場合、液状の不飽
和単量体に溶解し、外挿法により求めた。
【0066】(5)外観 目視により判定した。
【0067】(6)耐候性 スガ試験機(株)製ロングライフキセノンフェードメー
ター(FAC−25AX−HC型)中に試料を設置し、
100時間キセノン光を露光した後、試料の着色の程度
を目視で観察し、ポリスチレンに比べ着色の程度の低い
ものを○、同等のものを△、高いものを×で評価した。
尚、以下の実施例で使用した単量体は、一部下記の記号
で表わした。但し、〔〕内は単独重合体の屈折率であ
る。 St:スチレン〔1.590〕 ClSt:クロロスチレン(o体、m体の混合物)
〔1.610〕 DVB:ジビニルベンゼン〔1.615〕 BDMA:2,2,6,6−テトラブロモビスフェノー
ルAジメタクリレート 〔1.604〕
ター(FAC−25AX−HC型)中に試料を設置し、
100時間キセノン光を露光した後、試料の着色の程度
を目視で観察し、ポリスチレンに比べ着色の程度の低い
ものを○、同等のものを△、高いものを×で評価した。
尚、以下の実施例で使用した単量体は、一部下記の記号
で表わした。但し、〔〕内は単独重合体の屈折率であ
る。 St:スチレン〔1.590〕 ClSt:クロロスチレン(o体、m体の混合物)
〔1.610〕 DVB:ジビニルベンゼン〔1.615〕 BDMA:2,2,6,6−テトラブロモビスフェノー
ルAジメタクリレート 〔1.604〕
【0068】実施例1 温度計、攪拌機及び滴下ロートを付けた3つ口フラスコ
に2−クロロ−1,3,2−ジチアホスホラン23.8
g(0.15ml)とピリジン12.6g(0.16m
ol)をジエチルエーテル400mlに溶解し、0℃に
冷却した。攪拌しながら4−ビニルフェニルマグネシウ
ムクロリドのジエチルエーテル溶液(0.826mol
/l)182mlを徐々に滴下した。この際、反応温度
を0〜5℃に保ち、滴下終了後、さらに20℃で1時間
攪拌した。その後、反応混合物を飽和食塩水にあけ、さ
らに有機層を飽和食塩水で3回洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得
られた白色固体をジエチルエーテル−ヘキサン混合溶媒
から再結晶することにより、融点40〜41℃の白色針
状結晶を24.8g得た。このもののIRチャートを図
2に示した。3150〜2800cm-1にC−H結合に
基づく吸収、1630cm-1にCH2 =CH結合に基づ
く吸収が認められた。また、 1H−NMR(CDCl3
溶媒中、テトラメチルシラン基準、ppm)のチャート
を図1に示した。δ2.8〜3.5ppmにジチアホス
ホラン基のメチレン水素(d)に由来する4個分のピー
クが、δ5.1〜6.0ppmにスチリル基のメチレン
水素(a)に由来する2個分のピークが4重線として、
δ6.4〜7.0ppmにスチリル基のメチン水素
(b)に由来する1個分のピークが4重線として、ま
た、δ7.1〜7.8ppmにスチリル基のフェニル水
素(c)に由来する4個分のピークが多重線として観測
された。
に2−クロロ−1,3,2−ジチアホスホラン23.8
g(0.15ml)とピリジン12.6g(0.16m
ol)をジエチルエーテル400mlに溶解し、0℃に
冷却した。攪拌しながら4−ビニルフェニルマグネシウ
ムクロリドのジエチルエーテル溶液(0.826mol
/l)182mlを徐々に滴下した。この際、反応温度
を0〜5℃に保ち、滴下終了後、さらに20℃で1時間
攪拌した。その後、反応混合物を飽和食塩水にあけ、さ
らに有機層を飽和食塩水で3回洗浄した。有機層を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得
られた白色固体をジエチルエーテル−ヘキサン混合溶媒
から再結晶することにより、融点40〜41℃の白色針
状結晶を24.8g得た。このもののIRチャートを図
2に示した。3150〜2800cm-1にC−H結合に
基づく吸収、1630cm-1にCH2 =CH結合に基づ
く吸収が認められた。また、 1H−NMR(CDCl3
溶媒中、テトラメチルシラン基準、ppm)のチャート
を図1に示した。δ2.8〜3.5ppmにジチアホス
ホラン基のメチレン水素(d)に由来する4個分のピー
クが、δ5.1〜6.0ppmにスチリル基のメチレン
水素(a)に由来する2個分のピークが4重線として、
δ6.4〜7.0ppmにスチリル基のメチン水素
(b)に由来する1個分のピークが4重線として、ま
た、δ7.1〜7.8ppmにスチリル基のフェニル水
素(c)に由来する4個分のピークが多重線として観測
された。
【0069】
【化28】
【0070】更に元素分析値(( )内は計算値であ
る。)は、C:53.03%(53.10%)、H:
4.85%(4.87%)、S:28.25%(28.
32%)、P:13.76%(13.72%)であり、
計算値とよく一値した。また屈折率を外挿法により求め
たところnD 201.681であった。
る。)は、C:53.03%(53.10%)、H:
4.85%(4.87%)、S:28.25%(28.
32%)、P:13.76%(13.72%)であり、
計算値とよく一値した。また屈折率を外挿法により求め
たところnD 201.681であった。
【0071】実施例2 温度計、攪拌機及び滴下ロートを付けた3つ口フラスコ
に、2−クロロ−1,3,2−ジチアホスホラン22.
1g(0.14mol)とジエチルエーテル500ml
を仕込み、0℃に冷却した。攪拌しながら4−ビニルベ
ンジルマグネシウムクロリドのジエチルエーテル溶液
(0.794mol/l)176mlを徐々に滴下し
た。この際、反応温度を0〜5℃に保ち、滴下終了後、
さらに20℃で1時間攪拌した。その後、反応混合物を
飽和食塩水にあけ、さらに有機層を飽和食塩水で3回洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を減圧下留去した。得られた白色固体をジエチルエーテ
ル−ヘキサン混合溶媒から再結晶することにより、融点
51.5〜52.5℃の白色結晶を22.5g得た。こ
のもののIRチャートを測定したところ、3150〜2
800cm-1にC−H結合に基づく吸収、1630cm
-1にCH2 =CH結合に基づく吸収が認められた。ま
た、 1H−NMR(CDCl3 溶媒中、テトラメチルシ
ラン基準、ppm)のチャートを図3に示した。δ3.
0ppm付近にジチアホスホラン基のメチレン水素
(e)に由来する4個分のピークが、δ3.2ppmに
ベンジル位の水素(d)に由来する2個分のピークが一
重線として、δ5.1〜5.9ppmにスチリル基のメ
チレン水素(a)に由来する2個分のピークが4重線と
して、δ6.5〜7.0ppmにスチリル基のメチン水
素(b)に由来する1個分のピークが4重線として、ま
たδ7.0〜7.5ppmにフェニル基の水素(c)に
由来する4個分のピークが多重線としてそれぞれ観測さ
れた。
に、2−クロロ−1,3,2−ジチアホスホラン22.
1g(0.14mol)とジエチルエーテル500ml
を仕込み、0℃に冷却した。攪拌しながら4−ビニルベ
ンジルマグネシウムクロリドのジエチルエーテル溶液
(0.794mol/l)176mlを徐々に滴下し
た。この際、反応温度を0〜5℃に保ち、滴下終了後、
さらに20℃で1時間攪拌した。その後、反応混合物を
飽和食塩水にあけ、さらに有機層を飽和食塩水で3回洗
浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を減圧下留去した。得られた白色固体をジエチルエーテ
ル−ヘキサン混合溶媒から再結晶することにより、融点
51.5〜52.5℃の白色結晶を22.5g得た。こ
のもののIRチャートを測定したところ、3150〜2
800cm-1にC−H結合に基づく吸収、1630cm
-1にCH2 =CH結合に基づく吸収が認められた。ま
た、 1H−NMR(CDCl3 溶媒中、テトラメチルシ
ラン基準、ppm)のチャートを図3に示した。δ3.
0ppm付近にジチアホスホラン基のメチレン水素
(e)に由来する4個分のピークが、δ3.2ppmに
ベンジル位の水素(d)に由来する2個分のピークが一
重線として、δ5.1〜5.9ppmにスチリル基のメ
チレン水素(a)に由来する2個分のピークが4重線と
して、δ6.5〜7.0ppmにスチリル基のメチン水
素(b)に由来する1個分のピークが4重線として、ま
たδ7.0〜7.5ppmにフェニル基の水素(c)に
由来する4個分のピークが多重線としてそれぞれ観測さ
れた。
【0072】
【化29】
【0073】更に、元素分析値(( )内は計算値であ
る。)は、C:54.97%(55.00%)、H:
5.45%(5.42%)、S:26.71%(26.
67%)、P:12.93%(12.92%)であり、
計算値とよく一値した。また屈折率を外挿法により求め
たところnD 201.670であった。
る。)は、C:54.97%(55.00%)、H:
5.45%(5.42%)、S:26.71%(26.
67%)、P:12.93%(12.92%)であり、
計算値とよく一値した。また屈折率を外挿法により求め
たところnD 201.670であった。
【0074】実施例3 温度計、攪拌機及び滴下ロートを付けた3つ口フラスコ
に、2−クロロ−1,3,2−ジチアホスホラン23.
8g(0.15mol)とピリジン12.6g(0.1
6mol)をクロロホルム400mlに溶解し、0℃に
冷却した。攪拌しながら2−メルカプトエチルチオメタ
クリレート24.3g(0.15mol)を徐々に滴下
した。この際、反応温度を0〜5℃に保ち、滴下終了
後、さらに20℃で2時間攪拌した。その後、反応混合
物を水にあけ、希炭酸ナトリウム水溶液で有機層を洗浄
した後、水洗を行った。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を減圧下留去することにより、無色透明
の油状物40.8gを得た。このもののIRスペクトル
において1765cm-1に強いカルボニル基に基づく吸
収、1640cm-1にCH2 =CH基に基づく吸収が認
められた。また、このものの 1H−NMR(CDCl3
溶媒中、テトラメチルシラン基準、ppm)のチャート
を図4に示した。δ2.0ppmにメタクリル基のメチ
ル水素(b)に由来する3個分のピークが一重線とし
て、δ2.7〜4.0ppmにジチアホスホラン基、及
びエチルチオ基のメチレン水素(c)及び(d)に由来
する8個分のピークが多重線として、さらに、5.7及
び6.1ppmにメタクリル基のメチレン水素(a)に
由来する2個分のピークが観測された。
に、2−クロロ−1,3,2−ジチアホスホラン23.
8g(0.15mol)とピリジン12.6g(0.1
6mol)をクロロホルム400mlに溶解し、0℃に
冷却した。攪拌しながら2−メルカプトエチルチオメタ
クリレート24.3g(0.15mol)を徐々に滴下
した。この際、反応温度を0〜5℃に保ち、滴下終了
後、さらに20℃で2時間攪拌した。その後、反応混合
物を水にあけ、希炭酸ナトリウム水溶液で有機層を洗浄
した後、水洗を行った。有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、溶媒を減圧下留去することにより、無色透明
の油状物40.8gを得た。このもののIRスペクトル
において1765cm-1に強いカルボニル基に基づく吸
収、1640cm-1にCH2 =CH基に基づく吸収が認
められた。また、このものの 1H−NMR(CDCl3
溶媒中、テトラメチルシラン基準、ppm)のチャート
を図4に示した。δ2.0ppmにメタクリル基のメチ
ル水素(b)に由来する3個分のピークが一重線とし
て、δ2.7〜4.0ppmにジチアホスホラン基、及
びエチルチオ基のメチレン水素(c)及び(d)に由来
する8個分のピークが多重線として、さらに、5.7及
び6.1ppmにメタクリル基のメチレン水素(a)に
由来する2個分のピークが観測された。
【0075】
【化30】
【0076】更に元素分析値(( )内は計算値であ
る。)は、 C:33.72%(33.80%)、H:4.62%
(4.58%)、S:44.92%(45.07%)、
P:10.90%(10.92%)であり、計算値とよ
く一値した。また屈折率を外挿法により求めたところn
D 201.635であった。
る。)は、 C:33.72%(33.80%)、H:4.62%
(4.58%)、S:44.92%(45.07%)、
P:10.90%(10.92%)であり、計算値とよ
く一値した。また屈折率を外挿法により求めたところn
D 201.635であった。
【0078】実施例4〜42 種々の原料を用いて実施例1、2及び3において詳細に
記述したのと同様な方法により、表1に記載した亜リン
酸エステル化合物を合成した。尚、表1には、得られた
亜リン酸エステル化合物の性状、元素分析結果及び屈折
率も併せて記した。
記述したのと同様な方法により、表1に記載した亜リン
酸エステル化合物を合成した。尚、表1には、得られた
亜リン酸エステル化合物の性状、元素分析結果及び屈折
率も併せて記した。
【0079】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【0080】実施例43 実施例1で合成した2−(4−ビニルフェニル)−1,
3,2−ジチアホスホラン50重量部と不飽和単量体と
してスチレン50重量部の混合物100重量部に対し
て、ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−
2−エチレンヘキサネート1重量部を添加し、よく混合
した。この混合液をガラス板とエチレン−酢酸ビニル共
重合体とから成るガスケットで構成された鋳型の中へ注
入し、注型重合を行った。重合は、空気炉を用い、30
℃から90℃で18時間かけ、徐々に温度を上げて行
き、90℃に2時間保持した。重合終了後、鋳型を空気
炉から取り出し、放冷後、重合体を鋳型のガラスから取
りはずした。得られた重合体は、無色透明であり、屈折
率nD201.643、比重1.19であり、耐候性も○
であった。
3,2−ジチアホスホラン50重量部と不飽和単量体と
してスチレン50重量部の混合物100重量部に対し
て、ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−
2−エチレンヘキサネート1重量部を添加し、よく混合
した。この混合液をガラス板とエチレン−酢酸ビニル共
重合体とから成るガスケットで構成された鋳型の中へ注
入し、注型重合を行った。重合は、空気炉を用い、30
℃から90℃で18時間かけ、徐々に温度を上げて行
き、90℃に2時間保持した。重合終了後、鋳型を空気
炉から取り出し、放冷後、重合体を鋳型のガラスから取
りはずした。得られた重合体は、無色透明であり、屈折
率nD201.643、比重1.19であり、耐候性も○
であった。
【0081】実施例44 表2に示す亜リン酸エステル化合物及びこれと共重合可
能な単量体とから成る組成物を用いた以外、実施例43
と同様に実施した。得られた重合体の物性を測定した結
果を表2に示した。
能な単量体とから成る組成物を用いた以外、実施例43
と同様に実施した。得られた重合体の物性を測定した結
果を表2に示した。
【表9】
【表10】
【表11】
【図1】図1は、実施例1で得られた本発明の亜リン酸
エステル化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。
エステル化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。
【図2】図2は、実施例1で得られた本発明の亜リン酸
エステル化合物の赤外吸収スペクトルである。
エステル化合物の赤外吸収スペクトルである。
【図3】図3は、実施例2で得られた本発明の亜リン酸
エステル化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。
エステル化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。
【図4】図4は、実施例3で得られた本発明の亜リン酸
エステル化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。
エステル化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記式 【化1】 〔但し、R1は、 【化2】 又は 【化3】 {但し、A1は、−(R4−X3)n−,−(X3−R4)n
−,−(R4−X3)n−R5−,−(R4−X3)n−R5−
X4−,又は−(X3−R4)n−X4−,A2は、−(X3
−R4)n−X4−R5−又は−(X3−R4)n−X4−(但
し、X3及びX4は、酸素原子又はイオウ原子であり、R
4及びR5は夫々同種又は異種のアルキレン基、フェニレ
ン基、トルエン−α−ジイル基又はキシレン−α,α’
−ジイル基であり、nは0〜5の整数である。)であ
り、Y1及びY2は、夫々、同種又は異種の水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又はアルキルチ
オ基であり、R3は水素原子又はメチル基である。}で
あり、R2は、炭素数2〜5のアルキレン基、−R6−X
5−R7−(但し、R6及びR7は炭素数2〜4のアルキレ
ン基であり、X5は酸素原子又はイオウ原子である。)
又は 【化4】 (但し、p及びqは、夫々0〜2の整数である。)であ
り、X1はイオウ原子であり、X2は酸素原子又はイオウ
原子である。〕で示される亜リン酸エステル化合物。 - 【請求項2】 下記式 【化5】 {但し、X1はイオウ原子であり、X2は酸素原子又はイ
オウ原子であり、R2は、炭素数2〜5のアルキレン
基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7は炭素数2
〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子又はイオウ
原子である。)又は 【化6】 (但し、p及びqは、夫々0〜2の整数である。)であ
り、Z1はハロゲン原子である。}で示されるハロゲン
化リン化合物と下記式 R' 1−MgZ2 又は R'1−Li 〔但し、R'1は、 【化7】 又は 【化8】 {但し、A3は、−(X3−R4)n−又は−(R4−X3)
n−R5−,A4は、−(X3−R4)n−X4−R5−(但
し、X3及びX4は、酸素原子又はイオウ原子であり、R
4及びR5は、夫々、同種又は異種のアルキレン基、フェ
ニレン基、トルエン−α−ジイル基又はキシレン−α,
α’−ジイル基であり、nは0〜5の整数である。)で
あり、Y1及びY2は、夫々、同種又は異種の水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基又はアルキル
チオ基であり、R3は水素原子又はメチル基である。}
であり、Z2はハロゲン原子である。〕で示される化合
物とを反応させることを特徴とする請求項1記載の亜リ
ン酸エステル化合物の製造方法。 - 【請求項3】 下記式 【化9】 {但し、X1はイオウ原子であり、X2は酸素原子又はイ
オウ原子であり、R2は、炭素数2〜5のアルキレン
基、−R6−X5−R7−(但し、R6及びR7は炭素数2
〜4のアルキレン基であり、X5は酸素原子又はイオウ
原子である。)又は 【化10】 (但し、p及びqは、夫々0〜2の整数である。)であ
り、Z1はハロゲン原子である。}で示されるハロゲン
化リン化合物と下記式 R''1−M 〔但し、R''1は、 【化11】 又は 【化12】 {但し、A5は、−(R4−X3)n−,−(R4−X3)n
−R5−X4−又は−(X3−R4)n−X4−,A6は、−
(X3−R4)n−X4−(但し、X3及びX4は、酸素原子
又はイオウ原子であり、R4及びR5は、夫々、同種又は
異種のアルキレン基、フェニレン基、トルエン−α−ジ
イル基又はキシレン−α,α’−ジイル基であり、nは
0〜5の整数である。)であり、Y1及びY2は、夫々、
同種又は異種の水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基又はアルキルチオ基であり、R3は水素原
子又はメチル基である。}であり、Mは、水素原子又は
アルカリ金属である。〕で示される化合物とを反応させ
ることを特徴とする請求項1記載の亜リン酸エステル化
合物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2413780A JP2575233B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 亜リン酸エステル化合物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2413780A JP2575233B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 亜リン酸エステル化合物及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04224594A JPH04224594A (ja) | 1992-08-13 |
| JP2575233B2 true JP2575233B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=18522350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2413780A Expired - Lifetime JP2575233B2 (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 亜リン酸エステル化合物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575233B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50151822A (ja) * | 1974-05-30 | 1975-12-06 |
-
1990
- 1990-12-25 JP JP2413780A patent/JP2575233B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| CHEMICAL ABSTRACTS,72:67309(1970) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04224594A (ja) | 1992-08-13 |
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