JP2575124Y2 - 灰皿収納ケース - Google Patents
灰皿収納ケースInfo
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- JP2575124Y2 JP2575124Y2 JP1992083571U JP8357192U JP2575124Y2 JP 2575124 Y2 JP2575124 Y2 JP 2575124Y2 JP 1992083571 U JP1992083571 U JP 1992083571U JP 8357192 U JP8357192 U JP 8357192U JP 2575124 Y2 JP2575124 Y2 JP 2575124Y2
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- case
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- ashtray
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車等の車両等のイ
ンストルメントパネル等に組み付けられるアッシュトレ
イ等として用いられる灰皿収納ケースに関し、より詳細
には一端が灰皿を収納するインナーケースに他端がアウ
ターケースに夫々枢支されている連結アームを用いてア
ウターケースより出没自在に該アウターケースに組み付
けられることにより、アウターケースの枢支位置を中心
とした回転運動及びインナーケースの枢支位置を中心と
した回転運動を行うインナーケースのアウターケースに
対する引き出しないし押し込み動作を、組み付けられる
インストルメントパネル等の形状等に相応する所望の動
作に容易に規制、変更可能な構造を持った灰皿収納ケー
スの提供に関する。
ンストルメントパネル等に組み付けられるアッシュトレ
イ等として用いられる灰皿収納ケースに関し、より詳細
には一端が灰皿を収納するインナーケースに他端がアウ
ターケースに夫々枢支されている連結アームを用いてア
ウターケースより出没自在に該アウターケースに組み付
けられることにより、アウターケースの枢支位置を中心
とした回転運動及びインナーケースの枢支位置を中心と
した回転運動を行うインナーケースのアウターケースに
対する引き出しないし押し込み動作を、組み付けられる
インストルメントパネル等の形状等に相応する所望の動
作に容易に規制、変更可能な構造を持った灰皿収納ケー
スの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両等の室内ぎ装品としてア
ッシュトレイが広く採用されており、図17及び図18
に示される態様の例えば実開平2−97136号公報記
載の灰皿は、この種のアッシュトレイとしての典型的な
構造を有するものである。すなわち該灰皿はアウターケ
ース100に組み込まれるガイドプレート200の両側
内壁に設けられたピン201を、灰皿本体300の両外
側壁に設けたガイドレール301内に収め、このガイド
レール301により前記ピン201の摺動を規制してア
ウターケース100に対する灰皿本体300の引出し動
作及び押し込み動作を所望の動作のものとしている。こ
こでこの種のアッシュトレイでは、その使い勝手をよく
する、すなわちアッシュトレイ使用者がトレイ内に煙草
等の灰を落とし易くするために、アウターケースに対し
て該アウターケース内に収められている灰皿本体は、該
アウターケースの前方側に引き出されながら引き出し動
作の停止位置ではアウターケースの下方に位置するよう
に、その引出し動作ないし押し込み動作を規制されるこ
とが多い。こうしたことから該灰皿においても前記ピン
201の摺動を規制するガイドレール301は、灰皿本
体300の引出し後方側より引出し前方側に向けて下方
に弧状に屈曲する構造とされており、車両等のパネル等
に固定されるガイドプレート200の前記ピン201に
より、前記灰皿本体300は相対的に前記ガイドレール
301の屈曲角度の変化に従ってその位置を上下動させ
ながらアウターケース100内より引出され、また押し
込まれる。
ッシュトレイが広く採用されており、図17及び図18
に示される態様の例えば実開平2−97136号公報記
載の灰皿は、この種のアッシュトレイとしての典型的な
構造を有するものである。すなわち該灰皿はアウターケ
ース100に組み込まれるガイドプレート200の両側
内壁に設けられたピン201を、灰皿本体300の両外
側壁に設けたガイドレール301内に収め、このガイド
レール301により前記ピン201の摺動を規制してア
ウターケース100に対する灰皿本体300の引出し動
作及び押し込み動作を所望の動作のものとしている。こ
こでこの種のアッシュトレイでは、その使い勝手をよく
する、すなわちアッシュトレイ使用者がトレイ内に煙草
等の灰を落とし易くするために、アウターケースに対し
て該アウターケース内に収められている灰皿本体は、該
アウターケースの前方側に引き出されながら引き出し動
作の停止位置ではアウターケースの下方に位置するよう
に、その引出し動作ないし押し込み動作を規制されるこ
とが多い。こうしたことから該灰皿においても前記ピン
201の摺動を規制するガイドレール301は、灰皿本
体300の引出し後方側より引出し前方側に向けて下方
に弧状に屈曲する構造とされており、車両等のパネル等
に固定されるガイドプレート200の前記ピン201に
より、前記灰皿本体300は相対的に前記ガイドレール
301の屈曲角度の変化に従ってその位置を上下動させ
ながらアウターケース100内より引出され、また押し
込まれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように前記従来の
灰皿においては、アウターケース100に対する灰皿本
体300の引出しないしは押し込み位置を変化させる機
能を前記灰皿本体300の両側面に形成されるガイドレ
ール301により果たさせており、該ガイドレール30
1の屈曲角度あるいは長さは、該灰皿が組み付けられる
車両等のインストルメントパネルの形状、該インストル
メントパネルに対する組み付け位置、必要とされるアウ
ターケース100内よりの灰皿本体300の引出し寸法
等の要因を考慮して定められることになる。そして通常
は特定の車両等のインストルメントパネル等に対する該
灰皿の組み付け状態を想定して、前記ガイドレール30
1が灰皿本体300に形成されることになる。しかしな
がら近年においては車両等も需要者の嗜好を反映させて
個性化されてきており、こうした車両等のインストルメ
ントパネル等の形状は、例えば乗用車とトラック等とで
異なるばかりか、同じ乗用車の中にあっても多種多様に
なってきており、またアッシュトレイを備え付ける部位
も車種によってまちまちになってきている。このため前
記従来の灰皿のようなタイプのアッシュトレイでは、該
アッシュトレイを組み付けるべく想定された最初の特定
の車両等に対しては、該車両等のインストルメントパネ
ル等の形状に適合させたアウターケース100に対する
灰皿本体300の引出しないしは押し込み位置の変化を
前記ガイドレール301により確保できるが、別の車種
の車両等あるいは同種の車両等でも別の部位に取り付け
る場合には、該別の車種の車両等のインストルメントパ
ネルには全く適合させることができず、適合させようと
した場合には前記ガイドレール301の形状及びこのガ
イドレール301に収められる二本のピン201、20
1相互の突設位置に変更を加える必要が生じる。すなわ
ち灰皿本体300の引出し寸法を大きくするためには前
記ガイドレール301の長さ寸法を大きくしなければな
らず、また、灰皿本体300をアウターケース100の
下方に向けてより大きく開き出すためには前記ガイドレ
ール301を灰皿本体300の底面に対してより垂直に
近い角度で屈曲させる必要があり、これに対応して該ガ
イドレール301に収まるように前記二本のピン20
1、201相互の突設位置を変える必要が生じる。従っ
て従来の灰皿では上記のように別の車種の車両等に取り
付ける場合には、アウターケース100及びガイドプレ
ート200並びにインナーケース300の形状を全て変
更する必要があった。また従来の灰皿では、灰皿本体3
00が引出し時に下方に脱落しないようにガイドプレー
ト200の両側方手前側と奥側に前記二本のピン20
1、201を設け、このピン201、201をガイドレ
ール301内で摺動させているが、この構造では灰皿本
体300は前記ガイドレール301の屈曲角度分アウタ
ーケース100の下方に向けて開き出すに届まる。ここ
で前記ガイドレール301の前記灰皿本体300底面に
対する角度を該底面に対し垂直に近い角度とすればアウ
ターケース100の下方に向けたインナーケース300
の開き出しは大きくなるが、余りに該ガイドレール30
1の屈曲角度を大きくすると前記ピン201がガイドレ
ール301内より脱落するおそれがあり、このため該ガ
イドレール301の屈曲角度を急にすることには限界が
ある。またこのようにガイドレール301の屈曲角度を
大きくした場合、インナーケース300のアウターケー
ス100内への押し込みに際しては、アウターケース1
00の下方よりインナーケース300を上方に押し上げ
なければインナーケース300をアウターケース100
内に押し込むことは出来ないので、使い勝手は悪いもの
となる。
灰皿においては、アウターケース100に対する灰皿本
体300の引出しないしは押し込み位置を変化させる機
能を前記灰皿本体300の両側面に形成されるガイドレ
ール301により果たさせており、該ガイドレール30
1の屈曲角度あるいは長さは、該灰皿が組み付けられる
車両等のインストルメントパネルの形状、該インストル
メントパネルに対する組み付け位置、必要とされるアウ
ターケース100内よりの灰皿本体300の引出し寸法
等の要因を考慮して定められることになる。そして通常
は特定の車両等のインストルメントパネル等に対する該
灰皿の組み付け状態を想定して、前記ガイドレール30
1が灰皿本体300に形成されることになる。しかしな
がら近年においては車両等も需要者の嗜好を反映させて
個性化されてきており、こうした車両等のインストルメ
ントパネル等の形状は、例えば乗用車とトラック等とで
異なるばかりか、同じ乗用車の中にあっても多種多様に
なってきており、またアッシュトレイを備え付ける部位
も車種によってまちまちになってきている。このため前
記従来の灰皿のようなタイプのアッシュトレイでは、該
アッシュトレイを組み付けるべく想定された最初の特定
の車両等に対しては、該車両等のインストルメントパネ
ル等の形状に適合させたアウターケース100に対する
灰皿本体300の引出しないしは押し込み位置の変化を
前記ガイドレール301により確保できるが、別の車種
の車両等あるいは同種の車両等でも別の部位に取り付け
る場合には、該別の車種の車両等のインストルメントパ
ネルには全く適合させることができず、適合させようと
した場合には前記ガイドレール301の形状及びこのガ
イドレール301に収められる二本のピン201、20
1相互の突設位置に変更を加える必要が生じる。すなわ
ち灰皿本体300の引出し寸法を大きくするためには前
記ガイドレール301の長さ寸法を大きくしなければな
らず、また、灰皿本体300をアウターケース100の
下方に向けてより大きく開き出すためには前記ガイドレ
ール301を灰皿本体300の底面に対してより垂直に
近い角度で屈曲させる必要があり、これに対応して該ガ
イドレール301に収まるように前記二本のピン20
1、201相互の突設位置を変える必要が生じる。従っ
て従来の灰皿では上記のように別の車種の車両等に取り
付ける場合には、アウターケース100及びガイドプレ
ート200並びにインナーケース300の形状を全て変
更する必要があった。また従来の灰皿では、灰皿本体3
00が引出し時に下方に脱落しないようにガイドプレー
ト200の両側方手前側と奥側に前記二本のピン20
1、201を設け、このピン201、201をガイドレ
ール301内で摺動させているが、この構造では灰皿本
体300は前記ガイドレール301の屈曲角度分アウタ
ーケース100の下方に向けて開き出すに届まる。ここ
で前記ガイドレール301の前記灰皿本体300底面に
対する角度を該底面に対し垂直に近い角度とすればアウ
ターケース100の下方に向けたインナーケース300
の開き出しは大きくなるが、余りに該ガイドレール30
1の屈曲角度を大きくすると前記ピン201がガイドレ
ール301内より脱落するおそれがあり、このため該ガ
イドレール301の屈曲角度を急にすることには限界が
ある。またこのようにガイドレール301の屈曲角度を
大きくした場合、インナーケース300のアウターケー
ス100内への押し込みに際しては、アウターケース1
00の下方よりインナーケース300を上方に押し上げ
なければインナーケース300をアウターケース100
内に押し込むことは出来ないので、使い勝手は悪いもの
となる。
【0004】そこでこの考案は、上記従来の車両等に用
いられる灰皿の不都合を是正すること、すなわちアウタ
ーケースに対するインナーケースの引き出しないし押し
込み動作を、組み付けられるインストルメントパネル等
の形状等に相応する所望の動作に容易に規制、変更可能
な構造を持ち、しかも、アウターケースの手前下方に向
けてインナーケースを大きく開き出せる反面、開き出し
たインナーケースのアウターケース内への収納も容易な
灰皿収納ケースを提供することを目的とする。
いられる灰皿の不都合を是正すること、すなわちアウタ
ーケースに対するインナーケースの引き出しないし押し
込み動作を、組み付けられるインストルメントパネル等
の形状等に相応する所望の動作に容易に規制、変更可能
な構造を持ち、しかも、アウターケースの手前下方に向
けてインナーケースを大きく開き出せる反面、開き出し
たインナーケースのアウターケース内への収納も容易な
灰皿収納ケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記従来の
車両等に用いられる灰皿の不都合を解決すべく、請求項
1の考案では灰皿収納ケースを少なくとも一つの側面と
これに続く底面の一部が開口されているアウターケース
10と、このアウターケース10内に出没可能に収納さ
れると共に押し込み収納時に該アウターケース10の開
口部10aを塞ぐ蓋部23を有する上面開口のインナー
ケース20と、一端がインナーケース20に他端がアウ
ターケース10に枢支されている連結アーム部材30と
からなる収納ケースであって、前記インナーケース10
の前記蓋部23に続く側面には外方に向けて突起24a
が設けられていると共に、前記アウターケース10の前
記開口部10aに隣接する側面には該突起24aの収ま
るスライド溝11a’,11b’が設けられている構造
のものとした。また、請求項2の考案では灰皿収納ケー
スを少なくとも一つの側面とこれに続く底面の一部が開
口されているアウターケース10と、このアウターケー
ス10内に出没可能に収納されると共に押し込み収納時
に該アウターケースの開口部を塞ぐ蓋部23を有する上
面開口のインナーケース20と、一端がインナーケース
20に他端がアウターケース10に枢支されている連結
アーム部材30とからなる収納ケースであって、前記ア
ウターケース10の前記開口部10aに隣接する側面に
は内方に向けて突起が設けられていると共に、前記イン
ナーケース20の前記蓋部23に続く側面には該突起の
収まるスライド溝が設けられている構造のものとした。
車両等に用いられる灰皿の不都合を解決すべく、請求項
1の考案では灰皿収納ケースを少なくとも一つの側面と
これに続く底面の一部が開口されているアウターケース
10と、このアウターケース10内に出没可能に収納さ
れると共に押し込み収納時に該アウターケース10の開
口部10aを塞ぐ蓋部23を有する上面開口のインナー
ケース20と、一端がインナーケース20に他端がアウ
ターケース10に枢支されている連結アーム部材30と
からなる収納ケースであって、前記インナーケース10
の前記蓋部23に続く側面には外方に向けて突起24a
が設けられていると共に、前記アウターケース10の前
記開口部10aに隣接する側面には該突起24aの収ま
るスライド溝11a’,11b’が設けられている構造
のものとした。また、請求項2の考案では灰皿収納ケー
スを少なくとも一つの側面とこれに続く底面の一部が開
口されているアウターケース10と、このアウターケー
ス10内に出没可能に収納されると共に押し込み収納時
に該アウターケースの開口部を塞ぐ蓋部23を有する上
面開口のインナーケース20と、一端がインナーケース
20に他端がアウターケース10に枢支されている連結
アーム部材30とからなる収納ケースであって、前記ア
ウターケース10の前記開口部10aに隣接する側面に
は内方に向けて突起が設けられていると共に、前記イン
ナーケース20の前記蓋部23に続く側面には該突起の
収まるスライド溝が設けられている構造のものとした。
【0006】
【作用】この考案では灰皿収納ケースを、少なくとも一
つの側面とこれに続く底面の一部が開口されているアウ
ターケース10と、このアウターケース10内に出没可
能に収納されると共に押し込み収納時に該アウターケー
ス10の開口部10aを塞ぐ蓋部23を有する上面開口
のインナーケース20と、一端がインナーケース20に
他端がアウターケース10に枢支されている連結アーム
部材30とから構成しているので、図10に示すように
アウターケース10内より前記連結アーム部材30と該
アウターケース10との枢支位置を中心として前記イン
ナーケースを20アウターケース10の前方に向けて同
図X方向へ回動させることができると同時に、図11に
示すように前記インナーケース20と前記連結アーム部
材30との枢支位置を中心として前記インナーケース2
0を同図Y方向へ回動させることができる。またこの考
案に係る灰皿ケースは、前記インナーケース20の前記
蓋部23に続く側面に外方に向けて突起24aを設けて
いると共に、前記アウターケース10の前記開口部10
aに隣接する側面に該突起24aの収まるスライド溝1
1a’、11b’を設けているので、図12に示される
ように前記インナーケース20の回動動作は、このスラ
イド溝11a’、11b’に対する前記突起24aの摺
動範囲内に規制される。
つの側面とこれに続く底面の一部が開口されているアウ
ターケース10と、このアウターケース10内に出没可
能に収納されると共に押し込み収納時に該アウターケー
ス10の開口部10aを塞ぐ蓋部23を有する上面開口
のインナーケース20と、一端がインナーケース20に
他端がアウターケース10に枢支されている連結アーム
部材30とから構成しているので、図10に示すように
アウターケース10内より前記連結アーム部材30と該
アウターケース10との枢支位置を中心として前記イン
ナーケースを20アウターケース10の前方に向けて同
図X方向へ回動させることができると同時に、図11に
示すように前記インナーケース20と前記連結アーム部
材30との枢支位置を中心として前記インナーケース2
0を同図Y方向へ回動させることができる。またこの考
案に係る灰皿ケースは、前記インナーケース20の前記
蓋部23に続く側面に外方に向けて突起24aを設けて
いると共に、前記アウターケース10の前記開口部10
aに隣接する側面に該突起24aの収まるスライド溝1
1a’、11b’を設けているので、図12に示される
ように前記インナーケース20の回動動作は、このスラ
イド溝11a’、11b’に対する前記突起24aの摺
動範囲内に規制される。
【0007】
【実施例】以下では、この考案に係る灰皿収納ケースの
典型的な実施例について、図1ないし図16に基づいて
説明する。
典型的な実施例について、図1ないし図16に基づいて
説明する。
【0008】図1は前記灰皿収納ケースの分解斜視図、
図2は同平面図、図3は図2におけるA−A線断面図、
図4は図8におけるB−B線断面図、図5は同背面図、
図6は同正面図、図7は同部分拡大断面図、図8及び図
9は同側面図、図10ないし図12はこの灰皿収納ケー
スの基本動作を示す側面図、図13はこの灰皿収納ケー
スの構成部品の一つを示す平面図、図14は同底面図、
図15は同側面図、また図16は図13におけるC−C
断面図である。
図2は同平面図、図3は図2におけるA−A線断面図、
図4は図8におけるB−B線断面図、図5は同背面図、
図6は同正面図、図7は同部分拡大断面図、図8及び図
9は同側面図、図10ないし図12はこの灰皿収納ケー
スの基本動作を示す側面図、図13はこの灰皿収納ケー
スの構成部品の一つを示す平面図、図14は同底面図、
図15は同側面図、また図16は図13におけるC−C
断面図である。
【0009】図1に示されるように、この実施例に係る
灰皿ケースは、アウターケース10とインナーケース2
0と連結アーム部材30とからなる。
灰皿ケースは、アウターケース10とインナーケース2
0と連結アーム部材30とからなる。
【0010】アウターケース10は、一側面とこれに続
く底面の一部に開口部10aを有するケース本体11の
上面を金属プレート12により覆って構成されており、
この金属プレート12は、該金属プレート12の長手方
向に亙る両側縁部に適宜設けられるビス止孔12aを該
ケース本体11の両側壁11a及び11b上縁部に適宜
設けられる孔ないし突起に対応させ、ビス等をもってケ
ース本体11に組み付けられている。該金属プレートの
略中央部は、該ケース本体11の内底面側に向けて押し
込まれて凹窩部12cとされており、該凹窩部12c底
面には照明窓12dが設けられている。図3に示される
ようにこの凹窩部12cの底面上には該照明窓12dを
覆う、適宜の照明手段保護用の天蓋部材18が組み付け
られる。前記ケース本体11の背面、すなわち開口部1
0aとされる一側面に対向する側面の下側略中程の部位
は、ケース本体11の下側に向けて弧状に隆起されてお
り、該隆起部13の両端には後述する連結アーム部材3
0を枢支する軸桿15を挿通可能な軸穴13aが設けら
れている。またケース本体11の両側壁11a及び11
bの下縁は、前記隆起部13の近傍より前記開口部10
a側に向けて上方に緩やかに傾斜しており、従って該両
側壁11a及び11bの幅寸法は前記開口部側に向けて
次第に狭いものとされている。また前記ケース本体11
の背面よりの該両側壁11a及び11b壁面には、該ケ
ース本体11の背面側から前記開口部10a側に向け
て、スライド溝11a’及び11b’が透設されてい
る。この実施例では、該スライド溝11a’及び11
b’は前記ケース本体11の背面側の前記両側壁11a
及び11b上端縁近傍より下端縁側に向けて緩やかに屈
曲する弧状の溝として設けられている。なお該ケース本
体11の一方の側壁11aの略中程には、略円形状の透
穴11a”が設けられており、この透穴11a”には後
述する連結アーム部材30の歯面31と噛み合う歯車4
1を有するダンパー部材40が、歯車41側を該ケース
本体11内側に向けて嵌込まれている。該ケース本体1
1の上部を覆う前記金属プレート12の長手側の両側縁
略中程からは、該ケース本体11の下方に向けて舌片1
2bが突出されており、前記ダンパー部材40を透穴1
1a”に嵌込んだ後、該金属プレート12をケース本体
11上部に組み付けると該舌片12bがケース本体11
の外側よりダンパー部材40の側面に接してダンパー部
材40の前記透穴11a”内からの脱落が防止されてい
る。また前記ケース本体11の背面側内側略中程には、
後述するインナーケース20の係合ピン21と係脱自在
とされる係合カム片14が設けられている。なお図中1
9aで示される該アウターケース10両側壁11a、1
1bより外方に突き出す突片、及び19bで示される該
アウターケース10の背面部より突き出す突片は、車両
のパネルにこの灰皿ケースを組み付ける際に、位置決め
ないし固定を行うために用いられる。
く底面の一部に開口部10aを有するケース本体11の
上面を金属プレート12により覆って構成されており、
この金属プレート12は、該金属プレート12の長手方
向に亙る両側縁部に適宜設けられるビス止孔12aを該
ケース本体11の両側壁11a及び11b上縁部に適宜
設けられる孔ないし突起に対応させ、ビス等をもってケ
ース本体11に組み付けられている。該金属プレートの
略中央部は、該ケース本体11の内底面側に向けて押し
込まれて凹窩部12cとされており、該凹窩部12c底
面には照明窓12dが設けられている。図3に示される
ようにこの凹窩部12cの底面上には該照明窓12dを
覆う、適宜の照明手段保護用の天蓋部材18が組み付け
られる。前記ケース本体11の背面、すなわち開口部1
0aとされる一側面に対向する側面の下側略中程の部位
は、ケース本体11の下側に向けて弧状に隆起されてお
り、該隆起部13の両端には後述する連結アーム部材3
0を枢支する軸桿15を挿通可能な軸穴13aが設けら
れている。またケース本体11の両側壁11a及び11
bの下縁は、前記隆起部13の近傍より前記開口部10
a側に向けて上方に緩やかに傾斜しており、従って該両
側壁11a及び11bの幅寸法は前記開口部側に向けて
次第に狭いものとされている。また前記ケース本体11
の背面よりの該両側壁11a及び11b壁面には、該ケ
ース本体11の背面側から前記開口部10a側に向け
て、スライド溝11a’及び11b’が透設されてい
る。この実施例では、該スライド溝11a’及び11
b’は前記ケース本体11の背面側の前記両側壁11a
及び11b上端縁近傍より下端縁側に向けて緩やかに屈
曲する弧状の溝として設けられている。なお該ケース本
体11の一方の側壁11aの略中程には、略円形状の透
穴11a”が設けられており、この透穴11a”には後
述する連結アーム部材30の歯面31と噛み合う歯車4
1を有するダンパー部材40が、歯車41側を該ケース
本体11内側に向けて嵌込まれている。該ケース本体1
1の上部を覆う前記金属プレート12の長手側の両側縁
略中程からは、該ケース本体11の下方に向けて舌片1
2bが突出されており、前記ダンパー部材40を透穴1
1a”に嵌込んだ後、該金属プレート12をケース本体
11上部に組み付けると該舌片12bがケース本体11
の外側よりダンパー部材40の側面に接してダンパー部
材40の前記透穴11a”内からの脱落が防止されてい
る。また前記ケース本体11の背面側内側略中程には、
後述するインナーケース20の係合ピン21と係脱自在
とされる係合カム片14が設けられている。なお図中1
9aで示される該アウターケース10両側壁11a、1
1bより外方に突き出す突片、及び19bで示される該
アウターケース10の背面部より突き出す突片は、車両
のパネルにこの灰皿ケースを組み付ける際に、位置決め
ないし固定を行うために用いられる。
【0011】インナーケース20は、トレイ本体50を
収める受け皿部22を有すると共にこの受け皿部22の
下面に前記アウターケース10に対する押し込み収納時
に該アウターケース10の開口部11を塞ぐ蓋部23を
有している。また該インナーケース20の後方よりの両
側面からは、該側面に直交して設けられている円筒形台
座24、24端面上より突起24a、24aが外方に向
けて突き出されている。また前記円筒形台座24、24
よりも該インナーケース20の前方よりに位置する両側
面からは、該両側面に直交する枢支突起25、25が外
方に向けて突設されている。なお図3に示されるように
該インナーケース20の受け皿部22の前方側内面略中
程には保持突部26が設けられており、前記トレイ本体
50の前方側の下面より突き出される湾曲片51等の適
宜の係合手段をこの保持突部26の縁に係合させること
により、該トレイ本体50は該インナーケース20の受
け皿部22内に組み付けられる。また該インナーケース
20の後方側は、前記受け皿部22に続く延設板部27
とされており、この延設板部27の下面略中程からは該
面に直交して前記係合ピン21が突設されている。
収める受け皿部22を有すると共にこの受け皿部22の
下面に前記アウターケース10に対する押し込み収納時
に該アウターケース10の開口部11を塞ぐ蓋部23を
有している。また該インナーケース20の後方よりの両
側面からは、該側面に直交して設けられている円筒形台
座24、24端面上より突起24a、24aが外方に向
けて突き出されている。また前記円筒形台座24、24
よりも該インナーケース20の前方よりに位置する両側
面からは、該両側面に直交する枢支突起25、25が外
方に向けて突設されている。なお図3に示されるように
該インナーケース20の受け皿部22の前方側内面略中
程には保持突部26が設けられており、前記トレイ本体
50の前方側の下面より突き出される湾曲片51等の適
宜の係合手段をこの保持突部26の縁に係合させること
により、該トレイ本体50は該インナーケース20の受
け皿部22内に組み付けられる。また該インナーケース
20の後方側は、前記受け皿部22に続く延設板部27
とされており、この延設板部27の下面略中程からは該
面に直交して前記係合ピン21が突設されている。
【0012】連結アーム部材30は、細長板状の基枠部
32と、この基枠部32の両側縁より該基枠部32の面
に直交して起立し設けられる枢支腕33a、33bと、
該枢支腕33a、33bの設けられている面と反対の面
であって該基枠部32の略中央部近傍より該面に直交し
て設けられる対をなす回動腕34、34とを有してい
る。前記枢支腕33a、33bの上端縁には、前記イン
ナーケース20の枢支突起25、25を回動自在に収め
る孔35、35が設けられている。またこの孔35、3
5の稍下方には突部36、36が設けられている。この
突部36、36は、前記インナーケース20と該連結ア
ーム部材30の組み付け時に該インナーケース20の両
側面に接触してインナーケース20と該連結アーム部材
30との間に無用な間隙が生じることに起因するガタつ
きを防止する。また一方の枢支腕33aの端部は弧状縁
を有する扇状とされており、該弧状縁部は前記ダンパー
部材40の歯車41と噛み合う歯面31とされている。
一方前記回動腕34、34の端部には前記軸桿15を挿
通する穴34a、34aが設けられており、この穴34
a縁からは前記基枠部32の両端に端部を向け且つ該穴
34aと連通する穴を有する筒部34bが延設されてい
る。
32と、この基枠部32の両側縁より該基枠部32の面
に直交して起立し設けられる枢支腕33a、33bと、
該枢支腕33a、33bの設けられている面と反対の面
であって該基枠部32の略中央部近傍より該面に直交し
て設けられる対をなす回動腕34、34とを有してい
る。前記枢支腕33a、33bの上端縁には、前記イン
ナーケース20の枢支突起25、25を回動自在に収め
る孔35、35が設けられている。またこの孔35、3
5の稍下方には突部36、36が設けられている。この
突部36、36は、前記インナーケース20と該連結ア
ーム部材30の組み付け時に該インナーケース20の両
側面に接触してインナーケース20と該連結アーム部材
30との間に無用な間隙が生じることに起因するガタつ
きを防止する。また一方の枢支腕33aの端部は弧状縁
を有する扇状とされており、該弧状縁部は前記ダンパー
部材40の歯車41と噛み合う歯面31とされている。
一方前記回動腕34、34の端部には前記軸桿15を挿
通する穴34a、34aが設けられており、この穴34
a縁からは前記基枠部32の両端に端部を向け且つ該穴
34aと連通する穴を有する筒部34bが延設されてい
る。
【0013】次いで図1ないし図9に基づいて、前記ア
ウターケース10とインナーケース20と連結アーム部
材30との組み付け状態を説明する。
ウターケース10とインナーケース20と連結アーム部
材30との組み付け状態を説明する。
【0014】先ずインナーケース20と連結アーム部材
30とは、該インナーケース20の両側面に設けられて
いる枢支突起25、25を、該連結アーム部材30の枢
支腕33a,33bに設けられている孔35、35に回
動自在に収めることにより組み付けられる。このように
組み付けられたインナーケース20と連結アーム部材3
0とは、インナーケース20の両側面に設けられている
前記突起24a、24aをアウターケース10の両側壁
11a及び11bに設けられている前記スライド溝11
a’及び11b’に各々収めると共に、連結アーム部材
30の前記回動腕34、34に設けられている穴34
a、34aをアウターケース10の軸穴13a、13a
に相応させながら該アウターケース10の前記隆起部1
3に対応するアウターケース10の内側の凹部に該回動
腕34、34を収め入れ、次いでアウターケース10の
外方より該軸穴13aより拡径の頭部を有する軸桿15
を一方の軸穴13aより挿通して前記各穴34a、34
aを連通させ、しかる後に他方の軸穴13a開口縁より
突出させた軸桿15端部にE型止め輪15a等の適宜の
固定部材をかませて、アウターケース10に組み付けら
れる。ここでインナーケース20の前記突起24a、2
4aは、前述のように円筒形台座24、24端面上に設
けられているので、インナーケース20はアウターケー
ス10と前記スライド溝11a’及び11b’内に前記
突起24a、24aを収めて接しあうが、該円筒形台座
24、24が介在となって、アウターケース10の内側
面とインナーケース20の外側面とを直接接し合うこと
はなく、また連結アーム部材30外側面とアウターケー
ス10内側面との間に適宜の間隙が設けられることとな
る。これによりインナーケース20のアウターケース1
0に対する円滑な出没動作が確保されている。
30とは、該インナーケース20の両側面に設けられて
いる枢支突起25、25を、該連結アーム部材30の枢
支腕33a,33bに設けられている孔35、35に回
動自在に収めることにより組み付けられる。このように
組み付けられたインナーケース20と連結アーム部材3
0とは、インナーケース20の両側面に設けられている
前記突起24a、24aをアウターケース10の両側壁
11a及び11bに設けられている前記スライド溝11
a’及び11b’に各々収めると共に、連結アーム部材
30の前記回動腕34、34に設けられている穴34
a、34aをアウターケース10の軸穴13a、13a
に相応させながら該アウターケース10の前記隆起部1
3に対応するアウターケース10の内側の凹部に該回動
腕34、34を収め入れ、次いでアウターケース10の
外方より該軸穴13aより拡径の頭部を有する軸桿15
を一方の軸穴13aより挿通して前記各穴34a、34
aを連通させ、しかる後に他方の軸穴13a開口縁より
突出させた軸桿15端部にE型止め輪15a等の適宜の
固定部材をかませて、アウターケース10に組み付けら
れる。ここでインナーケース20の前記突起24a、2
4aは、前述のように円筒形台座24、24端面上に設
けられているので、インナーケース20はアウターケー
ス10と前記スライド溝11a’及び11b’内に前記
突起24a、24aを収めて接しあうが、該円筒形台座
24、24が介在となって、アウターケース10の内側
面とインナーケース20の外側面とを直接接し合うこと
はなく、また連結アーム部材30外側面とアウターケー
ス10内側面との間に適宜の間隙が設けられることとな
る。これによりインナーケース20のアウターケース1
0に対する円滑な出没動作が確保されている。
【0015】なお図3に示されるように、前記連結アー
ム部材30の回動腕34、34に設けられている筒部3
4b、34bにはダブルトーション形のねじりコイルば
ね16の巻回部16aが夫々嵌込まれており、また該ば
ね16の両端縁16b、16bは前記アウターケース1
0の背面部内側面に当接され、一方該ばね16の連結部
16cは前記連結アーム部材30の基枠部32縁に当接
されて、該連結アーム部材30及びこれに組み付けられ
ているインナーケース20を前記アウターケース10の
開口部10a側に付勢している。
ム部材30の回動腕34、34に設けられている筒部3
4b、34bにはダブルトーション形のねじりコイルば
ね16の巻回部16aが夫々嵌込まれており、また該ば
ね16の両端縁16b、16bは前記アウターケース1
0の背面部内側面に当接され、一方該ばね16の連結部
16cは前記連結アーム部材30の基枠部32縁に当接
されて、該連結アーム部材30及びこれに組み付けられ
ているインナーケース20を前記アウターケース10の
開口部10a側に付勢している。
【0016】次ぎにこの実施例に係る灰皿ケースの動作
を、図8及び図9並びに図10ないし図12に基づいて
説明する。
を、図8及び図9並びに図10ないし図12に基づいて
説明する。
【0017】前記のように、インナーケース20は、該
インナーケース20の両側面に設けられている枢支突起
25、25を前記連結アーム部材30の枢支腕33a,
33bに設けられている孔35、35に回動自在に収め
ることにより該連結アーム部材30に対して枢支されて
おり、一方該連結アーム部材30は、該連結アーム部材
30の前記回動腕34、34に設けられている穴34
a、34aをアウターケース10の軸穴13a、13a
に相応させて軸桿14により、アウターケース10に対
してインナーケース20共々枢支されている。従って図
10に示されるように、インナーケース20は前記連結
アーム30と該アウターケース10との枢支位置である
前記軸桿15を中心として前記アウターケース10の前
方に向けて同図X方向へ回動可能とされる。それと同時
に、図11に示されるように前記インナーケース20は
前記連結アームとの枢支位置である枢支突起25を中心
として同図Y方向へ回動可能とされる。
インナーケース20の両側面に設けられている枢支突起
25、25を前記連結アーム部材30の枢支腕33a,
33bに設けられている孔35、35に回動自在に収め
ることにより該連結アーム部材30に対して枢支されて
おり、一方該連結アーム部材30は、該連結アーム部材
30の前記回動腕34、34に設けられている穴34
a、34aをアウターケース10の軸穴13a、13a
に相応させて軸桿14により、アウターケース10に対
してインナーケース20共々枢支されている。従って図
10に示されるように、インナーケース20は前記連結
アーム30と該アウターケース10との枢支位置である
前記軸桿15を中心として前記アウターケース10の前
方に向けて同図X方向へ回動可能とされる。それと同時
に、図11に示されるように前記インナーケース20は
前記連結アームとの枢支位置である枢支突起25を中心
として同図Y方向へ回動可能とされる。
【0018】その一方でインナーケース20は、インナ
ーケース20の両側面に設けられている前記突起24
a、24aをアウターケース10の両側壁11a及び1
1bに設けられている前記スライド溝11a’及び11
b’に各々収めて組み付けられているので、図12に示
されるように前記インナーケース20の二つの回動動作
は、このスライド溝11a’及び11b’に対する前記
突起24a、24aの摺動を妨げない範囲内に規制され
た動作とされる。
ーケース20の両側面に設けられている前記突起24
a、24aをアウターケース10の両側壁11a及び1
1bに設けられている前記スライド溝11a’及び11
b’に各々収めて組み付けられているので、図12に示
されるように前記インナーケース20の二つの回動動作
は、このスライド溝11a’及び11b’に対する前記
突起24a、24aの摺動を妨げない範囲内に規制され
た動作とされる。
【0019】すなわちこのスライド溝11a’及び11
b’によるインナーケース20の前記回動動作の規制に
より、アウターケース10に対してインナーケース20
は、図8に示されるように、該スライド溝11a’及び
11b’の前記アウターケース10の開口部10a側の
終端に前記突起24a、24aが位置するときに該アウ
ターケース10の開口部10a外方下側に最大限開き出
し、逆に、該スライド溝11a’及び11b’の前記ア
ウターケース10の背面側の終端に前記突起24a、2
4aが位置するときに該アウターケース10の内部に収
まり、その蓋部23により該アウターケース10の開口
部10aを閉塞する。
b’によるインナーケース20の前記回動動作の規制に
より、アウターケース10に対してインナーケース20
は、図8に示されるように、該スライド溝11a’及び
11b’の前記アウターケース10の開口部10a側の
終端に前記突起24a、24aが位置するときに該アウ
ターケース10の開口部10a外方下側に最大限開き出
し、逆に、該スライド溝11a’及び11b’の前記ア
ウターケース10の背面側の終端に前記突起24a、2
4aが位置するときに該アウターケース10の内部に収
まり、その蓋部23により該アウターケース10の開口
部10aを閉塞する。
【0020】従ってインナーケース20のアウターケー
ス10に対する開閉動作は、該アウターケース10の前
記スライド溝11a’及び11b’の溝の形状を適宜変
えることにより、変化させることができる。すなわち該
スライド溝11a’及び11b’の前記アウターケース
10の開口部10a側の終端を該アウターケース10の
開口部10a側により近付けて設ければ、インナーケー
ス20はアウターケース10の開口部10a前方に向け
てより大きく開き出すことになる。また該スライド溝1
1a’及び11b’を前記アウターケース10の下方に
向けてより急角度に傾斜させて設ければ、インナーケー
ス20はアウターケース10の下方に向けてより大きく
開き出すことになる。逆に該スライド溝11a’及び1
1b’の前記アウターケース10の開口部10a側の終
端を該アウターケース10の背面側により近付けて設け
れば、インナーケース20のアウターケース10の開口
部10a前方に向けた開き出し寸法は小さいものとな
り、また該スライド溝11a’及び11b’を前記アウ
ターケース10の下方に向けた傾斜を緩やかなものとす
れば、インナーケース20のアウターケース10の下方
に向けた開き出し寸法も小さいものとなる。
ス10に対する開閉動作は、該アウターケース10の前
記スライド溝11a’及び11b’の溝の形状を適宜変
えることにより、変化させることができる。すなわち該
スライド溝11a’及び11b’の前記アウターケース
10の開口部10a側の終端を該アウターケース10の
開口部10a側により近付けて設ければ、インナーケー
ス20はアウターケース10の開口部10a前方に向け
てより大きく開き出すことになる。また該スライド溝1
1a’及び11b’を前記アウターケース10の下方に
向けてより急角度に傾斜させて設ければ、インナーケー
ス20はアウターケース10の下方に向けてより大きく
開き出すことになる。逆に該スライド溝11a’及び1
1b’の前記アウターケース10の開口部10a側の終
端を該アウターケース10の背面側により近付けて設け
れば、インナーケース20のアウターケース10の開口
部10a前方に向けた開き出し寸法は小さいものとな
り、また該スライド溝11a’及び11b’を前記アウ
ターケース10の下方に向けた傾斜を緩やかなものとす
れば、インナーケース20のアウターケース10の下方
に向けた開き出し寸法も小さいものとなる。
【0021】ここで前記インナーケース20の突起24
a、24aが、前記スライド溝11a’及び11b’の
前記アウターケース10の開口部10a側の終端に当接
することによってのみ、該アウターケース10より最大
限に開き出したインナーケース20の加重を支えること
とすると、経時的には該突起24a、24aの破損を招
きやすいので、この実施例では該インナーケース20を
枢支する前記基枠部32のアウターケース10の前面側
の縁が、該インナーケース20がアウターケース10内
より最大限開き出した場合に、前記アウターケース10
の開口部10aの前記軸桿14側の縁部に当接するよう
にして、該突起24a、24aに加わる加重を軽減する
か、あるいは全く加重がかからない状態としている。
a、24aが、前記スライド溝11a’及び11b’の
前記アウターケース10の開口部10a側の終端に当接
することによってのみ、該アウターケース10より最大
限に開き出したインナーケース20の加重を支えること
とすると、経時的には該突起24a、24aの破損を招
きやすいので、この実施例では該インナーケース20を
枢支する前記基枠部32のアウターケース10の前面側
の縁が、該インナーケース20がアウターケース10内
より最大限開き出した場合に、前記アウターケース10
の開口部10aの前記軸桿14側の縁部に当接するよう
にして、該突起24a、24aに加わる加重を軽減する
か、あるいは全く加重がかからない状態としている。
【0022】なおアウターケース10に対するインナー
ケース20の開き出し動作は前記ばね16が前記連結ア
ーム部材30をアウターケース10の開口部10a側に
押し出そうとする付勢力によるものであるが、該開き出
し動作を円滑に行わさせるためこの実施例ではアウター
ケース10に設けた前記ダンパー部材40の歯車41と
前記連結アーム部材30の一方の枢支腕33aに設けた
歯面31とを噛み合わせることにより、このばね16の
付勢力を適宜減殺している。該歯車41は該ダンパー部
材40のシリンダー内に収められた羽車と同軸とされて
おり、該シリンダー内には粘性の高い油等の液体が封入
されている。
ケース20の開き出し動作は前記ばね16が前記連結ア
ーム部材30をアウターケース10の開口部10a側に
押し出そうとする付勢力によるものであるが、該開き出
し動作を円滑に行わさせるためこの実施例ではアウター
ケース10に設けた前記ダンパー部材40の歯車41と
前記連結アーム部材30の一方の枢支腕33aに設けた
歯面31とを噛み合わせることにより、このばね16の
付勢力を適宜減殺している。該歯車41は該ダンパー部
材40のシリンダー内に収められた羽車と同軸とされて
おり、該シリンダー内には粘性の高い油等の液体が封入
されている。
【0023】また、アウターケース10に対して押し込
まれたインナーケース20は、該インナーケース20の
前記係合ピン21をアウターケース10の前記係合カム
片14に対して係合させることで該押し込み状態を維持
し、また該係合を解除することにより前記開き出し動作
を開始する。すなわち図1ないし図3に示されるよう
に、前記アウターケース10のケース本体11の背面側
内側で該ケース本体11の幅方向略中程の位置には後述
する所定の往路カム溝14a及び復路カム溝14bを有
する係合カム片14が該復路カム溝14bの終端開口部
を前記インナーケース20の係合ピン21側に向けて設
けられており、一方インナーケース20の前記延設板部
27下面で該延設板部27の幅方向略中程の位置には係
合ピン21が設けられているので、アウターケース10
にインナーケース20を押し込んだ場合、該係合ピン2
1は前記係合カム片14に当接する。
まれたインナーケース20は、該インナーケース20の
前記係合ピン21をアウターケース10の前記係合カム
片14に対して係合させることで該押し込み状態を維持
し、また該係合を解除することにより前記開き出し動作
を開始する。すなわち図1ないし図3に示されるよう
に、前記アウターケース10のケース本体11の背面側
内側で該ケース本体11の幅方向略中程の位置には後述
する所定の往路カム溝14a及び復路カム溝14bを有
する係合カム片14が該復路カム溝14bの終端開口部
を前記インナーケース20の係合ピン21側に向けて設
けられており、一方インナーケース20の前記延設板部
27下面で該延設板部27の幅方向略中程の位置には係
合ピン21が設けられているので、アウターケース10
にインナーケース20を押し込んだ場合、該係合ピン2
1は前記係合カム片14に当接する。
【0024】両者の係脱過程を、図13に基づいて説明
する。図2に示されるように、前記係合カム片14は一
端をケース本体11に回動自在に固定され、また他端縁
は前記復路カム溝14bの終端開口部側より該ケース本
体11との固定部側に向けて緩やかに傾斜する傾斜縁1
4cとされており、この傾斜縁14cの終端から稍内側
に前記往路カム溝14aの始端開口部が形成されてい
る。そして該係合カム片14は、該係合カム片の前記往
路カム溝14aの始端開口部が設けられている側縁に対
向する側縁に一端を係当すると共に他端をケース本体1
1の背面側内側面に係当するねじりコイルばね17によ
り前記往路カム溝14aの始端開口部側に向けて付勢さ
れ、この係合カム片14の側方で前記ケース本体11内
底壁より突設される突子17aに前記往路カム溝14a
の始端開口部側の側縁を接させられている。従ってイン
ナーケース20の前記係合ピン21は、インナーケース
20の押し込みに伴って先ず該係合カム片14の前記傾
斜縁14cに接し、この傾斜縁14cの傾斜に沿って前
記往路カム溝14aの始端開口部側に、該係合カム片1
4に対して相対的に移動しながら、該係合カム片14を
前記ばね17による付勢方向と反対の側に押し込み、前
記往路カム溝14aの始端開口部に到達する。ここで該
往路カム溝14aは該係合カム片14の内側に向けて設
けられていると共に終端部に前記係合ピン21を保持す
る前記復路カム溝14bの終端開口部側に窪められる凹
部14a’を有するので、該往路カム溝14aに係合ピ
ン21が受け入れられると該係合カム片14の前記ばね
17による付勢方向と反対の側への押し込み状態は解除
され、その結果係合ピン21は前記凹部14a’に収め
られ、これによりインナーケース20はアウターケース
10内に押し込まれた状態で保持される。次いで該往路
カム溝14aは前記凹部14a’より先では一旦該係合
カム片14の前記固定側に屈曲し、その後該係合カム片
14の外方に向けて傾斜する傾斜面を溝底に有する復路
カム溝14bに連通しているので、前記押し込み状態で
保持されるインナーケース20をアウターケース10背
面側に稍押し込み動作させると前記凹部14a’より係
合ピン21を外すことができ、外された係合ピン21は
前記復路カム溝14b内を通って該係合カム片14内よ
り抜き出され、これによりインナーケース20はアウタ
ーケース10内より開き出されることになる。
する。図2に示されるように、前記係合カム片14は一
端をケース本体11に回動自在に固定され、また他端縁
は前記復路カム溝14bの終端開口部側より該ケース本
体11との固定部側に向けて緩やかに傾斜する傾斜縁1
4cとされており、この傾斜縁14cの終端から稍内側
に前記往路カム溝14aの始端開口部が形成されてい
る。そして該係合カム片14は、該係合カム片の前記往
路カム溝14aの始端開口部が設けられている側縁に対
向する側縁に一端を係当すると共に他端をケース本体1
1の背面側内側面に係当するねじりコイルばね17によ
り前記往路カム溝14aの始端開口部側に向けて付勢さ
れ、この係合カム片14の側方で前記ケース本体11内
底壁より突設される突子17aに前記往路カム溝14a
の始端開口部側の側縁を接させられている。従ってイン
ナーケース20の前記係合ピン21は、インナーケース
20の押し込みに伴って先ず該係合カム片14の前記傾
斜縁14cに接し、この傾斜縁14cの傾斜に沿って前
記往路カム溝14aの始端開口部側に、該係合カム片1
4に対して相対的に移動しながら、該係合カム片14を
前記ばね17による付勢方向と反対の側に押し込み、前
記往路カム溝14aの始端開口部に到達する。ここで該
往路カム溝14aは該係合カム片14の内側に向けて設
けられていると共に終端部に前記係合ピン21を保持す
る前記復路カム溝14bの終端開口部側に窪められる凹
部14a’を有するので、該往路カム溝14aに係合ピ
ン21が受け入れられると該係合カム片14の前記ばね
17による付勢方向と反対の側への押し込み状態は解除
され、その結果係合ピン21は前記凹部14a’に収め
られ、これによりインナーケース20はアウターケース
10内に押し込まれた状態で保持される。次いで該往路
カム溝14aは前記凹部14a’より先では一旦該係合
カム片14の前記固定側に屈曲し、その後該係合カム片
14の外方に向けて傾斜する傾斜面を溝底に有する復路
カム溝14bに連通しているので、前記押し込み状態で
保持されるインナーケース20をアウターケース10背
面側に稍押し込み動作させると前記凹部14a’より係
合ピン21を外すことができ、外された係合ピン21は
前記復路カム溝14b内を通って該係合カム片14内よ
り抜き出され、これによりインナーケース20はアウタ
ーケース10内より開き出されることになる。
【0025】なお前記の実施例とは逆に、アウターケー
ス10の前記開口部10aに隣接する両側面部11a、
11bの適宜の位置に内方に向けて突起を設けておき、
このアウターケース10内に収納されるインナーケース
20の前記蓋部23に続く両側面には該突起の収まるス
ライド溝を設けられて灰皿収納ケースを構成してもよ
く、この場合にはインナーケース20の該スライド溝の
形状を変化させることにより、アウターケース10に対
するインナーケース20の引出動作、引出寸法、引出位
置を調整することができる。
ス10の前記開口部10aに隣接する両側面部11a、
11bの適宜の位置に内方に向けて突起を設けておき、
このアウターケース10内に収納されるインナーケース
20の前記蓋部23に続く両側面には該突起の収まるス
ライド溝を設けられて灰皿収納ケースを構成してもよ
く、この場合にはインナーケース20の該スライド溝の
形状を変化させることにより、アウターケース10に対
するインナーケース20の引出動作、引出寸法、引出位
置を調整することができる。
【0026】
【考案の効果】この考案に係る灰皿収納ケースによれ
ば、アウターケース内より連結アームと該アウターケー
スとの枢支位置を中心としてインナーケースをアウター
ケースの前方に向けて回動させることができると同時
に、前記インナーケースと前記連結アームとの枢支位置
を中心として前記インナーケースを回動させることがで
きるので、アウターケースに対するインナーケースの引
き出しないし押し込み動作のバリエーションが広く、特
にアウターケースの手前下方に向けてインナーケースを
大きく開き出すことができる。またこうしたアウターケ
ースに対するインナーケースの引き出しないし押し込み
動作を、アウターケースあるいはインナーケースのいず
れか一方のみに設けられるスライド溝の形状の変更によ
り変えることができるので、組み付けられるインストル
メントパネル等の形状等に相応する所望の動作の作出に
際し、インナーケース及びアウターケース双方の形状の
変更を必要とせず、多様化するインストルメントパネル
等の形状、設置対象となる車種等の諸要因に対応した動
作を行える灰皿収納ケースを最低限の労力、コストをも
って容易に提供することができる。また開き出したイン
ナーケースをアウターケース内への収納する場合には、
該インナーケースが前記連結アームに対しても枢支され
ているので、インナーケースの連結アームに対する位置
を押し込み動作の過程で随時変化させることができ、イ
ンナーケースの前面側を一定の方向に保ったままで、イ
ンナーケースをアウターケース内側に向けて押し込むこ
とができる。従ってアウターケースの下方にインナーケ
ースが大きく開き出すような形状に前記スライド溝を形
成した場合であっても、このように開き出されたインナ
ーケースをスムーズにアウターケース内へ収納できる特
長を有する。
ば、アウターケース内より連結アームと該アウターケー
スとの枢支位置を中心としてインナーケースをアウター
ケースの前方に向けて回動させることができると同時
に、前記インナーケースと前記連結アームとの枢支位置
を中心として前記インナーケースを回動させることがで
きるので、アウターケースに対するインナーケースの引
き出しないし押し込み動作のバリエーションが広く、特
にアウターケースの手前下方に向けてインナーケースを
大きく開き出すことができる。またこうしたアウターケ
ースに対するインナーケースの引き出しないし押し込み
動作を、アウターケースあるいはインナーケースのいず
れか一方のみに設けられるスライド溝の形状の変更によ
り変えることができるので、組み付けられるインストル
メントパネル等の形状等に相応する所望の動作の作出に
際し、インナーケース及びアウターケース双方の形状の
変更を必要とせず、多様化するインストルメントパネル
等の形状、設置対象となる車種等の諸要因に対応した動
作を行える灰皿収納ケースを最低限の労力、コストをも
って容易に提供することができる。また開き出したイン
ナーケースをアウターケース内への収納する場合には、
該インナーケースが前記連結アームに対しても枢支され
ているので、インナーケースの連結アームに対する位置
を押し込み動作の過程で随時変化させることができ、イ
ンナーケースの前面側を一定の方向に保ったままで、イ
ンナーケースをアウターケース内側に向けて押し込むこ
とができる。従ってアウターケースの下方にインナーケ
ースが大きく開き出すような形状に前記スライド溝を形
成した場合であっても、このように開き出されたインナ
ーケースをスムーズにアウターケース内へ収納できる特
長を有する。
【図1】灰皿収納ケースの分解斜視図である。
【図2】灰皿収納ケースの平面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図8におけるB−B線断面図である。
【図5】灰皿収納ケースの背面図である。
【図6】灰皿収納ケースの正面図である。
【図7】灰皿収納ケースの部分拡大断面図である。
【図8】灰皿収納ケースの側面図である。
【図9】灰皿収納ケースの側面図である。
【図10】灰皿収納ケースの基本動作を示す側面図であ
る。
る。
【図11】灰皿収納ケースの基本動作を示す側面図であ
る。
る。
【図12】灰皿収納ケースの基本動作を示す側面図であ
る。
る。
【図13】灰皿収納ケースの構成部品の一つを示す平面
図である。
図である。
【図14】灰皿収納ケースの構成部品の一つを示す底面
図である。
図である。
【図15】灰皿収納ケースの構成部品の一つを示す側面
図である。
図である。
【図16】灰皿収納ケースの構成部品の一つを示す側断
面図である。
面図である。
【図17】従来のアッシュトレイを示す側断面図であ
る。
る。
【図18】従来のアッシュトレイを示す側断面図であ
る。
る。
10 アウターケース 10a 開口部 11a 側壁 11b 側壁 11a’ スライド溝 11b’ スライド溝 11a” 透穴 12 金属プレート 12a ビス止孔 12b 舌片 12c 凹窩部 12d 照明窓 13 隆起部 13a 軸穴 14 係合カム片 14a 往路カム溝 14a’ 凹部 14b 復路カム溝 14c 傾斜縁 15 軸桿 15a E型止め輪 16 ばね 16a 巻回部 16b 端縁 16c 連結部 17 ばね 17a 突子 18 天蓋部材 19a 突片 19b 突片 20 インナーケース 21 係合ピン 22 受け皿部 23 蓋部 24 円筒形台座 24a 突起 25 枢支突起 26 保持突部 30 連結アーム部材 31 歯面 32 基枠部 33a 枢支腕 33b 枢支腕 34 回動腕 34a 穴 34b 筒部 35 孔 36 突部 40 ダンパー部材 41 歯車 50 トレイ本体 51 湾曲片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/08 A24F 19/00
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一つの側面とこれに続く底面
の一部が開口されているアウターケースと、このアウタ
ーケース内に出没可能に収納されると共に押し込み収納
時に該アウターケースの開口部を塞ぐ蓋部を有する上面
開口のインナーケースと、一端がインナーケースに他端
がアウターケースに枢支されている連結アームとからな
る収納ケースであって、前記インナーケースの前記蓋部
に続く側面には外方に向けて突起が設けられていると共
に、前記アウターケースの前記開口部に隣接する側面に
は該突起の収まるスライド溝が設けられていることを特
徴とする灰皿収納ケース。 - 【請求項2】前記アウターケースの前記開口部に隣接す
る側面には内方に向けて突起が設けられていると共に、
前記インナーケースの前記蓋部に続く側面には該突起の
収まるスライド溝が設けられていることを特徴とする請
求項1記載の灰皿収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083571U JP2575124Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 灰皿収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083571U JP2575124Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 灰皿収納ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642392U JPH0642392U (ja) | 1994-06-03 |
JP2575124Y2 true JP2575124Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13806202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992083571U Expired - Fee Related JP2575124Y2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 灰皿収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575124Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP1992083571U patent/JP2575124Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642392U (ja) | 1994-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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