JP2574751B2 - 回転ベ−ン式ポンプ - Google Patents

回転ベ−ン式ポンプ

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JP2574751B2
JP2574751B2 JP61000616A JP61686A JP2574751B2 JP 2574751 B2 JP2574751 B2 JP 2574751B2 JP 61000616 A JP61000616 A JP 61000616A JP 61686 A JP61686 A JP 61686A JP 2574751 B2 JP2574751 B2 JP 2574751B2
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茂 弓山
高樹 神山
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔生業上の利用分野〕 本発明は回転ベーン式ポンプに係り、特に無給油回転
ベース式ポンプに係る。
〔従来の技術〕
従来、例えば実開昭59-27185号公報により知られるよ
うに、回転ベーンポンプはセンタケースとサイドプレー
トで囲まれた空間内でロータが回転することによりロー
タに設けられた溝に保持されたベーンと、センタケー
ス,ロータ,サイドプレートで囲まれた空間の容積が変
化してポンプ作用を行なつていた。
また、その排気音による騒音対策については、例えば
実公昭54-32241号公報によるものが既に知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の従来技術では、未だその騒音対
策が不十分であるとともに、上記従来技術では、ポンプ
周囲温度が高温から低温に急激に変化した場合にセンタ
ケース内周面とサイドプレート端面に囲まれたポンプ作
用室内に残つている気体が結露するという点については
何らの配慮もされておらず、そのためポンプ作用室内に
錆が発生するという問題点があり、特に無給式のもので
は重要な問題であつた。
本発明の目的は、上記の様な従来技術の有する欠点に
基づいてなされたものであり、具体的には、周囲温度の
急変に起因するポンプ作用室内の気体の結露による錆の
発生を防止するとともにポンプ動作による騒音の低減に
も有効な回転ベーン式ポンプを供給することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ポンプ室を構成するセンタケースの内周と
外周の間の肉厚部に、環状に掘られた凹溝と、その凹溝
間を結ぶ数ケ所の貫通溝とを設けることによって、該セ
ンタケースとサイドプレート間に密閉室を構成すること
によって達成される。
〔作用〕
ポンプ作用室の周囲の前記密閉空室は、周囲からポン
プ作用室への熱伝播を緩慢とする作用を有する。それに
よつて、ポンプの周囲温度が高温から、低温に急激に変
化した場合でも、センタケース内周面とサイドプレート
で囲まれたポンプ作用室内に残留している例えば空気は
結露することがないので、ポンプ作用室内での錆の発生
を防止する。
同時に、上記密閉空室はポンプ作用のより発生する騒
音が外部に漏れ出るのを防止する作用をも有する。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第1図及び第2図により説明す
る。
両端をサイドプレート1a,1bで閉じられた円筒状のセ
ンタケース2内には、ロータ3が設けられ、該ロータ3
はロータ3と一体に構成されたロータ軸4を介してロー
タ3の両側に設けられた軸受5a,5bにより回転自在に支
持される。また、ロータ軸4は、例えば電動機14等の回
転機の回転軸4′とオルダム継手により結合され、この
回転機により回転トルクを受けて回転する。これらロー
タ軸4と出力軸4′の結合部にはコネクタカバー16が設
けられているが、その構造,効果等については後に詳述
する。
ロータ3に設けられたロータ溝6内には、ベーン7が
ラジアル方向に摺動自在に保持される。ベーン7はロー
タ3が回転すると遠心力によりセンタケース2の内周面
に接触する。
センタケース2の両端面には、環状に掘られた凹溝
と、その凹溝間を結ぶ数ケ所の貫通溝とが設けられてお
り、前記センタケース2とサイドプレート1a,1bを蓋部
材9aに取付けた際、上記溝部はセンタケース密閉室8を
構成する。
さらに、サイドプレート1a,1bの外側端面にも、堀状
の溝部が設けられており、該サイドプレート1a,1bに蓋
部材9a,9bを取付けた時、該溝部はサイドプレート密閉
室10a,10bを構成する。
センタケース2の内周面の適当な位置には、外部と連
通する吸入孔11及び該センタケース密閉室8と連通する
吐出孔12が開口している。
センタケース2の内面形状は、センタケース2,ベーン
7,サイドプレート1a,1b,ロータ3で形成される空間13の
容積が吸入孔11付近で大きく、吐出孔12付近で小さくな
るように定められている。そのため、ポンプ駆動用電動
機14により、ロータ3が回されると空気が吸入孔11から
吸入され、吐出孔12から吐出され、ポンプ作用が行なわ
れる。
従つて本実施例によれば、ポンプ作用が行なわれるセ
ンタケース内周面とサイドプレートに囲まれた空室13
は、該センタケース密閉室8、該サイドプレート密閉室
10a,10bによつて取囲まれている構成となつているた
め、ポンプ周囲温度が、高温から低温へ急激に変化した
場合でも、センタケース密閉室8、サイドプレート密閉
室10a,10bが、熱伝播を緩慢にする働きをするのでセン
タケース内周面、サイドプレート端面、ロータ外周面、
ベーン表面等に、空間13内に残留している空気中の水分
が結露することはなく、該センタケース内周面、該サイ
ドプレート端面等の防錆に効果がある。
また、本実施例では、センタケースとサイドプレート
の隙間から万一水が浸入した場合でも、該センタケース
密閉室8に水が滞留し、ポンプ作用室に水が浸入しない
という効果もある。
本実施例では、ポンプの吐出孔12から吐出された気体
はセンタケースの密閉室8を介して排出孔15から外部へ
と導かれる構造を採用しているが、上記の構造に限られ
ず、例えばパイプにより吐出孔12を排出孔15へ直接連通
する構造してもよい。
しかしながら、上記の実施例ではセンタケースの密閉
室8を通して圧縮空気を外部に排出するため、吐出孔12
から空気が吐出される時に発生する流体音を消すことが
出来るという効果をも有する。
次に、第1図において、電動機14の出力軸4′とロー
タ軸4との間のオルダム継手部を覆うコネクタカバー16
について説明する。上記コネクタカバー16は、ゴム等の
弾性体により構成され、第4図,第5図の如く円筒部16
aと突起17の付いた円筒部16bから成つており、円筒部16
aは一方の軸(第1図ではロータ軸4)にしまりばめで
嵌合されコネクタカバー16はロータ軸4に固着される。
そして、突起付円筒部側16bは他方の軸(第1図では電
動機軸4′)に、第3図の如く、突起17を弾性変形さ
せ、軸4′と密着する構造となつている。
前記弾性体から成るコネクタカバー16は、一方の回転
軸に対してはしまりばめ嵌合とし、弾性体を一方の軸に
固着、他方の回転軸に対しては、弾性体の内径部に設け
た複数の突起17を弾性変形させて軸に密着嵌合させるこ
とで、双方の軸の相対動きを緩衝し、継手部の騒音発生
を抑えるものである。また突起部の弾性変形を利用し軸
に密着させる構造のため、軸を挿入する際の組立性が良
く弾性体の経年変化に対する軸の保持力の変化も微少に
でき、いつまでも静粛性を確保することができる。
この構成により、2軸の組立精度の点から、オルダム
継手部の遊びを大きくしても、前記の如くトルク変化を
くり返し回転するポンプのロータ軸4と電動機軸14の相
対的動きによる衝撃的接触音は、コネクタカバー16の突
起部17の弾性力により、衝突速度が緩められるため減少
し、騒音の低減と、連結軸部の摩滅,破損の防止も計れ
る。
また軸とコネクタ15の摩滅寿命に対しても、コネクタ
カバー16の突起17の弾性力を利用し、軸に密着させるた
め過大の接触荷重とは、ならず寿命を長くできるほか、
軸挿入の組立性も良好な効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上記からも明らかなように、ポンプ
周囲温度が、高温から低温へ急激に変化した場合でも、
ポンプ作用室内に残留している空気中に水分が結露する
ことないので、ポンプ作用室内の防錆に効果的で防錆効
果の優れた、同時に騒音防止効果の優れた回転ベーン式
ポンプを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる回転ベーン式ポンプの一実施例の
縦断面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は
第1図の軸結合部とコネクタカバー断面図、第4図は第
3図のコネクタカバーの単品中心断面図、第5図はその
B−B断面図である。 1a,1b……サイドプレート、2……センタケース、3…
…ロータ、4……ロータ軸、4′……回転機出力軸、5
……軸受、6……ロータ溝、7……ベーン、8……セン
タケース密閉室、9a,9b……蓋部材、10a,10b……サイド
プレート密閉室、11……吸入孔、12……吐出孔、13……
空室、14……電動機、15……排出孔、16……コネクタカ
バー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタケース、該センタケース内で回転機
    からの回転トルクにより回転するロータ、該ロータに設
    けられた溝に移動可能に保持されたベーン、該センタケ
    ースの開口両端面に接するサイドプレートとを備え、該
    サイドプレートと該センタケース内周面とでポンプ作用
    室を形成してなる回転ベーン式ポンプにおいて、 前記センタケースの内周と外周の間の肉厚部に、環状に
    掘られた凹溝と、その凹溝間を結ぶ数ケ所の貫通溝とを
    設けることによって、該センタケースとサイドプレート
    間に密閉室を構成したことを特徴とする回転ベーン式ポ
    ンプ。
JP61000616A 1986-01-08 1986-01-08 回転ベ−ン式ポンプ Expired - Lifetime JP2574751B2 (ja)

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JP61000616A JP2574751B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 回転ベ−ン式ポンプ

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JP61000616A JP2574751B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 回転ベ−ン式ポンプ

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JPS62159786A JPS62159786A (ja) 1987-07-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02101088U (ja) * 1989-01-30 1990-08-10
US7189068B2 (en) * 2003-09-19 2007-03-13 Gast Manufacturing, Inc. Sound reduced rotary vane compressor
JP6072454B2 (ja) 2012-07-26 2017-02-01 株式会社ミクニ 電動ポンプ

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JPS52116915A (en) * 1976-03-25 1977-09-30 Takashi Sakahashi Rotary compressors
JPS5830495A (ja) * 1981-08-14 1983-02-22 Jidosha Kiki Co Ltd エアポンプ

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JPS62159786A (ja) 1987-07-15

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