JP2574708Y2 - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

Info

Publication number
JP2574708Y2
JP2574708Y2 JP1992022248U JP2224892U JP2574708Y2 JP 2574708 Y2 JP2574708 Y2 JP 2574708Y2 JP 1992022248 U JP1992022248 U JP 1992022248U JP 2224892 U JP2224892 U JP 2224892U JP 2574708 Y2 JP2574708 Y2 JP 2574708Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
base material
substrate
molding
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992022248U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0574814U (ja
Inventor
哲夫 近藤
勝己 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP1992022248U priority Critical patent/JP2574708Y2/ja
Publication of JPH0574814U publication Critical patent/JPH0574814U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574708Y2 publication Critical patent/JP2574708Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は発泡成形型に関し、特
には基材をセットしその一部に発泡成形部を成形するた
めの型構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、図6に示されるような自動車
のグローブボックスGは、ボックス形状に形成された基
材60の一部(この例では扉部G1)に発泡成形部70
が形成されている。符号65はグローブボックスGの回
転軸の軸孔である。
【0003】かかるグローブボックスGを成形するに際
しては、図7に示すように、発泡成形型50の型開きし
た上型52の基材保持部54にボックス形状に成形され
た基材60が予めセットされる。そして、下型51のキ
ャビティ53内に表皮材61などが載置され、該表皮材
61内側にウレタンなどの発泡成形材料Pが注入された
後前記上型52が型閉めされて一体に発泡成形される。
【0004】この時、前記上型52への基材60のセッ
トは、基材60の孔部、例えば前記した回転軸の軸孔6
5に対応して、上型52の基材保持部54に位置決めピ
ン55を形成して、この位置決めピン55を基材の孔6
5に嵌合させて行なわれる。
【0005】しかしながら、このような嵩高な製品の場
合には挿入される基材も大きくなり、それにつれて基材
を保持する上型も大きくしなければならない。その上、
基材を位置決めするピン55は上型52の内部に形成さ
れるので、基材60が上型52に正しくセットされてい
るかどうかの確認が困難であった。また、かかる基準ピ
ンは上型内部に固設されているので、基材の配置位置に
不都合が生じた場合に、ピンの位置移動をすることは極
めて煩雑な作業であった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記した問
題点に鑑み提案されたものであって、基材を保持する成
形型をコンパクトにするとともに基材のセットおよび確
認を容易かつ確実に行うことができる新規な発泡成形型
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
基材の一部の成形予定部に発泡成形部を成形するための
下型および基材保持型からなる開閉自在な成形型であっ
て、前記下型は前記基材の成形予定部に発泡成形部を形
成するためのキャビティを有し、前記基材保持型は、前
記基材の成形予定部以外の一部を型外に突出させる穴状
部よりなる貫通部と、前記基材の成形予定部を前記下型
のキャビティに対して支持する成形支持部とを備えてい
るとともに、該基材保持型上部には前記基材の型外に突
出した部分に形成された位置決め孔に嵌合する基準ピン
が設けられていていることを特徴とする発泡成形型に係
る。
【0008】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの考案の発泡成形型の基材保持状態を
示す全体斜視図、図2はその2−2線における断面図、
図3は図1の発泡成形型の斜視図、図4はその4−4線
における断面図、図5は基準ピンの一例を示す要部断面
図である。
【0009】図1および図2には基材保持状態の発泡成
形型10の一例が示される。この発泡成形型10は図6
に示したような自動車のグローブボックスGを成形する
ためのもので、下型11と基材保持型(上型)12とか
らなり、ヒンジ部13によって開閉自在に形成されてい
る。この成形型10の基材保持型12には、基材30が
その一部を型外に突出されその突出部30Aにおいて該
基材保持型12の上面12aに設けられた基準ピン20
によって係着固定することによりセットされている。
【0010】下型11は、前記したように、グローブボ
ックスGの扉部G1に形成される発泡成形部70を形成
するためのキャビティ14を有していて、必要により成
形に先立って表皮材35などが前記キャビティ14内に
配される。
【0011】図3および図4に従って説明すると、基材
保持型12は基材30を取り付けるための取付部15を
有している。この取付部15は、図示のように、貫通部
16と支持部17および基準ピン20とから構成されて
いる。
【0012】貫通部16は前記保持型12を貫通して形
成された穴状部で、取り付けられる基材30の成形予定
部31(図2)以外の部分の一部を型外へ突出させる。
【0013】また、支持部17は、望ましくは配置され
る基材の成形予定部31の裏面の面積の約半分以上を支
持する大きさに形成されていて、発泡成形した際に発泡
樹脂材料Pの発泡圧力によって基材30が変形したり基
準ピン20からはずれたりすることがないように、前記
基材30をキャビティ方向に支持する。
【0014】なお、前記支持部17は、基材の大きさや
形状によって、図4中の矢印方向にスライドさせて着脱
(開閉)するスライド型によって構成されることも可能
である。
【0015】さらに、前記基材保持型12の上面には基
準ピン20が設けられる。この基準ピン20は、図5に
示したように、基材保持型12の前記貫通部16および
支持部17に配された基材30を当該基材保持型12の
所定位置に位置決め固定するためのもので、前記突出部
30Aに形成されたピン孔32と嵌合されて、迅速にか
つ正確に位置決めされ、そのセット確認や位置調節も見
やすく確実である。
【0016】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
発泡成形型によれば、基材保持型に貫通部を設け基材の
成形予定部以外の一部を型外に突出して保持するように
したものであるから、型自体を小さくコンパクトにする
ことができ、スペース的にも大変有効である。と同時
に、基材の位置決め部分が型外に突出され、型外に設け
られた基準ピンによって位置決め固定するようになって
いるので、基材の位置決め固定をすばやく正確に行うこ
とができ、そのセット確認や位置調節も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の発泡成形型の基材保持状態を示す全
体斜視図である。
【図2】図1の2−2線における断面図である。
【図3】図1の発泡成形型の斜視図である。
【図4】図3の4−4線における断面図である。
【図5】基準ピンの一例を示す要部断面図である。
【図6】一般的なグローブボックスの一例を示す斜視図
である。
【図7】従来の発泡成形型の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 発泡成形型 11 下型 12 基材保持型 15 取付部 16 貫通部 17 保持部 20 基準ピン 30 基材 30A 突出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−229014(JP,A) 実開 平1−119314(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/10 B29C 39/26 B29C 33/12 - 33/18 B29K 105:04

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一部の成形予定部に発泡成形部を
    成形するための下型および基材保持型からなる開閉自在
    な成形型であって、 前記下型は前記基材の成形予定部に発泡成形部を形成す
    るためのキャビティを有し、 前記基材保持型は、前記基材の成形予定部以外の一部を
    型外に突出させる穴状部よりなる貫通部と、前記基材の
    成形予定部を前記下型のキャビティに対して支持する成
    形支持部とを備えているとともに、該基材保持型上部に
    は前記基材の型外に突出した部分に形成された位置決め
    孔に嵌合する基準ピンが設けられていていることを特徴
    とする発泡成形型。
  2. 【請求項2】 請求項1において、基材保持型の成形支
    持部が基材の成形予定部裏面の約半分以上を支持するよ
    うに構成されている発泡成形型。
JP1992022248U 1992-03-13 1992-03-13 発泡成形型 Expired - Fee Related JP2574708Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992022248U JP2574708Y2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 発泡成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992022248U JP2574708Y2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 発泡成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0574814U JPH0574814U (ja) 1993-10-12
JP2574708Y2 true JP2574708Y2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=12077493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992022248U Expired - Fee Related JP2574708Y2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 発泡成形型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574708Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119314U (ja) * 1988-02-05 1989-08-11
JPH02229014A (ja) * 1989-03-02 1990-09-11 Sumitomo Chem Co Ltd 表皮材貼合合成樹脂成形体の製造方法及びこの方法で用いる装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0574814U (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3171705B2 (ja) 可倒式ヘッドレストの製造方法
JP2574708Y2 (ja) 発泡成形型
JPH0751292Y2 (ja) 発泡成形型の表皮材固定構造
JPH0751291Y2 (ja) 発泡成形型の表皮材固定構造
JP2551082Y2 (ja) ウレタン発泡成形型構造
JP2533741Y2 (ja) 樹脂成形品のファスナー取付座
JP2574065Y2 (ja) インサート一体発泡成形型の構造
JP3256071B2 (ja) 可倒式ヘッドレストの製造方法
JPH0234088Y2 (ja)
JP3062011B2 (ja) 発泡成形品の製造方法とそれに用いられる成形型
JP2569290Y2 (ja) 車輌用ドアライニング
JPH0753947Y2 (ja) モールド用金型
JP2832636B2 (ja) 発泡成形方法
JP3205408B2 (ja) リッドおよびその成形方法
JP3169260B2 (ja) 袋状表皮一体発泡成形品の製造方法
JPH0550449A (ja) 発泡成形型
JPH0545454Y2 (ja)
JP3958389B2 (ja) ヘッドレストのスイング構造
JPH0417488Y2 (ja)
JP2559422Y2 (ja) ヘッドレスト成形型
JPH0553913U (ja) 発泡成形型
JPH0532260Y2 (ja)
JPH03164214A (ja) 樹脂成形体の製造方法
JPH0422685B2 (ja)
JPH045289Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees