JP2574490Y2 - 給湯風呂釜用パイロットバーナー - Google Patents

給湯風呂釜用パイロットバーナー

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JP2574490Y2
JP2574490Y2 JP1992086086U JP8608692U JP2574490Y2 JP 2574490 Y2 JP2574490 Y2 JP 2574490Y2 JP 1992086086 U JP1992086086 U JP 1992086086U JP 8608692 U JP8608692 U JP 8608692U JP 2574490 Y2 JP2574490 Y2 JP 2574490Y2
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正行 えびす
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Atago Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、給湯用バーナーと風
呂用バーナーとを組み込んだ給湯風呂釜に用いられる給
湯風呂釜用パイロットバーナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】風呂の加熱と給湯の使用とを兼用する給
湯風呂釜は、給湯用熱交換器と風呂用熱交換器とを並置
し、それぞれの熱交換器を加熱する給湯用バーナーと風
呂用バーナーとを缶体に組み込んで構成される。そし
て、給湯用バーナーと風呂用バーナーとの間にパイロッ
トバーナーが設置され、かかる給湯風呂釜用パイロット
バーナーはパイロット炎を形成する炎孔面を前端に設
け、両側に位置する給湯用バーナー、風呂用バーナーの
それぞれのメインバーナーを着火できるように、炎孔面
を横長に形成して構成されている。そして、熱電対等の
炎検素子をパイロット炎で加熱し、パイロット炎が不意
に消火した場合にメインバーナーへのガスの供給を停止
する口火安全装置が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、炎孔面が横長
に形成されるため、点火器で炎孔面の一端に点火したパ
イロット炎が他端への火移りが円滑に行われにくい問題
点があった。そして、パイロット炎の火移りが不良で、
メインバーナーのガスが吐出した後に火移りが行われて
メインバーナーへ着火されると、爆発点火を引き起こす
危険がある。さらに、微少なガスで燃焼するパイロット
炎は屋外で風の影響を受けやすく、炎の揺らぎや立ち消
えを生じてパイロット炎が炎検素子を加熱できなくな
り、メインバーナーが不意に消火してしまう等の課題が
ある。
【0004】この考案は、新規構成の給湯風呂釜用パイ
ロットバーナーを提供してこれらの課題を解決するこを
目的とするもので、パイロット炎の火移りが円滑に行わ
れてメインバーナーの着火を確実に行うことができ、風
の影響を排除して常に安定したパイロット炎を形成する
ことができる給湯風呂釜用パイロットバーナーを提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の給湯風呂釜用
パイロットバーナーは上記の目的を達成するため、後端
にガス入口開口、ガス入口開口に連通した混合部、前端
にパイロット炎を形成する炎孔面を設け、上板と下板と
で扁平に形成した給湯風呂釜用パイロットバーナーであ
って、混合部の先端を3枝に分岐し、炎孔面の両端にメ
インバーナー着火用の炎孔、中央に炎検素子加熱用の炎
孔を開口する。そして、下板の前端に保炎板を取り付
け、保炎板を前方で上方に屈曲して炎孔面から間隔を設
けて対向した状態の保炎面を形成し、保炎面に、炎検素
子加熱用の炎孔の位置に対応して中央に凹形切欠きを形
成し、凹形切欠きに炎検素子を臨ませて構成する。さら
に、メインバーナー着火用の炎孔と炎検素子加熱用の炎
孔とを開口溝で連通して構成するものである。以下に、
この考案の構成を、図面の実施例を用いて具体的に説明
する。
【0006】
【実施例】図面の実施例において、給湯用バーナーと風
呂用バーナーとの間に設置される給湯風呂釜用パイロッ
トバーター(10)は、鋼板を膨出加工して縁部を接合
して製作され、上板(11)と下板(12)とで扁平に
形成し、前端にパイロット炎を形成する炎孔面(15)
が設けられている。そして、ガスノズルが臨むガス入口
開口(13)が後端に開口され、ガス入口開口(13)
に連通した混合部(14)が管状に形成されている。混
合部(14)の先端は3枝に分岐し、炎孔面(15)に
3個の炎孔(16)、(17)、(18)を開口してい
る。炎孔面(15)の両端の炎孔(16)、(17)
は、給湯風呂釜用パイロットバーナー(10)の両側に
位置する給湯用バーナー、風呂用バーナーの両メインバ
ーナーを着火するためのメインバーナー着火用の炎孔で
あり、中央の炎孔(18)は、熱電対(31)等の炎検
素子を加熱するための炎検素子加熱用の炎孔である。そ
して、メインバーナー着火用の炎孔(16)、(17)
と炎検素子加熱用の炎孔(18)とは開口溝(19)で
連通されている。また、給湯風呂釜用パイロットバーナ
ー(10)は図2に示すように湾曲して形成され、ガス
入口開口(13)が炎孔面(15)より下方の位置に設
置され、給湯風呂釜が水没した場合にガス入口開口(1
3)がいちはやく閉塞され、パイロット炎が直ちに消火
するように配慮されている。
【0007】下板(12)の前端には保炎板(20)が
取り付けられ、保炎板(20)は前方へせり出し、上方
に屈曲して炎孔面(15)から間隔を設けて対向した状
態の保炎面(21)が形成されている。また、保炎板
(20)は、後方で下方に屈曲して遮蔽板(22)を連
続して形成している。保炎面(21)には、メインバー
ナー着火用の炎孔(16)、(17)の位置に対応して
上端両角に切欠き(23)、(24)が形成され、炎検
素子加熱用の炎孔(18)の位置に対応して中央に凹形
切欠き(25)が形成されている。そして、一方の切欠
き(23)に点火素子(30)が臨み、凹形切欠き(2
5)に熱電対(31)が臨んで構成されている。
【0008】かかる構成の給湯風呂釜用パイロットバー
ナー(10)において、ガスノズルからガス入口開口
(13)へガスが吐出されて一次空気と一緒に混合部
(14)内に供給され、混合部(14)でガスと一次空
気とが混合され、炎孔(16)、(17)、(18)か
ら混合ガスが吐出する。点火器の作動で点火素子(3
0)が一方の切欠き(23)へスパークして炎孔(1
6)が点火されると、炎孔面(15)と保炎面(21)
との間隔に吐出ガスが滞留した状態であって、パイロッ
ト炎は、保炎面(21)に添って炎孔(16)から炎検
素子加熱用の炎孔(18)、他端の炎孔(17)へと火
移りが瞬時に行なわれる。そして、上端両角の切欠き
(23)、(24)によりパイロット炎は両端で前方へ
延び、給湯風呂釜用パイロットバーナー(10)の両側
に位置するメインバーナーを着火し、凹形切欠き(2
5)の箇所でパイロット炎は前方へ溢れて炎検素子を加
熱し、下板(12)に添って上昇する二次空気の流れが
遮蔽板(22)により遮断され、パイロット炎は安定し
て燃焼する。
【0009】
【考案の効果】この考案の特徴的な効果は、次の諸点で
ある。炎孔面(15)に間隔を設けて対向した状態で形
成した保炎面(21)により、パイロット炎の火移りが
円滑に行われ、ミス点火を生じることなく確実かつ瞬時
にパイロット炎を形成することができ、両側に位置する
メインバーナーの着火を確実に行うことができる。そし
て、炎孔面(15)と保炎面(21)との間隔に吐出ガ
スが滞留した状態であり、強風時にも影響を受けること
がなく保炎板(20)によりパイロット炎は安定して保
持され、火炎の揺らぎや立ち消えを防止することができ
る。
【0010】また、中央に炎検素子加熱用の炎孔(1
8)を形成し、保炎面(21)に、炎検素子加熱用の炎
孔(18)の位置に対応して中央に凹形切欠き(25)
を形成し、凹形切欠き(25)に炎検素子を臨ませて構
成したので、凹形切欠き(25)から溢れる火炎で炎検
素子が着実に加熱され、口火安全装置の誤作動を防ぐこ
とができるものである。
【0011】また、メインバーナー着火用の炎孔(1
6)、(17)と炎検素子加熱用の炎孔(18)とを開
口溝(19)で連通して構成することにより、開口溝
(19)からの吐出ガスでパイロット炎の火移り、保炎
をより確実に行うことができるとともに、火移りが確実
であるから、両端の炎孔(16)、(17)を離れて形
成することも許容されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の平面図。
【図2】この考案の実施例の側面図。
【図3】保炎板の正面図。
【図4】保炎板の平面図。
【符号の説明】
11 上板 12 下板 13 ガス入口開口 14 混合部 15 炎孔面 16 メインバーナー着火用の炎孔 17 メインバーナー着火用の炎孔 18 炎検素子加熱用の炎孔 19 開口溝 20 保炎板 21 保炎面 25 凹形切欠き

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端にガス入口開口(13)、ガス入口
    開口(13)に連通した混合部(14)、前端にパイロ
    ット炎を形成する炎孔面(15)を設け、上板(11)
    と下板(12)とで扁平に形成した給湯風呂釜用パイロ
    ットバーナーであって、 混合部(14)の先端を3枝
    に分岐し、炎孔面(15)の両端にメインバーナー着火
    用の炎孔(16)、(17)、中央に炎検素子加熱用の
    炎孔(18)を開口し、 下板(12)の前端に保炎板
    (20)を取り付け、保炎板(20)を前方で上方に屈
    曲して炎孔面(15)から間隔を設けて対向した状態の
    保炎面(21)を形成し、保炎面(21)に、炎検素子
    加熱用の炎孔(18)の位置に対応して中央に凹形切欠
    き(25)を形成し、凹形切欠き(25)に炎検素子を
    臨ませて構成した給湯風呂釜用パイロットバーナー。
  2. 【請求項2】 メインバーナー着火用の炎孔(16)、
    (17)と炎検素子加熱用の炎孔(18)とを開口溝
    (19)で連通して構成した請求項1記載の給湯風呂釜
    用パイロットバーナー。
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