JP2574170Y2 - 余長処理ケース - Google Patents

余長処理ケース

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JP2574170Y2
JP2574170Y2 JP1992039861U JP3986192U JP2574170Y2 JP 2574170 Y2 JP2574170 Y2 JP 2574170Y2 JP 1992039861 U JP1992039861 U JP 1992039861U JP 3986192 U JP3986192 U JP 3986192U JP 2574170 Y2 JP2574170 Y2 JP 2574170Y2
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JP
Japan
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extra
processing case
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fusion
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JP1992039861U
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English (en)
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JPH0594803U (ja
Inventor
義和 野村
康男 斉藤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、光ファイバケーブル
の接続のためクロージャ内に収容される略箱状の余長処
理ケースに係り、特に薄型化に好適な余長処理ケースに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の余長処理ケースとしては、例えば
図3に示すものが知られている。この余長処理ケース
は、本体100が箱型カバン状に形成されており、丁度
半分に開放できるようになっている。そして、この余長
処理ケースは、図4に示す如く、夫々分割された各部分
(以下これを分割体とよぶ)101(102)内方の収
納室に、融着部103にて接続された2本の光ファイバ
104a,104b(105a,105b)を収納する
余長部101a(102a)が形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の余長処理ケースの場合、各分割体101,102
の収納室に融着部103を収める都合上、各収納室は少
なくとも融着部103が収まるだけの厚さを必要として
いるが、この融着部103は光ファイバの径寸法に比べ
相当大きな寸法となっている。即ちこれは、心線余長等
の接続作業性の関係上、融着部が同じところに集まり易
い。そうすると厚みのある融着部が同じ場所に重なるの
で、その分厚みが増大するため、ケースも厚くなる。従
って、この余長処理ケースは、少なくともその融着部1
03の2倍の大きさに加え本体の板厚を含む寸法、例え
ば融着部103が直径4mm程度とすると、本体の板厚を
含めて12mm前後と、どうしても厚くなっている。
【0004】ところが、この余長処理ケースは、通常各
ケースの収納室に一心線ずつ収納させてあるため、例え
ば12心のテープ電線の場合、図5に示すように余長処
理ケース106を6個積層しなければならず、これらの
ケース106を収容するクロージャ107はその分大型
化が避けられない。そこで、この考案は、上記した従来
の欠点に鑑み、クロージャの小型化に都合のよい薄型化
を図ることができる余長処理ケースを提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、開口
された箱型を有し、互いにその開口部分を重合すると一
つのケースを形成するように構成され、これらの収納室
内に、光ファイバどうしが融着接続される融着部と前記
光ファイバの余長部とを収納する余長収納部を有する余
長処理ケースであって、前記余長収納部互いに相手側
の設置位置からずれた位置に偏心して設置するとともに
前記収納室内の余長収納部の設置部分を除く残りを空間
部として確保し、閉合したときに各融着部が互いに相手
側の開放された空間部にまで亘たり配置されるように構
成したものである。
【0006】
【作用】この考案の余長処理ケースは、各収納室内に収
納される融着部を互いに相手の収納室内の融着部が収め
てある部位を避けた位置に配設する構成となっており、
換言すれば互いに相手側の収納室まで利用して融着部を
配設させてあり、その分薄型化を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下この考案の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの考案に係る余長処理
ケースを示すものであり、この余長処理ケースは、一対
の分割体1,2と、この各分割体1,2内方の収納室1
a,2aの所定位置に設けた余長収納部3,4とから構
成されている。なお、図中符号5,6は融着部、7〜1
0は光ファイバを示すものである。分割体1は、薄型化
された開口箱状のものから形成されており、同一に形成
された分割体2との間に取付けたヒンジ部11により互
いに開口部分を合せるようにして閉鎖できるように構成
されている。そして、この分割体1は内方空間である収
納室1aにおいて、図2に示すように中央から右半分領
域に光ファイバ7,8及びこれら双方を融着・接続する
融着部5及び余長部7a,8aを配設させるため、中央
側及び右側に一定高さ及び一定曲率を有する円弧壁状の
余長収納部3を固着させている。また、この分割体1
は、収納室1aの中央から左方に亙る領域に、広くオー
プンに開放された空間部αを形成しており、相手側、即
ち分割体2に収納すべき光ファイバ9,10の融着部6
及び余長部9a,10aが本来の収納スペースである収
納室2aとともにその空間部αを利用して配設されるよ
うになっており、これによって融着部5の収納スペース
として2倍の収納厚を確保することができるようになっ
ている。即ち、これは分割体1と2とを重ね合わせたと
きに、融着部5,6の位置をずらすことができるからで
ある。なお、この分割体1には、接続された光ファイバ
7,8を夫々反対方向に引出すための切欠き1b,1c
も形成されている。
【0008】分割体2は、分割体1と同一形状のものが
用いられており、図2に示す如く、分割体1とは反対称
位置に夫々余長収納部4及び空間部βが形成されるよう
に構成されている。そして、この分割体2の場合にも、
相手側の分割体1に収納すべき光ファイバ7,8の融着
部5及び余長部7a,8aが本体の収納室1aとともに
同時に空間部βを利用して配設できるようになってい
る。余長収納部3は、分割体1の収納室1aにおいて立
設された左右反対称形状を有する一対のもの3a,3b
から構成されており、そのうち中央側のもの3aは分割
体2の収納室2aにおいて同様に立設された一対のもの
4a,4bのうち中央側のもの4aと互いにずれた状態
で対向するような位置関係に設けられている。余長収納
部4にも、余長収納部3に立設のものと同様の左右反対
称形状を有する一対のもの4a,4bが収納室2aの所
定位置に固着されている。従って、この実施例によれ
ば、各分割体1,2に配設しようとする光ファイバ7,
8及び光ファイバ9,10が互いに収納室1a,2aの
中央部側で一部重複するように配置されているので、余
長処理ケースを構成する各分割体1,2は夫々光ファイ
バ7〜10の長さ方向の寸法を短縮させることができ、
その分小型化が図れる。
【0009】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
る余長処理ケースによれば、収納室内の融着部を収納す
る余長収納部の設置領域を互いに相手側のものの設置領
域とずらして配設させてあるので、融着部がある程度の
厚さを有するものであっても互いに相手側の広くオープ
ンに開放された空間部を利用して、換言すれば相手側の
分割体にまではみ出して設置可能であるので、その分ケ
ース全体の厚さ寸法が削減でき、薄型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る余長処理ケースを開放したとき
の状態を示す斜視図である。
【図2】この考案に係る余長処理ケース内に収納された
光ファイバの余長及び融着部を示す説明図である。
【図3】従来の余長処理ケースを閉じたときの状態を示
す斜視図である。
【図4】図3に示す余長処理ケースを開放したときの状
態を示す斜視図である。
【図5】従来の余長処理ケースをクロージャに収めたと
きの状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 分割体 1a,2a 収納室 3,4 余長収納部 5,6 融着部 7〜10 光ファイバ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口された箱型を有し、互いにその開口
    部分を重合すると一つのケースを形成するように構成さ
    れ、これらの収納室(1a,2a)内に、光ファイバ
    (7〜10)どうしが融着接続される融着部(5,6)
    と前記光ファイバの余長部とを収納する余長収納部
    (3,4)を有する余長処理ケースであって、 前記余長収納部(3,4)互いに相手側の設置位置か
    らずれた位置に偏心して設置するとともに前記収納室
    (1a,2a)内の余長収納部(3,4)の設置部分を
    除く残りを空間部(α,β)として確保し、 閉合したときに各融着部(5,6)が互いに相手側の開
    放された空間部(α,β)にまで亘たり配置されるよう
    に構成したことを特徴とする余長収納ケース。
JP1992039861U 1992-05-19 1992-05-19 余長処理ケース Expired - Lifetime JP2574170Y2 (ja)

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JP1992039861U JP2574170Y2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 余長処理ケース

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JPH0594803U JPH0594803U (ja) 1993-12-24
JP2574170Y2 true JP2574170Y2 (ja) 1998-06-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20210405316A1 (en) * 2019-04-01 2021-12-30 Corning Research & Development Corporation Fiber optic splice tray

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4688624B2 (ja) * 2004-10-20 2011-05-25 パナソニック電工株式会社 配線余長部分収納構造

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JPH0594803U (ja) 1993-12-24

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