JP2001100050A - 通過心線収納型の光通信ケーブル用クロージャ - Google Patents
通過心線収納型の光通信ケーブル用クロージャInfo
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- JP2001100050A JP2001100050A JP27652299A JP27652299A JP2001100050A JP 2001100050 A JP2001100050 A JP 2001100050A JP 27652299 A JP27652299 A JP 27652299A JP 27652299 A JP27652299 A JP 27652299A JP 2001100050 A JP2001100050 A JP 2001100050A
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- end plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配置の際の制限等のため、一端のみにケーブ
ルの出入り口を集中させたクロージャの出現が望まれて
いた。 【解決手段】 内側に光ケーブル挿通部が形成されたエ
ンドプレート１の片側に一体的に形成されて、光ケーブ
ルの接続部および余長部を収納する光ケーブル収納部８
と、内部に光ケーブル収納部８が収容される有底円筒で
あって、開口端部にエンドプレート１とほぼ同径のフラ
ンジ９ａを形成したカバー９と、カバー９のフランジ９
ａをエンドプレート１にカバーシールパッキン１１を介
して当接した後、断面コ字状をしたリングカバー１２
Ａ，１２Ｂにより外周部を覆い、周方向に締めつけてカ
バー９とエンドプレート１を一体化する一体化手段とを
備える。
ルの出入り口を集中させたクロージャの出現が望まれて
いた。 【解決手段】 内側に光ケーブル挿通部が形成されたエ
ンドプレート１の片側に一体的に形成されて、光ケーブ
ルの接続部および余長部を収納する光ケーブル収納部８
と、内部に光ケーブル収納部８が収容される有底円筒で
あって、開口端部にエンドプレート１とほぼ同径のフラ
ンジ９ａを形成したカバー９と、カバー９のフランジ９
ａをエンドプレート１にカバーシールパッキン１１を介
して当接した後、断面コ字状をしたリングカバー１２
Ａ，１２Ｂにより外周部を覆い、周方向に締めつけてカ
バー９とエンドプレート１を一体化する一体化手段とを
備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルの出入り
口を片方に集中させた通過心線（通過型光ケーブル）収
納型の光通信ケーブル用クロージャに関する。
口を片方に集中させた通過心線（通過型光ケーブル）収
納型の光通信ケーブル用クロージャに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の通過心線収納型の光通信ケーブル
用クロージャは、ケーブルの通過方向に沿って配置され
て両端にケーブルの出入り口が配置される構造をしてい
た。
用クロージャは、ケーブルの通過方向に沿って配置され
て両端にケーブルの出入り口が配置される構造をしてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用途に
より、例えば鉄道線路に光ケーブルを敷設するような場
合は、敷地の制限や保守管理の都合等のため、従来の両
端に出入り口を形成したクロージャよりも、一端のみに
ケーブルの出入り口を集中させたクロージャにした方が
都合がよい場合があった。そこで、本発明は、ケーブル
の出入り口を片方に集中させた通過心線収納型の光通信
ケーブル用クロージャを提案することを課題とした。
より、例えば鉄道線路に光ケーブルを敷設するような場
合は、敷地の制限や保守管理の都合等のため、従来の両
端に出入り口を形成したクロージャよりも、一端のみに
ケーブルの出入り口を集中させたクロージャにした方が
都合がよい場合があった。そこで、本発明は、ケーブル
の出入り口を片方に集中させた通過心線収納型の光通信
ケーブル用クロージャを提案することを課題とした。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１の発明は、外形円形で内側に通過型光ケー
ブルおよび分岐用光ケーブルを挿通させる光ケーブル挿
通部が形成されたエンドプレートと、このエンドプレー
トの片側に一体的に形成されて、光ケーブルの接続部お
よび余長部を収納する光ケーブル収納部と、内部に前記
光ケーブル収納部が収容される有底円筒であって、開口
端部に前記エンドプレートとほぼ同径のフランジを形成
したカバーと、前記カバーのフランジを前記エンドプレ
ートにシール材を介して当接した後、断面コ字状をした
リングカバーにより外周部を覆い、次にリングカバーを
周方向に締めつけてカバーとエンドプレートを一体化す
る一体化手段とを備えたことを特徴とする。
に、請求項１の発明は、外形円形で内側に通過型光ケー
ブルおよび分岐用光ケーブルを挿通させる光ケーブル挿
通部が形成されたエンドプレートと、このエンドプレー
トの片側に一体的に形成されて、光ケーブルの接続部お
よび余長部を収納する光ケーブル収納部と、内部に前記
光ケーブル収納部が収容される有底円筒であって、開口
端部に前記エンドプレートとほぼ同径のフランジを形成
したカバーと、前記カバーのフランジを前記エンドプレ
ートにシール材を介して当接した後、断面コ字状をした
リングカバーにより外周部を覆い、次にリングカバーを
周方向に締めつけてカバーとエンドプレートを一体化す
る一体化手段とを備えたことを特徴とする。
【０００５】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、光ケーブル収納部は、軸方向と交差する方向に出し
入れ自在に複数の融着トレーを積層して構成したことを
特徴とする。
て、光ケーブル収納部は、軸方向と交差する方向に出し
入れ自在に複数の融着トレーを積層して構成したことを
特徴とする。
【０００６】請求項３の発明は、請求項２の発明におい
て、光ケーブル収納部から融着トレーを引き出した後の
空間に挿入可能な折り畳み式の作業用トレーを備えたこ
とを特徴とする。
て、光ケーブル収納部から融着トレーを引き出した後の
空間に挿入可能な折り畳み式の作業用トレーを備えたこ
とを特徴とする。
【０００７】請求項４の発明は、請求項３の発明におい
て、不使用時の作業用トレーを保管するホルダを光ケー
ブル収納部に設けたことを特徴とする。
て、不使用時の作業用トレーを保管するホルダを光ケー
ブル収納部に設けたことを特徴とする。
【０００８】請求項５の発明は、請求項１，２，３また
は４の発明において、光ケーブル挿通部のうち１対の通
過型光ケーブルを挿通させる部分は、両光ケーブルにス
リット入りの筒状の端面ゴムパッキンを被せ、その外側
を２つ割りのケーブルクリップで挟み込んだ後、締めつ
け手段を用いてケーブルクリップを一体化してから、前
記エンドプレートの挿通孔部分にシール材を介して前記
ケーブルクリップを当接し、次いで固定手段を用いてケ
ーブルクリップをエンドプレートに固定したことを特徴
とする。
は４の発明において、光ケーブル挿通部のうち１対の通
過型光ケーブルを挿通させる部分は、両光ケーブルにス
リット入りの筒状の端面ゴムパッキンを被せ、その外側
を２つ割りのケーブルクリップで挟み込んだ後、締めつ
け手段を用いてケーブルクリップを一体化してから、前
記エンドプレートの挿通孔部分にシール材を介して前記
ケーブルクリップを当接し、次いで固定手段を用いてケ
ーブルクリップをエンドプレートに固定したことを特徴
とする。
【０００９】請求項６の発明は、請求項１，２，３，４
または５の発明において、光ケーブル挿通部のうち通過
心線以外の分岐用光ケーブルを挿通させる部分は、光ケ
ーブルに筒状の端面ゴムパッキンを被せ、その外側およ
び一方の端面をケーブルブランクブラケットに支持させ
てから、前記エンドプレートの挿通孔部分にシール材を
介して前記ケーブルブランクブラケットを当接し、次い
で固定手段を用いてケーブルブランクブラケットをエン
ドプレートに固定したことを特徴とする。
または５の発明において、光ケーブル挿通部のうち通過
心線以外の分岐用光ケーブルを挿通させる部分は、光ケ
ーブルに筒状の端面ゴムパッキンを被せ、その外側およ
び一方の端面をケーブルブランクブラケットに支持させ
てから、前記エンドプレートの挿通孔部分にシール材を
介して前記ケーブルブランクブラケットを当接し、次い
で固定手段を用いてケーブルブランクブラケットをエン
ドプレートに固定したことを特徴とする。
【００１０】請求項７の発明は、請求項１，２，３，
４，５または６の発明において、光ケーブル挿通部を通
過してエンドプレート内側にある光ケーブルを両側から
挟み込むケーブル把持手段と、ケーブル把持手段をケー
ブルの半径方向に移動自在に保持するガイド機構とを備
えたことを特徴とする。
４，５または６の発明において、光ケーブル挿通部を通
過してエンドプレート内側にある光ケーブルを両側から
挟み込むケーブル把持手段と、ケーブル把持手段をケー
ブルの半径方向に移動自在に保持するガイド機構とを備
えたことを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図１は本発明に係るクロージャの実施形
態の分解斜視図であり、図２が図１の要部の拡大図であ
る。図において、１はエンドプレートであり、内側に通
過型の光ケーブル２，３およびそれ以外の分岐用の光ケ
ーブル４〜７が挿通および保持されている。エンドプレ
ート１の裏側には、光ケーブルの余長部を収納する収納
部８が形成されている。この収納部８は、有底円筒から
なるカバー９により覆われる。カバー９はカバーシール
パッキン１１を介してエンドプレート１に当接され、そ
の周囲をカバーリング１２Ａ，１２Ｂが覆うことで、エ
ンドプレート１に固定される。
態を説明する。図１は本発明に係るクロージャの実施形
態の分解斜視図であり、図２が図１の要部の拡大図であ
る。図において、１はエンドプレートであり、内側に通
過型の光ケーブル２，３およびそれ以外の分岐用の光ケ
ーブル４〜７が挿通および保持されている。エンドプレ
ート１の裏側には、光ケーブルの余長部を収納する収納
部８が形成されている。この収納部８は、有底円筒から
なるカバー９により覆われる。カバー９はカバーシール
パッキン１１を介してエンドプレート１に当接され、そ
の周囲をカバーリング１２Ａ，１２Ｂが覆うことで、エ
ンドプレート１に固定される。
【００１２】図３は、エンドプレート１に光ケーブル２
〜７を挿通および固定する際に使用される各部材を示し
た分解斜視図である。図４は図３の一部をさらに分解し
て示した分解斜視図である。ここで図３および図４を参
照しながら、通過型の光ケーブル２，３の保持構造につ
いて説明する。図４において、通過型の光ケーブル２，
３に、スリット入りの端面ゴムパッキン１３を被せ、そ
れを２つ割りのケーブルクリップ１４Ａ，１４Ｂで挟み
込む。ケーブルクリップ１４Ａ，１４Ｂは、互いに組み
込まれた状態で、端面ゴムパッキン１３を収納する円筒
を２個並べた形状となり、その外側の軸方向と交差する
平面内にフランジ部１４ａが形成されている。フランジ
部１４ａの外周部には、取り付け孔１４ｂが形成されて
いる。
〜７を挿通および固定する際に使用される各部材を示し
た分解斜視図である。図４は図３の一部をさらに分解し
て示した分解斜視図である。ここで図３および図４を参
照しながら、通過型の光ケーブル２，３の保持構造につ
いて説明する。図４において、通過型の光ケーブル２，
３に、スリット入りの端面ゴムパッキン１３を被せ、そ
れを２つ割りのケーブルクリップ１４Ａ，１４Ｂで挟み
込む。ケーブルクリップ１４Ａ，１４Ｂは、互いに組み
込まれた状態で、端面ゴムパッキン１３を収納する円筒
を２個並べた形状となり、その外側の軸方向と交差する
平面内にフランジ部１４ａが形成されている。フランジ
部１４ａの外周部には、取り付け孔１４ｂが形成されて
いる。
【００１３】合体したケーブルクリップ１４Ａ，１４Ｂ
をさらにボルト１５で締めつけることで、ケーブルクリ
ップ１４Ａ，１４Ｂに光ケーブル２，３が気密に保持さ
れる。次いで、図３のエンドプレート１の下部に形成さ
れている繭玉形状のケーブル挿通孔１６内に光ケーブル
２，３（図示せず）が押し込まれる。孔１６内の手前側
周囲に一段広い取り付け溝が形成されており、そこへシ
ールテープ１７を挿入しながら、ケーブルクリップ１４
を装着する。次いで、フランジ部１４ａをエンドプレー
ト１に当接した状態でねじ止めして、光ケーブル２，３
の保持を終了する。これにより、通過型光のケーブル
２，３は、エンドプレート１に対して気密に保持され
る。
をさらにボルト１５で締めつけることで、ケーブルクリ
ップ１４Ａ，１４Ｂに光ケーブル２，３が気密に保持さ
れる。次いで、図３のエンドプレート１の下部に形成さ
れている繭玉形状のケーブル挿通孔１６内に光ケーブル
２，３（図示せず）が押し込まれる。孔１６内の手前側
周囲に一段広い取り付け溝が形成されており、そこへシ
ールテープ１７を挿入しながら、ケーブルクリップ１４
を装着する。次いで、フランジ部１４ａをエンドプレー
ト１に当接した状態でねじ止めして、光ケーブル２，３
の保持を終了する。これにより、通過型光のケーブル
２，３は、エンドプレート１に対して気密に保持され
る。
【００１４】次に、分岐用の光ケーブル４〜７の保持構
造について説明する。図３において、エンドプレート１
の光ケーブル５が挿通される部分には、奥が狭くなった
段付き孔１８が形成されていて、ここへ、ケーブル５
（図示せず）を挿入しながら、シールテープ１９、端面
ゴムパッキン２１、ケーブルブランクブラケット２２の
順で装着して、ブラケット２２をエンドプレート１に当
接させた状態でねじ止めして、ケーブル５の保持を終了
する。これにより、光ケーブル５は、エンドプレート１
に対して気密に保持される。他の光ケーブル４，６，７
についても同様な手順で保持される。なお、ブラケット
２２は、中央にケーブル５を通す孔が形成され、その周
囲部分で端面ゴムパッキン２１の端面と外周を押さえる
形状に形成され、さらにその外側に３個の脚２２ａおよ
び取り付け孔２２ｂが形成されている。ここで、ケーブ
ル挿通孔１６、端面ゴムパッキン１３、ケーブルクリッ
プ１４A,１４B、シールテープ１７、段付き孔１８、シ
ールテープ１９、端面ゴムパッキン２１、ブラケット２
２等は、請求項における光ケーブル挿通部を構成してい
る。
造について説明する。図３において、エンドプレート１
の光ケーブル５が挿通される部分には、奥が狭くなった
段付き孔１８が形成されていて、ここへ、ケーブル５
（図示せず）を挿入しながら、シールテープ１９、端面
ゴムパッキン２１、ケーブルブランクブラケット２２の
順で装着して、ブラケット２２をエンドプレート１に当
接させた状態でねじ止めして、ケーブル５の保持を終了
する。これにより、光ケーブル５は、エンドプレート１
に対して気密に保持される。他の光ケーブル４，６，７
についても同様な手順で保持される。なお、ブラケット
２２は、中央にケーブル５を通す孔が形成され、その周
囲部分で端面ゴムパッキン２１の端面と外周を押さえる
形状に形成され、さらにその外側に３個の脚２２ａおよ
び取り付け孔２２ｂが形成されている。ここで、ケーブ
ル挿通孔１６、端面ゴムパッキン１３、ケーブルクリッ
プ１４A,１４B、シールテープ１７、段付き孔１８、シ
ールテープ１９、端面ゴムパッキン２１、ブラケット２
２等は、請求項における光ケーブル挿通部を構成してい
る。
【００１５】次に、図１、図２および図５を参照しなが
らカバー９とエンドプレート１との取り付けについて説
明する。図５は、カバー９がエンドプレート１に取り付
けられた状態であって、一方のカバーリング１２Ｂが外
された状態を示している。これらの図において、カバー
９の開口側の端部に、エンドプレート１と同径のフラン
ジ９ａが形成されている。このフランジ９ａをカバーシ
ールパッキン１１を介してエンドプレート１に当接し、
その外側を、断面コ字状に形成されて互いにピン結合さ
れた２個のカバーリング１２Ａ，１２Ｂを巻き付け、互
いの端部をねじ２４で回転方向に締めつけることで、カ
バー９とエンドプレート１とが気密状態で一体的に固定
される。
らカバー９とエンドプレート１との取り付けについて説
明する。図５は、カバー９がエンドプレート１に取り付
けられた状態であって、一方のカバーリング１２Ｂが外
された状態を示している。これらの図において、カバー
９の開口側の端部に、エンドプレート１と同径のフラン
ジ９ａが形成されている。このフランジ９ａをカバーシ
ールパッキン１１を介してエンドプレート１に当接し、
その外側を、断面コ字状に形成されて互いにピン結合さ
れた２個のカバーリング１２Ａ，１２Ｂを巻き付け、互
いの端部をねじ２４で回転方向に締めつけることで、カ
バー９とエンドプレート１とが気密状態で一体的に固定
される。
【００１６】次に、図６を参照しながらエンドプレート
１の裏側のテンションメンバ把持部について説明する。
図６は、カバー９を外した状態のエンドプレート１の裏
側を示す斜視図である。図において、エンドプレート１
に挿通された通過型の光ケーブル２，３は、エンドプレ
ート１と一体のメインケーブル把持金具２５によりその
外側部分が固定される。さらに、光ケーブル２，３のテ
ンションメンバ部分が、メインケーブルテンションメン
バ把持金具２６により把持される。
１の裏側のテンションメンバ把持部について説明する。
図６は、カバー９を外した状態のエンドプレート１の裏
側を示す斜視図である。図において、エンドプレート１
に挿通された通過型の光ケーブル２，３は、エンドプレ
ート１と一体のメインケーブル把持金具２５によりその
外側部分が固定される。さらに、光ケーブル２，３のテ
ンションメンバ部分が、メインケーブルテンションメン
バ把持金具２６により把持される。
【００１７】同様に、エンドプレート１に挿通されて通
過型の光ケーブル２，３と融着接続されたうえで分岐さ
れる分岐用の光ケーブル４〜７は、エンドプレート１に
支持されている分岐ケーブル把持金具２７〜３０により
その外側部分が固定される。さらに、それらのテンショ
ンメンバ部分が、分岐ケーブルテンションメンバ把持金
具３１〜３４により把持される。なお、図中の３５は作
業用トレーホルダであり、３６はフレームである。
過型の光ケーブル２，３と融着接続されたうえで分岐さ
れる分岐用の光ケーブル４〜７は、エンドプレート１に
支持されている分岐ケーブル把持金具２７〜３０により
その外側部分が固定される。さらに、それらのテンショ
ンメンバ部分が、分岐ケーブルテンションメンバ把持金
具３１〜３４により把持される。なお、図中の３５は作
業用トレーホルダであり、３６はフレームである。
【００１８】図７は、図６の分岐ケーブル把持金具２７
を拡大して示した分解斜視図である。把持金具２７は、
内側のケーブルとの当接部を鬼目プレートとした２枚の
把持板５１，５２を、２本のボルト５３，５４で間隔調
整自在に支持したものであり、下側の把持板５２の側面
両側に１対の長孔ブラケット５５，５６が設けられてお
り、このガイド機構であるところの長孔ブラケット５
５，５６を図示しないエンドプレート１にスライド自在
に取り付けることで、２枚の把持板５１，５２を締めつ
けた状態でケーブルの半径方向に往復動が自在となり、
実際の光ケーブル５を固定する際に、ケーブルの径の大
小にかかわらず常にセンタに合わせられることになる。
他の把持金具２８〜３０についても同様な構成である。
を拡大して示した分解斜視図である。把持金具２７は、
内側のケーブルとの当接部を鬼目プレートとした２枚の
把持板５１，５２を、２本のボルト５３，５４で間隔調
整自在に支持したものであり、下側の把持板５２の側面
両側に１対の長孔ブラケット５５，５６が設けられてお
り、このガイド機構であるところの長孔ブラケット５
５，５６を図示しないエンドプレート１にスライド自在
に取り付けることで、２枚の把持板５１，５２を締めつ
けた状態でケーブルの半径方向に往復動が自在となり、
実際の光ケーブル５を固定する際に、ケーブルの径の大
小にかかわらず常にセンタに合わせられることになる。
他の把持金具２８〜３０についても同様な構成である。
【００１９】次に、図１および図８を参照しながらエン
ドプレート１の裏側の収納部について説明する。図８
は、カバー９を取り外した状態のエンドプレート１の裏
側を示す斜視図である。これらの図において、エンドプ
レート１の裏側のフレーム３６の延長上に、一定間隔で
溝が形成されている左右のサイドプレート３７，３８を
組み合わせて、複数の融着トレー３９を一定間隔で積層
して収納する収納部８が形成されている。
ドプレート１の裏側の収納部について説明する。図８
は、カバー９を取り外した状態のエンドプレート１の裏
側を示す斜視図である。これらの図において、エンドプ
レート１の裏側のフレーム３６の延長上に、一定間隔で
溝が形成されている左右のサイドプレート３７，３８を
組み合わせて、複数の融着トレー３９を一定間隔で積層
して収納する収納部８が形成されている。
【００２０】融着トレー３９は、この収納部８に対して
やや斜め上方すなわち軸方向と交差する方向から抜き差
し自在であり、抜き取った跡に、図９に示す作業用トレ
ー４１を装着することが可能である。作業用トレー４１
は、融着トレー３９と同一幅の板４２とそれよりも狭い
板４３とを蝶番４４で連結して、可動範囲を１８０度よ
りも若干大きくしたものである。図では、板４３を、時
計回りに起こして、突起４５を上面にしている。この突
起４５は、その上に融着トレー３９をセットする際に、
融着トレー３９と係合して融着トレー３９を固定するた
めのものである。
やや斜め上方すなわち軸方向と交差する方向から抜き差
し自在であり、抜き取った跡に、図９に示す作業用トレ
ー４１を装着することが可能である。作業用トレー４１
は、融着トレー３９と同一幅の板４２とそれよりも狭い
板４３とを蝶番４４で連結して、可動範囲を１８０度よ
りも若干大きくしたものである。図では、板４３を、時
計回りに起こして、突起４５を上面にしている。この突
起４５は、その上に融着トレー３９をセットする際に、
融着トレー３９と係合して融着トレー３９を固定するた
めのものである。
【００２１】こうして、作業のために抜き取った融着ト
レー３９の跡に、作業用トレー４１を挿入し、その上
に、抜き取った融着トレー３９を装着して融着接続等の
作業をするようにすると、融着トレー３９上での光ケー
ブルの接続や余長の始末等の作業が容易になるとともに
作業能率も向上する。次いで、作業が終了したら、作業
用トレー４１を除去して、そこへ作業の済んだ融着トレ
ー３９を戻す。また、除去した作業用トレー４１は、使
用しない間、折り畳んで作業用トレーホルダ３５に収納
しておく。それにより作業用トレー４１の不使用時の紛
失が防止される。
レー３９の跡に、作業用トレー４１を挿入し、その上
に、抜き取った融着トレー３９を装着して融着接続等の
作業をするようにすると、融着トレー３９上での光ケー
ブルの接続や余長の始末等の作業が容易になるとともに
作業能率も向上する。次いで、作業が終了したら、作業
用トレー４１を除去して、そこへ作業の済んだ融着トレ
ー３９を戻す。また、除去した作業用トレー４１は、使
用しない間、折り畳んで作業用トレーホルダ３５に収納
しておく。それにより作業用トレー４１の不使用時の紛
失が防止される。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、１対
の通過型光ケーブルおよび他の分岐用光ケーブルをエン
ドプレートの片面で出入りさせるように構成したこと
で、クロージャの配置に制限を受けて一端のみにケーブ
ルの出入り口が集中した方が好都合の鉄道線路に敷設さ
れる光ケーブルのような場合に、最適な光通信ケーブル
用クロージャを提供することができる。
の通過型光ケーブルおよび他の分岐用光ケーブルをエン
ドプレートの片面で出入りさせるように構成したこと
で、クロージャの配置に制限を受けて一端のみにケーブ
ルの出入り口が集中した方が好都合の鉄道線路に敷設さ
れる光ケーブルのような場合に、最適な光通信ケーブル
用クロージャを提供することができる。
【図１】本発明に係るクロージャの実施形態の分解斜視
図である。
図である。
【図２】図１の要部の拡大図である。
【図３】図２の一部を分解して示した分解斜視図であ
る。
る。
【図４】図３の一部をさらに分解して示した分解斜視図
である。
である。
【図５】カバーがエンドプレートに取り付けられた状態
の外観図である。
の外観図である。
【図６】カバーを外した状態のエンドプレートの裏側を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図７】図６の分岐ケーブル把持金具を拡大して示した
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図８】カバーを外した状態のエンドプレートの裏側を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図９】作業用トレーの斜視図である。
１ エンドプレート ２，３ 通過型の光ケーブル ４〜７ 分岐用の光ケーブル ８ 収納部 ９ カバー ９ａ フランジ １１ カバーシールパッキン １２Ａ，１２Ｂ カバーリング １３ 端面ゴムパッキン １４Ａ，１４Ｂ ケーブルクリップ １４ａ フランジ部 １５ ボルト １６ ケーブル挿通孔 １７ シールテープ １８ 段付き孔 １９ シールテープ ２１ 端面ゴムパッキン ２２ ケーブルブランクブラケット ２４ ねじ ２５ メインケーブル把持金具 ２６ メインケーブルテンションメンバ把持金具 ２７〜３０ 分岐ケーブル把持金具 ３１〜３４ 分岐ケーブルテンションメンバ把持金具 ３５ 作業用トレーホルダ ３６ フレーム ３７，３８ サイドプレート ３９ 融着トレー ４１ 作業用トレー ４２，４３ 板 ４４ 蝶番 ４５ 突起 ５１，５２ 把持板 ５３，５４ ボルト ５５，５６ 長孔ブラケット
フロントページの続き (72)発明者 太田 光昭 東京都江東区大島１丁目２番23号 株式会 社昭電内 (72)発明者 宮澤 克已 東京都江東区大島１丁目２番23号 株式会 社昭電内 (72)発明者 吉田 大助 東京都江東区大島１丁目２番23号 株式会 社昭電内 Ｆターム(参考） 2H038 CA37 CA38 CA65 5G375 AA18 BA27 BB07 BB10 BB11 BB19 BB24 BB28 BB83 CD02 DB25 DB41
Claims (7)
- 【請求項１】 外形円形で内側に通過型光ケーブルおよ
び分岐用光ケーブルを挿通させる光ケーブル挿通部が形
成されたエンドプレートと、 このエンドプレートの片側に一体的に形成されて、光ケ
ーブルの接続部および余長部を収納する光ケーブル収納
部と、 内部に前記光ケーブル収納部が収容される有底円筒であ
って、開口端部に前記エンドプレートとほぼ同径のフラ
ンジを形成したカバーと、 前記カバーのフランジを前記エンドプレートにシール材
を介して当接した後、断面コ字状をしたリングカバーに
より外周部を覆い、次にリングカバーを周方向に締めつ
けてカバーとエンドプレートを一体化する一体化手段
と、 を備えたことを特徴とする通過心線収納型の光通信ケー
ブル用クロージャ。 - 【請求項２】 請求項１記載の通過心線収納型の光通信
ケーブル用クロージャにおいて、 光ケーブル収納部は、軸方向と交差する方向に出し入れ
自在に複数の融着トレーを積層して構成したことを特徴
とする通過心線収納型の光通信ケーブル用クロージャ。 - 【請求項３】 請求項２記載の通過心線収納型の光通信
ケーブル用クロージャにおいて、 光ケーブル収納部から融着トレーを引き出した後の空間
に挿入可能な折り畳み式の作業用トレーを備えたことを
特徴とする通過心線収納型の光通信ケーブル用クロージ
ャ。 - 【請求項４】 請求項３記載の通過心線収納型の光通信
ケーブル用クロージャにおいて、 不使用時の作業用トレーを保管するホルダを光ケーブル
収納部に設けたことを特徴とする通過心線収納型の光通
信ケーブル用クロージャ。 - 【請求項５】 請求項１，２，３または４記載の通過心
線収納型の光通信ケーブル用クロージャにおいて、 光ケーブル挿通部のうち１対の通過型光ケーブルを挿通
させる部分は、両光ケーブルにスリット入りの筒状の端
面ゴムパッキンを被せ、その外側を２つ割りのケーブル
クリップで挟み込んだ後、締めつけ手段を用いてケーブ
ルクリップを一体化してから、前記エンドプレートの挿
通孔部分にシール材を介して前記ケーブルクリップを当
接し、次いで固定手段を用いてケーブルクリップをエン
ドプレートに固定したことを特徴とする通過心線収納型
の光通信ケーブル用クロージャ。 - 【請求項６】 請求項１，２，３，４または５記載の通
過心線収納型の光通信ケーブル用クロージャにおいて、 光ケーブル挿通部のうち通過心線以外の分岐用光ケーブ
ルを挿通させる部分は、光ケーブルに筒状の端面ゴムパ
ッキンを被せ、その外側および一方の端面をケーブルブ
ランクブラケットに支持させてから、前記エンドプレー
トの挿通孔部分にシール材を介して前記ケーブルブラン
クブラケットを当接し、次いで固定手段を用いてケーブ
ルブランクブラケットをエンドプレートに固定したこと
を特徴とする通過心線収納型の光通信ケーブル用クロー
ジャ。 - 【請求項７】 請求項１，２，３，４，５または６記載
の通過心線収納型の光通信ケーブル用クロージャにおい
て、 光ケーブル挿通部を通過してエンドプレート内側にある
光ケーブルを両側から挟み込むケーブル把持手段と、 ケーブル把持手段をケーブルの半径方向に移動自在に保
持するガイド機構と、 を備えたことを特徴とする通過心線収納型の光通信ケー
ブル用クロージャ。
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