JP2000249845A - 光ファイバ心線融着接続用トレイ及び光成端箱 - Google Patents
光ファイバ心線融着接続用トレイ及び光成端箱Info
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Abstract
線の接続部およびその余長部を収納して管理しようとす
ると、従来の融着接続用トレイでは、使い勝手の点で不
十分であった。 【解決手段】 トレイ2の外周の長い方の2辺の同一位
置にそれぞれ軸心をトレイ厚さ方向の上・下面レベルの
2段にして上部に3点ピン蝶番の一方の蝶番21C,2
2Cを形成し、下部にその他方の蝶番21R,21L,
22R,22Lを形成するとともに、上下両面の同一位
置の一方に嵌合凸部51,52を他方に嵌合凹部49,
50をそれぞれ形成する。また内部の余長収納部の中央
部分に心線曲げ径確保用ガイド壁35,36を配設す
る。
Description
着接続用トレイ及びそれを収納する光成端箱に関する。
・ホームの一環として、各事業所や家庭に光ファイバケ
ーブルを引き込む計画が盛んに検討されている。ところ
で、各事業所や家庭に光ファイバケーブルを引き込む場
合の光ファイバ心線の本数は通常1、2本であり、その
光ファイバ心線の余長部を収納するトレイについても、
各事業所や家庭ごとに管理したいという要望がある。そ
こで、本発明は、1本または2本単位で光ファイバ心線
を管理する場合の使い勝手を改善した光ファイバ心線融
着接続用トレイ及びそれを収納する光成端箱を提供する
ことを課題とした。
に、請求項1に係る光ファイバ心線融着接続用トレイの
発明は、内部に余長収納部を形成した光ファイバ心線融
着接続用トレイであって、そのトレイ本体の外周相対す
る2辺の同一位置にそれぞれ軸心をトレイ厚さ方向の上
・下面レベルの2段にして上部に3点ピン蝶番の一方を
下部にその他方を形成するとともに、トレイ本体の上下
両面の同一位置の一方の面に嵌合凸部を他方の面に嵌合
凹部をそれぞれ形成したことを特徴とする。
トレイの発明は、請求項1記載の発明において、トレイ
本体の四隅部分に光ファイバ心線の引き込み口を形成
し、各引き込み口部は光ファイバ心線導入口と加入者側
に引き込まれる光ファイバ心線導入口をそれぞれ明確に
分離するとともに、トレイ本体に融着接続部を挟圧保持
する保持部を2個並設し、かつその光ファイバ心線の余
長部を十分な曲げ半径を確保して収納可能にしたことを
特徴とする。
1または2記載の光ファイバ心線融着接続用トレイを複
数枚収納して、そのトレイの最下段を箱底部に一体的に
固定し、2段目以上のトレイをその下段トレイと片側の
蝶番で連結するとともに、嵌合凸部または凹部をその下
段トレイの嵌合凹部または凸部に嵌合させることで順次
連結して積み重ねることを特徴とした。
態を説明する。図1は本発明に係る光ファイバ心線融着
接続用トレイ及び光成端箱を示す図であり、図2は図1
の右側面図である。図において、1は光成端箱であり、
カバー1Aとベース1Bとからなる。2は融着接続用の
トレイであり、ベース1B上に最大6段重ねられてお
り、最上段のトレイ2が蓋3により覆われている。上下
のケーブル導入口4または5から引き込まれた光ファイ
バケーブル6または7は、それぞれ固定金具8または9
により固定されてから光ファイバ心線が引き回されて、
その接続部と余長部は、トレイ2内に収納される。な
お、図中の11,12はガイド、13はテンション固定
金具、14,15は取付孔である。
た状態の光成端箱1を単体で示したものであり、図
(a)が平面図であり、図(b)が正面図である。カバ
ー1Aの裏面には、作業表シール16および回線表シー
ル17が貼付されている。
図(a)および図(b)が側面図、図(c)が上面図で
ある。図5は図4のA−A'線断面図である。図示され
るように、トレイ2の外周の長い方の2辺の中間には、
トレイ2を積み重ねた場合の連結部となる蝶番が形成さ
れている。すなわち、軸心を外周辺と平行にするととも
にトレイ2の下面レベルにした蝶番21C,22Cが配
設されている。さらに、蝶番21C,22Cを挟んだ両
側であって軸心をトレイ2の上面レベルにした蝶番21
R,21L,22R,22Lが配設されている。
の爪状の突起を両側から組み合わせて構成されている。
また、これら蝶番は、トレイ2を順に積み重ねた場合
に、下側のトレイ2の蝶番21R,21Lおよび22
R,22Lの中間位置に、上のトレイ2の蝶番21C,
22Cが入り込む恰好となり、互いの軸心も一致する。
そこで、いずれか一方の側面の蝶番に心棒(図示せず)
を挿通することで、上下のトレイ2が連結される。こう
して、トレイ2は必要枚数順に積み重ねて連結される。
らも光ファイバ心線の引き込みが可能なように、光ファ
イバ心線の引込口23〜26が形成されている。引込口
23〜26にはそれぞれ仕切片27〜30が突設され
て、引込口23〜26が外側を内側より若干広くして仕
切られている。引込口23と引込口24の中間位置に、
仕切片31〜33が平行に突設されて、図(c)上で中
段と下段の位置に光ファイバ心線の融着接続補強部を挟
圧して保持する部分が形成されている。上段には、狭い
通路34が形成されて引込口23〜26から引き込まれ
た光ファイバ心線をトレイ2側に押し込み挿通した後、
トレイ2側から抜け出ないようにしている。
イバ心線の余長を収納する際の曲げ半径を確保するため
に2個の心線曲げ径確保用ガイド壁35,36が眼鏡状
に配設されている。この心線曲げ径確保用ガイド壁3
5,36の互いが当接する部分は、両方とも欠落されて
おり、その部分を斜めに光ファイバ心線を通すことで、
光ファイバ心線の巻き付け方向を反転させることができ
る。また、心線曲げ径確保用ガイド壁35,36の外方
であって、トレイ2の外周部に支持された舌状の突片3
7〜44がトレイ2の上面レベルに配設されており、心
線曲げ径確保用ガイド壁35,36の外側に収納された
光ファイバ心線の余長部がトレイ2の上方に移動するの
を阻止するようにしている。同じく、心線曲げ径確保用
ガイド壁35,36の中間部にも逆L字形をした突片4
5,46が対向して配設されて、光ファイバ心線がトレ
イ2の上方に移動するのを阻止するようにしている。
ける場合は、心線曲げ径確保用ガイド壁35,36の略
中心部分に形成されている取付孔47,48を用いてね
じ止めする。その上にさらにトレイ2を重ねる場合は、
上述したように、1段目と2段目を蝶番21,22のい
ずれかを連結する。それにより、連結されたトレイ2は
蝶番を支点として開閉可能となる。さらにまた、トレイ
2を閉じて上下のトレイ2を重ねた場合の状態を保持す
るために、トレイ2の上面の心線曲げ径確保用ガイド壁
35,36の内側に、コレット状の嵌合凹部49,50
が形成されている。
49,50と同位置に、嵌合凸部であるところの突起5
1,52が形成されている。すなわち、2段目のトレイ
2を閉じて、1段目のトレイ2に重ねた場合、1段目ト
レイ2の嵌合凹部49,50に、2段目トレイ2の突起
51,52が嵌合して、2段目トレイ2の閉状態を保持
する。当然、2段目トレイ2を閉じた状態から一定値以
上の力でトレイ2を引き上げれば、嵌合凹部49,50
から突起51,52が引き抜かれて2段目トレイ2は開
放される。
1,52を設けたことにより、トレイ2を積み重ねたと
きにそれらが互いに嵌合することで上下トレイの位置合
わせとして作用し、蝶番部分の嵌合から発生するガタを
吸収して、トレイが正確に積み重ねられる効果が得られ
る。こうして、トレイ2を順に積み重ねて、最上段、図
示例では6段のトレイ2を重ねたら、その上に蓋3が嵌
合される。なお、嵌合凹部49,50と突起51,52
は互いに位置を入れ替えて反対側に形成することも可能
であり、その場合の作用は全く同じである。また、連結
する蝶番も、左右いずれの側を連結するかは任意であ
り、操作しやすい開閉方向となるようにする。
図(b)が上面図である。側面には、トレイ2の引込口
23〜26と重なる開口部56,57が形成されてい
る。なお、この蓋3にも、トレイ2と同様に蝶番を設け
ておき、トレイ2と開閉自在に連結することも可能であ
る。図7は、6段に重ねられたトレイ2を取り出して示
したものであり、図では下側の蝶番22を連結し、上側
の蝶番21を開放可能にした場合を示している。なお、
上側の蝶番21についても閉じた状態で心棒を挿通する
と、トレイ2が開けられないロック状態となり、セキュ
リティの向上にもなる。
1の部分を拡大して示した図である。嵌合凹部49は内
径が突起51と同径または若干小さい径の円筒を4分割
して形成されている。なお、重ねられたトレイ2を閉じ
た状態に保持するための手段は上述した嵌合凹部49,
50および突起51,52の形状に限定されるものでは
なく他のマグネットその他の係合手段を用いることがで
きる。
イ2の四隅にある光ファイバ心線導入口を、すべて2口
構成として、一方を他方よりも広い溝幅とした。これは
外線側光ファイバ心線と加入者側光ファイバ心線を同一
方向に出す場合、それぞれの光ファイバ心線を分離区分
するためであり、外線側よりも太い外被の加入者側は、
溝幅が広い側の導入口から引き出される。さらに、実施
形態のトレイは厚さ5.8mmとして、融着接続補強部を
それぞれ収納溝に1本(計2本)収納できるように構成
されているが、このトレイの厚みを変更したり、収納溝
の形状を変更することでMT形コネクタや光分岐器(光
カプラ)等を収納することも可能となる。
イが蝶番で連結されながら積層されるため、蝶番を開閉
することで任意のトレイを取り出して光ファイバ心線の
接続作業をすることが容易となる。それにより、1本ま
たは2本の光ファイバ心線が収納される各トレイを、各
事業所や家庭ごとに割り当てて管理することが可能とな
り、ファイバ・ツー・ホームへの適用が容易となる。ま
た、トレイ本体の四隅部分に光ファイバ心線の引き込み
口を形成するとともに、トレイの余長収納部として中央
部分に間隙を介し2個の心線曲げ径確保用ガイド壁を配
設して光ファイバ心線の巻き付け方向の変換を可能とし
たことで、光成端箱内での光ファイバ心線の捌きの自由
度が増し、現場での配線の作業性が向上する。
図である。
て示した説明図である。
した図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に余長収納部を形成した光ファイバ
心線融着接続用トレイであって、そのトレイ本体の外周
相対する2辺の同一位置にそれぞれ軸心をトレイ厚さ方
向の上・下面レベルの2段にして上部に3点ピン蝶番の
一方を下部にその他方を形成するとともに、トレイ本体
の上下両面の同一位置の一方の面に嵌合凸部を他方の面
に嵌合凹部をそれぞれ形成したことを特徴とする光ファ
イバ心線融着接続用トレイ。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバ心線融着接続
用トレイにおいて、トレイ本体の四隅部分に光ファイバ
心線の引き込み口を形成するとともに、トレイ本体に融
着接続補強部を挟圧保持する保持部を2個並設しかつそ
の光ファイバ心線の余長部を十分な曲げ半径を確保して
収納可能にしたことを特徴とする光ファイバ心線融着接
続用トレイ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の光ファイバ心線
融着接続用トレイを複数枚収納して、そのトレイの最下
段を箱底部に一体的に固定し、2段目以上のトレイをそ
の下段トレイと片側の蝶番で連結するとともに、嵌合凸
部または凹部をその下段トレイの嵌合凹部または凸部に
嵌合させることで順次連結して積み重ねることを特徴と
した光成端箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5537999A JP2000249845A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 光ファイバ心線融着接続用トレイ及び光成端箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5537999A JP2000249845A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 光ファイバ心線融着接続用トレイ及び光成端箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000249845A true JP2000249845A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12996864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5537999A Pending JP2000249845A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 光ファイバ心線融着接続用トレイ及び光成端箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000249845A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005215071A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Jimbo Electric Co Ltd | 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット |
JP2008040163A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Kawamura Electric Inc | 分岐用光成端箱 |
JP2009036962A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Kawamura Electric Inc | 融着トレイのヒンジ構造 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP5537999A patent/JP2000249845A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005215071A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Jimbo Electric Co Ltd | 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット |
JP4537081B2 (ja) * | 2004-01-27 | 2010-09-01 | 神保電器株式会社 | 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット |
JP2008040163A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Kawamura Electric Inc | 分岐用光成端箱 |
JP4745162B2 (ja) * | 2006-08-07 | 2011-08-10 | 河村電器産業株式会社 | 分岐用光成端箱 |
JP2009036962A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Kawamura Electric Inc | 融着トレイのヒンジ構造 |
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