JP4537081B2 - 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット - Google Patents

集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバケーブルを集合住宅に配線するための集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネットに関するものである。
従来、住宅新築に際して、電話ケーブル、テレビケーブル、電気ケーブル等の先行配線は行なわれているが、光ファイバケーブルに関しては未だ光ファイバ通信網が発展途上にあったことから住宅の新築時に先行配線が施工されていないのが実情であった。
しかしながら、近年超高速インターネット接続技術の進展普及に伴い、一般住宅においてもアクセス回線として光ファイバケーブルを使用するインターネット接続サービス、いわゆるFTTH(Fiber To The Home)の導入が進みつつある。
そこで、最近では、住宅新築時に光ファイバケーブルを先行配線する家庭も徐々にではあるが増えてきている。光ファイバケーブルは、外部に露出する端面が傷つきやすく、工場出荷時の状態ではそのまま使用することができない。また、現場で適宜長さに切断した場合もその切断面に無数の傷がついているため、同様にそのままでは使用することができない。
このため、光ファイバケーブルの先行配線に際しては、現場で光ファイバ心線にコネクタを装着した後、コネクタ端面を高精度に研磨する作業が必要であった。そのためには、特殊工具が必要となり、しかもその研磨作業を高精度に行なうにはある程度の熟練が必要であった。ゆえに、住宅建築に携わる電気工事業者の誰もが光ファイバケーブルの先行配線を扱えるとは限らない。その結果、光ファイバケーブルの先行配線を扱える作業者不足と、特殊工具の購入コストとが、当該先行配線の普及促進の障害となることは否めなかった。
そこで、建築現場で光ファイバケーブルの先行配線を行なわなくても済むように、プレハブ住宅では工場で予めユニットパネルに光ファイバケーブルを先行配線して出荷する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
この光ファイバケーブルの先行配線の方法は、プレハブ住宅の壁を構築するユニット(パネルに)電源用配線やコンセントとともに、光通信機器用の光ファイバ接続口を設け、各光ファイバ接続口の裏側面に多芯プラスチック製光ファイバの一端部を接続するとともに、それら多芯プラスチック製光ファイバをユニットの壁裏や天井裏に引き回し、天井裏の中央部に設けた箱体内で一本に束ねた構成となっている。箱体内で束ねられた光ファイバの他端部は、巻いて畳んでおき、ユニットの天井等にテープで止められる。この施設作業は工場で行なわれ、現場では光ファイバ束の端部を中継器などに接続すればよかった。
特開2000−160696号公報 特願2003−431174号公報 Cablecom2003年11月号「集合住宅のブロードバンド ・インフラ最新事情」株式会社工業通信刊
本発明が解決しようとする問題点は、上述の光ファイバケーブルの先行配線は適用できる建築物が工場生産されるユニットパネルを使用するプレハブ住宅に限定され、さらに適用できる光ファイバの種類も限定されるため汎用性が低いという点であった。
戸建住宅において上記問題点を解決する手段として、特許文献2に開示される技術がある。しかし、この方法は戸建住宅に好適な光ファイバ先行配線の手段を提供するものの、複合回線の引き込みに対応する手段がないためアパート、マンション等の多くの所帯の入居する集合住宅には適用できなかった。
また、集合住宅に適用できる光ファイバ先行配線として、非特許文献1の方法が知られているが、オフィスビルや高層マンションなどの大規模な集合住宅の施工には適するものの、アパート、低層マンション等の小規模な集合住宅に適用するには引込設備が大掛かりで1住戸あたりのコストが高額になり現実的ではないという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決し、アパート、低層マンション等の集合住宅であっても、1住戸あたりの工数が戸建住宅における光ファイバ先行配線方法並みの省施工となり、1住戸あたりの施工コストが戸建住宅における引込キャビネット並みの低コストとすることができる集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明に係る集合住宅用光ファイバ先行配線方法は、蓋体が前面に開閉可能に設けられた防水型ボックスからなるキャビネット内に、複数の通信事業者に対応して通信事業者ごとに設定した通信事業者側の光接続部収納トレイと、自営設備側の光接続部収納トレイと、夫々の収納トレイに引き込む光ファイバケーブルを引き留める引留め部材と、光ファイバケーブルの端部に接続した光ファイバを夫々の収納トレイから引き出し、引き出した光ファイバを中継する中継アダプタとを配置し、上記キャビネットを集合住宅の建物の外壁に露出設置するとともに、該集合住宅の各宅内には光コンセントをそれぞれ設置し、光ファイバケーブルの一端をコネクタで成端処理するとともに該コネクタを上記光コンセントに接続し、他端を屋外に向かって引き出すとともに、引き出した他端を上記キャビネット内の上記引留め部材で引き止めるとともに光ファイバを接続し、該光ファイバを上記自営設備側の光接続部収納トレイを経由して上記中継アダプタまでの間を先行配線するとともに、上記通信事業者の光接続部収納トレイおよび自営設備側の光接続部収納トレイは、上記キャビネット内で所定間隔をおいて配置されており、いずれも上下に段重ねした際、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構と、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構との2つのロック機構を備え、上記通信事業者側の光接続部収納トレイは上下に段重ねされ、通信事業者ごとにグループ化し、グループ化した光接続部収納トレイはグループ化してロックするロック機構でそれぞれロックすることを特徴とする。
そして、前記ロック機構は、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第1の孔部で構成し、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第2の孔部で構成することが好ましい。
また、本発明に係る集合住宅用先行配線光接続キャビネットは、蓋体が前面に開閉可能に設けられた防水型ボックスからなるキャビネット内に、複数の通信事業者に対応して通信事業者ごとに設定した通信事業者側の光接続部収納トレイと、自営設備側の光接続部収納トレイと、夫々の収納トレイに引き込む光ファイバケーブルを引き留める引留め部材と、光ファイバケーブルの端部に接続した光ファイバを夫々の収納トレイから引き出し、引き出した光ファイバを中継する中継アダプタとを配置し、上記キャビネットを集合住宅の建物の外壁に露出設置するとともに、該集合住宅の各宅内には光コンセントをそれぞれ設置し、光ファイバケーブルの一端をコネクタで成端処理するとともに該コネクタを上記光コンセントに接続し、他端を屋外に向かって引き出すとともに、引き出した他端を上記キャビネット内の上記引留め部材で引き止めるとともに光ファイバを接続し、該光ファイバを上記自営設備側の光接続部収納トレイを経由して上記中継アダプタまでの間を先行配線するとともに、上記通信事業者の光接続部収納トレイおよび自営設備側の光接続部収納トレイは、上記キャビネット内で所定間隔をおいて配置されており、いずれも上下に段重ねした際、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構と、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構との2つのロック機構を備え、上記通信事業者側の光接続部収納トレイは上下に段重ねされ、通信事業者ごとにグループ化し、グループ化した光接続部収納トレイはグループ化してロックするロック機構でそれぞれロックされていることを特徴とする集合住宅用先行配線光接続キャビネット。
そして、前記ロック機構は、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第1の孔部で構成し、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第2の孔部で構成することが好ましい。
本発明の集合住宅用光ファイバ先行配線方法によれば、特殊工具や熟練を必要とせず容易に光ファイバケーブルの先行配線を行なうことができる。また、建築物の構造を制限することがないので汎用性が高く、プレハブ住宅だけではなく各種工法をもって施工される建築物に適用させることができる。
さらに、収納トレイは開閉できないように段重ねした光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構と、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構を設けたので、作業に必要な収納トレイ以外の他の収納トレイに無闇に触れることを防止でき、安全性と信頼性とに優れたキャビネットを提供することができる。
蓋体が前面に開閉可能に設けられた防水型ボックスからなるキャビネット内に、通信事業者側の光接続部収納トレイと、自営設備側の光接続部収納トレイと、夫々の収納トレイに引き込む光ファイバケーブルを引き留める引留め部材と、夫々の収納トレイから引き出された光ファイバケーブルを中継する中継アダプタとを配置し、上記キャビネットを建物の外壁等に露出設置するとともに、宅内には光コンセントを設置して、予め一端を光コネクタで成端した光ファイバケーブルのコネクタ端を上記光コンセントに接続し、他端を屋外に向かって引き出すとともに、引き出した他端を上記キャビネット内の上記引留め部材、上記自営設備側の光接続部収納トレイを経由して上記中継アダプタまでの間を先行配線
する。
図1及び図2は、本発明に係る集合住宅用光ファイバ先行配線に用いられる先行配線用部材を示し、この先行配線用機材は光ファイバ1、光コンセント2、取付枠3、挟み金具4、保護カバー5、化粧プレート6、光ファイバケーブル40、集合住宅用キャビネットA(図2参照)などから構成されている。
光ファイバ1の一端は工場出荷時にコネクタ7により成端処理されており、他端は現場での配線時に宅内配線の光ファイバケーブル40と接続するために処理されていない構成となっており、一般にピグテイルと呼ばれているものである。この光ファイバ(以下、ピグテイルという)1は集合住宅用キャビネットA内に配設されるもので、施工時に各戸毎に配置された光コンセント2から敷設された光ファイバケーブル40の端部とこのピグテイル1の未処理の端部とはメカニカルスプライス又は融着で接続すればよい(本実施例では、メカニカルスプライスを用いて接続を行なう場合について説明する)。なお、上記コネクタ7は、一般に用いられている光ファイバ接続用のコネクタ、例えばSCコネクタを用いればよい。
光コンセント2は、内部に幹線側光レセプタクル2aと、機器側光レセプタクル2bと、中継光ファイバ2cとを備えており、室内の壁の前面に取り付けた取付枠3に着脱できるようになっているもので、上記取付枠3は室内の壁の背面に配置した挟み金具4にネジ止めすることにより壁面に固定されているので取付枠3に光コンセント2を取り付けると、光コンセント2の後部は壁の裏側に突出するのでこの後部は保護カバー5で覆えばよい。そして、取付枠3の前面を化粧プレート6で覆うことにより、化粧プレート6の中央部に形成された開口部6aから光コンセント2の前面部分が露出するようになっているもので、取付枠3、挟み金具4、保護カバー5及び化粧プレート6の設置方法は一般の低圧屋内配線用配線器具(壁コンセント、壁スイッチ)と同等であり公知であるため、その構造、設置方法の詳細な説明は省略する。
集合住宅用キャビネットA(以下、キャビネットという)は建物の外壁に施設されるものでプラスチックなどの樹脂製で防水対策が施された箱体で構成されており、図2(a)(b)(c)の正面図、側面図及び底面図に示すように、前面の蓋体11は右側面に設けられた蝶番12を中心に手前に開くようになっており、閉じたときにはキャビネット本体10に形成された施錠板13と、蓋体11の左側面に突出形成された施錠板14とが合わさり、施錠板13、14同士は図示しない鍵で施錠することができ、無闇に蓋体11の開閉ができないようになっている。そして、天板15は前方に向かって斜め下方に傾斜するとともに、蓋体11の前面と面一になるようにキャビネット本体10から前方に突出して形成され、蓋体11を開いたときには庇の役割を担うようになっており、作業時に蓋体11を開放しても天板15の先端から滴り落ちる水滴はキャビネット本体10内に落ちないようになっている。
このキャビネット本体10の底面には各種ケーブルの引込み、引出し用の開口部16が形成され、この開口部16はノックアウト17で塞がれ、必要なノックアウト17だけ押し破って開口部16を形成できるようになっている。
キャビネットAの内部は、図3(a)の蓋体11を外した正面図及び図3(b)の要部を切断した底面図に示すように、ベース板20がキャビネットAの後部内壁面にネジ21で固定され、このベース板20には2つの光接続部収納トレイBが配置されている。この光接続部収納トレイ(以下、収納トレイという)Bの一方(図面上で右)は自営設備用の収納トレイB1を構成し、他方の収納トレイ(図面上で左)は通信事業者用の収納トレイB2を構成するように所定間隔をおいて配置されている。
そして、各収納トレイB1、B2の下方には各収納トレイに引き込む光ファイバケーブルを固定するケーブル引留め部材22、22を配置するとともに、中央上部には光ファイバケーブルをコネクタ接続するための中継アダプタ23がL字状の支持板24に支持されて配置されている。
収納トレイBは、図4に示すように、略長円形の基板30の周縁には外壁31が立設形成されて全体としてお盆状に形成され、長手方向両側部の外側面にはヒンジ部32が形成され、収納トレイBを重ねて下段の一端側のヒンジ部32と上段の一端側のヒンジ部32とに連結ピンを挿通し、収納トレイBを上下に連結することにより、図5に示すようにヒンジ部32を中心に前後に開閉できるようになっている。
そして、基板30の中央には外壁31と相似して内壁33が形成され、この内壁33の直線部分と外壁31の直線部分との間には所定間隔をおいて複数の支持板34が立設形成されている。この支持板34は入線側の光ファイバと出線側の光ファイバとを接続するメカニカルスプライス35を挟持するためのものである。なお、基板30の周縁に形成された壁部は4箇所に光ファイバを入線、出線するために切り欠かれ開口部35を形成している。
なお、段重ねした収納トレイBの最上段の収納トレイの開口面は、収納トレイBと同様にヒンジ部を有する開閉可能なカバープレート25で遮蔽されている。
さらに、収納トレイBは無闇に開閉できないようにロック機構が設けてある。このロック機構は基板30の四隅に形成された第1の孔部36、内壁33の内側に形成された支柱38、支柱38の周囲に等間隔に配置された第2の孔部37でそれぞれ構成されている。
上記第1の孔部36は段重ねした収納トレイBを一括してロックする場合に使用するもので、最上段の収納トレイBの第1の孔部36から最下段の収納トレイBの第1の孔部36迄を締結バンドを挿通してロックすることができるようになっている。
一方、第2の孔部37は収納トレイBの中で上下に連続して段重ねされた一部の収納トレイBをグループ化してロックする場合に使用するもので、グループを構成する最上段の収納トレイBの第2の孔部37からグループを構成する最下段の収納トレイBの第2の孔部37までを締結バンドを挿通させてロックすればよい。
また、段重ねした収納トレイBの最上段以外に配置される収納トレイの開口面は第2のカバープレート25’で遮蔽できるようになっている。この第2のカバープレート25’は、図6(a)に示すように、収納トレイBに形成された第1の孔部36と、第2の孔部37と、支柱38に対応する位置に、夫々孔部26、27、28が形成されている。この第2のカバープレート25’は、個別に収納トレイBの開口面を塞ぐ、若しくはグループの最上段の収納トレイの開口面を塞ぐをためのもので、孔部26、27は上述の第1の孔部36、第2の孔部37と同様に、結束バンドでロックする際に使用し、孔部28は支柱38の中央に貫通して形成された捩じ込み孔38aに対応し、図示しないタッピングネジを孔部28から支柱38の捩じ込み孔38aに捩じ込むことにより収納トレイBの開口面を塞いで、開口面からトレイ内に直接手を触れることができないようにロックすることができる。なお、上記孔部28は背面側に膨出した膨出部29に形成されており、捩じ込んだタッピングネジの頭が突出しないようになっている(図6(b)参照)。
次に、上述した先行配線用の部材を用いて光ファイバケーブルを集合住宅に先行配線する場合を説明する。
先ず、図7に示すように、キャビネットAを集合住宅の外壁等に取り付け、各戸の室内壁に光コンセント2を設置する。光コンセント2の設置方法は上述したように、低圧屋内配線用配線器具の設置方法と同等で公知の設置方法であるため説明は省略する。
次に、光ファイバケーブル40の配線を行なう。この光ファイバケーブル40は光コンセント2側を基点として行い、予め一端を工場出荷時にコネクタ41で成端加工されている光ファイバケーブル40を通線して、このコネクタ41を光コンセント2に接続する。この接続作業は光コンセント2の下部からコネクタ41を差し込み、その内部に設けられた幹線側光レセプタクル2aに接続すればよい。この幹線側光レセプタクル2aには中継光ファイバ2cを介して機器側光レセプタクル2bが接続されているので、機器を使用する際は機器に接続した光パッチコードのコネクタを機器側光レセプタクル2bに差し込めばよい。
光コンセント2に一端を接続した光ファイバケーブル40は壁の内側、床下、天井裏などを通してキャビネットAまで配線する。キャビネットAまで引き回した光ファイバケーブル40は、図8に示すように、収納トレイBの内部で被覆を剥き光ファイバ心線40aの端部と、キャビネットA内部配線用のピグテイル1の光ファイバ心線1aの端部とをメカニカルスプライス35で接続する。
メカニカルスプライス35を介して光ファイバケーブル40に接続されたピグテイル1のコネクタ7は中継アダプタ23に差し込み、余長はトレイ内を周回させるとともにメカニカルスプライス35を支持板34の間に押し込んで挟持させ安定した状態で収納トレイB内に収容し、光ファイバケーブル40のキャビネットAへの引き込み部分は引留め部材22で引き留めすればよい。
上述のようにして、キャビネットAを建築物の外壁等に取り付け、各戸の室内壁に光コンセント2を取り付け、光コンセント2からキャビネットAに光ファイバケーブル40を引き回し、キャビネットA側に位置する端部とキャビネットA内に配設するピグテイル1の一端とをメカニカルスプライス35で接続処理し、ピグテイル1のコネクタ7を中継アダプタ23に差し込むことにより先行配線を行なうことができる。
集合住宅の場合は各戸に設置した全ての光コンセント2から同様に光ファイバケーブル40をキャビネットAまで施設し、キャビネットA内でメカニカルスプライス35によりピグテイル1と接続処理し、ピグテイル1のコネクタ7を中継アダプタ23に差し込むことにより、図9に示すように、全ての光コンセント2とキャビネットAとの間の先行配線を行なうことができる。
なお、集合住宅内の光コンセント2の数が多い場合は、光ファイバケーブルの本数も増えるので、1枚の収納トレイで収納しきれなくなるため、新たに収納トレイを既設の収納トレイ上に段重ねし、トレイの開閉方向を決め上下の収納トレイのヒンジ部同士をピンで連結することにより、容易に収納トレイの増設を行なうことができる。
上述の光ファイバケーブルの先行配線は自営設備側の先行配線であって、各戸の住人が光ファイバケーブルを利用した通信を行なうか否かに関係なく施設するものであって、住人が光通信を行なう場合は、通信事業者が個別に光ファイバケーブルを配線すればよい。この場合は、自営側と同様に、光ファイバケーブルをキャビネットA内に引き込み、端部はキャビネットA内に配設するピグテイル1とメカニカルスプライス35で接続処理し、ピグテイル1の他端のコネクタ部を光通信サービス加入者の中継アダプタ23に差し込むことにより先行配線してある自営者側の光ファイバケーブルと通信事業者側の光ファイバケーブルと接続することができる。
なお、通信事業者側の収納トレイは通信事業者ごとに収納トレイを設定し、作業する通信事業者の数及び光ファイバケーブルの数にあわせて収納トレイを増設すればよい。
通信事業者側の収納トレイも、自営側の収納トレイも同一物なので、ロック機構を備えているため作業を行なう通信事業者が、他の通信事業者の収納トレイを開くことはできないので、作業に必要な収納トレイ以外の他の収納トレイに無闇に触れることを防止でき、安全性と信頼性に優れたキャビネットAを提供することができる。
なお、収納トレイBをロックするロック機構は、収納トレイがロックできるものであれば上述したロック機構に限定されるものではない。
図10は、上述のキャビネットAに、加入者の電話を引き込む引込み線に設置して雷サージなどの異常電圧から宅内機器や人体への被害を保護するための加入者保安器Cをベース板20に取付けたもので、加入者線はキャビネットAの底面に形成された開口部16から引き込み、加入者保安器を経由して別の開口部16から引き出すようにすればよい。
上記加入者保安器Cは2つの収納トレイB1、B2の中間に配置されているが、このスペースaは、多数(本実施例では最大10個)の収納トレイBを積み重ね、最下端のトレイのメンテナンスをする際に、回動した収納トレイB同士がぶつからないように確保しなければならないデッドスペースであり、このスペースaに加入者保安器Cを配置することにより、光ファイバケーブル用のキャビネットAの内部を無駄無く有効に活用することができるとともに、光ファイバケーブル用と加入者線用とを収容するキャビネットを個別に設置する必要がなく、設置スペースの節減と外観上の簡素化とを図ることができ、現在の通信が加入者電話線と光ファイバケーブルとが混在している現状では有効なキャビネットを提供することができる。
本発明の先行配線に用いる構成部材の一例を説明する正面図 (a)〜(c)はキャビネットの正面図、右側面図及び底面図 (a)(b)は上記キャビネットの内部構造を説明する蓋を開いた正面図及び要部を切断した底面図 収納トレイの内部構造を説明する正面図 上記収納トレイの開閉状態を説明する説明図 (a)(b)はカバープレートの正面図及び一部切断した側面図 集合住宅に光ファイバケーブルを先行配線した状態の説明図 光ファイバケーブルの接続状態を説明する収納トレイの正面図 キャビネット内に光ファイバケーブルを先行配線した状態を示す蓋を外した状態のキャビネットの正面図 上記キャビネットの他の例を示す蓋を外した状態の正面図
1 光ファイバ(ピグテイル)
2 光コンセント
7 コネクタ
22 引留め部材
23 中継アダプタ
35 メカニカルスプライス
40 光ファイバケーブル
A キャビネット
B 収納トレイ

Claims (4)

  1. 蓋体が前面に開閉可能に設けられた防水型ボックスからなるキャビネット内に、複数の通信事業者に対応して通信事業者ごとに設定した通信事業者側の光接続部収納トレイと、自営設備側の光接続部収納トレイと、夫々の収納トレイに引き込む光ファイバケーブルを引き留める引留め部材と、光ファイバケーブルの端部に接続した光ファイバを夫々の収納トレイから引き出し、引き出した光ファイバを中継する中継アダプタとを配置し、
    上記キャビネットを集合住宅の建物の外壁に露出設置するとともに、該集合住宅の各宅内には光コンセントをそれぞれ設置し、光ファイバケーブルの一端をコネクタで成端処理するとともに該コネクタを上記光コンセントに接続し、他端を屋外に向かって引き出すとともに、引き出した他端を上記キャビネット内の上記引留め部材で引き止めるとともに光ファイバを接続し、該光ファイバを上記自営設備側の光接続部収納トレイを経由して上記中継アダプタまでの間を先行配線するとともに、上記通信事業者の光接続部収納トレイおよび自営設備側の光接続部収納トレイは、上記キャビネット内で所定間隔をおいて配置されており、いずれも上下に段重ねした際、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構と、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構との2つのロック機構を備え
    上記通信事業者側の光接続部収納トレイは上下に段重ねされ、通信事業者ごとにグループ化し、グループ化した光接続部収納トレイはグループ化してロックするロック機構でそれぞれロックすることを特徴とする集合住宅用光ファイバ先行配線方法。
  2. 前記ロック機構は、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第1の孔部で構成し、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第2の孔部で構成した、請求項1記載の集合住宅用光ファイバ先行配線方法。
  3. 蓋体が前面に開閉可能に設けられた防水型ボックスからなるキャビネット内に、複数の通信事業者に対応して通信事業者ごとに設定した通信事業者側の光接続部収納トレイと、自営設備側の光接続部収納トレイと、夫々の収納トレイに引き込む光ファイバケーブルを引き留める引留め部材と、光ファイバケーブルの端部に接続した光ファイバを夫々の収納トレイから引き出し、引き出した光ファイバを中継する中継アダプタとを配置し、
    上記キャビネットを集合住宅の建物の外壁に露出設置するとともに、該集合住宅の各宅内には光コンセントをそれぞれ設置し、光ファイバケーブルの一端をコネクタで成端処理するとともに該コネクタを上記光コンセントに接続し、他端を屋外に向かって引き出すとともに、引き出した他端を上記キャビネット内の上記引留め部材で引き止めるとともに光ファイバを接続し、該光ファイバを上記自営設備側の光接続部収納トレイを経由して上記中継アダプタまでの間を先行配線するとともに、上記通信事業者の光接続部収納トレイおよび自営設備側の光接続部収納トレイは、上記キャビネット内で所定間隔をおいて配置されており、いずれも上下に段重ねした際、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構と、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構との2つのロック機構を備え
    上記通信事業者側の光接続部収納トレイは上下に段重ねされ、通信事業者ごとにグループ化し、グループ化した光接続部収納トレイはグループ化してロックするロック機構でそれぞれロックされていることを特徴とする集合住宅用先行配線光接続キャビネット。
  4. 前記ロック機構は、段重ねした全ての光接続部収納トレイを一括してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第1の孔部で構成し、光接続部収納トレイをグループ化してロックするロック機構は締結バンドを挿通する第2の孔部で構成した、請求項3記載の集合住宅用先行配線光接続キャビネット。
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