JP2000067661A - 通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用いた住宅用先行配線システム - Google Patents

通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用いた住宅用先行配線システム

Info

Publication number
JP2000067661A
JP2000067661A JP10238904A JP23890498A JP2000067661A JP 2000067661 A JP2000067661 A JP 2000067661A JP 10238904 A JP10238904 A JP 10238904A JP 23890498 A JP23890498 A JP 23890498A JP 2000067661 A JP2000067661 A JP 2000067661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
communication
cable
room
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10238904A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Miyazawa
純一 宮澤
Masaki Kobayashi
正樹 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA DENKI SANGYO KK
Original Assignee
SHOWA DENKI SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHOWA DENKI SANGYO KK filed Critical SHOWA DENKI SANGYO KK
Priority to JP10238904A priority Critical patent/JP2000067661A/ja
Publication of JP2000067661A publication Critical patent/JP2000067661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅内の通信系及び映像系のケーブルの配線
の増設や配線の切換えを必要最小限の作業で行え、住宅
の各部屋においてマルチメディア用の情報通信機器を自
由に設置して利用できる住宅用先行配線システムを提供
する。 【解決手段】 住宅内に配線された、音声や文字などの
アナログ情報やデジタル情報を送受信する通信系のケー
ブル2、及び衛星或いは地上からの映像や音声などの情
報を送受信する映像系のケーブル3が集合され、各部屋
に対して所望の情報を提供するよう配線を組み換え可能
な端子台を有する集合配線ボックス8を備え、該集合配
線ボックス8を基点として単一の通信用複合ケーブル1
を用いて各部屋に対して個別に先行配線し、各部屋に各
種情報を個別に取り出し可能な情報コンセント13を配
備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅の一部に設けた
集合配線ボックスに通信系の情報や映像系の情報を集合
して送受信し、該集合配線ボックスを基点として各部屋
に対して単一の配線で所望のマルチメディア情報を提供
する通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用
いて住宅内の各部屋に対して予め個別に先行配線して所
望の情報を提供する住宅用先行配線システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュータや衛星放
送受信用テレビなどの情報機器の普及やISDNに代表
される総合デジタル通信網やインターネットによる通信
サービス、或いは通信衛星を用いた多チャンネル衛星放
送の普及に伴い、既存の住宅においても或いは新築住宅
においても、使用者のマルチメディアニーズや提供者の
マルチメディアサービスに対応する配線設備が求められ
ている。
【0003】既存住宅の場合、パーソナルコンピュータ
や衛星放送受信用テレビなどを購入後、住宅内の所定の
部屋に露出配線を行わなければならず、各部屋にコンセ
ント等の接続端子が存在すればよいが、無い場合には後
付けで露出配線をしなければならず景観を損なううえに
配線が複雑化する。よって、新規住宅にあっては、予め
壁内、天井裏、床下などの見えない空きスペースを利用
して予め通信系の配線設備や、映像系の配線設備を設け
ておくのが望ましい。しかしながら、新規住宅において
は、各部屋を利用する者の嗜好に従って、情報機器を備
え付けたり或いは部屋の用途が定まることから、予め無
駄な配線設備を設けるのは、建築コストに関わるため避
けるのが実情であった。
【0004】また、近年、売り出された新築住宅には、
将来のマルチメディアサービスの需要増を見越して通信
系の配線設備や、映像系の配線設備を充実させている住
宅も見受けられる。この新築住宅に設けられた配線シス
テムの一例を図8に示す。住宅51内の一部52には、
外部より電話回線により情報通信ケーブル53がマルチ
メディアポート54に接続されている。また交流電源
(AC100V)を供給する電源ケーブル55が住宅用
分電盤56を経て各部屋A,B,C,Dに送り配線さ
れ、各部屋にはマルチメディアコンセント57が配備さ
れている。
【0005】また、住宅51の屋根には、衛星放送受信
用アンテナとしてデジタルCS受信用アンテナ(CSア
ンテナ)58、BSアンテナ59、更には地上放送(V
HF/UHF)受信用アンテナ(U/Vアンテナ)60
などの映像情報受信用のアンテナが各々設けられてい
る。これらのうちCSアンテナ58に受信された映像情
報はCS放送用ケーブル(同軸ケーブル)61により直
接各部屋のマルチメディアコンセント57に配線されて
いる。例えば、CS放送用ケーブル61は部屋Aに装備
されたマルチメディアコンセント57に配線されてお
り、該マルチメディアコンセント57からは部屋Aに配
備されたデジタルCSチューナ62に接続され、該デジ
タルCSチューナ62は受信用テレビ63に接続されて
いる。また、BSアンテナ59に受信された映像情報は
BS放送用ケーブル(同軸ケーブル)64aにより直接
マルチメディアポート54に接続されている。またU/
Vアンテナ60からの映像情報は、U/V混合器60a
を経て地上放送用ケーブル(同軸ケーブル)64bによ
りマルチメディアポート54に接続されている。
【0006】このマルチメディアポート54からは、映
像情報が映像用ケーブル65により各部屋、例えば部屋
B,C,Dに設けられたマルチメディアコンセント57
に配線されており、該マルチメディアコンセント57か
らは部屋B,C,Dに配備された衛星放送受信用テレビ
66に個別に接続されている。また、マルチメディアポ
ート54からは、通信情報がデジタル情報ケーブル(8
芯ツイストペアケーブル)67及びアナログ情報ケーブ
ル(電話ケーブル)68に分かれて部屋Aから部屋B、
部屋Bから部屋C、部屋Cから部屋Dへと各マルチメデ
ィアコンセント57へ送り配線されている。そして、部
屋Aにおいては、アナログ情報ケーブル68がマルチメ
ディアコンセント57からデジタルCSチューナ62へ
接続され、デジタル情報ケーブル67がターミナルアダ
プタ69を経てフアクシミリ70やコードレス電話71
に接続されている。また、部屋B,C,Dにおいては、
マルチメディアコンセント57からデジタル情報ケーブ
ル67がターミナルアダプタ(TA)69に接続されて
おり、該ターミナルアダプタ69からスカジーケーブル
(RS232Cケーブル)72によりパーソナルコンピ
ュータ73に接続されている。このように、住宅51内
の配線構造は、映像情報が各部屋A,B,C,Dに対し
て直接ケーブルが配線され、通信情報は部屋A,B,
C,Dの順に送り配線されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に示す住宅51内
の配線例によれば、予め各部屋A,B,C,Dに通信系
のケーブルや映像系のケーブルを配設するとしても、各
部屋の使用者の各種情報通信機器の設置状況やマルチメ
ディアサービスの利用状況によっては、配線が必要な箇
所或いは不要な箇所に応じて配線を組み換えたり、新た
に配線を増設したりする必要がある。この場合、映像系
の直接配線と通信系の送り配線が入り乱れていて、その
都度各部屋の配置に応じて配線の本数や長さを決めなが
ら配線をし直すのは施工が煩雑であり、配線ミスを生じ
易いという課題があった。
【0008】特に、映像系の通信ケーブル、即ち、CS
放送用ケーブル61はCSアンテナ58から各部屋毎に
個別に配線されているので、配線を変更したり、増設し
たりする場合には、住宅内に露出配線とならざるを得な
い。また、通信系のケーブル、即ち、デジタル情報ケー
ブル67及びアナログ情報ケーブル68は送り配線され
ているため、デジタル情報ケーブル67によりいずれか
の部屋で1台パーソナルコンピュータ73によりインタ
ーネットに接続した場合、他の部屋のパーソナルコンピ
ュータ73による接続はできず、効率が悪い。しかも、
アナログ情報ケーブル68はターミナルアダプタ69の
アナログポートへの接続を含めて2回線しか使用できな
いため、使用頻度の高い回線をマルチメディアポート5
4から順に設けなければ効率が悪いため、使用者の部屋
の利用形態の自由度も自ずと制約されるという不具合も
あった。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、単一の配線で複数のマルチメディア情報を提供可
能な通信用複合ケーブルを提供することにある。また、
この単一の通信用複合ケーブルを用いて、住宅内の通信
系及び映像系のケーブルの配線の増設や配線の切換えを
必要最小限の作業で行え、住宅の各部屋においてマルチ
メディア用の情報通信機器を自由に設置して利用できる
住宅用先行配線システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するため本発明は次の構成を備える。即ち、通信用複
合ケーブルにおいては、音声や文字などの情報を送受信
する通信系のケーブル、及び衛星或いは地上からの映像
や音声などの情報を送受信する映像系のケーブルを含む
通信用の複数のケーブルを束ねて周囲を絶縁性樹脂によ
り被覆してなることを特徴とする。これにより、住宅内
の配線工事を行う際に、1本の配線で複数のマルチメデ
ィア情報を各部屋に供給できるため、配線工事が簡易に
なり、しかも将来のマルチメディアニーズの需要増に備
えて予備配線しておくことにより後に露出配線を行う必
要がなくなる。また、通信用複合ケーブルは、映像や音
声や文字などの大容量の情報を送受信する光通信系のケ
ーブルも備えていても良い。
【0011】また、住宅用先行配線システムにおいて
は、住宅内に配線された、音声や文字などのアナログ情
報やデジタル情報を送受信する通信系のケーブル、及び
衛星或いは地上からの映像や音声などの情報を送受信す
る映像系のケーブルが集合され、各部屋に対して所望の
情報を提供するよう配線を組み換え可能な端子台を有す
る集合配線ボックスを備え、該集合配線ボックスを基点
として前述した単一の通信用複合ケーブルを用いて各部
屋に対して個別に先行配線し、各部屋に各種情報を個別
に取り出し可能な情報コンセントを配備したことを特徴
とする。或いは、住宅内に配線された、音声や文字など
のアナログ情報やデジタル情報を送受信する通信系のケ
ーブル、衛星或いは地上からの映像や音声などの情報を
送受信する映像系のケーブル、及び映像や音声や文字な
どの大容量の情報を送受信する光通信系のケーブルが集
合され、各部屋に対して所望の情報を提供するよう配線
を組み換え可能な端子台を有する集合配線ボックスを備
え、該集合配線ボックスを基点として、前述した単一の
通信用複合ケーブルを用いて各部屋に対して個別に先行
配線し、各部屋に各種情報を必要に応じて個別に取り出
し可能な情報コンセントを配備したことを特徴とする。
これにより、集合配線ボックス内の配線を切り換えるだ
けで、各部屋へのマルチメディア情報の供給を切り換え
ることが可能となるため、情報通信機器の移動や増設に
応じた配線工事の煩わしさや配線ミスもなくなる。特
に、集合配線ボックスより各部屋の情報コンセントとの
間を単一の通信用複合ケーブルにより配線したことによ
り、1本の配線で複数のマルチメディア情報を各部屋に
供給できるため、配線工事が極めて容易になり、しかも
将来のマルチメディアサービスの利用ニーズの需要増に
おいても対応可能となり、住宅の付加価値を高めること
ができる。また、単一の通信用複合ケーブルを用いて各
部屋に対応して個別に先行配線し、各部屋に各種情報を
個別に取り出し可能な情報コンセントを配備したので、
住宅の各部屋の使用者の自由度が広がり、住宅の有効利
用を図ることが可能となる。
【0012】また、集合配線ボックスには、衛星放送受
信アンテナや地上放送受信アンテナより各々受信した映
像情報を各部屋毎に分配したり、電話回線より受信した
通信系のアナログ情報やデジタル情報を各部屋毎に分配
したり、或いは、光通信回線より受信した光通信情報を
各部屋毎に分配したりする情報取り出し用端子台と、該
情報取り出し用端子台に取り出された前記映像系の情報
及び前記通信系のアナログ情報やデジタル情報、或いは
前記光通信情報を各部屋毎に組み合わせて単一の通信用
複合ケーブルへ接続可能な集中端子台を備えていても良
い。或いは、集合配線ボックスには、各部屋に配備され
た情報コンセントに接続する通信用複合ケーブルが内蔵
する各ケーブル毎に接続するための端子を有する接続用
端子台が設けられており、該接続用端子台に衛星放送受
信アンテナや地上放送受信アンテナより各々受信した映
像情報、電話回線より受信した通信系のアナログ情報や
デジタル情報、或いは光通信回線より受信した光通信情
報を各部屋毎に分配して接続されていても良い。これに
より、集中配線ボックス内の各部屋への配線の組み換え
だけでたりるので、煩わしい各部屋への配線の組み換え
工事や露出配線なども不要となる。
【0013】また、通信系のケーブルとしてISDNを
用いて送受信を行い、集合配線ボックス内の配線構成に
より通信用複合ケーブル介して各部屋に装備した複数の
パーソナルコンピュータを並列接続すると共に簡易LA
Nを構築しても良い。これによって、複数台のパーソナ
ルコンピュータを各部屋においてインターネットサービ
スの接続を同時に行うことが可能となり、しかも電話回
線との併用も可能となるため、利用者のマルチメディア
サービスの利用ニーズを満たすことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて添付図面と共に詳述する。図1は住宅用先行配線シ
ステムの概念図、図2は情報コンセントへの情報通信機
器の接続例を示す説明図、図3〜図5は集合配線ボック
ス内の具体的配線例を示す説明図、図6は集合配線ボッ
クス内の他例に係る配線例を示す説明図、図7は通信用
複合ケーブルの断面説明図である。
【0015】先ず、通信用複合ケーブルの構成について
図7を参照して説明する。1は通信用複合ケーブルであ
り、内部に複数のケーブルを装備している。2は音声や
文字などの情報を送受信する通信系のケーブルである。
この通信系のケーブル2としては、所謂カテゴリー5と
呼ばれる100Mbps対応のLAN(Local・A
rea・Network)の配線に用いられるUTP
(Unshielded・Twisted・Pair)
ケーブルが好適に用いられる。このカテゴリー5は、各
1対の対線を有する芯線2aが合計4対二重シールド2
b内に内蔵されている。この二重シールド2bの表面は
PVC(ポリ塩化ビニル)などのシース2cにより被覆
されている。
【0016】3は衛星或いは地上からの映像や音声など
の情報を送受信する映像系のケーブルである。この映像
系のケーブル3としては、高周波同軸ケーブルが好適に
用いられる。具体的には、内部導体3aの周囲に発砲ポ
リエチレン3bで覆いその周囲に外部導体3cを同心状
に設け、その表面をPVCなどのシース3dにより被覆
された、所謂S−5C−FBと呼ばれる衛星放送受信屋
内用発砲ポリエチレン絶縁ビニルシース同軸ケーブルが
用いられる。
【0017】4は映像、音声、文字などの大容量の情報
を送受信する光通信系のケーブルである。この光通信系
のケーブル4としては、光ファイバーケーブルが好適に
用いられる。具体的には、4芯のテープ芯線の周囲を抗
張力繊維よりなる補強材に覆われ、表面をPVCなどの
シースに覆われた光ファイバテープコードなどが用いら
れる。
【0018】このように、通信用複合ケーブル1は、上
述した通信系のケーブル2を2本、映像系のケーブル3
を2本、及び光通信系のケーブル4を1本内蔵し、周囲
をPVCなどの絶縁性樹脂よりなるシース5により覆わ
れて形成されている。尚、上記各ケーブルの本数は使用
形態や送受信する情報量によって適宜変更可能である。
【0019】次に上述した通信用複合ケーブル1を用い
た住宅用先行配線システムについて図1〜図6を参照し
て説明する。先ず、図1を参照して住宅用先行配線シス
テムの概要について説明する。6は外部より住宅内に接
続された音声や文字などのアナログ情報やデジタル情報
を送受信する通信系のケーブルであり、例えばISDN
に代表される総合デジタル通信網による電話回線が保安
器7を介して住宅内に設けられた集合配線ボックス8に
接続されている。9はデジタルCS受信用アンテナ(C
Sアンテナ)であり、映像系のケーブル3を用いたアン
テナ線が集合配線ボックス8に接続されている。10は
BS放送受信用アンテナ(BSアンテナ)であり、11
は地上放送(VHF/UHF)受信用アンテナ(U/V
アンテナ)である。これらのアンテナから受信した映像
情報は、BS・U/V混合器12により混合されて映像
系のケーブル3を用いたアンテナ線が集合配線ボックス
8に接続されている。尚、上記ケーブルの他に映像や音
声や文字などの大容量の情報を送受信する光通信系のケ
ーブルが集合配線ボックス8に接続されていても良い。
また、CSアンテナ9は、契約放送の数に応じて増やし
ても良い。
【0020】集合配線ボックス8は、通信系のケーブル
6、映像系の通信ケーブル3、或いは光通信系のケーブ
ル(図示せず)が1か所に集合され、住宅の各部屋に対
して所望の情報を提供するよう配線を組み換え可能な後
述する端子台を有している。また、各部屋には、各種情
報を必要に応じて個別に取り出し可能な情報コンセント
13が配備されている。この情報コンセント13には、
電源用コンセント13a、CS放送用コンセント13
b、BS・U/V放送用コンセント13c、ISDN用
モジュラーコンセント(8極,8芯)13d、アナログ
電話用モジュラーコンセント(6極,2芯)13eが設
けられている。集合配線ボックス8を基点として、前述
した単一の通信用複合ケーブル1を用いて各部屋に設け
られた情報用コンセント13と個別に先行配線されてい
る。尚、通信用複合ケーブル1の本数は、住宅の部屋数
に応じて任意に増減するものとする。
【0021】次に、図2を参照して、情報コンセント1
3への各種情報通信機器の接続例を示す。電源用コンセ
ント13aには、図示しないが、各種情報通信機器の電
源コードのプラグが接続される。CS放送用コンセント
13bには、例えばパーフェクTVやディレクTVなど
の映像系のケーブル3を介してCS放送受信用チューナ
ー14に接続されており、該CS放送受信用チューナー
14はハイビションテレビ15に接続されている。ま
た、BS・U/V放送用コンセント13cには、映像系
のケーブル3を介してハイビションテレビ15や壁掛け
ハイビジョンテレビ16などに接続されている。また、
ISDN用モジュラーコンセント13dには、例えばデ
スクトップタイプのパーソナルコンピュータ17やノー
トタイプのパーソナルコンピュータ18が接続される。
また、アナログ電話用モジュラーコンセント13eに
は、例えば電話器19やファクシミリ20、或いはCS
放送受信用チューナー14が接続される。
【0022】ここで、集合配線ボックス8の配線例につ
いて図3〜図5を参照して具体的に説明する。先ず、集
合配線ボックス8の代表的な第1の配線例について説明
する。図3において、映像系のケーブル3により受信し
た映像情報は、ブースター21により増幅され、分配器
22により情報取り出し用端子台23に設けられた各部
屋に対応する端子24に分配して接続される。このよう
に、情報取り出し用端子台23には、CSアンテナ9や
BSアンテナ10やU/Vアンテナより各々受信した映
像系の情報を各部屋毎に分配したり、電話回線より受信
した通信系のアナログ情報やデジタル情報を各部屋毎に
分配したり、或いは、光通信回線(図示せず)より受信
した光通信情報を各部屋毎に分配したりする。25は集
中端子台であり、情報取り出し用端子台23の端子24
に取り出された映像情報及び通信系のアナログ情報やデ
ジタル情報、或いは光通信情報を各部屋毎に組み合わせ
て単一の通信用複合ケーブル1へ接続可能になってい
る。
【0023】また、集合配線ボックス8内には、通信系
のケーブル6がDSU(Dgital・Service
・Unit)26に接続されており、該DSU26はタ
ーミナルアダプタ27に接続されている。ターミナルア
ダプタ27のアナログポート27aからは情報取り出し
用端子台23に設けられた各部屋に対応する端子28に
接続されている。また、ターミナルアダプタ27のデジ
タルポート27bからはハブ29に接続され、該ハブ2
9は情報取り出し用端子台23に設けられた各部屋に対
応する端子30にバス配線して接続するようになってい
る。このターミナルアダプタ27には、LANどうしを
相互接続するためのルータ機能が備わっている。これに
よって、集合配線ボックス8内の配線構成により単一の
通信用複合ケーブル1介して各部屋に装備した複数のパ
ーソナルコンピュータ17,18を並列接続すると共に
簡易LANを構築することができる。
【0024】また、情報取り出し用端子台23の端子2
4に取り出された映像情報や端子28,30に取り出さ
れた通信情報は、集中端子台25に設けられた各部屋に
対応する端子31に選択的に接続される。そして、この
端子31に接続される通信用複合ケーブル1に内蔵する
通信系のケーブル2、映像系のケーブル3及び光通信系
のケーブル4に対して各々接続されて各部屋に設けられ
た情報コンセント13まで単一の通信用複合ケーブル1
で供給される。尚、光通信系のケーブル4は、例えば将
来テレビ電話などの使用に備えて予備配線となるため本
実施例での接続例は省略した。また、図3では、集中端
子台25に設けられた各部屋に対応する端子31のう
ち、部屋Iに対応する端子Iのみに結線した状態を代表
して示してある。また、図3において、32はBS放送
受信用チューナーであり、33はレーザープリンタであ
る。
【0025】上記配線例によれば、CS放送受信用チュ
ーナー14、BS放送受信用チューナー32、パーソナ
ルコンピュータ17、電話器19などの情報通信機器を
各部屋に備えて、デジタルCS放送及び/又はBS放送
などの衛星放送を受信したり、インターネットへの接続
を複数台同時に行うことが可能となり、しかもアナログ
用の電話回線との併用も可能となるため、利用者のマル
チメディアサービスの利用ニーズを満たすことが可能と
なる。尚、各部屋に使用する情報通信機器の種類や組み
合わせによっては、集合配線ボックス8内にターミナル
アダプタ27やバブ29は必ずしも装備しなくても良
い。
【0026】次に、集合配線ボックス8の代表的な第2
の配線例について説明する。図4において、本実施例
は、CSアンテナ9は設けられておらず、BSアンテナ
10やU/Vアンテナ11のみを備え、外線より住宅内
に接続される通信系のケーブル6もISDNではなく一
般加入電話回線を用いた配線例を示す。
【0027】図4において、映像系のケーブル3により
受信した映像情報は、ブースター21により増幅され、
分配器22により情報取り出し用端子台23に設けられ
た各部屋に対応する端子24に分配して接続される。ま
た、通信系のケーブル6より集合配線ボックス8内に接
続された通信系のアナログ情報は、情報取り出し用端子
台23に設けられた各部屋に対応する端子28に分配し
て接続される。尚、集合配線ボックス8内には、図4の
一点鎖線で囲まれた取付スペースに示すように、将来の
ISDN配線のためのDSU26、ターミナルアダプタ
27、ハブ29などの情報通信機器やデジタルCS放送
受信のためのブースター21や分配器22を備えていて
も良い。
【0028】情報取り出し用端子台23の端子24に取
り出された映像情報や端子28に取り出された通信情報
は、集中端子台25に設けられた各部屋に対応する端子
31に選択的に接続される。そして、この端子31に接
続される通信用複合ケーブル1に内蔵する通信系のケー
ブル2、映像系のケーブル3及び光通信系のケーブル4
に対して各々接続されて各部屋に設けられた情報コンセ
ント13まで単一の通信用複合ケーブル1で供給され
る。
【0029】尚、本実施例の場合には、通信用複合ケー
ブル1のうち通信系のケーブル2及び映像系のケーブル
3のうち各々1本ずつは予備配線となる。また、光通信
系のケーブル4は、例えば将来テレビ電話などの使用に
備えて予備配線となるため本実施例での接続例は省略し
た。また、図4では、集中端子台25に設けられた各部
屋に対応する端子31のうち、部屋Iに対応する端子I
のみに結線した状態を代表して示してある。また、図4
において、34はファクシミリ機能付き電話器(FAX
電話)であり、35はモデム内蔵のパーソナルコンピュ
ータ、36は通常のテレビである。通常のテレビ36で
BS放送とU/V放送を受信するためには、BS・U/
V放送用コンセント13cより図示しない分波器を介し
て接続する必要がある。
【0030】上記配線例によれば、一般加入電話回線の
各部屋における利用や、映像情報の各部屋における利用
が可能となり、各部屋における情報通信機器の増設や変
更に伴う配線切換えは集合配線ボックス8内で行えば足
りるので、住宅内の露出配線がなくなり、一般加入電話
回線からISDNなどへの配線切換え工事も極めて簡単
に行える。
【0031】次に、集合配線ボックス8の代表的な第3
の配線例について説明する。図5において、本実施例
は、CSアンテナ9、BSアンテナ10、及びU/Vア
ンテナ11が装備されており、外線から住宅に接続され
る通信系のケーブル6として一般加入電話回線からIS
DNに変更した住宅の配線例を示す。
【0032】図5において、CSアンテナ9、BSアン
テナ10、及びU/Vアンテナ11により受信した映像
情報は、映像系のケーブル3によりブースター21によ
り増幅され、分配器22により情報取り出し用端子台2
3に設けられた各部屋に対応する端子24に分配して接
続される。また、通信系のケーブル6は集合配線ボック
ス8内のDSU26に接続され、該DSU26より通信
系のケーブル2(カテゴリー5)を介して情報取り出し
用端子台23に設けられた各部屋に対応する端子(デジ
タルポート)30に分配して接続されている。
【0033】情報取り出し用端子台23の端子24に取
り出された映像情報や端子30に取り出された通信系の
アナログ情報やデジタル情報は、集中端子台25に設け
られた各部屋に対応する端子31に選択的に接続され
る。この端子31のうち部屋Iに対応する端子31から
は情報取り出し端子台23に設けられた端子(アナログ
ポート)28の部屋Iに対応する端子28に接続され、
部屋II→部屋III →部屋IVに各々対応する端子28へ渡
り配線により接続されている。この場合、部屋Iに装備
されたアナログ回線の電話器より順に呼び出し音が鳴
り、部屋II→部屋III →部屋IVの順で外線とつながるよ
うになっている。これは、後述するように電話器を利用
する部屋が4箇所あるのに対して、本実施例で用いるタ
ーミナルアダプタ27のアナログポート27aの数が2
か所しかないためである。そして、端子31に接続され
る通信用複合ケーブル1に内蔵する通信系のケーブル
2、映像系のケーブル3及び光通信系のケーブル4に対
して各々接続されて各部屋に設けられた情報コンセント
13まで単一の通信用複合ケーブル1で供給される。
尚、光通信系のケーブル4は、例えば将来テレビ電話な
どの使用に備えて予備配線となるため本実施例での接続
例は省略した。
【0034】また、情報コンセント13のISDN用モ
ジュラーコンセント13d及びアナログ電話用モジュラ
ーコンセント13eからは、通信系の通信ケーブル2に
よりターミナルアダプタ27のデジタルポート27b及
びアナログポート27aに各々接続されている。そし
て、ターミナルアダプタ27の他のアナログポート27
aにはFAX電話34が接続されており、他のデジタル
ポート27bにはスカジーケーブル(RS232Cケー
ブル)37によりパーソナルコンピュータ17に接続さ
れている。
【0035】このように、通信系のケーブル6をアナロ
グ系の一般加入電話回線よりISDNに変更することに
より、情報コンセント13と各部屋に配備された情報通
信機器との接続を確保するためターミナルアダプタ27
をパーソナルコンピュータ17などの近くに設置する必
要がある。特に、スカジーケーブル37の長さは有限で
あることから、できるだけターミナルアダプタ27をパ
ーソナルコンピュータ17の近くに設置したいという要
請がある。但し、パーソナルコンピュータ17を用いて
インターネットに接続する場合には、ルーターが設けら
れていないのでいずれかの部屋に配備された1台のみで
使用できるにとどまる。尚、パーソナルコンピュータ1
7によるインターネットの接続とFAX電話34の併用
は可能である。
【0036】上記配線例によれば、通信系のケーブル6
をアナログ系の一般加入電話回線よりISDNに変更し
ても、集合配線ボックス8内の必要最小限の配線切換え
で既存のパーソナルコンピュータ17や電話器19など
の情報通信機器を利用することができ、利用者のマルチ
メディア情報の利用ニーズを満たすことが可能となる。
【0037】尚、上記図3〜図5に示す集合配線ボック
ス8には、情報取り出し用端子台23及び集中端子台2
5を分けて設けたが、図6に示すように1つの端子台の
みを設けて接続する方が配線数や配線長を省略でき、よ
り好ましい。具体的には、集合配線ボックス8には、各
部屋I〜IVに設けられた情報コンセント13に接続する
単一の通信用複合ケーブル1が内蔵する各ケーブルが各
々接続する接続用端子台38が各部屋I〜IV毎に設けら
れている。この接続用端子台38には、通信用複合ケー
ブル1が内蔵する通信系のケーブル2に対応するデジタ
ル用端子38a及びアナログ用端子38b、映像系のケ
ーブル3に対応する映像用端子38cが2か所、更に光
情報用端子38dが各部屋I〜IV毎に設けられている。
【0038】この接続用端子台38のうち映像用端子3
8cには、CSアンテナ9、BSアンテナ10、及びU
/Vアンテナ11より各々受信した映像情報が映像系の
ケーブル3により接続され、デジタル用端子38a及び
アナログ用端子38bには通信系のケーブル2が接続さ
れる。また、光情報用端子38dは、予備配線として設
けられているため本実施例では接続例を省略した。ま
た、図6では、接続用端子台38に設けられた各部屋I
〜IVに接続する端子I〜IVのうち、部屋Iに対応する各
端子のみに結線した状態を代表して示してある。
【0039】上記構成によれば、音声や文字などの情報
を送受信する通信系のケーブル2、衛星或いは地上から
の映像や音声などの情報を送受信する映像系のケーブル
3、或いは映像や音声や文字などの大容量の情報を送受
信する光通信系のケーブル4を含む通信用の複数のケー
ブルを束ねて周囲を絶縁性樹脂により被覆してなる通信
用複合ケーブル1を用いた場合には、住宅内の配線工事
を行う際に、1本の配線で複数のマルチメディア情報を
各部屋に供給できるため、将来のマルチメディアニーズ
の需要増に備えて予備配線しておくことにより後に露出
配線を行う必要がなくなる。
【0040】また、集合配線ボックス8を基点として、
前述した単一の通信用複合ケーブル1を用いて各部屋に
対して個別に先行配線し、各部屋に各種情報を必要に応
じて個別に取り出し可能な情報コンセント13を配備し
た住宅用先行配線システムにおいては、集合配線ボック
ス8内の配線を切り換えるだけで、各部屋へのマルチメ
ディア情報の供給を切り換えることが可能となるため、
情報通信機器の移動や増設に応じた配線工事の煩わしさ
や配線ミスもなくなる。特に、集合配線ボックス8より
各部屋の情報コンセントとの間を単一の通信用複合ケー
ブル1により配線したことにより、1本の配線で複数の
マルチメディア情報を各部屋に供給できるため、配線工
事が極めて容易になると共に露出配線がなくなり、しか
も将来のマルチメディア情報の利用ニーズの需要増にお
いても対応可能であるので、住宅の付加価値を高めるこ
とができる。また、単一の通信用複合ケーブル1を用い
て各部屋に対応して個別に先行配線し、各部屋に各種情
報を個別に取り出し可能な情報コンセント13を配備し
たので、住宅の各部屋の使用者の自由度が広がり、住宅
の有効利用を図ることが可能となる。
【0041】また、集合配線ボックス8には、映像情報
や通信系のアナログ情報やデジタル情報や或いは光通信
情報を各部屋毎に分配したりする情報取り出し用端子台
23と、該情報取り出し用端子台23に取り出された映
像情報及び通信系のアナログ情報やデジタル情報、或い
は光通信情報を各部屋毎に組み合わせて単一の通信用複
合ケーブル1へ接続可能な集中端子台25を備えた場合
には、集中配線ボックス8内の各部屋への配線の組み換
えだけで足りるので、煩わしい各部屋への配線の組み換
え工事や露出配線なども不要となる。特に、各部屋に配
備された情報コンセント13に接続する通信用複合ケー
ブル1が内蔵する各ケーブル毎に接続するための端子を
有する接続用端子台38が設けられており、該接続用端
子台38にCSアンテナ9、BSアンテナ10、U/V
アンテナ11より各々受信した映像情報、電話回線より
受信した通信系のアナログ情報やデジタル情報、或いは
光通信回線より受信した光通信情報を各部屋毎に分配し
て端子に接続されている場合には、配線数や配線長を省
略でき、より好ましい。
【0042】また、通信系のケーブル2として総合デジ
タル通信網を用いて送受信を行い、集合配線ボックス8
内の配線構成により通信用複合ケーブル1介して各部屋
に装備した複数のパーソナルコンピュータ17,18を
並列接続すると共に簡易LANを構築しても良い。これ
によって、複数台のパーソナルコンピュータ17,18
を各部屋においてインターネットに同時に接続でき、し
かも電話回線との併用も可能となるため、利用者のマル
チメディアサービスの利用ニーズを満たすことが可能と
なる。
【0043】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述した実施例に限定されるの
ではなく、通信用複合ケーブル1内に内蔵する通信系の
ケーブル2、映像系のケーブル3、或いは光通信系のケ
ーブル4の材質や芯数やサイズは適宜変更可能である
等、発明の精神を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る通信用複合ケーブルは、音
声や文字などの情報を送受信する通信系のケーブル、衛
星或いは地上からの映像や音声などの情報を送受信する
映像系のケーブル、或いは映像や音声や文字などの大容
量の情報を送受信する光通信系のケーブルを含む通信用
の複数のケーブルを束ねて周囲を絶縁性樹脂により被覆
してなるので、住宅内の配線工事を行う際に、1本の配
線で複数のマルチメディア情報を各部屋に供給できるた
め、配線工事が簡易になり、しかも将来のマルチメディ
アニーズの需要増に備えて予備配線しておくことにより
後に露出配線を行う必要がなくなる。
【0045】また、本発明に係る住宅用先行配線システ
ムを用いれば、集合配線ボックスを基点として、前述し
た単一の通信用複合ケーブルを用いて各部屋に対して個
別に先行配線し、各部屋に各種情報を必要に応じて個別
に取り出し可能な情報コンセントを配備したので、集合
配線ボックス内の配線を切り換えるだけで、各部屋への
マルチメディア情報の供給を切り換えることが可能とな
るため、情報通信機器の移動や増設に応じた配線工事の
煩わしさや配線ミスもなくなる。特に、集合配線ボック
スより各部屋の情報コンセントとの間を単一の通信用複
合ケーブルにより配線したことにより、1本の配線で複
数のマルチメディア情報を各部屋に供給できるため、将
来のマルチメディア情報の利用ニーズの需要増に備えて
予備配線しておくことにより、住宅の付加価値を高める
ことができる。また、単一の通信用複合ケーブル1を用
いて各部屋に対応して個別に先行配線し、各部屋に各種
情報を個別に取り出し可能な情報コンセントを配備した
ので、住宅の各部屋の使用者の自由度が広がり、住宅の
有効利用を図ることが可能となる。
【0046】また、集合配線ボックスには、映像情報や
通信系のアナログ情報やデジタル情報や或いは光通信情
報を各部屋毎に分配したりする情報取り出し用端子台
と、該情報取り出し用端子台に取り出された映像情報及
び通信系のアナログ情報やデジタル情報、或いは光通信
情報を各部屋毎に組み合わせて単一の通信用複合ケーブ
ルへ接続可能な集中端子台を備えた場合には、集中配線
ボックス内の各部屋への配線の組み換えだけで足りるの
で、煩わしい各部屋への配線の組み換え工事や露出配線
なども不要となる。特に、各部屋に配備された情報コン
セントに接続する通信用複合ケーブルが内蔵する各ケー
ブル毎に接続するための端子を有する接続用端子台が設
けられており、該接続用端子台に衛星放送受信アンテナ
や地上放送受信アンテナより各々受信した映像情報、電
話回線より受信した通信系のアナログ情報やデジタル情
報、或いは光通信回線より受信した光通信情報を各部屋
毎に分配して端子に接続されている場合には、配線数や
配線長を省略でき、より好ましい。
【0047】また、通信系のケーブルとして総合デジタ
ル通信網を用いて送受信を行い、集合配線ボックス内の
配線構成により通信用複合ケーブル1介して各部屋に装
備した複数のパーソナルコンピュータを並列接続すると
共に簡易LANを構築しても良い。これによって、複数
台のパーソナルコンピュータを各部屋においてインター
ネットに同時に接続でき、しかも一般加入電話回線との
併用も可能となるため、利用者のマルチメディア情報の
利用ニーズを満たすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】住宅用先行配線システムの概念図である。
【図2】情報コンセントへの情報通信機器の接続例を示
す説明図である。
【図3】集合配線ボックス内の具体的配線例を示す説明
図である。
【図4】集合配線ボックス内の具体的配線例を示す説明
図である。
【図5】集合配線ボックス内の具体的配線例を示す説明
図である。
【図6】集合配線ボックス内の他例に係る配線例を示す
説明図である。
【図7】通信用複合ケーブルの断面説明図である。
【図8】従来の住宅における通信系及び映像系の通信ケ
ーブルの配線システムを示す説明図である。
【符号の説明】
1 通信用複合ケーブル 2,6 通信系のケーブル 2a 芯線 2b 二重シールド 2c,3d,5 シース 3 映像系のケーブル 3a 内部導体 3b 発砲ポリエチレン 3c 外部導体 4 光通信系のケーブル 7 保安器 8 集合配線ボックス 9 CSアンテナ 10 BSアンテナ 11 U/Vアンテナ 12 BS・U/V混合器 13 情報コンセント 13a 電源用コンセント 13b CS放送用コンセント 13c BS・U/V放送用コンセント 13d ISDN用モジュラーコンセント 13e アナログ電話用モジュラーコンセント 14 CS放送受信用チューナー 15 ハイビションテレビ 16 壁掛けハイビションテレビ 17,18,35 パーソナルコンピュータ 19 電話器 20 ファクシミリ 21 ブースター 22 分配器 23 情報取り出し用端子台 24,28,30,31 端子 25 集中端子台 26 DSU 27 ターミナルアダプタ 27a アナログポート 27b デジタルポート 29 ハブ 32 BS放送受信用チューナー 33 レーザープリンタ 34 FAX電話 36 テレビ 37 スカジーケーブル 38 接続用端子台 38a デジタル用端子 38b アナログ用端子 38c 映像用端子 38d 光情報用端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G319 HA08 HB05 HC02 HC05 HD03 HE26 5G363 AA15 AA16 AA20 BA10 DB08 DB33 DB40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声や文字などの情報を送受信する通信
    系のケーブル、及び衛星或いは地上からの映像や音声な
    どの情報を送受信する映像系のケーブルを含む通信用の
    複数のケーブルを束ねて周囲を絶縁性樹脂により被覆し
    てなることを特徴とする通信用複合ケーブル。
  2. 【請求項2】 映像、音声、文字などの大容量の情報を
    送受信する光通信系のケーブルを備えていることを特徴
    とする請求項1記載の通信用複合ケーブル。
  3. 【請求項3】 住宅内に配線された、音声や文字などの
    アナログ情報やデジタル情報を送受信する通信系のケー
    ブル、及び衛星或いは地上からの映像や音声などの情報
    を送受信する映像系のケーブルが集合され、各部屋に対
    して所望の情報を提供するよう配線を組み換え可能な端
    子台を有する集合配線ボックスを備え、該集合配線ボッ
    クスを基点として、請求項1記載の単一の通信用複合ケ
    ーブルを用いて各部屋に対して個別に先行配線し、各部
    屋に各種情報を必要に応じて個別に取り出し可能な情報
    コンセントを配備したことを特徴とする住宅用先行配線
    システム。
  4. 【請求項4】 住宅内に配線された、音声や文字などの
    アナログ情報やデジタル情報を送受信する通信系のケー
    ブル、衛星或いは地上からの映像や音声などの情報を送
    受信する映像系のケーブル、及び映像や音声や文字など
    の大容量の情報を送受信する光通信系のケーブルが集合
    され、各部屋に対して所望の情報を提供するよう配線を
    組み換え可能な端子台を有する集合配線ボックスを備
    え、該集合配線ボックスを基点として、請求項2記載の
    単一の通信用複合ケーブルを用いて各部屋に対して個別
    に先行配線し、各部屋に各種情報を必要に応じて個別に
    取り出し可能な情報コンセントを配備したことを特徴と
    する住宅用先行配線システム。
  5. 【請求項5】 前記集合配線ボックスには、衛星放送受
    信アンテナや地上放送受信アンテナより各々受信した映
    像情報を各部屋毎に分配したり、電話回線より受信した
    通信系のアナログ情報やデジタル情報を各部屋毎に分配
    したり、或いは、光通信回線より受信した光通信情報を
    各部屋毎に分配したりする情報取り出し用端子台と、該
    情報取り出し用端子台に取り出された前記映像情報及び
    前記通信系のアナログ情報やデジタル情報、或いは前記
    光通信情報を各部屋毎に組み合わせて単一の前記通信用
    複合ケーブルへ接続可能な集中端子台を備えたことを特
    徴とする請求項3又は請求項4記載の住宅用先行配線シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記集合配線ボックスには、各部屋に配
    備された前記情報コンセントに接続する前記通信用複合
    ケーブルが内蔵する各ケーブル毎に接続するための端子
    を有する接続用端子台が設けられており、該接続用端子
    台に衛星放送受信アンテナや地上放送受信アンテナより
    各々受信した映像情報、電話回線より受信した通信系の
    アナログ情報やデジタル情報、或いは光通信回線より受
    信した光通信情報を各部屋毎に分配して接続されている
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の住宅用先
    行配線システム。
  7. 【請求項7】 前記通信系のケーブルとして総合デジタ
    ル通信網を用いて送受信を行い、前記集合配線ボックス
    内の配線構成により単一の前記通信用複合ケーブル介し
    て各部屋に装備した複数のパーソナルコンピュータを並
    列接続すると共に簡易LANを構築したことを特徴とす
    る請求項3、4、5又は請求項6記載の住宅用先行配線
    システム。
JP10238904A 1998-08-25 1998-08-25 通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用いた住宅用先行配線システム Pending JP2000067661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10238904A JP2000067661A (ja) 1998-08-25 1998-08-25 通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用いた住宅用先行配線システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10238904A JP2000067661A (ja) 1998-08-25 1998-08-25 通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用いた住宅用先行配線システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000067661A true JP2000067661A (ja) 2000-03-03

Family

ID=17037008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10238904A Pending JP2000067661A (ja) 1998-08-25 1998-08-25 通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用いた住宅用先行配線システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000067661A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215071A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Jimbo Electric Co Ltd 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット
JP2007150618A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 床用配線システム及びそれを用いた建築物用配線システム
JP2007225690A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sekisui Chem Co Ltd 光ファイバーケーブル敷設システム、該光ファイバーケーブル敷設システムにおける光ファイバーケーブルが敷設される住宅ユニット、及び、該光ファイバーケーブルの光ファイバーケーブル敷設方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215071A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Jimbo Electric Co Ltd 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット
JP4537081B2 (ja) * 2004-01-27 2010-09-01 神保電器株式会社 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット
JP2007150618A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 床用配線システム及びそれを用いた建築物用配線システム
JP2007225690A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Sekisui Chem Co Ltd 光ファイバーケーブル敷設システム、該光ファイバーケーブル敷設システムにおける光ファイバーケーブルが敷設される住宅ユニット、及び、該光ファイバーケーブルの光ファイバーケーブル敷設方法
JP4669795B2 (ja) * 2006-02-21 2011-04-13 積水化学工業株式会社 光ファイバーケーブル敷設方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7027431B1 (en) Wireless device connection in single medium wiring scheme for multiple signal distribution in building and access port therefor
AU732339B2 (en) Video, data and telephony gateway
US7436842B2 (en) Outlet with analog signal adapter, a method for use thereof and a network using said outlet
US20030192053A1 (en) Method and apparatus for transmitting wireless signals over media
CA2279076C (en) Signal distribution network
US20030099228A1 (en) Local area and multimedia network using radio frequency transceivers and coaxial cable
US20020178454A1 (en) Broadcast television and satellite signal switching system and method for telephony signal insertion
US20080137821A1 (en) Method and apparatus for routing isolated auxiliary signals using coaxial cables
JP2000067661A (ja) 通信用複合ケーブル及び該通信用複合ケーブルを用いた住宅用先行配線システム
US7127733B1 (en) System for bi-directional voice and data communications over a video distribution network
US7312811B2 (en) Video communication system
JP3591516B2 (ja) 信号伝送システム
JP2005094969A (ja) 複合ケーブルを用いた発展型省スペース屋内配線システム
GB2412502A (en) Multi wiring system for houses
CA2402022A1 (en) Method and apparatus for transmitting wireless signals over media
WO2001097516A1 (en) Multimedia convergence and distribution system
JP2002217795A (ja) 分岐配線ユニットと分岐配線方法
Mosel Home communication systems
KR20010099345A (ko) 디지털 터미널 억세스 멀티허브 다중화시스템
AU4352899A (en) Communications cabling system
JP2002112424A (ja) マルチメディア対応配管・配線システム
CA2413118A1 (en) Local area and multimedia network using radio frequency transceivers and coaxial cable
JPS63290114A (ja) 集合住宅用同軸ケ−ブル配線方法
JPH05227200A (ja) 構内通信装置
KR20070109566A (ko) 디지털 터미널 억세스 멀티허브 다중화시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041214