JP3591516B2 - 信号伝送システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号線と電力線搬送とを組み合わせて戸外と戸内とを結ぶネットワークシステムを構築するものであり、特に、建物に既設の電力線等を利用することで、高速通信ネットワークを容易に確立できる信号伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、ネットワークを通じて送受される信号量の増大に対応するため、高速通信が可能な光ファイバーケーブルの布設が進行しており、この光ファイバーケーブルを利用したネットワークシステムの構築が増加している。
【0003】
図5は、光ファイバーケーブルHを利用した従来の信号伝送システム1であり、戸外に布設された光ファイバーケーブルHを建物Tの壁Taに設けた貫通穴Tbを通じて建物Tの戸内に引き込み、光信号と電気信号とを変換する信号変換装置2に接続している。信号変換装置2は、パーソナルコンピュータPとLANケーブルEを介して接続され、パーソナルコンピュータPが光ファイバーケーブルHにより高速通信できるようにしている。
【0004】
しかし、信号伝送システム1では、光ファイバーケーブルHを利用者の建物Tの戸内へ引き込む必要があるため、壁Taに貫通穴Tbを開けねばならず、このことが光ファイバーケーブルHによるネットワーク構築の普及を阻む一因になっている。即ち、建物の壁に穴を開けるということは、建物を傷付けることになるので利用者が躊躇することが多く、また、建物が利用者の所有でない場合、自由に穴を開けることもできず、さらに、建物の壁に穴を開けるという工事自体が困難でコストもかかると云う事情も影響している。
【0005】
前記のような状況を考慮して、近時、図6に示す信号伝送システム3が注目されている。信号伝送システム3は、光ファイバーケーブルHによる通信と建物Tへの電力引込線5aによる電力線搬送とを組み合わせたものである。電力引込線5aは、戸外に布設された電力線5の配電部6より分岐すると共に、配電部6から延出する接続線5bを介して建物Tの近辺の柱Lに設置された信号送受変換装置4に接続されている。一方、光ファイバーケーブルHは、端部が信号送受変換装置4に接続され、信号送受変換装置4が、光信号と電気信号との変換を行うと共に接続線5b及び電力引込線5aに対する電気信号の送受を行っている。
【0006】
建物Tにおいては、電力引込線5aが引込箇所で電力メータD及び分電盤Bを経由し、戸内に配線されている内部電力線7と接続されている。内部電力線7はコンセント8を有しており、このコンセント8に電力線搬送用の信号復調装置9が接続され、信号復調装置9にはLANケーブルEを介してパーソナルコンピュータPが接続されている。このようにして構築される信号伝送システム3は、建物Tに電力を供給するため戸内へ既に引き込まれている電力引込線5aを利用しているので、壁Taに穴を新たに開けることなく、光ファイバーケーブルHによる通信を実現している。
【0007】
なお、電力引込線5aは、配電部6で電力線5から分配される引込線の1本であり、通常、配電部6で8〜10本の引込線5c等が分岐して周囲の建物に引き込まれており、配電部6は複数の引込線に方式上共用されて、これらの箇所はLANの形態になることが多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図6の信号伝送システム3は、戸外では近辺の柱Lまで光ファイバーケーブルHにより高速通信できるが、柱Lから建物Tまでは光ファイバーケーブルHに比べ通信速度の劣る電力引込線5aを使用するため、システム全体で見ると、電力引込線5aが通信上のボトルネックになり高速通信を阻む問題がある。特に、この問題は、電力引込線5aの距離が長くなる程、顕著になり、通信速度の低下が深刻になる。
【0009】
また、電力引込線5aは戸内の内部電力線7と接続されているので、内部電力線7を通じて給電される冷蔵庫、掃除機等の各種電気機器の作動等に伴うノイズが電力引込線5aに混入することがあり、混入したノイズが、配電部6を介して他の引込線へ流入し、他の建物における通信を阻害する問題がある。さらに、配電部6で複数の引込線が分配されることから、一の引込線で送受される信号を、配電部6を介して他の引込線を通じて受信する事も可能となり、送受される信号に係る情報の漏洩を防止するため、信号の暗号化、ファイアーウォールの設置等の処置を講じなければならない問題もある。
【0010】
さらに、また、信号送受変換装置4は、柱L上に設置される仕様になっているため、風雨に晒されても接続線5bとの接続を維持できるように、強固な接続構造を採用しなければならず、接続に手間がかかると共にコストが上昇する問題もある。
【0011】
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、建物の戸外に設置されてある電気機器の電力線による電力線搬送と光ファイバーケーブルによる通信とを組み合わせることで、高速通信及び各建物毎の通信独立性を確保した信号伝送システムを提供することを目的とする。また、建物の戸外に設けてあるコンセントを利用することで、光ファイバーケーブルによる高速通信を維持すると共に、各建物毎の通信独立性を確保した信号伝送システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る信号伝送システムは、戸外に布設されて光信号を伝送する光信号線と、電力線と、前記光信号線及び電力線を接続しており、該電力線に対する電気信号の送受及び前記光信号と電気信号との変換を行う信号送受変換装置とを備える信号伝送システムにおいて、前記電力線は、戸外に設置される電気機器への給電用であることを特徴とする。
【0013】
第1発明にあっては、戸外に設置されてある各種電気機器の電力線を電力線搬送に利用すると共に、前記電力線と戸外の光信号線とを信号送受変換装置で接続するので、光信号線による高速通信を可能にしたシステムを容易に構築できる。また、前記電力線は、各建物の固有のものであるため、構築される信号伝送システムにおける電力線搬送を行う箇所も独立したものとなり、他の建物で使用される各種電気機器によるノイズの影響、及び、情報漏洩等の発生も根本的に解消できる。なお、電力線搬送では、電力は通常通りに給電されるので、電気機器の作動が妨げられることもない。
【0014】
第2発明に係る信号伝送システムは、前記電力線は、戸内に引き込まれていることを特徴とする。
第2発明にあっては、戸内に引き込まれている電力線を電力線搬送に用いるので、新たに建物の壁に穴を開けるという工事を行うことなく戸内と戸外とを結ぶ通信を容易に実現できる。
【0015】
また、信号送受変換装置は、前記戸内に引き込まれる電力線に接続するために建物の外壁等に取り付けられることとなり、光信号線も信号変換装置に接続するために建物の外壁等の近辺まで布設されることになる。その結果、電力線搬送を行う距離が従来のシステムに比べて大幅に短縮され、光信号線による高速通信の低下を最小限に抑えて、システム全体としては光信号線による高速通信のメリットを最大限生かすことができる。
【0016】
第3発明に係る信号伝送システムは、前記電気機器は、空気調和機の室外機、灯火器、呼出器、セキュリティシステムの戸外設置器、又は、流量調節器のいずれかであることを特徴とする。
第3発明にあっては、建物の戸外に設置された電気機器として、前記のような電気機器を利用するので、これらの電気機器の電力線を利用することで一段と容易にシステムを構築できる。なお、上述した電気機器以外でも、建物の外部に設置される電気機器であれば、本システムに適用することが可能である。
【0017】
第4発明に係る信号伝送システムは、戸外に布設されて光信号を伝送する光信号線を備える信号伝送システムにおいて、戸外に設けてあり、戸内に配線されてある電力線に接続しているコンセントと、該コンセントへの差込用の差込手段と、前記光信号線の接続用の接続手段と、前記差込手段を介して前記電力線に対する電気信号の送受を行う送受手段と、前記光信号と電気信号との変換を行う変換手段とを有する信号送受変換装置とを備えることを特徴とする。
【0018】
第4発明にあっては、建物の戸外にあるコンセントを利用すると共に、このコンセントに信号送受変換装置の差込手段を差し込むことで、電力線搬送距離を短縮して光ファイバーケーブルによる高速通信を確保できる上に、システムの構築に係る手間も大幅に低減できる。なお、第4発明に係る信号伝送システムにおいても、各建物毎の独立性を確保できるので、他の建物で使用される各種電気機器によるノイズの影響、情報漏洩等のおそれを排除できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。なお、従来と同一の装置、部材、物等に関しては、従来と同等の符号を付している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送システム10の全体構成図である。信号伝送システム10は、建物Tの外部に設置された空気調和機の室外機S1の戸外から戸内へ引き込まれている電力線12に信号送受変換装置11を介在させて接続し、この信号送受変換装置11に、戸外で布設されている光信号線である光ファイバーケーブルHを建物Tの軒下まで引き込んで接続している。また、建物Tの内部では、LANケーブルEによりパーソナルコンピュータPと接続された信号復調装置9の給電コード9aのプラグ9bをコンセント8に差し込むようにしている。
【0022】
空気調和機の室外機S1は、建物Tの戸外から壁Taに設けられた、空気調和機の室内機S2から戸外へ延出するダクト(図示せず)の挿通用の穴Tcを利用して電力線12を建物Tの内部へ導いて端部のプラグ12aを戸内のコンセント8に差し込んでいる。本実施形態では、このように配線されている電力線12に、信号送受変換装置11を介在させるため、途中で切断して第1電力線12−1と第2電力線12−2とに分断し、各第1電力線12−1及び第2電力線12−2の分断側の端部にプラグ12−1a、12−2aを取り付けて、信号送受変換装置11と容易に接続できるようにしている。
【0023】
信号送受変換装置11は、電力線に対して電気信号の送受を行うと共に光信号と電気信号との変換を行うものであり、図2(a)に示すように、立方体形状の周囲の一側面11aに給電用の電力接続手段である第1コンセント11bを設けており、対向する他側面11cには電力線搬送用の電力接続手段である第2コンセント11dを設けている。さらに一側面11aと直交する一方の側面11eには、光ファイバーケーブルHの光接続手段であるレセプタクル11fを設けている。
【0024】
図2(b)は、信号送受変換装置11の内部構成図であり、光信号と電気信号の変換を行う信号変換部13をレセプタクル11fと接続させており、信号変換部13には、電力線搬送を行う電力線伝送変復調部14が接続され、この電力線伝送変復調部14に第1コンセント11b及び第2コンセント11dが夫々接続されている。また、第1コンセント11b及び第2コンセント11dには絶縁トランス15が接続されて信号変換部13へ給電が行われる一方、電力線伝送変復調部14へは第2コンセント11dを通じて給電されている。このような構成の信号送受変換装置11は、建物Tの壁Taの第1電力線12−1と第2電力線12−2との分断箇所近傍に取り付けられている。
【0025】
また、図1に示す戸内の信号復調装置9は、電力線搬送により送受された信号とLAN規格による信号とを変換すると共に、各信号を電力線又はLANケーブルEに対して送受するものである。なお、建物Tの戸内のコンセント8の二つの差込口は相互に導通している。
【0026】
次に、信号送受変換装置11における具体的な接続形態を説明する。
光信号の伝送を行う光ファイバーケーブルHは、端部に融着したコネクタを信号送受変換装置11のレセプタクル11fに接続している。また、電力のみを供給する室外機S1の第1電力線12−1は、端部のプラグ12−1aを信号送受変換装置11の第1コンセント11bに接続し、電力線搬送を行う第2電力線12−2は、一方の端部のプラグ12−2aを信号送受変換装置11の第2コンセント11dに接続し、他方の端部のプラグ12aは上述したようにコンセント8の一方の差込口に接続している。
【0027】
また、建物Tの内部では、コンセント8の他方の差込口に、信号復調装置9の給電コード9aのプラグ9bを接続し、LANケーブルEで信号復調装置9とパーソナルコンピュータPを接続することで、信号伝送システム10を構築している。よって、信号伝送システム10は、建物Tの壁Taに新たな穴を開ける工事を行うことなく、既存の電力線12を利用して容易に構築されている。
【0028】
信号伝送システム10での通信は、パーソナルコンピュータPで信号をダウンロードする場合、光ファイバーケーブルHで伝送された光信号を信号送受変換装置11で電気信号に変換し、変換された電気信号を第2電力線12−2、コンセント8及び給電コード9aを通じて信号復調装置9まで電力線搬送している。信号復調装置9に送信された信号は、LAN規格の信号に変換されてLANケーブルEを通じてパーソナルコンピュータPへ送信され、パーソナルコンピュータPで信号を受信している。
【0029】
よって、信号伝送システム10は、図6の従来の信号伝送システム3に比べて電力線搬送を行う箇所が殆ど戸内のみとなり、電力線搬送に係る距離が大幅に短縮され、電力線搬送を要因とする高速通信の低下を最小限に抑えて大量の信号を高速で通信可能にしている。
【0030】
一方、パーソナルコンピュータPから信号をアップロードする場合は、パーソナルコンピュータPから出力されるLAN規格の信号がLANケーブルEを通じて信号復調装置9へ送信され、信号復調装置9で電力線搬送用の電気信号に変換されている。このように変換された電気信号は、信号復調装置9より給電コード9a、コンセント8及び第2電力線12−2を通じて信号送受変換装置11へ送信される。信号送受変換装置11では、電気信号を光信号に変換すると共に、この光信号を光ファイバーケーブルHを通じて出力し、高速アップロードを実現している。
【0031】
さらに、信号伝送システム10は上述した構成により、電力線搬送に係る箇所で他の建物の電力線搬送と共用化される箇所も存在しなくなり、他の建物で使用される各種電気機器の作動によるノイズの影響を受けることもなくなり、その上、通信される信号が漏洩されるおそれも解消している。また、空気調和機は、室外機S1へコンセント8から第2電力線12−2、信号送受変換装置11、及び、第1電力線12−1を介して給電されているので、通常通りに作動している。
【0032】
なお、第1の実施の形態に係る信号伝送システム10は、上述した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、電力線搬送に利用する電力線を有する電気機器には、空気調和機の室外機S1以外にも、戸外に設置される各種電気機器を利用してもよい。例えば、建物の外部を照らす門灯等の灯火器、訪問を伝達するインターフォン等の呼出器、建物のセキュリティシステムにおける赤外線投光器及び受光器等の戸外設置器、又は、戸外に設置されるプロパンガス又は灯油タンク等の流量を調節する流量調節器等を適用してもよい。
【0033】
また、信号送受変換装置も、図2(a)に示す形態以外にも、図3(a)に示す接続部21bを有する信号送受変換装置21を適用してもよい。信号送受変換装置21は、接続部21bとしてコンセントの代わりに筐体の一部を窪ませて、陽極端子25−1と陰極端子25−2を取り付けている。陽極端子25−1及び陰極端子25−2は、ネジ穴25−1a、25−2aを夫々設けている。
【0034】
一方、接続部21bに接続される戸外設置の電気機器の電力線22の陽極線22a及び陰極線22bには丸型端子26を夫々圧着し、各丸型端子26をネジNにより陽極端子25−1と陰極端子25−2に締結して接続するようにしている。このような接続部21bを有する信号送受変換装置21を適用することで、電力線22との接続を確実にして、システムの信頼性を向上している。
【0035】
さらに、信号送受変換装置は、図3(b)に示す形態の信号送受変換装置31を適用することも可能である。信号送受変換装置31は、図2(a)の信号送受変換装置11の第2コンセント11dの代わりに給電コード31dを延出して端部にプラグ31gを設け、その他の箇所は信号送受変換装置11と同様に一側面31aに第1コンセント31b等を設けた構成にしている。
【0036】
この信号送受変換装置31は、電力線搬送を行う一方の電力線の接続手段にプラグ31gを有する給電コード31dを適用しているため、空気調和機を建物に新たに設置する場合等に好適である。例えば、ダクト挿通用に形成した壁の穴に、ダクトと共に給電コード31dを挿通してプラグ31gを、戸内のコンセントに差し込めば、電力線搬送用に給電コード31dが建物の戸外と戸内を連続して配線されることになる。また、空気調和機の室外機の電力線は信号送受変換装置31の第1コンセント31bに接続することで、室外機にも給電されることになり、システム構築を容易に行うことができる。
【0037】
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る信号伝送システム40の全体構成図である。第2の実施の形態の信号伝送システム40は、第1の実施の形態の信号伝送システム10に対して、戸外に設置された電気機器の電力線を利用する代わりに、建物Tの壁Taの外側に設けられたコンセント48を利用する点が相異している。また、このコンセント48は、建物Tの内部の電力供給用として既に配線されている内部電力線7と接続されているものである。なお、内部電力線7は戸内のコンセント8とも接続されている。
【0038】
また、信号伝送システム40は、信号送受変換装置には、図3(b)に示す給電コード31dを延出するタイプの信号送受変換装置31を適用しており、信号送受変換装置31は、建物Tの壁Taのコンセント48の近傍に取り付けられ、給電コード31dの端部のプラグ31gをコンセント48に接続している。
【0039】
上述した以外は、第1の実施の形態と同様の構成であり、戸外に布設されている光ファイバーケーブルHを建物Tの軒下まで引き込み信号送受変換装置31と接続し、建物Tの内部では、信号復調装置9のプラグ9bをコンセント8に接続すると共にLANケーブルEで信号復調装置9とパーソナルコンピュータPを接続している。
【0040】
信号伝送システム40は、このように建物Tの外側のコンセント48を利用しているので、給電コード31dを有するタイプの信号送受変換装置31を適用することで高速通信が可能なシステムを一段と容易に構築している。また、信号伝送システム40においても他の建物の各種電気機器の影響及び情報の漏洩を防止している。
【0041】
なお、信号伝送システム40は、戸外に電気機器を設置して使用する場合は、この電気機器の電力線を信号送受変換装置31の第1コンセント31bに接続することで、確実に作動させることができる。また、電気機器を設置しない場合は、信号送受変換装置31の第1コンセント31bは省略してもよい。さらに、既に、建物Tの外側のコンセント48に戸外設置用の電気機器の電力線が接続されている場合は、図2(a)に示すタイプの信号送受変換装置11を、図1と同様に電気機器の電力線に介在させて接続するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、第1発明、第2発明、及び、第3発明にあっては、戸外に設置されている電気機器の電力線を利用することで、容易に電力線搬送と光ファイバーケーブルによる通信を組み合わせた信号伝送システムを構築できる。また、構築された信号伝送システムは、従来に比べて電力線搬送の距離が短縮されるため、光ファイバーケーブルによる高速通信を維持できると共に、システムの独立性を確立して他の建物の各種電気機器の影響及び通信内容の漏洩も防止できる。
【0043】
第4発明にあっては、建物の外側にある既存のコンセントを利用することで、一段と容易に光ファイバーケーブルを適用した信号伝送システムを構築でき、高速通信を維持した上で、他の建物の電気機器の影響、及び、信号漏洩も阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送システムの全体構成図である。
【図2】信号送受変換装置であり、(a)は斜視図、(b)は内部構成図である。
【図3】(a)は変形例の信号送受変換装置の要部斜視図であり、(b)は別の変形例の信号送受変換装置の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る信号伝送システムの全体構成図である。
【図5】従来の信号伝送システムの全体構成図である。
【図6】別の従来の信号伝送システムの全体構成図である。
【符号の説明】
10 信号伝送システム
11 信号送受変換装置
11b 第1コンセント
11d 第2コンセント
12 電力線
12−1 第1電力線
12−2 第2電力線
13 信号変換部
14 電力線伝送変復調部
H 光ファイバーケーブル
S1 室外機
P パーソナルコンピュータ

Claims (4)

  1. 戸外に布設されて光信号を伝送する光信号線と、電力線と、前記光信号線及び電力線を接続しており、該電力線に対する電気信号の送受及び前記光信号と電気信号との変換を行う信号送受変換装置とを備える信号伝送システムにおいて、
    前記電力線は、戸外に設置される電気機器への給電用であることを特徴とする信号伝送システム。
  2. 前記電力線は、戸内に引き込まれている請求項1に記載の信号伝送システム。
  3. 前記電気機器は、空気調和機の室外機、灯火器、呼出器、セキュリティシステムの戸外設置器、又は、流量調節器のいずれかである請求項1又は請求項2に記載の信号伝送システム。
  4. 戸外に布設されて光信号を伝送する光信号線を備える信号伝送システムにおいて、
    戸外に設けてあり、戸内に配線されてある電力線に接続しているコンセントと、
    該コンセントへの差込用の差込手段と、前記光信号線の接続用の接続手段と、前記差込手段を介して前記電力線に対する電気信号の送受を行う送受手段と、前記光信号と電気信号との変換を行う変換手段とを有する信号送受変換装置と
    を備えることを特徴とする信号伝送システム。
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