JP2001345570A - 加入者保安器用キャビネット - Google Patents

加入者保安器用キャビネット

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JP2001345570A
JP2001345570A JP2000166429A JP2000166429A JP2001345570A JP 2001345570 A JP2001345570 A JP 2001345570A JP 2000166429 A JP2000166429 A JP 2000166429A JP 2000166429 A JP2000166429 A JP 2000166429A JP 2001345570 A JP2001345570 A JP 2001345570A
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幸司 小崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ケーブル心線の成端処理と加入者保安器の
取り付けを一体化して行い、取り付けスペースの確保を
容易にするとともに、スッキリとした美観の向上を図
り、外壁に開ける穴を少なくできる加入者保安器用キャ
ビネットを提供することを課題とする。 【解決手段】 キャビネット本体140とこれに装着さ
れるカバー体141とが備えられ、キャビネット本体の
内側に、保安器ユニット30を取り付けるための取付部
130と、光ケーブル心線10の屋外配線と加入者側の
配線との成端手段20を取り付けるための支持部110
と、光ケーブル心線の余長部分11を取付部130を囲
むように巻き取る巻き取り部材120とが配置されるこ
とにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタル通信線の屋
外配線と加入者側の配線との接続部に保安器ユニットを
取り付けるための加入者保安器用キャビネットであっ
て、特に光ケーブル心線の余長部分の成端処理を行うこ
とのできるキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、雷による衝撃やその他の異常
電圧等から通信機器を保護するために、屋外配線と加入
者側の配線との接続部には、保安器ユニットを備えた加
入者保安器が設けられている。
【0003】また近年、光ケーブル網が普及しているた
め、光ケーブル心線においても、屋外配線と加入者側の
配線を接続する成端処理が必要とされてきている。光ケ
ーブル心線の成端処理の場合には、その曲率半径の問題
で、余長部分の巻き取りが必要とされ、そのため光ケー
ブル心線の成端処理用の成端キャビネットが提案されて
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光ケー
ブル心線の成端キャビネットを取り付ける場合には、加
入者保安器とは個別に取り付けられるため、取り付けに
要するスペースの確保が必要となるばかりか、スッキリ
感が損なわれてしまうという不具合があった。
【0005】また、光ケーブル心線の成端キャビネット
の取り付けがねじ止め方式によって行われる場合には、
加入者保安器とは別に、新たに加入者宅の外壁に開ける
穴が増えるという問題も生じる。このような取り付けの
ための穴は、雨水等の浸入による被害を招来するため、
できるだけ開けないことが望まれていた。
【0006】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、光ケーブル心線の成端処理と加入者保安器
の取り付けを一体化して行い、取り付けスペースの確保
を容易にするとともに、スッキリとして美観を向上さ
せ、さらに外壁に開ける穴を少なくできる加入者保安器
用キャビネットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は以下の手段を採用する。
【0008】すなわち、請求項1では、メタル通信線の
屋外配線と加入者側の配線との接続部に保安器ユニット
を取り付けるための加入者保安器用キャビネットであっ
て、キャビネット本体とこのキャビネット本体に装着さ
れるカバー体とが備えられ、キャビネット本体の内側に
は、保安器ユニットを取り付けるための取付部と、光ケ
ーブル心線の屋外配線と加入者側の配線との成端手段を
取り付けるための支持部と、光ケーブル心線の余長部分
を上記取付部を囲むように巻き取る巻き取り部材とが配
置され、巻き取り部材と保安器ユニットは着脱自在に設
けられることを特徴とする。
【0009】この手段では、加入者保安器用キャビネッ
トの中にメタル通信線の保安器ユニットと光ケーブル心
線の成端処理の両方が収容されているため、取り付け時
に、省スペースが実現されるとともに、個別に取り付け
られる場合に比べて、加入者宅の外壁に設ける取付穴の
数を少なくできる。また、キャビネット本体とカバー体
とで覆われるため、風雨に対する耐環境性が備えられ
る。また、保安器ユニットと巻き取り部材は着脱自在で
あるため、容易に交換作業が行えるとともに、巻き取り
部材については、成端処理が不要な場合は、取り付けず
に使用することもできる。
【0010】また、請求項2では、請求項1記載の加入
者保安器用キャビネットにおいて、巻き取り部材は、キ
ャビネット本体もしくはカバー体のいずれか一方と、雌
雄嵌合し位置決めされることを特徴とする。
【0011】この手段では、巻き取り部材の取り付けの
位置決めが容易にされるとともに、取り付け後の脱落が
防止される。
【0012】また、請求項3では、請求項1または2記
載の加入者保安器用キャビネットにおいて、取付部は、
保安器ユニットが2回線分取り付けできる広さを有し、
保安器ユニットの1回線分または2回線分を選択して取
り付けることができる。
【0013】この手段では、1回線分用と2回線分用を
同じ加入者保安器用キャビネットで兼用できるため、製
造コストが削減される。
【0014】また、請求項4では、請求項1から3のい
ずれかに記載の加入者保安器用キャビネットにおいて、
取付部には、一方に保安器ユニットがねじ止め固定され
他方に接地のための接続がなされる接地板が配置され、
保安器ユニットは接地板へ取り付けされることによって
接地されることを特徴とする。
【0015】この手段では、接地板は保安器ユニットを
固定させる機能と、保安器ユニットを接地させる機能と
を併せ持つ。また、保安器ユニットは取付部の接地板に
対してねじ止めされるため、外壁に穴が開けられること
はない。
【0016】また、請求項5では、請求項1から4のい
ずれかに記載の加入者保安器用キャビネットにおいて、
支持部は複数箇所設けられることを特徴とする。
【0017】この手段では、成端処理が複数回線分行う
ことができるとともに、成端処理を1回線分しか行わな
い場合には作業上、都合の良い位置の支持部が選択され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の加入者保安器用キ
ャビネットに係る実施の形態について図面に基づいて説
明する。図1は本発明の実施の形態(1)での取り付け
例の斜視図、図2は実施の形態(1)での取り付け例の
分解図、図3は本発明の実施の形態(1)のその他の取
り付け例の分解図を示している。
【0019】本発明の加入者保安器用キャビネット10
0は、メタル通信線の屋外配線と加入者側の配線との接
続部に保安器ユニット30を取り付けるためのキャビネ
ットであって、キャビネット本体140とこのキャビネ
ット本体140に装着されるカバー体141とが備えら
れ、キャビネット本体140の内側には、保安器ユニッ
ト30を取り付けるための取付部130と、光ケーブル
心線10の屋外配線と加入者側の配線との成端手段20
を取り付けるための支持部110と、光ケーブル心線1
0の余長部分11を上記取付部130を囲むように巻き
取る巻き取り部材120とが配置されている。
【0020】キャビネット本体140は、加入者宅の壁
面40に対向する面として後面部142と、この後面部
142を囲む下面部143と側面部144を有してい
る。また、下面部143の下方には一体で延伸した固定
面161も有している。そして、このキャビネット本体
140にカバー体141が装着され、その内側に各種部
材が収容される。キャビネット本体140とカバー体1
41の素材としては、樹脂製のものが適用される。後面
部142の内側には支持部110が設けられ、巻き取り
部材120が着脱自在に取り付けられる。また、キャビ
ネット本体140の側面部144の両側には、カバー体
141の装着のための装着部170が設けられている。
さらに、下面部143付近には光ケーブル心線10及び
保安器ユニット30への配線を、加入者保安器用キャビ
ネット100の内外で連通させるための引出部150が
設けられている。また、固定面161は、加入者保安器
用キャビネット100自体を壁面40に固定するための
固定部160として用いられる。
【0021】取付部130は、後面部142の略々中央
に設けられており、保安器ユニット30の2回線分が配
置できる広さを有している。保安器ユニット30を1回
線分取り付ける場合には、図2に示すような接地板13
1が使用される。そして、この接地板131の上端付近
に設けられた雌ねじ部132に、保安器ユニット30が
ねじ31で取り付けられる。このように、保安器ユニッ
ト30は、壁面40に穴を開けずに、加入者保安器用キ
ャビネット100の内部に取り付けられている。接地板
131は後面部142に設けられた嵌入穴133に上下
両端の屈曲した部位がはめ込まれることで固定されてい
る。そして、接地板131の下端側には、下方外部から
挿入された接地用のケーブル(図示していない)がねじ
134で取り付けられる。従って、保安器ユニット30
は、接地板131の雌ねじ部132にねじ止めされるこ
とによって、取り付けと同時に接地することができる。
【0022】また、保安器ユニット30を2回線分取り
付ける場合には、図3に示すような接地板231が使用
される。接地板231には、雌ねじ部132が2箇所設
けられており、保安器ユニット30を並設してねじ止め
することができるが、それ以外は1回線分用と同様であ
る。なお、図3では1回線分の保安器ユニット30を2
個併設して2回線分としているが、これに限定するもの
ではなく、2回線分が1ユニットとなった保安器ユニッ
トを取り付けても良い。
【0023】なお、実施の形態(1)では、保安器ユニ
ット30を1つ取り付ける場合と2つ取り付ける場合と
で、接地板を使い分けるように構成しているが、兼用で
きる接地板で構成しても良い。例えば、接地板231の
中央にも雌ねじ部を設け、接地板231の中央に保安器
ユニット30を1つ取り付けられるようにしたり、ある
いは元々の雌ねじ部132の一方に単に保安器ユニット
30を1つだけを取り付けたりしても良い。
【0024】固定部160は、固定面161と、固定面
161に設けられた取付穴162とを備えており、ねじ
163で所望の壁面40にねじ止めされるよう構成され
ている。図中では、3箇所(1箇所は図示されていな
い)でねじ止め固定されており、加入者保安器ユニット
100の取り付けに際しては、これら3箇所のねじ止め
以外に外壁に穴を開ける必要はない。
【0025】巻き取り部材120は、光ケーブル心線1
0がよれや折れ曲がり無く巻回できる構造であり、基部
121と複数の突起を備えている。素材としては樹脂製
のものが適用される。基部121は略リング状を呈し、
基部121の外周側から軸平行に立設され内周側に向か
って屈曲した爪部を有する外周突起122と、基部12
1の内周側から軸平行に立設され外周側に向かって屈曲
した爪部を有する内周突起123とを有している。これ
ら外周突起122と内周突起123は、基部121に適
度な間隔をあけて配置されている。実施の形態(1)で
は、基部121の上方と下方にそれぞれ内周突起123
が、両側方に2箇所ずつ外周突起122が設けられてい
る。光ケーブル10の余長部分11は、これら外周突起
122と内周突起123とで規制された領域内で巻回さ
れ、折れ曲がりやよれ等の発生が抑制される。
【0026】また、基部121には、巻き取り部材12
0をキャビネット本体140に取り付けるための嵌合凸
部126が設けられてる。この嵌合凸部126は、基部
121の外周側から軸平行に立設された突起部125に
設けられている。一方、キャビネット本体140の側面
部144には、嵌合凸部126と雌雄嵌合できる穴形状
の嵌合凹部127が設けられている。巻き取り部材12
0は、若干の弾性変形によってキャビネット本体140
の内側にはめ込みされ、嵌合凹部126と嵌合凸部12
7が合わされる。これにより、位置決めと同時に、脱落
が防止される。なお、この巻き取り部材120には、キ
ャビネット本体140への嵌め込み時を考慮して、接地
用部材135に応じた屈曲部124が設けられている。
【0027】この巻き取り部材120による曲率半径
は、光ケーブル心線10の最小曲率半径を維持する寸法
とされることが望ましく、これにより、最小のスペース
で巻回作業が可能となる。このように、巻き取り部材1
20は、保安器ユニット30を取り囲むように設けられ
ているため、キャビネット本体140の内部に保安器ユ
ニット30と、光ケーブル心線10の余長の巻き取りが
コンパクトに、効率良くまとめられている。
【0028】また、この巻き取り部材120は、着脱自
在であるため、加入者保安器用キャビネット100で光
ケーブル心線10の成端処理を行わない場合には、取り
外した状態で使用しても良い。その場合、単に1回線分
もしくは2回線分の保安器ユニットのキャビネットとし
て使用し、内部を広く利用できる。そして、使用中に光
ケーブル心線10の成端処理の設置が必要となったとき
には、その時点で加入者保安器用キャビネット100内
に巻き取り部材120を取り付け、保安器ユニット30
と光ケーブル心線10の成端処理の両方を収容したキャ
ビネットとして使用することができる。その際、先にも
説明したように新たな取付穴を外壁に開ける必要が全く
ないだけでなく、巻き取り部材120を嵌め込むだけで
あるので、きわめて容易な作業で一体化させることがで
きる。
【0029】支持部110は、キャビネット本体140
の中程の側面寄りで、両側に配置されている。光ケーブ
ル心線10の成端処理として2回線分まで取り付けるこ
とができ、1回線分の使用の際には選択して、また2回
線分の使用の際には両方が使用される。1つの支持部1
10は、後面部142に設けられた嵌入孔112と、こ
の近傍に立設された突起部111、111を有してい
る。嵌入孔112には、成端手段20のアダプタ23の
プレート部24が差し込まれて保持される。また成端手
段20の横方向への傾倒は、突起部111と保安器ユニ
ット30によって防止される。このようにプレート部2
4を奥行き方向に伸びる形態で成端手段を取り付けるこ
とで、幅方向の占有率を減らすことができ、特に2回線
分の保安器ユニット30を配置する場合にコンパクトに
納めることができる。
【0030】なお、支持部110の形態は、実施の形態
(1)に限定されるものではない。例えばプレート部2
4が幅方向に伸びて装着できるガイド溝を有するような
支持部として構成しても良い。また、成端手段20のア
ダプタの種類として、図中のような1組のコネクタ2
1、22を成端するタイプだけでなく、2組のコネクタ
を成端させるタイプのアダプタを使用できるような支持
部として構成しても良い。さらには、支持部110の数
を3箇所以上設ける構成としても良い。
【0031】引出部150は、加入者保安器用キャビネ
ット100の下方に設けられており、左右に2箇所配置
されて、光ケーブル心線10及び保安器ユニット30の
配線32の内外の連通を可能としている。1つの引出部
150は、下面部143に設けられてた引出用溝151
と、保安器ユニット30の配線32を連通させる2箇所
の連通穴156と、光ケーブル心線を連通させる連通穴
157とを有している。光ケーブル心線10や保安器ユ
ニット30の配線32は、それぞれ保護部材154を介
して引き出される(引き込まれる)。そして、ねじ15
3で雌ねじ部155に取り付けられるブロック152で
固定されるようになっている。なお、内部の機密性が損
なわれることを防止するために、使用されない連通穴に
は適切な手段で、機密性の保持が施される。また、光ケ
ーブル心線10を複数回線使用する場合には、本数に適
合した保護部材が使用される。
【0032】装着部170は、キャビネット本体140
にカバー体141を装着するために設けられている。キ
ャビネット本体140には、側面部144の両外側に圧
接片部171が設けられており、カバー体141の側片
部172の内側に圧接して保持される。そして、カバー
体141に設けられた位置決め凹部174が、キャビネ
ット本体140に設けられた位置決め凸部173に嵌合
して、カバー体141の位置決めがなされる。このよう
に加入者保安器用キャビネット100においては、カバ
ー体141がキャビネット本体140に装着されること
で閉塞され、内部に配置された各種部材が保護される。
そのため、略密閉状態が保たれ、保安器ユニット30や
成端手段20等が風雨にさらされることなく、安定した
状態で保持できる。
【0033】なお、上述の実施の形態(1)の構成で
は、キャビネット本体140側に、光ケーブル心線10
の成端処理部分を配置するように構成しているが、カバ
ー体141側に配置するよう構成しても良い。
【0034】以上のように構成された加入者保安器用キ
ャビネット100を用いて、保安器ユニット30と光ケ
ーブル心線10の成端処理をそれぞれ1回線分収容させ
る場合の取り付け方法について説明する。なお、以下の
手順は一例であり、その他の手順で行ってもよいことは
言うまでもない。
【0035】まず、キャビネット本体140を、固定面
161の取付穴162を介してねじ163で壁面40に
ねじ止め固定する。
【0036】次に、取付部130において、接地板13
1を嵌入穴133に嵌め込み、さらに接地用部材135
を通して挿入された接地用ケーブル(図示されていな
い)をねじ134で接続する。そして、保安器ユニット
30を、接地板131の雌ねじ部132にねじ31でね
じ止め固定し、同時に接地する。
【0037】次に、キャビネット本体140の嵌合凹部
127に、巻き取り部材120の嵌合凸部126を合わ
せて嵌め込む。
【0038】次に、保安器ユニット30の配線32を、
保護部材154を介してそれぞれ連通穴156に通す。
また、一方の光ケーブル心線10を、引出用溝151に
通した後、保護部材154を介して連通穴157に通
す。そして、ブロック152をキャビネット本体140
の雌ねじ部155にねじ153によってねじ止めし、光
ケーブル心線10及び配線32の抜け止めを行う。使用
されない連通穴には、適切な方法で機密性の保持を行
う。
【0039】次に、光ケーブル心線10の余長部分11
を巻き取り部材120に巻回する。巻き取り部材120
は、外周突起122と内周突起123によって適度なス
ペースが確保されているため、そのスペースに光ケーブ
ル心線10の余長部分11を落とし込むようにして巻回
することにより、その余長部分11に無理な力を加える
ことなく巻回処理が行われる。そして、巻き取り部材1
20に巻回された光ケーブル心線10の余長部分11
は、外周突起122と内周突起123によって保護され
た状態で収容される。
【0040】次に、光ケーブル心線10の余長部分11
の端部をコネクタ22側に装着する。コネクタ21側に
は、他方の光ケーブル心線10の一端を装着し、他端は
上述と同様に残った引出部150の連通穴157から外
部に引き出す。これらコネクタ21、22をアダプタ2
3に装着し、光ケーブル心線10の成端を行う。そし
て、アダプタ23のプレート部24を支持部110の嵌
入穴112に差し込む。これによりアダプタ23の固定
が完了する。
【0041】次に、カバー体141をキャビネット本体
140に装着する。装着部170では、圧接片部171
が側片部172の内側に保持されるとともに、位置決め
凸部173が位置決め凹部174に嵌め込まれること
で、カバー体141の位置決めがなされる。これにより
取り付けが完了する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の加入者保安器用
キャビネットは、メタル通信線の保安器ユニットと光ケ
ーブル心線の成端処理の両方を収容し、一体化させて同
一の部位に取り付けることができるため、取り付けスペ
ースの確保を容易にするとともに、外壁への取付穴を減
らすことができるという優れた効果を有している。
【0043】また、キャビネット本体とカバー体で閉塞
することで、内部を保護するだけでなく、美観を向上さ
せてスッキリ感を与えることができる。
【0044】また、加入者保安器と光ケーブル心線の成
端処理は、いずれも1回線分用と2回線分用のどちらで
も兼用ができるよう構成されているため、キャビネット
の製造コストを削減することができる。
【0045】さらに、巻き取り部材は、光ケーブル心線
の成端処理が必要となった時点で後付けすることができ
るとともに、その取り付け作業もきわめて容易に行える
という優れた特徴を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)での取り付け例の斜
視図である。
【図2】本発明の実施の形態(1)での取り付け例の分
解図である。
【図3】本発明の実施の形態(1)でのその他の取り付
け例の分解図である。
【符号の説明】
10 光ケーブル心線 20 成端手段 30 保安器ユニット 40 壁面 100 加入者保安器用キャビネット 110 支持部 120 巻き取り部材 130 取付部 140 キャビネット本体 150 引出部 160 固定部 170 装着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 CA37 CA38 4E352 AA08 BB02 CC02 DD02 DD05 DR07 DR19 DR23 FF06 FF09 GG12 5C064 BA01 BC14 EA01 EA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタル通信線の屋外配線と加入者側の配
    線との接続部に保安器ユニットを取り付けるための加入
    者保安器用キャビネットであって、キャビネット本体と
    このキャビネット本体に装着されるカバー体とが備えら
    れ、キャビネット本体の内側には、保安器ユニットを取
    り付けるための取付部と、光ケーブル心線の屋外配線と
    加入者側の配線との成端手段を取り付けるための支持部
    と、光ケーブル心線の余長部分を上記取付部を囲むよう
    に巻き取る巻き取り部材とが配置され、巻き取り部材と
    保安器ユニットは着脱自在に設けられることを特徴とす
    る加入者保安器用キャビネット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の加入者保安器用キャビネ
    ットにおいて、巻き取り部材は、キャビネット本体もし
    くはカバー体のいずれか一方と、雌雄嵌合し位置決めさ
    れることを特徴とする加入者保安器用キャビネット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の加入者保安器用
    キャビネットにおいて、取付部は、保安器ユニットが2
    回線分取り付けできる広さを有し、保安器ユニットの1
    回線分または2回線分を選択して取り付けることができ
    る加入者保安器用キャビネット。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の加入
    者保安器用キャビネットにおいて、取付部には、一方に
    保安器ユニットがねじ止め固定され他方に接地のための
    接続がなされる接地板が配置され、保安器ユニットは接
    地板へ取り付けされることによって接地されることを特
    徴とする加入者保安器用キャビネット。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の加入
    者保安器用キャビネットにおいて、支持部は複数箇所設
    けられることを特徴とする加入者保安器用キャビネッ
    ト。
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