JP2573977Y2 - ガス調理器 - Google Patents
ガス調理器Info
- Publication number
- JP2573977Y2 JP2573977Y2 JP1993025293U JP2529393U JP2573977Y2 JP 2573977 Y2 JP2573977 Y2 JP 2573977Y2 JP 1993025293 U JP1993025293 U JP 1993025293U JP 2529393 U JP2529393 U JP 2529393U JP 2573977 Y2 JP2573977 Y2 JP 2573977Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- cooking
- burner
- burners
- gas
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はガス調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、魚焼き料理をする場合には、
一般にガステーブルコンロの中央部に設けられるグリル
が使用される。こうしたグリルには調理物(魚等)を加
熱する為に、調理庫上部の両側にバーナを備えるが、最
近では調理物の表面だけでなく裏面も同時に焼く為に、
調理庫の下部両側にも下火バーナを設けたものが知られ
ている。いわゆる両面焼グリルである。その両面焼グリ
ルにおける下火バーナは、例えば図5,6に示す様に、
上調理庫20の調理網18の下方の下調理庫19の両側
部に対向した一対のバーナ50,51から構成される。
そのバーナ50,51にそれぞれ設けられた複数の炎口
52,53は、燃焼ガスの噴出方向が左右対称となって
いる。また、その炎口52,53は同じ形状で燃焼ガス
の噴出能力も同じ状態で設定されている。
一般にガステーブルコンロの中央部に設けられるグリル
が使用される。こうしたグリルには調理物(魚等)を加
熱する為に、調理庫上部の両側にバーナを備えるが、最
近では調理物の表面だけでなく裏面も同時に焼く為に、
調理庫の下部両側にも下火バーナを設けたものが知られ
ている。いわゆる両面焼グリルである。その両面焼グリ
ルにおける下火バーナは、例えば図5,6に示す様に、
上調理庫20の調理網18の下方の下調理庫19の両側
部に対向した一対のバーナ50,51から構成される。
そのバーナ50,51にそれぞれ設けられた複数の炎口
52,53は、燃焼ガスの噴出方向が左右対称となって
いる。また、その炎口52,53は同じ形状で燃焼ガス
の噴出能力も同じ状態で設定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、その炎口5
2,53より形成される火炎FL5,FR5は、図5に
示すように中央部分にて向かい合うこととなり、燃焼に
より生じた互いの熱気流が押し合ってしまって、火炎F
L5,FR5が中央部まで安定して届きにくかった。そ
のため調理網18上の調理物A1,A2,A3,A4
は、特に中央部付近にてうまく焼くことができず、例え
ば両側の調理物A1,A4は良好に調理できるのに中央
に近い調理物A2,A3は調理ができない事があった。
2,53より形成される火炎FL5,FR5は、図5に
示すように中央部分にて向かい合うこととなり、燃焼に
より生じた互いの熱気流が押し合ってしまって、火炎F
L5,FR5が中央部まで安定して届きにくかった。そ
のため調理網18上の調理物A1,A2,A3,A4
は、特に中央部付近にてうまく焼くことができず、例え
ば両側の調理物A1,A4は良好に調理できるのに中央
に近い調理物A2,A3は調理ができない事があった。
【0004】一方、図4に示す様にバーナ40,41の
燃焼ガスの噴出速度を下げて火炎FL4,FR4を短く
し熱気流の押し合いを減らす様にすると、今度は火炎F
L4,FR4は安定しても中央部にまで火炎FL4,F
R4が届かず温度が上がらなかった。その為、中央部付
近の調理物A2,A3はいつまでたっても充分焼けなか
った。即ち、下調理庫19の中央部付近では、燃焼ガス
の噴出速度を上げれば熱気流の押し合いが起こってうま
く焼けず、逆に燃焼ガスの噴出速度を下げれば温度が上
がらず、何れにしても充分に焼けないという問題があっ
た。このため焼きむらが生じてしまい、使用者は調理途
中で調理物の位置換えをする必要があり、使い勝手が悪
かった。本考案は上記課題を解決し、焼きむらを低減す
ることを目的とする。
燃焼ガスの噴出速度を下げて火炎FL4,FR4を短く
し熱気流の押し合いを減らす様にすると、今度は火炎F
L4,FR4は安定しても中央部にまで火炎FL4,F
R4が届かず温度が上がらなかった。その為、中央部付
近の調理物A2,A3はいつまでたっても充分焼けなか
った。即ち、下調理庫19の中央部付近では、燃焼ガス
の噴出速度を上げれば熱気流の押し合いが起こってうま
く焼けず、逆に燃焼ガスの噴出速度を下げれば温度が上
がらず、何れにしても充分に焼けないという問題があっ
た。このため焼きむらが生じてしまい、使用者は調理途
中で調理物の位置換えをする必要があり、使い勝手が悪
かった。本考案は上記課題を解決し、焼きむらを低減す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案の第1のガス調理器は、調理庫内に調理網を水平
に設け、該調理網の下側から調理物を加熱する一対の下
火バーナを該調理庫下部の両側に沿って備えたガス調理
器において、上記それぞれの下火バーナは、複数の炎口
を直線上に配列した炎口形成面を上記調理庫の中央側に
向けて向かい合うと共に、一方の下火バーナの炎口中心
軸と他方の下火バーナの炎口中心軸とが鉛直方向から見
てずれていることを要旨とする。また、本考案の第2の
ガス調理器は、調理庫内に調理網を水平に設け、該調理
網の下側から調理物を加熱する一対の下火バーナを該調
理庫下部の両側に沿って備えたガス調理器において、上
記それぞれの下火バーナは、ガス噴出能力の異なる大小
の炎口を交互に直線上に配列した炎口形成面を上記調理
庫の中央側に向けて向かい合うと共に、互いに向かい合
う炎口はガス噴出能力に差がつけられていることを要旨
とする。
本考案の第1のガス調理器は、調理庫内に調理網を水平
に設け、該調理網の下側から調理物を加熱する一対の下
火バーナを該調理庫下部の両側に沿って備えたガス調理
器において、上記それぞれの下火バーナは、複数の炎口
を直線上に配列した炎口形成面を上記調理庫の中央側に
向けて向かい合うと共に、一方の下火バーナの炎口中心
軸と他方の下火バーナの炎口中心軸とが鉛直方向から見
てずれていることを要旨とする。また、本考案の第2の
ガス調理器は、調理庫内に調理網を水平に設け、該調理
網の下側から調理物を加熱する一対の下火バーナを該調
理庫下部の両側に沿って備えたガス調理器において、上
記それぞれの下火バーナは、ガス噴出能力の異なる大小
の炎口を交互に直線上に配列した炎口形成面を上記調理
庫の中央側に向けて向かい合うと共に、互いに向かい合
う炎口はガス噴出能力に差がつけられていることを要旨
とする。
【0006】
【作用】上記構成を有する本考案の第1のガス調理器
は、左右のバーナの炎口中心軸を互いにずらしているた
め、火炎から生ずる熱気流の押し合い干渉が少なくな
る。このため、下調理庫の火炎を長くすることができ調
理庫中央部付近の温度が上昇して温度分布よくなる。ま
た、本考案の第2のガス調理器では、左右のバーナの向
かい合う炎口のガス噴出能力に差をつけ、バーナの炎口
形成面上ではガス噴出能力を大,小交互に配列している
ため、火炎から生ずる各々の熱気流の押し合う部分が、
一直線上に生じることがなく千鳥状になるので、調理庫
中央部付近の温度が上昇して温度分布がよくなる。その
結果、調理庫の広範囲にわたって焼きむらの無い安定し
た調理が可能となる。
は、左右のバーナの炎口中心軸を互いにずらしているた
め、火炎から生ずる熱気流の押し合い干渉が少なくな
る。このため、下調理庫の火炎を長くすることができ調
理庫中央部付近の温度が上昇して温度分布よくなる。ま
た、本考案の第2のガス調理器では、左右のバーナの向
かい合う炎口のガス噴出能力に差をつけ、バーナの炎口
形成面上ではガス噴出能力を大,小交互に配列している
ため、火炎から生ずる各々の熱気流の押し合う部分が、
一直線上に生じることがなく千鳥状になるので、調理庫
中央部付近の温度が上昇して温度分布がよくなる。その
結果、調理庫の広範囲にわたって焼きむらの無い安定し
た調理が可能となる。
【0007】
【実施例】以上説明した本考案の構成・作用を一層明確
にするために、以下、本考案のガス調理器の好適な実施
例について説明する。図1は第1実施例としてのテーブ
ルコンロのグリルの概略構成図である。図2はその下火
バーナの平面図である。なお、本実施例のグリルは、上
部にもバーナを備えた両面焼きタイプであるが、この上
部バーナについては本考案のポイントでないため、図示
説明を省略する。グリルは調理網18を中央に、その下
方に下調理庫19が、その上方に上調理庫20が設けら
れる。下調理庫19の両側には向かい合う一対の下火バ
ーナ10,11(以下、単にバーナ10,11と呼ぶ)
が配置され、下調理庫19には燃焼用空気の吸気口1
6,17が、上調理庫20には燃焼したガスの排気口1
5があけられる。向かい合うそれぞれのバーナ10,1
1に複数の炎口12,13が設けられる。下調理庫19
を鉛直方向から見ると例えば図2に示す様に、炎口12
と炎口13の燃焼ガスを噴出する中心軸(以下炎口の軸
と呼ぶ)は互いに向かい合ってはいるが同一鉛直面上に
なく、互いに食い違いになっている。即ち、バーナ10
のバーナ11に向かい合った側面に一定のピッチで炎口
12が設けられ、一方バーナ11には同様にバーナ10
に向かい合った側面に同じピッチにて炎口13が設けら
れるのであるが、炎口12と炎口12の軸のちょうど中
間に炎口13の軸があり、炎口13と炎口13の軸の中
間に炎口12の軸がくるような位置関係になっている。
また、互いの炎口の軸は、正面から見ると例えば図1に
示す様に、水平より少し下に向かい合った状態で対称に
なっている。
にするために、以下、本考案のガス調理器の好適な実施
例について説明する。図1は第1実施例としてのテーブ
ルコンロのグリルの概略構成図である。図2はその下火
バーナの平面図である。なお、本実施例のグリルは、上
部にもバーナを備えた両面焼きタイプであるが、この上
部バーナについては本考案のポイントでないため、図示
説明を省略する。グリルは調理網18を中央に、その下
方に下調理庫19が、その上方に上調理庫20が設けら
れる。下調理庫19の両側には向かい合う一対の下火バ
ーナ10,11(以下、単にバーナ10,11と呼ぶ)
が配置され、下調理庫19には燃焼用空気の吸気口1
6,17が、上調理庫20には燃焼したガスの排気口1
5があけられる。向かい合うそれぞれのバーナ10,1
1に複数の炎口12,13が設けられる。下調理庫19
を鉛直方向から見ると例えば図2に示す様に、炎口12
と炎口13の燃焼ガスを噴出する中心軸(以下炎口の軸
と呼ぶ)は互いに向かい合ってはいるが同一鉛直面上に
なく、互いに食い違いになっている。即ち、バーナ10
のバーナ11に向かい合った側面に一定のピッチで炎口
12が設けられ、一方バーナ11には同様にバーナ10
に向かい合った側面に同じピッチにて炎口13が設けら
れるのであるが、炎口12と炎口12の軸のちょうど中
間に炎口13の軸があり、炎口13と炎口13の軸の中
間に炎口12の軸がくるような位置関係になっている。
また、互いの炎口の軸は、正面から見ると例えば図1に
示す様に、水平より少し下に向かい合った状態で対称に
なっている。
【0008】これによれば、向かい合った火炎FL,F
Rから生じる熱気流の押し合いは、例えば図2に示す様
に、火炎FLの先端が火炎FRと火炎FRの間に入り込
む様に位置しており、同様に火炎FRは火炎FLの間に
なっているため、大変少なくなる。そのため、燃焼ガス
の噴出速度を上げて火炎FL,FRが互いに交差すると
ころまで安定して火炎FL,FRの長さを伸ばすことが
出来る。その結果、火炎FL,FRの長さが伸びたこと
によって下調理庫19の中央部付近の温度上昇も充分と
なり、なおかつ熱気流の押し合いも少ないため上調理庫
20の温度分布が均一となる。従って本実施例のテーブ
ルコンロのグリルは、調理網18上の調理物A1,A
2,A3,A4のどれもが均一な温度となり、広範囲に
わたってムラのない調理が可能である。
Rから生じる熱気流の押し合いは、例えば図2に示す様
に、火炎FLの先端が火炎FRと火炎FRの間に入り込
む様に位置しており、同様に火炎FRは火炎FLの間に
なっているため、大変少なくなる。そのため、燃焼ガス
の噴出速度を上げて火炎FL,FRが互いに交差すると
ころまで安定して火炎FL,FRの長さを伸ばすことが
出来る。その結果、火炎FL,FRの長さが伸びたこと
によって下調理庫19の中央部付近の温度上昇も充分と
なり、なおかつ熱気流の押し合いも少ないため上調理庫
20の温度分布が均一となる。従って本実施例のテーブ
ルコンロのグリルは、調理網18上の調理物A1,A
2,A3,A4のどれもが均一な温度となり、広範囲に
わたってムラのない調理が可能である。
【0009】次に第2実施例としてのテーブルコンロの
グリルを図3を用いて説明する。なお、第2実施例はバ
ーナの炎口の構成のみが第1実施例と異なるのでグリル
の構成の説明は省略する。下調理庫19を鉛直方向から
見ると例えば図3に示す様に、向かい合った一対のバー
ナ30,31に複数の炎口32,33が設けられ、炎口
32,33の燃焼ガスを噴出する中心軸(以下前例と同
様に炎口の軸と呼ぶ)は同一鉛直面上にある。即ち、バ
ーナ30にはバーナ31に向かい合った側面に一定のピ
ッチで炎口32が設けられ、一方バーナ31にも同様に
バーナ30に向かい合った側面に同じピッチにて炎口3
3が設けられ、互いの炎口の軸は鉛直方向から見れば前
述した様に同一であり、また、正面から見れば、水平よ
り少し下に角度がついて向かい合った状態になってい
る。
グリルを図3を用いて説明する。なお、第2実施例はバ
ーナの炎口の構成のみが第1実施例と異なるのでグリル
の構成の説明は省略する。下調理庫19を鉛直方向から
見ると例えば図3に示す様に、向かい合った一対のバー
ナ30,31に複数の炎口32,33が設けられ、炎口
32,33の燃焼ガスを噴出する中心軸(以下前例と同
様に炎口の軸と呼ぶ)は同一鉛直面上にある。即ち、バ
ーナ30にはバーナ31に向かい合った側面に一定のピ
ッチで炎口32が設けられ、一方バーナ31にも同様に
バーナ30に向かい合った側面に同じピッチにて炎口3
3が設けられ、互いの炎口の軸は鉛直方向から見れば前
述した様に同一であり、また、正面から見れば、水平よ
り少し下に角度がついて向かい合った状態になってい
る。
【0010】向かい合った炎口の大きさは、大と小の組
み合わせとなっており、バーナ30,31には大と小の
炎口が交互に配列されている。即ち、バーナ30の炎口
32の配列が、例えばバーナのガス入口より大,小,
大,小の順番になっておれば、対するバーナ31の炎口
33の配列はバーナのガス入口より小,大,小,大の順
番になる。さらにバーナ30,31の燃焼ガスの噴出圧
力は一定に調整されるので、向かい合った火炎FL3,
FR3の大きさは、大と小の組み合わせになる。従って
燃焼によって生ずる熱気流は向かい合ったバーナ30と
バーナ31の中間位置ではなくて、火炎の小さい方にず
れて押し合うことになる。そのため調理庫全体として
は、炎口32,33の配列により熱気流の押し合う部分
が一直線にはならず千鳥状に生成されるので、中央の広
い部分の火炎の温度上昇が充分となり、さらに温度分布
が均一となる。なぜなら、この配列によれば、熱気流の
押し合う部分に火炎が形成されなくとも、すぐ隣の炎口
の軸上に必ず火炎が形成されているため、その火炎の熱
により温度上昇するからである。従って、第2実施例の
ガステーブルコンロのグリルも、第1実施例の場合と同
じく、調理網18上の調理物A1,A2,A3,A4の
どれもが均一な温度となり、広範囲にわたってムラのな
い調理が可能である。以上本考案の実施例を説明した
が、本考案はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、様々な態様で実施し得ることは勿論である。例え
ば、燃焼室と調理網よりなり調理庫が開放となっている
いわゆる焼物器等においても実施可能である。
み合わせとなっており、バーナ30,31には大と小の
炎口が交互に配列されている。即ち、バーナ30の炎口
32の配列が、例えばバーナのガス入口より大,小,
大,小の順番になっておれば、対するバーナ31の炎口
33の配列はバーナのガス入口より小,大,小,大の順
番になる。さらにバーナ30,31の燃焼ガスの噴出圧
力は一定に調整されるので、向かい合った火炎FL3,
FR3の大きさは、大と小の組み合わせになる。従って
燃焼によって生ずる熱気流は向かい合ったバーナ30と
バーナ31の中間位置ではなくて、火炎の小さい方にず
れて押し合うことになる。そのため調理庫全体として
は、炎口32,33の配列により熱気流の押し合う部分
が一直線にはならず千鳥状に生成されるので、中央の広
い部分の火炎の温度上昇が充分となり、さらに温度分布
が均一となる。なぜなら、この配列によれば、熱気流の
押し合う部分に火炎が形成されなくとも、すぐ隣の炎口
の軸上に必ず火炎が形成されているため、その火炎の熱
により温度上昇するからである。従って、第2実施例の
ガステーブルコンロのグリルも、第1実施例の場合と同
じく、調理網18上の調理物A1,A2,A3,A4の
どれもが均一な温度となり、広範囲にわたってムラのな
い調理が可能である。以上本考案の実施例を説明した
が、本考案はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、様々な態様で実施し得ることは勿論である。例え
ば、燃焼室と調理網よりなり調理庫が開放となっている
いわゆる焼物器等においても実施可能である。
【0011】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の第1のガス
調理器は、左右の下火バーナの火炎から生ずる熱気流の
押し合いを少なくすることにより、下火バーナの火炎が
調理庫中央付近まで届くようになり、調理庫全体にわた
り温度分布をよくすることができる。また、第2のガス
調理器では、左右の下火バーナの向かい合う炎口におい
てガス噴出能力に差をつけ、下火バーナの炎口形成面上
でガス噴出能力が大小交互に配列されているため、火炎
から生ずる熱気流の押し合い部分が一直線上にならず千
鳥状に生じることになり、調理庫中央部付近の温度が上
昇し温度分布がよくなる。その結果、調理庫の広範囲に
わたってムラの無い調理ができるため、使用者は調理途
中で調理物の位置換えをする必要がなく、たいへん使い
勝手がよいという優れた効果を奏する。
調理器は、左右の下火バーナの火炎から生ずる熱気流の
押し合いを少なくすることにより、下火バーナの火炎が
調理庫中央付近まで届くようになり、調理庫全体にわた
り温度分布をよくすることができる。また、第2のガス
調理器では、左右の下火バーナの向かい合う炎口におい
てガス噴出能力に差をつけ、下火バーナの炎口形成面上
でガス噴出能力が大小交互に配列されているため、火炎
から生ずる熱気流の押し合い部分が一直線上にならず千
鳥状に生じることになり、調理庫中央部付近の温度が上
昇し温度分布がよくなる。その結果、調理庫の広範囲に
わたってムラの無い調理ができるため、使用者は調理途
中で調理物の位置換えをする必要がなく、たいへん使い
勝手がよいという優れた効果を奏する。
【0012】
【図1】第1実施例としてのガス調理器(グリル)の概
略構成図(正面図)である。
略構成図(正面図)である。
【図2】第1実施例としての下火バーナの概略構成図
(平面図)である。
(平面図)である。
【図3】第2実施例としての下火バーナの概略構成図
(平面図)である。
(平面図)である。
【図4】従来の下火バーナの概略構成図(平面図)の第
1例である。
1例である。
【図5】従来のガス調理器(グリル)の第2例としての
概略構成図(正面図)である。
概略構成図(正面図)である。
【図6】従来の下火バーナの第2例としての概略構成図
(平面図)である。
(平面図)である。
10,11,30,31,40,41,50,51…バ
ーナ、12,13,32,33,52,53…炎口、
FL,FR…火炎、18…調理網、 19…下調理庫、
20…上調理庫、 15…排気口。
ーナ、12,13,32,33,52,53…炎口、
FL,FR…火炎、18…調理網、 19…下調理庫、
20…上調理庫、 15…排気口。
Claims (2)
- 【請求項1】 調理庫内に調理網を水平に設け、該調理
網の下側から調理物を加熱する一対の下火バーナを該調
理庫下部の両側に沿って備えたガス調理器において、上
記それぞれの下火バーナは、複数の炎口を直線上に配列
した炎口形成面を上記調理庫の中央側に向けて向かい合
うと共に、一方の下火バーナの炎口中心軸と他方の下火
バーナの炎口中心軸とが鉛直方向から見てずれているこ
とを特徴とするガス調理器。 - 【請求項2】 調理庫内に調理網を水平に設け、該調理
網の下側から調理物を加熱する一対の下火バーナを該調
理庫下部の両側に沿って備えたガス調理器において、上
記それぞれの下火バーナは、ガス噴出能力の異なる大小
の炎口を交互に直線上に配列した炎口形成面を上記調理
庫の中央側に向けて向かい合うと共に、互いに向かい合
う炎口はガス噴出能力に差がつけられていることを特徴
とするガス調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025293U JP2573977Y2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | ガス調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025293U JP2573977Y2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | ガス調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679433U JPH0679433U (ja) | 1994-11-08 |
JP2573977Y2 true JP2573977Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=12161976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025293U Expired - Lifetime JP2573977Y2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | ガス調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573977Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP1993025293U patent/JP2573977Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0679433U (ja) | 1994-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
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EXPY | Cancellation because of completion of term |