JP2573942Y2 - 常時開放型バルブ駆動機構 - Google Patents

常時開放型バルブ駆動機構

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JP2573942Y2
JP2573942Y2 JP1993029521U JP2952193U JP2573942Y2 JP 2573942 Y2 JP2573942 Y2 JP 2573942Y2 JP 1993029521 U JP1993029521 U JP 1993029521U JP 2952193 U JP2952193 U JP 2952193U JP 2573942 Y2 JP2573942 Y2 JP 2573942Y2
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JP
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valve
plunger
diaphragm
solenoid
magnetic material
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JP1993029521U
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JPH0718081U (ja
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正次 大川
龍彦 古門
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Lintec Corp
Takano Co Ltd
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Lintec Corp
Takano Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多種多様な流体の質量
流量を精密に自動制御するバルブ駆動機構で、常時開放
型バルブ駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来超LSIの製造に使用される、多種
多様な流体の質量流量を精密に自動制御するバルブ駆動
機構として、特開平3−177670号(特願平1−2
96574号)のバルブ駆動機構があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このバルブ駆
動機構では、プランジャコイルに通電しない通常の状態
で、バルブ本体が流体入口を閉鎖している。即ち常時閉
鎖型バルブ駆動機構になっている。従って常時開放型と
して使用する場合には、常時プランジャコイルに通電し
ていなければならない欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記欠点を皆
無にするためになされたものであって、その特徴とする
ところは、流体の質量流量を制御するバルブとして、フ
ラットプラグバルブを用い、フラットプラグの駆動部を
高強度、高靭性な材料よりなる円環状ダイヤフラムで支
持された、軟磁性材よりなるプランジャと、プランジャ
を吸引する軟磁性材よりなる磁極を具備した、いわゆる
直進型ソレノイドで構成したバルブ駆動機構において、
スプリング17で、バルブ本体15の突出部18が、バ
ルブダイヤフラム19の中心部を押上げ、常時流体シー
ル部16を開放し、プランジャ24のガイドピン36の
下部突出部45の先端が、バルブ本体15の突出部18
に対向して、バルブダイヤフラム19の中心部に接触さ
せ、ガイドピン36が内部で滑動し得るように保持した
軟磁性材よりなる磁極27を、プランジャ24との間に
磁気空隙39が構成されるように軟磁性材よりなるヨー
ク25にねじ込み、プランジャ24のガイドピン36が
ねじ込まれた反対側でソレノイドダイヤフラム28の内
周をクランプし、ソレノイドダイヤフラム28の外周
を、軟磁性材よりなるヨーク26にクランプして構成し
たことにある。
【0005】
【作用】プランジャコイル41に通電しなければ、スプ
リング17の作用で、流体シール部16が開放されてい
て、常時開放状態にある。プランジャコイル41に通電
すれば、プランジャ24が磁極27に吸引され、ガイド
ピン36を介して、バルブダイヤフラム19を変形さ
せ、流体シール部16の間隔δが狭くなり、流体流量
が少なくなる。従ってプランジャコイル41への供給電
力を増減することにより、流体の質量流量を制御するこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下図面について詳細に説明する。図1は、
本考案の実施例を示す側断面図で、バルブ部11と駆動
部21とよりなっている。バルブ部11は、バルブ筐体
12の一方の壁に流体の入口13及び出口14を設け、
入口13からの流体流量は、PCTFE(ポリクロロフ
ルオエチレン)よりなるバルブ本体15の上下移動によ
り、流体シール部16(間隔をδとする)を開閉させ
て制御するようになっている。即ちバルブ本体15は、
フラットプラグになっている。バルブ本体15は、スプ
リング17で押上げられ、バルブ本体15の突出部18
で、バルブダイヤフラム19の中心部を押上げる構造に
なっている。バルブ筐体12、バルブダイヤフラム19
及び入、出口のパイプはすべてSUS−316(ステン
レススチール)でできていて、フッ素化合物、塩素化合
物などの腐触性気体にも安心して使用できるようにして
ある。又バルブ本体15をPCTFEで、弁座(バルブ
筐体)をSUS−316で構成することにより、パーテ
ィクルな塵埃の発生を防止している。21は、本考案の
駆動部として用いた直進型ソレノイドで、ソレノイド部
22と、軟磁性材よりなるケース23より構成される。
24は、軟磁性材よりなるプランジャ25及び26は軟
磁性材よりなるヨーク、27はプランジャ24を吸引す
る軟磁性材よりなる磁極。28は例えば、ニッケル、コ
バルト、クローム、モリブデン鋼(9%Ni、9%C
o、8%Cr、4%Mo、0.1%Al、0.4%T
i,0.01%C、残りFe)を真空中又は水素中で4
80°C5時間時効硬化処理し、高強度、高靭性とした
材料よりなる薄いソレノイドダイヤフラムで、その内周
をプランジャ24とクランプリング32で挟み、ナット
33をプランジャ24の先端ねじ部34にねじ込みクラ
ンプする。又ソレノイドダイヤフラム28の外周は、ヨ
ーク26の突出円筒部29とリング30で挟み、小ねじ
31でクランプしてある。而してプランジャ24は、中
心部に保持され、ヨーク26との間に磁気空隙35が構
成される。36は非磁性材よりなるガイドピンでプラン
ジャ24の下部にねじ込み固着し、磁極27に埋め込ま
せた軸受37内を滑動するようになっている。38はク
ランプねじで、プランジャ24と磁極27との間にでき
る磁気空隙39の空隙長δを磁極27で調整後、磁極
27をクランプする。40は絶縁材よりなるボビン、4
1はボビン40にプランジャ24を周回するように捲か
れたプランジャコイル、42はリード線である。以上で
ソレノイド部22を構成している。43は、波形ワッシ
ヤ、44はリングねじで、リングねじ44をねじ込むこ
とにより、ソレノイド部22は、波形ワッシャ43を変
形させ、ケース23内部に固定される。45はガイドピ
ン36の下部突出部、46は駆動部21の取付座、47
は取付座46の底面である。バルブ本体15は、スプリ
ング17で押上げられ、バルブ本体15の突出部18
で、バルブダイヤフラム19の中心部を押上げている
が、バルブダイヤフラム19の反対面が、取付座46の
底面47に密着している図1の状態で停止し、流体シー
ル部16の間隔はδに保持される。δは高々0.1
mm程度である。ソレノイド部22は、磁気空隙39の
空隙長δがδ>δになるように外部で調整し、ケ
ース23に挿入、リングねじ44をねじ込むことによ
り、波形ワッシャ43を変形させ、ガイドピン36の下
部突出部45の先端がバルブダイヤフラム19の中心部
に接触した位置に固定する。図1はこの状態を図示して
ある。
【0007】
【考案の効果】以上図面について詳細に説明したが、本
考案によるバルブ駆動機構では、プランジャコイル41
に通電しない通常の状態では流体シール部16は常にδ
の間隔で開放している。従って常時開放型として作用
する効果がある。プランジャコイル41に通電すれば、
プランジャ24が磁極27に吸引され、ガイドピン36
を介して、バルブダイヤフラム19を変形させ、流体シ
ール部16の間隔δが狭くなるように作用し、プラン
ジャコイル41への供給電力を増減することにより、流
体の質量流量を制御する効果があり、又δ>δに調
整されているから、プランジャコイル41への供給電力
をある程度以上供給すれば、δは零となり、流体の流
量を遮断する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図
【符号の説明】
11 バルブ部 15 バルブ本体 16 流体シール部 17 スプリング 19 バルブダイヤフラム 21 駆動部 22 ソレノイド部 23 ケース 24 プランジャ 25、26 ヨーク 27 磁極 28 ソレノイドダイヤフラム 35、39 磁気空隙 36 ガイドピン 41 プランジャコイル 43 波形ワッシャ 44 リングねじ 47 取付座46の底面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−177670(JP,A) 特開 平4−366077(JP,A) 特公 昭62−25908(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の質量流量を制御するバルブとし
    て、フラットプラグバルブを用い、フラットプラグの駆
    動部を高強度、高靭性な材質よりなる円環状ダイヤフラ
    ムで支持された、軟磁性材よりなるプランジャと、プラ
    ンジャを吸引する軟磁性材よりなる磁極を具備した、い
    わゆる直進型ソレノイドで構成したバルブ駆動機構にお
    いて、スプリング17で、バルブ本体15の突出部18
    が、バルブダイヤフラム19の中心部を押上げ、常時流
    体シール部16を開放し、プランジャ24のガイドピン
    36の下部突出部45の先端が、バルブ本体15の突出
    部18に対向して、バルブダイヤフラム19の中心部に
    接触させ、ガイドピン36が内部で滑動し得るように保
    持した軟磁性材よりなる磁極27を、プランジャ24と
    の間に磁気空隙39が構成されるように軟磁性材よりな
    るヨーク25にねじ込み、プランジャ24のガイドピン
    36がねじ込まれた反対側でソレノイドダイヤフラム2
    8の内周をクランプし、ソレノイドダイヤフラム28の
    外周を軟磁性材よりなるヨーク26にクランプして構成
    したことを特徴とする常時開放型バルブ駆動機構。
JP1993029521U 1993-04-22 1993-04-22 常時開放型バルブ駆動機構 Expired - Lifetime JP2573942Y2 (ja)

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JPH0718081U JPH0718081U (ja) 1995-03-31
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JP2553398B2 (ja) * 1989-11-14 1996-11-13 タカノ株式会社 バルブ駆動機構
JPH04366077A (ja) * 1991-06-13 1992-12-17 Nippon M K S Kk 制御弁

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